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理学療法学科の新着情報一覧

2019年の理学療法学科の新着情報一覧

2019.09.19

第5回畿央大学シニア講座「なぜ腰痛を治すために運動が必要なのか、どのように運動をすればいいのか」を開催しました。

令和元(2019)年9月18日(水)、畿央大学では地域のシニア世代の方々を対象に、「健康」と「教育」について学びを深めるための「畿央大学シニア講座」を開催しました。毎回人気で恒例となったこの講座は、今回で5回目の開催となります。 今回は「なぜ腰痛を治すために運動が必要なのか、どのように運動をすればいいのか」と題して、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの大住倫弘准教授と、東京大学医学部附属病院麻酔科・痛みセンター住谷昌彦准教授に講師となっていただき、参加者42名の皆様に最新の知見を学んでいただきました。     まず、大住先生が講師となり、講義形式でレジュメを確認しながら「腰痛のメカニズム」や「痛み」について学びました。参加者の皆さんは生活を送る中で、それぞれの感じている痛みと付き合いながら日々過ごされているためか、講義内容に熱心に耳を傾けておられました。     引き続き、どれくらいの運動強度が継続的にする運動として望ましいかを考えるために、通常の心拍数を測った後、軽い足踏みをして再度心拍数を測り、望ましい運動強度を体感していただきました。また、腰痛に有効なストレッチをいくつか学び、実際に体が柔らかくなったと実感される方が多数いらっしゃいました。     少しの休憩をはさんだ後、引き続いて住谷先生からの講義を実施していただきました。住谷先生からもまずは講義形式で脳科学(様々な感覚)と痛みの関係性を学びました。     自身の体のバランスを感じるようなストレッチなどをはさみ、腰痛の解消につながる運動を行い、ロコモティブ症候群の悪循環モデルなども学びながら、運動をしないということが様々なことに対していかに悪影響を及ぼすのかということを知っていただきました。「痛みがあったら安静にしなければならない」という世間の通例は間違いで、骨折などが確認できないのであれば軽い運動を継続的に行うべきだと先生が話されたときには、参加者の皆さんが非常に大きな関心を示されていました。薬物療法と運動療法をバランスよく行っていくことが、QOL(生活の質)の改善につながるということを、住谷先生の分かりやすい説明とともに理解していただくことができました。     参加者の方からは、「科学的であり、説得力がありました」「運動を頑張って続けていこうという動機付けになりました」「簡単に効果のある運動方法を教えて頂き満足です」などの声を多数いただき、第5回シニア講座は好評のうちに終了しました。 畿央大学では今後も地域社会と連携し、様々な形で地域貢献、社会貢献に取り組んでまいります。   【関連記事】 第4回畿央大学シニア講座 第3回畿央大学シニア講座 第2回畿央大学シニア講座 第1回畿央大学シニア講座      

