2014年の地域連携センタ―の新着情報一覧
2014.03.26
平成25年度学校インターンシップ最終報告会を実施しました。
畿央大学教育学部では、大学の授業として位置づけた「学校インターンシップ」を行っています。これは、教育現場を体験的に理解するだけでなく、教職に就くための意欲と覚悟を確認するための研修として行っており、協定していただいた近隣の教育委員会と連絡を取り合いながら進めています。 また、学校・園で一人のスタッフとして活動できるように、4、5月に2回の事前研修を行って心構えや個人情報に関する注意事項を確認し、特別支援についての研修も行いました。 今年度の最終報告として、2014年3月20日(木)10時より、10月の中間報告会に引き続き、研修の成果と課題を共有するため「平成25年度学校インターンシップ最終報告会」を実施しました。 全体会で、指導のために参加いただいた香芝市及び広陵町の指導主事の先生方の紹介と、最終報告会の目的についての確認を行いました。 ▲全体会の様子 1年間の研修を振り返り、教職に就くために自分に必要なことは何かを明確にして今後の学修に活かしていくよう話をした後、分科会へと移りました。 分科会では、一人一人の活動の内容、学んだこと、明らかになった自分自身の課題、今後の取り組みに対する決意などを発表しました。 ▲各自の取組の発表 ▲教員を交えてのディスカッション 「クラスの活動に入らせていただいた時には、先生の声かけや子どもへの関わり方を実際に見て学ぶことができた。」 「1年間継続して行くことで、子どもの成長過程を見ることができた。」 「自分が子どもの頃には見えなかった、授業以外のさまざまな教員の仕事を見ることができた。それを通して、準備に対する教員の考えや努力を目の当たりにできた。」 など、学びについての内容が多く発表されました。 さらに、「当初は、私がいっしょに遊ぼうと言っても、乱暴な言葉を返すだけだった児童が、いっしょに遊んだり話したりするうちに、私に対する言葉遣いも変わってきて、心を開いてくれたように思いました。」など、教員としてのやりがいを感じた学生も多く、教職への意欲を高めることができたようです。 また、個人の課題を明確にすることも大きな目的でした。 その中で、「幼稚園教諭には、子どもと遊んだり声かけをしたりするだけではなく、『先生』としてリーダーシップをもって子どもを引っ張っていく力も必要で、それを身につけることが今後の課題である。」 「実際に現場で多くの子どもや先生方と接する中で、自分自身の理想の教師像を思い描くことができた。もっと色々なことを経験し、力をつけて現場に臨めるようになりたい。」 など、教職に就くために自分に必要な課題を意識し、今後の大学の学修に対する意欲も高まったように思います。 学生の発表後、指導主事の先生方からご指導をいただきました。 ▲指導主事の先生からの助言 「子どもが困難に直面し、問題を解決していく過程は子どもの学びの場であるが、教師が問題解決の援助・指導を急ぐことで成長の機会を奪ってしまうこともある。教師は指導のタイミングを見計らい、子どもの足りない部分を個に応じて指導していくことが重要である。」と、教員の責任の重さについて再確認させていただきました。 また、「一番のキーワードは『率先』である。お客さん状態ではなく、前に出てやることが大切である。」というお話は、学生と職業人との違いを明確にしていただき、学生という受け身の立場から自ら成果を求めて働く職業人へと成長していく必要性にも気づかせていただきました。 ある学生が次のように語ってくれました。 「先生の言葉がけは、とても大切だと感じました。先生の一つの言葉がけで、子どもの表情が明るくなったり曇ったりするからです。発問や指示は、子どもに響いていかなければ効果が薄いと分かりました。自分が発する言葉が、子どもを指導する際の先生の言葉として適しているかという視点で考えられるようになりたいと思います。」 教員にとって最も大切なのは「子どものために」という思いであることは、頭ではすぐに理解できますが、この学生のように実感するためには、子どもと直接接する教育現場での学びが最も効果的なのかもしれません。 現代教育学科 准教授 奥田俊詞 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校2年生24名が大学“探検”に来てくれました! 平成24年度学校インターンシップ最終報告会を行いました。
2014.03.25
橿原サイエンスフェスティバル2014に出展参加しました。
