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地域・一般の方へ一覧

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2025.04.08

明日香村と連携協定の調印式を行いました。

畿央大学は2025年3月25日(火)、明日香村役場において「協働で地域の問題解決を図り、持続的に発展できる村づくりを実現するための事業連携協力協定」を取り交わす調印式を行いました。     この調印式には明日香村から森川村長、熊丸副村長、辻本顧問、藤浦課長補佐、本学から冬木正彦学長、東実千代人間環境デザイン学科 教授、教育推進部 東課長、辻本の計8名が出席しました。協定の趣旨について説明された後、森川町長、冬木学長が協定書に署名いたしました。     本学人間環境デザイン学科では、「フィールドワーク演習」や「プロジェクトゼミ」において、明日香村の岡地区や八釣地区を主な対象地域として、伝統的な木造家屋の構造や空間構成を学ぶ機会を設けてまいりました。また、伝統的な住まいのしつらえを現代的な暮らしに活かす方法や、空き家を地域づくりにどう活かすかといった実践的な課題にも取り組んでおります。 昨年には台湾の国立高雄大学および国立成功大学から多くの学生と教員を迎え、「明日香村国際ワークショップ2024」を開催いたしました。このワークショップを通じて、学生たちは国際的な視点から明日香村の伝統建築や文化に触れ、地域と共に新たな価値を創造する機会を得ることができました。     明日香村にてこのような取り組みを実施してきた畿央大学と明日香村は本件を機に連携をさらに強化し、教育・研究活動を通じた地域貢献をより一層推進させていきます。また、学生の学びの場が広がると同時に、明日香村の地域資源を活かした持続可能なまちづくりにも寄与していけるよう努めてまいります。   関連リンク 自治体等との協定 人間環境デザイン学科 明日香村国際ワークショップ2024 vol.7~【番外編】開催に向けての取組み 【プロジェクトゼミって何するの?⑭】明日香村八釣地区「妙法寺」の実測調査vol.2~人間環境デザイン学科 三井田ゼミ 明日香村の屋外居場所の縁台をメンテナンス!~ 人間環境デザイン学科 陳ゼミ 学生が竹テント制作で関わった明日香スタンドが「場を生むデザイン賞」最優秀賞に選出!~人間環境デザイン学科 陳ゼミ

2025.04.02

ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.2~健康栄養学科

2024年度4月より中谷 友美先生と上西 梢先生の指導の下、健康栄養学科の学生たちが、株式会社CWS *1 と連携して、ならコープで販売している「らくらくお料理パック」*2 のレシピ開発に取り組んでいます。 *1 株式会社CWS ならコープのグループ会社で、ならコープで販売しているらくらくお料理パックなどの商品開発や製造をしています。   *2 「らくらくお料理パック」 ならコープが販売しているミールキットのことです。お肉や野菜などの必要な食材と付属のタレが入っていて、自宅で煮たり焼いたりするだけで一品が完成するお手軽なキットです。 この度、株式会社CWSの社内広報誌「CWSタイムズ」で、本学の学生が考案した「らくらくお料理パック」新レシピの試食審査会について大きく取り上げていただきました。       社内広報誌では、学生が考案した全7つのレシピを、社員の皆さんが実際に調理し、試食している様子と調理の手軽さ、見た目や味、コストなど6つの審査項目をそれぞれ6段階で評価し、コメントを記入している様子が掲載されました。審査の様子は写真とともにわかりやすく紹介されており、レシピ開発に挑戦した学生が紙面の中心に大きく取り上げられていました。   今回「CWSタイムズ」を拝見し、CWSのみなさんが時間と労力を惜しまず、新商品のコンセプトやストーリー性を深く考えながら、組合員のみなさんのニーズに応える商品開発に日々取り組んでいらっしゃることに感銘を受けました。また、学生の成長にも配慮した審査とコメントを細かく行っていただき、本当にありがとうございました。   次回は、いよいよ「らくらくお料理パック」新商品の発表です。皆さん、ぜひ楽しみにお待ちください。   畿央大学 地域連携センター 関連記事 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 奈良県中央卸売市場で「第17回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科  地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 畿央祭にて ”がんカフェ「きらめき」” を開催しました!~ 看護実践研究センター 今年度3回目!畿央大学×ならコープ『こども寺子屋』を開催しました!  

