2023年の地域・一般の方へ一覧
2023.07.04
読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」で、理学療法学科 岡田准教授が「つまずき」の解説を担当!
読売テレビ「朝生ワイド す・またん!」に理学療法学科 岡田洋平准教授の解説がテロップで紹介されました! 視聴者の疑問を集めて調査する「さかなのとれたてリサーチ」内で、「年をとるとつまずきやすくなる?」という疑問に対して、歩行障害のスペシャリストとして取材を受けました。 ▼読売テレビ公式YouTubeチャンネルより つまずきの原因は、「床面とつま先の間隔(トゥクリアランス)の低下」とし、若い人が何もない平らな場所を歩く時に床面とつま先の間隔は通常1cmから2cmですが、年齢を重ねるごとにこの間隔のバラつきが大きくなり、0.5cm以下から4cmほどの幅へと広がるとのこと。そして、この間隔が小さくなってしまった際につま先が床に引っかかってつまずいてしまうという風に考えられているそうです。 またこのバラつきが大きくなることの予防方法として、自宅でも簡単にできるつまずき防止の運動も紹介され、スタジオでは実演もされていました。 詳しくは読売テレビのYouTubeチャンネルをぜひご覧ください!
2023.06.30
【開学20周年】6/25(日)橿原市吹奏楽団ファミリーコンサート in 畿央大学を開催しました。
2023年6月25日(日)、畿央大学冬木記念ホールにおいて橿原市吹奏楽団を招いて畿央大学開学20周年記念イベント「橿原市吹奏楽団ファミリーコンサート in 畿央大学」を開催しました。 橿原市吹奏楽団は、1973年に橿原市内の吹奏楽愛好家たちによって立ち上げられた50年の歴史がある由緒ある楽団です。団員は10代の高校生、働き盛りの40~50代、リタイアされた方まで幅広い年代の方々で構成されています。6月初旬に募集を開始してから1週間足らずで満員御礼となり、当日は広陵町内や近隣地域から500名近い来場をいただきました。 また当日は在学生ボランティア16名が受付や場内誘導などに運営協力し、イベントに華を添えてくれました。 開催に先駆けて冬木正彦学長から、開学20周年を迎えられたことの感謝や、生の演奏を肌で感じることの大切さが述べられ、「大きくなったら畿央大学に来てくださいね」という言葉には会場からは笑いがあふれるなど、ファミリーコンサートにふさわしいスタートとなりました。 前半の部は橿原市吹奏楽団による単独公演で、「宇宙戦艦ヤマト」「白雪姫セレクション」など小さいお子様から高齢者の方まで様々な年齢層に合わせた楽曲を演奏いただきました。 休憩をはさみ、後半の部では本学の吹奏楽サークル(Piu a poco)と吹奏楽団とのコラボレーション演奏が実現しました。 コロナ禍の影響で実は吹奏楽サークルとしては初めての活動がこの大舞台となりましたが、練習を積み重ね、MCにも挑戦して会場を大いに盛り上げました。 「ダンスホール(Mrs. GREEN APPLE)」や「ジャンボリミッキー」、「鬼滅の刃メドレー」など最近話題になった楽曲やアニメソングが選曲され、馴染みのある音楽が流れると、会場のあちこちで子どもたちの元気いっぱいの掛け声や音楽にあわせて踊る姿がたくさん見られました。 鳴りやまない拍手にこたえる形でのアンコールは、吹奏楽の定番曲「宝島」と「翼をください」の2曲。最後の「翼をください」では、吹奏楽の演奏に合わせて来場者全員で合唱し、音楽を通して会場内が一つになる瞬間が感じられました。 演奏終了後には、吹奏楽サークルの代表から橿原市吹奏楽団へ花束が贈呈されました。 橿原市吹奏楽団のみなさま、吹奏楽サークルのみなさん、当日運営をサポートしてくれた学生ボランティアのみなさん、ありがとうございました。 ファミリーコンサートに引き続き、開学20周年記念イベントとして、7月23日(日)に柔道史上初、また全競技を通じてアジア人初となるオリンピック3連覇を達成した野村忠宏氏をお招きした特別講演(参加費無料、7/5事前予約受付開始)を開催しますので、ぜひご参加ください。 ▼橿原市吹奏楽団、吹奏楽サークル、ボランティア学生と冬木学長で最後に記念撮影! 【関連リンク】 畿央大学開学20周年特設サイト 【申込ページはこちら】広陵町名誉町民 野村忠弘氏特別講演会「折れない心」
