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卒業生の方へ一覧

2015年の卒業生の方へ一覧

2015.09.28

平成27年度 理学療法特別講演会のご案内

畿央大学 理学療法特別講演会のご案内 特別講演会は、毎年、畿央大学卒業生に向けてリカレント教育(卒業後も幅広い知識を養う)を兼ねて行っています。 畿央大学は2015年度で開学12年を迎え、理学療法学科では9期生を輩出しました。 今回の理学療法特別講演会では、奈良県下でスポーツリハにご尽力いただいている森本先生を迎えて、講演をしていただきます。 なお本講演は、受講料1000円にて卒業生以外の医療関係者にも公開させて頂きます。   日 時 2016(平成28)年1月31日(日)  14:00~18:00  (13:30~受付) 会 場 畿央大学 P棟2階 P201講義室 講演 14:00~16:00 「上肢スポーツ障害に対する評価と治療」 森本 光俊 先生  ならやまと整形外科 スポーツクリニック 院長 / NPO法人 奈良野球少年を守る会 理事長 懇親会 16:20~18:00 講演会終了後、懇親会を予定しています。軽食・ソフトドリンクを用意しています(無料) 受講料 全て無料   申込方法 下記①~⑥を明記のうえ、下記宛先にメールで申込みしてください。受講証の発行は致しません。当日、直接会場にお越しください。 ①氏名(ふりがな) ②卒業年度 ③住所(郵便番号から) ④電話番号 ⑤メールアドレス ⑥所属先(団体名、病院名等) 宛先 E-mail:dousoukai@kio.ac.jp (件名に「理学療法特別講演会」と明記) お問合せ TEL:0745-54-1601(担当:水野、増田) ※公共交通機関を利用してご参加ください。

2015.09.24

【畿央祭】ウェルカムキャンパス(地域の皆様向け)のご案内

    「ウェルカムキャンパス」は畿央大学の教職員がお送りする、地域の皆様参加型のイベントです。お子様向けのイベントや企画もありますので、ぜひご家族でお越し下さい!   日 時 2015年10月17日(土)・18日(日)10:00~17:00 ▲クリックで拡大します 会 場 畿央大学 →アクセスはこちら※駐車場はありません。※公共交通機関を利用してご参加ください。 同 時 開 催 第13回畿央祭(学園祭)ミニオープンキャンパス   ●昨年のウェルカムキャンパスの様子は、こちらからご覧いただけます。   10月17日(土)開催 テンペカフェ  10:00~16:00  大豆無塩発酵食品のテンペは抗酸化性や溶血栓作用が強い、アンチエイジングの食品です。これを使ってスイーツを作りました。ぜひ食べてみてください。<有料> おいしい講座  ①11:00 ②13:00 ③14:00 ④15:00 うま味の味やうま味が持つ機能を知っていただき、おいしく食べて健康づくりにお役立ていただきたいと考えています。 ハンセン病療養所訪問を通しての学び  14:00~16:00 あなたにも知ってほしいハンセン病とともに生きる人々のこと。 長嶋愛生園歴史館学芸員によるハンセン病療養所の歴史、学生の学びの発表、意見交換など。 子どもたちの遊びと学びの楽習空間へようこそ!  10:00~15:00 手作りおもちゃや積み木など、子どもたちが楽しめるおもちゃをたくさん準備しています。 考えて、触れて、作って、お話をして、そんな楽しく遊んで学べる空間を提供しています。エプロンシアターも開催します。   10月18日(日)開催 大豆を使ったお菓子教室  13:30~16:00 《事前申し込み要》 GI 値(食後血糖値の上昇)が低く、おいしい(主に大豆を使った)スポンジケーキを親子で作成します。 小麦アレルギーの方にも適応します。 対象者は小学生以上で、親子で参加が条件。参加費一人100円【定員30名】 子どものための食育(ヘルスチーム菜良)  10:00~16:00 食べ物クイズ・神経衰弱で栄養のバランスがとれた食生活を学びます! 味覚測定  ①11:00 ②13:00 ③14:00 ④15:00 おいしさって何?味覚って? あなたの味覚を測定してみませんか? 健康チェック カロリーチェック!!  10:00~12:00 13:00~15:00 あなたの食事は☆いくつ?目指せ5ツ星☆☆☆☆☆!! 食育「サッとシステム」を用いた食事診断。 健康チェック  10:00~12:00 13:00~15:00 あなたの健康チェックします! ●骨密度計測 ●体組成の測定 ●握力測定 ●30秒椅子から立ち上がりテスト ●ファンクショナルリーチテスト ※9:30より整理券を発行します。30名ずつ時間を指定して計測し、先着240名様にご参加いただきます。   10月17日(土)・18日(日) 両日開催 学びのギャラリー  10:00~18:00 人間環境デザイン学科の学生が授業で制作した作品を展示します。1回生の「デッサン」、2回生から各授業でオリジナル作品を建築やインテリア、アパレルなどいろんな分野で制作します。学生たちの学びの成果をご覧ください。 広げよう、ボランティアのWA!  10:00~17:00 学生によるボランティア活動の報告(ポスター発表)、奈良県社会福祉協議会によるブース説明。 17日(土)13:00~ E103教室にて、ボランティア報告会を行います。  自然と科学のちょこっと体験  13:00~15:00 30分程度の科学実験や科学の不思議な力を使った工作などを行います。 内容や時間、定員などは当日理科実験室に貼り出します。 茶室「ゲル庵」  17日(土)10:00~17:00 18日(日)10:00~16:00 モンゴルの遊牧民の住居のことをゲルと呼びます。遊牧民たちがホッとひと息つける空間。そんなゲルをより美しく、茶室として表現しました。今回は2つのゲル庵を制作しました。 同窓会サロン  17日(土)10:00~17:00 18日(日)10:00~16:00 畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学卒業生)みんな集まれ! 同窓生の憩いの場として、お茶タイムにご利用ください。

