2014年の健康栄養学科の新着情報一覧
2014.07.29
健康科学部「ベーシックセミナー」の全体発表会を開催!
7月21日(月)と7月24日(木)に健康科学部ベーシックセミナーの全体発表会が開催されました。 ベーシックセミナーは大学に入学したばかりの1回生を対象とする必修科目です。 この授業のねらいは、高校までの受け身的な学修スタイルを捨て、大学で必要な主体的・能動的な学修スタイルを身につけてもらう点にあります。 ベーシックセミナーでは4学科混成で10名程度の少人数クラス(ゼミ)を編成します。 原則として健康科学部の1回生全員が受講するので、ゼミの数は全体で30にもなります。 各ゼミでは学生が主体的に研究テーマを設定し、担当の先生のアドバイスを受けつつそれぞれの研究テーマについて情報収集や調査、議論を進めていきます。 こうした作業の中で学生は情報収集の方法や議論の仕方といったスキルだけでなく、チームワークの取り方を(その難しさを含めて)学んでいくことになります。 こうして各ゼミで約3ヶ月間にわたる学生主体の学修活動がおこなわれるわけですが、その成果を発表するのが今回おこなわれた全体発表会です。 全体発表会では各教室に7~8つのゼミが集合しますので、ゼミ担当の教員を含めれば実に80~90人近くが一堂に会することになります。これだけ大勢の人たちが見ている前で自分たちのテーマについて発表するのはとても緊張を強いられることですが、どのゼミも日頃の成果を示すべく堂々と発表してくれていました。 全体発表会の翌週はいよいよ最終授業になります。全体発表会を含めベーシックセミナーを通じて得られた成果や課題について振り返り、今後の大学での学びに活かして欲しいと思います。 最後に、普段のゼミの様子と全体発表会の様子について学生がレポートしてくれましたので紹介しておきます。 【参加した学生の声】 ベーシックセミナーを通して、最初の授業は自己紹介から始まりました。定番といったらそうかもしれませんが、ゼミの自己紹介はペア紹介という、自分ではなくペアになった子を紹介するといったものでした。普段の自己紹介とは全く異なっていたので私の中にも印象深く残っています。 その後は前期最後に行われるゼミ全体発表会に向けてそれぞれ個人でテーマを決め、その後3つのテーマに絞り、最終的に1つのテーマについてゼミ全体で話し合っていくというものでした。その間にレポートを書いたり、ディベートを行ったり、発表もパワーポイントがほとんどで、慣れない作業に戸惑いながらもゼミが11人という少人数制ということもあり、リラックスして行うことが出来ました。 ゼミはいろんな授業がある中で最も多学科の学生達と交流できる場でもあり、友達の輪を広げる良い機会にもなります。話し合いをしていくたびに仲良くなっていったので、授業はとても楽しかったです。ゼミ最高! (健康科学部 看護医療学科1回生 三谷 紗彩) 7月24日(木)、毎週木曜日の1限目にあるベーシックセミナー(ゼミ)による全体発表がありました。全体といっても7つのゼミがP202教室に集まっての発表でした。各ゼミが今まで調べてきたテーマについて熱弁していました。 発表の内容については、大学内や外部でアンケートを取ったり、あらかじめ動画を挿入しておいてそれを見せたりとユニークでかつ個性的な内容で、各ゼミが努力して資料を集めたりパワーポイントを編集したり、と、頑張ってきたという感じが伝わってきました。 全体としてはすごく良い雰囲気で、発表を聞く側の人たちもそれぞれのゼミの発表内容に興味をもち、真剣に聞いていました。 発表が終わると、活発な質疑応答が始まり、発表された内容以外にも質問者が気になる詳しい内容を聞きだせる事ができて、更に発表されたテーマの内容を知ることができました。 今回の発表を通じて多くの知識を得ることができました。 (健康科学部 理学療法学科1回生 三澤 銀次郎)
2014.07.28
第9回パッククッキング講習会を開催しました。
