2013年の健康栄養学科の新着情報一覧
2013.09.18
畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.12
こんにちは、健康栄養学科二回生の脇田唯可です。 今回は、一週間のロンドン滞在の最終日訪れたアフターヌーンティーについての内容をお伝えします。 日本では「英国料理は美味しくない」と耳にしたことがあるかと思いますが、近年料理に対する栄養面や味覚面が見直され、現在ではイギリス各地で美味しい料理を堪能することができるようになりました。 その一つとしてイギリスの伝統文化であるアフターヌーンティー。 イギリスならではの本格的な紅茶を気軽に堪能できる場として、重厚な雰囲気のサロンのみならず観光客も訪れやすいモダンなスタイルのサロンが増えています。 私たちが訪れたサロン、FORTNUM MASONにもたくさんの観光客でにぎわっていました。 ▲こちらがイギリスの伝統的なスタイルの三段トレイ。下から順に食べるのが一般的だそうです。 サンドイッチ、スコーン、スイーツと一見それぞれ日本と大差はありませんが、サンドイッチの具材にハムではなくサーモンを使用しているところにイギリスらしさを感じます。 そして最も驚いたことは、お皿が空くとすぐさま従業員の方がおかわりを持ってきてくださる事です。基本的にアフターヌーンティーでは、三段トレイのものと紅茶やジャムまで全て無料で何度でもおかわりができるそうです。 更に、残した分はお会計の際に丁寧に包装しジャムの瓶もセットで持ち帰らせてくださりました。 今まで日本のきめ細やかなサービスを受けていたにも関わらず、さすがにこれには圧巻しました。 ▲気に入った紅茶があれば帰りにその茶葉を購入することができます。 FORTNUM MASONの紅茶は300年以上続く老舗であり、150年に渡り王室御用達店として認定されているだけに品質にも定評があります。そのためこのサロンの茶葉を購入のみのお客さんも多数訪れていました。 ▲短期語学留学メンバーへのお土産です。 一ヶ月という短い期間でしたが、右も左もわからない地でお互いを助け合うことで親睦が深まり、皆で高め合い刺激し合える素晴らしい仲間を作ることができました。 そして何よりこの短期語学留学にて影ながら隅々まで私たちの安全を第一に考えあらゆる手配をしてくださった先生方、常に私たちの安否を心配しそっと見守ってくれていた家族に感謝します。私たちだけでは短期語学留学は成立することはありませんでした。本当にありがとうございます。 この一ヶ月で私たちは早口なネイティブの英語に対する迅速な対応力、限られた期間での行動力、全く異なった文化の中での機動力の大切さを学びました。 この経験を胸に立派な社会人を目指し、それぞれの夢へ日々精進したいと思います。 【関連記事】 短期語学留学プログラム現地リポート1 短期語学留学プログラム現地リポート2 短期語学留学プログラム現地リポート3 短期語学留学プログラム現地リポート4 短期語学留学プログラム現地リポート5 短期語学留学プログラム現地リポート6 短期語学留学プログラム現地リポート7 短期語学留学プログラム現地リポート8 短期語学留学プログラム現地リポート9 短期語学留学プログラム現地リポート10 短期語学留学プログラム現地リポート11
2013.09.17
畿央大学短期語学留学プログラム 現地リポートNo.11
こんにちは。健康栄養学科2回生の西村佳奈です。 ただいまイギリスに短期語学留学中です。 こちらの生活をレポートします。 長かった語学留学も残り1週間となり、今はロンドンに滞在中です。ロンドンでは自由行動なので、私はコベントガーデンにミュージカルを観に行きました。コベントガーデンの駅の改札にはライオンキングの絵が書かれていました。 劇場に着き、フロントに入ると中にはパブやお土産ショップがありました。 舞台の前と舞台袖にはオーケストラがいて生演奏をしてくれていました。 ミュージカルが始まるとテンポ良く舞台の背景やセットが変わり、それに合わせて演奏が流れ、息をつく暇がないほど迫力がありました。そして何より出演者の方たちの動きや歌声に感動しました。物語の中に笑いも少しずつ入れられていて、とても面白かったです。 私たちは3階から観ていましたが、十分満足できました。 その他に大英博物館にも行ってきました。 先生に一度案内してもらいましたが、そのときは全部を見ることが出来なかったので、もう一度じっくり見に行くことにしました。 