2013年の企業・行政の方へ一覧
2013.07.17
産学連携 カーブス広陵馬見店との2013年度コラボ事業「骨密度測定」を実施しました。
健康志向の高い女性専用フィットネスクラブ“カーブス”をサポートしています! 畿央大学の隣のエコール真美内に2010(平成22)年春オープンした女性だけの健康体操教室カーブス広陵馬見店と連携して「骨密度測定」および「健康講座」開講を翌2011年から開始し今年で3年目を迎えました。 いつでも手軽に30分間だけ、リーズナブルな料金で健康が維持できるとあって、会員数は開業1年目300人程度から現在500人超と順調に増えてきています。 2013(平成25)7月8日、大学構内の小体育館を使って2013年度第1回目の骨密度測定会を行いました。 毎日運動していても骨密度自体はそんなに変化するものではありませんので、6ヶ月~1年の経年比較をとって大学の担当者(指導教員:理学療法学科松本大輔先生、健康栄養学科喜多雅子先生、餅田尚子先生)が診断結果についての解説とアドバイスをしました。もちろん、欠かせないのは授業の合間に協力してくれる学生たち(この日は5~6名)で、彼らにとっては課外体験授業にもなっています。 年間2~3回のペースで実施していますが、この日午前中は過去に測定した会員の経年比較を目的に約60人の方々が大学を訪れました。 カーブス会員の年齢層は50歳代から60歳代の方が多く、特に女性は更年期障害との関係から骨密度を保ちにくいといわれていて関心も高く測定申込者が殺到しています。 ふだんから健康をケアする体操、ウォーキング、ジョギングなどを行うことによって老齢化する体力の維持や転倒防止につながります。 畿央大学は健康を科学する多彩な学科を有する地域の大学としての貢献をめざしています。 【前回のブログ】 カーブス広陵馬見店連携の今年度最終の講座を実施しました。
2013.07.12
奈良県中央卸売市場連携事業 給食経営管理論実習での奈良県産食材を使った調理メニュー創作第6弾
七夕にちなんで、 「彦星様に会いたいから夏バテにはなりたくないの!“つくねの梅ソースがけ”」 奈良県中央卸売市場と連携事業「奈良県中央卸売市場から仕入れた県産食材を使用したレシピ創作」の第6弾。 7月7日の七夕にちなみ「彦星様に会いたいから夏バテにはなりたくないの!」と強調した、栄養たっぷりでもアッサリした食感をだした大和野菜を使った定食が提供されました。 2013(平成25)年7月4日の給食経営管理論実習(学生78名、指導教員:健康栄養学科上地加容子准教授、金助手、小西助手)のメニューは、 ①つくねの梅ソースがけ、 ②きゅうりの浅漬け、 ③もやしとわかめの三杯酢和え、 ④大和丸なすの冷しあんかけ、 ⑤梅ゼリー の5品です。 食べやすくしたつくねに梅ソースがぴったりで、きゅうりの浅漬けもマッチしています。 大和丸なすをたっぷり使って刻みショウガを載せたところも本日の「夏バテ防止」テーマにピッタリでした。 そして酢の物に加え、デザートに梅ゼリー、30度を超す夏模様の気候に本当に適したメニューでした。毎回思うのですが、これで350円ってみんなにとってお財布に優しく嬉しいひとときです。 そしてもちろん奈良県の台所・奈良県中央卸売市場から仕入れた大和野菜中心にバランスよく調理された畿央大学給食実習定食の人気の高さがわかります。 お昼12時過ぎには毎回、冬木智子学長、冬木正彦副学長に本日の実習成果として給食を食べていただいています。 ひととおり料理メニューの紹介と、今日の一押しをお伝えすると、今年で91歳になられる学長先生は「おいしく食べることは健康の源です。」といつもおっしゃっています。 【前回までの給食実習ブログ】 第5回メニュー:奈良県中央卸売市場連携事業 給食経営管理論実習での奈良県産食材を使った調理メニュー創作第5弾 第4回メニュー:大和野菜の丸ナスをふんだんに使った“special YAMATO lunch”に舌鼓! 第3回メニュー:奈良県中央卸売市場連携事業 給食経営管理論実習での奈良県産食材を使った調理メニュー創作第3弾 第2回目メニュー:奈良県中央卸売市場連携 給食経営管理論実習での奈良県産食材を使った調理メニュー創作第2弾 第1回目メニュー:奈良県中央卸売市場連携 給食管理論実習で奈良県産食材を使ったレシピを作っています!
