2011年の地域・一般の方へ一覧
2011.03.14
産学官連携「栄養学生モニター」プロジェクト
畿央大学のある地元広陵町を含む葛城地区商工会広域協議会(以下、略して商工会)と連携して、2008年度から人間環境デザイン学科(指導教員:加藤先生)が「学生店舗モニター」を実施していますが、今回から健康栄養学科(指導教員:北田先生、上地先生、新谷先生)および学生5名による「栄養学生モニター」(レシピ開発)が行われました。 商工会は会員企業に対し経営指導員や中小企業診断士による経営診断や税務相談を実施していますが、学生、大学教員による一般消費者の立場からその店舗の改善を促して行こうとの趣旨で始まったのがこの「学生店舗モニター」です。地元広陵町内の喫茶店ランチメニューの開発は、2月8日に始まり約1ヶ月かけて、本日3月11日に実際にお店の厨房で作り、試食会を行いました。 限られた厨房スペースで手際よく オーブンで焦げ目をつけて出来上がり 前々日3月9日に大学内の調理実習室に商工会関係者とオーナーをお招きし、学生たちが創作したレシピでの試食会を実施しました。そのとき5つの試作品から3つのメニューを絞り、喫茶店の厨房設備で仕上がり具合や作る時間を見るのが目的です。 真中奥:焼きカレー丼器にご飯を盛りカレーをかけ、ブロッコリー、卵、チーズをのせ、オーブンで焼く。 右手前:チーズキーマカレー・トーストキーマカレーを切った食パンに挟み、オーブンで焼く。 左手前:ライスバーガーと焼きポテト丸く形を整えたご飯をフライパンで焼いてレタスと生姜焼きや海苔きんぴらを挟む。 喫茶店では調理してからお客様の前にお出しするまでの時間は10分が限度です。カレーは冷凍したものを必要分量だけ解凍して時間短縮を図りました。このお店にはパンやケーキ類メニューが多くご飯系がなかったので喜んでいただけました。 オーナー(真中)、北田先生(右)らに「どうぞ」 学生たちも美味しくいただきました 奈良新聞社の記者インタビューに答えて 奥の和室で今回の連携事業の締め括り 普段は調理実習で給食メニューづくりをしていますが、お店では原価計算をしたうえで手早く美味しく盛り付ける工夫も必要です。自分たちが開発したメニューがお客様に喜んで食べていただけることを通して地域の活性化につながるのが一番嬉しいのです。畿央大学はこれからも地域と密着した連携活動を続けていきます。 ≪関連記事≫「栄養学生モニター」の開発レシピ試作に挑戦! https://www.kio.ac.jp/information/2011/02/post-349.html産学連携「栄養学生モニター」プロジェクト(レシピ開発) https://www.kio.ac.jp/information/2011/02/post-346.html
2011.03.10
平成23年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーのご案内
「平成23年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー」につきましては、4月5日申込受付を開始しましたが、一日で定員に達してしまいました。 これからお申込みしようとされた方々に受講していただけない状況となりましたこと、誠に申し訳ございません。 ニューロリハビリテーションセミナー事務局 脳の科学(Brain Science)の進歩が叫ばれて数年が経過しました。そして、その科学を応用したリハビリテーションの導入が議論されはじめています。こうした世界的な流れを「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」と呼び、それを略したものがニューロリハビリテーション(Neurorerabilitation)です。ニューロリハビリテーションの展開は端緒についたばかりであることから、全国各地のリハビリテーションに関連する大学や養成校において、授業としてはほとんど取り入れられていないのが現状です。しかしながら、その可能性は大変魅力的なものであり、近い将来、ニューロリハビリテーションに基づいた介入の必要性が叫ばれるようになるでしょう。畿央大学では、昨年度よりニューロリハビリテーションセミナーを開催し、セラピストとして実践している方々の技術・知識の向上を目的としたブラッシュアップセミナーとして、またセラピスト教育に携わっている教育研究者に対して情報提供することで、その内容を教育に活用していただいています。今年度も、学会や各種講習会などで断片的に広められているニューロリハビリテーションに関して、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは、骨・筋の構造や機能を学ぶように脳の構造や機能を学ぶ「基礎編」、人間の動きを学ぶように情報処理に代表される脳のシステム機能を学ぶ「応用編」、目に見える神経障害の病態を学ぶようにその病態を引き起こす目に見えない脳内機構、そして機能回復に伴う神経可塑的機構について学び、リハビリテーション介入を考える「臨床編」、さらには実際に先端の機器・装置を使用することで脳機能イメージング研究を体験し、臨床における運動、作業、言語課題を創造する「実践編」の四つで構成しています。