2019.09.11

理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.2

9月5日(木)から7日間 台湾で行われる海外インターンシップに参加!   理学療法学科では、今年で4回目となる「海外インターンシップ」を行います。3回生10名、教員4名で令和元年9月5日(木)~11日(水)の7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、輔仁大学の理学療法学科との交流や、英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、高齢者の方のデイケアセンターにも訪問させていただく予定です。現地からのレポート第2弾です!   第5日目:9月9日(月) インターンシップ5日目には台中の中國醫藥大學(CMU)を訪れました。   ▲ CMUの建物   CMUではこの日から夏休み明けの授業始まりとなり、学生さんはすごく明るく私たちを出迎えてくれました。台湾では9月から新年度が始まるため、みんな進級したばかりです。 午前中は、CMUの学生さんと一緒にYu-Jung先生の授業を受けさせていただきました。 授業は英語で行われ、授業はバイタルサインを内容としたもので、各グループに畿央生が1人入り、ゲームや実技を交えたものでした。畿央大学での授業とはまた違ったものもあり、とても楽しく学びのあるものとなりました。   ▲ グループワーク   ▲ 血圧測定の実技   この日の昼食はCMUで学生さんたちと交流しながらいただきました。グループに畿央生が1人だけということもあり最初は不安もありましたが、CMUの学生さんの積極的な話しかけ等もあり楽しく過ごすことができました。   午後からは人―物理治療所という理学療法のクリニックに訪れました。   ▲ 人一物理治療所   ここでは、院長のWu先生からクリニックのことや、ここのクリニックで用いられている技術についてなどたくさんのお話を聞くことができました。台湾と日本では理学療法に関する法律などが異なっており、台湾の理学療法士は開業を認められています。そのため、Wu先生は理学療法士でクリニックを開業されています。特徴として、親指での治療(Finger surgery)を行われており、これはここでしかできない技術だそうです!   ▲ Wu先生による実技指導   人―物理治療所から再びCMUに戻り、畿央大学の宮本先生によるレクチャーを受け、畿央生の発表(日本の観光地ついて)、続いてCMU学生の発表(台湾について、台湾の理学療法について)、畿央学生の発表(畿央大学について、日本の理学療法・高齢者について)を行い、最後にパフォーマンスとして「ソーラン節」を披露しました。 「ソーラン節」の披露後、CMUの学生さんと一緒に「ソーラン節」を踊りました。CMUの学生さんは大いに盛り上げてくれ、楽しんでくれていました。   ▲ 宮本先生によるレクチャー   ▲ 畿央生による発表   この後、CMUの学生さんと夜市に行き、仲を深めることもできました。       第6日目:9月10日(火) 台湾6日目には台湾で初めてできたデイサービス施設の元気學堂を訪れました。   まだ完成してから3年しか経っておらず、同じようなシステムの施設は他にありません。特徴的な点は、保険が下りず利用するには全額負担しなければならないこと、自分達でマンゴーアイスやポチ袋などを作り販売すること、消防署やコンビニで職業体験ができることなどです。   ▲ 元気學堂の皆さんと   訪問してすぐにアイスブレイキングとして利用者の方と文旦の皮剥き競争をしたり、畿央大学の学生からソーラン節を披露したりしました。台湾の文旦は日本のものとは少し形が違いましたが、甘いフルーツで中秋節に食べられるようです。その後、元気學堂​に通う皆さんと一緒に木球と呼ばれる台湾のゲートボールのようなゲームで交流しました。言語の壁はありましたが、ゲームを通じて親睦を深めることができました。   ▲ 木球の様子   利用者の方とはほぼ中国語でのコミュニケーションだったので分からないことがたくさんありましたが、ジェスチャーを交えながら一生懸命コミュニケーションをとりました。お昼は昼食も一緒に頂き、最後には手作りのマスコットをいただきました。   今日でインターンシップのプログラムが全て終わり寂しい気持ちになりますが、このインターンシップで感じたことや学んだことを後期の授業に活かせるようにしたいと思います。   理学療法学科3回生 楠山千智・原口愛美・平井愛梨・福本優衣   【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.1 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その2 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その1 理学療法学科 海外インターンシップ記事一覧