2025.03.31

畿央大学付属広陵こども園ベビークラス活動報告 ~ 看護実践研究センター 母子包括ケア部門

畿央大学付属広陵こども園の開園とともに始まったベビークラス。今年度の様子をご報告させていただきます。   ベビークラスは月1回、こども園の子育て支援室の中で開催しています。お陰様で、定員を超えるお申し込みをいただくことができ、毎回たくさんの赤ちゃんに囲まれて、柔らかで温かな時間に包まれているようです。   畿央大学で実施しているマタニティクラスに続き、ベビークラスにも参加いただく方も増えました。また、1人目、2人目の時も引き続きベビークラスに参加してくださっている人もいます。開園から始まり、こども園を中心に子育てのゆるいつながりが少しずつできてきました。     お誕生日順に円になり、一期一会の機会を大切に、みんなで赤ちゃんを輪の中で見守り、お互いの成長を喜び合う時間を共有しています。円を囲むように、子育て支援室の先生方が、後方でそっと見守ってくださいます。     はじまりは手遊びと絵本。赤ちゃんは絵本が大好き。同じような単純なフレーズの繰り返しで、からだに音が入っていくように、全身を耳にして絵本を感じてくれるようになります。     気になる音の時にチラリと振り返っていますね…。続いてからだを使っての遊びです。     ▼飛行機ブンブン…この後はゆっくりでんぐり返りです。     ▼ お兄ちゃん、お姉ちゃんも横で一緒に手遊びをしてくれます。   家の中でずっと2人のお子さんと一緒にいるのは本当に大変。親子共々、気分転換に他の人との時間って大切ですね。親以外のおとなと関わることができるのもお互いにとっても大切なのではないでしょうか。時に看護医療学科の学生が実習で参加し、そうした関係をつなぎます。     ▼ 実習中の看護医療学科の学生さんによる出し物です。   赤ちゃんの目線を意識しつつ、どうすれば関心を向けてもらえるのか精一杯工夫してくれています。   最後の一枚は畿央大学卒業生のママたちです。偶然の、久しぶりの出会いだったようです。疲れて寝ちゃった赤ちゃんもいますね。左のママお二人は現代教育学科出身の先輩、後輩。右のママは健康栄養学科出身です。真ん中のママと右のママは、学科は違ったのですが一緒に大学に登校していたそうです。     かわいい畿央ベビーちゃんたちが、さらにつながって、輪の中で多様な育児方法について語り合える時間でもあります。お互いの育児を共有しながら自分流の育児を模索する場所に、ゆっくり成長していきたいです。   今後も看護実践研究センター母子包括ケア部門ではマタニティクラスとベビークラスの二つを開催していきますので、是非ご参加ください。   マタニティクラス ベビークラス   看護実践研究センター 母子包括ケア部門 看護医療学科 教授 岡 いくよ 関連記事 卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門 看護医療学科 2・3回生 計43名がイベントボランティアとして活躍! ~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 障がい児かかわり方セミナー活動報告~看護実践研究センター地域包括ケア部門事業:安心感の輪子育てプロジェクト    