2015.09.08

理学療法学科松本ゼミ同窓会「松本会」開催レポート!

2015年8月29日(土)に、理学療法学科松本大輔先生のゼミ現役生・卒業生に加え、松本先生と共に研究をしておられる卒業生が集まり同窓会を開催しました。 この会は「松本会」と名付けて、毎年開催しており今回で6回目となりました!   (今回の参加者は、全員あわせて30名!) 毎年ビアガーデンに行こうと企画するのですが見事に雨で急遽居酒屋を手配してくださり屋内で・・・という流れでしたが、今回は松本先生の「もっと縦の繋がりを作れるように、多く交流できるように」というご意向もあり室内貸切りの部屋を手配し、準備しました。(当たり前のように今年も雨でした・・・)     2年前までは学生として、臨床で働かれる先輩達がまぶしくて、格好いい!という気持ちで参加していました。1年前は働き始めてすぐの時期で焦りや日々の悩みがたくさんあり先輩達に相談しすっきりとした気持ちになりました。そして今回は現在就活をしている最中の現役のゼミ生に就活の話や国家試験対策の話を少しでも役に立ててもらえるように、と先輩として話しました。 来年はどんな状況で参加できるのか・・・今から楽しみにしています! 理学療法学科8期生 田中のぞみ ●畿桜会(畿央大学・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。 詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2015.08.25

