2023年の理学療法学科の新着情報一覧
2023.02.03
サーマルグリル錯覚に特徴的な脳波律動~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
温かいモノと冷たいモノを同時に触ると、本当は熱くないはずなのに、それを「痛い」と経験することがあり、この経験は”サーマルグリル錯覚”と呼ばれています。畿央大学大学院 健康科学研究科 修士課程を修了した浦上 慎司さん(現:星ヶ丘医療センター 理学療法士)とニューロリハビリテーション研究センター大住 倫弘 准教授は、サーマルグリル錯覚を経験している時の脳波活動を計測・分析し、特徴的な脳波活動を明らかにしました。この研究成果はNeuroReport誌(Cortical oscillatory changes during thermal grill illusion)に掲載されています。 研究概要 ”サーマルグリル錯覚”とは、温かい棒と冷たい棒が交互に並べられている棒に手を置くと、痛みをともなう灼熱感が惹起される現象です(図1)。この現象は、中枢神経メカニズムによって生じると説明されていますが、そのメカニズムは十分に明らかにされていません。畿央大学大学院 健康科学研究科 修士課程を修了した浦上 慎司さん(現:星ヶ丘医療センター 理学療法士)とニューロリハビリテーション研究センター大住 倫弘 准教授は、健常者を対象に、サーマルグリル錯覚中における脳波活動を計測・分析しました。その結果、サーマルグリル錯覚を経験している時には、痛み関連脳領域/ペインマトリックス(Pain Matrix)の代表である島皮質周辺の脳波律動が特徴的に変化することが明らかになりました。この研究は、サーマルグリル錯覚における中枢神経メカニズムの一端を明らかにしたことになります。 本研究のポイント ■ 温かい棒と冷たい棒が交互に並べられているグリルの上に手を置くと痛みを感じる ■ サーマルグリル錯覚中では島皮質に特徴的な変化が生じる 研究内容 健常21名を対象にして、サーマルグリル錯覚によって生じる脳波活動を計測・分析しました。具体的には、①暖かい棒だけが並べられているグリルに手を置く条件(コントロール条件)と、②温かい棒と冷たい棒が交互に並べられているグリルに手を置く条件(サーマルグリル錯覚条件)で脳波活動を計測し、それらの脳波活動を比較することによってサーマルグリル錯覚に特徴的な脳波成分を抽出しました。 その結果、痛み関連脳領域/ペインマトリックス(Pain Matrix)の代表である島皮質が、サーマルグリル錯覚を引き起こす脳領域であることが明らかになりました。島皮質は、暖かい/冷たいという感覚が入力されているだけでなく、”痛い”という情動経験にも関与します。加えて、この島皮質は中枢性疼痛をもたらす脳領域としても知られています。今回の結果は、中枢性疼痛のメカニズム解明に役立つ基礎研究になることが考えられます。 論文情報 Uragami S, Osumi M. Cortical oscillatory changes during thermal grill illusion. NeuroReport 2023 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 准教授 大住 倫弘(オオスミ ミチヒロ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: m.ohsumi@kio.ac.jp
2023.02.03
日本物理療法合同学術大会2023で本学教員、修了生、院生が多数登壇!~健康科学研究科
2023年2月18日(土)、19日(日)に日本物理療法合同学術大会2023が対面・Webのハイブリッドで開催されます。「日本物理療法学会」と「日本理学療法学会連合 日本物理療法研究会」が初めて合同で実施するもので、それぞれの理事長を本学理学療法学科の庄本康治学科長と生野公貴さん(健康科学研究科博士後期課程修了)が務めています。学会では本学教員、修了生、院生が多数講演を行い、一般演題においても本学の卒業生、大学院生も発表する予定です。 「物理療法の評価と治療‐測る・理解する・変える‐」と題して、物理療法を正しく選択・活用するための評価と治療に焦点を当てた内容となっています。ご関心のある方は是非ご参加ください。 主な登壇者(本学関係者)は以下の通りです。 1日目:2/18(土) 17:10~17:40 エキスパートレビュー1 「物理療法全般の最前線」 中村 潤二さん 西大和リハビリテーション病院 勤務 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科1期生 17:10~17:40 エキスパートレビュー2 「疼痛への物理療法最前線」 瀧口 述弘さん 畿央大学理学療法学科 助教 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科5期生 2日目:2/19(日) 10:10~11:20 教育講演3「疼痛の評価と治療」 徳田 光紀さん 平成記念病院 勤務 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科1期生 11:00~12:00 