大英博物館はとても広く、フロアが1階・2階とあり、さらにLevel-1~5に階が分けられています。私は一通り見て回るのに2時間以上かかりました。どれも見ていて楽しく、あっという間に時間が過ぎてしまいました。 また各部屋が国や時代別に分けられていたので、その時代のその国の文化なども知ることができ、良い勉強になりました。日本についての部屋では、教科書に載っていた埴輪や銅鐸、絵巻などがあり、本物を間近で見れて嬉しかったです。 大英博物館の中で一番印象に残っているのは「clock」のところで、昔のものから最近のものまで様々な種類の時計が置かれていました。からくり時計のように可愛い時計も多くあり、見ていて飽きませんでした。 この1ヶ月間は本当に毎日が充実していました。近くに頼れる人がいないので、すべて自分で解決しなくてはならず、困ったこともよくありました。けれど、このような環境で一度でも生活することが出来て、良い経験になったと思っています。 残りのロンドン滞在も満喫できるよう楽しみたいです。 【関連記事】 短期語学留学プログラム現地リポート1 短期語学留学プログラム現地リポート2 短期語学留学プログラム現地リポート3 短期語学留学プログラム現地リポート4 短期語学留学プログラム現地リポート5 短期語学留学プログラム現地リポート6 短期語学留学プログラム現地リポート7 短期語学留学プログラム現地リポート8 短期語学留学プログラム現地リポート9 短期語学留学プログラム現地リポート10
2013.09.11
奈良県中央卸売市場連携「食祭市」に参加します!
奈良県中央卸売市場連携「食祭市」に健康栄養学科学生約20名が参加します! 連携事業「奈良県の食材を使ったレシピ開発」で市場場長賞、青果卸組合長賞授賞2作品を披露! 奈良県中央卸売市場(奈良県農林部所管)と畿央大学は今年5月連携協定書を交わし、健康栄養学科給食経営管理論実習(指導教員:上地加容子准教授、金一玲助手、小西佳奈助手)の前期授業のなかで『奈良県の食材を使ったレシピ開発』を進めてきました。 市場連携事業の一環として、また学外の一般の方々への授業成果発表の場として、2013(平成25)年9月28日(土)、奈良県中央卸売市場関連卸協同組合主催「第16回食祭市」に出展することになりました。 ▲ひもとうがらしを使った“大和のおかず(肉みそ)” ▲ 大和ポークと大和丸なすを使った“Kioバーガー” 関連卸棟入口からすぐのイベント店舗をお借りして、開発したレシピ全16品の中から好評だった「ひもとうがらしを使った“大和のおかず(肉みそ)”」(写真上段)と、「大和ポークと大和丸なすを使った“Kioバーガー”」(写真下段)の2つの試食会を行います。この2つのレシピを作った学生約20名がボランティアとして参加します!みなさん、ぜひ来て!見て!食べて!ください。 ■第16回 食祭市 平成25年9月28日(土曜日) 9時~12時 奈良県中央卸売市場 関連卸棟内(近鉄橿原線筒井駅下車 東へ徒歩10分) http://www.naraoroshi-k.or.jp/
2013.09.09
就活レポート~就職活動の現場から~№194
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第194弾! 健康栄養学科8期生(14卒) 大田千紘さん 株式会社ルネサンス 勤務 【その企業に決めた理由】 面接が進んでいく中で、大学で学んだ知識も含めて自分の色を出して働けると思ったのと、面接で1番自分らしさをアピールできたと思ったからです。また、同業他社の様々なフィットネスクラブの店舗見学をしたなかでも、アルバイトの方も含め、どの従業員の方にも笑顔で挨拶をしていただき、雰囲気も1番良いと感じたからです。 【就職活動を振り返って】 最初は食品メーカーを中心にエントリーなどをしていたのでESが大変でした。自己分析は早めにしておくと、余裕をもって取り組めるのではないかなと感じます。また、食品メーカーを目指していたときは、スーパーで食料品売り場に行き、商品をみてどのような商品をどこのメーカーが作っているかをチェックしたりしました。大手でなくても、魅力のある商品を作っているメーカーはたくさんあります。それを1つでも多く知るために自分から動くようにしました。 【就職活動でPRしたこと】 アルバイトでの経験と、お土産物開発プロジェクトなどの学校でのことを中心に話しました。