2019.09.10

名古屋大学大学院との研究交流会を開催!~健康科学研究科神経リハビリテーション研究室

第1回 畿央大学・名古屋大学 研究交流会 9月8日(日)、畿央大学にて畿央大学大学院神経リハビリテーション学研究室研究交流会が開催されました。今回は名古屋大学大学院 内山研究室と記念すべき第1回の研究交流会となり、内山靖先生をはじめ大学院生、学部生の方々に遠路はるばるお越しいただきました。     プログラムとしては、最初に、内山先生に内山研究室についてのご紹介をいただき、その後に内山研究室の大学院生から、高橋さんが「脳性麻痺児における生活の質と生物心理社会的な関連因子の探索的研究」について、川路さんが「じん肺検診受信者における身体活動量の要因に関する研究」について、佐藤さんが「Smart Walkerにおける治療・誘導刺激制御の最適化に関する実証的研究」について現在進行形の研究を発表していただきました。いずれの研究も研究背景の説明がわかりやすく丁寧に構成されており、普段聞きなれない領域の発表でしたが、初めて聞く分野の話題でも理解が深まる内容・プレゼンテーションであり、大変参考になりました。午前の最後には両研究室の数名の院生から、自己紹介も含めて簡単に研究分野や現在行っている研究の概要について発表させていただきました。   午後からはまず森岡先生から森岡研究室についてのご紹介をいただき、その後、赤口さんが「慢性期脳卒中患者の把持力調節の特徴-上肢機能並びに使用頻度との関係に着目して-」について、水田さんから「脳卒中後症例における運動麻痺と歩行速度の関係性からみた歩行特性・クラスター分析に基づく特徴分析-」、西さんから「痛みの予期は目標志向的な運動制御に影響する-痛み恐怖条件付けパラダイムを用いて-」について発表していただきました。内山研究室・森岡研究室双方の院生から研究について意見交換がされ、特に休み時間に気楽な雰囲気の中で議論が自然とされていたのが非常に良い雰囲気であったと印象的に思いました。   内山研究室・森岡研究室ともに研究分野が多岐にわたっていますが、特に内山研究室では医工連携を踏まえた研究もされており、今後のリハビリテーション分野も大きく変遷していくことを実感しました。内山先生、森岡先生からもお話をいただき、両先生に共通していたことは、理学療法とは何か、どのような病態にはどのような介入をしていくべきか、ということを標準化・アルゴリズム化していくことが今我々には求められており、人間を対象としている分野なので、個別性と普遍性を踏まえた関わりを高めていくことで、理学療法士の価値を高めていくことが重要であるということでした。このことを踏まえた上で、我々一人ひとりが、自分がどのような部分に貢献できるかということを考えていくことが求められているので、日々の行動を意識していきたいと再認識しました。   最後になりましたが、ご多忙の中快くご対応してくださり、かつ遠方までお越しいただきました内山先生ならびに内山研究室の皆様、研究交流会の運営幹事としてご尽力いただきました佐藤さんと藤井さん、そしてこのような機会を与えてくださった森岡先生に深く感謝を申し上げます。   博士後期課程 2年 重藤隼人

2019.09.10

理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾~現地レポートVol.1

9月5日(木)から7日間 台湾で行われる海外インターンシップに参加!   理学療法学科では、今年で4回目となる「海外インターンシップ」を行います。3回生10名、教員4名で令和元年9月5日(木)~11日(水)の7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、輔仁大学の理学療法学科との交流や、英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、高齢者の方のデイケアセンターにも訪問させていただく予定です。現地からのレポート第1弾です!   第1日目:9月5日(木) 海外インターンシップ1日目は桃園国際空港から台北市内に移動する途中、輔仁大学を訪問しました。輔仁大学への訪問は今年が初めてです!     ▼輔仁大学で!     Sam先生が出迎えてくださり輔仁大学の紹介、台湾でのカリキュラム制度など台湾の理学療法についてのレクチャーを受けました。慣れない英語でのレクチャーだったので全員が体を前にしてSam先生のお話に必死についていきました。日本と同じ部分もあれば初めて聞く内容もあり学びを深めることができました。Sam先生からは輔仁大学の靴下、マンゴーケーキのプレゼントも頂きました。   ▼Sam先生の講義     この日の夜は今後の予定、プレゼンテーションの確認、披露するソーラン節の練習を行い、翌日の国立台湾大学(NTU)への訪問に備えました。   ▼Sam先生と福本先生       第2日目:9月6日(金) 海外インターンシップ2日目は朝からNTUへ行き、午前中はNTUのWang先生が大学の紹介を聞きました。NTUでは日本と同じ4年制からDPT(Doctor of Physical Therapy)の6年制のカリキュラムへ移行が進められていますが、6年制では研究や自分の興味のある分野で実習ができるなど、専門性をより突き詰めることができるといったメリットがあるとおっしゃっていました。   ▼DPTプログラムについて教えて下さるWang先生     その後、大学内にある研究室や附属病院にあるPTセンターを見学させて頂きました。   ▼特殊なトレッドミルを経験     ▼国立台湾大学附属病院のPTセンター       NTUの学生たちとランチをした後は、まず宮本先生から呼吸疾患の理学的評価についてのレクチャーを受けました。この時はNTUの学生と二人ペアになってコミュニケーションをとって、一緒に触診や打診などを行いました。     ▼レクチャーの様子       次に、Wang先生から理学療法においてのエコーを使うことの有用性について、実際にエコーでの評価をしてもらいながらレクチャーを受けました。Wang先生のレクチャーでは専門的な英語が多く、聞き取るのが難しく、畿央の先生方の解説でようやくわかりました。もっと英語を勉強して聞き取れるようになりたいと強く感じました。   ▼リアルタイムで筋肉の構造を見せてもらいながらのレクチャー         その後、我々日本の学生とNTUの学生でプレゼンテーションを行いました 私たちは2つのグループに分かれて、「日本の大学生の1日(観光)」、「畿央大学の紹介と日本の理学療法や高齢者問題」についてプレゼンしました。この日のために毎週授業で英語の勉強とプレゼンの練習をしてきました。発音を意識したりやジェスチャーを使いながら話すなど日頃行わないことが多く難しいことが多かったですが、渡航前のマリアンヌ先生からのレクチャーもあり、いいプレゼンになりました。NTUの学生達の反応が良くとても盛り上がりました。   ▼観光班のプレゼン   ▼畿央大学の紹介と日本の理学療法についてのプレゼン   最後に、余興として日本の伝統的な踊りであるソーラン節を踊りました。NTUの学生たちのほとんどはソーラン節を見るのが初めてでしたが、踊りの意味や掛け声に興味を持ってくれて、最後は一緒にソーラン節を踊りました。   ▼NTUの学生とソーラン節!                                                                                                                                                              ▼第1日目に一緒に参加してくれたNTUの学生たちと   夜はNTUの学生の案内で夜市に行きました。 おいしいご飯や夜市ならではの雰囲気を満喫し、また臭豆腐などの台湾独特の食べ物にも挑戦しました。そのなかでもNTUの学生たちと交流することができました。英語でコミュニケーションを取ることは簡単ではありませんでしたが、ジェスチャーなども含めてコミュニケーションを取りすごく思い出に残る時間を過ごすことができました!   ▼夜市にて   理学療法学科3回生 森田 晃優・宮田 晶穂 【関連記事】 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その2 理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その1 理学療法学科 海外インターンシップ記事一覧