実践編においては、将来的には研究サポートも提供したいと考えています。ニューロリハビリテーションに関する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について比較的精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。 畿央大学教授 森岡 周 基礎編 平成23年7月2日(土)、3日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 定員に達しましたので、締め切りました。 応用編 平成23年9月10日(土)、11日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 定員に達しましたので、締め切りました。 臨床編 平成23年12月3日(土)、4日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 定員に達しましたので、締め切りました。 実践編 平成24年2月25日(土)、26日(日)定員 30名/受講費20,000円 詳細 定員に達しましたので、締め切りました。 ※いずれの講座も初日土曜日カリキュラム終了後、参加者の情報交換と親睦をかねて、畿央大学学生食堂にて懇親会を開催します。 懇親会の参加もお申し込み下さい。懇親会費用(実費)は2,000円とし、当日受講費と一緒にいただきます。 会場 畿央大学(〒635-0832奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2) アクセス 最寄駅:近鉄大阪線「五位堂駅」 講師 畿央大学 理学療法学科 教 授 森岡 周 准教授 松尾 篤 准教授 冷水 誠 助 教 前岡 浩、他 申込方法 定員に達しましたので、 締め切りました。 締 切 各講座、定員になり次第締め切り 受講者の選考 原則、先着順 基礎編 日 時 平成23年7月2日(土)、3日(日) 場 所 KB04 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションの基礎となる 1.脳の発生、構造、発達 2.ニューロン、グリア、シナプス、ミエリンの構造と機能 3.脳幹、大脳基底核、小脳、大脳辺縁系、大脳皮質(後頭葉、側頭葉、頭頂葉、前頭葉)の構造と機能 について学ぶ。 プログラム 7/2(土)7/3(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (4)大脳基底核と小脳の構造と機能 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5)後頭葉・側頭葉の構造と機能 13:00~14:30 (1)脳の発生とその構造 13:00~14:30 (6)頭頂葉の構造と機能 14:40~16:10 (2)脳幹の構造と機能 14:40~16:10 (7)前頭葉の構造と機能 16:20~17:50 (3)皮質下および辺縁系の構造と機能 16:10~16:30 質疑応答 18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40 閉会式 応用編 日 時 平成23年9月10日(土)、11日(日) 場 所 KB04 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションを応用するための基盤となる 1.脳の構造と機能の全体像 2.脳内における感覚情報処理機構(統合機構、身体図式形成、注意処理機構も含む) 3.上肢および下肢の運動を実現する脳内機構 4.運動および行為の学習をもたらす脳内機構およびその手続き 5.人間が持つ情動/感情とコミュニケーションの脳内機構 6.高次機能である思考と記憶(ワーキングメモリ機能を含む)の脳内機構 7.運動イメージとミラーニューロンシステムに関する神経ネットワーク について学ぶ。 プログラム 9/10(土)9/11(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (4)運動学習の脳内機構 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5)情動とコミュニケーションの脳内機構 13:00~14:30 (1)感覚情報処理機構 13:00~14:30 (6)思考と記憶の脳内機構 14:40~16:10 (2)上肢運動制御の脳内機構 14:40~16:10 (7)運動イメージとミラーニューロンシステム 16:20~17:50 (3)姿勢・歩行制御の脳内機構 16:10~16:30 質疑応答 18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40 閉会式 臨床編 日 時 平成23年12月3日(土)、4日(日) 場 所 KB04 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションを臨床導入するための根拠となる 1.