地域・一般の方へ一覧
2013.09.21
畿央彩~第11回畿央祭実行委員Blog vol.20 ~アリーナ部ブログ
こんにちは! アリーナ部署長の田中華恵です\(^o^)/ アリーナの夏休みの活動もあと残すところ1日になりました!! だんだんと作業が進んでいき、自分たちがやろうとしていることが目に見える形で出来上がっていくにつれて、みんな生き生きと楽しそうに作業していってくれています♪ 砂絵班は、一から色砂を作ろうと砂にスプレーで着色していき、ふるいにかけるという手のかかる作業をコツコツと頑張っています。 わなげ班は、わなげの土台にかわいい絵を描き、輪っかは布をミシンで縫いつけ綿を詰め作りあげていっています。 ▲看板もできました! ここで、アリーナ外の企画ではあるのですが、畿央祭初の企画“金魚すくい”についてお知らせします(^^) 金魚すくい日本一の方が来てくださり、金魚を上手くすくえる方法を教えてもらいながら金魚すくい体験をしていただけます♪ 1回100円! (金魚を持ち帰りたい場合は、さらに100円必要です) 小さいお子様から大学生まで体験していただけるので、ぜひぜひ楽しんでみてください! アリーナは一致団結して、まだまだ頑張りますよ~!! 学祭当日が楽しみすぎてわくわくドキドキしています♡ アリーナ部署長 田中華恵
2013.09.19
2013年度ふれあい・いきいき祭~橿原市健康と社会福祉の祭典~(10月13日)に協賛・参加します。
橿原市の「健康と社会福祉」に関する総合的な情報提供イベントです! 橿原市と橿原市社会福祉協議会が主催する「健康と社会福祉に関する諸情報を提供することにより、市民に対する健康づくりおよび社会福祉の啓発を行い、乳幼児から高齢者までの生涯にわたる健康と地域福祉を推進する」(実施要領より)ことを目的に、かしはら万葉ホールにおいて一昨年度から行われている多彩なイベントです。 畿央大学は2011年から協賛するとともに、理学療法学科(瓜谷大輔先生)および健康栄養学科(浅野恭代先生)の教員・学生が参加しています。第3回目となる今年は、2013(平成25)年10月13日(日)10時から15時まで、かしはら万葉ホール1階~5階と周辺地域において開催されます。 畿央大学はホール4階のなるほど!健康のフロア「運動・食事・健診いきいきライフサポート」のコーナーに置いて、理学療法学科は運動機能測定(身長・体重・握力・足趾握力、膝伸展筋力、長座体前屈、垂直跳び、立ち上がり歩行テスト、ファンクショナルリーチテスト)、健康栄養学科はアンチエイジングフード(テンペ)試食、貧血チェック、肌水分チェックなど本学ならではの、あなたの健康度チェックを行います。広い万葉ホールのほぼ全館を使って、健康と社会福祉に関する多彩なイベントですので、お近くの方はぜひお越しください。 ▲クリックで拡大します。
2013.09.18
10月19・20日 畿央祭を開催します。
今週末は、畿央祭へお越しください! 日時 2013年10月19日(土)・20日(日)10:00 START (~18:00END) 会場 畿央大学 アクセスはこちら ※駐車場はありません。 公共交通機関を利用してご参加ください。 同時開催 ウェルカムキャンパス 【地域の方向け】 ミニオープンキャンパス 【高校生・受験生向け】 第11回畿央祭テーマ: 彩(いろどり) 今年の畿央祭のテーマは「彩(いろどり)」です。 「彩」とは、美しい色をつけることを意味しています。”十人十色”という言葉があるように、人はそれぞれ考え方、好みなどが異なっています。多くのひとが集まる大学は、毎日が個性で彩られています。学園祭でも個性を出し合い、普段見られない一面を各企画で発揮し、より彩られた畿央祭になるようにと思い、このテーマにしました。 