2010年の理学療法学科の新着情報一覧
2010.10.06
就活レポート~就職活動の現場から~No.68
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第68弾! 理学療法学科5期生(11年卒) 太田 武志さん 石切生喜病院 勤務 【その病院施設に決めた理由】 法人(施設)が掲げられている理念に共感しました。「愛情・信頼・奉仕」の理念を基に、患者様と接するときは思いやりの心を忘れず「生きる喜び」を分かちあることをモットにしておられ、患者様と理学療法士が一緒に同じ目標に向かってリハビリをしているところに惹かれました。私も、患者様と「生きる喜び」を共感するために努力していきたいと思ったのが、この法人に決めた理由です。 【就職活動を振り返って】 実習が終わるまでは就職についてほとんど考えたことはなく、大学生活を満喫していただけでした。しかし、実習が終わり、学校側から就職活動についてのセミナーやマナーセミナーなどが開催されるうちに、自分の中で就職活動が徐々に始まっていきました。そして、実習が終わってすぐに開催された「病院合同説明会」にこの法人が説明に来られていたので、説明を聞かせていただき、見学に行くことを決めました。そして、上記の理由で受験することを決めました。 結局、見学に行った病院は一つでしたが、自分がここと決めたら挑戦する気持ちを持って受験しました。他にいい病院はないのか?と悩むときもありました。でも、病院見学やいろんな人からアドバイスをもらううちに、悩むこともなくなりました。今では、まったく後悔することなく、来春から理学療法士として働けることが楽しみでしかたありません。 【就職活動でPRした点】 志望動機を精一杯伝えました。 試験は、面接と小論文でしたが、特に面接を頑張って好印象を与えられたと思います。面接中はリラックスして笑顔で頑張りました。 【キャリヤセンターと就職サポートについて】 就職セミナーやマナーセミナーなどを開講してくださるので、履歴書の書き方や面接でのマナーなどは非常に助かりました。また、学生の相談にも親身になって対応してくださるなど、心の支えにもなってくださりました。感謝しています。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は早く始めて、早く終わらせるのが良いと思いますが、自分が納得いくまで病院見学に何施設も行って、最終的にここだ!という病院に就職できると良いと思います。そのためには、自分から積極的にキャリヤセンターに足を運ぶことや、病院を調べることが重要です。良い病院を探して積極的に見学に行くことをお勧めします。そして、来春から自分がここで働くんだというイメージができればより良いでしょう。でも今は、目の前のこと(テストや実習や遊び)を精一杯頑張って、また実習が終わってから就職活動を始めればいいと思います。これからも畿央生として頑張っていきましょう。
2010.09.21
畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(応用編)を開講しました。
2010(平成22)年9月11日(土)、12日(日)、「平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー 応用編」が開講されました。7月24日、25日の基礎編に続くものとして、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に全国から約200名の方が受講され、脳科学(Brain Science)とそれを基盤にしたリハビリテーション介入であるニューロリハビリテーションへの応用の取組みが期待されています。 ほとんどの受講者は7月の基礎編参加者であるため、前回とは趣きを変えて、冬木記念ホールというすり鉢状の講演会場で講義を聴く形式としました。今回の応用編では、基礎編のような局在機能ではなく、ヒトの行動や思考についての脳機能を神経ネットワークの視点から考えるという高度な講義内容でした。基本的な内容から最新の知見をはじめ臨床的な症例を交えながらわかりやすく説明しました。 時計台の左の冬木ホールが今回の会場 受付風景(東北~九州の全国から約200名) 森岡周教授による開講のご挨拶 講義ホールの大画面を見ながら受講 ニューロリハビリテーションセミナー応用編の講義テーマおよび講師陣等は、以下のとおりでした。 (1日目) 1.感覚情報処理機構 森岡 周 2.上肢運動制御の脳内機構 谷口 博 3.姿勢・歩行制御の脳内機構 冷水 誠 テーブル討議 懇親会 (2日目) 4.運動学習の脳内機構 冷水 誠 5.情動とコミュニケーションの脳内機構 信迫 悟志 6.思考と記憶の脳内機構 前岡 浩 7.運動イメージとミラーニューロンシステム 松尾 篤 質疑応答 このセミナーでは大学の授業と同じ1コマ90分としていますが、講師陣はできるだけ多くの知見の紹介に心掛けており、基礎編(174頁)、応用編(256頁)のテキスト資料編纂には多大な労力をかけています。