2019.09.07

高校生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス~大学の研究室へようこそ~」を実施しました!

高校生11名が、「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」について学びました。    8月19日(月)、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』を実施しました。 「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、文部科学省所管の独立行政法人日本学術振興会からの助成を受けて実施されるイベントで、本学ではこれまで小学校高学年の児童を対象に平成21年から毎年実施しており、本年度は対象を高校生に変更し、通算11回目の開催となります。大学は教育研究機関として、国の科学研究費の助成を受けて社会に役立つ様々な研究を行っており、その成果を子どもたちにも知ってもらい、未来の科学者を育てていくのがこのイベントの目的です。参加者は高校生11名で、県内だけでなく大阪府や、関東からの参加者もいました。   この日のプログラムは「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」と題し、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの信迫悟志准教授<実施責任者>、大住倫弘准教授を講師として、脳と運動との密接な関係性を学んでもらいました。   まず初めにこの事業の目的と科研費についての説明を行ったあと、信迫先生から当プログラムの概要とスタッフの紹介を行い、まず1時間目「運動の脳科学」と題した講義を行いました。「ヒトは様々な運動が当たり前に可能であるが、それはなぜなのか?」からスタートし、脳の構造や簡単な運動を通して“脳科学”の導入を講義してもらいました。       その後の2時間目からは2グループに分かれ、実際の機器を使用しながら6つの実験を行い、脳に問題が起こった場合に動作や感覚が困難になる様子を実際に体感してもらいました。   【左】映像遅延下運動課題 【右】スプリット・トレッドミル歩行課題   【左】両手干渉課題 【右】ラバーハンド錯覚課題   【左】プリズム順応課題 【右】運動観察干渉課題   【左】視線計測課題 【右】サーマルグリル・イリュージョン課題   参加者の高校生は、初めて見るのはもちろん、体験するのも初めての機器ばかりのようで、教員から「畿央大学は他大学と比較すると規模は小さな大学ですが、これらの研究機器は本当に充実しており、他の研究者の方々にも驚かれます。」という補足説明があり、また機器の中には参加者の想像を大幅に超えるような高額なものもあり、実際の値段を聞いて驚きの声もあがっていました。   学生食堂で実際の食堂のランチ体験をしてもらった後は、fNIRS(機能的近赤外分光装置)を使用し、運動中の脳活動を測定してみました。   全ての実験・計測が終了したあとは、クッキータイムと称し、一息つきながら感想を言い合ったりディスカッションしたりしました。また担当教員からは、今後の進路を選択する高校生へ向けて、自身の昔話や、脳科学や理学療法士についての話もしていただき、楽しく歓談しました。    ▼クッキータイム(ディスカッション)   様々な機器を実際に使用しながら研究の一部を体験してもらい、あっという間にプログラムが終了しました。受講生一人ひとりに冬木正彦学長から修了証書が授与され、冬木学長からは、『この事業のタイトルである“ときめき”を英語で表現するとなんというか知っていますか?“butterfly in stomach”というように胃の中で蝶が羽ばたくような衝撃を“ときめく”と表しているのです』といった豆知識や、また学長先生自身も幼少期に科学に興味のあった話をしていただき、『これからたくさんの「なぜ?」を追求し、今後の学びにぜひ繋げていってください』と期待を込めたお言葉を頂戴いたしました。   ▼受講者1人ひとりに修了証書を授与     参加者からは、「脳はとても興味深いと改めて感じました。実際に体感できたのでおもしろかったです。」「普段できないような貴重な体験ができて嬉しかったです。」等、学校の授業とは異なった貴重な体験ができたとの感想をいただきました。様々な体験・実験を通して、今回のテーマであった「運動と脳との密接な関係性」について少しでも学んでいただけたことと思います。また今回の体験を通して、科学に対してさらに興味を深めてくれることを願っています。 ぜひまた畿央大学にお越しくださいね!      【過去のひらめき☆ときめきサイエンス】 2018年「運動中のからだのしくみ」 2017年「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門~」 2016年「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」 2015年「運動するとからだの中はどうなる?~健康をつくる運動と食事のサイエンス~」 2014年「運動中のからだの不思議を科学する~健康を支える運動と食事を学ぼう~」 2013年「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスするーおだしの文化の調理科学実験ー」 2012年「お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント?調理科学の不思議体験」 2011年「食から環境を考える」 2010年「食べ物の『おいしさ』と『こく』をサイエンスする」 2009年「食育をサイエンスする」

