理学療法学科の新着情報一覧
2017.12.04
平成29年度 理学療法特別講演会を開催しました。
「地域を支える理学療法士を目指して~今後理学療法士にどのような動きが求められるか~」 2017年11月26日(日)、畿央大学L103教室にて「理学療法特別講演会」が開催され、約70名(うち卒業生35、学部生9)が参加されました。特別講演会は、畿桜会(同窓会)が主催し、理学療法学科卒業生に向けてリカレント教育(卒業後も幅広い知識を養う)のために行い、受講料1000円にて卒業生以外の医療関係者にも公開しています。 当日の様子を、同窓会幹事の藤原さんにレポートいただきます。 今回は、鹿児島大学医学部保健学科理学療法学専攻にて教授、また国立長寿医療研究センター 老年学・社会科学研究センターにて客員研究員をされている牧迫飛雄馬先生に「地域を支える理学療法士を目指して~今後理学療法士にどのような動きが求められるか~」というテーマで、ご講演頂きました。 導入部では、昨今問題となっている膨れ上がる介護費用と保険料の推移から今後の地域財源の問題を訴えられました。その社会保障費の低減には、要支援・要介護者に至る前の虚弱高齢者(=フレイル)である状態の高齢者を対象に、介護が必要となる前に予防していく必要があることを、フレイルの要介護発生率や社会保障費の推移といった数値で具体的に説明してくださいました。 前半では、フレイルの定義や概念についてご自身の研究データをもとに、そのフレイルの状態の高齢者を評価していく指標について説明。後半では、理学療法士が介護予防に対してどのような介入戦略が効果的なのかを、論文や先生が行っておられる健康教室の内容などを折りまぜご講義頂きました。 多くのデータや先生が行っている介入などを具体的に説明してくださり、理学療法士が予防分野でできることはとても多いことがわかり、今後増えていくであろう地域での健康教室での介入などを見直し、効果のあるものにしていこう、と感じました。 講演後には、卒業生や地域で働く現職者の方から、多くの質問があり、活発な意見交換が行われました。多くの卒業生が予防分野に介入し、超高齢社会に対してどうにかしていかないとと考えておられ、動いておられると感じました。 その後、学生食堂で卒業生・学部生の懇親会が開かれました。理学療法学科の先生方も参加してくださり、学生当時の思い出話から、現在の職場でのことなど幅広く話すことができ、懐かしい時間を過ごすことができました。また、さまざまな分野で働いている先輩や後輩、同級生などの話を聞くと、視野も広がり気が引き締まりました。 毎年さまざまなテーマでの講演で視野を広げてくれ、卒業生や先生方とお話できるこの機会は本当にありがたいと思います。来年も、多くの卒業生とお話できることを楽しみに企画していきたいと思います! 畿央大学理学療法学科6期生代表幹事 CIL豊中 重症心身障害児(者)多機能型通所事業所 ボーイズ&ガールズ 藤原 菜津
2017.12.02
同窓会レポート~理学療法学科10期生同窓会!
今年も、理学療法学科10期生で同窓会を開催しました!2017年11月18日(土)夜に、約半数の35名が集まり、楽しい時間を過ごしました(^^) 各々の分野における臨床での出来事を話し合ったり、プライベートの近況報告を行ったり。話す話題は以前とガラッと変わりましたが、周りの同級生の頑張っている様子を聞くことで、良い刺激になりました。また話をしていると学生に戻った気分になり、あっという間に時間が過ぎてしまいました。 入籍した人、誕生日が近い人にはケーキを用意してみんなでサプライズお祝いしました♪これからもきっと良いニュースが飛び込んでくるであろうと考えているので、またその際にはお祝いしたいと思っています! その後、一次会では物足りず、二次会に行くメンバーも、ちらほらいました。 このように大勢で集まることのできる機会は一年に一度ですが、畿央大学でのこのつながりは途切れることなく続けていきたいので、また来年も開催しようと考えています! 理学療法学科10期生 石川奈穂 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2017.11.27