子どもたちの科学体験(ロボットのプログラミング)をお手伝い! 奈良県で唯一の科学館をもつ橿原市は毎年3月下旬に、「橿原サイエンスフェスティバル」を開催しており、3連休の最終日2014(平成26)年3月23日(日)午前9時から午後5時まで、会場となった万葉ホールは多くの親子連れでにぎわいました。畿央大学は2013年6月に橿原市と包括連携協定を締結し、同市のイベントに協力参加しています。 この日、万葉ホール3階のサイエンスブースに、『レゴロボットをプログラムで動かそう!』のコーナーを設け、理科の現代教育学科奥田俊詞准教授、情報系の看護医療学科福森貢教授、協力学生2名らが終日参加しました。 9時からの開会式にはNASAの宇宙服に身を包んだ橿原市岡崎益光副市長、市民文化部の岩田弘子部長と岡田秀己副部長が颯爽と登場、場内全員がジェット風船を飛ばしてオープンセレモニーが行われました。 3階ロボット体験ブース開場の10時には、たくさんの子どもたちが保護者とともに押し寄せ、夕方5時閉館まで満員の状態が続きました。 ロボットには男の子の方が興味を持ちがちと予想していましたが、女の子の来場が多く、ここにもリケジョ(理系女子)ブームが見られました。プログラミング用パソコン6台、レゴロボット(走行用6台、展示用3台)、そして未就学児童用にレゴの組立てパーツを大量に準備、広い会場も子どもたちと保護者でいっぱいになりました。 ▲奥田先生と福森先生は大学近隣の小学校でレゴロボットを使って『小学校科学クラブの放課後支援』を行なっています。 【小学校科学クラブ活動記事】 2013年度 第1回目授業 小学校科学クラブ活動支援事業2013年度の第1回目授業を行いました。 2013年度 第2回目授業 真美ヶ丘第2小学校連携「科学クラブ“ロボット組立”課外授業」を実施しています。 2012年度 SPP選定事業 「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」
2014.03.12
避難タワー「森のクマゲラ」が奈良テレビで放映!~人間環境デザイン学科
2014年3月2日(日)に 奈良テレビの夕方のニュースで人間環境デザイン学科の加藤研究室が手がけた津波避難タワー「森のクマゲラ」が紹介されました。 昨年より産学連携事業の一環で、奈良商工会連合会様、生駒工業所様そして畿央大学人間環境デザイン学科の加藤研究室が共同して、避難タワーのプロジェクトがスタートしています。 避難タワーとは、大津波が押し寄せてきた時に一時的に人々が逃げるタワーのことです。 もし南海トラフ巨大地震が発生すれば、被害は東日本大震災をはるかに超えると言われています。 特に大津波の被害は甚大であり、すでに各地で避難タワーが建設されつつあります。 2013年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展で併設されていた特別ブースにおいて、このプロジェクトに参加した学生を囲んで取材は行われました。中心として活躍した4回生、北林将馬君がインタビューを受けています。 今回から「森のクマゲラ」第2弾として「幼稚園タイプ」が加わりました。 大阪・和歌山・徳島・高知の沿岸近くには沢山の幼稚園が建っています。もし大津波が押し寄せた時、幼児は判断力や体力が劣るため逃げ遅れる可能性があります。 すぐに避難できるタワーが園庭内にあれば子どもたちを救うことができるでしょう。 普段も使えるようにジャングルジムやすべり台と一体になった遊具を兼ねています。 ▼幼稚園タイプの避難タワー「森のクマゲラ」 人間環境デザイン学科 准教授 加藤 信喜 【関連記事】 避難タワー「森のクマゲラ」展示を開催中!(人間環境デザイン学科)
2014.03.01
平成25年度 産官学連携・農商工連携事業~地域資源展開プロジェクト~
橿原商工会議所との連携事業は平成21年度より継続して行われています。 今年度は「ショウガを使ったレシピ開発」事業を行いました。 この事業に参加した学生12名と助手4名が、2月26日(水)奈良県農業大学校(桜井)にて行われた視察研修会に参加しました。 ▼農業大学校の先生から、「奈良のいちご」について講義を受けました。 ▼講義のあとは農業大学校の生徒の方に、いちごの栽培方法や品種の違いについて説明をしていただきました。たくさんのいちごを頂きました。 ▼ゆめのか(左上)、あきひめ(右上)、かおりの(左下)、あすかルビー(左下) ▼濃厚な味の古都華(ことか)は、学生に一番人気でした。 いちご果樹園にファンヒーターが設置されている理由、ミツバチがいる理由などの豆知識を教えて頂き、さらにはケーキやジャムに向いている品種など、調理にも役立つ知識も教えて頂きました。 奈良県のいちごはとても美味しいので、ぜひみなさんも食べてみてください。 研修会を企画してくださった橿原商工会議所の皆様、講義をして下さった奈良県農業大学校の皆様、ありがとうございました。 今回の研修会で学んだ知識を活かして平成26年度事業に取り組みたいと思います。
2014.02.25
平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(研究編)を開催しました!
