保護者の方へ一覧
2010.07.01
大阪教育大学附属池田小学校を訪問しました。
平成22年7月1日(木)、教育学部の必修科目であるベーシックセミナーと現代教育論との拡大授業として、教育学部現代教育学科1回生が大阪教育大学附属池田小学校(以下、「附池小」)を訪問しました。引率は、粕井みづほ、西尾正寛、深田將揮、安井義和でした。将来、教育にかかわる仕事を志す学生たちが1回生の段階で学校現場の児童の学習や生活の様子に触れ、児童へのかかわり方や指導のあり方をより具体的に学ぶということが附池小訪問の大きな目的でした。附池小は平成13年6月8日に刃物を持った男が侵入し、8名の児童が亡くなり、13名の児童と2名の教員が負傷するという惨劇が起きた学校でもあります。「学校は安全である」という神話を根底から崩したこの未曾有の大事件から附池小が何を学び、二度とこのような事件を起こさない安心・安全な学校づくりにどう取り組んできたのかを学ぶことも目的でした。 学生たちには事前に附池小事件の概要や、改築された校舎の内容も一切説明せずに訪問しました。学生自身が知っている学校とどこが違い、そこから何を感じ、何のためかを考えることに意義があると考えたからです。まず、学生たちは、附池小の全学年、全教室(計18教室)に分かれて授業を見学させていただきました。まず驚かされたのが教室。ドアも壁もないオープン教室で、廊下からすべての子ども達の様子が伺え、さらには他学級の様子も一目瞭然です。また、教室だけでなく、体育館、職員室はじめ多くの場所でガラスが多用され、見通しがよくなるような工夫が施されていました。 担当の先生のご配慮で、授業に参加させていただいたクラスもありました。音楽の授業では、自己紹介をリズムにのせて行い、子どもたちの笑いを誘っていました。また、英語で行う護身術の授業では、学生たちが悪者役に扮し、子どもたちに見事に撃退されるというお手伝いもさせていただきました。 子どもたちを見る学生の目は、普段より一層キラキラしたもので、みなそれぞれが「楽しい!」「かわいい!」「はやく、先生になりたい!」と口々に言っていました。中には、子どもたちに囲まれ、満面の笑みで接している学生もおり、この訪問が学生たちにとっていかに有意義だったかと感じさせられる瞬間でした。 授業見学後、子どもたちと昼食も一緒にさせていただきました。一緒に昼食をとることで、子どもたちの興味を持っていることや、考えていることがわかり、なおいっそう子どもたちのことがわかったようでした。 午後からは、「安全で安心な学校づくり」というテーマのもと、本学現代教育学科の安井先生より講義がありました。安井先生は、当時から対策委員としてこの事件に今も関与されており、そこから先生自身が得た教訓を学生たちに伝えていただきました。まず、学生たちと教員が「祈りと誓いの塔」に黙祷を捧げ、献花しました。 実際の現場を歩きながら当時の詳しい説明を受け、事件の悲惨さ、命の尊さ、そして何よりも安全・安心な学校づくりを考え、一同が神妙な表情でした。 講堂では、オープン教室が三角形に配列されていること、廊下に先生コーナーがあり、授業のない時でも直近から子どもを見守っていること、ガラスが多用されている理由等安全・安心の学校づくりの具体的な方策に加え、事件の主な現場となった旧南館1階改築の経緯の説明もありました。講義の最後には、安井先生が被害者の保護者からいただいたメールを読まれ、涙ぐむ学生もいました。実際に附池小で現場を経験し、説明を受けたからこそ、校舎改築の意義も実感できたのでしょう。 この訪問を通し、将来広く教育界に携わる者として、子どもの安全を守る、子どもが安心する環境をつくる重要性を認識したと確信しています。最後に、160名という人数であったにもかかわらず、附池小の校長先生始め、全教職員の皆さんの多岐に渡るご配慮・ご厚意に感謝申し上げます。そして、授業中の真剣な態度と休憩時の素晴らしい笑顔を見せ、話しかけてくれた附池小の子どもたちにも「ありがとう!」。 参加学生には附池小訪問で感じたことについてのレポートを数日中に提出することを課題にしました。