2025.03.18

“奈良県産食材”使用「万博BENTO」を 3/22(土)奈良クラフトEXPOでプレ販売!~ヘルスチーム菜良

“奈良県産食材”使用「万博BENTO」を 4大学ヘルスチーム菜良と”和食井の上”が共同開発   奈良県、奈良うまいものの会、和食井の上と奈良県内の管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」は、大阪・関西万博で日本の弁当文化を世界に発信するため、奈良県産食材や郷土料理を使用した「万博BENTO」を開発しました。本弁当は、大和野菜、大和肉鶏、大和ポーク、三輪そうめん、日本酒などの奈良県特産の食材や茶飯、芋ぼたなどの郷土料理を通して、「奈良にうまいものあり」を日本の弁当文化とともに世界に紹介することをめざしています。学生が考案したレシピを和食井の上のオーナーシェフ井上昇さんと1年かけて何度も試作を重ねながら商品化しました。 令和7年(2025年)4月19日(土)、20日(日)、26日(土)万博会場内関西パビリオンでの販売に先立ち、3月22日(土)奈良クラフトEXPOにて本体価格税込1個1,000円を50個限定で販売します。   販売日時 2025年3月22日(土) 11時~17時 場  所 奈良公園バスターミナル(奈良市登大路町76) 販売価格 1個1,000円(税込)※限定50個、売り切れ次第終了 販売内容 ~万博BENTO~ ・ほうじ茶香るおにぎり(畿央大学考案) ・ふくさ焼き(畿央大学考案) ・豚肉とカブの柿の葉寿司 ・鶏肉と大和丸なすの生姜焼き ・れんこんカレー餃子 ・パリパリ酒粕ポテトサラダ ・奈良和え ・芋ぼた 問い合わせ先 畿央大学 健康科学部 健康栄養学科 野原  潤子 Tel: 0745-54-1601   Fax: 0745-54-1600 E-mail: j.nohara@kio.ac.jp

2025.03.17

日本初の「健康工学部※」開設に向け ”LOVOT”が畿央大学へ!

畿央大学では2026年4月開設予定の健康工学部※がめざす人とくらしを支援するテクノロジーを体現した存在として、人に愛されるために生まれてきた世界初のロボット「LOVOT」の導入を決定しました。「健康工学部0期生」として2025年4月1日付で入学し、3学部の連携を深めるコミュニケーションシンボルとして、エントランスホールに常駐します。学内外どなたでも交流が可能です。 また導入に先立ち学内で愛称を募集、応募総数106件から人間環境デザイン学科2回生定行風佳さんが考えた「きおまる」が最多得票を獲得し、選ばれました。     定行さんは「親しみやすく誰もが呼びたくなるような響きであり、また優しいイメージをもつことができ、LOVOTのかわいらしさにぴったりな名前だと思います。これから、学生やオープンキャンパスなどに来る人に愛されるLOVOTになってほしいという想いから命名しました。」 今後、畿央大学のLOVOT「きおまる」は新学部0期生として入学し、学内・SNSそのほか様々な場面で活躍していく予定です。学生や教職員の心を和ませ、学びを楽しくしてくれることが期待されます。     関連ページ LOVOT 健康工学部※ 健康イノベーション学科※   ※設置認可申請中(設置計画は予定であり、内容を変更することがあります。)

2025.03.09

看護医療学科 2・3回生 計43名がイベントボランティアとして活躍! ~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門

