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地域連携センタ―の新着情報一覧

2022年の地域連携センタ―の新着情報一覧

2022.11.09

明日香村で、屋外の居場所づくりとオリジナルグッズをプロデュース!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

人間環境デザイン学科では、「日本のはじまりの地」とも称される奈良県明日香村とまちづくりをはじめとする、さまざまな取り組みを進めています。今回は、陳建中准教授のゼミでの「居場所づくり」と「明日香村グッズ制作」についてご紹介します! 「明日香村国際サマーワークショップ」が開催された2019年、陳ゼミでは2・3回生合同「プロジェクトゼミ」で岡地区で街並みに馴染む憩いの場づくりに取り組み、2021年には「水路居場所」が完成しました。   ▼「明日香村の水路居場所」現地の様子     その後、明日香村役場の方から「バス停で待っている時の居場所がない」という声を受けて、山口剛人さんが卒業制作で岡寺前バス停に「貫縁台(ぬきえんだい)」を制作。さらにその貫縁台に後輩ゼミ生が「貫店棚」を新たに追加し、2022年3月に設置しました。   ▼設置前     ▼「貫縁台」設置後の様子     ▼向かって左側に「貫店棚」を追加で設置         2022年度は「休憩するだけでなく、遊んだり、見たりすることで人との交流にもつながり、明日香村の地域活性化に貢献できるように」と、3回生が「KIO x ASUKA GOODS(明日香村グッズ)」を企画・制作。2022年7月にはグッズを「貫店棚」に設置することができました。     今後明日香村に訪れる際は、ぜひ「KIO x ASUKA GOODS」に触れたり、遊んだりしてくださると光栄です。また、利用状況のアンケート調査も実施しておりますので、ご協力よろしくお願いいたします。 グッズ紹介     飛鳥の石積み木 (設計者:3回生 石田風歌) まず1つ目は、「飛鳥の石積み木」です。石明日香村の石舞台や亀石を始めとする石の造形物から着想を得たもので、積み木一つ一つを石に見立てました。普通の積み木とは違い、ランダムな多角面の形をしているため、積み上げるのが難しくなっています。     岡寺コースター (設計者:3回生 櫻井香織) 2つ目は、「岡寺コースター」です。岡寺では、ゴールデンウイーク限定で境内にある池に奉納された天笠牡丹(ダリア)を浮かべ、ご参拝の方をお迎えします。花の池にある鉢と天笠牡丹をイメージしてつくりました。       飛鳥スタンプ (設計者:3回生 藤原彩那) 3つ目は「飛鳥スタンプ」です。明日香村を代表している飛鳥のイメージをモチーフに考えました。持ち手部分は明日香村の桧を使用しており、明日香村に訪れた記念として、ノートなどにスタンプを押して楽しんでいただけます。また、手紙やハガキのフレームとして、ご自由にスタンプを組み合わせることで世界に一つだけのデザインをつくることもできます。       飛鳥パズル (設計者:3回生 靏見綾乃) 4つ目は、「飛鳥パズル」です。このパズルは全ピースが鳥の形をしており、空を飛んでいる鳥や、止まっている鳥など、様々な形をしているので、ぜひピース一つ一つに注目して見てみてください。明日香の枕詞である飛ぶ鳥から飛鳥パズルと名づけました。         今回の活動を通して、明日香村の美しい町並みや自然豊かな風景はもちろんですが、実際に住む方たちのお話を伺うことで、町の人達の温かさも感じることができました。今後は、どのような使われ方をしているのかを調査し、明日香村の屋外居場所について学びを深めていければと思います。   最後に、この活動は多くの方の協力のもと成り立つことができました。明日香村の役場の担当の方々、一部の木材を提供して頂いた久住林業の方、レーザー加工をしてくださった前田木材工業の方、いつも丁寧に指導してくださる先生方、この場をお借りして深く感謝申し上げます。ありがとうございました。     【追記】 2つ目に紹介した「岡寺コースター」について、岡寺前バス停の近くにある「ラ ヴィーユ~都~」というカフェに使っていただくことができました。       「岡寺コースター」は明日香村産の桧材で、レーザーカッターで彫刻されました。ゼミ生は仕上げとして、焦げて黒くなった部分を綺麗に磨きました。そして、2022年9月に「岡寺コースター」を渡しに行って、本当にありがたいことに使っていただくことになりました。「ラ ヴィーユ~都~」は岡寺のダリア模様の内装があり、「岡寺コースター」でより岡寺のイメージが溢れる店になったかなと思いました。   ▼「岡寺コースター」の仕上げ       明日香村の岡寺前バス停に畿央生が制作した「KIO x ASUKA GOODS(明日香村グッズ)」を展示しています。是非ご利用ください!     人間環境デザイン学科 3回生 靏見綾乃・櫻井香織       【関連記事】 明日香村国際サマーワークショップ2019を開催!vol.7~人間環境デザイン学科 今年も畿央大学付属広陵こども園の子どもが使うスツールを製作!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 畿央大学付属広陵こども園の園児のためのスツール(椅子)完成!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を開催!~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」 神戸ファッション美術館で「宝塚歌劇」の衣装を体感!~人間環境デザイン学科「服飾史」 「アパレル構成実習Ⅲ」授業レポート~人間環境デザイン学科    