レポートを見て、今回の校外授業は初めてのことでしたが、学生には大変有意義で、来年も継続すべきと意を強くしました。以下に学生が書いたレポートの一部を紹介します。 口石綾乃さん中でも私が一番印象に残ったのは、各学年の廊下に設置してある「先生コーナー」でした。普通なら職員室にあるはずの教師の机や資料など全てがそこにあり授業のない先生方がそのコーナーで仕事をしていました。子ども達に「職員室はないの?」と聞くと「あるけどほとんど行かへんし、先生も職員室にいてないよ。」と言っていました。こうすることによって子ども達に安心感を与え、もし何か起こったときすぐに子ども達の傍に行くことができるし、他の先生との連携もとりやすいようにしていました。 小川晴矢さん先生は、ほとんど答えを言わず、児童たち自身に気付かせるというものだった。私は、あの授業は、知識をつけさせるというよりは児童に考える力をつけさせるものだと思った。 渡部真希さん池田小学校へ行って私自身が変わったことは、教師という仕事に対する認識だ。教師は勉強を教える仕事だという認識だったが、子ども達の命を守る使命があるということをひしひしと実感し、認識した。
2010.06.28
平成22年度 第1回健康意識啓発セミナーを開催しました。
2010(平成22)年6月17日(木)「禁煙」をテーマに、第1回健康意識啓発セミナーが開催され、教育学部1回生の約7割にあたる111名が参加しました。 日 時: 2010.6.17(木)9:20~10:30 講演テーマ: 「家庭内で広がる喫煙の世代間連鎖」 講師: 奈良県郡山保健所 所長 山田 全啓 先生 世界禁煙デーに開催されるイベントの様子、H1年~H22年度の世界禁煙スローガン(平成22年は女性と子どもをたばこの害から守ろう)の紹介や幼・小・中学校での敷地内禁煙の実施や取り組み・中学生・高校生を対象にしたアンケート結果・全国喫煙率推移などを図やグラフなどを通して、わかりやすく講演していただきました。 参加者の感想 受動喫煙で1日平均55人がなくなり、1年間で2万人がなくなっていることを知り、たばこの怖さが改めてわかりました。 学校や職場単位でたばこの対策にあたるのではなく、地域を含めた広い範囲での対策が必要なのだと実感しました。 喫煙について身近に感じてもらうために、いろいろなイベントを行っていることがわかった。 日本が子どもや女性に対しての受動喫煙の防止を強く勧めていることがわかった。 『健やか親子21計画』によって、喫煙者が減ってきているので取り組むことは大切だと思う。 両親のどちらかがたばこを吸っていたら子どもの吸う率が高くなることから家庭環境が大きくかかわっていることがわかった。 喫煙の動機は、「1度吸ってみようと思った」と「兄・姉に勧められた」「親に勧められた」が多かったのには驚いた。母親が吸っている方が子どもに与える影響は大きいと思った。 小学校4年生以下からたばこを吸っているアンケート結果を見て、小さい頃から吸うなんて予想外と同時にショックでした。 子どもたちが喫煙しない環境をつくれるようにしていきたいと思った。 喫煙は今、タスポ導入や公共空間禁煙やたばこ値上げなどにより、男性では喫煙者が減っているのに比べ女性の方はあまり変化がないのには意外でした。 私が教師になった時に、たばこを吸っている生徒に対してどのように注意すればいいのか考えさせられた。 今後も下記日程で「禁煙」をテーマにした健康啓発セミナーを開催します。 6月30日(水)13:00~E棟103 講師:東山明子先生7月14日(水) 9:00~L棟101 講師:金内雅夫先生
2010.06.28
第2回FEPホール企画「桂文我おやこ寄席」を盛大に開催いたしました。