もちろん話す内容も大事だとは思いますが、フィットネスなどサービス業での面接は、特に笑顔で明るくハキハキと話すことで自分が実際に働いたときの姿をイメージしてもらえるように心掛けました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 ESや履歴書の添削をして頂いたり、些細なことでも質問しに行きました。他大学の友人と話していても、ここまで丁寧に就職活動のマナーなどを教えてもらえないと言っていましたし、キャリアの授業で貰うプリントはコピーしてほしいと言われるほどでした。また、キャリア資料室にある先輩が受けた企業のレポートは参考になるので、ぜひ面接前などに1度チェックしてみるといいと思います。 【後輩へのアドバイス】 私自身もそうでしたが、皆さんの思っている以上に企業の数は多く、1つの商品が完成されるまでに様々な企業が関わっています。食品に関わりたいと思う方は、栄養学科だからといって食品メーカーにとらわれるのではなく、香料会社や食品添加物を扱っている企業など違った視点で食品を見てみると面白いと思います。また、私が就職活動で感じたのは、管理栄養士を資格として生かせなくても知識として生かせる職種はたくさんあるということです。私はフィットネスで管理栄養士の資格を持っている方に話を聞きに東京まで店舗見学へ伺ったのですが、そこで得られた情報は説明会だけでは得られない貴重なお話でした。もし、説明会で何か心に引っかかるものがあれば自ら動いてください。それはきっと自分の糧になると思います。就職活動に勝ち負けはありません。だからこそ正解が分からなくて辛いこともたくさんあると思います。大学の友人などと話したり遊んだりしてリフレッシュをしながら自分らしい就職活動をしてください。応援しています。
2013.09.03
第5回やまとフォーラムを開催しました。
冬木学園教員と地域で活躍されている多彩な方々を講師に迎え、第5回やまとフォーラムを開催! 学校法人冬木学園(畿央大学)は地域の文化交流の要となり、その発展に貢献することをめざしています。やまとフォーラムでは、畿央大学はじめ冬木学園各校の教員とともに、地域の実社会で活躍されている方たちを講師に招いて教育・文化・健康に関する14の公開講座を開講しています。基調講演を含めてお一人様3講座に参加いただけます。 例年は8月最後の日曜に開催していましたが、畿央大学開学10周年記念事業等と曜日の調整から、今年は2013(平成25)年9月1日(日)に、『第5回やまとフォーラム』を開催しました。 この日は、台風15号の到来で開催が危ぶまれましたが、温帯低気圧に変わり雨模様ながら無事ご来場者をお迎えすることができました。お客様の受付・誘導・各教室で講師紹介などをするのは畿央大生約30名のボランティアで、やまとフォーラム運営にはなくてはならない存在で手作り感いっぱいのイベントになっています。 開会にあたり、冬木学園理事長(畿央大学学長)冬木智子先生からは「畿央大学を開学して記念の10周年の節目を迎えられたことは地域の皆さまのおかげ」との感謝の言葉が語られ、続いて地元広陵町山村吉由町長からはその御祝いと大学のある町として発展している広陵町の様子を紹介するご挨拶がありました。 坂本信幸氏の基調講演には約350名、1限目7講座350名、2限目6講座300名、のべ約1,000名を超える受講者にお越しいただきました。 今年の基調講演は、「古事記」、「日本書紀」、「万葉集」のふるさと、奈良県が推進する『記紀・万葉プロジェクト』に呼応する形で、万葉集の著名な編者であり、また高岡市万葉歴史館館長・奈良女子大学名誉教授坂本信幸氏をお招きして、『葛城の万葉歌と大伯皇女の歌』と題してお話いただきました。 坂本講師の読み上げる万葉歌によって、1300年の時代を遡って昔の大和人がどのような思いで生きていたのか、宮廷の暮らしは華やかだったのか、政変にあけくれるなかでも兄妹や愛しい人を慕う恋の歌によって古代へと引き寄せられてしまいます。この日の講演に合わせて畿央大学近辺の葛城地域で詠まれた万葉の歌を現在の推定地の写真や地図を示して解説していただき、とても親近感のわく、わかりやすい講演でした。私たちは固有名詞として「万葉集」を知っているだけで、その中身に触れる機会は少ないので、とても勉強になったのではないでしょうか。 基調講演に続くⅠ限目(14:40~15:40 )7講座、Ⅱ限目(16:00~17:00)6講座の概要を紹介します。 【No.1】重信茜講師:香芝市役所 高齢福祉課、地域包括支援センター保健師 「ラジオ体操で健康!