また、今年は実行委員の人数も例年より多いため、それぞれ力を発揮して色味あふれる畿央祭にしたいです。 一人ひとりの個性が一つ一つの色になり、すべて集まって「彩」になり、個性豊かな畿央祭を作りたいと考えています。 畿央祭実行委員長 黒田 明里 HOT TOPICS! ●金魚すくい 実施決定!1回100円(+100円で、持ち帰りも可)でお楽しみ頂けます! ●インターネットラジオ 放送決定! @エントランス(13:30~14:30) 実行委員・舞台出演者インタビュー等 ●模擬店メニュー 確定! 詳細はこちらから! ●吉本お笑いライブ 10/20(日)10:00-11:00 @野外ステージ サバンナ 天竺鼠 バイク川崎バイク ●弾き語りライブ 10/20(日)11:00-11:30 開催決定! 大野 靖之(シンガーソングライター) プログラム ●アリーナ 今年のテーマは 「わくわくひろば ~輝け!あそび魂!~」 ○スライム ○プラパン ○砂絵 ○わなげ ○ボールころがし ○魚釣り ○ストラックアウト 小体育館では昔あそび体験を企画。 もちろん!あの大人気ふわふわぞうさん(右の写真)も!! ●舞台 野外ステージやホールでは、 ライブをはじめ漫才、オリジナル映画上映、 ダンス等が披露されます! 部活動だけでなく、有志での参加もあります。 毎年恒例の畿央大学附属幼稚園の園児による 和太鼓もありますよ♪ ●学内企画 毎年恒例!ぴったんこかんかん みんなの休憩場所!喫茶店 集めてお菓子をもらおう!スタンプラリー 去年に引き続き!お化け屋敷 です! ぜひ来てくださいねー! ●模擬店 今年の模擬店舗数は 57店舗!!!!! MENUをHot Topics(ページ上)にアップしました☆ ぜひ食べに来てください! ●広報 畿央祭に参加する第一歩は、 正門を入ってすぐにある受付から☆★ 実行委員の広報部署メンバーが笑顔でお迎えします(^0^) ※駐車場はありませんので、 公共の交通機関を利用してお越し下さい。 ●展示 大学内の教室を使った催し物をします!! もちろんダンスやアカペラもやっていますよ♪ 大学の外だけでなく、建物の中にも足を運んでみてください(^^) 実行委員展示部署の飾り付けにも注目してくださいね★ ●ソーラン節 畿央祭の〆といえば、実行委員有志によるソーラン節!! 今年もやります!!!! 10月20日(日)の舞台スケジュールの最後、野外ステージにて♪ 最後までお見逃しなく☆ 畿央彩~畿央祭実行委員ブログ 畿央祭に向けて頑張る、実行委員たちの熱き記録!畿央大学公式ブログ「KIO Smile Blog」でご覧いただけます。 vol.1 ~実行委員長からご挨拶! vol.2 ~畿央祭実委員長ブログ vol.3 ~アリーナ企画部ブログ vol.4 ~学内企画部ブログ vol.5 ~広報部ブログ vol.6 ~舞台部ブログ vol.7 ~展示部ブログ vol.8 ~模擬部ブログ vol.9 ~アリーナ部ブログ その2 vol.10~学内企画部 その2 vol.11~展示部ブログ その2 vol.12~学内企画部ブログ その2 vol.13~広報部ブログ その2 vol.14~垂れ幕もうすぐ完成! vol.15~第8代ソーラン節練習スタート! vol.16~アリーナ部ブログ その3 vol.17~展示部ブログ その3 vol.18~学内企画部ブログ その3 vol.19~統括・部署長のご紹介! vol.20~アリーナ部ブログ その4 vol.21~模擬部ブログ その2 vol.22~ステンドグラス&舞台イベント紹介 vol.23~展示部ブログ その4 vol.24~アリーナ部ブログ その5
2013.09.11
奈良県中央卸売市場連携「食祭市」に参加します!