2013.07.08
奈良県中央卸売市場連携事業 給食経営管理論実習での奈良県産食材を使った調理メニュー創作第5弾
今回は魚介類と大和野菜を使っての中華丼「海鮮たっぷりの中華定食」です! 奈良県中央卸売市場との連携事業「奈良県中央卸売市場から仕入れた県産食材を使用したレシピ創作」も5回目になりました。今回は登場したのは魚介類と大和筒井れんこんを使った「海鮮たっぷりの中華定食」。むき海老、イカ、あさりなどの魚介類に、白菜、玉ねぎ、人参、きくらげをたくさん使っての中華丼がメインになっています。そして、大和筒井れんこんをすり身にしたつみれ団子の中華スープが添えられています。 2013(平成25)年6月27日の給食経営管理論実習(学生78名、指導教員:健康栄養学科上地加容子准教授、金助手、小西助手)のメニューは、下記の通りです。 ①海鮮たっぷりあんかけ中華丼 ②つみれwith筒井れんこんの中華スープ ③涼拌鳥賊絲 ④秘密のスイーツ春巻き 給食調理実習は全8回ですので、中盤に入ってきて各班競い合って県産食材の何かきらりと輝く一品を考えてくれています。大和筒井れんこんをつみれに仕立てしっかりした食感を出したのが光っています。むき海老と野菜たっぷりのあんかけ丼は簡単に夏場の栄養をとるのに適したメニューです。 白板2枚のお客様へのアピールポイント表示、机上スタンドの栄養価表示などもコンパクトにまとめられています。実習食堂ガラス戸にはずっと前から今回メニューと次回メニューの食券売り切れが掲示されていました。事務局学生支援センターのカウンターに給食申込記入用紙が置かれるのですが、すぐに終了しているのが今回の連携事業人気の現れです。
2013.07.08
産学連携 JR西日本ハートイン・キオスクで弁当・おにぎり・丼の販売をめざすプロジェクトが始動!
畿央大学健康栄養学科学生の創ったお弁当やおにぎりが、 ハートインやキヨスクで発売されます! ハートインやキヨスクを全国展開する㈱JR西日本デイリーサービスネット、食品ロジスティックスの㈱日本アクセス、惣菜米飯の㈱サンデリカ(山崎製パン系列)、食品加工大手のカネ美食品㈱の4社連合の企画“管理栄養士の卵の大学生がつくったお弁当・おにぎり”商品化事業の参加学生説明会が2013(平成25)年7月4日に開催されました。健康栄養学科(指導教員:喜多雅子講師、餅田尚子助手)の学生40名が参加し、事業趣旨と今後のスケジュールについて話し合いました。 提案企業は今年1月から相愛大学(大阪)、京都光華女子大学(京都)、神戸学院大学(兵庫)で同様の事業を進めており、次は奈良ということで、産官学・地域連携に熱心な取り組みをしている畿央大学健康栄養学科が選ばれた次第です。 健康科学部の希望者約40名が10名ずつ4班に分かれてお弁当4種と丼物を、また各個人提案によっておにぎりを創作します。 この日は班分けとまとめ役のリーダー・サブリーダーを決め、管理栄養士の卵らしく栄養バランスに基づくお弁当の提案コンセプト・ターゲット層・一押し具材について班内協議を重ね黒板発表しました。 また、もっとも大事なコンビニ販売要素である原価計算と販売価格や見た目のパック容器の選定についての注意事項については、みんな聞き耳をたてていました。 今後1週間ごとに2回の話し合いを持ちながら夏休みに入る前に粗方をまとめあげ、後期10月には試作し12月にはきっとヘルシーで美味しいお弁当・おにぎり・どんぶりがエキナカショップに並びます!