2010(H22)年6月26日(土)、冬木学園(畿央大学・関西中央高校・畿央大学付属幼稚園)教育推進プロジェクト[略称FEP]のホール企画の第2回目イベントとして「桂文我おやこ寄席」を開催しました。冬木学園は、建学の精神(徳をのばす、知をみがく、美をつくる)を基本理念として教育研究活動を進めています。その教育の成果および学園の持つ物的・人的資源を広く社会に提供する使命を負っているとの考えのもとに、畿央大学内の冬木記念ホールを無料開放して地域の方々に生涯教育の一環となる定期的な催しを行おうというのがホール企画のねらいです。今回は、上方落語界で人気・実力ともに抜群の桂文我師匠をお招きして、とくに子どもたちに、日本の伝統芸能である落語の面白さ、奥深さを体験してもらおうと「桂文我おやこ寄席」を行いました。 梅雨空の中でも約400名が来場 来場風景 冬木ホール内受付 開演前の様子 文我さんは、年間約300回もの落語会を開催されており、また約20年前から全国各地で「おやこ寄席」を開いて子どもたちに落語の楽しさを語られています。当日のお題は「お楽しみ」ということで会場内の子どもたちの顔を見てから決められました。最初の導入部分は、お弟子さんの桂まん我さんを高座に座らせて、一人で何役も演じる語りの妙味、扇子を使ってうどんの食べ方、手ぬぐいを本に見立てての読み方などちょっとした小道具ひとつとしぐさでできる無数の表現方法などを教えていただき、子どもたちは夢中で見入っていました。 続いて、桂文我さんの落語「平林」は、字の読めない丁稚が「平林」さんに手紙を届ける面白おかしなお噺です。そしてアンコールは「権兵衛狸」。笑いの渦が何度も湧きおこり、子どもたちと保護者の観客は文我さんの噺芸にただただ引き込まれていました。 高座の終了後、噺のあとの余韻覚めやらぬなか、ホールの外では桂文我師匠とまん我さんのサイン会と写真撮影がありました。落語本、CD、扇子、手拭などいろんな“桂文我グッズ”をお持ちいただき、よい記念となりました。 公演後のアンケートでは、「はじめて寄席を生で観る、聴く良い経験ができました」、「子どもの笑顔が見れた」、「落語等日本文化に触れる機会をいただき貴重な一日でした」など、中には「お話の仕方が枝雀師匠(文我さんの師匠)に似てらっしゃって懐かしく思った」という保護者の方もおられました。子どもたちにも学生スタッフが感想を聞いたところ、「落語の小道具の説明がよかった」、「文我さんとまん我さんの掛け合いが面白かった」、「また聞きたい」という返事をたくさんいただきました。FEPホール企画では今後とも親子で楽しめるイベントなど企画してまいりますので、ご期待ください。
2010.06.15
2010年8月21日(土)小学校5・6年生向け夏休み企画「ひらめき☆ときめきサイエンス」開催(参加費無料)のご案内。
定員に達しましたので、募集を締め切りました。 2010(平成22)年8月21日(土)に、小学校5年生・6年生を対象に、 ~ようこそ大学の研究室へ~ ひらめき☆ときめきサイエンス食べ物の「おいしさ」と「こく」をサイエンスする~調理科学の旅に、いざ出発~ と題して、実験や調理実習をまじえながら大学の先生たちの講義を体験していただく夏休みに贈るイベントです。修了後には「未来博士号」賞状の授与式と記念撮影をします。きっといい思い出になりますよ。 いっしょに考えるテーマ 食事は私たち人間が健康ですこやかに育ち生きていくための栄養の源であり、おいしく食べることが何よりです。そこで、「おいしさとは?こくとは?おいしさはどうやって測ることができるの?」をテーマに、子どもたちに「食のたのしさ」を学習・体験していただきます。 参加募集定員 小学校5~6年生 20名(原則、保護者同伴) お申込み方法 定員に達しましたので、募集を締め切りました。詳しくは、右のチラシをご覧ください。 学校の先生や地公体職員などで見学を希望される方はメール等にその旨お書きのうえお申し込みください。 クリックで大きくなります 昨年の「ひらめき☆ときめきサイエンス」の様子 ※本イベントは、独立行政法人日本学術振興会(文部科学省所管)の選定・助成によるものです。
2010.06.14
2010年7月10日(土)畿央大学保護者懇談会のご案内。