2019.09.03

「第10回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室

田平研究室(大学院)健康科学研究科修士課程の太田です。2019年8月24日(土)~25日(日)に「第10回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を滋賀県大津市のKKRホテルびわこにて開催いたしました。両日とも天候に恵まれ、会場のクラブハウスやホテルからは琵琶湖が一望できる最高のロケーションで行われました。     本研究大会は毎年、田平教授をはじめ研究室の在学生と卒業生で行っており、臨床研究や基礎研究の発表、修士・博士論文の進捗状況などを発表しています。今年は田平教授、在学生3名、卒業生8名、計12名が参加し2日間で11演題が発表されました。 発表内容は呼吸循環器疾患を中心とした臨床研究や活動報告、最近のトピックスとして電子タバコについてなど多岐にわたる興味深いものでした。また、海外での学会発表を控えている卒業生の英語発表もあり、良い刺激を受けました。私を含む在学生は研究テーマに関する発表を行いました。田平教授、卒業生の先輩方からは多くの的確なご指摘をいただき、今後研究を進めていく上で非常に参考となるものでした。     懇親会は夜遅くまで、研究や日々の臨床での悩みから趣味や家庭の話まで、いろいろな話題で盛り上がり田平研究室の結束力と温かい雰囲気を感じました。   8月末の残暑厳しい時期の開催でしたが、琵琶湖から吹いてくる爽やかな風と参加者の皆さんの和気あいあいとした雰囲気で、暑さも忘れて楽しく、また非常に充実した2日間となりました。      健康科学研究科 修士課程 太田信也   【関連記事】 第9回呼吸・循環リハビリテーション研究大会レポート 「第8回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室 「第7回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を開催!~田平研究室 田平研究室で第6回呼吸・循環呼吸リハビリテーション研究大会開催~健康科学研究科 第5回呼吸・循環呼吸リハビリテーション研究大会-大学院:田平研究室- 畿央大学 呼吸・循環呼吸リハビリテーション研究大会-大学院:田平研究室- 畿央大学呼吸・循環リハビリテーション研究大会 -大学院:田平研究室-

