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2018.03.14
人間環境デザイン学科「2017年度卒業研究・作品展」を開催しました。
2018年3月10日(土)、3月11日(日)の2日間にわたり、人間環境デザイン学科2017年度卒業生の「卒業研究・作品展」が大和高田さざんかホールにて開催されました。建築・インテリア系、アパレル系の作品と論文のパネル展示、合計46点が展示されました。 この学外展示に先立ち、2月には学内で卒業研究講評会を行い、教員の選考により、学長賞1名と優秀賞3名を決定しました。講評会1日目は各教員が学生のもとを訪れ、学生一人ひとりが作品・研究に込めた思いやコンセプトを説明します。 1日目の講評会をもとに教員の選考により選ばれた13名が、教員・4回生を前にプレゼンテーションを実施しました。学長賞および優勝賞に選ばれた作品は、卒業研究・作品展で広い展示スペースが与えられます。 それでは、平成29年度の学長賞と優秀賞をご紹介します。 ■学長賞 「無限成長美術館 ~国立西洋美術館のその後~」中村大志 ■優秀賞 「導管と光帯 ~志摩コンベンションセンター~」荒木田夢華 ■優秀賞 「幸せの花実 -下市の素材を使って-」前垣祥子 ■優秀賞 「アニメを用いた地域活性化について」田村光 その他の作品・論文も力作揃いで、とても見応えのある展示会となりました。当日は、奈良新聞社と朝日新聞社の取材も入り、学生たちも晴れ晴れとした表情で取材に応じていました。 たくさんのOB・OGや一般の来場者の方々にお越しいただき、大盛況となりました。ご来場いただきました皆さま、ありがとうございました。 【関連記事】 人間環境デザイン学科 作品ギャラリー
2018.02.20
「第4回かしば産業展」に出展します!
畿央大学は2008年に香芝市との包括的な連携協定を結び、様々な連携事業を行っています。今年も「かしば産業展」に4年連続で協力し、パネルブースの出展および舞台発表(13:50~)を行います。ぜひご来場ください! ▼画像クリックでPDFが開きます 「かしば産業展」は、香芝市内の産業・事業所の魅力を広く市民に知ってもらい、市民・出展企業との交流を通して自社のPRや情報発信を行うものです。香芝市内商工業の活性化、ひいては香芝市全体の活性化に結び付けていくことをめざし、2015年から開催されており、今回で4回目の開催となります。 ◇イベント名 第4回かしば産業展 【入場無料】 ◇日 時 2018(平成30)年3月4日(日)10時~15時 (雨天決行) ◇会 場 香芝市ふたかみ文化センター(香芝市藤山1-17-17) (第3回かしば産業展の様子) 関連リンク 【香芝市役所商工振興課facebookページ(かしば産業展)】
2018.02.01
健康栄養学科の学生が考案した商品が販売開始!~橿原市・橿原商工会議所連携「かしはら逸品創出プロジェクト」
7事業所より8つの新商品・メニューが、2月1日(木)販売開始! 橿原市・橿原商工会議所との産官学連携プロジェクトは2009年に始まり、2017年で9回目となります。今年度は橿原市を想起させるふるさと名物を創出する「かしはら逸品創出プロジェクト」に健康栄養学科2回生26名が7チームで参加しました。 ▼案内チラシ(画像クリックでPDFが開きます) 橿原市市内見学バスツアー(9月23日)、事業所と顔合せ会(10月11日)、試作(10月~11月)、新作見本市(12月6日)を経て、学生たちは橿原市(古代大和飛鳥の歴史)を想い起させるメニューを提案しました。 12月6日以降は各事業所で商品完成をめざし、2018年2月1日(木)より販売されることになりました。 「ローカーボ(低糖質)スイーツギフト」 「ちょこっと・菓子・ジンジャー」 「かしはら減塩弁当」 「古代のぬくもり「ホッ、とパイ」」 「ハルメクトキメク柚子ハンバーグ」 「野菜たっぷり大和三山ランチ」 「かしじんチョコサラミ」 「橿原ジンジャーシフォン」 詳細は橿原商工会議所作成のチラシでご覧になれます。ぜひご賞味ください! 橿原商工会議所HP ●橿原商工会議所・橿原市とのプロジェクト過去記事はコチラから
2017.12.31
第6回ポジティブサイコロジー医学会学術集会でKAGUYAプロジェクトの研究成果を発表!~理学療法学科教員
