地域連携センタ―の新着情報一覧
2022.02.07
一人称VR体験プロジェクト「高齢者住まい看取り研修」を開催しました~畿央大学看護実践センター
2022年2月1日(火)に畿央大学看護実践センターと奈良県認知症ケア専門士会の共催で、「一人称体験プロジェクト 高齢者住まい看取り研修」が開催されました。 コロナ禍のため集合研修が中止となり、残念ながらVRゴーグルの活用はできませんでしたが、オンライン(Zoom)上でVRの映像を視聴しました。参加者は、介護福祉士、看護師をはじめとする17名の参加となりました。 講師は株式会社シルバーウッドの大野彩子氏で、内容はVRを活用したケースメソッド方式を軸に、90歳の高齢者の視点で救急医療を疑似体験したり、介護職の視点で実際に起きた看取りの事例を疑似体験して、その後にディスカッションするというものでした。 看取りまでのあらゆる事態に適した最善策について、「自分だったらどうするか」「本人視点ならどうか」といった姿勢で体験者自身の考えや気づきを促す内容でした。 ▲高齢者住まい看取り研修の参加者(使用許諾の上、掲載しています) 参加者から、 「在宅での看取りのめざすところを体系的に学ぶことができた。」 「初めてのVR体験で感情移入ができた。また客観的にみることで、普段自分が行っている対応と比較できた。」 「自分の考えは間違っていない、ブレないようにしようと再確認できた。」 「ACP*というと難しいなあと感じるが、凄いことをしようと思わなくても、小さなことからチームで取り組んでみたい。」 「対話を重ねる、時間作るなど、本人はもちろん見送る側の心の準備を支援することも重要だということが再確認できた。」 など、多くの声がありました。 看取りを経験したことがない人は、看取りに対して「得体のしれない不安感・恐怖感」を抱えていることが多く、映像で本人や介護職の視点から疑似体験し、ディスカッションすることで、漠然とした不安感や恐怖感が、自分自身やチームの課題化につながるように感じました。 日本人の死亡場所の8割は病院です.医療機関では看取り期においても栄養や水分を補う点滴などの医療処置が必ずと言っていいほど行われています。しかし、病院で行われる医療には苦痛や煩わしさを伴うものも多く、高齢者住まいにおける自然な老衰死という新たな選択肢を求める声も少なくありません。「老いのプロセスを病にすり替えない」ためにも、無益な延命医療を行わない本人主体の看取りは地域社会のニーズとも言えると思います。 高齢者住まいにおける看取りとは、本人の意思や希望を確認し、家族や専門職はその意思を徹底的に支えることが重要であると学ぶことができました。 畿央大学看護実践研究センター長 山崎尚美 奈良県認知症ケア専門士会 理事 南部登志江 *ACP(アドバンスケアプランニング)とは、「将来の意思決定能力の低下に備えて、今後の医療・ケア、療養について、本人と家族など大切な人および医療・ケア提供者が本人の価値観や選好に基づき、どのように生きたいかの人生・生活の目標を共有しながら話し合うプロセス」である。 「高齢者住まい看取り研修」の公式サイト 【参考資料】ACPの手引き ※画像をクリックすると、PDFが開きます 奈良県認知症ケア専門士会 事務局 樋野 幸子 【関連記事】 「VR認知症一人称体験オンラインセミナー」を開催しました~看護実践研究センター 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート
2022.01.27
「VR認知症一人称体験オンラインセミナー」を開催しました~看護実践研究センター
認知症の人の世界について理解を深めるため、奈良県認知症ケア専門士会および(株)シルバーウッドの方の協力を得て、2022年1月13日(木) 『VR認知症オンライン体験』を実施しました。本学からは看護医療学科の2回生99人が『VR認知症体験』を受講しました。 昨年に引き続き、午前中は一般の方の参加が、午後からは看護医療学科2回生99人が老年看護学援助論Ⅰの授業の一環としてオンライン下で参加しました。参加された皆さんの感想をご紹介させていただきます。 【一般の方(午前の部)】 2022年1月13日(木)に奈良県認知症ケア専門士会主催の「認知症の一人称体験プロジェクトオンライン研修」がZoomで行われました。