2024年の人間環境デザイン学科の新着情報一覧
2024.12.23
就職レポートNo.802(堺市/中学家庭科教諭)人間環境デザイン学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第802弾! 人間環境デザイン学科19期生(25卒) T.N さん 堺市 中学家庭科教諭 勤務 【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 高校の時に家庭科の教員免許を取得できる大学を探していました。共学で取得することができるうえに、建築やアパレルの専門分野にも興味があり魅力を感じて選びました。また、高校2年生のとき、学園祭に参加した際に先輩たちが楽しそうにしている姿を見ました。メリハリのある環境で4年間学びたいと考えたからです。 【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 最初の1年間はコロナの影響であまり登学できない日々でした。2年生からは大学で実技の授業がたくさんありました。私は裁縫がとても苦手でしたが、作品作りをしていくうちに苦手意識がなくなりました。また、教職の授業を並行して履修することで大変な時期もありましたが、私にとって苦手意識がなくなり、将来の目標ができた授業がとても多かったです。専門的な内容を学ぶことで、自信に繋がり、とても充実した4年間でした。 【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 きっかけは2つあります。大学での授業とアルバイトです。1つ目の大学の教職の授業を通して、家庭科教育の楽しさ、教員としての魅力を感じることができました。2つ目のアルバイトでは、塾で幅広い年齢の子どもたちと関わってきました。その中で、子どもと過ごす時間がとても楽しく、目標に向かってがむしゃらに頑張る子どもたちの背中を少しでも押すことができたときの達成感がありました。この2つのことから、私は家庭科教員を目指そうと思いました。 【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 堺市の教師ゆめ塾セミナーに3回生の11月~2月まで参加していました。そこでは主に家庭科の授業の裁縫実習に取り組みました。裁縫が苦手な生徒のサポートや一人ひとりの進捗状況を把握し、先生と情報を共有しながら、授業を円滑に進めました。また、4回生の11月からスクールサポーターとして、行事や調理実習のサポートを行なっています。 【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 まずは、筆記試験の勉強です。3回生の後期から行われる対策講座は欠かさずに受講しました。しかし、自習の時間は確保できていませんでした。春休みになり、対策講座に参加すると共に少しずつ自習時間を増やしました。4月頃からは本格的に教職教養と一般知能を並行し、スケジュールを逆算しながら行いました。勉強のスタートが遅かった分、量より質を重視しました。また、テキストは4冊に絞って行いました。反復練習を重ねることで、自信にも繋がりました。次に面接試験対策ですが、面接練習を週1回は必ず行うことを心がけました。面接は得意だったので、その分、より自分の思いを伝えられるように先生方の助言や周りの学生のアドバイスを実行するようにしました。 【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 一人ひとりの子どもたちと全力で向き合い、子どもの心にそっと寄り添い続けたいです。また、子どもたちがつまずいた時にもう一度頑張るきっかけや自信を与える存在になりたいです。そして、子どもたちが何か目標達成したときに一緒になって喜び合い、常にポジティブな声かけをし、背中を押し続けられるような教員を目指します。 【後輩のみなさんへメッセージをお願いします。】 教員になるなら生まれ育った環境で教育をしたいと考えていました。そのため、地元の自治体に絞って勉強や対策を行いました。そのおかげで、絶対に合格を勝ち取りたいという思いが強くなっていきました。畿央大学には同じ道を目指す仲間がたくさんいるので、周りを頼りながら、前向きに採用試験対策に取り組んでください!皆さんの健闘を祈っています!^^
2024.12.23
第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科
