地域・一般の方へ一覧
2018.08.31
奈良県中央卸売市場連携「ならいちばのキッチン・第9回料理教室」を開催しました。
健康栄養学科の学生プロデュースによる料理教室 今回のメニューは、「夏野菜と大和ポークの冷しゃぶうどん」 畿央大学は奈良県中央卸売市場と連携して6年目になります。1~2年目は同市場で取り扱われる大和野菜や大和肉鶏、大和ポークなど奈良県産の食材を使ったレシピ作りを行い、食祭市等のイベント出展・試食会を実施してきました。3年目(2015年)には、市場発展のためにデモンストレーションができる厨房施設「ならいちばのキッチン」が完成し、第1回~第3回料理教室が開催され、その後も定期的に料理教室が開催されています。今年は8月25日(土)、毎月最終の土曜日に開催される「食祭市」の実施とあわせて、第9回料理教室が開かれました。 はじめに、関連卸協同組合の川西理事長からご挨拶をいただき、その後大和ポークを提供していただいているジュルネフーズ株式会社の古市氏より大和ポークについての説明がありました。 続いて畿央大学健康栄養学科(指導教員:上地加容子先生、吉田知可先生)と2回生6名が「夏野菜と大和ポークの冷しゃぶうどん」の調理方法について実演を行い、栄養価について説明しました。 料理教室には多くのベテラン主婦の皆様に参加いただきましたが、学生たちはしっかりと説明・デモンストレーションを行っていました。学生たちの笑顔や持前の元気良さもあり、参加者から「楽しい料理教室だった」「次回はいつ実施されますか」との声をいただきました。 奈良県中央卸売市場(最寄駅:近鉄京都線 筒井駅徒歩10分)の食祭市は毎月最終土曜日の9時~12時に一般の方を対象に開催されています。毎回「当日の目玉商品」が設定され、良いモノをお安くお買い求めいただけます。また、食に関するさまざまなイベントが楽しめますので、是非みなさんもお越しになってください。 【過去の記事】 ならいちばのキッチン・第8回料理教室 ならいちばのキッチン・第7回料理教室 ならいちばのキッチン・第6回料理教室 ならいちばのキッチン・第5回料理教室 ならいちばのキッチン・第4回料理教室 ならいちばのキッチン・第3回料理教室 ならいちばのキッチン・第2回料理教室 ならいちばのキッチン・第1回料理教室
2018.08.30
小学生5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス2018」を実施しました。
小学校5・6年生 24名が「運動中のからだのしくみ」について学びました。 8月25日(土)、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』に、元気な小学校5・6年生24名の参加がありました。 「ひらめき☆ときめきサイエンス」は、文部科学省所管の独立行政法人日本学術振興会からの助成を受けて実施されるイベントで、本学では小学校高学年の児童を対象に平成21年から毎年実施しており、本年度で9回目の開催となります。 大学は教育研究機関として、国の科学研究費の助成を受けて社会に役立つ様々な研究を行っており、その成果を子どもたちにも知ってもらい、未来の科学者を育てていくのがこのイベントの目的です。 この日のプログラムは「運動中のからだの仕組みを研究しよう〜健康を支える運動と栄養の科学〜」と題して、健康科学部健康栄養学科教員3名(永澤健教授<実施責任者>、隅蔵菜海助手、北野文理助手)と、理学療法学科教員1名(松本大輔助教)、学生19名(健康栄養学科10名、理学療法学科9名)の計23名のチームで実施しました。 まず初めにこの事業の目的と科研費についての説明を行ったあと、永澤先生から当プログラムの概要とスタッフの紹介を行いました。その後、生理機能実習室に移動し、講義と実験が行われました。まず講義で運動と食事の大切な関係性について学び、実験では、胸の上から聴診器をあてて心臓のドクドク音(拍動)を聞いてポンプの働きによって血液が全身に送られる様子を観察しました。運動をすると筋肉はたくさんの酸素を必要とするので拍動が増えます。そのメカニズムを把握するために、その場でスクワットしたりジャンプしたりと、体に負荷をかける前とかけた後に拍動数の違いについて確認しました。 その後、「筋肉の反応時間を知る=脳が筋肉へ指令を出す」メカニズムを理解するために、落ちる棒をつかむ時間を測定。