2019.09.02

令和元年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催!~理学療法・看護医療・健康栄養学科

チーム医療ふれあい実習を終えて   チーム医療に携わる専門職としての資質や態度を養い、職種間の協働の重要性について学ぶ「チーム医療ふれあい実習」は、本学の特色ある学びの一つになっています。今年度は令和元年8月19日(月)~23日(金)に、看護医療学科1回生、理学療法学科1回生、健康栄養学科臨床栄養コース2回生の学生総勢186名が、学科の枠を超えてグループを編成し、チーム医療が実践されている医療現場(10施設)で実習を行い、最終日には冬木記念ホールで実践発表会を行い、それぞれの学びを共有しました。     実際の現場での実習を通して、さまざまな気づき、学びがあったようです。以下、各学科の学生たちの学びの様子を紹介します。   看護医療学科 今回の実習では、放射線科、薬剤科、検査科、リハビリテーション科などの各部署や、病棟、外来の見学をさせていただきました。そこでは、チーム医療や、コミュニケーションの大切さを学びました。部署の見学をさせていただいた際、より良い医療を患者さんに提供するために、各職種が専門性を発揮し他職種と連携して、様々な視点からみることが大切だと学びました。 病棟では、患者さんのケアやカンファレンスの場面も見学させていただきました。その中でも共通していた点は、コミュニケーションの大切さです。患者さんや家族の方と話す機会も作ってくださいましたが、ニュースなどに対する私の知識が乏しく、話を続けることができませんでした。このことから、幅広い世代の方が対象であることを理解し、知識を増やして、時と場合に合わせたコミュニケーションをとることの重要性を学びました。また、医療者が患者さんの言葉や反応を見逃さず、目的をもって接しておられたことがとても印象に残っています。看護師はカンファレンスなどで、他職種と患者さんをつなぐ仲介役も担っていました。以上のことから、患者さんだけではなくチーム医療を行う上で、医療従事者間でのコミュニケーションの大切さも学びました。また、実習を行うことができたのは病院の皆さま、患者さんやそのご家族の協力があったからだと実感しました。 今回の実習を通して、自分自身の欠点を知り、各職種の専門性を知ることの重要性も学びました。今回の経験を活かして、他学科との関わりを大切にし、今後の学びに繋げていきたいと思います。そして、協力して下さった方々への感謝の気持ちを忘れないようにします。本当にありがとうございました。 看護医療学科1回生 丸谷麻友     健康栄養学科 今回のチーム医療ふれあい実習では、チーム医療として看護師、理学療法士、管理栄養士をはじめ多くの職種がどのような役割を担っているのかを実際に見学させていただきました。患者さんに栄養指導をする場面を見学させていただいた際には、患者さんだけでなくご家族にも栄養指導を行うことにより、家族全体で患者さんの栄養サポートができるということや、患者さんからは聞き出せない情報を、ご家族から得られることが多いなどの利点を学びました。そして栄養指導にご家族の同席を促すために、看護師が日程を調整するなどといった連携が取られていることを知りました。 また実際に食事介助の場面で様々な食事形態も見ることができ、患者さんの嚥下機能を言語聴覚士が評価して多職種と情報を共有し、管理栄養士がその情報に基づいて献立を考え、看護師や言語聴覚士が食事介助をするという連携を知りました。 毎日の実習終了後にはグループでのカンファレンスを行い、看護師、理学療法士、管理栄養士をめざす視点から感じたことや学んだことを共有することで、自分だけでは気づくことができなかった考えや学びがあり、多職種間での情報交換の重要性に気づきました。このように実際に医療現場で実習させていただいたことでたくさんのことを学ぶことができましたが、同時にたくさんの課題も見つかりました。医療現場で働く管理栄養士になるために今回の実習で得たたくさんの学びや課題をこれからの勉強に活かしていきたいと思います。ありがとうございました。 健康栄養学科2回生 井原雪那     理学療法学科 今回の実習では検査部、薬剤部、栄養科、外来、病棟、リハビリテーション科を見学させていただき、各専門職同士の連携などチーム医療の大切さを学びました。部署での見学ではそれぞれの専門職が役割を果たし、医療ミスを防ぐための取り組みや他職種との連携の仕方を学びました。 リハビリテーション科では、現場で活躍されている理学療法士に付いて実際に患者さんに治療を行っている様子を見学させていただきました。患者さんやそのご家族への話し方、接し方を勉強させていただきました。お話を聞かせていただいた他職種の方々は理学療法士がリハビリ中にご家族のことや不安事など踏み入ったことを聞いてくれて、その情報がすごく助かっていると仰っており、患者さんとの結びつきが強い職業だと思いました。 そして、今回の実習を通してまだまだ勉強をして様々な知識を蓄える必要があると感じました。例えば、患者さんと接する際に、病気などについて質問された時に答えられなければ、信頼を得ることが出来ず、十分なリハビリが行えないと思います。また、患者さんやご家族を安心させることも出来ません。他にも、チームとして他の医療職と連携する際にも、自分が欲しい情報や今患者さんの為にどの医療職と協力すればいいかを判断する為にも、理学療法士以外の医療職の知識も必要だと思いました。 実際の現場を体験する事で、将来自分が理学療法士となった時の姿を具体的にイメージする事が出来るようになりました。今回の実習で学んだ事を生かし、患者さんから信頼される理学療法士となる為に今後も努力していきたいと思います。 理学療法学科 1回生 西﨑陽花、畑凛太郎、松田羽奏     このチーム医療ふれあい実習は、1・2年次に行うEarly Exposure Programという側面があります。Early Exposureの教育効果として、 低学年のうちから現場に出て、実際に働いている専門職の姿を見る。 自分たちが将来専門職としてかかわる患者さんたちと関わる。 医療の現場で起きていることと、大学で学んでいることとのつながりを感じる。 など、学生のモチベーションにつながりやすいと言われています。   自ら学ぶという姿勢は、誰かに言われてすぐにできるようなものではなく、学生それぞれに適切に働きかけることにより、徐々に高まっていくものです。彼らの感想から、本実習が学生のモチベーションを高め、「こんな専門職になりたい」という想いをつくる手助けになったのではないかと感じております。 また、多学科混成の学生・教員チームで実習に臨み、それぞれの専門職の役割や立場としての意見・考え方を知るだけでなく、みんなで患者さんを支えていくことの意味に気づいてくれたと思います。 2010年に厚生労働省から「チーム医療の推進について」という報告書でチーム医療の重要性が示されました。本学では2008年から、今年で12回目のチーム医療ふれあい実習を無事終えることができました。 最後に、この場を借りて、ご協力いただきました患者様、施設・指導者の方々に感謝申し上げます。誠にありがとうございました。 理学療法学科 准教授 松本大輔   【関連記事】  平成30年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました!  平成29年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催しました!  平成28年度「チーム医療ふれあい実習」を終えて 