単なる神経疾患のリハビリ(Neurologic rehabilitation)ではなく、Neurologyはもちろん、Neuroscience的知見の臨床応用をめざす点において重要だからです。したがって、Neuro-rehabilitationの研究を推進するためには、リハビリ医学、理学療法学、作業療法学、言語療法学、神経内科学だけでなく、解剖学、神経生理学、バイオメカニクス、心理学、計算論的神経科学、などの学際的な知恵を結集する必要があるからです。そして、畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー次回12月の「臨床編」は、リハビリの現場で働くみなさま方に一筋の光をご提供できるのではないかと考えています。
2010.09.06
学習への意欲につながった「チーム医療ふれあい実習」
理学療法・看護医療・健康栄養学科のコラポレーション科目「チーム医療ふれあい実習」が、去る8月23日から27日の5日間実施されました。 1日目は、学内で実習の目標や課題発表、オリエンテーション等、2日目から3日間は、8施設9病院に分かれて施設実習、最後の1日は、各施設から多数の指導者にご参加いただき、施設ごとの学びを共有する場として実践発表会を行いました。 27日の実践発表会の運営は学生主体で進行し、3日間の学びをどのように表現して伝えたらよいかを考えた資料を作成し、発表にも工夫があり、短時間で精一杯頑張った素晴らしい発表となりました。また、施設でご指導いただいた方々にご同席いただき、自分たちの発表を聞いていただけたことは、学生にとっては何よりの励みと学びの確認の機会となったと思います。 今年は、3回目の実践発表会となりましたが、学生の発表は、実際に体験して分かることのすばらしさや、他の専門職を理解し連携することからよい医療が始まるということを学生自身が実感したということに集約されます。指導者のコメントでは、将来につながる目標ができたこと、医療の現場を具体的にイメージできたことや、同世代以外の人とのコミュニケーションが苦手と言われる学生が、どのように関わったら、その人の生活を支えることになるかを考え、前向きに取り組んでいる姿に涙した、と発言してくださった方もいて、学生は、この実習に一生懸命取り組み、体験を通して多くのことを学び、これから学ぶ専門の学習への意欲につながる実習となりました。 ご指導いただいた実習施設の皆さんの暖かいご指導ご協力に心より感謝申し上げます。
2010.08.25
小学5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開講しました。
2010(平成22)年8月21日(土)10時から16時まで、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』を小学校5~6年生26名(保護者同伴)を対象に、“食べ物の「おいしさ」と「こく」をサイエンスする~調理科学の旅に、いざ出発!~』をテーマにして、開講しました。 この親子体験型講座は、科学研究費補助金を管轄する文部科学省の外郭団体である財団法人日本学術振興会に畿央大学が応募して採択された事業で、今回で2回目となります。 今回の受講生募集にあたっては、定員20名に対して40名以上の応募があり、大阪市、堺市からの参加を含めて合計26名(男子4名、女子22名)の元気な小学生とその保護者の方々の参加となりました。 10時からの開講式、オリエンテーションに続いて、日本学術振興会から見学者として来ていただいた神戸大学大学院理学研究科教授三村徹郎先生による科研費の説明の後、第1限目は本イベントの実施責任者である健康科学部健康栄養学科教授山本隆先生による『食べ物の「おいしさ」と「こく」についての講義を行いました。食べることの目的、「おいしい」ってどういうこと?、「おいしさ」の分類、和食の特徴、日本人による「うま味」の発見、「こく」って何なの?、などについて詳しく学びました。 実施責任者山本隆教授の開講ご挨拶 神戸大三村教授による科研費の説明 おいしさって?うま味を発見したのは日本人!こくってなに?山本隆教授 2限目は、健康栄養学科上地先生、柴田先生、花岡先生による『おいしさとこくをサイエンスする』調理実習。和食はうどん、洋食はカレーシチューを6グループに分かれて作りました。だしを使わないうどん、こんぶとかつおのだしを使ったうどん、ルウを使わず肉を入れないカレーシチュー、ルウを作って肉を入れたカレーシチューなど実験をかねていろいろなケースで「おいしさ」と「こく」の有無について受講生に実際に調理してもらいました。 うどんだしのとり方の実演 各グループには畿央大生がフォローアップ 小学校でも習うのかな?手際がいい! 見ているだけの子は誰もいません! 出来上がった“作品”は、みんなで学食で試食しました。こくのないうどんだし、こくのあるだし、って食べ比べるとよくわかります。やっぱり、こっちの方がおいしいねって親子で実感!