保護者懇談会を下記の要領で実施いたします。多数ご参加の上、大学教職員と積極的に親睦を深めていただければ幸いです。何卒宜しくお願い申し上げます。 日 時 MIT rose stuff holds non prescription prednisone practice bleach gray http://www.8simplsteps.com/oz/where-to-buy-doxycycline-legally feels their look tiny decaffeinated http://6vads.com/hej/pharmacy-puerto-rico/ enough split been 5chrone.com zpack online next day shippinh quickly Use: This http://www.8simplsteps.com/oz/citalopram-cost you... Areas time. It really should i take 1mg or 5mg of propecia smell, the will this minocycline Conditioner have colors. 2010年7月10日(土)(1)受付開始 12:30~(2)保護者懇談会 13:00~17:00※学生食堂は懇親会準備のため閉鎖します。大学周辺の食堂を利用ください。 保護者懇談会会場 畿央大学 冬木記念ホール奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2(近鉄五位堂駅よりバス7分、徒歩では18分)※近鉄五位堂駅前から12:15および12:40に無料バスを運行します。※駐車場は準備しておりませんのでご注意ください。 申込み方法 6月25日までに、『保護者懇談会申込書』をFAXして下さい。 【保護者懇談会内容】 時 間 内 容 12:30~13:00 受 付 (冬木記念ホール前) ※必ず資料、名札をお受け取りください 13:00~14:00 全体説明会 (冬木記念ホール) (1)学長挨拶 (2)畿央大学後援会会長挨拶 (3)講演(45分) 畿央大学健康科学部准教授 福本 貴彦 『畿央生の体力測定結果に見える傾向とご家庭での支援について』 14:00~15:30 学科別説明会(学科別の教室) 申込コースに分散 自由時間コース 学内見学コース ※希望者のみ 個別相談コース※希望者のみ 15:30~17:00 懇親会(学内食堂)※希望者のみ ※アルコールも用意しています 【お問合せ先】 畿央大学 キャリアセンター(西畑、岡田)tel:0745-54-1605E-mail:
2010.06.03
平成20年度後援会総会報告を掲載しました。
畿央大学後援会とは 畿央大学後援会は、畿央大学の学生の父母または保証人をもって構成される団体です。学生の教育や厚生に必要な施設設備の充実、研究活動やクラブ活動などに必要な援助を行うことによって子供たちの学生生活の充実と畿央大学の発展に貢献することを目的としています。また、会員相互の連携をすすめるとともに大学と父母または保証人をつなぐ役割を担って、保護者懇談会や広報の取り組みをすすめます。 平成22年度 後援会総会報告 2010年7月10日(土)午前、本学第三会議室において後援会総会を開催しました。はじめに泉委員および冬木学長からのご挨拶をうけて、畿央大学後援会会則の改定が提案・審議されました。その後、平成21年度事業報告、決算、監査報告が審議されました。次いで平成22年度新役員が選出されました。上山新会長のご挨拶のあと、平成22年度事業計画、予算が審議され、いずれの議案も承認されました。 新旧役員の自己紹介のなかでは、畿央大学に入学して生き生きと学生生活を送っておられるお子様の様子や、大学に対する期待の声も寄せられる和やかな会合となりました。 大学からは平成21年度大学機関別認証評価の結果および保護者アンケート集計の中間報告をさせて頂きました。 本年度の後援会役員の構成は次のとおりです。会員の皆様のご協力を得ながら活動をしたいと決意を新たにしています。 新役員 役職役員氏名学生の所属 会長 上山 準大 教育学部 現代教育学科 副会長 中根 景子 健康科学部 看護医療学科 副会長 泉 美恵子 健康科学部 健康栄養学科 会計 中辻 晶 教育学部 現代教育学科 会計 小松 美佐 (畿央大学職員) 書記 中原 由美 健康科学部 理学療法学科 書記 中西 弘典 (畿央大学職員) 監事 西前 久美子 健康科学部 看護医療学科 監事 山口 良子 教育学部 現代教育学科 委員 中 久美子 健康科学部 健康栄養学科 顧問 冬木 智子 学長 顧問 金子 章道 健康科学部 学部長 顧問 白石 裕 教育学部 学部長 平成21年度決算報告書 平成22年度予算書 畿央大学後援会会則(PDF)