2022.11.03

【人間環境デザイン学科×河合町】少子高齢化時代における郊外駅前のリ・デザインを提案!~ランドスケープ演習

人間環境デザイン学科3回生対象で、非常勤講師の松下岳生先生が担当している「ランドスケープ演習」は、「ランドスケープデザインとは何か」という基本的な知識を身につけ、関連領域を含めたこれからの屋外空間のあり方を学ぶことを目的としています。2022年度後期は、9月28日(水)に畿央大学と包括連携協定を締結した河合町の地域課題解決につながる提案を学生が授業内で実施することとなりました。 5週目の授業にあたる10月31日(月)には、河合町が現在どのような課題を抱えているのかを実際に現地を訪れ、役場の方々に解説いただくことで理解を深める機会を設けました。河合町役場 森嶋企画部長と岡田政策調整課長に同行いただき、河合町の人口の推移やニュータウンを含んだ町の変遷、主な駅周辺の紹介をしていただくことで、学生は河合町への理解を深めることができました。     ▼河合町総合福祉会館豆山の郷   ▼廃校となった河合第三小学校     河合町の様々な場所を訪れた後、今回のランドスケープ演習の課題エリアとなっている河合町役場と池部駅周辺の実地調査を行ないました。池部駅周辺の現状を確認するだけでなく、河合町役場敷地内にある旧豆山荘も実際に訪れ、学生はどのような郊外駅前エリアのリ・デザインが可能か思いを巡らせました。     ▼河合町役場と日本庭園   ▼河合町役場横にある池部駅   ▼河合町役場と豆山荘   今回の調査はSTEP1「敷地調査・分析」にあたり、グループで情報をまとめた後、STEP2「コンセプトやゾーニング」、STEP3「実際のリ・デザイン案の作成」と学びを深め、最終講義にあたる1月23日(月)には、河合町役場の方々にも授業に参加いただいて、講評会を実施します。   今回のランドスケープ演習の取組は、学生の実践的な学びのための授業であるだけでなく、畿央大学の地域連携事業でもあり、大学の知を地域社会に還元していくための取組でもあります。   人間環境デザイン学科では、今回のような地域とつながった実践的な学びを授業の中で多く取り込んでおり、コロナ禍では実施が困難であった学外での調査も今後行う中で、学生に社会で実際に役だつ学びを深めてもらいます。     ▼豆山荘からの風景     【関連記事】 河合町と包括連携協定の調印式を行いました。 | 畿央大学 (kio.ac.jp) 今年も畿央大学付属広陵こども園の子どもが使うスツールを製作!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 畿央大学付属広陵こども園の園児のためのスツール(椅子)完成!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を開催!~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」 神戸ファッション美術館で「宝塚歌劇」の衣装を体感!~人間環境デザイン学科「服飾史」 「アパレル構成実習Ⅲ」授業レポート~人間環境デザイン学科    

2022.10.21

今年も畿央大学付属広陵こども園の子どもが使うスツールを製作!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」