講師は、株式会社 シルバーウッドの大谷匠先生で、動画を視聴した後に数人のグループに分かれ、①どのような経験をしたか、②どのような気持ちになったか、③他の人のかかわりをどう思ったか等について、ディスカッションをする参加型体験研修会でした。 ▲講義中のスライド 1つ目の「私たちをどうするのですか」という動画では、対象者が車から降りることに躊躇しているため、職員が「大丈夫ですよ」「つかまってください」と手を差し伸べて声をかけていました。普段よく見かける光景ですが、動画による本人の目線では、高いビルの上にいて恐怖や不安を感じている様子が体験できました。大谷先生は、「認知症の人は、空間失認障害などがある場合も多く、本人は降りるのが怖いことから介助者の手を振り払ったり、拒否するなどの行動をとっており、それがスタッフにとっては介護拒否や暴言・暴力とうつることもある」と言われていました。 私たちは認知症の人に対して、相手のペースや意思を尊重しながら援助する大切さは理解していますが、今回の研修で、本人の症状や言動からしっかり状況や気持ちをアセスメントできていないことも多いとわかりました。 2つ目の「ここはどこですか」という電車に乗っている動画では、「今、どこにいるのか」「どこで乗り換えたらよかったかな?」と不安になっていたが聞きにくい様子でした。駅員さんは笑顔で改札口などを説明してくれましたが、自分の不安や困りごとを聞いてはくれませんでした。そこに女性が「何かお困りですか?」「乗り換え口まで案内しますよ」との言葉をかけてくれて、ほっとされていました。大谷先生は「コミュニケーション不良により、BPSD(認知症の行動・心理症状)がおこることもある」と言われていましたが、当事者が疎外感を持たないようなかかわりの難しさを学びました。 今回の研修で、認知症の方の症状や基本的な対応方法についてわかっているつもりでしたが、本人の立場に立ってその思いを理解できていないままで支援していることも多いとわかりました。支援者主体の支援ではなく、本人の不安や思いに沿った援助となるようあらゆる視点から推察していくことの必要性を改めて実感することができました。 奈良県認知症ケア専門士会 南部登志江 【学生の感想(午後の部)】 学生たちの新鮮な目での感想を紹介します。 ▲VR認知症オンライン体験した学生たち(使用許諾の上、掲載しています) 認知症の方と関わる際にどう接したらいいのかわからない人が多いと思いました。私もその1人でした。でも、丹野さんの本を読み、VR体験や平井さんの話を通して、この方は認知症だから・・・と認知症だけにとらわれて関わるのではなく、普段どおりに接したらいいことを学びました。そして、危険から守るために先回りして行動を制限するのではなく、当事者の方が困っていたら手助けをしたいと思いました。 また、レビー小体型認知症の症状で幻覚があるのは知っていましたが、実際にレビー小体型認知症の視点のVR体験を通じて、消えるまで本物と見間違えるくらいとてもリアルだったり、可愛いものから怖いものまで様々なものが見えることを知りました。教科書では学べないことを知ることができました。 VR体験中のファシリテーターの方の講義の中で、当事者の家族は当事者を心配する気持ちから当事者の安全を優先し、自立や快適さを制限してしまいがちであり、当事者の自由も制限されることによるストレスからBPSDも進行してしまうことを学びました。 当事者の講義について 認知症の当事者である平井正明氏は講演の中で、BPSDを悪化させないために、出来なくなったことには固執せず素直に周りの助けを借りたり、工夫をして、自分の変化に一喜一憂せず受け入れてストレスを感じない生活を常に心がけていると話されていました。自分のやりたい事、出来る事に主体的に楽しく取り組み、出来ないところだけ助けてもらうような水平の関係性でいることはストレスを溜めないために大切なことであり、認知症になっているか、なっていないかを意識しすぎなくても良いのだということを学びました。 看護医療学科2回生 高島 さくら 看護実践研究センターでは、引き続きオンラインで、2月1日(火)13:30~16:30 に一人称体験プロジェクト 高齢者住まい看取り研修会、2月21日(火) 14:00~16:15発達障害の一人称体験研修会を予定しています。 参加費は無料ですが、事前申し込みが必要です。多数のご参加をお待ちしています。 畿央大学看護実践研究センター 【関連記事】 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート
2022.01.14
2/1(火)「高齢者住まい看取り研修会」のご案内~畿央大学看護実践研究センター
看取りまでのプロセスを疑似体験 2022年2月1日(火)、畿央大学看護実践研究センターと奈良県認知症ケア専門士会が共催して、高齢者住まい看取り研修会を開催します。 介護職や高齢者本人の立場となり実際に看取りまでのプロセスを疑似体験していくことで、看取りに対する「よくわからないからこその不安」を軽減できます。看取りで何よりも重要なのは本人の意思です。早くから本人の意思を確認することの大切さ、認知症があっても本人の意思確認が最後までできることを理解し、看取りを自分ごととして捉えてもらうような工夫をしています。是非ご参加ください。 開催日時 2022年2月1日(火) 13:30~16:30(先着30名) 対 象 看取りへの理解を深めたい専門職、一般、学生 参 加 費 無料 締 切 2022年1月21日(金) ▼セミナーチラシPDF(画像をクリックすると、PDFデータおよび申込書がご覧いただけます) 申込方法【以下のいずれかの方法でお申し込みください。】 申込フォーム(下記QRコード)もしくは、申込書FAXにて、お申込みください(メールアドレス必須)。 開催前に参加用URLを、申込メールアドレス宛に送信します。 【FAX】 0745-53-0635(和里あて) 【QRコード】 問い合わせ先 奈良県認知症ケア専門士会事務局 E-mail:dcq@nicori.or.jp TEL:0745-52-0125 FAX:0745-53-0635
2022.01.14
2/21(月)「発達障害の一人称体験オンライン研修会」のご案内~畿央大学看護実践研究センター
「発達障害の一人称体験」 2022年2月21日(月)、畿央大学看護実践研究センターと奈良県認知症ケア専門士会が共催して、発達障害の一人称体験の研修会を開催します。 発達障害のいくつかの特性を一人称体験します。発達障害を「学ぶ」のではなく、「体験する」ことで、日々の対話のすれちがいに気づき、新しい関係づくりにつなげることをめざします。是非ご参加ください。 開催日時 2022年2月21日(月) 14:00~16:15(定員50名) 対 象 発達障害への理解を深めたい専門職、一般、学生 参 加 費 無料 締 切 2022年2月14日(月) ▼セミナーチラシPDF(画像をクリックすると、PDFデータおよび申込書がご覧いただけます) 申込方法【以下のいずれかの方法でお申し込みください。】 申込フォーム(下記QRコード)もしくは、申込書FAXにて、お申込みください(メールアドレス必須)。 開催前に参加用URLを、申込メールアドレス宛に送信します。 【FAX】 0745-53-0635(和里あて) 【QRコード】 問い合わせ先 奈良県認知症ケア専門士会事務局 E-mail:dcq@nicori.or.jp TEL:0745-52-0125 FAX:0745-53-0635
2021.11.30
奈良県産規格外りんごを使った「りんごジャム」を店頭で販売!~ヘルスチーム菜良
パティシエと共同開発した「奈良県産りんご(紅玉)ジャム」を Ohisama・lunch(おひさまらんち)で販売中! 奈良県内管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」に所属する畿央nutrition egg teamは、奈良県の健康課題に対し、若い世代を対象とした若い世代自らの情報発信、政策提案、商品開発などを通した食育活動が評価され、第4回食育活動表彰で農林水産大臣賞を受賞することができました。 今回、畿央nutrition egg teamでは、kioクッキーを製造している社会福祉法人せせらぎ会の田中貴也パティシエと、「地産地消」として奈良市矢田原町の窪田りんご園で栽培された奈良県産りんご(紅玉)のうち、規格外りんごを「食品ロス削減」として使用して「りんごジャム」を共同開発しました。 田中パティシエと共同開発した「りんごジャム」は、11月よりコラボジャムとしてOhisama・lunch(おひさまらんち)で店頭販売しています(限定40個)。ぜひご賞味ください! 販売場所 Ohisama・lunch 奈良県大和高田市神楽3-8-8 TEL:0745-24-5005 価格 650円(税込) 数量 限定40個(店頭販売のみ、なくなり次第終了) 問合せ先 畿央大学 健康科学部 健康栄養学科 野原 潤子 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1603 E-mail: j.nohara@kio.ac.jp 【関連リンク】 畿央大学ヘルスチーム菜良ホームページ 奈良県産規格外りんごを使用したジャムを管理栄養士の卵とパティシエが共同開発!~ヘルスチーム菜良