また自分の腕や背中の体脂肪の厚さを測ったり、超音波を使って筋肉の量や脂肪を計測したりなど、普段小学校ではできないような珍しい実験やいろんな機器を使用して、実際に自分の“からだ”の仕組みを知ってもらいました。 約1時間の実験の後、食堂へ移動して「まごはやさしいわ」(豆、ごま、発酵食品、野菜、魚、しいたけ、いも、わかめ)という中身の食材でゴロを合わせた、特別に発注した栄養バランスのとれたお弁当を食べていただきました。1つひとつのメニューに込められている意味を噛み締めながら、食事の栄養バランスについて学んでいただきました。 ▼『まごはやさしいわ弁当』 栄養たっぷりのお弁当を食べた後は、運動効果アップの食事について学びました。主菜、副菜、デザートをバランスよく食べることで筋肉をつけ骨を太くし健康な体を作ります。たくさんのフードモデルが並ぶ【食育SATシステム(※)】を使って毎日自分が食べている食事がどのくらいのカロリー、栄養量なのか瞬時に計算します。 ※食育SATシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを各栄養価で計算し、5段階で評価されるシステム ●本学の食育SATシステムを用いた取り組みはコチラから また他のグループの子たちが食事バランスを学んでいる間は、各テーブルの学生スタッフとともに、テキストの中のクイズに熱心にチャレンジしている様子がみられました。 ▼クイズにチャレンジ! その後、運動療法実習室に移動して、最後の授業は理学療法学科松本大輔先生による「体力アップのエクササイズ」。小学校5~6年生は、一生のうちで最も心や体が成長する時期の始まりと言われており、身長が急に伸びたり、内臓や骨、筋肉など体力や運動能力に関わる機能が大きく発達したりします。そのため、この時期に沢山体を動かすことは元気で丈夫な心や体を作るために必要で、現状の体力と運動スキルをチェックしました。 その次は、運動することがどれだけストレスを発散するのかの実験。ラジオ体操をしたり、反対にヨガのような軽い運動をしたりと、様々な種類の運動によってストレスを発散できるかチェックしました。締めくくりには、松本先生から、「何よりも続けることが大事です。お家でも身体を動かすことはできるので、お家の人とぜひ一緒に身体を動かしてください。」と教えていただきました。 ▼写真左:全員でヨガを体験中 写真右:特殊な機器を使ってストレス度をチェック 以上のプログラムを朝から約7時間かけて学び、無事にすべてのプログラムが終了しました。受講生一人ひとりに冬木正彦学長から修了証書(未来博士号)が授与され、後ろで見守っていた保護者の方々からは笑みと大きな拍手が響き渡りました。冬木学長からは、自身も小学生の頃は理科が好きだった話をされ、また参加者のみんなの“からだ”の中を宇宙に例え、『これからたくさんの「なぜ?」を追求し、これからの学びにつなげていってください』とのお言葉を頂戴いたしました。 ▼受講者1人ひとりに修了証書を授与 参加者からは、「楽しかった」「いろんなことについて学べました。プログラムもとてもおもしろかったです。」「体を動かすことができて楽しかった」等、有意義な一日を過ごすことができたとの感想をいただきました。今回の体験を通して、理科や科学に興味を持った子どもが増えてくれることを願っています。 「未来博士号」をもらった参加者のみなさん、また畿央大学に来てくださいね! 【過去のひらめき☆ときめきサイエンス】 2017年「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門~」 2016年「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」 2015年「運動するとからだの中はどうなる?~健康をつくる運動と食事のサイエンス~」 2014年「運動中のからだの不思議を科学する~健康を支える運動と食事を学ぼう~」 2013年「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスするーおだしの文化の調理科学実験ー」 2012年「お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント?調理科学の不思議体験」 2011年「食から環境を考える」 2010年「食べ物の『おいしさ』と『こく』をサイエンスする」 2009年「食育をサイエンスする」
2018.08.26
第16回畿央祭実行委員Blog vol.15~模擬部署の夏休み活動報告!
