健康科学専攻(博士後期課程)の新着情報一覧
2016.04.12
7月17日(日)2017年度大学院説明会を開催します
2016.03.17
健康科学研究科・理学療法学科 福本研究室同門会を開催しました!
2016年3月4日(土)、5日(日)に健康科学研究科・理学療法学科 福本研究室の同門会を開催しました。昨年と同様、初日は畿央大学にて研究報告会を開催し、卒業生3名、修士修了生3名、博士課程1名、修士課程3名の計10演題の発表が行われました。 まず、修士修了生の粕渕さんが座長を務め、修士課程の3名、修士修了生1名の経過報告を含む研究発表、研究結果の発表が行われました。その後、福本先生が座長を務め、修士修了生2名、博士課程の1名の研究報告が行われました。そして、修士修了生の唄さんが座長を務め、卒業生3名の臨床発表が行われました。最後は、福本先生から発表をしていただきました。 どの発表においても、卒業生、学部生など関係なく質問や意見が多く飛び交い、時間をオーバーしてしまうこともあるほど、活発で貴重な意見交換が出来ました。 発表内容は、基礎研究から臨床研究と幅広く、盛りだくさんな内容でしたが、様々な立場からの質問や意見によって、視野が広がったり、共通点が見えてきたりと、非常に有意義に時間を参加者全員が過ごせたと思います。 研究報告会の後は、信貴山観光ホテルへ移動し親睦会が開かれました。 昨年に比べ宿泊参加者の数も多く盛り上がりました。臨床から基礎研究までと様々な話を和やかな雰囲気の中ですることで、さらに交流を深めることができました。熱いメンバーが揃っている福本研究室ですので、最後までみんな熱く暑く厚く盛り上がっていました!! 2日目は、信貴山朝護孫子寺や開運橋などを散策し、ゆっくりとした時間の中、きれいな空気と景色に癒されるひと時でした。最後まで有意義な時間でした。 来年度も同門会を開催するので、福本研究室の皆さん、ぜひ来年集まりましょう!! 畿央大学大学院 修士課程1年 梅山 和也 ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。
2016.03.04
大学院研究生の論文が国際雑誌Bio Med Research International 誌に掲載!~健康科学研究科
本学大学院健康科学研究科研究生の藤田浩之さんの論文が国際雑誌Bio Med Research International 誌に掲載されました。この研究は「ワーキングメモリ」という注意機能が運動パフォーマンスのみならず,前頭葉の活動も異なることを明らかにした結果であり、多面的な姿勢制御のリハビリテーションに貢献する成果です。 Role of the Frontal Cortex in Standing Postural Sway Tasks While Dual-Tasking:A Functional Near-Infrared Spectroscopy Study Examining Working Memory Capacity ●研究生 藤田浩之さんのコメント 電話をしながらテレビを見る、バランスを維持しながら異なる運動をするなど、ヒトは日常生活において注意をそれぞれの刺激に対して適切に切り替え・配分を行うことで、2つの異なることを並行して行うことが可能です。このように2つの事を同時に行うこと=「二重課題」には、それぞれの課題に対する注意のコントロールが求められます。本研究は「二重課題中の姿勢制御」に関わる脳活動を調査したものであり、バランス訓練の開発の一助になるものであると考えています。 日本語での概要は、ニューロリハビリテーション研究センターのプレスリリースでもご覧になれます。 ▼画像クリックでもアクセスできます。
2016.02.15
運動器リハビリテーションセミナー臨床研究編を開催しました。
平成28年2月7日(日)、平成27年度最終となる運動器リハビリテーションセミナーが開催されました。 今回のセミナーは「臨床研究編」であり、臨床現場での日々の疑問を客観的に解決する手法を学ぶことを目的に行われました。 1限目は、「臨床で使える研究法」というテーマにて、運動器リハビリテーションセミナーの代表である福本准教授による講義から始まりました。この講義では、研究計画の立案や実際に研究の実施、論文を作成する際に必要な基礎知識について、福本先生のこれまでの経験や考えを交えてお話しして頂きました。 2限目、3限目は、瓜谷助教が中心になって測定機器を使用した体験学習を行いました。ここではトルクマシン、足趾握力計に加え、比較的臨床現場でも用いられやすいハンドヘルドダイナモメータ、重心動揺計、加速度計による筋力測定と動作観察を実施しました。受講者の方々には実際に検者、被験者として客観的な測定の体験をして頂きました。 4限目、5限目は、本学でも統計学に関する授業を担当されている福森教授による講義および演習でした。まず「臨床データを用いた統計法」というテーマにて講義を行って頂き ました。