平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(研究編)開催 平成26年2月22日(土)午後と23日(日)全日にわたり、畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー研究編を開催しました。 「研究編」では、脳機能イメージング装置、脳波計に関する知識の整理、実際の測定、結果に関するディスカッション、プレゼンテーションを行います。 そのため、研究編は基礎編~臨床編と異なり、少人数に絞って実践的に実施されます。 今回は全国から41名の先生方に参加していただきました。 まずは脳機能イメージング装置、脳波計の歴史、測定原理、解析、結果の解釈の仕方についての講義が行われ、受講者の先生方にイメージをつかんでいただきました。 次にfNIRSグループ4つ、EEGグループ1つの5グループに分かれ、実習にうつりました。 本学所有のfNIRSは2台と(株)島津製作所のご協力のもとさらに最新のLABNIRS2台を加えた合計4台のfNIRSと高機能デジタル脳波計Active Two system(BIOSEMI社製)の脳波計(EEG)を用いて実習を行いました。 各グループでは受講者の皆様の希望や意見を伺いながら実験課題を決定し、今回は、上肢運動学習課題、歩行課題、肢の視覚トラッキング課題、ワーキングメモリー課題、心的回転課題などが行われました。 脳機能イメージング研究でよく用いられる課題を中心に、グループで新たな課題を創出して実験が行われたりもしました。 初日の後半から2日目の午前中にかけて、タイトなスケジュールの中、参加者の皆様にはグループ内での実験、各課題時の脳活動を計測、2日目の昼食後結果の解釈についてグループ内で議論、プレゼンテーションの準備に取り組んでいただきました。 最初は慣れないプローブや電極の取り付け、機器の操作も後半にはすっかり手慣れておられ、驚きました。 最後は各グループの実験結果をスライドにまとめ、プレゼンテーションしていただき、お互いで議論していただきました。 受講生はもちろん、先生方や大学院生の先生方からのSuggestionも飛び交い、自身の実施していない実験に関してもより理解を深めることができたのではないかと思いました。 研究編では、脳機能イメージング装置や脳波計などの機器を実際に使い、自身で研究を行い、データ分析、考察、プレゼンテーションまでの過程を行っていただくことにより、これらの機器を用いた研究論文を読む際、仮説を検証するための課題設定、計測、解析方法、結果の解釈の仕方などについて参加前とは異なる視点で見ていただけるのではないかと思います。 畿央大学ニューロリハビリテーションセンターでは臨床の先生方との共同研究も積極的に実施させていただきたいと思いますので、今回のような機会がその契機になることもあるかもしれません。 研究編では参加人数を少なくして実施することにより、参加者、講師、大学院生、そして(株)島津製作所の皆様がお互い密接に交流しながらすすめることにより、その中から新たな関係性が生まれる場面も多くみられました。 初日の夜の懇親会にも大いに盛り上がり、業種・職種の垣根を越えた交流があちこちで見られました。 私自身も基礎編~臨床編よりも今回の研究編でFacebookのお友達がかなり増えました(笑)。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは臨床の先生方と密にやり取りしながら事業をすすめていきたいと考えております。 今年の4月には臨床の先生方と研究センターとで実際の症例を例示しながら議論を行うニューロリハビリテーションフォーラムを開催させていただきます。 最後になりましたが、ニューロリハビリテーションセミナー研究編の参加者の皆様、今回の開催にあたり、多大なるサポートをいただきました島津製作所の皆様、大学院生の皆様、本学総務部の皆様、多くの方々のご協力と御縁があり今回実施させていただきましたことをこの場をお借りして感謝申し上げたいと思います。 畿央大学健康科学部理学療法学科 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 岡田 洋平 【過去の記事】 平成25年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)を開催しました。