近畿建築士会協議会主催 第4回 近畿学生住宅大賞において、人間環境デザイン学科 3回生の吉田 美来さんが応募した、“賑わい、溢れる ー家族がつながる新しい住まいー ”が「企業賞」を受賞しました! ▼ 受賞作品の詳細についてはこちらをクリック ▼ 吉田さんからの喜びの声が届きました! 近畿学生住宅大賞は、住宅を対象に設計課題で近畿の学生が設計した住宅案を募るコンテストです。今回私がいただいた企業賞は協賛の企業が作品を選ぶ住宅大賞の特色ともいえる賞です。 住宅大賞に挑戦する一月前に他のコンペに挑戦したのですが、結果が出せなかったことがあり、その悔しさから別のコンペに参加してもっと成長したいと考えたため参加しました。 今回私は、インテリアデザイン演習Bの課題であった、長屋の店舗兼住宅のリノベーション課題で応募しました。この長屋は生駒駅の近くに位置しており、とても特徴的で雰囲気も良い場所にも関わらず、現在は積極的な活用がされていません。そこで、昔あった賑わいを取り戻しその賑わいを地域へと広げていけるような計画を提案しました。 表彰式で、特にリノベーション事業を行っている方に好評をいただき、お話しさせていただいたことが、大学内での授業では経験できない貴重な体験でした。また、入賞した学生のプレゼンテーションも大きな刺激となり、今回の経験を糧に今後も学んでいこうと思いました。 人間環境デザイン学科 3回生 吉田 美来 関連記事 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 レポート vol.5 ~完成&セレモニー開催!
2024.12.16
【プロジェクトゼミって何するの?⑰ 】「建設技術展2024関西」に出展~人間環境デザイン学科 前川ゼミ
人間環境デザイン学科では2回生後期から3回生の1年半の間、少人数のゼミにわかれて様々な課題に取り組みます。それぞれの課題は、建築、インテリア、アパレルデザインのコースに準じた学びであることはもちろん、地域連携、歴史的建造物の保存再生、SDGs等多岐にわたる課題解決にも取り組みます。 このブログでは、各ゼミの取り組みを紹介し、卒業研究や就職に活かせる実践力を学生がどのように身につけることができるかをご紹介します。 前川 歩先生のゼミではインテリアデザインコースの学生が多く在籍し、複数のプロジェクトに同時に取り組んでいます。今回は河合町 旧豆山荘のその歴史的価値を見出しながら、保存再生デザインするプロジェクトの様子をご紹介します。 河合町 旧豆山荘のプロジェクトについて 大正時代に建てられた建物を地域の方が利用できるコミュニティスペースとして活用できるよう、河合町へプレゼンを準備中。地域の方とともに、DIYでリノベーションしつつ、建物の歴史的価値を活かす提案を検討しています。この取り組みは河合町、森本組、畿央大学の三者が連携協定した産官学連携の取り組みです。(連携協定の様子はこちら) 「建設技術展2024 近畿」出展に向けて 前川ゼミでは、11月7日、8日にインテックス大阪で開催される「建設技術展2024近畿」に「歴史的建造物の持続に向けた調査/保存活用/運営にかかわる新たな手法と技術」と題して、河合町、森本組と共に、旧豆山荘の利活用方法の提案について出展します。その出展に関わる準備を10月から進めており、その最終盤の様子をお伝えします。 10月25日(金) 展示会までに、「模型班」、「ブース班」、「パネル班」に分かれて作業を進めます。 「ブース班」は造形実習室で、事前に作成した1/10スケールの模型と1/1のモックアップを元に、実物の作成に取り組んでいました。木材はすべて檜の無節材で部屋中に檜の良い匂いが漂っています。表面にネジなどが出ないように全てホゾで部材を接合します。ホゾ穴にホゾを力強く金づちで打ち込んでもなかなかうまくはまらず、苦労している様子が見られました。 また、「模型班」では1/100スケールの地形模型と1/30の主屋・廊下・離れの詳細模型を作成しています。 1/30スケールということで、詳細まで作り込まれた模型は、各部材もとても細く、器用さが求められる細かい作業です。 後期からは2回生が加わり、3回生が昨年教わったことを思い出しながら、2回生に教えている様子が伺えました。2回生後期から3回生後期にかけて合同でゼミ活動を行うことで共同作業や縦のつながりが生まれ、技術以外にもたくさんの学びがある環境は、プロジェクトゼミならではです。 「パネル班」は、印刷業者に印刷を行ってもらう関係で、入稿前の最終作業に入っていました。900mm×900mmの大きなパネルを3枚、400mm×400mmのパネルを9枚つくり、これまで研究や検討した豆山荘に関わる様々な情報をレイアウトしていきます。