脳損傷後の神経可塑的変化機構 2.高次脳機能障害(特に半側空間無視、失行症)の脳内機構と治療介入 3.失調症の神経機構と治療介入 4.Parkinoson病の神経機構と治療介入 5.運動器疾患・痛みの脳内機構と治療介入 6.機能回復(特に姿勢・歩行の回復、上肢による行為の回復)および学習プロセスに基づいた治療介入 7.神経科学に基づいたリハビリテーション治療の最新トピックス 8.神経科学を用いたclinical reasoning(動作からの脳内機構の読み解き) について学ぶ。 プログラム 12/3(土)12/4(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (5)失行の神経機構 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (6)運動器疾患・痛みの神経機構 13:00~14:30 (1)損傷脳の再組織化と機能回復の神経機構 13:00~14:30 (7)神経科学に基づくリハビリテーション 14:40~16:10 (2)失認の神経機構 14:40~16:10 (8)神経科学を用いたclinical reasoning 16:20~17:20 (3)失調症の神経機構 16:10~16:30 質疑応答 17:30~18:30 (4)Parkinson病の神経機構 16:30~16:40 閉会式 18:30~18:50 テーブル討議 19:00 懇親会 実践編 日 時 平成24年2月25日(土)、26日(日) 場 所 KB04、脳機能実験室、インキュベーションラボなど 定 員 30名 受 講 費 20,000円 内 容 ニューロリハビリテーション研究の読解、実践、応用のための 1.各種脳機能イメージング研究(PET、fMRI、NIRS、MEG、EEGなど)の概要 2.脳機能イメージング研究の手続き 3.脳機能イメージング研究(NIRS、EEG)の実際 4.脳機能イメージング研究に基づく臨床・課題の創造 について本学が所有する装置や機器を実際に使用し、自己の体験を通じて学ぶ(体験学習)。 プログラム 2/25(土)2/26(日) 12:00~ 受付 9:00~11:00 脳機能イメージング研究の実験(2) 12:50~ 開会式 11:00~13:00 脳機能イメージング研究の解析(1) 13:00~14:00 脳機能イメージング研究の概説 14:00~15:00 脳機能イメージング研究の解析(2) 14:20~15:50 脳機能イメージング研究の読解 15:00~16:10 脳機能イメージング研究の説明 16:00~18:30 脳機能イメージング研究の実験(1) 16:10~16:30 質疑応答 16:30~16:40 閉会式 ※fNIRS 島津製作所より2台追加し、合計4台で実施予定。 各講座、定員になり次第締め切り/tr
2011.03.01
「学生向け健康支援プログラム(学生支援GP)最終報告会」を開催しました。
本学の教育テーマは“健康と教育”であり、その一環として学生自身が健康データを管理し、健康の維持と増進を図る「学生向け健康支援プログラム」に取り組んできました。この活動は平成19年度に文部科学省の「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(学生支援GP)に採択され、本年度で4年目の最終年度を迎えました。 平成23年2月25日(金)14時から、これまでの活動を振り返り今後の展望を開く機会として、本学KB04講義室にて『学生向け健康支援プログラム最終報告会』を開催しました。本学では、学生の健康診断や体力測定のデータを登録、学生自身で生活リズムを入力管理できる健康支援システムを「畿央大学総合支援システムKiTss」の一環として構築し、入学時にはこれに連動した「健康づくりノート」を配布しています。また定期的に「健康意識啓発セミナー」や生活意識アンケートの実施、食生活の指導など、“健康のプロ”を創る「学生向け健康支援プログラム」を実践しています。外部からの大学関係者や本学教職員、本学学生あわせて約70名の方々が参加、発表に熱心に耳を傾けておられました。 まず、冬木智子学長よりGP4年目を迎えるにあたってのご挨拶を学園創設にそそいだ情熱とともにお話いただきました。 引き続き、健康支援プロジェクト委員会の6部会の活動が報告されました。 <情報システム部会>渡辺幸重先生による「健康支援システムの設計と開発」 <健康基本情報部会>上田依子先生による「健康情報の有効活用と健康支援センターの役割」 <身体機能部会>福本貴彦先生による 「身体機能データの内容と活用」 <生活リズム部会>岡本啓子先生による「生活リズムと健康意識に関するデータの活用」 <食生活部会>浅野恭代先生による「食生活と健康に関するデータの内容と実践活動」 <心の健康部会>東山明子先生による「心の健康を測定する」 その後、本学学生と教員による座談会、測定データを活用した先生方の研究報告が行われました。 最後に、内部評価委員の坂田進先生から、学生支援GPに対する評価と期待について述べていただきました。 報告会終了後には、学生食堂で情報交換会を開催し、コーヒーや黒豆茶、本学の教員が開発した大豆パウンドケーキや健康クッキーなどの軽食をつまみながら、学生も交えて和気あいあいと健康に関する話題で盛り上がりました。 学生支援GPは本年度で終了しますが、学生自身が健康データを管理し健康の維持と増進をはかる取り組みは、本学の特徴を生かした取り組みとしてこれからも継続してまいります。