2014年(平成26年)7月26日(土)に、第9回パッククッキング講習会を開催しました。 『パッククッキング』とは、真空調理の理論で、電気ポットとポリ袋(高密度ポリエチレン製)を利用した調理法のことをいいます。 この調理法の利点は、火を使わず安全に、簡単に、一人分の調理ができるところにあります。 焦げたり、煮くずれや煮詰まることがなく、うま味を逃がさず、出来上がりは、味が均一となります。 このパッククッキング講習会は、今回で9回目を迎え、毎回好評をいただいています。 今回も健康栄養学科の浅野恭代教授の指導の下、男性を含めた幅広い年齢層の47名に受講いただきました。 受講生のみなさんは8グループに分かれて調理を開始。 ポリ袋の中の空気を抜いて、真空にするのがポイントです! 手のひらで薄く伸ばすように押したり、水中で水圧を利用して空気を抜いた後、袋の口を結び、お湯に投入します。 (※今回は調理分量が多かったので、一部、ガスレンジと鍋を併用しています) 知らない方同士でもすぐに親しくなられ、和気あいあいとした雰囲気の中、協力し合ってテキパキと調理されていました。 今回の献立は、 ・枝豆ごはん ・梅と豚の重ね蒸し ・なすとししとうの煮物 ・トマトスープ ・梅ジュースのクラッシュゼリー の5品でした。 参加された方の感想は、 「豚の重ね蒸しは、さっぱりしていておいしかった。」 「枝豆ご飯が、真空にするのが難しく、お粥になってしまった。」 などがありました。 今回、ご飯がやわらかめになった班が多かったようで、お米を調度良い硬さにするのが一番難しいようでした。 完成した料理をいただきながら、多数の方から、何人分まで一度にできるのか、カレーでもできるのか等と、浅野先生に質問が寄せられていました。 ご自宅に帰っても実践してみたいという意見も多くあり、大変興味を持たれたようです。健康栄養学科の学生5名も調理の手伝いやアドバイスに参加してくれ、地域の方々とのふれあいの中で学ばせて頂きました。
2014.07.26
奈良県中央卸売市場連携「マグロを使ったメニュー開発プロジェクト」給食実習の第7弾「夏を乗り切るマグロランチ」
今年のテーマ食材はもっともポピュラーな「マグロ」 今日のランチは「夏を乗り切るマグロランチ」! 畿央大学と奈良県中央卸売市場との連携事業は2年目を迎え、今年も健康栄養学科の前期授業「給食経営管理論実習Ⅱ」(指導教員:上地加容子准教授、冨岡華代助手、小西佳奈助手、3回生76名)のなかで、「マグロを使ったメニュー開発」でマグロをテーマに取り組んでいます。 4月17日(木)の第1回目授業では同市場内の水産物卸協同組合(吉田理事長)から当日朝一に競り落とされたキハダマグロ体長1.5m約40kgの解体実演が調理実習室内において行なわれ、そのあと新鮮なお刺身にしていただきました。 2014(平成26)年7月24日、調理実習に入って7回目の教職員・学生向けランチメニューの提供です。この日学生たちが作ったメニューは、「夏を乗り切るマグロランチ~スパイシーマグロ~」です。 奈良県中央卸売市場水産物卸協同組合から仕入れたマグロや青果卸組合からは新鮮野菜がふんだんに使われた色彩り豊かなランチに仕上がっています。 メインディシュはマグロのカレー味仕立てにレタスとミニトマト添え、かぼちゃスープ、フランス風野菜煮込みのラタトゥイユ、デザートはヨーグルトムースです。これだけのボリュームでエネルギー量は669klと、夏バテ防止の食欲のわくランチです! 学内での給食提供も、来週1回を残すのみとなりました。 給食経営管理論実習の最後の授業日となる8月7日(木)には、いよいよ前期テーマである「奈良県中央卸売市場連携『マグロを使ったメニュー開発プロジェクト』レシピ品評会」を迎えます。 10組に分かれた学生グループがどんな新メニューを考えてくれるのか、楽しみです。 【関連記事】 給食第1弾「海の幸たっぷりランチ」 給食第2弾「大和野菜たっぷりランチ」 給食第3弾「まぐろ御膳」 給食第4弾「奈良×イタリアンランチ」 給食第5弾「紫外線対策~中華ランチ」 給食第6弾「和食~冷しゃぶサラダうどん」
2014.07.23
橿原市・橿原商工会議所連携「橿原産しょうが給食献立開発プロジェクト」コンペが行なわれました。