市販のカレールウではなく、カレー粉からみんなで作った肉入りカレーは手作り感いっぱいでお味も最高!お代わりをする受講生も続出しました。 3限目は、理学療法学科助教松本大輔先生による『胃腸の機能を整える健康体操』です。いっぱい走ったり、頑張って筋トレをするのではなく、腹筋運動(腹式呼吸、身体のひねり、マッサージなど)を定期的に続けることを提唱しています。運動したり、勉強するとお腹が減っておいしく感じやすくなります。 4限目は、上地先生による『おいしさの測定と食生活』。同じ味でも人それぞれによって感じ方が違います。食べ物の味は五味(うま味、甘味、酸味、塩味、苦味)をベースとして、ここに日本独特の「こく」をプラスすることによって“味”が体系化できます。この味の濃淡を数段階に分け、どの段階で識別できたかをグラフとして表すことによって、その人だけの味のグラフが出来上がります。人は長年の食生活で固有のグラフを持ちますが、感じ方って違って当然なのです。みんななっとく! 最後に、冬木智子学長から全員に修了証書「未来博士号」授与式、そして学長講話がありました。 そして、みんなで記念撮影! 受講後のアンケートでは、「だしの有無でこんなに劇的に味が変わるなんて驚きました。離乳食以降、ちゃんとだしをとっていませんでしたが、再開します。」「講義、調理実習、試食、食後の運動、実験と、次から次へと楽しい講座でした。」「親子で楽しく学習・体験させていただきました。」など好評で、ご家族の夏休みのいい思い出づくりにもなれたようです。
2010.08.05
「第20回奈良県理学療法士学会」開催!
平成22年7月18日,19日の二日間にわたり、本学にて「第20回奈良県理学療法士学会」が開催されました。奈良県で勤める理学療法士約300名の方々にご参加いただき、大盛況でした。 演題全29題のうちで、本学助教の松本大輔先生・岡田洋平先生と理学療法学科卒業生および大学院生5名の計7名が発表しました。 また、昨年度の発表が認められ、本学理学療法学科准教授の高取克彦先生が学術奨励賞を、本学理学療法学科2期生喜多頼広さん(西大和リハビリテーション病院)が新人賞を受賞されました。 19日には本学理学療法学科准教授の松尾篤先生による講演も行われました。 本学理学療法学科は、今後も患者様および社会に役立つ教育、研究、社会活動に積極的に取り組んでいきたいと思います。
2010.07.29
畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)を開催しました。
2010(平成22)年7月24日(土)、25日(日)、「平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー 基礎編」が開催されました。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心として、全国から約200名もの多くの方々に参加していただき、改めて脳科学(Brain Science)とそれを基盤にしたリハビリテーション介入であるニューロリハビリテーション(Neurorehabilitation)への関心の高さを反映していると考えます。 今回は「基礎編」であり、ニューロリハビリテーションの基礎となる脳の構造や機能について、知識を深めることが目的でありました。開催時には、各講座の担当講師によって作成された全180ページにわたる資料を参加者に配布し、それをもとに講座が進められました。1日目は、脳の発生、脳幹、皮質下および辺縁系について、そして2日目は、大脳基底核と小脳、後頭葉・側頭葉、頭頂葉、前頭葉について説明がありました。その後の質疑応答については、今回一般的な形式はとらず、代わりに各開催日の最後にテーブル討議の時間が設けられました。講師および畿央大学大学院生が教室全体を巡回し、討議および質問に答えるという形式を採用し、積極的な討議、質問を頂きました。 1日目の講座終了後は、学生食堂にて懇親会が開催され、約100名の方がセミナーに引き続き参加されました。懇親会においても、和やかな雰囲気の中、活発な意見・情報交換が行われ、参加者間の関係も深めることができました。本年度より、「基礎編」、「応用編」、「臨床編」、「実践編」と複数回にわたってセミナーを開催いたします。その内容は、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しており、セラピストとしての知識・技術の向上を目的とするとともに、セラピスト教育に携わっている教育研究者に対し情報提供することにより、その内容を教育に活用していただくことも目的としております。そしてこれらのセミナーを通じ、多くの方々に参加していただき、脳科学の知識に基づいたニューロリハビリテーションを様々な場所で展開して頂きたいと考えます。そして、一つのチームとして協力して発展していけるように、私どもも日々研鑚し、畿央大学から情報提供を続けていきたいと考えております。
2010.04.24