令和7年2月23日(日)に「認知症の人と家族とともに」をテーマに、認知症医療・ケアの世界では著名な松本一生先生の講演会と当事者・支援者を交えたシンポジウムを開催し、看護医療学科から43名の学生がお手伝いを兼ねて参加してくれました。先日のイベントレポートに続き、今回は運営に関わった学生からの感想をまとめましたので紹介させていただきます。     この講演会の企画段階から大学で開催する意義として、学生の力を借り、笑顔で参加者をお迎えしたい、学生にホストとしての立ち振る舞いも学んでほしい、貴重な講演を聴講してほしいと考え、実習と重ならない2回生を中心にボランティアを募集しました。   幸い、企画担当者が2回生とは「地域包括ケア実習」で接点があったこと、余裕がある時期に直接顔をみて声をかけたことが功を奏し、また、3回生のゼミ生も含めほとんどの学生が即答で気持ちよく参加してくれる運びとなりました。   当日は200名近い来場者をお迎えした大きなホールでの開催でしたので、学生の協力無くしては円滑で安全な運営を成し遂げることはできなかったし、参加者の満足も得られなかったと確信しています。寒い時期にもかかわらず誰1人欠席することはなく、笑顔で最後まで役割を果たしてくれたことに心から感謝申し上げます。   以下、今回の活動に対する学生の感想をお届けします。 ボランティア参加学生からの感想 ボランティアサポートA 誘導・見守り班 リーダー 2回生 池田さん 私は以前から人と関わるボランティア活動に興味があり、今回は認知症に関わるものであったため、今後の看護実習に役立つと思い参加しました。主にボランティアに参加している方のサポートとしてお昼ご飯の指示やポットのお湯、飲み物、お菓子を補給しました。参加者の方と接することは少なかったのですが、最後に出口のところで挨拶すると「ありがとう」や「また来るね」と言っていただき、とても温かい気持ちになりました。   このように学生が関わるボランティア活動は参加者が気楽に参加することもできると感じました。参加者の中にはご家族に認知症である方もおり、1人ではどのような対応が正解なのかを心配している方もいました。そのような方に寄り添うことができるよう認知症についての正しい知識を身につけたいと感じました。   戸外誘導・会場設営班 リーダー 2回生 鯉谷さん・上野さん ボランティアに参加した動機は、最初は友人に誘われたのがきっかけでしたが、私の祖母が認知症の兆しがあるため、今回の講演で認知症の家族がどのような関わりをしたら良いのかを理解したいと思ったからです。役割としては、駐車場からホールまでの誘導を行いました。今回の仕事は誘導が主だったので、ホールまでの道に迷う方や様々な質問があった中で臨機応変に対応することが必要であったので、他のボランティアの人と連携が必要であると分かりました。普段関わることの少ない学生とも交流できる良い機会だったと思います。   場外準備・司会・アクティビティ担当班 リーダー 2回生 石川さん 今回のボランティアは、実習記録の受け取り時に先生に誘われたこと、前回学祭で参加した認知症マフづくりなどの講演会のボランティアが楽しかったこと、それらが動機となり参加しました。 私のグループは会場へ案内するための看板設置、司会、ショートアクティビティを担当しました。看護学を学ぶ上でも日常生活を送る上でも、認知症の方とは必ず接し、認知症は自分の家族や自分自身も罹患する可能性があるとても身近な疾患なため、専門家の講演や会場の参加者と専門家のディスカッションを聞くことはとてもためになり、地域で認知症の方の役に立つための、ちょっとした自信に繋がったと思います。   