現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅢ」を開催しました。

畿央大学現代教育研究所では、学校現場における教育力向上の一助となることをねらいにして2年前より夏にワークショップを開催してまいりました。3回目となる今年は、2015年8月7日(金)に開催いたしました。   ワークショップ1:社会科教育「子供が『なぜ?』を探求する社会科の授業づくり」ワークショップ2:養護実践「発達障害のある子供の身体生から支援のあり方を探る」ワークショップ3:特別支援教育「子供たちの多様性に応える『特別でない』支援教育について考える」   現職の先生方86人がそれぞれ希望に応じて選ばれたワークショップで、ホスト役の本学教員の話題提供や提案に積極的に参加いただきました。参加者の中には本学を卒業し、教職についている卒業生もおり、中堅やベテランの先生方の熱意に触れながら活動させていただきました。   ワークショップ1:社会科教育「子供が『なぜ?』を探求する社会科の授業づくり」 【担当:教育学部現代教育学科 小谷恵津子講師】 初めに社会科における問題解決型の学習指導の重要性や授業づくりのポイントの提案を行ないました。小学校中学年、高学年、中学校に分れ、使用する教科書や資料集などをもとに選んだ単元で、学習のねらいとなる「社会のしくみ」(因果関係)とその探究のための『なぜ』の問いの設定を行いました。そして、『なぜ』の問いの発見や、子どもから出されると想定される予想を検証するために必要な資料を、コンピュータ室での資料検索も行いながら選定しました。ワークショップの最後には、『なぜ』の問いの探究を柱にした問題解決型の授業プランを、グループごとに発表し合いました。     ワークショップ2:養護実践「発達障害のある子供の身体生から支援のあり方を探る」 【担当:教育学部現代教育学科 岡本啓子教授・古川恵美准教授】 「発達障害のある、あるいは、あるかもしれない子供の『どこ』を『なに』を見るか、家族から子供のことを聞くとき『どこ』を『なに』を知りたいか」という問いかけから始め、保護者の子供の捉え方の具体的な事例の解釈を参加者全員で行いました。養護教諭としての経験から様々な解釈ができるが、子供が『なぜ』『そう』を“体”で示しているのかという解釈に絞り込めるよう準備したワークシートを活用し、記述しながら交流を行いました。決して正解があるものではありませんが、交流により参加者の解釈の幅が広がることに繋がることを期待しました。       ワークショップ3:特別支援教育「子供たちの多様性に応える『特別でない』支援教育について考える」 【担当:教育学部現代教育学科 大久保賢一准教授】 発達障害特性に関連する「注意機能」や「他者意識の推論」に関わる実験のデモンストレーションを行い、条件によっては皆が困難性を抱えうるということを共有しました。また、そのような困難性を前提として「効果的に子供たちに伝えること」「効果的に子供たちを褒めること」をテーマとした演習を行い、参加者間で様々なアイデアを交換しました。最後にそれらのかかわり方のエッセンスは、「特別支援教育」の枠に限定されない「ユニバーサルデザイン」に繋がるというまとめを行いました。     熱が入った午前中のプログラムの影響で若干遅れて始まった昼食交流会では、教育学部長 前平泰志教授よりのご挨拶で当ワークショップのテーマ「学びを結ぶ」の設定の意図「大学教員とご参加頂く現職教員の皆様がワークショップで育む学びで結ばれること、それがひいては、教育現場で学ぶ子供たち、子供を育てておられる保護者の皆様の未来とが結ばれること」の説明をさせていただきました。   会食の場では,午前中のワークショップの成果を話し合われたり、日頃の業務にかかわる疑問点を大学教員に相談されたりするなど活発な交流が行われました。交流会の締めくくりでは、現代研究所所長 西尾正寛教授よりご挨拶と参加頂いたお礼を申し上げ、午後からのプログラムに進みました。   ワークショップ終了後のアンケート(参加者の皆様の声)を抜粋して紹介させていただきます。・ 一方的な授業ではなく、「なぜ」を大切にして、児童の興味を高め、学習してくことの大切さを改めて感じました。今日、学んだことをできるだけ2学期に生かしていきたいと思います。・ たくさんの先生方の事例や普段生徒と接する中で身体性に着目ということをしたことがなかったのですごく興味深かったです。・ クラスの子供たちと向き合う上で、私の指導法、子供の見方を改革していかなければならないと思うことが多くなりました。授業の中にユニバーサルデザインを取り入れるべく(授業だけでなく、子供に対しても)がんばりたいと思います。・ 比較的、時間にゆとりのある夏期に、スキルを身に付けることができる、他の学校、専門の先生方の意見が聞けるよい機会をつくっていただき、また参加したいと思いました。   すべてのプログラムが終了した後も、ホストを務めた教員に質問や相談をされている参加者の姿があり、今回のワークショップの成果を感じることができました。   畿央大学現代教育研究所では、今後もワークショップを継続していきます。現職教員の皆様の充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。   【関連記事】 「学びを結ぶワークショップⅠ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅡ」開催報告