奈良県中央卸売市場連携「食祭市」に健康栄養学科学生約20名が参加します! 連携事業「奈良県の食材を使ったレシピ開発」で市場場長賞、青果卸組合長賞授賞2作品を披露! 奈良県中央卸売市場(奈良県農林部所管)と畿央大学は今年5月連携協定書を交わし、健康栄養学科給食経営管理論実習(指導教員:上地加容子准教授、金一玲助手、小西佳奈助手)の前期授業のなかで『奈良県の食材を使ったレシピ開発』を進めてきました。 市場連携事業の一環として、また学外の一般の方々への授業成果発表の場として、2013(平成25)年9月28日(土)、奈良県中央卸売市場関連卸協同組合主催「第16回食祭市」に出展することになりました。 ▲ひもとうがらしを使った“大和のおかず(肉みそ)” ▲ 大和ポークと大和丸なすを使った“Kioバーガー” 関連卸棟入口からすぐのイベント店舗をお借りして、開発したレシピ全16品の中から好評だった「ひもとうがらしを使った“大和のおかず(肉みそ)”」(写真上段)と、「大和ポークと大和丸なすを使った“Kioバーガー”」(写真下段)の2つの試食会を行います。この2つのレシピを作った学生約20名がボランティアとして参加します!みなさん、ぜひ来て!見て!食べて!ください。 ■第16回 食祭市 平成25年9月28日(土曜日) 9時~12時 奈良県中央卸売市場 関連卸棟内(近鉄橿原線筒井駅下車 東へ徒歩10分) http://www.naraoroshi-k.or.jp/
2013.09.11
畿央彩~第11回畿央祭実行委員Blog vol.16 ~アリーナ部ブログその3
こんにちは(^^) アリーナ部署長の田中華恵です。 アリーナの夏休み活動も、もう後半にさしかかってきています。 最近は雨の日が続いていますがみんな雨の中、学校まで出て来てくれて作業を着々と進めていっています♪ ▲写真は折り紙で作った景品たち 子供たちが喜んでくれるような景品、あそびをみんなで一生懸命に試行錯誤しながら作っていっています。 そしてそして・・・スタンプラリー(全部のあそびを遊び終えれたら)の景品が決定いたしましたあ!!! 去年のアンケートでも希望がありまして・・・ お菓子つかみ★ を全部の遊びを遊び終えてスタンプをためた子供たちにしてもらおうと思っています♪♪ ぜひぜひ元気いっぱいにアリーナで遊んでいただきたいです(^^)♡ アリーナ部署長 田中華恵
2013.09.09
畿央彩~第11回畿央祭実行委員Blog vol.14 ~垂れ幕もうすぐ完成!
こんにちは。統括の柴田です( ^ω^ ) 夏休みが半分終わり、だんだん涼しくなってきましたね。 そんな中、畿央祭の準備は本格的に進んでいます! 私は主に「垂れ幕」を手伝っています。 垂れ幕は大学の道路に面した場所に掲げて、畿央祭をPRするものです。 今年の畿央祭のテーマ「彩(いろどり)」 を元にデザインしました。 とっても可愛いデザインですよ( *´v`* ) 仕上がりが楽しみです! 垂れ幕はもう少しで完成です。 是非期待して下さい\(^O^)/
2013.09.09
開学10周年記念 看護医療学科企画シンポジウムを開催しました。
平成25年8月31日(土)、心配していた台風が温帯低気圧にかわり雨の上がったこの日、13時から18時まで、看護医療学科企画によるシンポジウムを開催いたしました。この日のために早い段階から準備をしてきましたが、当日は教職員と12名のボランティア学生とで朝早くから集合して最終確認をし、12時からの受付を開始しました。風はまだ強かったのですが、奈良県内の看護学生や先生方、病院の臨床指導者や卒業生など、総勢300名近い方々に来ていただくことができました。 シンポジウムのテーマは「いのちに寄り添う看護」です。13時より冬木記念ホールにて、坂田進看護医療学科主任の司会のもと、冬木正彦副学長、金子章道健康科学部学部長の挨拶で無事開会となりました。 最初に、「仏教看護・ビハーラ学会」会長、「死の臨床研究会」世話人であられる淑徳大学の客員教授の藤腹明子先生による基調講演が行われました。 先生は平成8年からより日本的な看護である仏教看護を研究され、平成16年には仏教看護・ビハーラ学会を創設されました。基調講演では、いのちの生老病死に寄り添う看護、仏教看護の考え方、看護者として必要なこと、などを実際の患者さんのアンケート結果も交えてお話されました。 その中でも、患者さんに人気のある看護師の特徴は、「いつも笑顔が美しいこと」「美しい立ち居振る舞いや言葉が静かであること」「患者さんと同じ目線で接すること」であり、いつも笑顔で心遣いのできる親身な看護師像はいつの時代も変わらないものだと感じました。 最後に、寄り添う看護を実践するために大切なことは、「人はどこからどのような目的を持って生まれ、また、どのように生き、どのような最期を迎えたいのか」ということを理解した上で、看護者自らの生死観を育むこと、そして、誰もがこの世で一番愛しいのは自分であるから、それゆえに自分のために他人を害してはならない、という最も基本的なことを教えていただき、とても貴重な学びができました。 