最後は何枚も大型プロッターで出力し、フォントの大きさや色目について細かく検討を進めています。 完成も楽しみですが、特に今回は建設展という学外でのイベントへの出展になり、色々な刺激を受ける機会になると思います。 11月1日(金) 今日のゼミは、「模型班」、「ブース班」、「パネル班」全員が造形実習室に集合し、今後の予定、進捗状況の確認をしました。 11月5日(火)にはすべてを完成させること 11月6日(水)は、9時から模型、ブース設置の家具、パネル等を現地に移動させ、出展準備をするために必要な備品をとりまとめておくこと といった指示が先生からあり、最終の作業分担や検討箇所への具体的な指示などがありました。また、11月7日(木)、8日(金)のブースでの解説担当のシフトを決めました。出展が間近になり、学生の表情も真剣です。予定を確認した後は、今回も3班に分かれて作業を進めました。 造形実習室では「ブース班」がブースの最終組立作業を始めていました。部材の僅かな狂いも最後には組み立てを難しくしていきます。調整をしながら固定作業を進めていきます。すべての部材を組み合わせ、ブースの全体像が見えたときは、みんな感動していました。 製図室では「模型班」が今日もとても細かい作業をしています。授業の空き時間も使って作業を進めているそうで、模型がとても家らしくなってきました。 作業中は先輩、後輩の垣根なく楽しそうに作業を進めつつも、3回生が「この家具のところはこの木を使った方が切り分けやすい」、「これをするならこの材料をもう1つ購入した方が早い」等…的確なアドバイスをしています。これがプロゼミの良さですね。 11月5日(火) 搬入前日の5日は朝から作業をすすめています。「ブース班」は模型を展示するための家具をつくります。「模型班」が大変そうで、まだ全貌が見えていません。作業の終わった「レイアウト班」、「ブース班」のメンバーも加わり、総出で作業が進められます。 みんな遅くまで残り作業を進めましたが、明日朝イチの搬出には間に合わないと判断し、明日もぎりぎりまで作業を進めることにしたようです。がんばれ! 11月6日(水) 夕方、造形実習室を訪れてみますと、数名の学生が…。 「できた~!」という声が上がっています。模型完成のタイミングだったようです。前川先生が来られ、「おぉー、豆山荘だ!」と仰ったのが印象的でした。授業中の学生、既に現地で設営をしている学生がほとんどのため、少ない人数で記念撮影をし、急ぎ搬出の準備を始めました。 大きな模型をなんとか車の荷台に積み込み、前川先生と模型担当の学生が急いで会場に向かいました。なんとか間に合ったようで本当によかったです。 展示会の様子はまた後日ご紹介します。 プロゼミ紹介プロジェクト 関連記事 ▼ 「旧豆山荘」に関する今までの取組について ▼ 【プロジェクトゼミって何するの?③】建物の歴史的価値を活かして保存再生へ~人間環境デザイン学科 前川ゼミ 【プロジェクトゼミって何するの?⑤】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.2 【プロジェクトゼミって何するの?⑥】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.3 【プロジェクトゼミって何するの?⑮】旧豆山荘 保存再生プロジェクト~人間環境デザイン学科 前川ゼミvol.4 ▶ プロジェクトゼミについての紹介記事はこちら ▼ 人間環境デザイン学科についての過去のブログ 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科| 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~ 試行錯誤しながらも順調に作業が続いています! 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ
2024.12.13
2024年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展を開催します。