2023.06.25
8/8(火)畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅪ」を開催します。
2023.06.13
6/11(日)畿央大学開学20周年・畿央大学付属広陵こども園開園記念式典・シンポジウムを開催しました。
2023(令和5)年6月11日(日)、冬木記念ホールにおいて、13時から「畿央大学開学20周年・畿央大学付属広陵こども園開園記念式典」、14時から「畿央大学開学20周年・畿央大学付属広陵こども園開園記念シンポジウム」を行い、総勢300名弱の方にご参加いただきました。 「記念式典」には、本学教職員・学園関係者・学生・卒業生の他、来賓として行政関係、大学、高等学校、関連企業の方々のご出席を賜りました。 冒頭の畿央大学アカペラ部「ADVANCE#」による学歌斉唱に引き続き、冬木智子名誉学園長の動画で建学の精神「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」を振り返りました。 冬木正彦学長の式辞では、原点に立ち返り、自身の経験と建学の精神に触れられ、畿央大学付属広陵こども園と共に将来の展開と皆さまへの感謝の気持ちが述べられました。 引き続き、健康科学部長の植田政嗣、教育学部長であり畿央大学付属広陵こども園園長の前平泰志が挨拶をしました。 ご来賓を代表して山村吉由広陵町長から、広陵町における就学前教育の整備とさらなる包括連携の強化を期待しています、とのご祝辞をいただきました。 その後は、本学職員(人間環境デザイン学科4期生)による「大学開学20年のあゆみ(スライドショー)」と、畿央大学付属広陵こども園副園長による「畿央大学付属広陵こども園紹介(動画)」で、式典は閉会となりました。 14時からは、幼児教育施設や子育てに関心のある一般の方も加わり、「子どもの世界から見えてくるもの」と題して「記念シンポジウム」が行われました。 本シンポジウムでは、幼児教育にさまざまな方面で活躍している4名を登壇者としてお招きしました。前半はご自身の活動についてお話いただきました。 齋藤美和氏(しぜんの国保育園 園長) しぜんの国保育園は東京都町田市にある社会福祉法人東香会が運営する認可保育園であり、にぎやかな街並みから少し離れた場所にある当園は、「small village」という愛称があります。 園の特色として「すべてが子ども中心」という理念から始まっており、子どものやりたいことを優先してその日のスケジュールを決め、子どもたちの「今」を尊重した保育を実践しているとお話しいただきました。 岡本麻友子氏(森のようちえんウィズ・ナチュラ 代表) 森のようちえんウィズ・ナチュラは天理市内のキャンプ場にて、年間を通して野外での保育を実践しています。 雨の日でもカッパを着て外で活動を行って雨の日しかできない遊びを行うことで自然の中での体験活動を大切にしています。また、季節の行事やイベントを大切にし、誕生日であれば、誕生月の子を想いながら採ったものを木でできたケーキに飾り、その時だけの特別なケーキを作っています。 「自然保育はやり方ではなく在り方」であり、それを考えることが大事であるとお話しいただきました。 阪田隼也氏(リーベ式運動遊び) 「こどもがこどもを満喫できる環境づくり」を大事にしており、跳び箱やマット運動などの技術練習を並んで順番を待ち、一人ずつ行う指導スタイルではなく、とにかく動き続けることがリーベ式運動あそびの特徴の一つであり、子どもたちが不安や緊張を感じることなく自然と動き出せることを重要視しています。 「楽しい先にこそ育ちがある」と考え、今できることを大人も一緒に楽しんでほしいとお話しいただきました。 小泉昭男氏(造園家) 「答えより問いを探して」との考え方から、草木や虫、鳥などの自然環境を子どもたちが楽しく学んでいけるように、子どもの視線や感覚にもとづいて、園庭づくりをされています。 園庭を通して季節を感じ、生き物に出会うこと。五感を研ぎ澄まし、そこから得た経験が、その後の育ちや学び重要であること。子どもたちにとって、管理された環境よりも、多様性のある自然が保証された遊びの場こそが子どもの心や体を豊かに育んでいくとお話しいただきました。 後半は、会場からの質疑応答・ディスカッションが行われ、子どもに対しての大人のあり方について、意見が交わされました。 