2015.08.07

健康科学研究所プロジェクト研究成果報告会を開催します。

2015.07.28

ニューロリハビリテーションフォーラムを開催しました~ニューロリハビリテーション研究センター

平成27年度の畿央大学ニューロリハビリテーションフォーラムを、7月25日(土)に開催致しました。 このフォーラムは、ニューロリハビリテーションセミナーでの情報や知識などの神経科学的知見に基づき、どのように実際の症例の症状を捉え、クリニカルリーズニングしていくか、参加者と共に議論しながら模索していく場として、昨年度から開始いたしました。   今回は畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの高次脳機能学部門、身体運動制御学部門にそれぞれ関連する内容から構成されました。   高次脳機能学部門からは、失行症の症例呈示を信迫が行いました。オープニングとして松尾教授から失行についての説明および失行発現に関わる神経ネットワークの説明、リハビリテーションの問題点として臨床試験が少なく、エビデンスが不足していることが指摘されました。クロージングでは、森岡教授より失行の病態を細分化して評価すること、またインパクトに関する調査の必要性が示されました。症例呈示に関しては、フロアから症例に関する質問、評価に関するアドバイスを頂くことができました。また発表後にも、症例について、失行に関する神経科学的知見やリハビリテーションについて、多くの方とディスカッションさせて頂き、大変有意義な時間となりました。     身体運動制御学部門からは、渕上先生より脳卒中後歩行障害の症例呈示が行われました。オープニングでは岡田助教より歩行障害に関する神経基盤、歩行障害からの回復に関する神経機構、そして有効性が報告されているリハビリテーションについて紹介がありました。 渕上先生による症例呈示では、病期により優先順位が刻々と変化していく中で、その問題を的確に捉えていく手続き、そしてその回復に関するニューロリハビリテーション技術の適用と検証が示されました。時間の関係で、プレゼン中のディスカッションは制限されてしまいましたが、終了後にも多くの方が残ってディスカッションされており、有意義な症例呈示となりました。またクロージングでは、冷水准教授より歩行障害とその回復に関する神経科学的知見を臨床において応用していく困難さが示されると同時に歩行障害例に対して神経科学的知見を適用し、科学的根拠に基づき、思慮深く治療を選択していくことの重要性が示されました。     得てして曖昧になりがちな臨床作業を出来るだけクリアにし、最適な介入手段を選択していくことはリハビリテーション全体にとって、そして患者さんの利益を考えても、とても重要なことだと思います。しかしながら、臨床では、熟考できる時間は限られていますし、1人では荷の重い作業になります。そのため、本フォーラムのように、実際の臨床例を基に、様々なフィールドを持つ臨床家が集まり、問題をシェアし、共にディスカッションする機会は非常に重要と思います。形態は変更いたしますが、畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは、このような場を提供し続けて行きたいと思います。   最後に参加して頂いた皆様と症例呈示にご協力して下さった患者様に深謝いたします。 ありがとうございました。   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 特任助教 信迫悟志