その後、講義内容を踏まえた「臨床データを用いた統計学演習」として、パソコンの統計ソフトを用いて、2限目、3限目に取ったデータの解析を行いながら、統計法について学びました。統計は取り掛かりにくいという方が多く見られますが、受講者の方々が直接関わったデータは、より具体的にイメージがしやすかったのではないでしょうか? 6限目は、福本准教授を中心に「結果の分析とディスカッション」を実施しました。ここまでのセミナーで得られたデータによる統計解析の結果から、実際に教員およびセミナースタッフと受講者でディスカッションをしながら分析を行いました。今回も興味深いデータが多く出されました。 今回のセミナーでは、これまでの座学中心の講義よりも少人数制で実施したため、参加者とスタッフおよび教員との距離が近く、その都度質問や意見交換を交えている姿が印象的でした。このような環境から、受講者のみならずスタッフ自身にとっても有意義な場となったようです。 最後になりましたが、当日受講して頂いた皆様、ありがとうございました。 来年度も運動器リハビリテーションセミナーを開催いたします。これまでに頂いた皆さまのご意見も参考にしてさらに満足していただけるようパワーアップをして実施していきます。 平成28年4月中旬頃より募集を開始する予定ですので、皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。 畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程1年 坂東 峰鳴
2016.02.07
大学院同窓会 臨時総会を開催しました。
大学院同窓会の畿桜会(畿央大学同窓会)への統合が可決されました。 2016(平成28)年2月2日(火)19:30より、畿央大学大学院臨時総会が開催され、大学院修了生18名が参加しました。 今春、教育学研究科1期生が修了し同窓会に入会すること、また会の活動がスムーズに行われ大学院の活性化につなげるため、大学院同窓会の発展的解散と畿央大学同窓会「畿桜会」への統合が提案されました。 統合に向けては下記5点が合わせて提起されました。 ・畿桜会に「大学院部会」を置くこと ・大学院部会の代表幹事は松下会長および畿桜会会長に一任すること ・同窓会口座残金を畿桜会に移行すること ・正会員の終身会費は16,000円とし、大学院同窓会の正会員からは別途徴収しないこと ・大学院同窓会での同窓会補助については、松下会長が畿桜会会長と協議して、畿桜会総会に諮ること 上記内容は会則第12条5に従い、議長を除く総会の出席正会員全員賛成で可決されました。 この総会決議により、大学院同窓会は本年6月19日(日)の畿桜会総会での承認をもって畿桜会に統合され、そのことによって発展的に解散することになりました。 大学院修了生同士のつながりをより深めていくための解散・統合になるよう、畿桜会と連携しながら畿央大学もサポートを続けていきます。
2016.01.27
平成27年度神経リハビリテーション研究大会を開催!~畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター
平成28年1月23日(土)、24日(日)に信貴山観光ホテルと畿央大学にて、神経リハビリテーション研究大会(大学院生合宿)が開催されました。ニューロリハビリテーション研究センターの教員と大学院博士課程・修士課程のメンバーが参加し、修士論文の最終審査会に向けた研究発表が中心に行われました。 今年で10年目となる毎年恒例の院生合宿ですが、本年度は大学院生総勢30人と例年にも増して多くの院生が集まり、多くの視点から活発な意見交換が繰り広げられました。 1日目は信貴山観光ホテルにて、修士課程2年の研究発表が中心に行われました。最終審査を2週間後に控えたこの時期でも、更なる研究の質や精度の向上にこだわる意気込みを感じ、改めて研究に対する素晴らしい姿勢を感じました。 また、夕方には3グループに分かれて、修士課程1年の研究計画に対するディスカッションが行われました。自分の研究だけでなく、メンバーの研究内容に対しても自分の研究と同じように考え、研究室全体として向上していくような意見やアドバイスを多く頂き、研究内容が洗練されただけでなく、参加者全員にとって大変貴重な時間を過ごすことができたように感じました。 1日目終了後もディスカッションは続き、降り積もる雪の露天風呂でも白熱した議論は続きました。 2日目は畿央大学に戻り、修士課程2年の研究発表に加えて、博士課程の研究経過発表も行われました。 この院生合宿も今年度で10年という節目を迎えました。継続する力が研究をより有意義なものとし、リハビリテーションの対象者、さらには社会に貢献することができるように、今後ともますます精進していきたいと考えております。 最後になりましたが、このような機会を与えてくださった森岡教授をはじめとする研究センターの皆様に深く感謝を申し上げます。 畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程1年 首藤隆志 【関連サイト】 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 【関連記事】 ●「平成26年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成25年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成24年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成23年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成21年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」 ●「平成20年度 畿央大学神経リハビリテーション研究大会」
2016.01.25
大学院生の論文が国際雑誌Experimental Brain Research誌に掲載!~健康科学研究科
本学大学院健康科学研究科博士後期課程の石垣智也さんらの論文が、Experimental Brain Research誌に掲載されています。この研究は、「ライトタッチ効果」と呼ばれる安定している外部対象物(例:壁など)に軽く触れると、立位姿勢が安定化する現象についての研究で、このライトタッチ効果の脳内メカニズムを明らかにしました。 EEG frequency analysis of cortical brain activities induced by effect of light touch Ishigaki T, Ueta K, Imai R, Morioka S <研究概要> 不安定な環境下(暗所、狭い床面、高所など)において、軽く壁や手すりに軽く触れるだけで立位姿勢が安定化することは、日常生活でも経験されます。このように、力学的作用に依らない程度の力の接触によって立位姿勢の安定化が得られることをライトタッチ効果といいます。ライトタッチ効果はリハビリテーションの場面においても杖の使用や手すりへの軽い接触、または理学療法士が軽い身体的接触により患者の動作介助を行う際などにも用いられます。今回、研究グループはライトタッチ効果に関係する要因を調整した様々な立位条件を設定し、各立位条件の姿勢動揺と脳活動を測定しました。そして、固定された台に接触を行う条件においてのみ、ライトタッチ効果が得られ、感覚情報処理に重要である左感覚運動皮質領域と左後部頭頂皮質領域に高い脳活動が認められることを明らかにしました。 この研究成果は、ライトタッチ効果の神経メカニズムを説明する基礎的知見のひとつになるものと期待されます。 詳しい内容を知りたい方は、ニューロリハビリテーション研究センターのプレスリリースをご覧ください。
2015.12.25
大学院生が日本運動器疼痛学会 ポスター優秀賞を受賞!~健康科学研究科
第7回日本運動器疼痛学会のポスター優秀賞に選出! 平成27年12月12・13日と名古屋国際会議場で第8回日本運動器疼痛学会が行われました。本研究室から、ニューロリハビリテーション研究センター特任助教 信迫 悟志氏、特任助教 大住 倫弘氏、D3佐藤 剛介氏、M2片山 修氏と私(D1今井 亮太)が演題発表として参加し、森岡 周教授が座長を務めました。(その様子はコチラ) その中、第7回日本運動器疼痛学会の表彰式も行われ、私の演題「腱振動刺激による運動錯覚と特性不安が痛み閾値へ与える影響」がポスター優秀賞を受賞しました。この学会は医師を中心に看護師、理学療法士、薬剤師、研究者などの様々な方が参加しています。こういった多職種の中から理学療法士として賞を頂けたことは大変光栄であり、そして嬉しく思います。 私の研究テーマは「腱振動刺激による運動錯覚を用いたニューロリハビリテーション」であり、主に痛みへの応用を中心として修士課程の頃から研究を続けています。また、痛みの中でも急性疼痛(術後痛など)を中心に臨床研究を実施しており、少しでも痛みの慢性化を防ぐことできればと考えています。 今回の受賞と他学会も含めると4度目の受賞となりました。研究しているテーマに興味を持って頂けていることが本当に嬉しいです。しかしながら、まだまだ研究課題は山積みであり、痛みを抱える患者様へ適切に提供していけるように、課題を解決して行きたいと思います。理学療法士として、少しでもリハビリテーションの発展と、世の中に貢献できるよう臨床・研究に精進していきたいと思います。 最後に、日頃よりご指導を頂いております森岡 周教授に感謝申し上げます。また、本学の神経リハビリテーション学研究室の皆様に深くお礼を申し上げます。 健康科学研究科 神経リハビリテーション学研究室 博士後期課程 今井亮太 【関連記事】 第20回日本ペインリハビリテーション学会で後期博士課程学生が最優秀賞に選ばれました。~健康科学研究科 第7回運動器疼痛学会学術大会に参加しました!(大学院健康科学研究科) 本学大学院生が日本理学療法学術大会で優秀賞を受賞しました!