2021.11.15
【広陵町×畿央大学】靴下デザインコンテスト動画を公開!~人間環境デザイン学科村田ゼミ
人間環境デザイン学科2・3回生対象科目「プロジェクトゼミ」では、2回生・3回生合同の学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 2021年度後期の村田ゼミでは、広陵町靴下組合主催「靴下デザインコンテスト」に参画しています。 靴下デザインコンテストの動画制作とインスタグラムでの広報にチャレンジ!~人間環境デザイン学科村田ゼミ 11月11日(木)の「靴下の日」に学生が制作した靴下デザインコンテスト動画が大学公式YouTubeチャンネルで公開されました! ▼画像クリックで動画を再生! プロジェクトゼミの2・3回生17名に加え、4回生8名も制作に参加し、学年をこえて活動を進めました。今年で7回目になる靴下デザインコンテストの取り組みですが、昨年はコロナ禍のため活動が出来ていません。中心となる3回生は右も左も分からないままのスタートでした。 例年は靴下デザインコンテストでの受賞作品をかぐや姫まつり内のファッションショーで披露していました。今年はかぐや姫まつりの中止に伴い、動画配信という形で行うことにしました。そして多くの方にアピールできるよう工夫をしました。 一つ目は、動画の内容です。4グループに分かれてアイディアを出し合いました。靴下と服装のコーディネートを考えたグループや、靴下を使ったショートストーリーを考え撮影したグループなど、受賞作品のコンセプトに合わせた動画を目指して作業を進めました。それぞれとても個性あふれた動画に仕上がっています。 二つ目は、「地元広陵町を盛り上げたい!」と有志で活動中の方にも関わっていただくことで、作業進行のアドバイスをたくさんいただくことが出来ました。 コロナ禍の為学生と一緒に作業することは出来ませんでしたが、オンライン会議で繋がり、SNSや動画の素材作成、YouTubeについてのアドバイスをしていただきました。 三つ目は、靴下デザインコンテストを多くの方に知っていただくために、動画配信当日までSNSを通してカウントダウンを行いました。 【インスタグラムアカウント】 広陵町靴下デザインコンテスト(@kio_designcontest) そのカウントダウンには、靴下デザインコンテストでの受賞作品を編んで下さった靴下メーカーさん、広陵町商工会会長様、広陵町靴下組合会長様、さらには広陵町長にご出演いただきました。 広陵町の靴下を盛り上げたいというみなさんの一致団結した想いが、この活動につながったのではないかと思います。 私たちはこれからも靴下デザインコンテストに関わることで広陵町の靴下産業が発展するよう、お手伝いできればと思っています。 人間環境デザイン学科 助手 小松智菜美 人間環境デザイン学科に関する記事はこちら
2021.10.25
靴下デザインコンテストの動画制作とインスタグラムでの広報にチャレンジ!~人間環境デザイン学科村田ゼミ
人間環境デザイン学科2.3回生対象科目「プロジェクトゼミ」では、2回生・3回生合同の学年をこえたグループを組み、フィールドワークや学生相互の話し合いを通して、具体的な課題を見つけ出し解決策を考える力を身につける事を授業の到達目標としています。 2021年度後期村田ゼミでは、広陵町靴下組合主催「靴下デザインコンテスト」に参画しています。広陵町は、靴下生産量日本一の「靴下の街」です。靴下デザインコンテストは、今年で7回目を迎えました。今年はコロナ禍にも関わらず1,319点の応募があり、その中から最優秀靴下組合長賞、広陵町長賞など、計18点の受賞作品が選ばれます。受賞作品は、広陵町内の靴下メーカーさんにより忠実に編まれ再現されます。