橿原市立保育所・幼稚園児童向け給食献立メニュー10作品が勢ぞろい! 畿央大学と橿原市・橿原商工会議所との連携事業は平成21年度に開始し、今年で6年目を迎えています。昨年度は橿原産しょうがを使ったレシピ開発プロジェクトで7品が商品化され販売になりました。 今年26年度は、その産官学連携で産まれたしょうが7商品の販路拡大と、橿原のしょうがを市民の皆様にもっと知ってもらうために就学前児童の給食献立に取り入れることを目的に「橿原産しょうが給食献立開発プロジェクト」を実施しています。 2014(平成26)年7月19日(土)健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、金一玲助手)学生33名、10グループによるコンペが開催されました。 まず14時~プレゼンテーション、15時~試食審査、16時30分~結果発表と表彰式が行なわれました。 橿原からは審査員として、吉廣清治橿原物産協会会長、石井誠一橿原商工会議所専務理事、竹本恵子橿原市福祉部副部長、藤井寛市民文化部副部長、岡橋守幸ワーキンググループリーダー、松田弘子料理研究家他5名、また畿央大学からは冬木副学長、永渕先生、浅野先生らに審査していただきました。 学生たちは、朝早いグループは9時過ぎから下ごしらえに入り、14時からのプレゼンを行い、15時からは調理したての試食4人前と展示用の1人前を作りました。子ども向けですので、しょうがの辛味を控えており、大人が食べるとどれも美味しいメニューでした。 プレゼン、ネーミング、献立のストーリー性、未就学児にとっての食べやすさ、給食の大量調理に向いているか、しょうがの風味があるか、など3点満点で評価されました。 見事しょうが給食導入賞に輝いたのは、Dグループ(2回生の岡田千波、千葉彩乃、成田優華)の作品「うさぎのお月見給食」です。 9月頃に子どもたちに提供できるということで、月に見立てた黄色いターメリックライスと野菜の煮もの、サラダを組み合わせた献立です。審査員には実際に給食を作っていただく保育所幼稚園の統括技能員2名の方に入ってもらっており、現場の意見も反映されています。 今年4月から始まり保育所見学会、調理勉強会を3回実施した「しょうが給食献立開発プロジェクト」はこれで終了となり、みんなも笑顔そのものです。 関係者のみなさま、ご支援・ご協力ありがとうございました。大学が夏休みの9月中旬ごろには実際の給食として導入されますので、みんなで行って子どもたちと一緒に食べてみたいですね。 【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所との連携「橿原産しょうがを使った給食献立開発」事業がスタート! 「橿原産しょうがを使った給食献立開発」~保育所見学ツアーを実施! 「しょうが給食献立開発」第1回勉強会を行いました。 「しょうが給食献立開発」第2回勉強会を行いました。「しょうが給食献立開発」第3回勉強会を行いました。
2014.07.22
奈良県中央卸売市場連携「マグロを使ったメニュー開発プロジェクト」給食実習の第6弾「涼を感じる和食」
今回のランチは「冷しゃぶサラダうどん」! 畿央大学と奈良県中央卸売市場との連携事業は2年目を迎え、今年も健康栄養学科の前期授業「給食経営管理論実習Ⅱ」(指導教員:上地加容子准教授、冨岡華代助手、小西佳奈助手、3回生76名)のなかで、「マグロを使ったメニュー開発」でマグロをテーマに取り組んでいます。 4月17日の第1回目授業では同市場内の水産物卸協同組合(吉田理事長)から当日朝一に競り落とされたキハダマグロ体長1.5m約40kgの解体実演が調理実習室内において行なわれ、そのあと新鮮なお刺身にしていただくという、モチベーションの上がる授業スタートとなりました。 7月17日(木)は、第6回目の調理実習でのランチ提供です。 この日学生たちが作ったメニューは、「涼を感じる和食~冷しゃぶサラダうどん~」です。奈良県中央卸売市場青果卸協同組合が今売り出し中のサラダわさび菜、きゅうり、トマト、とうもろこし、わかめなど色彩豊かな夏野菜てんこもりの冷やしうどんで、トウキ塩が添えられたマグロの変わり揚げと夏野菜のてんぷら、デザートはほうじ茶とミルクのゼリーでした。 これだけ食べて659klと、カラダにも優しいランチです! 今回も学長先生と副学長先生に食べていただきました。 給食実習の授業は毎週木曜日の1限~3限にありますが、お二人ともランチをいつも楽しみにしておられます。 学生から直に、調理でのアイディア、苦労した点などをお聞きになるのが、とても嬉しそうです! 【関連記事】 給食第1弾「海の幸たっぷりランチ」 給食第2弾「大和野菜たっぷりランチ」 給食第3弾「まぐろ御膳」 給食第4弾「奈良×イタリアンランチ」 給食第5弾「紫外線対策~中華ランチ」
2014.07.17
読売テレビ「そうめん」の特集企画に、健康栄養学科教員が出演!