2011.02.21
2010年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展を開催しました。
2011(平成23)年2月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、昨年と同じ奈良市「ならまちセンター」において、「2010年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展」を開催しました。ならまちセンターは近鉄奈良駅から徒歩約7~8分、興福寺五重塔、猿沢池畔の近くで、旧奈良市役所跡地に図書館、市民ホール、企画展示ギャラリーとして建設された憩いのスペースです。また「ならまち」の名称のとおり、付近一帯が古民家風まちなみが保存され観光客で賑わう界隈にあり、たくさんの方々に見ていただけます。 猿沢池、興福寺五重塔を見ながら南へ 旧奈良市役所跡地の市民憩いの場所 ご来場者の受付風景 人間環境デザイン学科の教員、4回生らは、この日のために何か月もかけて自らの創作を温め“カタチ”にしてきた、いわば4年間の学びの集大成です。1階受付すぐ右に24作品、3階ギャラリーには22作品、合計46作品、共同制作もあり約60名の力作が展示されました。ご来場者には学生たちが輪番で説明にあたっています。以下、作品の一部をご覧ください。
2011.02.21
産学官連携「下市町商工会木工新製品開発プロジェクト」を支援しています。
合格割箸(勝箸=かつばし)を下市中学3年生の受験生に! 下市町商工会では古くから吉野杉を活用した木製品づくりが盛んですが、三宝や割箸製造技術を応用した新しい感覚での商品・デザイン化について人間環境デザイン学科に連携依頼があり、加藤信喜准教授とそのゼミ生が約半年前から取り組みました。コンセプト・キャッチコピーは“五感であじわう吉野杉”として、創作された新製品は「下市ORIGINAL COLLECTION」の統一ブランドで売り出される予定です。その新製品の数々は2月1日~4日、東京ビックサイトで開催された「インターナショナル・ギフトショー2011」に出品され好評を博しました。 その新製品の中でもこの時節にマッチしたアイデア商品「合格割箸(ごうかく かつばし)」(割箸を割るとその断面が五角(合格)形になるように工夫。天に向かって真直ぐ育つ吉野杉のように、目標に向かって真直ぐ進んでほしいとの思いが込められています。)を、高校受験まっただ中の地元下市中学校3年生への贈呈式が2011(平成23)年2月17日に行われ、加藤先生が出席されました。 この事業は、平成23年度「地域資源全国展開プロジェクト」として2月の東京ギフトショー2011に焦点をあてて進められた関係から今年度の販売時期に合わせています。地元下市中学校の生徒会代表らは全国で一番早く合格割箸を使えると喜んでいました。 (開発された新木工製品の一部と「下市ブランドマーク」) 畿央大学は産学官連携事業を積極的に進めています。下市町のお隣りの大淀町では特産の中増番茶を使ったレシピ開発と番茶成分分析で健康栄養学科が連携し、また吉野町では人間環境デザイン学科がまちづくり協議会に参加しています。これらの山村地区から畿央大学までは車で1~2時間の距離で、畿央大学がもっとも近い総合大学ということで連携の輪が広がっています。畿央大学はこれからも地域社会のために貢献していきます! 【関連記事】 2011東京ギフトショー https://www.kio.ac.jp/information/2011/02/post-343.html
2011.02.17
「栄養学生モニター」の開発レシピ試作に挑戦!
学生5名が独自に考案した喫茶店ランチメニューが勢ぞろい!! 地元の葛城地区商工会広域協議会から依頼を受けて先週から始まった「栄養学生モニター」プロジェクト(レシピ開発)では、いよいよ試作品を作る段階へ進みました。 2011(平成23)年2月14日朝から材料の買い出しを終えた健康栄養学科2回生5名のメンバーが調理実習室に集合、指導教員上地先生と新谷先生も加わり、各自が1台ずつの調理台に分かれあらかじめ考案したレシピを見ながら学内試作が始まりました。 とってもおいしそうな出来上がりをご覧ください♪ 【試作メニュー1】てりたま丼としょうが入り中華スープセット 【試作メニュー2】きんぴらライスバーガーまたは焼肉ライスバーガーと春雨カレースープセット (さらに…)
2011.02.15
産学官連携「大学ヘルスチーム菜良」がサークルKサンクスから新商品発売!