元気!~たった3分であなたも変われます~」 誰もが知っているラジオ体操。健康維持、介護予防に最適で短時間で簡単にでき、様々な効果があるラジオ体操の魅力について、実技を交えながら紹介していただきました。 【No.2】北田善三講師:畿央大学健康科学部 健康栄養学科教授 「健康長寿をめざして~『養生訓』にみる健康づくりの秘訣~」 生活習慣病が死因の上位を占める現代にも通じる、短命といわれた江戸時代に84歳の長寿を全うした貝原益軒の養生訓の教えを解説していただきました。 【No.3】西本登志講師:奈良県農業センター総括研究員 「美味しい野菜の新品種をつくりたい!~トウガラシ、イチゴ、菜っ葉の新品種の紹介~」 カプシエイト効果のある育成中の新しい「ヒモトウガラシ」、10年もかかったイチゴの新品種「古都華」、大和真菜の新品種「夏なら菜」・「冬なら菜」の特徴と育成の苦労話などをお聞きしました。 【No.4】中山順講師:畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科准教授 「人にやさしい生活環境づくり~みんなに快適で魅力ある生活環境を求めて~」 高齢者も含める皆にわかりやすく、使いやすく、魅力的な生活用品や空間について、ベビーカーやエレベーターなど私達の身の回りのものを例に挙げ、ユニバーサルデザインの視点から考察しました。 【NO.5】上山好庸講師:あすか劇団「時空」主宰、写真家JPS会員 「先ず思うこと、すべてはここから始まる~手作り舞台はこうして出来上がる~」 15年前に立ちあげた手づくり劇団「時空」は毎年千人以上の観客の前で幻想的な明日香の魅力を大掛かりな舞台装置を用いて演じています。その足跡をたどりながら地域の活性化、地域づくりのあり方を語っていただきました。 【No.6】堀江尚子講師:畿央大学健康科学部 看護医療学科准教授 「孤独死のことについて考えます~それは人ごとではありません~」 孤独死の背景として家族構成や地域社会の変化があり、いまや放置できない社会問題となっている現状を考察し、全国における取り組み事例などを紹介しつつ、みんなが希望を持てる社会づくりについて考えました。 【No.7】石井正信講師:田原本町観光協会事務局長、元奈良県公民教育研究会副会長 「日本人の美しい心が日本を救う~国中と邪馬台国?~」 畿央大学は『太陽の道』の線上にあり、まさに大和の真秀ろばです。この地は大和心と日本文化(稲作文化)の発祥地です。古事記から大和心を紐解きわかりやすく説明していただきました。 【No.8】片上裕之講師:片上醤油 代表者 「醤油 再発見 ~醤油の歴史や種類などをわかりやすく解説~」 毎日使っていて、あまりに身近な醤油ですが、これまでの発展、歴史を振り返り、理解を深めるとともに、現在の醤油の種類やその特徴、使い方などをわかりやすく解説。受講生の皆さんに黒豆の醤を試食していただきました。 【No.9】大城愛子講師:畿央大学教育学部 現代教育学科講師 「スウェーデンの子育て支援と保育 ~仕事と子育ての両立を支えるシステムとは~」 北欧スウェーデンでは女性の就労率の高さと共に高い出生率を維持しており、子どもは社会のものであり“社会的子育て親”の考え方で保育費も安価、小学校から大学まで学費は無料です。日本との制度の違いは根本的に物の考え方の相違があることを学びました。 【No.10】田尾秀寛講師:東寺真言宗権少僧正、四国八十八ケ所霊場会、四国別格霊場会、西国三十三ケ所霊場会の公認先達 「お遍路の社会学」 四国霊場開創1200年を来年に控え、お四国には年間50万人の方がお参りに訪れています。本四架橋後バス遍路が盛んになり世界遺産登録に向けて活動している様子など、お遍路さんについてさまざまな観点からわかりやすい言葉で教えていただきました。 【No.11】近藤芳嗣講師:県民招待作家、奈良市天理市芸術協会員、水門会員、近藤豆腐店代表取締役 「入江泰吉先生に学んだ事 ~表現芸術としての写真~」 大和路は歴史とそこに生きた人々のドラマ。…と自らの作家活動の原点を入江泰吉先生は記述しています。情緒性、空気感、滅びへの愛着などが作品を通じて感じる事が出来ます。今回やまとフォーラムちらし(表面)には入江先生の“二上山暮色”を拝借し、入江ワールドの一端にも触れています。 【No.12】峯松亮講師:畿央大学健康科学部 理学療法学科教授 「筋トレ?いいえ、骨トレ! ~転ばぬ先の骨トレーニング~」 骨折は寝たきりの原因となります。