2019.09.02

理学療法学科 海外インターンシップ2019 in 台湾に向けて!その1

理学療法学科では、今年度で4回目となる「海外インターンシップ」を行います。 3回生10名、教員4名で令和元年9月5日(木)~11日(水)の7日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学、中国医薬大学、輔仁大学の理学療法学科との交流や、英語での講義・実習・プレゼンテーションに加えて、高齢者の方のデイケアセンターにも訪問させていただく予定です。   インターンシップに向けて、今年の4月から毎週木曜5限に集まり、現地でのプレゼンテーションや余興などの準備を進めてきました。プレゼンテーションでは、「日本の理学療法」と「日本の観光地」というテーマで2班に分かれ、英語でのスライドや発表原稿の作成に取り組んできました。 また、英語のスキルを高めるために、毎週木曜の昼休憩にも集まり、1人ずつ英語で発表を行ったり、小グループに分かれて英語でのコミュニケーションの練習もしたりしてきました。   学内活動の初めには、学科長の庄本先生から台湾の歴史や日本との交流についてレクチャーをしていただき、台湾の成り立ちから現在に至るまで、様々なことを学ぶことができました。     さらに、オーストラリアから帰られた瓜谷先生に、英語のトレーニングやアイスブレイキングもしていただきました。英語しか使ってはいけないコミュニケーションに苦戦しましたが、ゲーム感覚で、みんなで楽しく英語に親しむことができました!     これらの経験を踏まえ、初めての英語でのプレゼンテーションに戸惑いながらも、先生方のアドバイスをもとに全員で協力し合いながら、より良い発表ができるよう練習を繰り返し行っています。 9月5日(木)の台湾出発に向けて、引き続き準備を進めていきたいと思います!!   理学療法学科3回生 石川江里 濱田琴乃   【関連記事】 海外インターンシップ先の中国医薬大学(CMU)の教員と施設見学へ!~理学療法学科 海外インターンシップ先の中国医薬大学(CMU)の教員・学生が来学!~理学療法学科 理学療法学科 海外インターンシップ in 台湾 vol.4~教員総括~ 理学療法学科 海外インターンシップ2018 in 台湾 現地リポートvol.3 理学療法学科 海外インターンシップ2018 in台湾 現地リポートvol.2 理学療法学科 海外インターンシップ2018 in 台湾 現地リポートvol.1 フランスの理学療法学生が来校!~理学療法学科 海外インターンシップ2018 in 台湾 理学療法学科 海外インターンシップ2018 in 台湾に向けて!