2015.06.16

平成27年度ニューロリハビリテーションセミナー機能編Aを開催しました。

2015年6月13日(土)-14日(日)に畿央大学冬木記念ホールにて「ニューロリハビリテーションセミナー機能編A」が開催されました。日本全国から300名以上の方々にお越し頂き、ありがとうございました。   今年度からニューロリハビリテーションセミナーはリニューアルされました。これまでの「基礎編」の内容をYoutube動画「10分でわかる脳と構造と機能」配信での自己学習とさせて頂き、今年度のセミナーではより応用的・実践的な内容を充実させるために「機能編A」「機能編B」「病態・臨床編」と刷新。今回はその中の「機能編A」が開催されました。     第1講座は松尾篤教授による「情動の神経機構」であり、対他者における「社会的コミュニケーション」の中核を成すものを解説して頂きました。情動はリハビリテーションの現場で直接的に扱うテーマではないかもしれません。   第2講座は前岡浩助教による「記憶の神経機構」であり、記憶に関する用語の整理から、神経心理学的知見から神経科学的知見までが丁寧に説明されました。記憶障害を持つ患者さんの理解と治療の一助となればと思います。   第3講座は私(大住倫弘)による「視覚・体性感覚の神経機構」でした。視覚と体性感覚のそれぞれの神経科学的知見とその統合、アクティブタッチ、アウェアネス、ラバーハンド錯覚、セルフタッチと様々な視点から講義させて頂きました.   第4講座は森岡周教授による「注意の神経機構」であり、注意障害や半側空間無視の病態に関してはもちろん、分かりやすく日常生活における注意の働きに落とし込みながら講演されました。         第5講座は河村民平先生による「言語の神経機構」でした。「言語の神経機構」は今回から新しく導入された講座であり、言語聴覚士の先生方にも興味を持って頂けたと思います。音声言語、単語、範疇化、概念化、文の理解に関する神経機構、文法処理や言語情報処理を支える神経ネットワークなどが解説されました。   第6講座は信迫悟志助教による「上肢運動の神経機構」でした。サルおよびヒトにおける到達運動・把握運動の神経機構が、背側‐背側経路、背側‐腹側経路に分けて細かく解説されました。   第7講座は岡田洋平助教による「姿勢制御の神経機構」でした。脊髄、大脳基底核、前庭、小脳、大脳皮質がどのように姿勢制御に関与しているのかが詳しく解説されました。 第8講座は冷水誠准教授による「運動学習の神経機構」でした。報酬が運動学習に与える影響、順モデル・逆モデルについての神経機構を解説されました。スライドの間に分かりやすい(面白い)例えをはさみながら説明して頂きました。   さて、今年度からセミナー前日の午後、ニューロリハビリテーション研究センターを「オープンラボ」として開放して脳機能イメージング実験を体験していただきました。少人数のグループで測定したいものを話し合って実際に測定し、できる範囲で解析をしました(解析の残りはメールでお送りすることになっています)。実際に自分の脳活動が測定できるとなると、皆さん興味を示されていました。     今回のセミナーは「講師からの講義を聞く」というスタイルでしたが、今後、「ニューロリハビリテーションフォーラム」と「身体運動制御学/社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」を予定しています。 「ニューロリハビリテーションフォーラム」は実際の症例のリハビリテーションについて皆さんでディスカッションをする時間を設け、「身体運動制御学/社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」はポスター演題も募集しています。未完成なもので大丈夫ですので是非ともエントリーしてみて下さい。どちらもまだ募集は締め切っておりませんので宜しくお願いします。   最後になりましたが、受講された方々、運営スタッフの皆さんに感謝申し上げます。有難うございました。   畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 助教 大住倫弘