健康のために体を鍛えるように、骨も鍛えることができます。骨粗鬆症と運動を中心にその予防法を概説。運動と栄養のバランスをとって転ばぬ先の骨トレへの挑戦を推奨していただきました。 【No.13】米田安佐子講師:香芝市保健センター 保健師 「あなたにも忍び寄る・・・がん! ~私は大丈夫 そんなあなたが心配です~」 日本では1981年から、がんが死亡原因の第1位を占めており、現在では3人に1人ががんで死亡すると言われています。がんのことをクイズ形式で紹介しながら、がん予防についてみんなで考えてみました。 地域のみなさまに支えていただき、今年でこの「やまとフォーラム」は5回目を、また畿央大学も開学10周年を迎えることができました。心から感謝申し上げますとともに、今後ともご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。
2013.08.29
チーム医療ふれあい実習発表会(健康科学部1回生)を開催しました。
健康科学部1回生の『チーム医療ふれあい実習』が、8月19日(月)~23日(金)に実施されました。 最終日(8/23)には施設側の担当者をお招きして、本学にて実践発表会を開催し、関係者全員で実習の学びを共有しました。 各学科それぞれの学びの様子をレポートを掲載します。 【理学療法学科】 私たちは、この実習を通し医療の世界を肌で感じることで、座学で学んだ知識をより深い理解へと繋げることができました。実際の医療現場を見させていただいたことで新たな気づきがありました。一つは、医療従事者が他職種間で相手の職種を尊重し、また自分の専門分野に誇りを持って仕事をされていたこと。二つ目に、医療従事者だれもが「患者中心の医療」を基に行動されていたこと。どちらもチーム医療に欠かせない要素であり、医療の軸であると思いました。今後、私たちがその要素を育てていくためには、相手を思いやる気持ちや専門職としての知識を、より深く追求することが必要となるでしょう。そのためにも、今教わっていることをしっかり押さえなければならない、と再認識しました。 理学療法学科の学生として、やはりリハビリテーション室の見学は大きな刺激がありました。理学療法士の方の患者さんと常に笑顔で接する様子や、リハビリの様子を見させていただき、患者さんとの信頼関係を築く大切さと、適切な理学療法を提供できる知識の必要性を感じ、自分自身のコミュニケーションや知識の未熟さを知りました。さらに、この実習において患者さんと触れ合い感じたことは、理学療法士になりたいという気持ちをより強くさせてくれました。 最後となりましたが、忙しい中私たちに時間を割いていただき、院内での丁寧な説明のみならず、より多くの学びを与えてくださるよう実習内容を組んでくださった病院の皆様に心からお礼申しあげます。 理学療法学科 1回生 塩谷 純朗 【看護医療学科】 まだまだ専門知識が少ない段階での短期間の実習でしたが、この実習を通して新たな視点や今後の課題が見つかり、今まで学習してきたことがより深まりました。 実習では病棟見学だけでなく、院長先生の貴重なお時間をいただいての座談会や、学校ではあまり深く学習することのない看護師以外の医療従事者の方のお話を聞かせていただいたり、合同カンファレンスの様子を見学させていただいたり、また実際に自分たちでカンファレンスをする機会をいただきました。学校の授業だけではあまりイメージできなかった多職種間の連携や各医療職のチーム医療における役割、チーム医療を実践することの難しさ、そして医療従事者としていつも大切にしなければならいことを学ぶことができました。 また医療従事者としての視点からの学習だけでなく、実際の患者さんとのふれあいや、疑似体験などから患者さんの気持ちや、医療従事者として患者さんとコミュニケーションをとることの難しさが身をもってわかりました。私が一番印象に残ったのは、看護師さんが処置をする時やバイタルチェックを行う時、看護師さんが必ず挨拶していたことです。するとそれまでぼんやりとした表情だった患者さんの顔が明るくなり、やる気を出して痛くてつらそうな治療にも暴れたりせず、じっと耐えていました。その時、挨拶などの何気ないことでも重要なコミュニケーションであること、そしてその積み重ねが信頼関係を築くために大切であること、看護の持つ力の大きさに改めて気づかされました。 今回の実習で入学当初の看護師になりたいという気持ちがより具体的なかたちで心によみがえりました。この実習で得た学びや気づきを今後の学習に活かし、自分の中で育てていきたいと思います。 