就活レポート~就職活動の現場から~No.444(病院)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第444弾! 理学療法学科12期生(18卒) M.N さん 病院(理学療法士) 勤務 【その病院に決めた理由】 実習でお世話になった病院で、実習中からここで働きたいと思っていました。その理由は、勉強会や臨床研究を積極的に行っていたり、目的をしっかり明確にした上で患者さんの治療を行っており、私もこのような理学療法士になりたいとおもったからです。また、その病院は急性期病院で、リスク管理のことについて実践的に学ぶことができると思ったので この病院を志望しました。 【就職活動を振り返って】 実習中からその病院で働きたいと思っていて、筆記試験があると聞いていたので早めに対策を始めました。なので履歴書の作成や、面接練習に時間を充てることができました。履歴書の作成は意外と時間がかかったので、筆記試験の対策を早めに始めてよかったと思いました。 【就職活動でPRしたポイント】 中学校から大学までバスケットボールをしていたため、体力には自信があることや、高校生の時にキャプテンをしていたので、どのようにリーダーシップをとっていたか具体的に説明しました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターの岡田さんには履歴書の添削や面接練習でとてもお世話になりました。私の中で一番苦手意識のあった面接の練習では、部屋への入り方、挨拶の仕方までとても丁寧に指導していただきました。また、私の回答に対して1つ1つ丁寧にアドバイスしてくださりました。そのため、本番の面接では、しっかり相手に伝わるように話すことができたと思います。内定が決まったのは、このようなサポートがあったからだと思います。とても感謝しています。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は、卒業研究や国家試験の勉強と同時に行わないといけないので、とても大変だと思いますが、しっかりサポートしていただけるので安心してください。焦らずしっかり自分にあった病院を選ぶことが大事だと思います。頑張ってください!!
2017.11.27
就活レポート~就職活動の現場から~No.445(病院)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第445弾! 理学療法学科12期生(18卒) T.N さん 病院(理学療法士) 勤務 【その病院に決めた理由】 その病院のことは畿央大学で開かれた説明会で知りました。その説明会の中で、多くの疾患を経験できること、また、急性期から維持期まで様々な病期を見ることができること、新人への教育制度に力を注いでいることなどを聞きました。様々な疾患に対応できる理学療法士になりたいと考えていたのでこの病院を受けようと思いました。 【就職活動を振り返って】 実習では急性期から維持期までそれぞれの病院に実習に行きました。その中でどの病期の患者さんに対しても対応できる理学療法士になりたいと考えるようになりました。インターネットや説明会などを利用し、その条件に当てはまった病院に見学に行きました。実際に見学に行くことで病院の雰囲気などを知ることができたので就職活動もスムーズに進めることができました。私が決めた病院は就職試験に専門試験があったのでその病院に決めてすぐ、参考書を購入し図書室で毎日勉強をしていました。 【就職活動でPRしたポイント】 私は小学校から高校まで野球部に所属し、大学ではアルティメット部に入部しました。チームスポーツを通して先輩や後輩との交流やチームメイトの連携などをチーム医療とからめながらアピールしました。また、自分が理想とする様々な患者さんに対応できる理学療法士になりたいということも併せてアピールしました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 私が就職試験を受けようと思っていた病院の試験は小論文、専門試験、面接があり、自分が一番苦手としていた面接練習を中心に岡田先生にご指導いただきました。面接練習は2回行い、1回目ではうまく答えることができずに黙ったりすることが多かったのですが、その際に先生にアドバイスをいただき、2回目の練習では質問にもしっかり答えることができたので、安心して試験に臨むことができました。また履歴書添削においても、うまく自己PRがかけずに悩んでいたのですが、先生も一緒になって考えていただき納得のいく履歴書を作ることができました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 実習が終わると、すぐに卒業研究が始まります。なので、就職活動は早めに始めるほうがいいと思います。病院見学は日にちが決まっている病院もあるので、気づいたら病院見学の日にちが過ぎていたということがあります。(私の体験談です)また。ほとんどの病院で募集人数が決まっているので、試験を早く受けた方が当然有利です。実習を通して自分がどんな理学療法士になりたいのかを決めておくと就職活動もスムーズに進めることができると思います。大変だと思いますが頑張ってください!
2017.11.24
学生広報スタッフblog vol.234~「なら糖尿病デー2017」参加レポート!