外から見ると参加していないように見えても、他の子どもが遊ぶ様子を見て自分も参加している気持ちをもっており、「楽しい」という気持ちがそこには存在するとの意見がありました。 子どもは未熟であるために、大人主導の保育となりがちですが、子どものペースを知ると、子どもがよく見えるので、子ども主体の保育が必要であると結びました。 子どもの世界を考える貴重な機会になり、大変有意義なシンポジウムとなりました。 16時からは、会場を食堂棟に移して「情報交換会」を行い、シンポジストを含む全ての参加者の方に交流していただきました。 途中、本学の発展にご尽力いただきました冬木学園の理事や同窓会長、栄誉教授・名誉教授から、開学に至る経緯や学園への思いや激励の言葉等をいただき、教職員は建学の精神のもと一丸となって次の10年に向かって教育を進めていく決意を新たにしました。 2003年の開学当初、1学部2学科200名の入学生でスタートした畿央大学ですが、現在は2学部5学科2研究科1専攻科1別科にまで成長し、7,000名以上の卒業生が社会で活躍しています。 そして、今年4月には、畿央大学付属広陵こども園を開設し、212名の園児を迎えることができました。 これもひとえに、皆さまのご支援とご厚情の賜と深く感謝し、今後とも畿央大学および畿央大学付属広陵こども園に、さらなる温かいご支援とご協力をお願いいたします。 畿央大学開学20周年特設サイト 畿央大学付属広陵こども園ホームページ
2023.05.17
6月3日(土)・4日(日)大和郡山フェア・4大学対抗ピザバトルで「大和丸なす」主役ピザをPR販売~ヘルスチーム菜良
大和伝統野菜「大和丸なす」主役ピザを共同開発 イオン「大和郡山フェア」で4種類販売!&FMヤマトでPR 奈良県内の管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」に所属する各大学ヘルスチーム菜良は、大和の伝統野菜「大和丸なす」を主役にしたピザを大和郡山市活性化検討会の依頼のもと、イオンリテール株式会社と共同開発。「4大学対抗ピザバトル」と銘打ち、イオン大和郡山店「大和郡山フェア」期間中の6月3日(土)・4日(日)に各大学の学生が店頭に立ち、優勝をかけて自分たちが開発したピザをPR販売します。また、奈良県中和エリアをカバーするコミュニティラジオ局である「FMヤマト」に本学の学生が6月1日(木)・3日(土)・4日(日)に出演し、ピザをPRします。 本学が商品開発した「ゴロっと大和丸なす&サーモン彩りピッツァ」は、ごまマヨネーズ醤油の和風ソースをベースに、サーモン、しらすなどのシーフードとミニトマト、ほうれん草、大和丸なすを取り合わせた見た目が鮮やかな彩り豊かなピッツァです。また本学独自の特徴として、学生だけではなく、2017年度の本企画開始よりレシピ監修をしていただいている石窯焼きピッツェリアサンプーペー松原朱美シェフの指導のもと、店舗で試作しながら商品開発したので、試作段階より完成度が高いとイオン担当者様よりお褒めの言葉をいただいています。 今年度は新たな取組みとして地元ラジオ局FMヤマト様への出演があります。またアフターコロナとなり、コロナ前と同じく、会場での学生ピザPR販売、ステージでのプレゼン、審査会、表彰式も予定されています。サンプーペー様での販売も予定しています。 日 時 ①2023年6月1日(木)14:00~14:54 FMヤマト「民博・健活・昼活トーク」 ②2023年6月3日(土)・4日(日) イオン「大和郡山フェア」 ③2023年6月1日(木)~30日(金) (なくなり次第終了) 場 所 ①奈良県立民族博物館(大和郡山市矢田町545) ②イオン大和郡山店(大和郡山市下三橋町741) ③石窯焼きピッツェリアサンプーペー 概要 大和郡山市三橋地区で戦後まもなくから栽培されている大和の伝統野菜「大和丸なす」は、東京、大阪、京都の料亭などでも用いられる高級食材として好評を得ていますが、地元奈良では販売機会が少なく、知名度アップが課題となっています。また、大和郡山市では地産地消促進計画に基づき、地産地消の推進を、奈良県では特定農業振興ゾーンとして「大和丸なす」の生産地である大和郡山市三橋地区が設定され「新たなレシピ開発による個人消費(大和丸なすファン)の拡大」をめざして取り組んでいます。 