2010(平成22)年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーを開講。
畿央大学理学療法学科講師陣による 専門的かつ先進的なニューロリハビリテーションセミナー! 畿央大学では、全国の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の病院施設関係者および大学院生等の方々に向けてリハビリテーション分野で脚光を浴びつつある 脳神経科学に焦点をあて、「基礎編」「応用編」「臨床編」「実践編」の4つの講座を下記要領にて開講いたします。いずれの講座も土曜日、日曜日の2日間連 続して受講していただくことにより、プログラム内容の充実を図っています。 基礎編 定員に達しましたので、締め切りました。 平成22年7月24日(土)、25日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 応用編 定員に達しましたので、締め切りました。 平成22年9月11日(土)、12日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 臨床編 定員に達しましたので、締め切りました。 平成22年12月18日(土)、19日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 実践編 定員に達しましたので、締め切りました。 平成23年2月19日(土)、20日(日)定員 30名/受講費20,000円 詳細 ※いずれの講座も開講週の月曜日を申し込み締切日とします。(ex.基礎編の締切日は7月19日(月))※先着順で受け付け、定員超過等で受講できない方には別途ご連絡します。受講費は当日いただきます。※いずれの講座も初日土曜日カリキュラム終了後、参加者の情報交換と親睦をかねて、畿央大学学生食堂にて懇親会を開催します。懇親会の参加もお申し込み下さい。懇親会費用(実費)は2,000円とし、当日受講費と一緒にいただきます。 会場 畿央大学〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2最寄駅「近鉄五位堂駅」 アクセスはこちら 講師 畿央大学 教授 森岡 周准教授 松尾 篤助教 冷水 誠助教 前岡 浩 ほか 基礎編、応用編、臨床編、実践編は定員に達しましたので、締め切りました。お申込みありがとうございました。 平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーの開講にあたって 脳の科学(Brain Science)の進歩が叫ばれて数年が経過しました。そして、その科学を応用したリハビリテーションの導入が議論されはじめています。こうした世界的な 流れを「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」と呼び、それを略したものがニューロリハビリテーション(Neurorehabilitation)です。ニューロリハ ビリテーションの展開は端緒についたばかりであることから、全国各地のリハビリテーションに関連する大学や養成校において、授業としてはほとんど取り入れ られていないのが現状です。 しかしながら、その可能性は大変魅力的なものであり、近い将来、ニューロリハビリテーションに基づいた介入の必要性が叫ばれるようになるでしょう。畿央大学ではこれらのニーズに応えるべく、本年度よりニューロリハビリテーションセミナーを複数回にわたって開催します。これはすでにセラピストとして実践している方々の技術・知識の向上を目的としたブラッシュアップセミナーの要素が大きいですが、セラピスト教育に携わっている教育研究者に対して情報提供することで、その内容を教育に活用していただく目的も有しています。学会や各種講習会などで断片的に広められているニューロリハビリテーションに関して、今回、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは、骨・筋の構造や機能を学ぶように脳の構造や機能を学ぶ「基礎編」、人間の動きを学ぶように情報処理に代表される脳のシステム機能を学ぶ「応用編」、目に見える神経障害の病態を学ぶようにその病態を引き起こす目に見えない脳内機構、そして機能回復に伴う神経可塑的機構について学び、リハビリテーション介入を考える「臨床編」、さらには実際に先端の機器・装置を使用することで脳機能イメージング研究を体験し、臨床における運動、作業、言語課題を創造する「実践編」の四つで構成しています。実践編においては、将来的には研究サポートも提供したいと考えています。ニューロリハビリテーションに関する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。 畿央大学 健康科学部理学療法学科畿央大学大学院健康科学研究科主任教授 森岡 周 基礎編 日 時 平成22年7月24日(土)、25日(日) 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションの基礎となる 1.