平成29年11月25日(土)、慶應義塾大学日吉キャンパスで行われた第6回ポジティブサイコロジー医学会学術集会にて広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトの研究成果に関するポスター発表を行いました。学会名称の通り、精神・心理系の学術集会であり、マインドフルネスやWell-Being、さらには禅といった非常に幅広い領域から心身への影響を医学的に捉えていくというものでした。 ※広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトは、地元広陵町と畿央大学が連携して地域住民の健康を支援しながら「元気のヒケツ」を探る地域密着型研究プロジェクトです。詳細はホームページをご覧ください。 ▲慶應義塾大学日吉キャンパス正面。非常に綺麗です。 私は「地域高齢者の運動習慣形成に影響する心理的要因の検討:KAGUYAプロジェクト」というタイトルで発表をおこないました。内容は地域高齢者の中で一定の運動習慣形成がなされている方は主要5因子による性格分類で外向性・開放性性格を有しており、主観的健康感(自分自身を健康と感じる強さ)が高く、ある程度転倒に対して恐怖感を抱いている方々であるというものです。学会の主要テーマからはやや離れていることからディスカッションが活発にできるかやや心配でしたが、様々な職種の方から質問やアドバイスを頂きました。 ▲発表で用いたポスター 特別講演では「公衆衛生とポジティブサイコロジー」というテーマもあり、ソーシャルキャピタル(地域とのつながり)と要介護リスクとの関係性についてのお話など、本プロジェクトに関係の深い話も多くなされていました。普段参加するリハビリテーション関連や老年医学系の学会とは少し異色な学術集会でしたが,新しい研究に参考になるヒントなども得る事ができ有意義な時間でした。 理学療法学科准教授 高取克彦 ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ KAGUYAプロジェクトに関する記事はコチラから!
2017.12.28
本学のICTへの取組みがマイナビニュースで紹介されました。
本学における全学生へのタブレットPC4年間無償貸与と Microsoft Azureフルクラウド化について、マイクロソフト社の事例紹介として、本日、ニュースリリースされました。全学生 2,212 名へ Surface を貸与し、主体的に学ぶ姿勢を持った健康と教育のスペシャリスト養成を進める本学の取り組みが評価されています。 ▼マイクロソフト社事例紹介https://www.microsoft.com/ja-jp/casestudies/kio3.aspx ▼マイナビニュースhttps://news.mynavi.jp/kikaku/azure_case_td-42/
2017.11.29
2017年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展のご案内(学外)
2017年度の人間環境デザイン学科 『卒業研究・作品展』は、大和高田さざんかホールで行います。在学生の4年間の集大成となる卒業研究・作品45点が展示される予定です。ご来場を心よりお待ちしております。 ▼昨年の様子 会 場 大和高田さざんかホール 展示ホール奈良県大和高田市本郷町6-36【TEL】0745-53-8200 ※さざんかホールには一般来場者用の駐車場はございません。 お車でお越しの際は、JR高田駅西側の市営の立体駐車場をご利用ください。(有料) 主 催 畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科 日 時 2018年3月10日(土)10:00~18:00 2018年3月11日(日)10:00~16:00 備 考 入場無料 ▲画像はクリックで拡大できます。 【関連リンク】 ●人間環境デザイン学科「2016年度卒業研究・作品展」を開催しました。 …昨年のイベントレポート ●人間環境デザイン学科 作品ギャラリー …過去の卒業作品をまとめた特設サイト
2017.10.17
畿央生が考案した麺メニューが香芝SA・岸和田SAで販売されます~近鉄連携「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」