人間環境デザイン学科の1回生対象「立体表現Ⅱ」の授業では、2009年から本格的な家具づくりに取り組んでいます。昨年度からは2023年4月に開園される「畿央大学付属広陵こども園」に入園する子どもたちのために、小さなスツールを製作。子どもたちの身体のサイズにあったスツールをつくるため、脚の長さにバリエーションを持たせ、250㎜~290㎜と10㎜ずつSH(シートハイ)の寸法を変えて製作します。 初回の授業には、教育学部長の前平先生にお越しいただき、スツール作りへの思いをお話しいただきました。子ども達の成長をサポートすることができる以下の条件をふまえたスツールを学生は一人一脚、全15回の授業で製作していきます。   木の材質をそのまま活かしたシンプルなもの(子どもの好むデザイン性) バランス感覚を身につけるために背もたれのないもの 一人ひとりの子どもの身体(足の長さ)にあったもの 椅子の高さは両足が床に着く長さ(膝と股関節が横から見て90度)のもの 少々乱暴に扱っても壊れないくらいの強度と安全性を保っているもの       授業は、丹波篠山で家具作家をされている稲葉崇史先生をお招きして進めていきます。まずは、道具の使い方を学びます。授業で使用する工具の紹介をしていただきました。ほとんどの学生はのこぎりやカンナ、のみなどを使用するのは初めてなので、手本を見せてくださいました。             早速、基本デザインを参考にして、子ども達が喜んでくれるデザインを考えていきます。脚や座面の形を工夫して、設計図を書きました。座面の形をお花や動物の形にしたり、持ち運びしやすいように座面に持ち手の穴を開けたりと、いろいろなデザイン案が集まりました。             次回の授業からは、練習用木材をのこぎりで切る練習や、金具を使用せずに接合するほぞ継という方法のための「ほぞ」「ほぞ穴」を加工する練習を始めます。 スツールの完成レポートもご期待ください!   人間環境デザイン学科 助手 中井千織   【関連記事】 畿央大学付属広陵こども園の園児のためのスツール(椅子)完成!~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」 「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を開催!~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」 神戸ファッション美術館で「宝塚歌劇」の衣装を体感!~人間環境デザイン学科「服飾史」 「アパレル構成実習Ⅲ」授業レポート~人間環境デザイン学科    

2022.10.21

令和4年度 広陵町・香芝市・畿央大学 介護予防リーダー養成講座を開催しました~理学療法学科

地域における住民主体の介護予防を支え活躍する「介護予防リーダー:KEEP」の養成講座が2022年9月5日(月)から10月17日(月)にかけて実施されました。   畿央大学からは理学療法学科の私(高取)と松本准教授が講師として参加し、受講者の方々へ「高齢者の心と体」「高齢者に対する運動の基礎」をテーマに講義と実技を実施しました。   この官学連携の取り組みは畿央大学✕広陵町「KAGUYAプロジェクト」(畿央大学と地元広陵町が協働して健康づくり、まちづくりを進める取り組み)の期間を含み9年目を迎え、現在も多くの方々が地域の「通いの場」において運動指導、レクレーションによる交流を軸に活躍しておられます。     ▼KEEPは「Koryo/Kashiba Elderly Encouragement Project」の略称です     現在、国が進める地域包括ケアシステムにおける介護予防では「自助:セルフケア」「互助:助け合い」を活かした住民主体の取り組みが中心となっており、KEEPさんの活躍は多くの地域から注目を集めています。2015年には「奈良介護大賞」にも選出されました。   現在の養成カリキュラムでは講義の一部をKEEPさん自身が担うこともあり、新たな担い手の育成にも活躍されています。   ▼広陵町長、香芝市長から認定書を授与される受講者の方々         KEEPの活動は新規要介護認定率の低下にも寄与していると考えられており、今後も継続して養成講座は開催される予定です。広陵町では来年度10周年を迎えることから、協力してイベント的な取り組みで、さらに地域を盛り上げることができないか考えていければと期待しています。   今回、新たに加わった方々のご活躍を期待し、これからもリハビリテーション専門職として関わらせていただきたいと思います。また研究を通じて、住民主体の介護予防の効果に関する検証も進めていきます!   理学療法学科 高取克彦 地域リハビリテーション研究室ホームページ   【関連記事】   広陵町連携 介護予防リーダー養成講座の取り組みが「奈良介護大賞2015」に選ばれました。 介護予防リーダー養成講座3期生のフォローアップ講座を開催しました~広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」 TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.67~「広陵町・香芝市介護予防リーダー養成講座」の健康チェックに協力! 近隣のウォーカビリティが低い地域の女性は社会参加が少ないことを明らかに~広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトでの2750名の調査結果から 香芝市市政施行30周年記念事業の一環として本学教員監修の「フレイル予防体操」がリリースされました〜理学療法学科 ヘルスプロモーションセンター 