こんにちは!!第16回畿央祭実行委員の模擬部署です。 模擬部署は夏休みの活動は一度もありませんが、その分、畿央祭当日や前日にたっくさん仕事をします!!! 例えば、前日から当日、翌日においてテントの組み立て、片付けなどがあり、他には出店者の備品配布、各部署のサポートなどがあります。また今年からは、畿央祭が安全に、そして楽しく行えるように警備係として学内外を巡回する仕事も加わりました。 ▼実行委員が準備している様子は1分でわかる畿央大学ムービーでも確認できます! 「模擬部署があって助かったわ~」などといわれるようにみんなで一致団結して、頑張っていきたいと思います! ▲去年の模擬部署の集合写真 第16回畿央祭実行委員 模擬部署長 現代教育学科2回生 冨永 雄太 ●畿央祭『掌』特設ページ ●これまでの実行委員Blogはこちらから!
2018.08.25
第16回畿央祭実行委員Blog vol.14~舞台部署の夏休み活動報告!
こんにちは〜〜!!第16回畿央祭実行委員の舞台部署です。 今年の舞台部署について紹介していきます!! 毎年各部署の中で1番人数が多い部署で、今年も59人ととても多い部署です!!私たち部署長としては、みんなの顔と名前が出来るだけ早く覚えられるといいなあと思っています。 去年は雨で納得のいく舞台ステージが作れず終わってしまったので、今年はみんなの思い出に残る最高のステージを59人全員で作り上げたいと思います。 そして夏休みには、野外ステージに飾られるバックパネル作成を行います!1回生にお願いして、今年のテーマである『掌』を元にデザインしてもらい、みんなの思いを込めたパネルを舞台部署全員で作り上げます!! ▼去年のテーマ「虹」のバックパネル 畿央祭当日野外ステージのバックパネル楽しみにしていてくださいね〜〜♪ 第16回畿央祭実行委員 舞台部署長 健康栄養学科2回生 井上 菜々子 ●畿央祭『掌』特設ページ ●これまでの実行委員Blogはこちらから!
2018.08.24
第16回畿央祭実行委員Blog vol.13~学内企画部署の夏休み活動報告!
こんにちは!!第16回畿央祭実行委員の学内企画部署です。 いよいよ夏休みの活動が始まりました。今年のお化け屋敷のテーマは『和風』!! 今はわら人形やお墓、お札など、お化け屋敷で使う小道具を作ったりしています。 ▼休憩中の様子 みんな楽しそう♪ 学内企画は毎年、夏休みから学園祭の前日ギリギリまで準備に追われる忙しい部署ですが、みんなでより良いお化け屋敷を作ろうと一致団結し、役割分担をしながら作業を進めています。 お化け屋敷は、 1日目 10:00〜16:00 2日目 10:00〜15:30 で行っています。 混み合うことが予想されますので、午前中に来ていただくのがオススメです☆ ▼以前のお化け屋敷の様子 ぜひ今年も学内企画のお化け屋敷に来てください!よろしくお願いします!! 第16回畿央祭実行委員 学内企画部署長 現代教育学科2回生 仲井 遥香 健康栄養学科2回生 山中 理緒 ●畿央祭『掌』特設ページ ●これまでの実行委員Blogはこちらから!
2018.08.23
第16回畿央祭実行委員Blog vol.11~アリーナ部署の夏休み活動報告!
こんにちは!!第16回畿央祭アリーナ(体育館)部署です。 今年の畿央祭アリーナ企画の名称は「スマイルファンタジー」になりました☺ 名前の通り笑顔あふれるアリーナ企画にしたいです!! もちろん、遊びの企画内容も決定して、準備も着々と進んでおります(^O^) 今回の畿央祭では、アリーナでは、ぞうさん・ふわふわ迷路・ボールプール・ボーリング・ストラックアウト・幼児コーナー。小体育館にて、折り紙・ぬりえ・プラバン・スライム、サンクンガーデンにて、ヨーヨーすくい を行います! ボールプール と ヨーヨーすくい は、新たな企画なので、楽しみにしていてください!! アリーナ「スマイルファンタジー」は 10月20日(土)・21日(日) 10時~16時 です! 豪華景品(?)が当たる「ビンゴ大会」を、両日15時~行います! ぜひご来場ください(^O^)♪ 第16回畿央祭実行委員 アリーナ部署長 現代教育学科2回生 岡田舞香 理学療法学科2回生 仲川綾恵 ●畿央祭イベント紹介ページ ●これまでの実行委員Blogはこちらから!