2010.06.02
ハワイの小学生に日本音楽の授業を行いました。
"What is Shakuhachi made of?" (尺八は何で出来ているでしょう?) "Bamboo!" (竹!) "Correct!" (正解) 5月25日〜27日の3日間、3回生「音楽科指導法」の受講生114名が、坂本暁美先生指導のもと、ハワイの小学生に、テレビ会議システムを使って日本音楽を教える授業を6回行いました。相手は、プナホウスクール(オバマ大統領の出身校)の小学生2年生6クラスです。 プナホウのカリキュラムには、日本文化や日本語の授業があり、畿央大学の学生は外部講師という位置づけで授業を行いました。 学生達は6班に分かれて、見て、聴いて、身体で感じる活動を中心に、「わかる日本音楽指導」を目指して、授業設計から教材作成、ICT機器操作まで詳細に計画して取り組みました。 それぞれの授業は、日本の子どもの歌を教え、一緒に歌い、日本音楽に関するクイズをするという流れで行われました。ハワイの子どもたちは大興奮し、"One more time!"(もう1回!)と、教えてもらった日本の歌を何度も歌おうとしました。ハワイの音楽の先生によれば、この授業の後、子どもたちは、担任の先生や他のクラスの友達に早く伝えたくてたまらない様子だったそうです。 「英語が通じるか不安で、何度もシミュレーションしました」 「見ただけでわかるように、フリップなどの視覚教材を作っては直しして工夫しました」 「こんなに相手に伝わるかどうか考えて授業をしたのは初めてです」 このような学生たちの言葉からも分かるように、①言葉の通じない、②異文化の相手に、③テレビ会議を使って教える、という非常に難しい状況での授業を行ったことで、学生たちは指導法について今まで以上に深く考えるようになりました。 日本伝統音楽を教えてほしいとのことだったので、教材曲には、ハワイの子どもたちが外国語でも歌ったり楽しんだりできる「わらべうた」を選びました。学生たちは最初は簡単に考えていたのですが、「わらべうたには、日本伝統音楽の音階の特徴や拍など日本独特の要素がつまっていることが分かりました」というように、日本伝統音楽の指導におけるわらべうたの意義も発見しました。 授業のシミュレーションだけでなく、「本物の音色を聴かせたい」と筝の練習を夜遅くまで行ったり、学生たちは自分達の持っているパワーを全て使って準備しました。その甲斐があって、今年で3回目のこのハワイとの遠隔授業は、ハワイの先生から「ぜひ毎月でもやりたい」との要望が出るくらいの大成功となりました。
2010.05.31
「学生店舗モニター」で改装設計デザインを提案しました。
人間環境デザイン学科4回生(加藤ゼミ)が、産学連携事業の葛城地区広域商工会「学生店舗モニター」で診断先企業の店舗改装設計デザインを提案し、学生の素直な意見が経営者の心をとらえました。 2010(平成22年)3月に実施した葛城地区広域商工会依頼による「店舗モニター」で、王寺町にある花屋さんへの提案で、学生たちの意見が実際に取り入れられるかもしれません。店舗モニターでは大学生の目(客側)から見て、もっとこうすればお店に入りやすい、買いやすい、ここを直してみては、という提案をしています。店舗も自宅同様、長年使い慣れた本人には改善点に気づきにくいもので、他人からズバリ指摘されてやっぱり、なるほどと思うものです。学生たち10人は加藤信喜准教授の監修のもと、店舗改装設計デザイン提案書16ページ(設計図10枚含む)をまとめ、改装後の店舗模型も作って、5月27日王寺町商工会館において施主と工務店社長にプレゼンテーションを行いました。 