毎年その技術の高さに驚かされます。 村田ゼミでは、受賞作品のお披露目を兼ねて、「広陵町かぐや姫祭り」でファッションショーを開催しています。 【過去の取り組み】 広陵町かぐや姫まつりで「靴下ファッションショー」をプロデュース!~人間環境デザイン学科村田ゼミ 2・3回生が靴下ファッションショーをプロデュース!~人間環境デザイン学科 村田ゼミ 34名で靴下ファッションショーをプロデュース!~人間環境デザイン学科村田ゼミ 今年度はコロナウイルスの影響でかぐや姫祭りは中止になり、ファッションショーは開催できませんでしたが、受賞作品を用いた動画作成に取り組んでいます。動画の内容は、受賞作品の靴下のコーディネート提案や、短編物語を撮影したもの、販売促進につなげる事を目標にしたものなど、学生のアイディアがたくさん詰まっています。 動画作成と同時に、広陵町の地場産業である靴下と、靴下デザインコンテストでの取り組みを広める事を目的に、Instagramにて活動内容の発信をしています。 【インスタグラムアカウント】 kio_designcontest このアカウントでは、動画公開日まで毎日、ゼミ生の写真やカウントダウン動画をアップしています。今後は、この活動に関わって下さっている畿央大学以外の方や、受賞作品を実際に編んで下さっている靴下メーカーさん、広陵町靴下組合の関係者の方も登場予定です。 動画は、2021年11月11日(木)の靴下の日にYouTubeにて公開予定です。11月11日は別名「ペアーズデイ」とも呼ばれ、靴下の日は数字の並びが靴下を2足並べたように見えることが由来とされています。ゼミでの活動が、靴下の日を盛り上げる1つのきっかけになれば良いなと思っています。 コロナ禍の中、活動が制限されることはたくさんありますが、そんな中でも今だから出来ることを探して学生達は日々学習に励んでいます。 11月11日、ぜひチェックして下さいね。お楽しみに! 人間環境デザイン学科 助手 小松智菜美
2021.10.19
奈良県産規格外りんごを使用したジャムを管理栄養士の卵とパティシエが共同開発!~ヘルスチーム菜良
【地産地消×フードロス削減】奈良県産規格外りんごを使用したジャムを共同開発! 11月上旬からOhisama・lunchで販売開始 10/24(日)にオンライン親子料理教室で披露 奈良県内管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」に所属する畿央nutrition egg team(畿央大学ヘルスチーム菜良)は、社会福祉法人せせらぎ会の田中貴也パティシエと、窪田りんご園(奈良市矢田原町)の奈良県産規格外りんごを使用した「りんごジャム」を共同開発しました。11月上旬より、Ohisama・lunch(おひさまらんち)での販売を開始いたします。また販売に先立ち、畿央祭「ウェルカムキャンパス企画」として「学生と作ろう‼旬の果物を使った親子オンライン料理教室」を、10月24日(日)に小学生高学年の親子を対象に実施し、今回開発したりんごジャムを作ります。 日 時 2021年11月上旬~ 場 所 Ohisama・lunch(おひさまらんち) 住所:奈良県大和高田市神楽3-8-8 奈良県内管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」に所属する畿央nutrition egg team(畿央大学ヘルスチーム菜良)は、奈良県の健康課題に対し、若い世代を対象とした若い世代自らの情報発信、政策提案、商品開発などを通した食育活動が評価され、第4回食育活動表彰で農林水産大臣賞を受賞することができました。 畿央nutrition egg teamでは、「地産地消」として奈良市矢田原町の窪田りんご園で栽培された奈良県産りんご(紅玉・シナノスイート等)を、「食品ロス削減」として規格外りんごを使用し、学生が考案したオリジナルりんごジャムを使ったスイーツを「子どもの料理をする力を伸ばす」ことを目的に親子で作成します。本企画のスイーツのレシピ考案にあたっては、kioクッキーを製造している社会福祉法人せせらぎ会の田中貴也パティシエの指導を受けながら完成させました。 今回、田中パティシエと共同開発した「りんごジャム」は11月上旬より、コラボジャムとして、Ohisama・lunch(おひさまらんち)での販売を開始いたします。また、販売に先立って第19回畿央祭ウェルカムキャンパスオンライン企画において、小学校高学年の親子を対象に「旬の果物を使った親子オンライン料理教室」を実施し、今回開発したりんごジャムを作ります。 【問い合わせ先】 畿央大学 健康科学部 健康栄養学科 野原 潤子 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1603 E-mail: j.nohara@kio.ac.jp