企業協賛ハンズオンセミナー1「痙縮に対する新たな物理療法-拡散型ショックウェーブの臨床活用-」 中村 潤二さん 西大和リハビリテーション病院 健康科学研究科 博士後期課程修了 理学療法学科1期生 13:00~14:30 シンポジウム「物理療法をどのように使うのか・使わないのか」 尾川 達也さん 西大和リハビリテーション病院 勤務 健康科学研究科 博士後期課程 理学療法学科3期生 関連記事 (尾川さん登壇)卒業生に学ぶチーム医療のリアル~理学療法学科 第3回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 (徳田さん登壇)第1回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」を開催! 理学療法学科初の卒業生教員!瀧口先生ってどんな人?Part1~「学生時代」編
2023.01.31
大学院生2名が4週にわたってラジオ出演!~FM大阪「マクセルmeetsカレッジナレッジ」
現役大学生で元AKB48の山本 瑠香さん(写真左)がDJを務め、月替わりで様々な大学の『未来につながる研究』を紹介するラジオ番組「マクセル meets カレッジナレッジ」。2月の放送では4週にわたって、本学健康科学研究科博士後期課程の井川 祐樹さん(右)と修士課程の木下 栞さん(中央)が出演することに!臨床と研究を両立するお二人の研究内容や目標などが紹介されます。 番組スポンサーを務めるマクセル株式会社に数年前からニューロリハビリテーション研究センターへの研究計測支援をしていただいているご縁で、今回大学院生2名が出演することになりました。収録は同研究センターで行われ、和やかな雰囲気の中、DJを務める山本 瑠香さんのリードで取材が進みました。 仕事と研究の両立や研究内容、大学院で学ぶ理由やモチベーションなど、いろんな視点で深堀りしていただきました。ぜひ視聴ください! 【2/5・12放送】健康科学研究科 博士後期課程2年 井川 祐樹さん 西大和リハビリテーション病院 勤務/理学療法士 【研究内容】脳卒中後疼痛について 第20回日本神経理学療法学会学術大会の公募シンポジウムⅥ「中枢性疼痛ー中枢性疼痛の脳内メカニズムとリハビリテーション」シンポジストを担当 【2/19・26放送】健康科学研究科 修士課程1年 木下 栞さん 星ヶ丘医療センター 勤務/理学療法士 【研究内容】脳卒中後の感覚運動システムについて 放送予定 2/5・12・19・26(日)13:55~14:00放送 ▶番組ホームページ ▶radiko
2023.01.30
就職レポートNo.729(病院/理学療法士)理学療法学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第729弾! 理学療法学科17期生(23卒) K.K さん 病院(理学療法士) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その病院に決めた理由】 私が志望した病院は、3病院を経営しており、南和地域(奈良県南部)医療の中心を担っています。生まれ育った地域に理学療法士として貢献が出来ること、またグループ内異動により急性期から回復期までの幅広い病期における医療を経験することが出来ると考え、志望しました。 【就職活動を振り返って】 当初から第一志望は内定をいただいたこの病院でしたが、試験日が11月下旬と遅めであり、周りの友人達は続々と就職先が決まっていくのを横目に見ていたので、焦っていました。内定をいただいたときには喜んだのも勿論ですが、安堵の気持ちが大変大きかったです。 【就職活動でPRしたポイント】 履歴書では、これまでの勉学や高校・大学での部活動での経験から、目標に向かって継続して努力が出来ることをアピールしました。 面接試験では理学療法士という仕事についての意識、また地域の特徴を理解して、この地域だからこそ自分が理学療法士として貢献できる点についてアピールしました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 履歴書作成では基本的な書き方から始まり、どのようにすれば文面で上手に伝えたいことを伝えれるかなど、きめ細かな指導をしてくれました。 また面接に苦手意識があり、最初は本当に不安だったのですが、何度も面接練習を行なう中で少しずつ欠点を克服することができ、試験当日は自信を持って臨むことが出来ました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 実習が終わってすぐに国家試験勉強や卒業研究などが始まり、やることがたくさんある中での就職活動だからこそキャリアセンターや友人、家族からの手助けを受けながらすすめることが非常に大切だと感じました。本当に支えていただいた方々には感謝しています。 内定先が決まる時期が遅いと周りの友人達が続々と就職が決まっていくのをみて、非常に焦りますが、その分しっかりと対策を練ることが出来ますし、キャリアセンターの方も些細なことでも親身に相談に乗ってくれるので、どっしりと構えて準備をしていくと良いと思います!とても忙しい4回生ですが、友人たちと過ごす残り少ない時間を大切に、色んなことを楽しんでいってほしいと思います!!