在学生の4年間の集大成となる卒業研究・作品として、56点が展示される予定です。ご来場を心よりお待ちしております。 卒業研究・作品展はどなたでもご参加いただけます。みなさまのご来場を心よりお待ちしております。 【参考】昨年度の卒業研究・作品展の様子(2023年度) 開催日 2025年3月5日(水)10:00~17:00 2025年3月6日(木)10:00~16:00 会 場 大和高田さざんかホール 2F 展示ホール ※さざんかホールには一般来場者用の駐車場はございません。お車でお越しの際は、JR高田駅西側の市営の立体駐車場をご利用ください。(有料)。 アクセス また、会場となる大和高田さざんかホールには本学の学生がリノベーションした絵本図書館「きらきら★ステーション」がありますので、こちらも是非ご覧ください! 卒業研究・作品展ポスター 関連リンク 人間環境デザイン学科「2023年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2022年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2021年度卒業研究・作品展」を開催しました。 令和2年度 卒業研究講評会および学内展示会を開催しました。 人間環境デザイン学科「2018年度卒業研究・作品展」を開催しました。 …コロナ前のイベントレポート 人間環境デザイン学科 作品ギャラリー …過去の卒業作品をまとめた特設サイト
2024.12.02
人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~ 試行錯誤しながらも順調に作業が続いています!
人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし2023年度より「海外インターンシップ」を行っています。 海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 3日目:夜は自由行動の時間を過ごしました! 今日もホテルのおいしい朝ご飯を食べて1日が始まりました! 現地に向かい、昨日の作業の続きをしました。土台を作る班、軸組を組み立てる班、屋根を作る班に別れて作業をしました。翻訳機を使ったり、英語を話したり現地の人とコミュニケーションを取りながら、少しずつ小屋が形になっていきました。 成功大学のみなさんから、お昼ご飯の台湾料理のお弁当と、豆花の差し入れをいただきました。特に豆花は、初めて食べる人が多く、日本では味わえない初めての体験でした。 現地の学生と協力して試行錯誤しながら組み立てているうちにいつのまにか日が暮れ、土台から床と屋根の設置まで完成しました。土を掘ったり、ビスを打ったり、木を運んだり、3日目が特に力仕事が多く、帰る頃にはヘトヘトになるまで頑張りました。 夜は初めての自由行動でホテルの周りを散策し、それぞれご飯を食べに行ったり、買い物をしたり、夜市に行ったりしました。私は、友達と餃子やラーメンを食べたり、台湾のセブンイレブンに行ってアイスを買ったりしました。 今日は作業も進み、初めての嘉義市周辺の観光をしたり、とても充実した1日を過ごしました。現地の人とお互いの言葉や意味を教え合ったり、より仲も深まった気がします! 明日からの作業もがんばります! 人間環境デザイン学科 2回生 乾 日菜花、村上 優空 関連記事 ▼ 2024年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~ 台湾に向けて出発! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~ 成功大学とのワークショップ開始! ▼ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ こども夢サポートプロジェクト「段ボールでつくる法隆寺五重塔」を開催しました!~畿央祭・ウェルカムキャンパス 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ
2024.12.02
学生がデザインしたKIOオリジナルバッグを制作中!~人間環境デザイン学科
畿央大学では現在、オープンキャンパスや進学相談会に参加いただいた方にお渡しする本学オリジナルのバッグを制作しています。 制作するにあたり、人間環境デザイン学科のアパレル・造形コース3回生の片岡栞さんにデザイン案の立案から協力いただきました。 片岡さんには授業の合間に入学センターに来ていただき打合せ時を実施。 「このバッグを受け取った人がどんな印象を受けてくれるか」 「あまり目立ちすぎず、でも大学と分かるように……」 「普段使いできるデザインがいい!」 などの、入学センターが想定する使用場面やイメージを相談しながら進め、デザイン案を複数考えてくれました。 デザインの打合せには人間環境デザイン学科の小松先生にも見てもらいました。デザイン案だけではなく、バッグへの配置やサイズ、色味も含め検討しています。 (↑いろいろなイラストがありますが、どのデザインになったかはお楽しみに……) 何度も修正を重ねて、ついにデザインが決定!お披露目は、12/8(日)のオープンキャンパスからになりますので、是非参加してゲットしてください! オープンキャンパス 入学センター 関連記事 咲良史歌鹿(さくらしかじか)看護実習バッグを制作!~人間環境デザイン学科×看護医療学科