ボランティアサポートD・受付・誘導・会場見守り リーダー 2回生 角野さん このボランティア活動に参加したきっかけは、自分の中でそろそろボランティア活動に参加してみたいなと思っていた時、室谷先生からの誘いがありました。また周りの友達も参加に前向きだったため、自分も参加してみようと思いました。初めてのボランティアだったため、動きがわからないこともありましたが、普段から仲の良い友達が同じボランティアグループだったため、なんとか協力することができました。一日通してとても楽しかったので、またこのような機会があれば是非参加したいと思います。   戸外誘導・会場見守り班・アンケートサポート班 リーダー 2回生 中西さん 先生に今回のイベントを紹介いただいたこと、また医師の方から認知症や認知症のケアについてお話しいただける機会であることを知り、興味があったため参加しようと思いました。私は今回、グループ内で役割分担し、講演会に来た方の誘導や会場の見回りを行いました。実際に参加して、活気がありとても楽しかったと同時に、協力することの大切さを改めて感じることができ参加して良かったと思いました。また自身が知らなかった認知症についての情報を得ることができたため、今後の学びに活かしていこうと思いました。 ボランティアに参加することで、協力することの大切さを改めて感じることや仲間との絆が深まる良い機会となったため、また機会があれば参加したいと思いました。   講師対応・学生総括班 リーダー 3回生 堀さん ボランティアや講演会への参加動機は、ゼミの先生に認知症に関する講演があるため勉強にもなるよとお話をいただいたことです。 当日私が担当したことは、講師控え室の準備・片付け、講師対応、講師の誘導でした。講師対応をすることで皆様とお話することができました。自身が研究テーマに「若年性認知症」を取り上げていたことと関連し、聞きたいことなどを(控え室での待ち時間に)お話させていただく良い機会になり大変勉強になりました。また、ボランティアをしながら講師による貴重な講演を聞くことができてとても良い学びになりました。卒業研究のテーマに参考にもなったため今後の研究に活かしていきたいと思いました。     学生たちがこのボランティアをきっかけに、他者への思いやりや社会参加する楽しさを知ったこと、仲間とつながったこと、認知症の理解が深まったこと、色々な出会いや知識を糧にできること… 本当に素晴らしいことです。   素敵な学生と出会い、ともに過ごせた時間、一緒に活動できたことは、教員にとっても財産です。こんな思いを大学内外の多くの人に届けたい、学生の成長も応援したい、私自身もこれからも頑張ろう!と思えた一日でした。   また、次にどこかの活動でご一緒しましょう。どうもありがとうございました。   看護実践研究センター認知症ケア部門 看護医療学科 准教授 室谷 牧子   関連記事 第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 障がい児かかわり方セミナー活動報告~看護実践研究センター地域包括ケア部門事業:安心感の輪子育てプロジェクト 令和6年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 ボランティア活動報告!~子育て応援ボランティアサークルSmile 認知症予防講座を開催しました。~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センターシンポジウム 行政・関係機関・大学連携による中小企業の健康づくり推進―広陵町における中小企業健康経営推進の取り組み―開催報告 「前向き子育てプログラム トリプルP」真美ケ丘西小学校PTA教育講演会活動報告 ~ 看護実践研究センター 安心感の輪子育てプロジェクト  