2018.08.23
第16回畿央祭実行委員Blog vol.12 広報部署活動報告2
いよいよ、畿央祭のパンフレット作成が始まりました! ▲パンフレット作成の様子 キャンパスマップやスケジュール表を作ったり、畿央祭で行われる様々なイベントの紹介文を考えたりして、最終的に1冊のパンフレットに仕上げていきます。 デザインやページ配分など毎年調整が必要で、大変な部分はたくさんありますが、畿央祭に来てくださった方々に、素敵で見やすい冊子を渡せるように、広報部署みんなで頑張っています!!楽しみにしていて下さい♪ また、パンフとは別で、大学HPに第16回畿央祭『掌』特設ページが開設されており、新聞折り込み用のチラシも完成間近です!!畿央祭の詳しい情報がギュっと詰まっているので、学園祭をさらに楽しんでいただくためにも、事前にぜひチェックしてきてくださいね!! 第16回畿央祭実行委員 広報部署長 健康栄養学科2回生 植林由里子 ●畿央祭『掌』特設ページ ●これまでの実行委員Blogはこちらから!
2018.08.21
オープンキャンパスで栄養バランスチェック!~健康栄養学科ヘルスチーム菜良
平成30年8月11日(土)・12日(日)に畿央大学のオープンキャンパスが開催され、ヘルスチーム菜良※1から学生がスタッフとして参加し、食育サッとシステム※2を用いて、日頃の食生活を見直してもらう体験コーナーを実施しました。 (※1)ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成され、食育啓蒙活動などを行っています。 (※2)食育サッとシステム…フードモデルを用いて1食分の食事バランスを栄養価で計算し、5段階で評価されるシステムです。 8月11日(土)には115名、8月12日(日)には135名というたくさんの方に参加していただきました。このコーナーでは、普段の食事や今食べたいものをフードモデルから選んでもらい、食育サッとシステムで栄養バランスの評価を行い、その結果から気を付けるべき栄養素をアドバイスさせていただきました。 12日(土)に参加したスタッフは、1回生1名と3回生4名の合計5名と少ない人数でした。しかし、助手の先生方のご協力もあり、参加者の方に「楽しかったです。」「ありがとうございました。」等とお声掛けいただき、とてもやりがいを感じました。 私は特に、「食事のバランスは1食ごとに栄養価を完璧にしないといけないのではなく、1日や1週間の単位で考えれば良い」ということを意識して伝え、「これならできるかも」と思ってもらえるようにお話ししました。この企画には1回生から参加していますが、毎年毎年参加者の方にお伝えできることの幅が広がってきていて、日ごろの勉強が身についているのを実感でき、これからももっと勉強を重ねていきたいと思いました。 また、栄養相談でお話した参加者の中には「畿央大学の健康栄養学科が第一志望」と言ってくれていた高校生が何人かいたのがとても嬉しかったです。ぜひ来年の入学式で顔を見ることができたらと思います。 健康栄養学科3回生 葛本葉月 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2018.08.20
畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅥ」を開催しました。
畿央大学現代教育研究所では、教育に携わる現場の方々の一助となることを目的として、設立2年目(2013年)から毎年、夏季のワークショップを開催して参りました。6回目を迎える今年は2018年8月9日(木)、昨年のアンケートで再度のご要望の多かったものに加え、新しい学習指導要領のキーワードの一つである「社会に開かれた教育課程」と関連して家族との関わりを位置づけた内容を準備し、「学びを結ぶワークショップⅥ」として行いました。 ワークショップ1及び2は、午前と午後にそれぞれ1回ずつ、ワークショップ3は一日を通しての開催となり、実人数で101名の皆様のご参加をいただきました。 当日の様子を紹介します。 ワークショップ1 「速さを活用して、ロボットを思い通りに動かそう」 講師:奥田俊詞(教育学部 教授) ワークショップ1では、2020年度から小学校で必修化されるプログラミング教育への対応がメインテーマとなりました。当日は、まず講師が地域の小学生を対象とした実践授業を行い、授業を参観した参加者が講師とともに研究協議を行うというかたちで進みました。 実践授業では、PCと専用ソフトを使って自動車型ロボットの走行プログラムを作成し、実際にコースで走らせてみるという活動が行われました。