2015.06.12

身体運動制御学/社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会のご案内

畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター主催 研究会のご案内 ニューロリハビリテーションは、神経科学に基づくリハビリテーションであり、神経科学に関する最新の知見の臨床的応用が要求されます。ヒトの多様で柔軟な身体運動の制御・学習を科学的に捉えるためには、運動学・運動力学を基礎としたバイオメカニクスだけでなく、神経科学の理解と応用が必要になります。これにより身体運動制御のメカニズムを包括的に解釈でき、各個人の呈する現象や病態に応じたリハビリテーションが可能になると考えられます。 また、ニューロリハビリテーションは、ヒトの社会的行動を基盤にして実践されるべきであり、その社会的行動には共感、心の理論、自己・他者意識、利他的行動、道徳、倫理など様々な範囲にまで及びます。これらヒトの社会的行動に関する科学的知見を整理し、医療あるいは社会におけるヒトの理解、ヒトの心の理解が深まることで、よりよいリハビリテーション医療の実践につながると考えています。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターでは、上述した2つの領域に関連した研究会を開催します。「身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会」ではヒトの身体動作の制御システムを神経科学に基づく新しい視点で理解すること、「社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」では動物の社会的行動に関連する既存の学問分野を超えた新しい視点での研究成果を理解することを目指しています。本研究会では、これまでのニューロリハビリテーション研究と融合・発展させるために、セラピストと研究者が集まりディスカッションすることを通じて、日本におけるこの分野の発展と推進に貢献することを目的としています。   本研究会では、招待講演、指定演題発表、ポスター発表のプログラムを準備しております。参加のみでも可能ですが、是非ともポスター演題にも積極的にご応募いただき、活発なディスカッションの中から、これまでのセミナーとは違う学びの場、研究の場が創発されればと考えております。皆様のご参加をお待ちしております。   第1回 身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会 日 時:平成27年12月5日(土)10時10分開会(受付9:30)〜16時50分閉会 会 場:畿央大学   身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会プログラム 招待講演 野村 泰伸 先生(大阪大学基礎工学研究科機能創成専攻 教授) ヒト静止立位と歩行運動の安定性と揺らぎの定量化と数理モデルシミュレーション 立位姿勢および歩行運動の動的安定性と疾患に起因するその不安定化の発現・発症メカニズムの理解を目指した研究をご紹介します。特に、柔軟性を保ちつつも外乱や生体システムパラメータの変動に対してロバストな安定性を実現する身体運動の神経制御メカニズムについて考えます。脳・神経系にとって被制御対象である身体機械力学系の状態の変動を考えたとき、「柔軟性」は、一方では定めされた状態からの変位・変動を許容する適応的性質と見なせますが、他方では好ましい状態からの大きな変位・変動を引き起こし、安定性が低い状態を生み出す原因と見なされます。しかしながら、健常な生体機能は、しばしば柔軟性と安定性という相反する性質が共存する状態として表出することが知られており、それは静止立位姿勢動揺や歩行リズムが示す「ゆらぎ」の非定常性やフラクタル性などによって定量化されます。この講演では、「ゆらぎ」の定量化とその生成に関わる脳・神経系による運動制御メカニズムについて議論します。   花川 隆 先生(国立研究開発法人 精神・神経医療研究センター、脳病態統合イメージングセンター 部長) 歩行の神経制御機構 臨床神経生理学的手法やイメージングを用いた姿勢・歩行研究をレビューし、歩行や姿勢に関わる中枢神経制御と歩行障害疾患の病態生理を理解することを目指す。 指定演題発表 奧埜 博之(摂南総合病院) 狭い間口通過時に生じるすくみ足の発現機序の検討   石垣 智也(畿央大学大学院健康科学研究科 博士後期課程) ライトタッチ効果の神経メカニズムに関する検討 ポスター発表: 詳細は「ポスター応募要領」をご覧ください。   第2回 社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会 日 時:平成27年12月6日(日)10時10分開会(受付9:30)〜16時50分閉会 会 場:畿央大学   社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会プログラム 招待講演 村井 俊哉 先生(京都大学大学院医学研究科脳病態生理学講座 教授) 「社会性」という視点から心の病気について考える 人が社会の中で生きていくということは、単純化して言えば、他者が発信する社会的情報を読み取り、そして自らも社会に向けて情報を発信、そして行動していくことである。「社会的動物」と言われる人間において特に発達したこのような能力は総称して「社会的認知」と呼ばれる。そして、その基盤となる脳構造・ネットワークが次第に明らかにされている。扁桃体や、前頭葉・頭頂葉・側頭葉の諸構造を含むこれらの脳領域は「社会脳」と総称されている。情報の読み取りの側については、他者の表情からその感情を推測するような比較的単純な能力から、いわゆる「空気を読む」能力のような極めて高度な能力までが含まれる。これらの能力の脳内基盤が、脳損傷例を対象とした研究と機能的脳画像研究の両面から明らかにされてきた。扁桃体や内側前頭前皮質は、これらの能力に関わる代表的脳構造である。一方で、実際に私たちが社会の中でどのように行動するか、という情報・行動の発信の側には、もう一段階複雑な問題が内在している。私たちが社会の中でどのように振る舞うかは、私たちの能力のみで決まるのではなく、私たちの「価値観」が大いに関係するからである。人間の多様な「価値観」を決める軸の中で代表的なものは、利己性・利他性の軸である。人は自分の利益のためにのみ行動するのだろうか? あるいは、他者の幸せが自分の幸せともなるのだろうか? これは価値観の問題であり、そしてその価値観には大きな個人差がある。そして、最近の研究からは、このような個人差も、特定の脳領域や神経伝達物質の働き、さらには遺伝子で、部分的には説明できることがわかってきている。翻って考えてみると、リハビリテーション分野における医療実践とは、病気を扱うと同時に個人の価値観に向き合う営みである。近年、多分野の研究者が集まり活発な議論を繰り広げている社会性の脳科学の知見は、医療実践に携わる者にとっても、自らの日々の営為を振り返る上で、ユニークな視点を提供してくれるだろう。   平田 聡 先生(京都大学野生動物研究センター熊本サンクチュアリ 教授) チンパンジーの社会的知性 チンパンジーはヒトに最も近縁な生き物である。彼らについての研究によって、人間の本性の進化的基盤の理解に至ることができる。社会的知性仮説では、知性の進化は複雑な社会に起因すると主張される。社会の中で、個体は様々な社会的課題に直面する。他者との競合、協力、葛藤解決などである。話者はこれまで、様々な社会的場面を実験的に作り出して、類人猿の社会的知性に関する研究をおこなってきた。例えば協力に関する研究では、2個体のチンパンジーが1本のひもの両端をそれぞれ同時に持って引っ張ると報酬が得られるという課題を設定した。この課題でチンパンジーは自己の行動を相手に合わせて調整することを学習することができた。その他、アイトラッカーや脳波測定、超音波画像診断装置などの最新の機器を使って類人猿の認知と行動を比較する研究をおこなってきた。本講演ではこうした研究成果について概観し、人間の心の進化的基盤について考察したい。 指定演題発表 松尾 篤(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター教授) 自己評価と社会性   西 勇樹(畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程) 疼痛閾値と内受容感覚の感受性および不安との関係性 ポスター発表: 詳細は「ポスター応募要領」をご覧ください。   ポスター発表応募要領 下記フォーマットをダウンロードして抄録を作成し、メール添付にて送信してください。 ※研究会により送信先アドレスが異なりますので、ご注意ください。   抄録書式   抄録サンプル  抄録データ作成送信先および注意事項 ●12月5日(土)「身体運動制御学とニューロリハビリテーション研究会」 立位姿勢、歩行、その他の身体運動の制御、学習に関連した基礎研究から、臨床研究まで広く募集します。また、身体運動制御学に関連した症例報告でも構いません。 提出先:s.nobusako@kio.ac.jp ●12月6日(日)「社会神経科学とニューロリハビリテーション研究会」 特に研究領域の指定はありません。神経科学的内容を含んでいない人文科学分野、精神心理学分野、医療コミュニケーション・行動学分野などからの発表も歓迎します。また、社会神経科学に関連した症例報告などでも構いません。 提出先:m.ohsumi@kio.ac.jp 文字数の制限はありません(但しA4用紙1枚以内)。 Microsoft Word(MS明朝・12ポイント)で作成ください。 アブストラクトの編集はこちらでは行いません。お送り頂いた状態を完成版として抄録集にまとめますので、誤字・脱字等のご確認をお願いします。 文字化け対策の為、WordとPDFの両ファイルをお送りください。 締切 平成27年11月25日(水)   参加申込について 申込フォームに必要事項を記入の上、お申し込みください。 ※お手数ですが備考欄に「ポスター発表の希望の有無」について必ずご記入ください。 →研究会 申込フォーム 参加費用 両研究会2日間参加:5,000円 どちらかの研究会のみ1日参加:3,000円   問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター事務局(畿央大学 総務部) TEL 0745-54-1602  E-MAIL soumu@kio.ac.jp