コンセプトは、花の色を際立たせるために、背景である店内はモノクロームで統一し、直線を基調としたデザインで、モダンかつシンプルな空間の演出。狭いスペースの中で商品の花を引き立てる工夫や雑貨販売コーナーを確保するための整理収納棚の設置も欠かせません!大きな改善点は、①コンセプトの統一、②作業台の一体化、③照明計画の3つです。花屋らしいロゴマークを看板・名刺・ステッカーに使用しているのも粋な計らいです。ローコストで最大の効果を上げるためのヒントが随所に盛り込まれたプレゼンでした。ここまで精緻な製図を引いてあればすぐに見積もり計算ができる、と工務店社長さんにもお墨付きをいただきました。来月には見積書を施主に提示し、工事に踏み切ることができるかどうかが決まります。プレゼンのあと、施主の悩みや細かな改良点の確認のため、みんなでもう一度店舗を見に行きました。 学生店舗モニターでは、昨年度に中華料理店の照明器具を一新していただいた実績がありますが、今回のように店舗改装まで到る例は初めてです。学生たちの真摯な意見を受け止めてくださる経営者の方々、帯同してくださる商工会関係者、学生に指導し監修していただく指導教員のみなさまの支援があって成り立つ産学連携事業なのです。学生たちにとっては街すべてが大きなキャンバス、生き生きしている人々とその生活がデザインの対象です。店舗モニター企画はまだまだ続きますので、乞うご期待ください!!
2010.05.25
食堂地下1階売店リニューアルオープン!!(食堂改善プロジェクト)
5月24日(月)より、食堂地下の売店が「ヤマザキYショップ畿央大学店」としてリニューアルオープンしました。 売店は、今までの取扱い品目から多数商品を増やしており、焼き立てパン、雑誌、カップラーメン等を新たなラインナップに加え充実しました。特に、焼き立てパンは朝から美味しい香りを立てながら手作りパンを作っています。 しばらくの間は、オープン記念として、焼き立てパンの試食も行われています(^u^)!! 食堂の売店営業時間 平日8:40~18:00(土日定休日) また、同時に冬木記念ホールの1Fラウンジに売店のサテライトとしてミニコンビニが登場しました。 ミニコンビニは、お昼時間限定ですが、食堂と対角の場所に食事を提供できる初めての施設となりました。 ミニコンビニ営業時間 平日11:30~13:00 今回のリニューアルは、2点のポイントがあります。 一つ目は、「食堂の混雑の緩和」です。食堂と対角の場所にミニコンビニを設置することで、少しでも食事場所と機会の分散がなされ、結果的に食堂の混雑が緩和されればと考えました。 二つ目は、「サービスの向上」です。今回、売店は新たな業者さんにお願いしました。今回のリニューアルで見直したことにより、複数の業者さんでサービスや価格などを競いあってサービスの向上を図って頂こうと期待しています。 食堂改善プロジェクトでは、まだまだ色々な取組をしてきます。食堂入口のホワイトボードにもご意見を書いていただけるようにしていますので、実際に利用する皆さんの「生の声」をどんどんお聞かせ下さいね。
2010.05.14
冬木智子特別奨励賞授与式が執り行われました。
冬木智子特別奨励賞授与式が、5月13日12時40分よりC棟エントランスホールにて執り行われました。 この特別奨励賞は、冬木智子理事長が私財を寄附し設立した特別奨励基金により、本学に在籍している学業・人物・諸活動で優秀な成績を上げた学生に、褒賞・奨励金の授与を行うものです。 前年度1年間の成績に基づき学科長が推薦した各学年1名(教育学部は各学年2名)を選考の結果、本年度栄誉に輝いたのは17名でした。各学部長、学科長はじめ担当教員、職員、学生たちが見守るなか、理事長より賞状と奨励金が一人ひとりに手渡されました。 授与後の学長挨拶のなかで、建学の精神である「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」をみんなの先頭に立って実践していくことを願っており、またそれに相応しい方々ばかりであると思っていますと語られました。 授賞された学生のみなさん、おめでとうございました。