2021.10.05
10/23(土)・24(日)畿央祭「オンラインウェルカムキャンパス」を開催します。
例年たくさんの地域の方々にご参加いただいている畿央大学の畿央祭(学園祭)ですが、昨年度はコロナ禍により開催を見合わせました。 2021年度については、近隣府県における緊急事態宣言も解除され、全国における新規の感染者数も落ち着きが見られることを受け、学生のみを入場可として(時間ごとに入場者数を制限)、限定した内容で開催することといたしました。ご理解の程、お願い申し上げます。そこで、地域の皆様にも楽しんでいただけるよう、畿央祭の取り組みをオンラインでも配信させていただくことといたしました。 特に地域の皆様向けに開催させていただいている【ウェルカムキャンパス】については、オンライン会議システムZOOMを使用したリアルタイムで開催する企画や、子供向けの内容を中心としたオンデマンドでの動画配信など、ご自宅で参加いただける企画を準備しています。 ▼画像クリックでPDFが開きます。 当日の企画への参加・申込み、オンデマンド配信の動画を視聴いただく際は、下記リンクあるいはQRコードから畿央祭特設ホームページへ、ぜひアクセスをお願いします。ニューノーマル時代における学園祭のあり方として、学生たちが企画·検討した畿央祭ウェルカムキャンパスをぜひお楽しみください! ▶▶オンライン企画ページ | 畿央祭 ▼畿央祭特設ホームページQRコード(クリックでもアクセスできます)
2021.09.15
地域住民と4大学が参加!「奈良きたまちインターカレッジコンペティション2021」を開催しました~人間環境デザイン学科「フィールドワーク演習」
人間環境デザイン学科では、今年度より『フィールドワーク演習』を開講しました。実際の市町村の課題に基づき、解決につながる提案のプレゼンテーションを対象地域の皆様に行う実践的な授業です。全15回の授業を通して、地域問題を学び分析し、発表に向けた調査を行い、提案内容を検討するものです。 今年度の対象地域は「奈良きたまち」です。近鉄奈良駅の北側に広がるレトロで落ち着いたまちです。転害門や奈良少年刑務所跡など数々の歴史的建造物も残っています。 ほとんどの学生が「奈良きたまち」を訪れたことがないということだったので、地域の皆様にご協力いただき「オンラインまち歩き」を行いました。 手元に番号を振った地図を用意し、事前に撮影した写真や歴史的背景などを地域の方々からご説明いただきました。 ▲オンラインまち歩きで使用した地図 ▲100近くのスライドを地図の番号に沿ってご説明いただきました。 この授業の一つの集大成として、2021年7月17日(土)には、奈良公園バスターミナル レクチャーホールにてコンペを行いました。本学の他に、奈良県立大学、奈良女子大学、大阪経済大学を加え、10グループ計43名の学生が参加し、景観や空き家、まちづくりに関する提案を地域の皆様に向け発表しました。 本学の学生は5グループに分かれて発表を行いました。 ① きたまちらしさ探検Lab きたまちらしさってなんだろう…住民と建築業者を対象にアンケート調査を行いました。 ② カホナナホ ならきたまち法蓮町と東包永町の表構え(伝統的意匠と現代的意匠)を提案しました。 ③ まちと地蔵 お地蔵さんが点在するきたまちに駄菓子屋さんを提案しました。 ④ 店舗による店舗のための店舗設計 長屋改修型店舗「きたまちコンシェルジェ」の設計提案をしました。 ⑤ リボーン計画チーム 空き家を改修し、コインランドリーを併設するコミュニティーキッチンを提案しました。 惜しくも最優秀賞を逃し、悔しさを隠せない学生もいましたが、各グループに地域賞が授与されました。 今年度のみの開催ではなく、来年、再来年と続けて開催することで、その町にあったより良いまちづくりの提案を探っていきます。 人間環境デザイン学科 助手 中井千織