ロボットをコースに沿って正確に走らせるためには距離と速さに関する計算スキルが必要になります。この授業は算数科におけるプログラミング学習の導入を想定したものでした。 その後の研究協議では、プログラム教育必修化の背景とねらいを再確認した上で、プログラミング学習の目指すところについて議論が交わされました。その中で講師が強調していたのは、プログラミング学習の最終目標はPC等の駆使能力を子どもたちに身につけさせる点にあるのではなく、複数の動きの組み合わせの結果どのような活動が生じるのかを子どもたち自身に考えさせ、理解させる点にあるということでした。猛烈な速度で進化するテクノロジーに対し私たち人間はどのように関わっていくべきか。プログラミング学習には、この重要な課題を子どもたちにしっかり認識させるという役割も期待されています。 ワークショップ2 『特別の教科 道徳』の授業づくり 講師:島 恒生(教育学部 教授) 2018年度から道徳が「特別の教科」として位置づけられました。ワークショップ2では、最初に、「道徳科の授業づくり」、「教育活動全体で行う道徳教育」、「チームとして取り組む体制づくりと実行」が重要であることを確認しました。そして、中学3年生対象の「二通の手紙」、小学3年生対象の「まどガラスと魚」を題材として、それぞれ「規則遵守」、「正直・誠実」をテーマとして、発問のポイント、児童・生徒の考えが深まる展開などについてグループ討議を通して、「国語科ではない道徳科の授業の在り方」について検討を重ねました。 道徳の評価は「Assessment」(診断)や「Evaluation」(値踏み)ではない「Appreciation」(真価を認めて励ます)であるという視点を共有しながら、道徳科の評価のポイントについても具体例を交えながら検討しました。 教材を読み解く「状況理解レベル」や登場人物の心情を読み取る「心情読解レベル」に留まらない「道徳的価値レベル」にまで授業を展開させることの深さと重要性を実感するワークショップとなりました。 ワークショップ3 「ペアレント・トレーニング指導者の基礎を学ぼうー発達障害のある子供を育てる家族支援として」 講師:古川 恵美(教育学部 准教授) ペアレント・トレーニング(以下ペアトレ)とは、発達障害児とその家族の支援としての心理社会的治療法である行動療法の一つです。実際には複数回からなるプログラムですが、今回は午前・午後を通した4時間でペアトレの体験を行いました。 今回のねらいは、ワークショップ参加者が、発達障害児をもつ親が困ることを具体的に知り、ペアトレのファシリテータ的な関わり方を経験することにより発達障害児とその家族との良好な関わり方に基づく支援を行えるようになることです。 教員はその専門的な知識や経験から、子供との良好な関係のつくり方を知っていますが、多くの保護者はそうではありません。特に発達障害児の保護者は子供の好ましくない行動が気になり、認めることができずに大きな困難を抱えられることになります。そこに教員が専門用語で助言することは、多くの場合その意図とは逆の結果を導くことになります。教員として、そのことを理解することからワークショップが始まりました。 午前中は、ペアトレの内容の講話、ゲスト講師としてお招きした大阪LD親の会「おたふく会」副代表である石本アツ子様の子育てのお話より「よい関わり」の例を知り、ワークシートによる子供を「褒める」体験、ビデオ映像の「行動」を「許しがたい(なくしたい)行動」「好ましくない(減らしたい)行動」「好ましい(増やしたい)行動」に分ける活動などに取り組みました。 午後からは実際のペアトレのプログラムからロールプレイングやホームワークなどをトレーニング参加者として体験したり、感情のコントロールが苦手な子への関わり方の実例をビデオ映像で見たりして指導者(ファシリテータ)として、その基礎となる体験をしたりました。途中、石本アツ子様のお話を伺ったり、お子様の絵日記を拝見したりと実例を参考にすることを重視する内容でした。 発達障害児をもつ親の苦労を知り合い、その頑張りを褒められることで、親自身が褒められることに馴染み、我が子の「行動」を褒めることができるようになる。そのプロセスに教師が関われる具体的なてがかりを学びました。 恒例となりました昼食交流会は、教育学部 前平泰志 学部長による現代教育研究所及びワークショップの紹介とこれまでの経緯を含めた挨拶で始まりました。 参加者同士で話されたり、講師に質問されたりして午前中のワークショップの成果を深められるだけではなく、手伝いの学生に現場のお話をくださるなど、大学と教育現場との学びのつながりが生まれていました。 