2019.08.28

同窓会レポート~のほほん会(理学療法学科1・2期生)

畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)では、卒業後の同窓生のつながりを活性化することを目的に、一定数以上集まる同窓会の開催を補助しています。 ▶同窓会開催にかかわる補助について(大学ホームページ)   今回は、理学療法学科1期生から届いた同窓会レポートをお届けします!   今年も理学療法学科1期生・2期生有志で恒例の「のほほん会」を盛大に開催することができました。私たち1期生は今年で大学を卒業して13年目になりました。     我ら同士は何年たっても気持ちは若いままです。それでいて心はいつも強い絆で結ばれています。       昨年よりも1人子どもが増え、集合人数は大人・子ども合わせて48名になりました。 民宿を一棟借りていますが、人数が増えすぎて部屋数が足らない状態で、家族同士相部屋になるほどの人数に!!1年ぶりの再会で皆が楽しく過ごせました。1年間の状況報告や家族のことが会話の中心になり、一晩ではでは語りきれない程の話を夜遅くまでしました。家族全員で宴会、恒例の花火大会も行うことができました。     友人から「毎年家族で来ることが楽しみで、これがあるから仕事も頑張れる」や「皆が集まる時間がとても大事に思える」「学生時代のことを思い出しながらお酒を飲むことができて幸せ」などハッピーな会話が自然に出てくることが嬉しく感じました。 幹事である私も、皆さんからそのような言葉を聞けて幹事冥利に尽きます。来年もまた同じ場所で皆と顔を合わせ語らい、騒ぎ、何十年もずっと仲のいい友人関係を継続していきたいです。   理学療法学科1期生 中川和明

2019.08.19

4大学合同ゼミ合宿レポート~理学療法学科瓜谷ゼミ

2019年8月10日(土)~11日(日)の2日間、畿央大学瓜谷ゼミ、埼玉医科大学大久保ゼミ、埼玉県立大学高崎ゼミ、桐蔭横浜大学成田ゼミの四校合同でゼミ合宿を行いました。   <1日目:8/10(土)> 「奈良県社会教育センターまなびやの森・かつらぎ」にて各校の学生が取り組んでいる卒業研究の発表を行いました。約40名が集まり、それぞれの行った研究結果や途中経過について発表し、ディスカッションを行いました。瓜谷ゼミからは4回生の卒業研究2演題と博士課程の大学院生の研究1演題を発表しました。     様々な視点から意見を交わし、研究のレベルをさらに向上させるために何が必要かということや、現状での自分たちのレベルを把握することで、今後の学びに対する姿勢を見直し、向上させなければならないという意識を高めることができたと思います。     また、夜のバーベキューでは、他大学の同期、先輩方と交流を深めるとともに、様々な先生から普段では聞けないような話をしていただき、有意義な時間となりました。     バーベキュー終了後も学部生、大学院生、教員での熱い議論を重ね深夜まで語り合いました。     <2日目:8/11(日)> 1日目に引き続き、場所を移して畿央大学にて勉強会を行いました。 桐蔭横浜大学、埼玉医科大学、現役のPTの方々に研究内容を発表していただき、お互いに刺激しあえる良い会となりました。     最後の懇親会まで含めた2日間で、自分たちもさらなる飛躍にむけて、より勉学・研究に励み、1年間頑張っていこうという気持ちになりました。     今回のゼミ合同合宿を通してより意識を高めることができた貴重な機会となりました。     理学療法学科3回生 瓜谷ゼミ 塩崎壮人   【関連記事】 大阪行岡医療大学池田研究室との合同ゼミを開催!~理学療法学科瓜谷ゼミ 環境省「エコチル調査」の一環で運動教室を開催!~理学療法学科瓜谷ゼミ

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