2015.05.27

畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅢ」開催のご案内

教育現場における教育力向上の一助となることをねらいに、畿央大学現代教育研究所が主催するワークショップの第3回です。今回はより多くの皆様に参加して頂きやすいよう「大阪府教育センター 平成27年度大阪府教職員自主研修支援事業 大学・専修学校等オープン講座」に参画させて頂いての実施です。   今年のワークショップは、 「子供が『なぜ?』を探求する社会科の授業づくり」(小・中学校教諭・教職員対象) 「発達障害のある子供の身体性から支援のあり方を探る」(全校園養護教諭・教職員対象) 「子供たちの多様性に応える『特別でない』支援教育について考える」(全校園教諭・教職員対象) の3つです。   テーマ「学びを結ぶ」は、子供の未来のために、私たち大学教員とご参加いただく現職の教育関係者の皆様がワークショップで育む学びで結ばれることを願って設定したものです。夏季休業中の研修として利用していただけるよう、教育にかかわる多くの皆様のご参加をお待ちしております。   畿央大学現代教育研究所主催 『学びを結ぶワークショップⅢ』 9時30分~9時50分 受付 (P棟2階) 【1限目】 10時~12時 ワークショップ①  社会科教育 子供が「なぜ?」を探求する社会科の授業づくり   P 棟2階 P203 講義室 ワークショップ② 養護実践 発達障害のある子供の身体性から支援のあり方を探る   P 棟2階 P204 講義室 ワークショップ③ 特別支援教育 子供たちの多様性に応える『特別でない』支援教育について考える P 棟3 階 P301教室 12時10分~13時20分 昼食交流会 (R棟1階食堂) 本学食堂にて、簡単な食事を準備させていただきます。≪無料≫昼食をとりながら、日頃の教育に関する思いや悩み、希望などを話し合い、交流しましょう。 【2限目】 13時30分~15時30分 ワークショップ①  社会科教育 子供が「なぜ?」を探求する社会科の授業づくり   P 棟2階 P203 講義室 ワークショップ② 養護実践 発達障害のある子供の身体性から支援のあり方を探る   P 棟2階 P204 講義室 ワークショップ③ 特別支援教育 子供たちの多様性に応える『特別でない』支援教育について考える P 棟3 階 P301教室   【申込方法】 申し込み票に、必要事項をご記入の上、E-mail または FAXにて送信してください。   【送付先】 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2  畿央大学総務部 畿央大学現代教育研究所ワークショップ係 宛 FAX:0745-54-1600  E-mail:rime@kio.ac.jp   【問い合わせ先】TEL:0745-54-1602 畿央大学総務部      ▼詳細はPDFをご覧下さい(クリックで開きます)。    