2025.03.05

【奈良県中央卸売市場 × 畿央大学 × 奈良ホテル】コラボ商品「ジェラートアソート大和雪月花」発売

2025.03.05

大和食材を使用したジェラートを考案し、完成発表会が開催されました! ~ 健康栄養学科

畿央大学では、奈良県中央卸売市場 と「同市場の活性化と大学の充実発展」を目的に2013年より包括連携協定を締結し、学生を交えて様々な事業に取り組んできました。その取り組みの1つとして、2015年より同市場の関連商品売場棟内に「ならいちばのキッチン」がオープン。本学健康栄養学科の教員と学生が、市場の新鮮な食材を使って料理を作る「ならいちばのキッチン料理教室」を実施しています。 大和の食材を使ったジェラートを考案 昨年9月に、奈良県中央卸売市場青果卸売協同組合様より、奈良ホテル様との大和の食材を使ったジェラート開発についてご提案いただきました。この提案を受けて、健康栄養学科の学生11名(「第18回ならいちばのキッチン料理教室」参加メンバー)が、上地教授と山田助手の指導のもとで約4か月間試作を繰り返しながらレシピを作り上げました。そして、学生が考案したレシピに奈良ホテルの杉谷総料理長とシェフの皆様がアレンジを加え、大和野菜を味わえる3種のジェラートが完成しました。   3種のジェラートに使用した大和食材のご紹介 「味間いも」 昭和初期に、田原本町味間の生産者が奈良県農事試験場(現在の農業研究開発センター)から最も有望な系統を譲り受け、現在まで生産されている。外観は球状で、収穫する芋の数が多く、大きな芋(芋重50g以上)を多くつける豊産種。 「宇陀金ごぼう」 明治初期から「大和」または「宇陀」の名で京阪神市場にその名を知られていた。肉質がやわらかでゴボウ特有の芳香が高い。雲母を多く含んだ土壌で栽培されるため、付着した雲母が光り、縁起物として正月のおせちに珍重される。 「古都華」 奈良県生まれのイチゴで、奈良県農業総合センターが「7-3-1」と「紅ほっぺ」を掛け合わせて育成し、2011年(平成23年)に品種登録されました。奈良県が「いつ食べても美味しいイチゴ 」を目指して育成した品種です。糖度と酸味が高く、濃厚な味わいとフルーティーな甘い香りが特徴であり、奈良県でしか栽培されておらず、まだ生産量も少ないので、希少価値が高いです。   ジェラート完成発表試食会が開催されました。 完成を祝して2025年2月12日(水)には、奈良ホテル「大和の間」において「ジェラート完成発表試食会」が開催されました。奈良ホテルからは杉谷総料理長、奈良県中央卸売市場青果卸売協同組合からは西川理事長と山菅事務局長ほか3名の皆様、畿央大学からは健康栄養学科上地教授と山田助手、学生5名が参加しました。     記念撮影の後、3種のジェラートを試食しました。奈良原産の「味間いも」「宇陀金ごぼう」「古都華」、それぞれの持ち味を最大限に引き出した最高のジェラートをいただきました。奈良ホテルの本格的なアイスクリーム製造機を使った完成品は、舌ざわりもなめらかでとてもおいしいものでした。     今回完成したジェラートは、3種セットで3月5日~31日まで奈良ホテルにて提供されます。   教員よりお礼の言葉   今回、青果卸売協同組合様にお取り計らいいただき、学生が考案した大和の伝統野菜や奈良の「古都華」を使用したジェラートが、奈良ホテルのラウンジで提供されることになり、このような機会を与えていただいた関係者各位に厚く御礼申し上げます。   振り返りますと、市場の食材を使用したレシピ開発、全国海づくり大会への参加、ならいちばのキッチン料理教室など、10年以上の長きに渡り奈良県中央卸売市場と連携事業を継続することができました。あらためて歴代の関係者の皆様のお力添えに心より感謝申し上げます。そして今後も、益々奈良県中央卸売市場と産官学連携事業が発展することを願っております。 健康科学部 健康栄養学科 教授 上地 加容子   ジェラートのレシピ開発に参加した学生の感想     ● まさか自分たちの考えたジェラートが、歴史と伝統のある奈良ホテルで販売されることになるとは夢にも思いませんでした。はじめは「ならいちばのキッチン料理教室」のためだけに後輩たちと共にレシピづくりをしていましたが、このような経験ができたことはとてもいい思い出になりました。 健康栄養学科 3回生 大石 真悠   ● ジェラートといえば果物で作るのが一般的で、まさか癖の強いゴボウや里芋でこんなにおいしいジェラートができるとは思いませんでした。しかし何度も試作を繰り返したジェラートが商品化されることになりとてもうれしいです。 健康栄養学科 1回生 市原 未咲   ● いちごのジェラートは珍しくないですが、ごぼうや里芋のジェラートを食べた人はあまりいないと思います。この機会に是非一度食べていただきたいです。野菜の見た目からは想像できない独特の風味と舌触りを味わってほしいと思います。 健康栄養学科 1回生 菅田 彩乃   ● 自分たちが考えたジェラートが、奈良ホテルのシェフの手にかかるとこんなにおいしくなるんだと改めて驚いた。これからも多くの人が喜んでくれるレシピづくりをしていきたいです。 健康栄養学科 1回生 玉城 来幸   ● 「ならいちばのキッチン料理教室」に参加しようと思った当初は、料理を作るだけというだけの考えでしたが、その料理が奈良ホテルで商品化されるということでとても驚いています。自分自身にとってもとてもいい経験になったので、今後も是非参加したいと思います。 健康栄養学科 1回生 津田 悠妃         ジェラート完成発表試食会が各媒体で紹介されました! 奈良テレビ:“奈良らしさ”たっぷり 学生ら考案のジェラート お味は? 奈良新聞: 県産品ジェラート開発 自信の3品 来月上旬から販売 ジェラートの販売情報 期間 2025年3月5日(水)~3月31日(月) 時間 11:00~14:00(1日10食限定。売り切れ次第、販売終了いたします。) 場所 奈良ホテル 本館1階「ティーラウンジ」   詳細はこちらから 内容 ジェラート3種(味間いも・宇陀金ごぼう・古都華) 料金 2,000円 ※表示料金はサービス料と税金が含まれています   畿央大学 地域連携担当 関連記事 奈良県中央卸売市場で「第18回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 ならいちばのキッチン 過去開催分のブログ   ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科 ラジオ「FMヤマト」で、4大学対抗ピザバトルを紹介!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 令和6年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催!~ 教員レポート ~ 【全国4位】フードスペシャリスト資格認定試験で特別表彰!~健康栄養学科    