村木先生が「かんさい情報ネットten!」に出演予定! 読売テレビで月曜日~金曜日の午後4時47分から放映中の情報番組「かんさい情報ネット ten!」の金曜企画“カラクリ”コーナーにて、本学健康栄養学科准教授の村木悦子先生が取材を受け、2014年7月18日(金)の番組内で放送されます。 梅雨明けも目前、もうすぐ本格的な夏が始まります。 今回は、暑さで食欲が沸かない夏にも食べやすい『そうめん』についての特集です。 奈良県の特産品であるそうめんは、ツルツルとした喉越し、冷たくてさっぱりとした口当たりで暑い夏でも食べやすいすぐれた食品です。 しかし、食べやすいからと言ってそうめんばかりを食べていいわけではありません。 そうめんは、他の麺類に比べてカロリーと塩分が高めであることや、炭水化物以外の栄養素も少ないため、不足する栄養素に関しては他の食品で補う必要があります。 野菜など他の食品と一緒に食べる方法や、今流行りの変り種そうめんつゆを用いた食べ方など、どんな食べ方をすればいいのかを番組内で村木先生がお話しされます。 そして、そうめんと言えば、一度はやってみたい流しそうめん! そうめんについての村木先生による詳しいお話は、7月18日(金)午後4時47分の放送をぜひご覧ください!!
2014.07.15
奈良県中央卸売市場連携「マグロを使ったメニュー開発プロジェクト」給食実習の第5弾「夏の紫外線に負けない肌へ」登場
今年のテーマ食材はもっともポピュラーな「マグロ」 今日の給食実習ランチは中華三昧! 畿央大学と奈良県中央卸売市場との連携事業は2年目を迎え、今年も健康栄養学科の前期授業「給食経営管理論実習Ⅱ」(指導教員:上地加容子准教授、冨岡華代助手、小西佳奈助手、3回生76名)のなかで、「マグロを使ったメニュー開発」をテーマに取り組んでいます。 2014年4月17日(木)第1回目授業では同市場内の水産物卸協同組合(吉田理事長)から当日朝一に競り落とされたキハダマグロ体長1.5m約40kgの解体実演が調理実習室内において行なわれ、そのあと新鮮なお刺身にしていただきました。 2014(平成26)年7月10日(木)、調理実習に入って5回目のランチメニューの提供です。この日学生たちが作ったメニューは、「ビタミンCで~夏の紫外線に負けない肌へ~」という女性ウケするネーミングでした。 メインとなる彩り豊かな夏野菜たっぷりの冷やし中華は、細麺で食べやすく、盛り付けのツナはマグロから手作りされています! そして、焼き春巻き、具だくさんの中華スープ、デザートのフルーツポンチまで付いて、678kcalでした。 また、今回の調理グループの手作りPRボードには、思考を凝らした「ビタミンCクイズ」があり、楽しみながら学べました。 【関連記事】 給食第1弾「海の幸たっぷりランチ」 給食第2弾「大和野菜たっぷりランチ」 給食第3弾「まぐろ御膳」 給食第4弾「奈良×イタリアンランチ」
2014.07.15
橿原市・橿原商工会議所連携「しょうが給食献立開発」第3回勉強会を行いました。
学生たちが考えたしょうがレシピが プロの料理研究家による検討会でさらに精緻に! 今年で6年目を迎えた橿原市・橿原商工会議所と畿央大学健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、金一玲助手、参加学生40名)の連携事業ですが、今年度は昨年に続いて「橿原産しょうが」をテーマに、『しょうがを使った保育所の給食献立』開発を行なっています。 2014(平成26)年7月10日(木)16時30分~、学生約30名が集まり第3回目の勉強会「レシピ検討会」が行なわれました。 前回、第2回勉強会ではクッキングスタジオバンビ主宰、フードコーディネーター、シニア野菜ソムリエとして活躍中のプロの料理研究家である松田弘子氏を講師にお招きして、しょうが料理の基本を教えていただきました。 松田先生には昨年しょうがを使用した新商品開発事業でも、しょうが調理のコツをわかりやすく説明していただいています。