2015.05.20

平成27年度畿桜会(同窓会)役員会・総会・懇親会を開催しました。

過去最高となる131名の卒業生、教職員らが集まりました!   畿桜会(きおうかい)は、畿央大学、畿央大学短期大学部、桜井女子短期大学の卒業生約1万人のための同窓会組織です。 2015(平成27)年5月17日(日)、晴天に恵まれた同窓会日和のなか、総会および懇親会に過去最高の131名のご参加をいただきました。     総会開催の前に、午前10時から役員会が行なわれ、参加役員23名により、事業報告等の総会議案の確認と今後の畿桜会の発展のための意見が交わされました。     総会は定刻11時より食堂棟地階で、唄大輔会長の議事進行のもと行なわれました。冬木智子学長先生のご挨拶では「古巣に帰って来られ、またお会いできた喜びはひとしおです。これからも大学の発展にお力をお願いします。」とのお言葉をいただきました。   平成23年度から始まった同窓会の部会開催の補助金については、昨年度から適用基準を大幅に緩和したことで利用が伸びました。総会決議により補助金の枠を決めていますが、平成27年度はさらなる活発化を期待して120万円に増額することになりました。(HP参照) また、同窓会費の徴収について、畿桜会会則第8条(会費)の項を下記のように改めることが承認されました。   『正会員は所定の修業年数に応じ、終身会費として1年につき4,000円16,000円を納入しなければならない。但し、準会員として納付した金額は終身会費の全部または一部に充当することができる。 2 準会員は授業料と同時に、4年を限度に各年度の会費として4,000円を納付しなければならない。』   この改定によって、他学から助産学専攻科に進学し畿桜会に入会する会員については16,000円を徴収することになります。   その後、平成26年度決算・事業結果報告、平成27年度予算・事業計画が承認され、最後に新役員紹介があり、今後みんなで畿央大学および畿桜会の発展を誓いあいました。     正午からは、新食堂R棟1階に会場を移して、冬木正彦理事長のご挨拶、白石裕大学院教育学研究科長の乾杯の音頭で懇親会を行いました。卒業後数年が経って先生や旧友に会えた喜びを抑えきれない様子や今の職場のことなどの話が飛び交い、みんな笑顔で語り合っていたのが印象的でした。昨年新築したR棟は明るくて広々としており、ほとんどの卒業生にとっては初めて見る光景だったと思います。     ビンゴゲームの司会は、恒例により新任代表幹事さん5名の方に務めていただきました。今年の1等は「ペア温泉宿泊など選べるカタログギフト3.3万円相当分」、2等「フットマッサージ器」、3等「ドライヤー」、4等「ウェアラブル活動量計」、5等「音波振動エステブラシ」6~20等「ワイン」or「クオカード」まで、豪華景品が当たりました。 見事ゲットされた皆さま、おめでとうございました。     なお、来年、平成28年度の総会は、2016(平成28)年6月19日(日)と決定しました。多数のご参加お待ちしています。