2023.01.24
就職レポートNo.727(病院/理学療法士)理学療法学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第727弾! 理学療法学科17期生(23卒) I.N さん 病院(理学療法士) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その病院に決めた理由】 実習にて回復期での患者様の能力は急性期での理学療法が強く影響していると感じました。そのため急性期で様々な疾患を経験することができ、リスク管理とともに幅広く対応できる臨床能力を身に付けることができるためこの病院に決めました。さらに、来年10月からは新築移転され560床の超急性期病院となり、最先端の理学療法も同時に学べる点に魅力を感じました。また、新人だけでなく中堅層への教育体制も充実しており、先輩セラピストと協力し考えることで多くの経験と知識を得ることが出来ると考えています。 【就職活動を振り返って】 就職活動を始めたのが9月中旬頃からで、なかなか自分の希望にあった病院に出会えず病院見学を繰り返していました。周りの友人たちが受験する病院を徐々に決めていき焦りもありましたが、妥協せず病院を探す日々でした。そして、この病院に出会いました。随時面接という形を取っており、残り一枠ですと言われキャリアセンターの飯山さんに無理を言って急いで履歴書を作成したのが思い出として残っています。 【就職活動でPRしたポイント】 課題に対して直向きに努力することができることを、エピソードを交えてPRしました。 病院説明会の際に採用にあたって重要視していることを聞くと、自分らしさをだしてほしいと言われました。そのため、面接では堅苦しくならず自分の普段の様子を出せるよう意識しました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 就職活動を始めるにあたって何から開始したらよいのか分からず、とりあえずキャリアセンターの飯山さんにアポイントをとり就職活動のすすめ方から教えてもらいました。人と会話することは得意ですが、伝えたいことを文字に起こすことは苦手なためとても協力していただきました。面接練習の際も部屋の入り方、お辞儀の仕方やタイミングなど全て一から丁寧に説明していただき、本番では緊張することなく挑めたためすごく感謝しています。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は周りが決まり出すと焦ってきて、妥協したくなることもあります。しかし周りにとらわれず、たくさん病院見学をして自分の本当にやりたいことができる病院や施設を探してください。 面接ではすごく緊張しますが、失敗したくないからといって原稿を考えてそれを丸暗記すると自分の気持ちや熱意が相手に伝わりづらくなります。面接は「短い時間でいかに自分をアピールできるか」が重要となるので、多少詰まってもしっかりと対話できると良いと思います。話したいことや伝えたいことなどは要点をまとめておくと、質問された際に自分の言葉で相手に伝えることができます。 実習が終わり、いったん気が抜けるタイミングかもしれませんが、病院見学はたくさんしておいて損はありません。遊ぶときは遊び、就職活動するときと就職活動するとメリハリをつけて頑張ってください。 困ったときは周りの友達、先輩、キャリアセンターの方に相談してくださいね。絶対に助けてくれるはずです。そして、ぜひ新築されたこの病院で一緒に働きましょう。待ってますね(^^)
2023.01.18
就職レポートNo.726(病院/理学療法士)理学療法学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第726弾! 理学療法学科17期生(23卒) K.K さん 病院(理学療法士) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その病院に決めた理由】 私は実習で回復期の病院に行く機会が多く、ADL練習などのその人の生活に合ったリハビリテーションを提供することができる病院に勤めたいと考えていました。「できる喜びとこれからの生活に貢献する」というリハビリテーション部の理念にとても感銘を受けたことから志望しました。 