脳の発生、構造、発達 2.ニューロン、グリア、シナプス、ミエリンの構造と機能 3.脳幹、大脳基底核、小脳、大脳辺縁系、大脳皮質 (後頭葉、側頭葉、頭頂葉、前頭葉)の構造と機能 について学ぶ。 プログラム 7/24(土)7/25(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (4)皮質下および辺縁系の構造と機能 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5)後頭葉・側頭葉の構造と機能 13:00~14:30 (1)脳の発生とその構造 13:00~14:30 (6)頭頂葉の構造と機能 14:40~16:10 (2)脳幹と大脳基底核の構造と機能 14:40~16:10 (7)前頭葉の構造と機能 16:20~17:50 (3)小脳の構造と機能 16:10~16:30 質疑応答 18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40 閉会式 応用編 日 時 平成22年9月11日(土)、12日(日) 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションを応用するための 1.脳内における感覚情報処理機構(統合機構や身体図式の形成も含む) 2.上肢および下肢の運動を実現する脳内機構 3.運動および行為の学習をもたらす脳内機構およびその手続き 4.人間が持つ情動/感情とコミュニケーションの脳内機構 5.高次機能である思考と記憶(ワーキングメモリ機能を含む)の脳内機構 6.運動イメージとミラーニューロンシステムに関する神経ネットワーク について学ぶ。 プログラム 9/11(土)9/12(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (4)運動学習の脳内機構 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5)情動とコミュニケーションの脳内機構 13:00~14:30 (1)感覚情報処理機構 13:00~14:30 (6)思考と記憶の脳内機構 14:40~16:10 (2)上肢運動制御の脳内機構 14:40~16:10 (7)運動イメージとミラーニューロンシステム 16:20~17:50 (3)姿勢・歩行制御の脳内機構 16:10~16:30 質疑応答 18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40 閉会式 臨床編 日 時 平成22年12月18日(土)、19日(日) 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションを臨床導入するための根拠となる 1.脳損傷後の神経可塑的変化機構 2.高次脳機能障害(特に半側空間無視、失行症)の脳内機構と治療介入 3.失調症・Parkinoson病の脳内機構と治療介入 4.運動器疾患・痛みの脳内機構と治療介入 5.機能回復(特に姿勢・歩行の回復、上肢による行為の回復)および学習プロセスに基づいた治療介入 6.神経科学に基づいたリハビリテーション治療の最新トピックス 7.神経科学を用いたclinical reasoning(動作からの脳内機構の読み解き) について学ぶ。 プログラム 12/18(土)12/19(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (4)運動器疾患・痛みの脳内機構 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5)機能回復の脳内機構 13:00~14:30 (1)損傷脳の再組織化 13:00~14:30 (6)神経科学に基づくリハビリテーション 14:40~16:10 (2)高次脳機能障害の脳内機構 14:40~16:10 (7)神経科学を用いたclinical reasoning 16:20~17:50 (3)失調症・Parkinoson病の脳内機構 16:10~16:30 質疑応答 18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40 閉会式 実践編 日 時 平成23年2月19日(土)、20日(日) 定 員 30名 受 講 費 20,000円 内 容 ニューロリハビリテーション研究の読解、実践、応用のための 1.各種脳機能イメージング研究(PET、fMRI、NIRS、MEGなど)の概要 2.脳機能イメージング研究の手続き 3.脳機能イメージング研究(NIRS、EEG)の実際 4.脳機能イメージング研究に基づく臨床・課題の創造 について本学が所有する装置や機器を実際に使用し、自己の体験を通じて学ぶ(体験学習)。 プログラム 2/19(土)2/20(日) 12:00~ 受付 9:00~11:00 脳機能イメージング研究の実験(2) 12:50~13:00 開会式 11:00~13:00 脳機能イメージング研究の解析(1) 13:00~14:30 脳機能イメージング研究の概説 14:00~15:00 脳機能イメージング研究の解析(2) 15:00~16:10 脳機能イメージング研究の読解 15:00~16:10 脳機能イメージング研究の説明 16:20~17:50 脳機能イメージング研究の実験(1) 16:10~16:30 質疑応答 16:30~16:40 閉会式