参加者アンケートでは、多くの方にワークショップにご参加いただいたことへの満足を示す多くの声をいただきましたが、中には物足りなさや不十分さへのご指摘もありました。現代教育研究所では、よりよいワークショップの実施を目指し、満足いただいた点を伸ばしご指摘いただいた課題を補えるよう皆様のお声を受けとめていく所存です。 以下、講座に対するご意見やご要望を抜粋して紹介させていただきます。 ワークショップ1 ・プログラミング的な思考について理解が進みました。 ・プログラミングに関しては学校現場での活用を考慮していただいていたので、具体的なイメージができてよかったです。 ・小学生が多数参加していることに驚きました。上手くいかなくても楽しみながら、次はこうやってみようと再挑戦している姿が印象的でした。 ・プログラミング教育について、少し詳しく考えることができました。また、実際に指導されているところをみれてイメージがわきました。 ・自分が計算してプログラミングしたことがすぐに(目の前で)成果としてみることができて、子どもにとっておもしろいと思いました。 ・初めて、このようなスタイルの研修を受けることができて勉強になりました。具体的な姿が見れて良かったです。 ・あれだけの内容をするとなると準備がとても大変だったと思います。その分、現場で実践するとなるとかなりきついことが分かりました。 ・カリキュラムがどこまで出来ているのか、具体的に知りたかったです。 ワークショップ2 ・発問を自分で考えていくので、より自分事として学べました。とても分かりやすかったです。 ・自分が道徳の年間計画を作成しなければならなくなり、学習をはじめました。そのせいか、今日は深く学べたと思います。 ・発問のつくるポイント、どういうところから取り掛かればいいのかもう少し知りたかったです。 ・いろいろと考えさせられる内容でした。また分かりやすく学びの多い話とたくさんの資料に感謝、現場で具体的に役立ちそうです。 ・とても分かりやすく、実践的なことを聞くことができた。ぜひ、校内で講習をしたいと思います。 ・“教師が喋らない授業”をいつも目指していますが、なかなか難しいです。9月からの授業づくり、不安と楽しみが交ざっています。 ・ねらいと発問がとても大切であることを再認識した。 しかし、担任の先生方が、毎時間ここまで深く考えることは現状難しいため、どのようにこれを広めていくかと感じました。 ・今回のワークショップにて学んだ事が、参加者個々にとどめない為にも、その一部でも現場に還元できる様に努めます。 ワークショップ3 ・保護者の方の声があり、分かりやすかったです。 ・親として自分の子どもの接し方に役立てることができそうです。 ・保護者には難しいと思われている、という言葉が印象的でした。 ・子どもだけでなく保護者の方に対しても、どう対応したらよいのかなど、保護者の方々が学校に対して感じておられることを知れて良かったです。 ・ロールプレイングをいろんな研修でやり、疲れ気味です。日常園で活かしたいです。 ・その子をほめるのではなく「行動」をほめる、という視点はとても大切だと思いました。 ・今日学んだ「待つ」「繰り返す」「ほめる」このキーワードを忘れずにしたいです。 ・ビデオで子どもへの対応の仕方を見せていただけて指導法・対応についてよく分かりました。 ・内容について親に伝わるようにペアトレを実施するのは大変高度な事であると思いました。 あまり難しく捉えすぎると親に大変そうなのが伝わる気がしました。 ・親の会代表の保護者の話が聞けたのも良かったです。 次回以降の内容を伺うアンケートでは今回の内容を継続発展させるご希望が多くありました。他では、今回扱わなかった教科などの指導法、生活指導、総合的な学習の時間の指導、キャリア教育といった教育内容についてが主でしたが、「教材の交流」という、より実践に即したものから「応用行動分析の基本について」といったやや専門的なものまでありました。 大学のスタッフの陣容を考慮し、教育の幅広い意味での現場の皆様にご期待に答えることができるようにしたいと思います。 畿央大学現代教育研究所では、現職の先生方を対象とするワークショップを継続して実施いたします。不易の面と現代的な面との双方から教育課題の研究に取り組み、その成果をもとに充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。 【関連記事】 「学びを結ぶワークショップⅠ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅡ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅢ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅣ」開催報告 「学びを結ぶワークショップⅤ」開催報告