2025.03.05

第24回畿央大学公開講座を開催しました。

本学では、地域の皆様に生涯学習の場を提供することを目的とした「畿央大学公開講座」を開催しています。今年度は2025年2月22日(土)に健康栄養学科 准教授の岩田 恵美子先生と看護医療学科 准教授の紅林 佑介先生に講演していただきました。   講座① 「野菜のふしぎ」—調味料が色や食感に与える影響— 講師:健康科学部 健康栄養学科 岩田 恵美子 准教授     今回の講座では、野菜を中心に調味料の添加で料理の色や食感がどのように変化するのかについて、データや画像を使って分かりやすく紹介していただきました。生野菜を使った料理の手順では、「浸透圧」や「半透性」についての説明があり、調理の過程で細胞からの水分の移動を調理に役立てるコツが分かりました。 キャベツの千切りを水に浸すとしゃきしゃきになったり、キュウリのスライスを塩もみすると水分が細胞の外に出ますが、塩分量と出ていく水分の割合をデータをもとに確認することができました。また、重石をすると塩分量を抑えることができることも紹介されました。 そのほか、調理する際に重曹を添加すると水煮より食感が柔らかくなったり、逆にカルシウムイオンを含む牛乳などを使った場合は煮崩れを防ぐことができることが紹介されました。シチューを調理する際は、早い段階で牛乳を加えると具材が軟らかくなりにくいので、具材を充分煮てから仕上げで牛乳を入れた方が良いということです。 最後には大和野菜の一つである「大和丸なす」でジャムを調理した際のお話の中で、よりおいしくなる調合割合をデータに基づいて説明されました。参加者の中には、熱心にメモを取りながら岩田准教授の話に聞き入っておられました。   【参加者の声を一部紹介】 野菜の特性や成分に応じた調理法を選択することで、より美味しく色鮮やかに仕上がるということが勉強になりました。 塩もみの適切な塩分濃度(1%)や煮物の軟化度がpHに左右されるなど、今まで意識していなかった知見を得ることができた。 調理について専門的な知識が得られてよかったです。料理をするのが楽しくなりました。」 いつも何気なく調理している方法が、昔からの理にかなった方法だということがよく理解できました。 ナスをジャムに加工するという発想がすごいと思った。一度試してみたいと思う。     講座② テーマ:「メンタルヘルスを護る生活習慣」 講師:健康科学部 看護医療学科 紅林 佑介 准教授     メンタルヘルス上の悩みを抱える人が増加傾向にあり、その治療方法としては、薬物療法やカウンセリング、リハビリテーションが主軸となり、比較的多くの選択肢があるということが説明されました。しかし予防策となると、効果的な方法はまだ限定的だということです。その中で、近年では一部の生活習慣が精神的不調の予防につながるという知見が、特に英豪から出てくるようになったそうです。 生活習慣予防であれば、自身の心がけ次第で実行することができ、心身ともに健やかで張り合いのある生活を長く享受するためにも、自身の生活習慣を見つめなおすだけでメンタルヘルスを護ることができるということがわかりました。 身体疾患患者の1/3にメンタル面の何らかの問題があるといわれていますし、また健常者の13%(8人に1人)は精神疾患を有するということです。生活習慣による発症予防策としてまず挙げられるのは、良質な睡眠をとるということで、良質な睡眠はうつ・不安発症予防、認知機能の低下予防につながるということが説明されました。良質な睡眠は、眠くなるまで寝ない、眠くないのに寝ようとしても良質な睡眠をとることはできない。そして良質な睡眠をとるためには、良質な食事をとることが求められるということでした。 ファーストフードなどの超加工食品を食べれば食べるほど認知症発症リスクが高まるということも紹介されました。また、適度な運動や社会交流が、うつ・不安感の予防効果や認知機能低下予防、良質の睡眠をとるために良いということも紹介されました。   【参加者の声を一部紹介】 データをもとに分かりやすく説明してくださり、大変勉強になった。このような講座をもっと頻繁に開講してほしい。 生活習慣を見直す良い機会になった。これから精神的にも健康でいられるよう食品選びにも気を付けて生活したい。 日常生活に直結した内容で、とてもよかった。このような素晴らしい講座に参加でき、住民としてとても喜んでいます。 生活習慣を改善する具体的な方法を教えていただけたので、今からすぐにも実践していきたいと思った。 メンタルヘルスの維持・向上には生活習慣が密接に関係しており、薬に頼らない改善方法をまず実行すべきと再認識した。   講座①②ともに、講演会終了後も質疑応答の時間に質問できなかった皆さんが講演いただいた先生の周りに集まり質問をする様子もあり、参加者の一つ一つの質問に丁寧にお答えにいただきました。 畿央大学では、今後も受講者の皆様にご満足いただける講座を開催してまいります。   【関連記事】 第23回畿央大学公開講座を開催しました。 第22回畿央大学公開講座を開催しました。 第21回畿央大学公開講座を開催しました。  第20回畿央大学公開講座「コロナ時代におけるこれからの認知症ケア」をオンライン開催しました。 第19回畿央大学公開講座「感染症を知ろう~新型コロナウイルスとこれからの生活~」をオンライン開催しました。 第18回畿央大学公開講座「当事者とともに創る認知症ケア」を開催いたしました。 第17回畿央大学公開講座「認知症の正しい理解」を開催しました。 第16回畿央大学公開講座を開催しました。 第15回畿央大学公開講座B・C(2日目)を開催しました。 第15回畿央大学公開講座 講座Aを開催しました。 第14回畿央大学公開講座を行いました。 第13回畿央大学公開講座を開催しました。 第12回畿央大学公開講座「健康長寿のための食と運動」を開催しました。  