2014.02.25
橿原市主催「サイエンスフェスティバル」に協力・出展します。
レゴ・ロボットで子どもたちの科学的な興味を沸き立たせます! 畿央大学は2009年度から橿原商工会議所連携事業を開始し、2011年度から「橿原いきいき祭」に参加、また2013年6月に橿原市と包括連携協定を締結するなど結びつきを強くしています。 そして、今年度は、2014(平成26)年3月23日(日)橿原市立かしはら万葉ホール全館を使って開催される『サイエンスフェスティバル』に出展することになりました。 畿央大学からはお二人の理系の先生である現代教育学科奥田俊詞准教授、看護医療学科福森貢教授と協力学生たちが「レゴ・ロボット」の組み立てとプログラミングで自由に動くロボットのブース(3階展示ギャラリー)を担当します。 当日はこども科学館が無料開放されます。 また、テレビでおなじみの数学博士秋山仁さんの講演会「算数・数学の大サーカスショー」、お笑いのボルトボトルズのサイエンスショーやアキラボーイのデジタルライブなどもあります。 ぜひ、みなさんそろってご来場ください! 日 時 2014年3月23日(日) 10時から17時 会 場 橿原市立かしはら万葉ホール 〒634-0075 奈良県橿原市小房町11-5 TEL:0744-29-1300 →アクセスはこちら 入場料 無料 備 考 詳細は、橿原市HPをご覧ください。
2014.02.21
広陵町の靴下百年史が発行されました!
人間環境デザイン学科の村田浩子准教授は被服学をご専門にしておられ、大学の所在する広陵町の特産「靴下」の研究にも協力してこられました。 このたび、村田先生が編集に関わった『広陵町の靴下百年史』発行されましたので、ご紹介いただきました。 広陵町で靴下の生産が始まって100年。 100周年を記念して「広陵町の靴下百年史」が発行されました。 ▼この本のカバーは、靴下の機械で、「靴下」をデザインして、編まれています。 この「広陵町の靴下百年史」は1章 靴下の歴史、2章 靴下生産の百年、3章 広陵町の靴下を語る、からなっています。 平成23年8月に靴下組合・広陵町・広陵町商工会と3人の専任委員による編集委員会を発足させ、約2年の月日をかけ編纂されました。 1章の靴下の歴史は「世界の靴下の歴史」、「日本の靴下の歴史」、「日本における洋装や靴下の流行の変遷」、「広陵町と靴下」から構成されており村田が担当しました。 ▼村田浩子准教授 ▼靴下で作られた『ソックKARAモンキー』 1章は、文献調査、資料収集、そして靴下業界、広陵町の方々への聞き取り、さわやかホールに集う方へのアンケート調査をもとに執筆されました。アンケート調査には村田ゼミの学生も協力してくれました。 ヨーロッパでは靴下の歴史が古く、アルプスのエッソ峡谷氷河から発見されたアイスマンは靴の内部に柔らかい草を入れることで靴下の機能を持たせていたと考えられること、また日本で初めて靴下を履いたのは、ラーメン、餃子、チーズ、などを初めて食べたとされるなど好奇心の強いことでも知られている水戸光圀と言われていること、広陵町では、明治43年吉井泰治郎氏が手回しの編み立て機を購入し工場をつくり靴下生産に活路を見出し、その後靴下生産量日本一にまで成長したこと、しかし、平成元年をピークに現在では靴下生産量は5分の1近くに縮小していることなど、靴下の深い話になっています。 3足1000円の外国製靴下が珍しくない昨今ですが、高い技術力の必要な高級靴下は日本で作られています。靴下に見る日本のものづくりのすばらしさを知る1冊になりました。 また、2013年9月には奈良県知事、副知事への「広陵町の靴下百年史」完成報告を行いました。 この本は、畿央大学図書館や広陵町図書館で閲覧できるほか、広陵町商工会にて有料で入手できます。 とってもカワイイ本を読んで、地元広陵町の靴下の歴史を学んでください。 人間環境デザイン学科 准教授 村田浩子
2014.02.13
真美ケ丘第2小学校2年生24名が大学“探検”に来てくれました!