2015.12.25
大学院研究生の論文が国際雑誌Journal of Motor Behavior誌に掲載!~健康科学研究科
本学大学院健康科学研究科研究生の藤田浩之さんの論文が国際雑誌Journal of Motor Behavior誌に掲載されました。この研究は「作業記憶」という認知機能がバランス機能と関係していることを明らかにした研究であり、多面的な姿勢制御のリハビリテーションに貢献する成果であります。 研究生 藤田浩之さんのコメント 近年では、認知的負荷をかけながら(計算や語想起をしながら)バランス訓練をするリハビリテーションが広まってきています。しかしながら、その効果は個人によってバラついてしまうのが実際です。 本研究結果では、このようなバラつきを生じさせる要因は、「個人の有する認知能力」であることが示唆されました。このことから、認知的負荷をかけながらのバランス訓練をする際には、個人の認知能力を考慮しながら課題設定や難易度の設定をする必要があると考えております。今後も最良のバランス訓練の開発に従事できればと思います。 詳しい内容を知りたい方は、次のサイトより 【日本語による紹介】ニューロリハビリテーション研究センターのプレスリリース [画像をクリックしてください] 【英文論文情報】 [画像をクリックしてください]
2015.12.25
理学療法学科教員が「運動器の10年・優秀賞」を受賞しました。
運動器の10年とは「世界保健機関(WHO)の「BONE AND JOINT DECADE 2000-2010」に呼応し、世界各国と連携して、種々の原因による運動機能障害からの 開放を目指し、終生すこやかに身体を動かすことができる「生活・人生の質(QOL)」の保証される社会の実現をめざす活動」(運動器の10年ホームページより)です。日本でも2000年から「骨と関節の10年」日本委員会による活動がスタートし、2011年からは一般財団法人運動器の10年日本協会によって活動が展開されています。 今回、平成27年度「運動器の10年」世界運動・普及啓発推進事業において「全世代を対象とした足趾握力(足の指の握力)と身体機能の関係についての調査・研究と足趾握力の重要性についての地域住民への啓蒙活動」という取り組みで、本学理学療法士学科 瓜谷大輔助教が“運動器の10年・優秀賞”を受賞しました。 【平成27年度 運動器の10年・日本賞 審査結果はコチラ】 【平成27年度 運動器の10年・日本賞 審査委員による選評はコチラ】 瓜谷大輔助教の受賞のコメント我々は足趾握力に関する研究活動として、これまでに研究成果を国際学術誌や国内外の学会で報告してきました。 足趾握力計の開発とその信頼性の検討(福本, 瓜谷, 他. 畿央大学紀要. 2011.; Uritani, et al. J Phys Ther Sci. 2012.) 20代~70代の日本人男女の性別・年代別の足趾握力の標準値作成 (Uritani, et al. J Foot Ankle Res. 2014.) 足部形態および足部機能において足趾握力に関連する要因の調査(Uritani, et al. J Foot Ankle Res. 2015.) 未就学児における足趾握力と体力との関係についての調査(瓜谷、他.第50回日本理学療法学術大会.東京) 足趾握力と変形性膝関節症の関係についての調査(Uritani, et al. WCPT2015. Singapore.) 足趾握力とバランスおよび移動能力との関係についての調査(Uritani, et al. ISPRM2015. Berlin.) また実践活動としては、奈良県広陵町や橿原市での地域住民に対する足趾握力測定と啓蒙活動、奈良県大和高田市での運動器の機能向上事業における足趾機能改善プログラムの実施、奈良県田原本町立のすべての小学校や奈良県橿原市内の幼稚園・保育園での足趾握力の測定と結果報告などを我々の研究結果も地域に還元しながら行ってきました。 昨今、足趾と健康の関係について注目が高まっていますが、我々の活動がエビデンスの構築や地域での実践活動のヒントとなれば幸いです。 最後になりましたが、これまでの取り組みに際してご協力いただきました多くの皆様方に心より御礼申し上げます。 畿央大学では今後も社会の発展に寄与するため、教育研究活動に取り組んでいきます。 【瓜谷助教 関連記事】WCPT Congress 2015で、本学理学療法学科教員が日本人初受賞!理学療法学科教員が衣料品メーカーと商品開発の共同研究!足趾の機能に関する研究論文が国際学術誌に掲載!~理学療法学科教員 奈良県立医科大学口腔外科との共同研究!~健康科学研究科・理学療法学科