2013.07.08
産学連携「不二製油㈱新豆乳クリームレシピ開発事業」がスタートしました。
油脂と大豆たんぱくを原料とする食品素材の大手メーカーの不二製油㈱(伊藤忠グループ)が世界初の特許製法でつくった新豆乳クリームを使って、畿央大学健康科学部健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授)の学生たちが自由な発想でメニューを開発する連携事業の説明会が2013(平成25)年7月4日行われました。 この新豆乳クリームの特徴は卵黄や生クリームと比べてカロリーが低く、他の食材と合わせてもその食材本来の味が損なわれず素材の持ち味を活かせることができます。またどのような食材にもマッチし食品加工の幅が広く、和洋中、デザートなど何にでも使える、まさに夢の素材として世界の食品業界から注目されています。 畿央大学では数年前から不二製油㈱と連携して健康食材「大豆」から取れた同社製品の研究の一端を担ってきましたが、今年度は新開発素材のレシピメニュー創作での協力となりました。 畿央大学ではこのような課外授業には原則就職活動や国家試験受験に影響しない1回生から3回生までの食品開発に興味のある希望学生を対象として参加募集をかけ、この日は参加希望者80名のうち約60名が説明会に出席しました。1学年が80名程度ですので全校の3分の1という脅威の参加者数です(この日は別教室で同時に「JR西日本ディリーサービスネットワーク(ハートイン、キオスク)・サンデリカ・日本アクセス・カネ美食品とのお弁当おにぎり商品化事業」説明会、参加学生約40名)が行われており、夏休みをはさんで2つの産学連携事業が同時進行します。) この日は企画担当MCAweb社の村山社長が新豆乳クリームの商品概要の説明、料理家の松村佳子さんが野菜スティックでの試食体験を担当していただきました。 この新豆乳クリームはすでに私達の身近な多くの食品で使用されており、これからもいろいろな形で使用できることが期待されることから本事業をスタートさせたものです。村山さんからお持ちいただいたのは最近話題になっているガンダム容器の豆腐です。メイン素材とけんかせず、美味しさを引き立てているのがよくわかりました。 今後のスケジュールとしては、夏休み中に新豆乳クリームがどのようなレシピに応用できるか考え、10月3日に第1回勉強会、11月7日に第2回勉強会、そして11月16日にプレゼン発表・審査会を経て優秀作品を決定していきます。 応募部門は、①スイーツ、②ベジフル、③ネオ和食、④ネオ洋食、⑤グローバルの5部門です。学生のみなさんの創作した作品は畿央大生が考案したレシピ集にまとめられて不二製油が大手食品加工メーカーに新豆乳クリームを原材料提供する際の販促資料としても利用されていくことになります。大豆という自然・健康原料から作られた“新豆乳クリーム”は不二製油の将来の中核商品として位置づけられていて、畿央大学発の新加工食品がコンビニやスーパーの店頭に並ぶ日も近いかもしれません。 ▼ 参加 学生募集チラシ
2013.07.04
開学10周年記念 教育学部シンポジウムを開催しました。
6月29日(土)13:00から、畿央大学開学10周年記念事業の一環として、教育学部のシンポジウム「21世紀を生き抜く子どもの学力形成」を開催しました。 文部科学省は、21世紀の現代社会は激動し、知識が社会や経済を動かす「知識基盤社会」の時代が到来している、と捉えています。この知識基盤社会で教育者としてどのように子どもたちにその能力を育て、学力を形成すれば良いのか、という未来へのあり方を探るために、学力形成について第一線でご活躍中の先生方をお招きしてシンポジウムが行われました。 最初に冬木智子学長が、たゆまぬ熱い教育への思いについての開会挨拶をされました。 続いて、白石裕教育学部長が、「創造的な生きる力の根源には学力があり、生きる力を育てることで子どもたちの未来を明るいものにしたい」と、このシンポジウムの目的と講師を紹介されました。 その後の基調講演では、名古屋大学名誉教授の安彦忠彦先生が、「人類レベルでの生存・持続発展が必要な時代となった21世紀において、学力は発達を達成するための部分・手段であり、人格の発達が全体・目的である。」