本企画は、2017年度から、イオンモール大和郡山で開催される大和郡山フェアにおいて、「大和丸なす」のPRと大和郡山産野菜の摂取量増加をめざし、大和の伝統野菜「大和丸なす」や大和郡山市産野菜を使用したピザ開発に取り組んでおり、今回で6回目となります(2020年度はコロナ禍で中止)。 4大学対抗ピザバトルでは、①実食による味覚の評価の「食味」、②新しいアイディア・斬新さ・ネーミングの工夫等の「独創性」、③彩り・見た目(SNS映え)の「見栄え」、④大和丸なすの素材の良さを生かしているかの「大和丸なす」、⑤ピザのPRの「プレゼン」、⑥販促物の完成度の「販促物」の6点について、審査委員が試食等を行った上で採点を行い、優勝ピザを決定いたします(2022(昨年度)の優勝は本学)。畿央大学からは、以下のピザを商品開発いたしました。 畿央大学ヘルスチーム菜良:「ゴロっと大和丸なす&サーモン彩りピッツァ」 大和丸なす、サーモンをはじめ、彩り鮮やかで個性豊かな食材をごまの香りと醤油、マヨネーズの和風ソースでひとまとめにしました。本ピザのコンセプトは「彩り・和・栄養バランスの融合」です。「大和丸なす」を初めて食べる学生も多く、その大きさとしっかりとした食感、美味しさに驚いていました。大和丸なすの美味しさと彩りを主役にするため、刺身用サーモンならではのピンクと味でしっかりと引き立てたせるよう、こだわりました。他にしらすや野菜も彩りを添えており、多彩=栄養バランスが整うという研究結果からも映えるだけでなく、栄養バランスも考えた自信の逸品となっています。本学の他、4大学の個性的な4種類のピザ、ぜひ一度学生のプレゼンをお聞きいただき、食べ比べてお好みのピザを見つけてください。 また、今年度は、6月の1か月間、商品開発のご指導をいただいた石窯焼きピッツェリアサンプーペーでも販売されます。イオンバージョンとは異なったピッツァをお楽しみください。 問い合わせ先 畿央大学 健康科学部 健康栄養学科 野原 潤子 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: j.nohara@kio.ac.jp
2023.05.15
【開学20周年記念】7/23(日)野村忠宏氏特別講演会「折れない心」を開催します。
畿央大学開学20周年を記念し、地域の皆さまへこれまでの感謝を込めて、柔道史上初、また全競技を通じてアジア人初となるオリンピック3連覇を達成した野村忠宏氏をお招きした特別講演(参加費無料)を開催します。柔道を始めた少年時代から五輪3連覇への道のり、そして現役引退までどのようにプレッシャーと闘い、ケガを乗り越え、大舞台で勝つことができたのか。あらゆる年代の方にも通じる目標に向かって努力すること、挫折を乗り越えて成長していくことの大切さなどを語っていただきます。 地元広陵町の名誉町民でもある偉大なチャンピオンから学ぶチャンスです。ぜひご来場ください! 野村 忠宏氏 プロフィール 主な大会成績(柔道) 1996年 アトランタ五輪 優勝 2000年 シドニー五輪 優勝(2連覇) 2004年 アテネ五輪 優勝(3連覇) 学歴 1997年3月 天理大学体育学部武道学コース 卒業 1999年9月 奈良教育大学大学院医学研究科保健体育科教育専修 修了(教育学修士) 2013年3月 弘前大学大学院医学研究科医療学専攻 修了(医学博士) 教育歴 同志社大学スポーツ健康科学部 客員教授(2016年4月~現在) 弘前大学医学部 学部長講師(2018年9月~現在) 金沢大学医薬保健学域医学類 非常勤講師(2022年4月~現在) 名城大学薬学部 特任教授 講演内容 講演名 広陵町名誉町民 野村忠宏氏特別講演会「折れない心」 開催日 2023年7月23日(日)13:00~14:30 開場12:00(予定) 会場 畿央大学冬木記念ホール ※ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。 本学へのアクセス 参加費 無料(定員400名) 申込方法 事前予約制(申込先着順)です。 【申込期間】7月5日(水)10:00~7月21日(金)23:59 ※定員に達し次第、締切とさせていただきます。 ※下記申込フォーム(Peatix)またはお電話、E-mailよりお申込みください。 申込フォーム 問合せ先 畿央大学20周年事業係 電話:0745-54-1601 E-mail:20th@kio.ac.jp 畿央大学開学20周年記念事業のご案内