学生広報スタッフ、理学療法学科のKです。今回の内容は「なら糖尿病デー2017」についてです! 理学療法学科の3回生になると「代謝系理学療法学」という、代謝系疾患を含む内部障害に対する理学療法について学ぶ授業があります。その中で紹介された、畿央大学健康栄養学科の熊本先生と理学療法学科の松本先生も運営委員を務める「なら糖尿病デー2017」に参加してきました! 私は午後の部から参加したのですが、NTE栄養劇場では健康にいいとされる野菜ジュースやサプリメントの話などが寸劇に組み込まれていて、栄養士の方が説明してくださるのがとてもわかりやすかったです! 講演会では、テレビや週刊誌で間違えた情報などが流れ、勝手に薬をやめてしまう患者さんなどもいらっしゃって、お医者さんがいうよりもNHKが言うことを信じてしまう患者さんが多いことに対して「マスコミに負けない」という思いがすごく伝わってきました。 また、10秒に2人が糖尿病を発症し、10秒に1人が糖尿病で死亡されているということを初めて知り、驚きました。普通に数字を見ただけでは分かりづらかったのですが、先生の話し方がわかりやすく、すんなりと聞くことができました。 糖尿病の合併症である「しめじ(三大合併症)」と「えのき」というのはご存知でしょうか。 「しめじ(三大合併症)」 ●「し」は神経障害 ●「め」は目の病気である糖尿病網膜症 ●「じ」は腎症のことで細い血管の障害 「えのき」 ●「え」は壊疽(えそ) ●「の」は脳卒中 ●「き」は虚血性心疾患のことで太い血管の障害 を指します。 この2つは私も授業で習っていて知っていたのですが、上記以外の糖尿病の第七の合併症として認知症があるそうです。動物の名前テスト(1分間)で動物の名前を13個以上言えないと認知症の疑いがあるというのは有名ですが、11個以上言えないと糖尿病のインスリン注射を自分で打てない人が多いというのも初めて知りました。 ベジファーストという野菜をまず初めに食べることをすると血糖値が上がりにくいというのは都市伝説ではないということや、 30分ごとに5分間歩くと血糖値がさがるということもおっしゃっていました。今回の講演会で今まで知らなかったことをたくさん知ることができ、とても勉強になりました。 講演会後には各ブースでいろいろな体験コーナーがありました。例えば、健口(けんこう)チェックでは、口の動きチェックや唾液検査などを歯科医師と歯科衛生士に見ていただけたり、足の機能チェックでは足趾(足のゆび)の握力検査などを理学療法士に検査してもらえたりなどがありました。 ▲足の機能チェックのブースでの様子 混みあっていて私はブースに参加できませんでしたが、参加していらっしゃる方が積極的に携わっているのをみて、こういう方々を増やしていくこと、また、糖尿病の患者さんを減らしていくことが、私たちがめざすべき理学療法の姿なのではないかと思いました。 ●その他の広報スタッフblogはこちらから!
2017.11.16
12/10(日)日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学主催関西支部大会のご案内!
テーマ「痛みと理学療法~知らなきゃ損する痛みの真実~」 こんにちは!日本理学療法学生協会(JPTSA)畿央大学運営委員広報部、理学療法学科2回生の篠田夏穂です。今回は12月10日(日)に畿央大学冬木記念ホールにて開催される「畿央大学主催 関西支部大会」について紹介いたします。 日本理学療法学生協会は、学生同士の情報交換、視野の拡大、モチベーションの維持・向上などを目的に活動している学生団体です。主な活動として支部大会を全国各地で年に数回開催しています。内容は講演者の方をお呼びしての講演会や学生同士のディスカッション、最後には懇親会といった参加して下さった皆さんが仲良くなれるような時間も設けています。他大学にもたくさんの友達ができ、たて・よこ・ななめのつながりが生まれることも支部大会の醍醐味となっています。 今年度の畿央大学の運営委員は理学療法学科1~3回生の32名で構成されており、それぞれ総務、企画、広報、会計の4つの部署に分かれ、運営に関わっています。私は広報部に所属し、一人でも多くの理学療法を学ぶ学生さんたちに来て頂けるようにするため、SNSやホームページを通じて、また他大学へ直接出向き、支部大会の宣伝を行っています。 Twitter:日本理学療法学生協会、日本理学療法学生協会関西支部@畿央大学 Facebook:日本理学療法学生協会 畿央大学主催関西支部大会 ~痛みと理学療法~知らなきゃ損する痛みの真実~ 【日時】平成29年12月10日(日)10:00~(受付9:00開始) 【場所】畿央大学 冬木記念ホール 【内容】講演、ディスカッション、学生発表、懇親会など 講演①「難治性疼痛のリハビリテーション」 大住倫弘先生:畿央大学 リハビリテーション科学や疼痛リハビリテーションがご専門 講演②「Pain Scienceから考える情報リテラシー -だまされないために-」 西上智彦先生:甲南女子大学 痛み学がご専門 【会費】2,000円(懇親会参加は別途500円) 私たちがめざす理学療法士は、一般的に何か障害を患った患者様に対して理学療法を行うことで、基本的動作能力の回復に貢献しています。理学療法の対象となる疾患には痛みを伴うものも多くあるため、理学療法と痛みを切り離して考えることはできません。 他にも、他大学・他学年の学生とのアイスブレーキングやディスカッション、最後には懇親会も予定しております。一人でも多くの理学療法学生に参加していただきたいと思っております!当日参加も大丈夫です!運営委員一同、たくさんのご参加を心からお待ちしております! お申し込みはこちらから! 日本理学療法学生協会 畿央大学運営委員広報部 理学療法学科 2回生 篠田 夏穂 【関連記事】 日本理学療法学生協会(JPTSA)が開催したJapan Study Tourに参加!~理学療法学科 日本理学療法学生協会「畿央大学主催 関西支部大会」2016 活動報告!