今回は、学生グループが考えたしょうがレシピを実際に調理し、幼稚園での小さな児童たちが喜んで食べられるものかどうか、厳しいチェックが入りました。 保育所給食(就学前児童が食べる)ため、子どもの好みに合わせて、美味しそうに見えること、味、食べやすさ、工夫した点、ネーミング、そして学生たちのプレゼンテーションレベルの高さなどいろいろな項目で審査されます。学生から、松田講師や浅野先生への質問が続きました。 レシピ集に掲載する写真もきれいに撮影しました。美味しくて栄養があれば食べたいと思うのは当たり前。他に類をみない工夫がどこにされているかが選定の決め手になりそうです。 ▲検討会で作られたレシピ 実際の保育所給食は専用の器に盛り付けますが、この日は大学にある食器を使用しています。 松田講師からは、その料理の特徴、セールスポイント、食べる子どもたちのことを考えいるかなど、逆の質問が学生たちに返ってきていました。 7月19日(土)いよいよレシピコンテストの日を迎えます。 審査員をうならせる、どんな斬新なレシピが披露されるか、今から楽しみです。 【関連記事】 橿原市・橿原商工会議所との連携「橿原産しょうがを使った給食献立」開発事業がスタート! 産官学連携「橿原産しょうがを使った給食献立開発」~保育所見学ツアーを実施! 橿原市・橿原商工会議所連携「しょうが給食献立」開発第1回勉強会を行いました。
2014.07.07
近鉄SAフードコートメニュー開発プロジェクトのコンテストを開催しました。
健康栄養学科1~4回生の90名、26チームが参加し、グランプリを競う! 畿央大学は、近畿日本鉄道本社生活関連事業本部SA(サービスエリア)事業部(岸村吉偉部長)と連携して、西名阪自動車道香芝SAレストランのフードコートで提供するメニュー開発プロジェクト事業を行っています。 西名阪自動車道は大阪と名古屋を結ぶ物流の基幹道路で平日はトラックドライバーの憩のオアシスとなっているため、近鉄側要望として「クイック、がっつり、ヘルシー、奈良の食材50%以上、ワンプレート」というメニュー条件が付いています。 また、畿央大学健康栄養学科(指導教員:林京子講師、峰松祐至助手)は単なるレシピ開発では本学の特色が反映されないとして「低カロリー、植物性たんぱく質中心、減塩」のいずれかを満足するメニューであること、という厳しい条件をクリアするよう指示されています。 2014(平成26)年4月に参加学生募集説明会、5月に第1回勉強会、6月に第2回勉強会を実施し、7月5日(土)11時から15時過ぎまで『近鉄SAフードコートメニュー開発プロジェクトコンテスト』を開催しました。 コンテスト当日は、学生たちは調理実習室で朝9時から料理の下ごしらえを始め、実習食堂で11時からの開会式(近鉄西村隆至取締役常務執行役員の挨拶)、試食審査会に臨みました。ご来賓・審査員として坂元雅春西日本高速道路サービス・ホールディング㈱関西支社長、近鉄審査員岸村吉偉部長、小籔香香芝レストラン支配人、畿央大学審査員として冬木正彦副学長、栢野新市教授、山本隆教授、上地加容子准教授、林京子講師が担当しました。 レシピ作品の配膳、プレゼン、質疑応答の合間に試食していただき1グループの持ち時間が約4分という強行スケジュールで、26グループの作品を審査。 畿央大学健康栄養学科では国家試験の管理栄養士資格取得をめざし今年も100%の合格率を達成していますが、食品開発に意欲を燃やす学生が多く、このプロジェクトに参加した学生数は1回生~4回生90名で、過去の健康栄養学科のメニュー開発プロジェクトで最多を記録しました。次々に運ばれてくるレシピ作品を試食する審査員もお腹がいっぱいになりました。 先月から第2調理実習室が新設されたので90名が一度に調理できるようになりました。審査員に料理をお出しするときはできるだけ温かいうちに配膳しなければ評価に影響するので作る側も時間管理が大変です。試食審査をする実習食堂のとなりの調理室では順番を待つグループが着々と準備していました。 