2023.04.13
畿央大学付属広陵こども園が開園しました。
2023年4月、広陵町平尾に『畿央大学付属広陵こども園』が開園しました。 記念すべき第一回の入園式が、4月8日(土)畿央大学の冬木記念ホールにて行われ、0歳児から5歳児までの合計212名が入園しました。 朝10時からの式典には、元気な子どもたちが大学に集まってきてくれて、にぎやかなキャンパスになりました。 地元からは、広陵金明太鼓の皆さんが応援に駆けつけてくれました。 子どもたちとご家族の皆さんの晴れやかな笑顔が、とてもまぶしい一日でした。冬木学園の仲間に「小さなおともだち」が入ってきてくれて、とても嬉しいです。 畿央大学付属広陵こども園では、「子ども一人ひとりのありのままの姿を大切にして、いまという『とき』を楽しく充実して過ごせるように、遊びを通じてこころとからだがのびのび育つ園」をめざしています。園長は畿央大学教育学部の前平泰志学部長、副園長を吉田正純教授が務め、教育・保育職員、調理職員、事務員など総勢約60名の教職員が配置されています。 広陵町と連携しつつ、大学の持つ教育力と専門的な知見を存分に発揮して、教育・保育はもちろん、健康・栄養・建築など様々な分野と連携して地域に貢献して参ります。ご支援をよろしくお願い致します。
2023.03.02
第22回畿央大学公開講座「入浴着にできること」を開催しました。
本学では、地域の皆様に生涯学習の場を提供することを目的とした「畿央大学公開講座」を開催しています。新型コロナウイルス感染症の影響により、オンラインでの開催が続いておりましたが、今年度は3年ぶりに対面での開催となりました。 2023年2月25日(土)、前週の第21回に続いて大テーマである「衣食住」の「衣」を扱った「第22回畿央大学公開講座」を開催いたしました。 「入浴着にできること~乳ガン患者のQOL向上から入浴着のユニバーサル化まで~」 【講師】人間環境デザイン学科 村田 浩子教授 講演に先立ち、村田 浩子教授を中心として制作された入浴着「バスタイムトップス」が2022年度グッドデザイン賞を受賞したことを改めて紹介いたしました。このグッドデザイン賞を主催する公益財団法人日本デザイン振興会の秋元 淳様にお越しいただき、賞の概要や受賞対象がどのような観点で選考されているのかを説明していただきました。賞の対象は有形無形を問わず、人が、ある目的や理想を果たすために創意して築いたものごとを「デザイン」とみなし、その開発の経緯、背景も選考に加味されていること、時代の流れに沿って選考の観点(人間的視点、産業的視点、社会的視点、時間的視点)も移り変わっていることにも触れていただきました。 ▼公益財団法人日本デザイン振興会 秋元様 続いて、村田教授による基調講演を行いました。「衣」「生活科学」「被服学」の分野を専門とする村田教授を中心に、乳がん手術経験者のQOL向上のためにと入浴着の研究がスタートしたのは2016年。講演の中では「バスタイムトップス」制作の経緯、また今後のユニバーサル化に向けての展開にも及びました。また制作の大きなきっかけとなったのは本学看護医療学科中西 恵理講師の提案であったことも紹介され、中西講師は動画を通して開発当時のことを説明しました。 ▼村田教授による基調講演 ▼看護医療学科 中西講師 またバスタイムトップスをメディアで知り、村田教授に直接連絡をしてつながったご縁で、東京慈恵会医科大学乳腺内分泌外科 伏見 淳医師にも動画でご登場いただきました。「この入浴着は機能性だけでなく、デザインも優れていることに驚きました。乳がん術後患者さんにとってアピアランスケア(外見の変化による苦痛を軽減するケア)の一助になることと思います」とコメントいただきました。 ▼東京慈恵会医科大学乳腺内分泌外科 伏見医師 ▼実際に入浴着「バスタイムトップス」を身に着けた学生の登壇 休憩後は、講演タイトルにもある「乳がん患者のQOL向上」「ユニバーサル化」をテーマにしたパネルディスカッションを行いました。