2022.09.29

河合町と包括連携協定の調印式を行いました。

畿央大学は2022年9月28日、河合町役場において「河合町・畿央大学との包括的な連携協力に関する協定書」を取り交わす調印式を行いました。     この調印式には河合町から清原和人町長、谷本昌弘議長、田中敏彦副町長、清原正泰教育長、森嶋雅也企画部長、本学から冬木正彦学長、植田政嗣健康科学部長、前平泰志教育学部長、三井田康記地域連携センター長、小野巧大学事務局長に出席いただきました。協定の趣旨について説明された後、清原町長と冬木学長が協定書に署名いたしました。     現時点では具体的な取り組みとして、 授業「ランドスケープ演習」を通した地域課題の解決につながる取組 河合町特産の大和の黒豆「KAWAI BLACK」を活用したレシピ提案 お互いの街を知り交流を深めるための「竹馬クイズラリー」 を既に行っています。 今後は河合町と畿央大学相互が人的・知的資源の交流・活用を図り、河合町におけるまちづくり、健康づくり、子育て支援や教育等の充実等多岐にわたる分野で協力し、地域社会の総合的な発展と大学の学術研究の深化に継続して努めてまいります。   河合町との包括的な連携協力は奈良市・香芝市・大和高田市・御所市・橿原市・広陵町・斑鳩町・宇陀市・田原本町に続き10市町村目となります。   【関連リンク】 自治体等との協定一覧 【広陵町×河合町】小学生を対象とした「竹馬★クイズラリー」を実施しました!~人間環境デザイン学科清水ゼミ 河合町の親子減塩教室「みんなで減塩マスターになろう!」に参加しました!~ヘルスチーム菜良~

2022.09.08

「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を開催!~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」

人間環境デザイン学科では、昨年度から2回生を対象に「フィールドワーク演習」を開講しています。実際の市町村の課題に基づき、解決につながる提案のプレゼンテーションを対象地域の皆様に行う実践的な授業です。全15回の授業を通して、地域問題を学び分析し、発表に向けた調査を行い、提案内容を検討するものです。 フィールドワーク演習の集大成として、2022年8月9日(火)に「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を奈良公園バスターミナル内のレクチャーホールにて開催しました。本学を含む計5大学(畿央大学、奈良県立大学・同志社女子大学・奈良女子大学・天理大学)の学生41名8グループが成果を発表しました。               最優秀賞と優秀賞の上位2チーム以外にも各審査員が選定し、表彰状が送られました。本学からは人間環境デザイン学科から2回生3チーム(13名)が下記テーマで発表し、受賞をはたしました。 「駐車場をコミュニティの場に」 鼓阪地区自治連合会賞 「きたまち物語」 佐保地区自治連合会賞 「新しい居場所のカタチ」 転害門前旧銀行建物活用協議会賞               どのチームの発表も、地域の特徴や文化、奈良きたまちらしさを取り入れた内容で、会場にいらっしゃった地域住民のみなさんや、ご協力いただいた地域団体のみなさんにも大変喜んでいただくことができました。     *写真撮影時のみマスクを外しています。     全8グループの発表内容やコンペティションの経緯や詳細については、奈良市ホームページでご覧になれます。         人間環境デザイン学科 助手 中井 千織     【関連記事】 地域住民と5大学が参加!「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2022」を今年度も開催します! 地域住民と4大学が参加!「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2021」を開催しました