2017.11.16
平成29年度 理学療法学科卒業研究発表会を開催!~学生レポート
2017年11月3日(金)、4日(土)に開催された理学療法学科卒業研究発表会。参加した4回生からレポートが届きました! 理学療法学科4回生、宮本ゼミの原田梨紗子と峯廻壮太です。2017年11月3日(金)、4日(土)に開催された理学療法学科卒業研究発表会についてレポートさせていただきます。 【卒業研究発表会当日までの取り組み】 理学療法学科では、3回生前期にある「理学療法研究法」という授業で、先生方にゼミ紹介をしていただき、自分の研究したいテーマなどで希望するゼミを選択し配属されます。そして、3回生後期の「理学療法研究法演習」で本格的にゼミ活動がスタートします。 準備段階では、まず研究のテーマを決めるため、興味のあることについて調べ、論文抄読会などを行いました。その後、先生と相談を重ねながらテーマを決定し、研究計画書を作成しました。長期実習が終了すると、プレ実験を何度も行い、本実験を進めていきました。 私たちのゼミは1人1演題でしたが、実験は数人で協力しながら行いました。データ取りが終わると、解析や統計を行い、考察を進めていきます。行き詰まることも多々ありましたが、先生に助言・指導をいただき、スライドを作成していきました。 【発表会当日】 今年度は、15のゼミから全42演題の発表が行われました。所属の研究室によって、「脳・神経」「運動器」「呼吸・循環」「物理療法」「基礎研究」「地域」など多岐にわたるテーマの発表がありました。私たちは、「呼吸・循環」をテーマに発表を行いました。1演題につき、7分の発表と3分の質疑応答があり、専門分野の異なる先生方からもご質問をいただき、様々な視点で自分の研究を見直すことができました。どのゼミの発表も興味深く、みんなの思いが伝わってくる発表でした。 自分自身でテーマを選択して研究することはとても難しく、思うようにいかないこともたくさんありました。先生やゼミの仲間と話し合ったり、意見を出し合ったりすることで進めていくことができ、「研究は1人ではできない」と実感しました。今回の卒業研究で得た考え方や姿勢を臨床でも活かし、患者さんに還元できる理学療法士になれるように今後も努力していきたいと思います。 最後に、卒業研究にご協力いただきました方々、最後まで熱心にご指導いただきました先生方に厚く御礼申し上げます。 理学療法学科4回生 原田梨紗子・峯廻壮太 【関連記事】 平成29年度「全学年症例検討会」を開催しました~理学療法学科 メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart2~理学療法学科 メルボルン大学で4回生が卒業研究発表+ラボ見学レポートPart1~理学療法学科
2017.11.16
書評:理学療法学科教員陣が執筆「理学療法概論:課題・動画を使ってエッセンスを学びとる」
畿央大学健康科学部理学療法学科の庄本教授が編集された書籍「理学療法概論:課題・動画を使ってエッセンスを学びとる」をご紹介させていただきます。本書籍は庄本先生をはじめ、養成校の立場である畿央大学の教員の方々(松尾教授、冷水准教授、松本助教)や、臨床において実習生や理学療法士を育成する立場でもある西大和リハビリテーション病院の徳久技師長によって共同執筆されています。書籍の内容も概論ながら教育現場と臨床現場が密にリンクしたものとなっており、優れた理学療法士を養成するためには教育現場と臨床との協働が重要であるとの思いが窺えます。 本書は他の書籍とは、一線を画す内容になっています。それはタイトルにもあるように、WEB動画や課題が多く使用されている点です。「理学療法概論」の講義は多くの養成校で入学直後の学生に対して行われますが、1回生は医学的知識が乏しく理学療法のイメージが持ちにくい状態にあるため、受動的に講義を受けることになってしまいやすいと思います。恥ずかしながら私自身も「テストに通ればいいだろう」という思いで講義を受けていた記憶があります。そのような学生にとって、動画を通じて実際の症例の姿や、理学療法場面を見ることができるのは非常に有意義であり、理学療法や臨床についての具体的なイメージを持ちやすくなることが期待できます。また課題も多数示されていることで、学生自身が考え、主体的に学ぶことができるのではないかと思います。