今回のこの入浴着「バスタイムトップス」の制作に携わった株式会社GSIクレオス後藤 忠司様、入浴着の認知度の向上に尽力されている入浴着普及委員会の増田 郁理様、乳がん検診・予防啓発を行う立場として広陵町けんこう推進課の芝 宏美様、入浴着バスタイムトップスを導入いただいている奈良健康ランド(温泉施設)の湊 和行様にご登壇いただき、また一般女性の代表として畿央大学地域連携センターから職員1名も参加しました。 様々な立場での入浴着とのかかわり、またあらゆる視点から入浴着に対する思い、制作にあたってのお話、その他にも事前にお申込みされた方からの質問に対する回答、また入浴着のユニバーサル化に向けた今後の展望など、村田教授の進行のもとたくさんお話いただきました。 パネルディスカッションを終え、会場からの質疑応答の時間を設けました。実際にバスタイムトップスを手に取られ、その柔らかさの感想とともに生地の伸縮性についての質問や、価格に関する質問、温泉施設での着用に関する質問もあり、それぞれ該当分野でのパネリストの皆様から丁寧に回答いだきました。 村田教授は「この講演も1つのきっかけとして、さらなる入浴着の周知や普及、また乳がん患者の方だけでなく『ユニバーサル化』にも及んでいけるよう今後の展開をめざしていきたい」と締めくくりました。 2時間近くの充実した講演となり、100名の方にご参加いただき大盛況となりました。 「聴講されている方が、講演中大きく頷いている場面も多く見かけました」といったご感想や、「乳がん患者用に特化せずユニバーサルデザインとして発展して欲しいと思いました」と、入浴着の今後に期待されるご感想もいただきました。県内だけでなく県外の方にもご参加いただき、中にはこのバスタイムトップスがメディアで取り上げられたことからこの入浴着という存在を知って参加したという方、自分自身や近しい方が乳がん経験者で今回の講座に参加された方もいらっしゃいました。 ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。畿央大学では、今後も受講者の皆様にご満足いただけるような講座を開催していく所存です。 【関連記事】 第21回畿央大学公開講座を開催しました。 第20回畿央大学公開講座「コロナ時代におけるこれからの認知症ケア」をオンライン開催しました。 第19回畿央大学公開講座「感染症を知ろう~新型コロナウイルスとこれからの生活~」をオンライン開催しました。 第18回畿央大学公開講座「当事者とともに創る認知症ケア」を開催いたしました。 第17回畿央大学公開講座「認知症の正しい理解」を開催しました。 第16回畿央大学公開講座を開催しました。 第15回畿央大学公開講座B・C(2日目)を開催しました。 第15回畿央大学公開講座 講座Aを開催しました。 第14回畿央大学公開講座を行いました。 第13回畿央大学公開講座を開催しました。 第12回畿央大学公開講座「健康長寿のための食と運動」を開催しました。
2023.02.22
第21回畿央大学公開講座「うま味とコクの新常識/古都奈良と近代建築」を開催しました。
本学では、地域の皆さまに生涯教育の場を提供することを目的とした「畿央大学公開講座」を毎年開催しています。新型コロナウイルス感染症の影響によりオンラインでの開催が続いていましたが、今年度は3年ぶりに対面での開催となりました。 2023年2月18日(土)には「第21回畿央大学公開講座」を2部制で開催し、大テーマである「衣食住」のうち「食」と「住」を取り扱いました。 【第1部】「おいしさを生み出すうま味とコクの新常識~味覚と脳のメカニズム~」 【講師】健康栄養学科 山本 隆教授 「コクのあるおいしさとは何か?~味覚と脳のしくみ~」をテーマに、健康栄養学科の山本 隆教授が講演しました。生体が活動するために欠かすことのできない「食事」。その食事で感じる“おいしさ”には「生きるためのおいしさ」「快楽のためのおいしさ」の2種類が存在するとして、この“おいしさ”を生み出す「うま味」「コク味」のメカニズムや、味覚と脳との関連を解説しました。 好き嫌いをなくすためには幼少期の食習慣が重要で、実際に「うま味のついた食事」、「ついてない食事」を食べ比べた時の幼児の反応の違いの動画や、またそこから関連して初めて「甘いものを食べたとき」や、「酸っぱいものを食べたとき」の幼児の動画が流れ、会場からはあまりの可愛さに笑いも起こっていました。 