2024.11.29
第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科
エコマミ公開講座とは、畿央大学の隣にある商業施設エコール・マミを運営するKUL((株)関西都市居住サービス)と香芝市、広陵町の両行政が、真美ケ丘ニュータウンにおける地域連携の取り組みとして2022年より実施。地域の皆さま向けに奈良県下の大学等の協力を得て年2回実施されている無料の公開講座です。今回は、「生活・環境」をテーマに実施されました。 2024年11月24日(日)エコール・マミで、「第6回エコマミ公開講座2024」が開催されました。 本学 健康科学部 人間環境デザイン学科 村田 浩子教授とゼミ生5名が、「衣服をつくる糸の話~糸つくりを実演 素材と手紡ぎの魅力 綿・絹・毛~」のテーマで、私たちの衣服を作る「糸」について詳しく講義と実演を行いました。定員を上回る申込をいただき抽選の結果約50名の方がご参加いただきました。みなさん資料を見ながらしっかり講義を聞いておられ、自由見学時には、村田教授や学生に熱心に質問をされていました。 講義では、天然繊維の中でも植物繊維の綿と動物繊維の絹と毛について詳しく説明がありました。例えば、天然繊維には短ものと長いものがあり、羊毛や木綿は「短繊維」で、絹は「長繊維」になります。また短繊維は束ねて長くするためには太くなり、長繊維は細い糸に仕上がるといった違いやそれぞれの素材ごとに糸にするためのたくさんの作業が必要であるという工程についても解説いただきました。 特に絹の説明では、村田教授から「お蚕さん」と呼ぶ由縁などの紹介があり、生き物の命から貴重な絹糸ができあがることに対して、先人より感謝の気持ちでそのように呼ばれていると知りました。 実演では、卒業研究で学んだ学生たちが、綿・羊毛・絹の糸紡ぎをそれぞれ披露し、参加者からの質問に丁寧に答えていました。 ▼ 糸車を使って綿の糸を紡ぐ学生 ▼ ハンドカーダーを使い、綿をほぐしながら繊維の方向をそろえている様子 ▼ 生糸(絹)を引く糸繰り機を調整する学生 ▼ 紡ぎ車で羊毛の糸つくりを披露する学生 参加していただいたみなさんがとても積極的な様子が印象的で、大変嬉しく思いました。また、学生たちにとっても研究の成果を地域の方々に発表できる良い機会となりました。ありがとうございました。 ▼ 参加者から質問を受ける学生 ▼ 講座終了後に笑顔で 講師の村田教授よりコメント 産着を着せてもらった日から毎日欠かすことなく身に着ける衣服。私たちの生活に密接に関わる衣服の素材ですが、意外と知られていないことも多いものです。 今回は、昔から私たちの衣生活になじみのある「綿、毛、絹」の素材について、その特性や背景をお話ししながら、手紡ぎの実演を通じてその魅力をお伝えしました。 今年の暑い夏の影響でお蚕さんの繭が不ぞろいになり、生糸づくりに一苦労があった話や、羊の毛刈り後に泥や汗を洗い落とす作業がどれほど大変か、といったエピソードなどにも興味を持っていただけたのではないでしょうか。また、学生たちが卒業研究で磨き上げた糸づくりの技術を披露してくれた姿も、ものづくりの楽しさや奥深さを感じられる時間でした。 村田ゼミでは、これからも学生たちと共に、伝統的な技術や自然素材の魅力を発信していきたいと思います。繊維や糸の物語を通して、衣服の背景にある物づくりの価値や、環境との関わりを多くの方々と共有できれば幸いです。 畿央大学 地域連携担当 関連記事 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 レポート vol.5 ~完成&セレモニー開催! 5大学建築合同ゼミ合宿2024が瀬戸内海の犬島で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.7~【番外編】開催に向けての取組み 明日香村の屋外居場所の縁台をメンテナンス!~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 【現代教育学科×人間環境デザイン学科】畿央大学付属広陵こども園の園児のために椅子を製作!