2022.08.12

8/21(日)つなげるマーケットにて、学生が考案した大和伝統野菜「大和丸なす」を使ったメニューを販売します。

大和伝統野菜「大和丸なす」を使った新メニューを開発! 「冷やし揚げ出しなす」をつなげるマーケットで販売!   健康栄養学科 野原研究室では大和伝統野菜「大和丸なす」のおいしさを家庭に身近な料理として伝達することにより奈良県内の個人消費を拡大し販路を多様化させ、県内消費を向上させるべく、研究しております。この研究成果として、健康栄養学科岩田研究室でも大和丸なすの美味しい食べ方研究で提案されたレシピをもとに「フライドナス」「冷やし揚げ出しなす」の2品のメニューを改良開発しました。 今回はその1品である「冷やし揚げ出しなす」を、大和郡山市三橋地区の生産者組合である「丸三出荷組合」と協働で「丸三×Kio」として、金魚すくい選手権大会全国大会と同日の8月21日(日)10時~15時に、大和郡山市つなげる広場で開催されている「つなげるマーケット」にて、150食限定で販売されます(販売価格200円)。レシピも無料配布します。 「冷やし揚げ出しなす」は、大和丸なすを1/3個分贅沢に使用し、なんとこれだけで1日の1/3の野菜が摂取できます。また、苦手な人も多いなすの「トロっ」とした食感ではなく、濃い出汁につけても崩れない、しっかりとした大和丸なす特有の食感で、暑い真夏の日でも冷たく美味しく頂けますので、ぜひ食べに来てください!   *(注)雨天中止・少雨決行   大和郡山市三橋地区で戦後まもなくから栽培されている大和の伝統野菜「大和丸なす」は、東京、大阪、京都の料亭などでも用いられる高級食材として好評を得ていますが、地元奈良では販売機会が少なく、知名度アップが課題となっています。これに加え、一昨年度からのコロナ禍で県外料亭等での消費が減り、地元での消費が緊急の課題となっています。 また、奈良県では特定農業振興ゾーンとして「大和丸なす」の生産地である大和郡山市三橋地区が設定され「新たなレシピ開発による個人消費(大和丸なすファン)の拡大」を目指して取り組んでいることから、奈良県と地産地消・野菜摂取向上・特産品でのまちづくりを目指す大和郡山市から支援を受け、畿央大学野原研究室では「大和丸なす」のおいしさを家庭に身近な料理として伝達することにより奈良県内の個人消費を拡大し販路を多様化させ、県内消費を向上させるべく、研究しております。   ※画像をクリックすると、PDFデータが開きます。   【問い合わせ先】 畿央大学 健康科学部 健康栄養学科 野原  潤子 Tel: 0745-54-1601   Fax: 0745-54-1600 E-mail: j.nohara@kio.ac.jp

2022.06.29

第1回エコマミ公開講座に山崎教授と学生が協力!~Orange Project®畿央大学

Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。 畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。 ▲写真左から(香芝市 企画部 部長 福森るり様、株式会社関西都市居住サービス 総合企画本部長 後藤浩様、畿央大学 看護医療学科 教授 山崎 尚美、広陵町 企画部 部長 奥田育裕様)         2022年6月26日(日)に、広陵町にあるエコール・マミにおいて『第1回エコマミ公開講座2022』が開催されました。広陵町・香芝市に住む約50名の方々にご参加いただき、Orange Project®の顧問である山崎教授が「もう怖がらなくていい認知症の話~自分らしく認知症とともに生きる~」というテーマのもと、参加者の方が持たれている認知症に対するイメージや認知症の症状・治療、早期発見の重要性について講義を行いました。講義中は、参加者の皆さんが熱心に資料をみたりメモを取ったりする姿を拝見し、認知症に対する関心は大きいのだと再認識しました。     ▲山崎教授講演の様子     ▲参加者の質問に答える山崎教授     講義の中で、オレンジプロジェクトの学生がサークルの概要や現在活動を広げている紙芝居について紹介させていただきました。学生は、コロナ禍になってから人前で実際に発表することが初めてで、非常に緊張していましたが、発表後は参加者から学生に対して「頑張ってね」や「よかったよ」というお声がけもいただき、とても嬉しく思ったと同時に、このような貴重な機会をいただけたことに感謝いたします。     ▲Orange Project®より紙芝居の紹介     また、畿央大学と広陵町が共同で開発した認知機能を知ることができるアプリ「きおトレ」アプリの紹介もされました。終了時間が迫っていたこともあり「きおトレ」アプリについては詳しく説明できなかったのが非常に残念でしたが、多くの参加者が興味・関心を持たれていました。     ▲「きおトレ」アプリに入力される参加者     以前から畿央大学OrangeProject®では、認知症カフェの実施や「きおトレ」アプリの体験を行っていたのですが、新型コロナウイルス蔓延の影響により活動が難しくなっていました。認知症カフェとは、認知症の方とその家族の方が集まることのできるカフェです。利用者を限定していないため、地域の住民など、大人から子どもまで誰でも参加できます。   今後、感染状況もみながら感染症対策を万全に実施し、認知症カフェも開催していきたいと思いますし、その際には少しでも多くの方に参加いただき、「きおトレ」アプリにも触れていただきたいと強く思いました!今回ご参加いただいた住民の皆様にも感謝申し上げます。         *撮影時のみマスクを外しています。     畿央大学Orange Project®に興味がある方は、ぜひご連絡、ご参加ください!     看護医療学科 4回生 谷﨑 華穂     【関連記事】 畿央大学看護実践研究センター第7回研修会 「地域で・笑顔で 生きるとは」を開催しました。 認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学 「2021年度Orange Project®記念式典」で学生3名が功労賞を受賞! 広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力!~Orange Project®畿央大学 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加!~認知症ケアサークル「畿央大学Orange ProjectⓇ」  