講義後の質疑応答では、「一度その味を経験し、嫌いになった食べ物を克服してもらうためには何か良い具体策はないでしょうか」などの具体的な質問も飛び交いました。また「再度スライド資料を見せていただきたい」とリクエストの上、熱心にメモを取られる方もいらっしゃいました。 【第2部】「古都奈良と近代建築」 【講師】人間環境デザイン学科 前川 歩講師 タイトルのとおり、奈良には古代から藤原京、平城京といった都が成立し、また奈良帝室博物館(現在の奈良国立博物館)等の近代建築が存在しています。そういった古くからの歴史が残る奈良ならではの、近代建築の特徴や魅力について、多くの写真とともに詳しく紹介いただきました。 その中で河合町にある「旧豆山荘」も近代建築の一つとして紹介され、河合町ご在住の参加者の方から「自分の住む町にこんな古い建築物があることは知らなかった。ぜひ町内でもワークショップをしてほしい」といった感想もいただきました。 講座終了後のアンケート 「コクが科学的に説明されていて興味深い」「漠然としか知らなかったことを角度から教えてもらえてよく分かった」「長年旧奈良市内に住んでいたので、様々な建築物について非常に興味深かったです。いくつかの懐かしい建物が見ることができました。」といった好評なご感想や、「次はさらに専門的な内容を複数回に分けてぜひ聞きたい」「社会人向けの公開講座をもっと開催してほしい」といったご要望もいただきました。 3年ぶりの対面での開催でしたが、各講座それぞれ70名近くの方にご参加いただき、中には両講座とも受講される方もいらっしゃいました。ご参加いただきありがとうございました。 引き続き、2/25(土)に「衣」を取り扱った内容として、第22回畿央大学公開講座「入浴着にできること~乳ガン患者のQOL向上から入浴着のユニバーサル化まで~」を開催いたします。 お申込みいただきました皆様、ご来場をお待ちしています。 【関連記事】 第20回畿央大学公開講座「コロナ時代におけるこれからの認知症ケア」をオンライン開催しました。 第19回畿央大学公開講座「感染症を知ろう~新型コロナウイルスとこれからの生活~」をオンライン開催しました。 第18回畿央大学公開講座「当事者とともに創る認知症ケア」を開催いたしました。 第17回畿央大学公開講座「認知症の正しい理解」を開催しました。 第16回畿央大学公開講座を開催しました。 第15回畿央大学公開講座B・C(2日目)を開催しました。 第15回畿央大学公開講座 講座Aを開催しました。 第14回畿央大学公開講座を行いました。 第13回畿央大学公開講座を開催しました。 第12回畿央大学公開講座「健康長寿のための食と運動」を開催しました。
2023.02.10
健康栄養学科の学生が大和茶を使った洋菓子をパティシエと共同開発!奈良銘品館・奈良まほろば館他で販売~ヘルスチーム菜良
大和茶を使用した「緑茶マドレーヌ」「緑茶ヴィーガンクッキー」を共同開発 奈良県内管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」に所属する畿央nutrition egg team(畿央大学ヘルスチーム菜良)は、社会福祉法人せせらぎ会の田中貴也パティシエと、「Nyu farm」(奈良市丹生町)の大和茶を使用した「緑茶マドレーヌ」「緑茶ヴィーガンクッキー」を共同開発しました。 2月6日より、奈良銘品館奈良公園バスターミナル店、東京にある奈良まほろば館、大和高田市のOhisama・lunchでの販売を実施しております。また3月4日は香芝市のお祭りである「冬彩」でも販売を予定しております。 本商品は畿央大学の学園祭「畿央祭」で販売したところ、すぐに売り切れるほど大好評。ぜひお買い求めください! 販売場所 奈良銘品館奈良公園バスターミナル店(奈良市登大路町76) 奈良まほろば館(東京都港区新橋1丁目8-4 1F・2F SMBC新橋ビル 2階) Ohisama・lunch(奈良県大和高田市神楽3-8-8) 冬彩 ※3/4のみ(今池親水公園・香芝市役所南側:香芝市下田西3丁目9-3) 販売価格 1個 280円(税込) ▼緑茶マドレーヌ ▼緑茶ヴィーガンクッキー 問い合わせ先 畿央大学 健康科学部 健康栄養学科 野原 潤子 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: j.nohara@kio.ac.jp