近鉄連携 西名阪自動車道 香芝SA・阪和自動車道 岸和田SAで 畿央生が創作した「麺メニュー」販売スタート! 畿央大学は今年も株式会社近鉄リテーリングと連携して、西名阪道 香芝サービスエリアで提供する「麺メニュー開発」に取り組んでいます。昨年は「丼メニュー開発」に携わり、グランプリ受賞の「大和ポークねばねばアボカ丼」、準グランプリ受賞の「まほろば大和のうるわし豚丼」は香芝SAのフードコートで、特別賞受賞の「1杯で2度美味しい一石二豚丼」、「ヤマトポークのトントン丼」は岸和田SAで提供されました(現在は販売終了)。 そして、今年は「麺メニュー」をテーマとして、2017(平成29)年7月8日(土)に開催された㈱近鉄リテーリングと畿央大学の連携事業「香芝サービスエリアメニュー開発プロジェクト」コンテスト(審査会)でグランプリ・準グランプリ・特別賞を受賞した5つのレシピが商品化されることになり、販売に先立って香芝サービスエリア(以下、SA)で試食会が行われました。 平成29年10月13日(金)授業後に、岸和田SAで販売される特別賞受賞2グループ7名は16時20分から西名阪自動車道香芝SAへ出発し、香芝SAで販売されるグランプリ・準グランプリ受賞3グループ10名は17時50分から同じく香芝SAへ出発しました。(指導教員:中谷友美先生、米田武志先生) 11/1(水)岸和田SA下り線(和歌山方面行)で、販売開始! まずは岸和田SAで販売される特別賞の“大和芋のぶた都旅虜(とろろ)そば”と“ヤマトポークのみそ豆乳醤ラーメン”を美味しくいただきました。岸和田SA田村料理長から変更点の説明や美味しさを引き立たせる方法などをお聞きしました。学生たちは疑問に思う点を積極的に質問し、納得いくメニューが完成しました。 大和芋のぶた都旅虜そば ヤマトポークのみそ豆乳醤ラーメン ▼岸和田SA販売分 ヤマトポークのみそ豆乳醤ピリ辛ラーメン 950円 大和芋のぶた都旅虜そば 850円 ▲画像クリックで、チラシを拡大します。 10/19(木)香芝SAにて、販売開始! 次に香芝SAで販売されるグランプリ賞の“奈良の野菜山”と準グランプリ賞の“柿揚げうどん” と“大和のふるさとうどん”を美味しくいただきました。このプロジェクトの最初からお世話になってきた香芝SA下出料理長から変更点の説明やコストパフォーマンスと美味しさを保つ調理方法をお聞きしました。食材の切り方やいろどりについてお聞きし、教室での学習とは違った現場での調理方法を学び、学生たちは積極的に質問をしていました。 奈良の野菜山 香芝SA上下線で販売開始! 大和のふるさとうどん 香芝SA下り線(天理・名古屋方面行)販売開始! 柿揚げうどん 香芝SA上り線(大阪方面行)販売開始! 試食会も終了し、西名阪香芝SAでは10月19日(木)から、阪和岸和田SAでは11月1日(水)から販売となる予定です。どちらのSAも一般道を通って行くことができます。(一般道からの専用駐車場もあります) 西名阪自動車道大阪行きの上り香芝SAで “奈良の野菜山うどん”と“柿揚げうどん”、名古屋行きの下り香芝SAで”奈良の野菜山”と“大和のふるさとうどん”が販売され、阪和自動車道和歌山行きの下り岸和田SAで “大和芋のぶた都旅虜そば”と“ヤマトポークのみそ豆乳醤ラーメン”が販売されます。みなさんも畿央大学生が考案した麺メニューをぜひお召し上がりください。 ▼奈良の野菜山うどん <香芝SA上り・下り共通> 780円 ▼柿揚げうどん <香芝SA上り:大阪行き、京奈和自動車道 御所南PA> 680円 ▼大和のふるさとうどん <香芝SA下り:名古屋行き> 680円 ▲画像クリックで、チラシを拡大します。 11/17(金)御所南PAにて、販売開始! 京奈和自動車道の御所南パーキングエリアでも、“柿揚げうどん・そば” が販売されることになりました。 うどん・そばの単品680円と、鶏飯付き820円もご賞味いただけます。 【関連記事】 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」 審査会が開催されました! 近鉄連携「香芝SAフードコート メニュー開発プロジェクト」 レシピ検討会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート 麺メニュー開発プロジェクト」プレゼンテーション会を開催! 近鉄連携「香芝SAフードコート 麺メニュー開発プロジェクト」でサービスエリアを見学! 近鉄連携「香芝SAフードコート 麺メニュー開発プロジェクト」が始動しました! 近鉄連携 西名阪自動車道香芝サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。 近鉄連携 阪和自動車岸和田サービスエリアで畿央生が作った「大和ポークを使った丼メニュー」が発売されます。
2017.10.08
橿原市・橿原商工会議所連携「かしはら逸品創出プロジェクト」~バスで橿原市内を視察!