2025.03.04

令和6年度卒業研究講評会を開催しました ~ 人間環境デザイン学科

人間環境デザイン学科では、4回生になると大学生活の集大成として卒業研究に取り組みます。各自決定したテーマに基づき1年をかけて研究を進め、講評会に向けて連日遅くまで作業を進めます。今年度は59名の学生が論文19点、制作35点を提出しました。 1月25日、26日 講評会 講評会では、人間環境デザイン学科全教員が全ての研究の成果を講評します。論文は発表形式、制作はパネルディスカッション形式で2日間にわたって講評会が行われました。     学生一人ひとり、卒業研究に込めた想いやコンセプトを熱心に発表しました。     2月7日 選抜講評会 講評後、論文5点、制作12点が選抜講評会に進みました。     この日の発表では、さらにブラッシュアップされた研究の成果が発表され、卒業研究への想いをより一層感じることができました。       教員による審査の結果、最優秀賞、優秀賞に選ばれた研究を紹介します。 【最優秀賞】 畑中 澄玲「コリデール~日本茜とタフティングを用いたラグの制作~」         【優秀賞】 澤田 百果、田中 璃音、辻 愛夏「熱中症予防行動を促すデザインの提案」   【優秀賞】 藤原 百花「余白がつくる豊かなまちくらし~銭湯×商店街×長屋~」   卒業研究展示会を開催します。 これらの研究を含め、全53点の卒業研究展示会を開催します。 ◆2025年3月5日(水)10時~17時 ◆2025年3月6日(木)10時~16時 大和高田さざんかホール 2F 展示ホール   ▼ 人間環境デザイン学科 卒業研究展示会についての詳細はこちらから ▼ 2024年度人間環境デザイン学科 卒業研究・作品展を開催します。   卒展ポスター2024     皆様のご来場を心よりお待ちしております。   人間環境デザイン学科 助手 小松 智菜美 ▼ 過去に開催した卒業研究・展示会についてはこちらから ▼ 人間環境デザイン学科「2023年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2022年度卒業研究・作品展」を開催しました。 人間環境デザイン学科「2021年度卒業研究・作品展」を開催しました。   ▼ 人間環境デザイン学科についての記事はこちらから ▼ 完成した椅子を畿央大学付属広陵こども園の子どもたちにお届け ~人間環境デザイン学科「立体表現Ⅱ」~ 学生がデザインしたKIOオリジナルバッグが完成しました!~人間環境デザイン学科 第4回近畿学生住宅大賞で3回生が「企業賞」に!~人間環境デザイン学科 第6回エコマミ公開講座に人間環境デザイン学科 村田浩子教授と学生が参加しました!~ 人間環境デザイン学科 地域とデジタルをつなぐ – スマートフォン年賀状作成ワークショップの開催 ~人間環境デザイン学科 清水ゼミ 河合町佐味田地区の「佐味田みんなの縁側」の増設 板絵の飾り棚および遊び道具の動物将棋の制作活動 ~人間環境デザイン学科 陳ゼミ 木の家設計グランプリ「銀賞」に入賞!~人間環境デザイン学科吉永ゼミ

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