看護医療学科 1回生 森 知玲 【健康栄養学科】 今回「チーム医療ふれあい実習」で私は市立奈良病院に行き、たくさんのことを学ばせていただきました。 この実習の最終的な目標は、実際にチーム医療が実践されている医療の現場を見学することで、チーム医療を担っているさまざまな職種の役割や機能を理解することでした。3日間という短い間でしたが、さまざまな事を体験し、初めて気づいたこと、勉強になったことがたくさんありました。患者さんに元気になってもらいたいという同じ思いを抱く多種多様な医療スタッフが連携し、チームとして医療を行なっているということ、目的と情報を共有し合い、患者さんの状況に適切な医療を提供しているということを、改めて実感することができました。大学で学んだことと現実が直結した瞬間でした。 また、現場で働く管理栄養士の方からもお話を伺い、実際に患者さんに提供している献立も見せていただきました。具体的な業務や役割をより明確にイメージすることができました。 実習を通して、学んだこと・新たに発見したことは多く、自分自身にとっての課題も見つかりました。すべてを今後の勉学に活かしていきたいです。 健康栄養学科 1回生 寺尾 幸 この実習での学びは、学生の将来に大きく役立つものとなったようです。 実習病院の指導者・スタッフの皆様、そして患者様、実習期間中は大変お世話になり、有り難うございました。
2013.08.28
2013ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~を開催しました。
小学校5・6年の受講生・保護者26組が夏休み最後の楽しい思い出づくりイベントに参加! 2013(平成25)年8月25日(日)、独立行政法人日本学術振興会への応募採択事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスする―おだしの文化の調理科学体験―」を実施しました。大阪府はじめ、奈良県内からは御所市、橿原市、葛城市、大和高田市、三郷町、そして畿央大学近隣の広陵町、香芝市、上牧町、三郷町などから、元気な26名の小学校5・6年生に調理科学と運動科学を学ぶため参加していただきました。このイベントは2009(平成21)年から5年連続で実施しており、毎年8月子どもたちの夏休みに親子の楽しい思い出づくりとして好評を博しています。 ▲冬木智子学長(前列中央)を囲んで受講生・保護者、実施教員、協力学生全員で記念撮影 午前10時から開校式(ご挨拶・オリエンテーション)、本事業の説明に続いて、第1限目は畿央大学健康栄養学科山本隆教授による「世界の“うま味”と日本料理のおだしの文化について」の講義がありました。日本料理は“かつお”と“こんぶ”の出汁(だし)がうま味のベースになっていて、1907年東京大学理学部池田菊苗教授が、甘味,酸味,塩味,苦味に次ぐ第五の味と言われるおいしさの素“グルタミン酸ナトリウム”を発見しました。世界の国・地域のうま味のもとはこのグルタミン酸やイノシン酸が含まれていて地域の食材を活かした料理がつくられているのです。 2限目は、健康栄養学科上地加容子准教授による実験「味覚の測定方法」。山本先生から教えていただいた五味について薄い溶液からだんだん濃い溶液を口に含んでみてどの時点で味として感じることができるかを実験してみました。年齢や食生活、家庭環境、体調によっても大きく異なるそうで、これをレーダーチャート化して個人の味覚グラフを作りました。味覚には個人差があって当然だそうです。 3限目は、いよいよお楽しみの、健康栄養学科上地加容子准教授、冨岡華代助手、餅田尚子助手による「調理をサイエンスする」実習です。6つの班に分かれた子どもたちが今日のお昼ごはんになる素麺のトッピング具材の切り分けを行い、健康栄養学科の学部生10名がサポートしました。調理実習室の後ろには保護者のみなさんが見守るなか、家庭でもお母さんの手伝いをよくやっている包丁使いが上手な子どもたちも見受けられました。 そして、調理班ごとに分かれて保護者と一緒に学生食堂でランチタイム! 子どもが作ったものを食べるなんて家庭ではめったにありません。お母さん、お父さん方は大喜びでした!! 食後の4限目は、上地先生による「味覚測定」結果のお話です。2限目に行った味覚測定でのレーダーチャート化された結果についてもう少し踏み込んだ解説です。