管理栄養士資格取得課程をもつ、奈良県下の4つの大学(畿央大学、近大農学部、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成する、「大学ヘルスチーム菜良(なら)」というプロジェクトに参加しています。これは奈良県健康福祉部健康づくり推進課が主催している活動で、平成21年度を初年度として2年目を迎え、今年度は①学食ヘルシーメニューの創作、②下宿生のためのクッキング教室、③健康づくり啓発運動、④コンビニのサークルKサンクスと連携してヘルシー・地産地消をめざした新商品開発の4つのセクションがあります。畿央大学健康栄養学科の学生約50名が参加し、④の「コンビニ新商品開発」には17名が携わりました。(指導教員浅野恭代教授)2011(平成23)年2月10日奈良県庁6階会議室に4大学の学生代表ら20名(本学4名)が集まり、サークルKサンクスおよび奈良県庁関係者との最終商品確認と広告ポップ用写真撮影会が行われました。 畿央大チーム開発商品「ハニーパンプキンパイ」と「パイシュー」を持って 奈良の食材をアピールする、健康に配慮した商品という2つのコンセプトで、畿央大はデザートパン部門、奈良女子大はおにぎり部門、帝塚山大と近大はお弁当部門での挑戦。昨年夏からみんなで大手製パン工場を見学し、実習食堂室で企画原案を練り改良を重ね、温めてきたものがいよいよ商品として発売されます。関西地区サークルKサンクスの約900店舗で4月15日(金)~5月12日(木)の4週間、期間限定での販売となります。また、これに先立ち、4月14日(木)には奈良県庁において県およびサークルKサンクス、そして大学ヘルスチーム菜良の学生代表によるプレス発表が行われる予定です。値段設定もお安いコンビニ価格(ハニーパンプキンパイ137円、パイシュー126円の予定)ですので、みなさんお買い求めください。 ポーズをとった写真が合成されてポスターになりコンビニ店頭に貼られます。お楽しみに! 最後に4大学代表の学生20名で記念写真を撮りました! 前回までの連携活動の様子 産学官連携ヘルスチーム"菜良"がサークルKサンクスと連携 vol.3 https://www.kio.ac.jp/information/2010/11/kvol3.html 産学官連携ヘルスチーム"菜良"がサークルKサンクスと連携 vol.2https://www.kio.ac.jp/information/2010/09/k-1.html 産学官連携ヘルスチーム"菜良"がサークルKサンクスと連携して製作開始!https://www.kio.ac.jp/information/2010/08/k.html
2011.02.08
産学連携「大淀町番茶事業活性化支援」の最終成果報告会が行われました。
大淀町は桜で有名な吉野山の麓に位置し、かつては商業も盛んでしたが過疎化とともに衰退傾向にあります。特産品として20世紀梨、お茶、こんにゃくなどがありますが、生かし切れていないのが現状で、大淀町商工会をはじめとする町おこしメンバーが主となり、昨年6月から特産品の「番茶」、とくに中増地区の天日干し番茶を中心素材にした色々な加工食品を試作しており、畿央大学健康栄養学科の先生方が協力しています。そのプロジェクト事業の最終成果報告会および試食会が、2011(平成23)年2月7日大淀町ましが丘ふれあい交流館で行われ、本学から喜多先生、金先生、吉居先生が出席しました。(岩城先生は業務多忙で欠席) ふれあい交流館の会場の様子 開発されたレシピ商品の展示 畿央大学では昨年秋の畿央祭で来場者のみなさんに商工会青年部創作の「番茶ミルクリゾット」の試食・アンケートを実施し、これなら商品化できるという手ごたえを感じ、今後はご当地看板メニューとして幅広く展開し、B級グルメ・B1グランプリをめざす方向で検討中です。 だし汁に番茶を使って寄せ鍋風にアレンジした「番茶鍋」。具材にもこだわって地元野菜たっぷり、番茶風味ピリ辛薬味で味をひきしめています。地元割烹三笠さんが創作。 おこげと番茶の香ばしさを活かしたこだわりの逸品に仕上げた「おこげの番茶あんかけ」。 おこげとあんかけの絶妙なバランスで、和食の楽しさを満喫してもらえる夜の一品メニューとして、創作者鮨亀さんのお店で提供予定です。 このほか、「番茶せいろ蒸し」、「番茶焼きおにぎり」、「番茶に漬けた魚の一夜干し」、「くみ上げ湯葉の番茶ゼリーかけ」、「番茶ソフトクリーム」、「番茶だんご」、「蒸し番茶まんじゅう」、「葛番茶・葛桜セット」、「番茶マカロン」、「番茶パン」など、番茶を使って地元食材をふんだんにアレンジしたレシピがたくさん紹介されました。 畿央大学健康栄養学科は、開発レシピの相談とともに、番茶の成分分析に力を注いでいます。煎茶や抹茶に劣るとされる番茶の良さを成分や香りで裏付けできないかを模索しているところです。吉野では古くから番茶粥(おかゆ)が食べられてきました。おかゆは質素、素朴ではあるけれども現代では健康的なレシピであることに違いなく、今後見直されるかもしれません。 大淀町の経済復興の起爆剤になってほしいと願う岡下町長に番茶の良さを説明する喜多先生。 これら創作レシピは今年3月1日から「道の駅」や創作してくれたレストランやお寿司屋さん、割烹店などで実際に販売されます。まさに町をあげて“番茶レシピ”が全国へ情報発信されます。 これからがほんとうの始まりなのです!