1回生のときにそのような経験をすることが、その後の講義の必要性を理解し、理学療法士をめざして研鑽していく基盤となるのではないでしょうか。本書を拝読した際には、「自分が学生のときにもこのような書籍があれば良かったな」と羨ましく思いました。 ▼左から冷水准教授、松尾教授、庄本学科長、松本助教 また他の書籍との大きな違いとして挙げられるのが、理学療法士に求められる要素を学ぶにあたって、古事記・神話や儒教、仏教、神道、武士道などについても触れられている点です。これらの思想は日本人の考えや生活にも入り込んでおり、対象者のことを理解し、生活に密に関わっていく必要のある理学療法士にとっては、単に理学療法を学ぶだけでなく、このような思想を含め、広く教養をもち、人間としても成長することが非常に重要であると感じます。本書は学生向けの書籍であるとのことですが、理学療法士となった者にとっても学ぶことや改めて考えさせられる内容が多く、卒後の新人教育のためにも非常に価値のある書籍になっています。 最後になりましたが、理学療法士を志すものにとって有益な情報を示して頂いている本書に敬意を表します。 西大和リハビリテーション病院 畿央大学大学院健康科学研究科 客員研究員 理学療法士 中村 潤二 【関連記事】 書評~庄本康治教授執筆「エビデンスから身につける物理療法」
2017.11.06
平成29年度の科研費採択件数、私立大学で全国8位に(学生数5,000人未満)
学生数5,000人未満の私立大学で採択件数が全国8位(関西1位)にランクイン 文部科学省から科学研究費助成事業(通称「科研費」)の配分結果が公表されました。本学における平成29年度科研費は、新規応募件数49件に対し、新規採択件数20件(新規採択率40.8%)という結果でした。現在継続中の研究課題とあわせて、平成29年度は本学から49件の研究課題が採択されています。在籍者数1)5,000人未満の私立大学2)では全国8位(5,000人以上の大学を含めると全国56位)、関西私立大学で1位(平成28年度に引き続き2年連続)に位置しています。 1) 大学の在籍者数は私立大学協会「大学ポートレート」各大学 学生情報>在籍者数2017年より抜粋 2) 医歯薬学部附属病院をもつ大学を除く 【科研費について】科学研究費助成事業は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、あらゆる「学術研究」を格段に発展させる独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。科研費は国の最大の研究支援であり、大学の研究力を表す指標の一つと言えます。 また、新規応募件数40件以上の大学で、新規採択率40.8%は全国6位、私立大学では全国1位でした。科研費採択結果は本学の研究力の高さを客観的に示しており、高い研究力に裏付けられた質の高い教育が提供されている証明の一つと言えます。 全国私立大学 科研費採択件数ランキング ※医歯薬学部附属病院のある大学を除く 全国56位/在籍者数5,000人未満の私立大学で全国8位 ※黄色マーカーは在籍者数5,000人未満の大学 応募件数40件以上での科研費新規採択率 ※新規採択件数÷新規応募件数 全国6位/私立大学では全国1位 科研費関連の過去記事およびランキング記事 平成29年度科研費交付内定、採択率は50%に 科研費採択件数、学生数5,000人以下の私立大学で関西1位に(平成28年度) 就職率関西4位~AERAムック「就職力で選ぶ大学2018」
2017.11.06
神経リハビリテーション学研究室の研究交流会が開催されました~健康科学研究科