教育学部ボランティア学生6名が探検リーダーになって案内! 2014(平成26)年2月12日、畿央大学から約400m北にある広陵町立真美ケ丘第2小学校2年生の24名が生活科の「自分たちの街を知る」授業の一環で大学見学に来てくれました。 同校は2009年度から毎年来ていて今年で5年目になります。教育学部3回生のボランティア志願6名が3班に分かれて、約8名ずつの小学生グループの探検リーダーとなって学内を案内しました。 先月に来る予定がインフルエンザの流行で延期になった影響で、大学は試験期間に突入。残念ながら授業の見学は出来ません。廊下も静かに歩いて、11時から12時の1時間“探検”が始まりました。 教育学部の学生は学校インターンシップや近隣の小学生を対象に伝承遊びを行うマミポコキッズなどを通して児童に触れ合うのに慣れていて、すぐにリーダーとして先導してくれました。 子どもたちはちゃんと“探検ノート”と鉛筆を持参していて、ときどき質問と記録タイムをとって見たことやリーダーに聞いたことを書きとめます。 ▲学長先生の銅像の前で、熱心に学長先生について質問していました。 オープン教室を見に行ったとき、たまたまランディ先生が通りかかられて、子どもたちに“What’s your name?”と英語で話しかけらました。 グループ9人の1人ひとりに聞いて、9人全員の名前を覚えてくれました。子どもたちも学校や塾で習っているのか、“My name is ・・・”とちゃんと英語で答えていました。 大学からすぐ近くの小学校なので、畿央祭などのイベントで来たことのある子もいるようでした。 あっという間に1時間がすぎ、開学10周年記念モニュメント「徳知美」前でお別れの挨拶をして、正門から無事帰りました。大きくなったら畿央大学にぜひ入学してください!(笑) 探検リーダーのみなさん、ありがとうございました!
2014.02.11
エコール・マミに改修提案とディスプレイ展示!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生が学年の枠をこえて地元企業や市町村、地域住民の方々と地域の課題解決に取り組む「プロジェクトゼミ」。 加藤ゼミでは毎年、エコール・マミ(以下:エコマミ)様にご協力いただき、店舗デザイン提案や改修提案を行っています。6年目を迎える今年は、2014年2月7日(金)にマミホール会議室で店長様に改修案のプレゼンテーションを行いました。 今回ご協力いただいたのは下記2店舗です。 ・アリス様 (エコマミ北館2階ミセスファッション) ・キャパトル様 (エコマミ北館1階ベーカリーショップ) アリス様にはテーマに合わせた模型を2つ作りました。1つはアットホームでカジュアルなイメージに、もうひとつは高級感のあるエレガントな雰囲気で提案しました。 ▼アリス様へのご提案 キャパトル様はエコマミ内で最も繁盛しているパン屋さんです。「思い切った案を出さないとインパクトに欠ける」と思い、回るパン屋さんを提案しました。人が動いてパンをとるのではなく、パンが流れてくるという逆転の発想です。オーナー様や店長様の前で発表するのに最初は緊張しましたが、発表後にはとても喜んでいただいたので満足しています。 ▼キャパトル様へのご提案 また夕方にはエコマミ南館2階の空き店舗ウィンドウを使って、ディスプレイをさせていただきました。テーマは「未来のエコマミ」です。3月末まで展示していますので、皆さん見に来て下さい! ▼コンセプト 【学生コメント】 ●アリス担当リーダー: 嶋崎 優さん(3回生) 2回生2人、3回生2人で協働しながらたくさんの案を出して、試行錯誤をしながら改修案を検討しました。時には意見が食い違ってなかなか進まなかったり、振り出しに戻ったりもしましたが、無事に完成して本当に良かったです。さらに、アリスの店長さんがヒアリングを快く引き受けてくださり、良い雰囲気で進めることができました。