2022.06.20

広陵町商工会主催「くつしたの町 歩こう会」に学生2名が協力!~人間環境デザイン学科 清水ゼミ

人間環境デザイン学科 4回生 清水ゼミの植山真智と松村理菜です。 私たちは、令和4年5月15日(日)に行われた、広陵町商工会青年部主催の「くつしたの町 歩こう会」に企画の段階から協力させていただきました。   大学のある広陵町は「くつしたの町」として、日本一の靴下生産量を誇る町ですが、生活形態の変化や就職先の多様化の影響で、子ども達が靴下産業に親しむ機会が失われてしまいました。そこで、「広陵町の靴下をもっと子どもたちに知ってもらいたい!」という思いで企画されました。   参加者は、イズミヤスーパーセンター広陵店から出発し、町内の靴下工場3軒を歩いてめぐり 、様々な体験を通じて靴下産業に触れていただきます。ゴールした時には、「くつしたの町」に住んでいるという郷土意識を持ってもらえることをめざしました。   お話を伺ったのは今年の2月頃のこと。昨年12月に私たちが企画実施した「竹馬★クイズラリー」を知った、広陵町商工会青年部の皆さまより、イベントの一部の企画運営のお手伝いのご依頼をいただきました。 私たちが担当したのは、靴下工場「ヤマヤ株式会社」のイベントの企画運営と、歩こう会のゴールでお渡しする、参加者アンケートの作成及び分析です。4月から商工会の方々とオンライン会議を重ね、イベントやアンケートの内容を決定しました。     ▼オンライン会議の様子     イベント当日。靴下工場「ヤマヤ株式会社」に到着した子どもたちは、まず、野村社長から広陵町とくつ下の歴史を学びました。その後、予備知識をつけた状態で、私たちのクイズイベントに参加してもらいました。 私たちが企画したイベントは、『くつしたペアリング・クイズ』です。 広陵町内で生産された種類豊富な靴下の山を前に、スクリーンに映し出された靴下に関する数々のクイズにチャレンジしました。     ▼広陵町でつくられた靴下       子どもたちは、「回答Aと思った人は赤色の靴下を、回答Bと思った人は黄色の靴下を・・・」と色や柄の指示を受けて、バラバラになった靴下の山からペアの靴下を探し出しクイズを解いてもらいました。 付き添いの大人の方々も一緒に、靴下のペアを探すのに苦労しながらも、真剣にゲームに参加し、クイズを通じて靴下に関する様々な理解を深めてもらうことが出来ました。クイズ終了後は、景品として広陵町で作られている靴下をプレゼント! 子どもたちもとても喜んでくれました。     ▼ゲームの様子。子どもたちも楽しんでくれました!       換気や手指消毒など、感染症対策に配慮して実施した、今回のイベントでしたが、アンケート結果からは、他の工場でも、靴下に関する様々な体験を通じて、「くつしたの町」広陵町を目一杯楽しんでくれたようです。自由記述欄は子どもたちの笑顔があふれたコメントで埋め尽くされていました。保護者の皆さんからの回答からも充実した1日だったことがわかりました。「今度は、イベントのお手伝い側に回りたい」や、「大人向けのイベントも行ってほしい」など、次につながる様々なアイデアもいただきました。   イベントの最後に、今回、このような楽しい企画にお声かけをいただいた商工会青年部の皆さんと記念撮影を行いました。今後も、たくさんの地域の輪が広がることを願っています。   最後になりましたが、「歩こう会」に参加していただいた地域の皆様、ヤマヤ株式会社様、そして、商工会青年部の皆様に、心より感謝申し上げます。     ▼広陵町商工会青年部の皆さんとスーパーセンターイズミヤ広陵店『ミニ機関車の乗車体験会』会場にて     人間環境デザイン学科4回生 植山真智、松村理菜     【関連記事】 【広陵町×河合町】小学生を対象とした「竹馬★クイズラリー」を実施しました!~人間環境デザイン学科清水ゼミ 大和高田『きらきら☆ステーション』完成までの道のり~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ 広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.3~人間環境デザイン学科清水ゼミ 広陵北小学校と連携してまちづくり調査! vol.2~人間環境デザイン学科清水ゼミ 広陵北小学校と連携してまちづくり調査!vol.1~人間環境デザイン学科清水ゼミ 竹取公園ツリーハウス『みんなのひみつきち』披露式典~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ~