うま味のもとであるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸には具体的な食材としてどのようなものがあるのか、料理とだしの関係、西洋料理・中華料理も日本料理と同じように“うま味の相乗効果”によっておいしく食べられることを学びました。 5限目の授業は、理学療法学科松本大輔助教による「胃腸の機能を整える健康体操」です。この授業には理学療法学科の学生8名が子どもたちのサポートをしてくれました。健康でいるためには、胃腸の機能を整えること、それには規則正しい生活、バランスのとれた食事と定期的で適度な運動が必要です。激しい運動をする場合は食後1時間くらいは休憩をとったあとにする、など基本的なことを学びました。また、腹筋運動(複式呼吸、身体のひねり運動)などを毎日続けることが肝心です。 最後は、畿央大学の冬木智子学長先生から全員に「未来博士号」の修了証書授与式と講話があり、そのあと、冬木記念ホール前に集まり小学生・保護者・教職員・学部生スタッフ全員で記念写真を撮りました。 身体にとって栄養と運動は欠かせないものです。畿央大学健康栄養学科と理学療法学科の先生方、協力学生にとってこの「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」は本学にマッチしたプログラムを地域の小学生のみなさまにご提供できるものであり、5年もの間続けてご好評いただいています。参加してくれた小学生たちから、博士が育ってくれることを期待したいと思います。
2013.08.23
就活レポート~就職活動の現場から~№188
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第188弾! 健康栄養学科8期生(14卒) 澤田優作さん デリア食品株式会社 勤務 【その企業に決めた理由】 ・もともと食品メーカーで働きたいと考えていた。 ・総合職で営業や商品開発など様々な仕事を経験できると思ったから。 ・人事の人や社員の方たちが暖かい人ばかりだった。 ・選考を通じて1番自分を出せたと思った。 【就職活動を振り返って…苦労したこと、学んだこと、など】 食品メーカーを幅広く見ていたので、自己分析とESに苦労しました。特に2.3月はESの提出期限が一気に来たので困りました。また、癖のあるESもありました。食品メーカーを志望する人は早め早めに自己分析を行っていき、いろいろな文章をストックしておくといいと思います。 また、就職活動を通して、いろいろな企業を見ることができ、いろいろな人に出会いました。振り返ってみると、就職活動は大変でしたが、楽しかったです。 【就職活動でPRしたポイント】 大学で行っていた部活動のこと。部長をしていたのでそのことについて主に話していました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 ESや履歴書の添削はよくしてもらいました。また、些細な相談もしました。困ったことなどがあったら、とりあえずキャリアセンターに行くといいと思います。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は、本当にいろいろなことを学べます。そして自分と向き合う良い機会だと思います。なので、悔いの残らないようにし、自分のやりたいことを見つけてほしいです。 また、就職活動は、受験やテスト勉強などのようにやればやるだけ結果がついてくるものではないと思います。途中で行き詰ったら息抜きも必要です。僕は、就職活動中、どれだけ追い込まれても、週1回はサークルでバスケットボールをしてリフレッシュしてモチベーションを保っていました。なので、うまく自分と向き合いながら進めていってください。
2013.08.22
就活レポート~就職活動の現場から~№184
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第184弾! 健康栄養学科8期生(14卒) 高津万結香さん 株式会社ユタカファーマシー 勤務 【その企業に決めた理由】 ドラッグストアには病気の人、病気でない人、もっと健康になりたい人、化粧品を買いに来た人など、さまざまな理由で訪れる人がいます。そんな人たちに健康、栄養、薬の面で身近に支援することが出来るドラッグストアでの仕事に対し、魅力を感じていたからです。また、総合職ではなく管理栄養士の枠で採用してもらったことも大きな理由です。