2011.01.25
2011年2月25日(金)学生向け健康支援プログラム(学生支援GP)最終報告会のご案内
ご案内 学校法人 冬木学園 畿央大学健康支援プロジェクト委員会 畿央大学は“健康と教育”をテーマに大学教育を推進しており、その一環として学生自身が健康データを管理し、健康の維持と増進を図る「学生向け健康支援プログラム」に取り組んできました。この活動は平成19年度に文部科学省の「新たな社会的ニーズに対応した学生支援プログラム」(学生支援GP)に採択され、本年度が4年目の最終年度を迎えることとなりました。活動は本学の特色を生かした取り組みとして今後も継続されますが、これまでの活動を振り返り、今後の展望を開く機会として最終報告会を開催したします。ぜひ、ご参加いただきましてご意見ご指導を賜りますよう、ご案内申し上げます。 「学生向け健康支援プログラムの活用と展開 ~畿央大学・学生支援GP最終報告会~」 日時 平成23年年2月25日(金)14:00~17:30(13:30開場) 場所 畿央大学冬木記念ホール 内容 1.学長挨拶 2.健康支援プロジェクト委員会各部会からの活動報告 1)「健康支援システムの設計と開発」(情報システム部会) 2)「健康情報の有効活用と健康支援センターの役割」(健康基本情報部会) 3)「身体機能データの内容と活用」(身体機能部会) 4)「健康支援システムにおける健康意識チェック結果の分析と影響要因の検討」(生活リズム部会) 5)「食生活と健康に関するデータの内容と実践活動」(食生活部会) 6)「心の健康を測定する」(心の健康部会) 3.学生・教員座談会「学生による健康支援プログラムの活用報告と今後の可能性」 4.健康支援データを利用した研究報告 1)「畿央大学生の身体機能」(本学健康科学部理学療法学科・瓜谷大輔) 2)「運動負荷直後の唾液アミラーゼ活性と血中乳酸濃度との相関について」(本学健康科学部健康栄養学科・花岡智子) 3)「栄養学から見た健康支援活動」(本学健康科学部健康栄養学科・浅野恭代) 5.「学生向け健康支援プログラムに対する評価と期待」 「情報交換会」 報告会終了後 会場 学内(本学が開発した大豆スイーツや健康クッキーの試食もしていただけます。) ※ティーパーティ形式で行いますので、お気軽にご参加ください。 ●報告会・情報交換会とも参加無料です。●参加ご希望の場合は、最終報告会・情報交換会それぞれの参加人数および「学校・団体(部署)名」「参加者氏名(代表)」「連絡先(住所・電話番号・メールアドレス等)」を2月11日(金)までにFAXまたは電子メールでお知らせください。 お問い合わせ・申込先 畿央大学 総務部〒635-0832奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2Tel:0745-54-1601 Fax:0745-54-1600E-mail: soumu@kio.ac.jp 「畿央大学・学生支援GP最終報告会」案内・申し込み用紙(PDF)は、コチラ 「畿央大学・学生支援GP最終報告会」案内・申し込み用紙(PDF)は、コチラ アクセスはこちら