2022.06.06

認知症啓発のための「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」活動報告!~Orange Project®畿央大学

Orange Project®とは 熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学・熊本県立大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体です。“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体で、畿央大学では、2019年にサークルとして発足しOrange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、「認知症になってもやさしい町づくり」などに、学生主体に取り組み始めました。 今回は、現2年生が主体となる初めての活動で、畿央大学のオレンジプロジェクトの先輩が、2020年に「多世代まちづくりプロジェクト 学生コンペティション」で入賞し助成金10万円をいただいた企画「絵本・紙芝居で子どもから社会へつなげよう」の活動の一環を報告させていただきます!   畿央大学オレンジプロジェクトの学生たちで作成した世界に1つしかない認知症の啓発のための紙芝居(パワーポイントで作成)です。この紙芝居は「えがおのわ」というタイトルで、認知症のことを子どもたちに伝えるために作ったものです!         2022年5月23日(月)14時から、鹿児島県にある錦江町立大根占 (おおねじめ) 小学校の4年生に絵本動画を使用した認知症啓発を行うということで、畿央大学のオレンジプロジェクトもリモートで参加させていただきました!   始めに、オレンジプロジェクトの活動を紹介し、次に紙芝居を披露しました。   最初は子ども達がどのような反応をしてくれるのか、Zoomでの活動のためうまくコミュニケーションがとれるのか…など、不安なところもたくさんありました。   しかし、始まると同時に、画面越しに小学生たちの活き活きとした笑顔が確認でき、手を振ってくれる姿を見て、不安が一気に吹き飛びました!子ども達が質問に対して真剣に考え積極的に答える姿や、「困っている人を見たら助けたい!」という感想を聴き、私達が紙芝居を通して伝えたかったメッセージが伝わっていることを実感でき、とても嬉しく思いました。   その後、認知症当事者である丹野さんの動画を見ていただき、無事に終えることができました。   今回の活動はリモートでしたが、さまざまな地域のさまざまな年代の人と繋がれることに気づくことができたと同時に子ども達に伝えることの楽しさを感じることができました。   今後もリモートなども活用しながら活動の幅を広げていけたらと思っています! Orange Project®に興味がある方は、ぜひご連絡ください!     看護医療学科 2年生 中川あみり     【関連記事】 「2021年度Orange Project®記念式典」で学生3名が功労賞を受賞! 広陵中学校の認知症サポーター養成講座にリモートで協力! 多世代まちづくりプロジェクト2021コンペティション、2年連続で「参加者賞」に! 広陵町図書館での認知症啓発活動に参加! 小学生への認知症オンライン講座に参加!