【就職活動を振り返って】 周りの人達が徐々に内定やどこに就職したいかと決まっていく中、なかなか行きたい病院が定まらず焦りがありました。就職したい所が決まらなかったので志望動機もすぐ書くことができず、自己PRや学生時代に頑張ったことを先に飯山さんに添削してもらっていました。私のように特にこれがしたい!と決まってない方はとりあえず最も近日に就職試験があるものを受けてみるというのも一つの手かもしれません。 【就職活動でPRしたポイント】 人と関わることが好きなので社交性をアピールしました。履歴書を書くときや面接の質問の際、複数のアルバイトやボランティアなど色々なことを在学中にさせていただいたので話題となる引き出しがあったことが大きかったと思います。コミュニケーションを取る際、どのようなことを意識しているのかという質問がありましたが、その際はアイコンタクトと笑顔を意識していると答え、面接中もそれを忘れず徹底しました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 なかなか受験先が定まらなかったため、どのような病院へも対応できるように自己PRや学生時代に頑張ったことを先に入念に添削していただきました。自己PRを複数提示したときも全てに対してアドバイスをいただけたのでとても助かりました。私が就職先を決めた時は面接日が近かったこともあり、すぐに面接の練習を行ってくださり飯山さんには感謝しかないです。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私は9月上旬から就職活動を始めましたが、早くに内定をもらっている人の多くは実習中から活動を始めていました。実習中に就職活動をすることは大変ですが、いつに見学日や面接日があるか、ある程度把握している方が後々焦ることも少なくなると思います。就職先を決めるのはすごく悩むことだと思います。やりたいことを優先するのか給料が高い所にするのか、家から通いやすい所にするのか優先順位を付けることは難しいです。しかし、病院は一つしか選ぶことができないので何が一番妥協できないのかじっくり吟味して家族や友達に相談しながら悔いのないように選んでください。 実習、就職活動、卒業研究、卒業判定試験とずーっと忙しい日々が続きますが仲間と助け合って、ときには息抜きをして頑張ってください! あなたの残りの学生生活が幸せなものでありますように!!!
2023.01.13
就職レポートNo.724(病院/理学療法士)理学療法学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第724弾! 理学療法学科17期生(23卒) K.O さん 病院(理学療法士) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その病院に決めた理由】 当院の施設見学をした際に地域の方との繋がりを感じる場面がありました。また急性期から維持期までの施設が併設されており、患者様と継続的に関わっていくことができると考えました。 私は長期実習の中で、患者様の退院後の在宅生活に興味を持ち、将来的にはその分野に携わりたいと考えています。その目標に向けてリスク管理等の知識技術を学べる場として、この病院を志望しました。 【就職活動を振り返って】 長期実習を終えて、なかなか行動を起こせず施設見学含め就職活動にとりかかるのが周りよりも少し遅かったと思います。とにかく自分のペースで、と考えていたので志望する病院が決まってからは履歴書の作成や面接練習等、それまでよりスムーズに進めていくことができたと思います。 【就職活動でPRしたポイント】 主に高校時代の部活動で培った強みと、大学での勉強に取り組んだ自主性をアピールしました。すぐに緊張してしまうタイプなので、本番への準備をできる限り徹底して臨むように心掛けました。面接はかなり緊張しましたが、準備してきたところは自信を持って話すことができたと思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 就職活動について何もわかっていないゼロの状態でまず相談に行きました。その後も何度か面談を繰り返し、イチから教えていただく中で自分の長所や目標、目指す像を少しずつ明確にしていくことができました。面接練習は是非した方がいいと思います。他の人から見た自分の印象や癖を丁寧に教えていただきました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動はとにかく自分のペースが大切です。周りが決まり始めてくると焦ると思います。卒業研究と国家試験勉強も始まり、いっぱいいっぱいになってしまうかと思いますが、友達にたくさん話を聞いてもらって、また話を聞いてあげてください。最終的にやるのは自分自身ですが、ぜひ友達と一緒に乗り越えてください。必ず力になってくれるはずです。最後になりますが、卒業まで友達みんなで楽しく過ごしてください。