「人格形成ならびに読み書きなどの基礎的学力が基本(不易)であり、時代や社会の移り変わりによって変化する応用部分の学力(流行)については、各自が自由に個性を発展させることが出来るように伸ばすことが大切である。」と人格形成を大切にする学力観を展開されました。 その後、3人のシンポジストの先生方からそれぞれ提言をいただきました。京都大学の松下佳代教授は、「学力は単なる知識・技能ではなく人格的要素にまで繋がる能力のひとつであり、能力を対象世界・他者・自己の3つの軸で捉えて、これらが含まれる学習活動を通して学力を形成することが必要である。特に、中心教科・言語活動だけでなく、様々な教科を通した多様な個性への気づきや教科内容の深い理解が重要である。」と説明されました。 続いて、民間塾の立場から見た現在の子どもの学習課題として、学研エデュケーショナルの青木聡教務部長は、タブレット端末を使ったICT学習により子どもたちの学力が大きく変化した例を示し、「紙のプリント教材とデジタル教材双方の良さを認めつつ、双方の連携を図ることが子どもの学力を育てる上で大切である。」と意見を述べられました。 本学の西端律子教授は、本学卒業生で斑鳩町立斑鳩東小学校(奈良県)の北口克也教諭の授業実践の映像を例示し、「昨今の教育環境の変化に伴い、ICTを使った教育方法が有効である。」と解説され、「これらの機器を使う前提として教師本人の授業力が必要である。」ことも強調されました。 質疑応答では会場の参加者から4人の先生方に活発な質問が出され、先生方も熱心に答えてくださいました。このシンポジウムは、地域の先生方を含む一般の方、卒業生だけでなく本学学生も加わっての参加者250名以上の盛況で、共に子どもの学力形成について考えるという10周年を記念する有意義なひと時となりました。 シンポジウム後の情報交換会は安井義和現代教育学科長のお礼の言葉で和やかに始まり、参加者がシンポジストの先生方を囲んで直接にお話を伺う実り多い時間を過ごすことが出来ました。 シンポジウムに関するアンケートでは参加者の満足度は高く、一般の方々も80%以上の方が、得るものがあったと回答を寄せてくださいました。 教育学部は、今後とも、子どもの教育について現場の先生方や地域の皆様とともに考え、研究し、学生を育て、情報を発信していくことをめざして活動していきます。
2013.07.03
8月8日(木)現代教育研究所主催「学びを結ぶ」ワークショップのご案内
この度、畿央大学現代教育研究所では、教育現場の先生方に活用していただくという設立趣旨に基づき、ワークショップを実施いたします。 参加される先生方には、「学びを結ぶ」をテーマに実践や討議に取り組んでいただくことで、教育現場に共通する課題の解決の一助として生かしていただければ幸いです。 また、合わせてワークショップ終了後には、日頃の教育に関する思いや悩み等を共有していただく交流会を計画しております。夏季の研修として多くの方々にご参加いただけることを期待しております。 今後とも、本学並びに現代教育研究所の活動へのご理解・ご支援のほど、何卒よろしくお願い申し上げます。 「学びを結ぶ」ワークショップ案内チラシPDF 日 時 平成25年8月8日(木) 13時00分~17時25分 (交流会 17時30分~19時30分) 場 所 畿央大学 テーマ 「学びを結ぶ」ワークショップ 内 容 ワークショップ1: 「つくる」活動で学びを結ぶ 【小学校教員対象】 理科と図工科における基礎的な知識・技能の修得とその活用 ワークショップ2: 「ICT」で学びを結ぶ 【全校園教員対象】 各教科等におけるICTの活用 ワークショップ3: 「想い」を語り、つながりを結ぶ 【全校園教員対象】 特別支援教育の充実 ※ 上記3つのワークショップより、2つにご参加いただきます。 後 援 奈良県教育委員会,宇陀市教育委員会,香芝市教育委員会,大和高田市教育委員会, 安堵町教育委員 会,奈良市教育委員会,斑鳩町教育委員会,上牧町教育委員会, 広陵町教育委員会,田原本町教育委員会 参加費 ワークショップ・交流会とも無料 参加申込方法 本ウエブサイトからチラシをダウンロードしていただき、「お申し込み票」に必要事項をご記入の上、 FAX(0745-54-1600)で送信して頂くか,直接メール(rime@kio.ac.jp)にて下記必要事項を記入 してお申し込みください。 ①お名前(ふりがな) ②参加希望のワークショップ(第1希望・第2希望) ③勤務先 ④ご住所 ⑤ご連絡先 ⑥メールアドレス ⑦交流会参加の有無 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学総務部 畿央大学現代教育研究所ワークショップ係宛て FAX: 0745-54-1600 E-mail: rime@kio.ac.jp お問合わせ 畿央大学現代教育研究所 (受付担当:総務部) TEL: 0745-54-1602 ※個人情報については,当ワークショップの受付整理以外には使用いたしません ▼案内チラシ(クリックして拡大)
2013.07.01
橿原市と包括連携協定の調印式を行いました。
かねてより多彩なイベント・事業で協力関係にあった橿原市と一層の深化を図ります! 奈良県中南和地区の中心都市の橿原市は「健康福祉増進」、「教育を通した自立と個性を活かす」まちづくりを重要施策に掲げています。まさに畿央大学の得意とする分野でもあり、ここ数年にわたり同市保険医療課、産業振興課、観光課、こども未来課等と個別イベント・事業を通して親密な関係にありました。そこで、2013(平成25)年6月28日、畿央大学は橿原市と包括的な連携協力に関する協定書を締結いたしました。 この日は橿原市から森下豊市長、藤岡孝総合政策部長、辻岡章裕健康部長、庵坂和史企画政策課長、西峯光明広報広聴課長らに来学していただき、冬木智子学長、冬木正彦副学長、金子章道健康科学部長、白石裕教育学部長、冬木美智子事務局長の立ち会いのもと、森下市長と冬木学長が協定書に署名いたしました。 橿原市と畿央大学相互が、人的・知的資源の交流・活用を図り、健康福祉の増進、教育等の多岐にわたる分野で協力し、地域社会の総合的な発展と大学の学術研究の深化に寄与する目的であり、従来からある連携事業に加えて新しい分野での取り組みが期待されています。
2013.06.19
橿原商工会議所連携「新商品開発」事業 新商品開発マッチング会を開催しました。
農商工連携「しょうが」を使った多彩な創作料理を健康栄養学科学生が提案! 4月17日参加学生の募集説明会から始まった2013(平成25)年度の畿央大学と橿原商工会議所との連携「かしはらの新商品開発」事業はいよいよ最終ラウンドを迎え、6月15日(土)に「事業者とのマッチング会」を開催しました。調理実習室において健康栄養学科(指導教員:浅野恭代教授、金一玲助手)学生11グループ・40名の学生が午後1時から創作料理を作り、講義教室において4時からプレゼンテーション、5時から試食、6時から事業者とのマッチング発表、7時から講評というロングランスケジュールで実施されました。 畿央大学生が創作したレシピの商品化が最終目標で今年で5年目の連携事業ですが、今回は先に商品化していただけそうな事業所様に名乗り上げていただいておりその取扱商品になりそうな「しょうがを使った料理」を学生たちが創作するという、よりマッチングしやすい方式にしています。 11グループから18作品がエントリーされ、材料に湯葉、味噌、抹茶、ほうじ茶、寒天、高菜漬物、餡、生クリーム、甘酒などがショウガにミックスされたバリエーション豊富な作品たちが出来上がりました。 学生にとっては自分たちの作った作品をアピールする「プレゼンテーション」が重要になってきます。しょうがの特徴をどう生かしたか、その商品のターゲットはどのような年齢・男女層なのか、わかりやすいネーミングか、などみなさんにわかり易く説明するのも勉強になります。 事業者、橿原市、同商工会議所、畿央大学教職員らがテーブルに並んだ18作品の試食会に臨みました。 6月6日の試作時と比べると段違いの完成度で、そのままお店に出しても恥ずかしくない逸品揃いです。事業者様がこれは!と思う作品にめぐり会い投票してくれることによりマッチングが成立します。そして今回マッチングしたのは、平宗(柿の葉すし)、ココアイ(野菜ケーキ)、プティアルシェ(洋菓子)、居内商店(昆布・佃煮)、湖月堂(和菓子)、鈴音堂(和菓子)、河合酒造(造り酒屋)の7社(以下の写真順、吉廣橿原物産協会長・業者代表者と一緒に。