2024.11.27
人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~ 成功大学とのワークショップ開始!
人間環境デザイン学科では、以下の3点を目標とし2023年度より「海外インターンシップ」を行っています。 海外の学生と交流を深める機会をもち、人間環境デザインを学ぶ学生として、国内外の住まいや集落、人々の暮らしに関する幅広い視野をもつ。 国内外の集落における地域課題の発見と解決に向けた提案を海外の学生とともに行うためのコミュニケーションスキルを身につけている。 自ら考え自発的にとりくむ姿勢を身につけている。 2日目:ワークショップ開始 宿泊先のホテルの朝食は、台湾らしいシューマイやドラゴンフルーツなどがありとても美味しかったです。 バスに乗りワークショップの現地に向かいました。成功大学の学生との顔合わせでは、日本の漫画をプレゼントしました。コミュニケーションのきっかけとなり、とても喜んでもらいました。 今回のワークショップは、地域住民の憩いの場(小屋)を、奈良県吉野のヒノキ材を使って制作します。そして、その使い方を議論して提案します。 午前中は、作業内容の確認、役割分担を決めました。言語の壁がありましたがお互いに協力し合い乗り越えることができました。 12時頃、班のみんなでお弁当を食べました。お弁当はチキンと豚肉のガパオライスの2種類を用意していただきました。できたてで温かく、とてもおいしかったです。 お弁当を食べ終わった後は、班のみんなで散歩をしました。散歩では、成功大学の学生が作った建物を見せてくれました。 午後からの作業は、小屋の配置場所を決めることから始めました。小屋の使い方を考えながら設置場所を決めます。屋根の位置について熱い議論が交わされました。 途中、タピオカの差し入れをいただきました。本場のタピオカはとても美味しかったです。また、現地の人から台湾の果物も差し入れで貰いました。日本のみかんに似たような味でした。 小屋の基礎作りは、現地の大工さんや先生方にサポートしていただきながら、試行錯誤して進めました。今日は小屋の土台を置くためのブロックを置くところまで進みました。 夜ご飯は歓迎会を開いて頂きました。成功大学の皆さん鍋料理を食べました。台湾では、たくさんの料理でおもてなしすることが主流だそうです。お腹いっぱい美味しいご飯をいただきました。 最初はうまくコミュニケーションがとれるか不安でしたが、英語や翻訳アプリ、イラスト等を使いながら交流を深めることができました。明日からの作業も頑張ります! 人間環境デザイン学科 2回生 塚崎 陽菜 渡邉 和香 関連記事 ▼ 2024年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~ 台湾に向けて出発! ▼ 2023年度 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ ▼ 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.1~台湾でのワークショップに向けて! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.2~台湾でつくる屋台のデザインが進行中! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.3~台湾の学生とオンラインで交流、企画案をプレゼン! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.4~ついに台湾へ! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.5~台湾でのワークショップがスタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.6~台湾での屋台制作が本格スタート! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.7~屋台がついに完成! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.8~台南市の建築を見学! 人間環境デザイン学科 海外インターンシップ vol.9~最終日、無事に帰国しました! ▼ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ こども夢サポートプロジェクト「段ボールでつくる法隆寺五重塔」を開催しました!~畿央祭・ウェルカムキャンパス 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ
2024.11.25
3回生対象『畿央大学学内合同企業説明会』を開催しました!