店舗運営の仕事がないわけではないですが、「他のドラッグストアよりは管理栄養士として働くことが出来る」という先輩社員のお話を伺い、入社することに決めました。 【就職活動を振り返って 苦労したこと、学んだこと】 最初に参加した合同説明会は、調剤薬局やドラッグストア企業ばかりで薬学部限定という、少し特殊な合同説明会でした。私はドラッグストアに興味があったので、普通の合同説明会よりも多くのドラッグストアに出会えるのでは!と思い、行ってみました。企業のブースに行けば、当たり前ですが、周りは薬学部の方たちしかいないのでとても目立ちます。(笑)お話を伺うまでに、管理栄養士なのですが、と一言をお断りは入れたほうが良いですが、ほとんどの企業は快く受け入れてくださいました。また、ここに来たおかげで初めて知った企業が多かったので、やはり自分から出会いに行くことは大切だと思います。 【就職活動でPRしたポイント】 大学での茶道部の活動、アルバイトでの経験、中学高校と続けた部活動の経験です。ドラッグストアは接客業ですので、アルバイトの経験はとても役に立ちました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 就職活動では欠かせない自己PR文などを西畑さんに添削して頂いたおかげで、実際に履歴書、ESを書くときは全く苦労しませんでした。 少しでも不安に思うことがあれば、相談しにいくことをおすすめします。どんな話でも、キャリアの皆さんはとても親身に聞いてくださるので、たいへん心強い存在でした! 【後輩へのアドバイス、メッセージ 就職活動のこと、学生生活のすごし方】 私は最初からドラッグストアに就職したいと思う気持ちが強い反面、他の業界にまったく興味がわかずに、ドラッグストア業界しか見ていませんでした。今思うと、就職活動ではたくさんの企業に出会うことが出来るきっかけになったかもしれないですから、もっと視野を広げて就職活動をしても良かったのかな、と思います。周りのみんなに比べ、会社説明会に行った数も少なく、どこからも内定をもらえなかったらどうしようと悩むときも、正直ありました。でも、こうして無事就職活動を終えることが出来たのも、業界をしぼっていたからこそ、自分の道を突き進むことの出来た強い意志のおかげだと思っています。 後輩の皆さんには是非、たくさんの業界や企業を見て素敵な出会いをしてほしいと思います。その中で、自分が本当にやりたいことを見つけてください。そして、そのやりたいことをやることが出来る環境を作りましょう。 やりたいことが見つからない、という人がいるかもしれません。でも心の中には、きっと言葉にならない思いというのがあります。それを言葉に、行動にして表現することが就職活動に繋がると思います。 つらいこともたくさんあるかもしれませんが、周りの友達や家族、キャリアの方々など、みんなが支えてくれます。自信を持ってくださいね!応援しています。
2013.08.07
就活レポート~就職活動の現場から~№187
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第187弾! 健康栄養学科8期生(14卒) 谷村真麻さん 株式会社創味食品 勤務 【その企業に決めた理由】 自社製品の味に絶対的な自信を持っている会社で、製品の開発がしたかったから。社員の方や社長の人柄にも惹かれたので決めました。 【就職活動を振り返って…苦労したこと、学んだこと、など】 最初の頃はどうやって動いていけばいいかわからなかったけれど、慣れて選考を通過できるようになると、段々楽しくなりました。就職活動中はいろんな人と言葉を交わし、常に前向きな気持ちで、沢山行動することが大切だと思います。 【就職活動でPRしたポイント】 人のために時間や労力を惜しむことなく働くことができる。人当たりの良さ。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 就職活動の基礎(ESの書き方や自己分析の仕方など)をとても丁寧に教えて下さいました。温かく見守って下さり、とても心強かったです。 【後輩へのアドバイス・メッセージ…就職活動のこと、学生生活の過ごし方など】 就職活動は、動いた分だけ成果が出ます。最後に「やりきったな」って思えるような、充実した時間にして下さい。学生生活の中で、自信を持って頑張ったと言えるようなことが一つでもあれば、それは必ず武器になります。勉強、サークル活動、ボランティア、アルバイトなど、なんでもいいので打ち込めるものを見つけてください!