9年目となる畿央大学、橿原商工会議所、橿原市の産官学連携事業、9年目のテーマは「かしはら逸品創出プロジェクト」。橿原市を想い起こさせる新商品・サービス等で販路開拓・地域活性化に結びつける「ふるさと名物」づくりに、健康栄養学科の学生が取り組みます! 平成29年9月23日(土)、健康栄養学科(指導教員:松村羊子助教、柴田満助教)の20名が橿原市のことをもっとよく知るため、市内をバスで回る「視察研修会」に参加しました。 ▼まずは今井町を散策。江戸時代以来の伝統様式を保った美しい民家を見て回りました。 ▼今井まちや館では歴史的な建築様式を学びました。 その後、橿原神宮へお参りに行きました。皆のお願いが叶うといいですね! ▼酉の大絵馬の前で写真撮影をしました。可愛らしいイラストには、穏やかな年になるようにと願いが込められているそうです! お昼ご飯は、橿原商工会議所で柿の葉寿司のお弁当を食べました。 ▼柿の葉寿司ヤマトさんのお弁当。とってもおいしかったです! 今回は7つの事業所が「かしはら逸品メニュー開発プロジェクト」に参加予定です。今回の視察研修会では、バスで各事業所の店舗を順番に訪ね、実際のお店の様子を見せていただきました。各事業所さんのお店に対する思い、プロジェクトに対する思いをお話していただき、私たちもその思いに応えたいと思いました。 ▼ダイニングバー「as WINE DINING」さん ▼欧州菓子&自家焙煎珈琲「MAMAN洋菓子店」さん ▼おうちごはん「ときのは」さん 栄養面や価格のことも考えながらの商品開発は難しそうですが、今後も使える知識を身につけられる良い経験になると思うので一生懸命頑張ります! 健康栄養学科2回生 岡田涼子 平井初音 【関連記事】 2017年度 橿原市・橿原商工会議との連携事業「かしはら逸品創出プロジェクト」がスタート! 「イチゴを使った新商品開発プロジェクト」(橿原商工会議所HP) ●橿原商工会議所・橿原市とのプロジェクト過去記事はコチラから!
2017.09.06
田原本町「ご当地ナンバープレート」に本学学生のデザインが採用!~人間環境デザイン学科
包括連携協定を締結している奈良県田原本町が125cc以下の二輪車に付けるオリジナルの「ご当地ナンバープレート」を作成するにあたり、本学人間環境デザイン学科の学生のデザインが採用されました。 ▼田原本町の森章造町長(左)と最優秀デザインに選ばれた楠田さおりさん(右) この事業は、田原本町民の方が「町のアピール・活性化のためにご当地ナンバープレートが製作できないか」との要望が田原本町役場にあったことがきっかけに始まり、畿央大学もこの趣旨に賛同し、協力させていただきました。人間環境デザイン学科清水 裕子先生の指導のもと、「学生が田原本町をイメージできる」というコンセプトでデザインを行いました。 最終的には学生3名が考案した3種類のデザインの中から、田原本町民の方々による投票により選ばれ、田原本町オリジナルナンバープレートとして平成29年9月1日より交付されることになりました。(投票期間:平成29年6月1日~平成29年6月20日) そしてこの度、オリジナルナンバープレート交付日初日である9月1日(金)に、デザインを作成した学生3名が田原本町から表彰され、森 章浩町長から感謝の言葉を頂戴しました。 ▼森 章造町長 ナンバープレートとしてデザインが採用された楠田 さおりさんが最優秀デザインとして、西森 裕十さんと長井 訽さんが優秀デザインとして表彰されました。 ▼最優秀デザインを受賞した楠田さおりさんのデザイン ▼優秀賞を受賞した西森裕十さんのデザイン(上)授賞式での写真(下) ▼優秀賞を受賞した長井訽さんのデザイン(上)と授賞式での写真(下) 表彰式の中で、既に楠田さんがデザインしたナンバープレートを付けた原動機付自転車が走っていることが森 章浩町長よりお話いただきました。さらに、楠田さんがデザインしたナンバープレートを求めて早朝の4時半から並んで待つ方もいらっしゃったという逸話も教えていただき、町民の方に愛されるデザインができたのではないかと思います。 ▼楠田さんがデザインしたナンバープレート (白)50cc以下(黄)90cc以下(桃)125cc以下 ▼左から 清水 裕子先生、森 章浩町長、楠田 さおり さん、西森 裕十 さん、長井 訽 さん ナンバープレートについては田原本町ホームページでも掲載されています。 畿央大学ではこの事業の他にも様々な領域から地域との連携活動をおこなっております。今後も地域のお役に立てるよう、様々な取り組みを実施していきますので、ご期待ください! 【関連記事】 竹取公園ツリーハウスが完成!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ 「NARAソックス・プロジェクト」に参加!~人間環境デザイン学科 「バーンデザイン」農業小屋アート~人間環境デザイン学科
2017.08.31
小学生5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス」を実施しました。