平成29年11月1日(水)、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターにて畿央大学大学院神経リハビリテーション学研究室(大学院 森岡研究室)研究交流会が開催されました。今回は、首都大学東京大学院の樋口貴広先生、井村祥子先生、そして樋口研究室に所属する大学院生に来学頂き、現在取り組まれている研究の紹介を行って頂きました。 また、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの植田客員研究員、同大学院生の石垣、藤井、水田(私)からも研究紹介を行い、双方の研究に関して意見交換を行いました。本会では在学中の大学院生以外に、大学院修了生も参加し、久しぶりの再会を懐かしみつつ和やかな雰囲気で進行することができました。 樋口先生からは「研究室紹介」という題で先生方が基盤としている考え方や着目されている視点についてレクチャーして頂き、実際の実験状況の動画を提示して頂くなど、具体的な情報をもとに話題提供を行って頂きました。 また、首都大学東京大学院の院生がどのような研究に取り組み、意義や成果を見出そうとされているのか、分かりやすく説明して頂きました。院生の多くの方は隙間通過行動を詳細に分析され、物体に接触してしまう患者の特徴や有効な回避方法等について検討されていました。 私自身も、脳卒中患者が社会復帰され公共機関などで大勢の人をかき分けて歩く必要がある場面では、うまく障壁を回避することが難しく転倒の危険性が高いことを強く感じており、今後の研究成果が楽しみです。樋口先生は、ヒトの隙間通過行動に関する研究を15年以上も継続して取り組まれており、現在の地位に就いてもなお現象を探求し続けておられる姿勢に私も襟を正しました。 その後、畿央大学大学院ならびにニューロリハビリテーション研究センターで取り組んでいる実験で使用している機器の紹介、およびデモンストレーションが行われ、NIRS(近赤外線分光法)や脳波計、アイトラッカー(視線計測装置)、映像遅延装置、SPV(身体的垂直認知)等を体験して頂きました。 続いて、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターから「Lateropulsionに対する直流前庭電気刺激の効果」について植田が、畿央大学大学院から「二者間の姿勢協調と社会心理学的要因の関係性」について石垣が、「パーキンソン病患者の姿勢障害の特徴抽出」について藤井が、「脳卒中後症例における運動麻痺と歩行速度および下肢伸展角度の関連性」について水田(私)が紹介させて頂きました。それぞれの研究紹介に対して、樋口先生との意見交換だけでなく、樋口研究室の大学院生からの意見も活発に発せられ、発表者が交代している間にも意見交換が活発に行われる程の充実した会となりました。 また、私は普段の発表から博士課程の先輩方から数多くのアドバイスを頂戴しておりましたが、異なる研究室の方からのご指摘やご意見は非常に新鮮であり、改めて自身の研究をさらに進めていく必要があると感じました。 最後に樋口研究室の大学院生から、「脳卒中片麻痺者の隙間通過行動」について室井氏が、「身体刺激を用いたメンタルローテーションの熟練化に関する検討」について日吉氏が、「異なる身体部位によるダイナミックタッチと歩行の調整」について渡邊氏より紹介して頂きました。それぞれ、非常に臨床的示唆に富む内容であり、かつ現在進行形で取り組まれている研究内容も多く、研究動機や実験の手続きなど、大変興味深く聴講することができました。 森岡教授からもそれぞれの発表に対して意見やアドバイスをされ、10年後のリハビリテーションをリードしていくことを期待されていました。 半日という短い時間の中で開催された会でしたので、もっとディスカッションしたい気持ちを残しつつも、建設的な意見交換が活発に行われたことに喜びを感じ、それぞれがリハビリテーションという文脈に置き換えて研究成果を発信していければと思います。 最後になりましたが、ご多忙のなか御来学して頂いた樋口先生、井村先生ならびに樋口研究室の皆様、企画及び運営を実施してくださった博士後期課程の方々、そして、このような機会を与えてくださった森岡教授に深く感謝を申し上げます。 畿央大学大学院 健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室 修士課程2年 水田 直道 【関連記事】 軽く身体に触れることでもたらされる無意識的な二者間姿勢協調と社会的関係性の関係を解明 腱振動刺激による運動錯覚の鎮痛メカニズムに新たな発見 運動‐知覚の不協和が主観的知覚と筋活動に及ぼす影響 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターWebサイト、facebook