2010.04.15
産学連携で(株)墨運堂の「ゆび筆」開発に協力しました。
2010(平成22)年4月13日、(株)墨運堂(松井専務、植野部長)がゆび筆の商品化にこぎつけたということで報告に来られました。㈱墨運堂は、奈良市六条に本社をおき、創業1805(文化2)年という200年以上にわたる墨の老舗。数年前に手に障がいをお持ちの方たちにも自由に文字や絵が画けないかと“ゆび筆”の開発に取り掛かられました。初めはゴム製指サック状の先に穂先を取り付けた簡単なものを作りましたが締め付けの強弱の問題があり、次にプラスチック製でスリット入りのゴム輪固定のものを開発。しかし、やはり指への締め付けがしっくりこず柔軟性を持つようプラスチック成分の配合をいろいろ考えられ、この度商品化にこぎつけられました。その試作段階で本学の健康科学部人間環境デザイン学科の中山順准教授と理学療法学科の岡田洋平助教が開発協力しました。 墨運堂(左から松井専務、植野部長) 完成品を手に(左から岡田先生、中山先生) 墨運堂松井専務は、試作品を作るごとに全国の障がい者養護施設や幼稚園、保育所を回られ、使い心地を試していただき改良し続けました。今まで字が書けない、絵も描けないとあきらめていた方々からゆび筆を使って人生が変わったという沢山の手紙をいただいたことが、私のゆび筆開発の原動力になったと語っておられました。本学に来られたこの日には、今までに届いた手紙や書かれた作品の数々をファイリングした冊子を見せていただき、出会いと感動、松井さんの執念ともいえるゆび筆開発の情熱を感じたひとときでした。 ゆび筆「Pop Corn:ポップコーン」 指にしっかり馴染む大中小の3タイプ 商品化にあたっては、ポップ(アートな)一番目立ちやすい黄色にし、コーン(弾けるとうもろこし)をイメージしてPop Cornポップコーンという商品名に。従来の筆とは違った新しい感覚で自由な発想と場面に使え、夢が広がるネーミングで登場しました。このポップコーンは障がい者向けのみならず健常者にも、これまでの書く概念を変える新しい感覚の筆記具、脳と指が見事に一体感を持つ筆記具として、産経・朝日・読売・奈良の各新聞紙面やテレビ東京「WBSワールドビジネスサテライト」のトレンドたまごでも取り上げられている、まさにトレンドな筆記具です。詳しくは、同社ホームページで↓畿央大学はこれからも産学連携に積極的に取り組みます。ご要望がございましたら企画部までご連絡ください。 墨運堂ホームページ ゆび筆ホームページ
2010.04.13
先輩から学ぶ建学の精神 ~理学療法学科新入生宿泊研修~
理学療法学科は、桜の花が咲き乱れる暖かい日に、大阪環状線桜の宮駅近くのリバーサイドホテルにて新入生宿泊研修を行いました! 駅から皆で花見をしながら歩き、お昼にホテルで現地集合し、昼食。その後はクラス会を兼ねた自己紹介。入学式から少しずつクラスメイトの顔を覚え始めたこの時期にうってつけの宿泊研修でした。 自己紹介が終わり、和んだ後は、新4回生の発表がありました。 4回生の学生は、先輩として大学生活でのいろんな経験を話してくれました。 友だち作り、クラブ活動やサークル活動について、学外でのチャレンジしたこと、理学療法学科で学ぶこと、臨床実習の大変さ、大変だからこそ得られた経験、これからの目標など、いろいろな方面から大学生活について話をしてくれました。 その後は、4回生も参加してグループワーク。6~7人の小グループに分かれて「わたしたちの考える『徳』、『知』、『美』」や「そのためには4年間どう過ごせばよいか」についてディスカッションし、各グループで発表を行いました。 (さらに…)
2010.04.05
理学療法士国家試験結果~2010年3月卒業生
第45回理学療法士国家試験の合格発表が3月31日に行われ、健康科学部理学療法学科卒業生(2010年3月卒)は77名が受験し76名が合格しました。本学の合格率は98.7%で、全国平均は95.4%(新卒のみ)でした。 国家試験の合格率が厳しくなっていくのではないかといわれている中で、本学科の学生はよく頑張って、良い結果を出してくれました。合格を確実にしていくためにはしっかりとした準備が必要ですが、「準備」というのは決して特別な事ではなく、「理学療法士になるという強い気持ちを持つこと」、「規則正しい生活を送ること」、「日々の勉強」につきます。これからも、学生諸君とともに一層の対策強化をはかりたいと思っています。 理学療法学科 学科長 庄本康治