「ひらめき☆ときめきサイエンス2017~大学の研究室へようこそ~」で、 小学校5・6年生 24名が、「運動中のからだのしくみ」を学びました。 8月29日(月)午前10時から行われた『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』に、元気な小学校5・6年生24名の参加がありました(奈良新聞8月30日(火)朝刊 3面にも掲載されました)。 「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、文部科学省所管の独立行政法人日本学術振興会の助成を受け、本学では、小学校高学年向けに、平成21年から毎年実施しています。 大学は教育研究機関として、国の科学研究費の助成を受けて社会に役立つ様々な研究を行っており、その成果を子どもたちにも知ってもらい、未来の科学者を育てていくのがこのイベントの目的です。 この日のプログラムは「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門」と題して、健康科学部健康栄養学科教員3名(永澤健准教授<実施責任者>、北野文理助手、横田佳奈助手)と理学療法学科教員1名(松本大輔助教)、学生18名(健康栄養学科9名と理学療法学科9名)の計22名のチームで実施しました。 事務局より簡単な事務連絡を行った後、この事業の目的と科研費について説明を行い、永澤先生から当プログラム概要とスタッフの紹介を行いました。その後、生理機能実習室に移動し、講義と実験が行われました。実験では、胸の上から聴診器をあてて心臓のドクドク音(拍動)を聞いてポンプの働きによって血液が全身に送られる様子を観察しました。運動をすると筋肉はたくさんの酸素を必要とするので拍動が増えます。そのメカニズムを把握するために体に負荷をかける前とかけた後に拍動数の違いについて確認しました。 その後、「筋肉の反応時間を知る=脳が筋肉へ指令を出す」メカニズムを理解するために、落ちる棒をつかむ時間を測定しました。また自分の腕や背中の体脂肪の厚さを測ったり、超音波を使って筋肉の量や脂肪を計測するなど、普段できない珍しい実験で、いろんな機器を使用して自分のからだの仕組みを知ってもらいました。 学食に移動して運動効果アップの食事について学びました。主菜、副菜、デザートをバランスよく食べることで筋肉をつけ骨を太くし健康な体を作ります。たくさんのフードモデルが並ぶ【食育SATシステム(※)】を使って毎日自分が食べている食事がどのくらいのカロリー、栄養素なのか瞬時に計算します。 ※食育SATシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。 ●本学の食育SATシステムを用いた取り組みはコチラから!! 食事タイムには、「まごはやさしいわ」(豆、ごま、発酵食品、野菜、魚、しいたけ、いも、わかめ)という中身の食材ゴロ合わせで、1つひとつのメニューに込められている意味を噛み締めながら、特別に発注した栄養バランス弁当を食べていただきました。 ▼『まごはやさしいわ弁当』 お腹が空いているとスポーツや勉強にも集中できません。筋肉をつけるには、肉や魚、大豆などのたんぱく質をしっかり摂取することが大切です。昼食後は生理機能実習室に戻って、光を使って体内の酸素量を測る実験です。座っているときと運動したときの酸素飽和度と心臓の拍動数を比べてみました。赤い光をあてて自分の血管を見て、ヒトの血管を全部つなげると10万km(地球2周半)にもなることを学びました。 最後の授業は、運動療法実習室に移動して理学療法学科松本大輔先生による姿勢改善と運動スキルアップエクササイズ。小学校5~6年生は、一生のうちで最も心や体が成長する時期の始まりと言われており、身長が急に伸びたり、内臓や骨、筋肉など体力や運動能力に関わる機能が大きく発達します。そのため、この時期に沢山体を動かすことは元気で丈夫な心や体を作るために必要で、現状の体力と運動スキルをチェックしました。 体力テストでは「握力」「反復横跳び」「上体起こし」の3つを測定し、運動スキルチェックでは「ボールキャッチ」「ボールねらい」「つぎ足バランス」「後ろつなわたり」「ジグザグホップ」の5つについて取り組みました。自身の得意、苦手なものを把握し、今後の改善に参考になったのではないかと思います。 以上のプログラムを朝から約7時間かけて学び、無事にすべてのプログラムが終了しました。受講生一人ひとりに冬木正彦学長から修了証書(未来博士号)が授与され、後ろで見守っていた保護者の方々からは笑みと大きな拍手が響き渡りました。 今回の参加者(児童・保護者の方)からの感想は、「いろいろな実験ができて楽しかった」「また参加したい!」「理科は好きじゃないけど楽しかった!」「筋肉や健康について学べた」等、有意義な一日を過ごすことができたとの評価をいただきました。今回の体験を通して、理科や科学に興味を持った子どもが増えてくれることを願っています。 「未来博士号」をもらった元気な子どもたち、また畿央大学に来てくださいね! ●過去に本学で実施された「ひらめき☆ときめきサイエンス」の様子はコチラから!!