Eグループは2社)。 もちろん学生が考案したものがそのまま商品化されるのではなく、まだまだクリアしなければならない難関があり、今後改良と検討が行われます。 最後に、第2回および第3回勉強会の講師松田弘子氏から全作品の講評、浅野先生と北田先生からは学生のみなさんへのねぎらいの言葉と橿原市および橿原商工会議所・事業者様への感謝の気持ちが述べられました。 今後、商品化した料理やお菓子は11月下旬に開催される「近鉄百貨店橿原店うまいもの市」で販売される予定です。お楽しみに!! 【前回までのブログ】 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第3回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第2回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業で橿原市内見学会を実施しました。 橿原商工会議所連携「かしはらの新商品開発」事業の第1回勉強会を実施しました。 橿原商工会議所25年度連携事業「新商品開発プロジェクト」説明会が行われました。
2013.06.17
畿央大学開学10周年記念「絹谷幸二画伯講演会」を開催しました。
美を追究し“美に生きる”絹谷ワールドの真髄について語っていただきました。 2013(平成25)年6月15日(土)、奈良県が生んだアフレスコ画(壁画)巨匠の絹谷幸二氏をお招きし、畿央大学開学10周年記念講演会を開催しました。絹谷幸二先生は日本藝術院会員、東京藝術大学名誉教授であり、現在は大阪芸術大学の教授を勤めておられます。畿央大学の建学の精神「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」の3つめが「美」であり、それには私たちの手で一つでも多くそして日々新しい美しいものを創造していきたいとの思いが込められています。 常に美を追い求められている絹谷画伯に美に対するお考え、奈良への思いを約1時間30分にわたって語っていただきました。 午後2時に開演し、最初の15分間はまず絹谷画伯がこれまで制作された作品紹介のDVDを上映し、氏が追究されてきた芸術における現代社会と人との関わり、創作テーマの変遷を観ていただきました。 長野冬季オリンピックポスターの原画「銀嶺の女神」は当時サマランチIOC会長がいくら高くてもいいから譲ってほしいと言われたそうですが、レオナルド・ダ・ヴィンチが「モナ・リザ」の絵を手放さなかったように氏にとって思い入れが強くノーサンキューと答えたそうで、今回の講演会のチラシにも使用させていただいています。 ビデオ上映後、冬木智子学長から10周年記念講演会にあたり、60数年前に3人の教え子から懇願されて冬木学園を創設してから畿央大学を開設するまでの経緯、そして皆さまに支えられ今日を迎えることができた感謝の意を込めた挨拶がありました。 絹谷画伯は幼少の頃、姉が持っていた油絵の具に触れ小学校から絵画を習い始め中学、高校で絵画展に入選、高校時代から美術系大学への進学を決意されていたそうです。東京藝大卒業後イタリアベネツィアでアフレスコ画を研究し1974年に安井賞を受賞、洋画家として注目されたこと、西洋と日本の家屋・間取りや文化の違いが部屋や壁を飾る洋画の世界では大きく影響していること、氏がよく描かれる赤富士については紅富士との違い、一見異なる事象であっても相反するものでなく一つのものの一部であること、そして絵は心を移す鏡であり、心を鍛え瞬間を充実して生き、心を燃やし目をきらきらさせることが美を見極めるには必要であること等を語っていただきました。 講演後は会場からの質問にも応じていただき、最後は絹谷先生の熱烈なファンでもある(教育学部4回生)丹下真理子さんからの花束贈呈で幕を閉じました。 当日の来場者は梅雨時期にもかかわらず約200名にのぼり、絹谷先生の美に生きる情熱に圧倒された、奈良からこのようなすばらしい画家が生まれて活躍されていることに誇りを感じる、10周年らしい企画でよかった等、受講者からの感想が多く寄せられました。