この近鉄SAメニュー開発には、昨年「新豆乳クリームレシピ開発プロジェクト」でお世話になった不二製油㈱経営企画室マーケティング室リーダー長森真信氏(右下写真の左)ら6名が東京から応援に来ていただきました。ヘルシーメニューには同社製「濃久里夢」「美味投入」が欠かせないとして下ごしらえに6グループが使用しています。どんな料理にもマッチする夢の調味料として現在売り出し中の製品で、無償提供していただきました。ありがとうございます。 出来上がった作品はレシピシートとともにテーブルにどんどん並べられていきます。使用された器は実際に香芝レストランで使っているものを前日にお借りして各グループの料理を盛り付けしており、これらのうちのいずれかが今年9月頃には商品化され、みなさまに提供されます。 午後2時すぎから今年5月竣工になったP棟203教室において、審査結果発表、賞状と記念品授与式、講評が行われました。 いずれの作品も近鉄SA香芝レストランメニューに選ばれてもはずかしくないものでしたが、グランプリ賞はOグループ「大和芋のとろろ風オムライス」、準グランプリ賞はLグループ「丼界の新星!とりちり丼」、そして特別賞4グループが選ばれました。 グランプリ賞、準グランプリ賞のメニューは9月頃に発売される予定ですので、みなさま是非とも西名阪近鉄香芝レストランにお立ち寄りの際は召し上がってください。 ▼グランプリ賞 Oグループ(3回生、高木麻衣、西川由希子、西尾実紗) 「大和芋のとろろ風オムライス」 ▼準グランプリ賞 Lグループ(2回生、中愛理、三宅一魅) 「丼界の新星!とりちり丼」 4月にスタートしたメニュー開発プロジェクト事業も無事終了し、最後に学生90名と関係者一同の記念撮影を行いました。 この日出来上がったメニューは今後レシピ集として近畿日本鉄道本社制作により発刊される予定です。関係者のみなさま、ご支援とご協力ありがとうございました。 【関連記事】 近鉄SA(サービスエリア)フードコートメニュー開発プロジェクトが始動しました!近鉄SA(サービスエリア)フードコートメニュー開発プロジェクトの第1回勉強会を実施しました。近鉄SA(サービスエリア)フードコートメニュー開発プロジェクトの第2回勉強会を実施しました。
2014.07.04
奈良県4大学の「ヘルスチーム菜良」の合同活動報告会に参加しました!~健康栄養学科
2014年6月28日(土)に帝塚山大学でヘルスチーム菜良の4大学合同報告会がありました。 ※「ヘルスチーム菜良(なら)」は奈良県健康福祉部健康づくり推進課が主導で管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されています。 今回の報告会の参加人数は約40名で、畿央大学からは学生5名が参加しました。 まずはじめに、各大学の活動報告を行いました。 ▼こちらがその様子です。 畿央大学では、学食ヘルシーメニュー開発や食育サッとシステムを使用した食教育、畿央祭での食育などの報告をしました。 他大学では、学祭で出店をしたり食堂に置く栄養素や食品についてのポップの作成を行っているそうです。 他大学の活動を知ることができて私たちの今後の活動に活かしたいと思いました。 その後、それぞれ持ち寄った手作りお菓子を食べつつ、ヘルスチーム菜良で今後取り組みたいことについてグループワークをしました。これから4大学で交流を深め、お弁当などを共同開発をしていきたいという話になりました。 ▲ごぼうのケーキやみかんのチーズケーキなど、それぞれヘルシーなお菓子でした。畿央大学からはテンペのパウンドケーキを持っていきました 報告会に行かせていただき、管理栄養士をめざす他大学の学生と交流する機会は、良い経験となりました。このような活動にこれから積極的に参加していきます!! ▲報告会に参加したメンバーです! 健康栄養学科4回生 平林 大周 3回生 上薗 季子 2回生 佐々野 優希、篠田 有希、堀内 悠里 【過去の記事】 2013/01/18ヘルスチーム菜良「学食メニューの開発」第1弾 2013/01/21ヘルスチーム菜良「学食メニューの開発」第2弾