2023.01.06
就職レポートNo.720(病院/理学療法士)理学療法学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第720弾! 理学療法学科17期生 (23卒) M.K さん 病院(理学療法士) 勤務 ※撮影時のみマスクを外しています。 【その病院に決めた理由】 法人内の3病院を通して高度急性期から回復期まであり、幅広く知識を身に付けることができ、定期的に勉強会があるなど自己研鑽に励めると感じました。特に実習でお世話になった病院ではリハビリテーション室での和やかな雰囲気と病棟での患者様と真摯に向き合う姿から、メリハリのある環境に惹かれました。また先生方との距離が近く、リハビリテーションスタッフだけでなく、他職種の方とも積極的に意見交換する姿を拝見し、このような環境であれば患者様第一の医療を提供できると考えたため、志望しました。 【就職活動を振り返って】 私の受験した病院は二次試験まであり、最初の試験から合格発表までは約1か月かかるため、不合格の場合も考えるとリスクはありました。しかし、それよりも“この病院で働きたい!”という強い思いがあったので受験しました。 早い段階から受験について考えていましたが、履歴書を書くのに苦労しました。志望動機や自己PR、学生時代に頑張ったこと、長所・短所など自己分析は思っている以上に時間がかかりました。友人と話す中で過去を振り返ったり、自分が気付かなかった長所があったりと新たな自分を見つけることができました。そのおかげで納得できる履歴書が書け、また面接試験にも活かすことが出来ました。 就職活動を通してネガティブに考えてしまい、辛い思いをすることは何度もありました。しかし、それ以上に周りの人たちに支えられていることを再確認できた貴重な機会でした。 【就職活動でPRしたポイント】 “先生方と共に働きたい!”という思いを全面に出し、実習や施設見学で感じたことを具体的に伝えました。また、幼少期から書道を習い続けていることについてPRしました。リハビリとの共通点を大きく分けて2つ伝えました。 ①先生と二人三脚で、目標達成に向けて努力する点、②目標を共有することで、先生がそれに応じた指導をしてくれる点についてです。生徒と先生の両者の視点から考え、経験を通して学んだことを、今後理学療法士としてどのように活かしていくのかを伝えました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 実習中から就職したいと考えており、学科の先生に相談していたので、求人が出てからすぐ連絡をくださりました。そのため早めから履歴書の準備や筆記試験の対策が出来ました。キャリアセンターの飯山さんは、履歴書や小論文の添削、面接練習だけでなく、願書の確認なども行ってくださり、手厚いサポートでした。また、試験で思うように成果を出せず、落ち込んでいた時も真摯に向き合ってくださり、とても感謝しています。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 実習終了後から、就職活動や卒業研究、国家試験の勉強など本当に大変です。根を詰めてするのも方法ですが、たまには息抜きも必要なので、メリハリをつけて進めると良いと思います! 病院によっては試験が遅く、周囲と比較して焦ることもあると思いますが、“その分、準備することが出来る”と考え、自分のペースで進めることが大切です。後悔しない選択をするために、病院見学に積極的に行き、実習で感じたことを思い返すことが必要で、しっかり時間をかける方が良いと思います。 最後に、就職活動は一人では乗り切れないと思います。みんなで助け合って、乗り越えてください!応援してます!!