プレゼン当日も私たちの提案を気に入っていただけて嬉しかったです! ●キャパトル担当リーダー: 瀧井 朋子さん(3回生) キャパトル改装案は非常に難しかったです。しかし、発表してお店の方が喜んで下さったのを見たとき、頑張ってよかったと感じることができました。プロジェクトゼミで経験したことを忘れず、自分の糧にしていきたいです。 ●ディスプレイ担当リーダー: 関本 彩乃さん(2回生) 最初は意見がなかなかまとまりませんでしたが、最後は1つの作品を協力して作ることができました。学校では各パーツを作っていたので、実際にウィンドウに飾るまでは不安でした。今日展示が完成し、楽しそうな作品ができたと思います。みんなに協力してもらってばかりのリーダーでしたが、いい経験ができたと感謝しています。 ▼ディスプレイ作業風景 ▼加藤プロゼミ学生たち 【関連リンク】 「畿央大学生によるアート展」をエコール・マミで開催中!(人間環境デザイン学科) 2012年度 エコマミ提案★人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ エコマミアート作品「マミのおもちゃ箱」ができました!~人間環境デザイン学科 加藤ゼミ 2011年度 エコマミ提案★人間環境デザイン学科 加藤プロゼミ
2014.02.07
避難タワー「森のクマゲラ」展示を開催中!(人間環境デザイン学科)
産学連携で生まれた津波避難タワー「森のクマゲラ」を展示中! 奈良商工会連合会様、生駒工業所様そして畿央大学人間環境デザイン学科加藤研究室による産学連携事業として「津波避難タワー」プロジェクトが昨年スタートし、その成果物である「森のクマゲラ」が期間限定で展示されることになりました。 日 時: 平成26年2月4日(火)~2月16日(日) 場 所: 奈良県立図書情報館 1Fロビー ※奈良県立図書情報館イベント情報ページはこちら 避難タワーとは、大津波が押し寄せてきた時に一時的に人々が逃げるタワーのことです。 もし南海トラフ巨大地震が発生すれば、被害は東日本大震災をはるかに超えると言われています。 特に大津波の被害は甚大であり、すでに各地で避難タワーが建設されつつあります。 しかし、出来上がった避難タワーを見ると無骨なものが多く、デザインが考慮されていません。 もちろん安全が第一なのは言うまでもありませんが、日本の美しい景観を乱すのは問題です。 我々は「自然」をキーワードにして森のような避難タワーを考えました。1本の木が林になり森に成長していくように、それぞれの避難タワーが有機的につながっていくようなデザインにしました。 奈良県は海と直接つながってはいませんが、お隣の和歌山県は海岸線に大きく面しています。 大震災や津波が来た時には、近畿二府四県が力をあわせて災害に立ち向かわなければなりません。 実は、奈良と和歌山は古くから熊野街道を通って行き来していたのです。つまり、森と海はつながっているのです。 ▼「森のクマゲラ」コンセプト ▼図面 避難タワーの施工方法にも工夫しました。従来の現場で全て組み立てる重量鉄骨在来工法ではなく、1本の木である避難ステージを奈良の工場であらかじめ作っておいて現場で瞬時に組み立てる、いわゆる「プレファブリケーション」の思想を取り入れています。 下から見上げると森の中にクマゲラがとまって見えるように、ところどころに鉄板製のクマゲラを取り付けました。非常時以外でも子どもたちが楽しめるための工夫です。 2月14日(金)には奈良テレビから取材を受ける予定です。担当をしてくれている4回生・北林将馬君もテレビに映るかも。 皆様、是非避難タワー「森のクマゲラ」展示にお立ち寄り下さい! ▼畿央大学内の造形実習室で奈良県立商工会連合会様、生駒工業所様にプレゼンテーションしている様子 (左奥から人間環境デザイン学科の三井田学科長、加藤准教授、4回生北林くん)