2018.08.13
「バーンデザイン」農家小屋アート!第3弾~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
人間環境デザイン学科加藤ゼミの取り組み、今年で3回目となる「バーンデザイン」の報告です。 今夏の暑さは尋常ではありません。連日40℃近くまで気温が上昇し、プロジェクトの実現が危ぶまれるほどでした。熱中症患者が続出しているため対策をして臨みましたが、幸いにも台風の影響で当日は涼しく最適の作業日といえるぐらいでした。快適さのためか作業が予定より早く進み、2日間を想定していましたが、なんと平成30年8月9日(木)の1日だけで完成してしまいました!1日で完成できたのは初めてのことです。 今年度も、Aバーン・Bバーンと2つの農家小屋をペイントアートしました。またAバーンの所有者である松井様から、ぶどうの温室に屋号を入れてほしいという要望があり、今回初めての試みとして、24メートルの長―いサインも制作しました。当初は少し躊躇しましたが、何事もチャレンジ!とみんなで頑張り、Kioのロゴも入れさせていただきました。 Aバーンは関屋駅から西側の南。(一番下の地図参照) A・Bバーンともに、近鉄電車からよく見えます。五位堂駅から上り線(大阪に向かって)左側にあります。関屋駅の界隈にきましたら、集中して外を見てバーンを見つけて下さい。 Aバーンリーダー:丸山瑞季さんのコメント 今回のぶどうのデザインは、ステンドグラス特有のメリハリのついたデザインが遠くから見た時でも綺麗に見えると思って考えました。作業はチョークで下描きをしてペンキで塗るという初めての経験でとても新鮮に感じました。背の高い人や細かい作業が得意な人などそれぞれの個性が発揮できて面白かったです。全員が手伝ってくれたおかげで、暑い中の作業も楽しくすることができました。また一からデザインするということをしてみたいと感じました。 ▼Aバーンの原画 ▼Aバーン Bバーンは関屋駅東側の南にあります。(一番下の地図参照)2年前(バーンアートを始めた年)にアートさせてもらった農業小屋です。今年は同じ小屋の手前のコーナー部分をアートさせてもらいました! Bバーンリーダー:西垣明花さんのコメント 縮尺1/20で原画を描いていたので、考えていたデザインを実際に原寸大の大きなバーンに描くと、規模の違いもあって想像以上に難しかったです。今回、2・3回生で行う初めての大きなプロジェクトだったのですが、作業を通じて学年を超えての信頼も深まり良い機会であったと思います。また、今回のバーンデザインをたくさんの人に見ていただいて、関屋の農業の更なる促進に繋がれば嬉しいです。施主の山田様にはぶどうを御馳走になり、またご自宅で休憩させていただき本当にお世話になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。 ▼Bバーン A,Bバーンの両方掛け持ちした2回生:亀岡功嗣君のコメント 自分で仕事を探して積極的に動くのは私的には少し難しいことでしたが、今回は結構頑張れた気がしています。また、先輩方とも接することができて良かったですし、少しでも仲良くなれていたら幸いです。完成したバーンを見ると心が充足しました。 飛び入り参加の1回生:勝屋翔太君のコメント 今回、加藤プロジェクトゼミのお手伝いをさせていただいて、大変な作業も多かったですが完成した時の達成感、協力してくださった農家の方々の完成したデザインを見た時の笑顔が素敵で、とても嬉しかったです。また参加したいです。 ▼バーンデザイン周辺地図 人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜 【関連記事】 人間環境デザイン学科教員が「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産のぼりデザインで入賞! 人間環境デザイン学科プロデュース「KIOビニールバッグ」が完成! 近畿大学アカデミックシアターを見学!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 不要な建物を再利用する「空家コンバージョン」で卒業制作!~人間環境デザイン学科 エコール・マミにバレンタインディスプレイと改修提案!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 「バーンデザイン」農業小屋アート~人間環境デザイン学科