2024年10月24日(木)・31日(木)・11月7日(木)の3日間、「業界・企業研究」の取り組みとして合同企業説明会を対面で開催しました。 3日間で15社、卒業生が活躍していたり、4回生が進路決定したりと本学とご縁の深い企業様にご参加いただきました。 ★全大会の様子★ 全体説明会では、各企業様の概要など説明いただいた後、個別説明会会場に分かれました。 ★個別説明会の様子★ 個別説明会会場では、企業様の紹介や仕事内容・求人情報など詳しく説明していただき、質疑応答も実施しました。 一般企業への就職を希望する3回生3日間で77名が参加しました。 説明会終了後には参加学生から「就職活動の視野を広く持つことができた」「企業様のお話を聞く ことで就職活動を進める気持ちになった」などの感想が寄せられました。 今後は、インターンシップや個別企業説明会などに積極的に参加し、就職活動を進めてください。 希望進路の実現に向けて頑張っていきましょう!
2024.11.22
地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ
私たち清水ゼミでは、地域社会のDX推進を研究テーマの一つとして掲げ、特に高齢者層のデジタルデバイド解消に向けた実践的な取り組みを行っています。この度、その一環として2024年11月15日 (金)に広陵町西谷公園整備事務所にて、スマートフォンを活用した年賀状作成ワークショップを開催しました。 本ワークショップでは、「スマホで年賀状」アプリの開発者を東京からお招きし、地域住民の方々約30名にご参加いただきました。 当研究室の学生10名がサポートスタッフとして参加し、一人一人きめ細やかな支援を行うことで、和やかな雰囲気の中、参加者の皆様にデジタルツールの活用体験を提供することができました。 参加者からは、「若い学生さんと楽しく会話しながら学べた」「家族には聞きづらいことも気軽に質問できた」といった好意的な声が多く寄せられました。初めは難しそうと躊躇されていた方々も、実際の操作を通じて「あっという間だった」「若返った気分」といった感想を述べられ、デジタルツールへの心理的障壁が低減された様子が見られました。 本ワークショップの告知は、従来の回覧板とSNSを併用することで、より幅広い層への周知を実現しました。これは、アナログとデジタルの融合による効果的な情報伝達の一例として、今後の研究にも示唆を与えるものとなりました。 参加者の方々には、アプリの無料機能を使用して年賀状のサンプル作成まで体験していただき、実際にお試し印刷を申し込まれた方には二、三日後に実物がご自宅に届きます。完成を心待ちにする声も多く聞かれ、デジタルツールが日常生活に自然に溶け込んでいく可能性を実感する機会となりました。 今回のワークショップを通じて、地域社会のDX推進には、単なるデジタルツールの導入だけでなく、世代間交流や双方向のコミュニケーションを伴う「場づくり」が重要であることが改めて確認されました。今後も当研究室では、誰一人取り残されないデジタル社会の実現に向けて、地域に根ざした実践的研究を継続してまいります。 人間環境デザイン学科 准教授 清水 裕子 関連記事 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生視点で「畿央食堂なごみ」のリノベーション提案!! ~ 人間環境デザイン学科 李ゼミ 人間環境デザイン学科 学内コンペ「みんなで考える学び舎」 レポート vol.5 ~完成&セレモニー開催! 5大学建築合同ゼミ合宿2024が瀬戸内海の犬島で開催されました!~人間環境デザイン学科 前川ゼミ・吉永ゼミ 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.7~【番外編】開催に向けての取組み 明日香村の屋外居場所の縁台をメンテナンス!~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 【現代教育学科×人間環境デザイン学科】畿央大学付属広陵こども園の園児のために椅子を製作!