休憩の後、「いのちの現場にふれて」というテーマで、本学学生による学びの発表が始まりました。発表は4つで、1年次に行われる「新入生宿泊研修」「チーム医療ふれあい実習」、3年次後期の「臨地実習」、4年次の「離島へき地医療体験実習」です。看護医療学科で入学直後に行われる高野山での新入生宿泊研修では、先輩の基礎看護学実習体験と高野山大学・山脇雅夫教授の講演「悲しみから学ぶ」を通して、さらに、さまざまな看護学領域の「臨地実習」を通して、学生はそれぞれにいのちの大切さを実感し、心のケアもできる看護師になる夢を話してくれました。 また、畿央大学の特色でもある健康科学部の看護医療、健康栄養、理学療法3学科のコラボチームで行われる「チーム医療ふれあい実習」では、学科間での学びの比較や実際のコミュニケーションスキルについての学びを話してくれました。 さらに、「離島へき地医療体験実習」の発表は、実習場である島の特徴と看護を関連付けた密度の濃い内容でした。 1部の最後で、本学看護医療学科の堀内美由紀准教授による在外研修で得られた成果が発表されました。堀内准教授は、昨年9月から半年間、ミクロネシアポンペイ州において運動習慣を促進・阻害する要因について研究されました。ポンペイ州の女性は、BMIの超高値を示し肥満が多いという内容に驚かされました。また、言葉は通じなくても想いは伝わることや他国を知り他国を助けることは、日本にとっても大切であるということが心に残りました。 第2部はパネルディスカッションです。テーマはシンポジウムのテーマである「いのちに寄り添う看護」です。コーディネータは本学看護医療学科の河野由美教授と基調講演をして下さった藤腹明子先生の2人で、5人のパネリストによる発表と討議が行われました。 最初に、天理看護学院教務主任の大田容子先生が発表されました。専門職として「いのちに寄り添う看護」ができる力をつけるためには、日々の看護実践活動が大切であるとお話されました。そして、患者さんを理解したいという看護学生のエピソードから、未熟であることや怖さに対して勇気を持つことの大切さを学ぶことができました。 2つ目は、本学看護医療学科の舩瀬孝子教授より、老年看護学領域実習での本学学生の学びをルースジョンストンの「聞いてください看護婦さん」やトラベルビー、ペプローの言葉を題材に話され、人間関係の成立には信頼関係が大切なことや患者さんから謙虚に学ぶことの大切さを学ぶことができました。 3つ目は、大和高田市立看護専門学校学生の菊谷俊彦さんが受け持ち担当された患者さんのエピソードを発表しました。患者さんの想いを理解し、誠意をもって看護することにより、患者さんが自分のことを思ってくれていると感じることが看護の基本ではないか、と話してくれました。 4つ目は、本学看護医療学科4回生の松元佑莉香さんが緩和ケア病棟での実習の学びを発表しました。「いのちに寄り添う看護」は、精一杯生きようとする患者さんがその人らしく生きることを支えることであると話してくれました。 5つ目は、奈良県立奈良病院の小林さゆり看護師が前職場の緩和ケア病棟での体験を発表されました。がん終末期の患者さんが看護によって変化することに、会場は驚きに包まれました。相手を気遣う気持ち、心温まる声掛け、患者の心の叫びに耳を傾ける(傾聴)こと、相手の気持ちに共感する姿勢(共感)など、そのどれもが看護にとり非常に大切であることを教えていただきました。加えて、河野教授が看護は無力である自分を感じることが大切であると語られました。 最後は、本学看護医療学科の伊藤明子学科長の挨拶でした。本学の建学の精神である「徳」「知」「美」の学びが共有できたこと、どの国に生まれてもいのちは同じ重さであり、国際的な視点が大切であること、などを話され締め括られました。 その後は、学生主催による情報交換会が食堂棟に場所を移して行われ、教職員・学生共々大いに盛り上がりました。 不安定な天候にもかかわらず、多数の方々に参加していただき、ありがとうございました。また、協力くださった学生ボランティアの皆さん、ありがとうございました。 多くの皆様方のお蔭で、今年、看護医療学科は6年目を迎えることができました。今後とも引き続き、皆様方のご指導とご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願いいたします。
2013.09.08
畿央彩~第11回畿央祭実行委員Blog vol.13 ~広報部ブログその2
こんにちは! 畿央祭実行委員、広報部署長の立石菜瑠美です(^ ^) 広報部署の第2回活動報告です! 今、広報部署ではパンフレットに載せる広告協賛の仕事を主にやっています。 お店の方に電話で協賛をおねがいしたり、アポをとって書類を渡しに行ったり… とっても難しいお仕事です!!! ですが、広報部署全員で力を合わせて頑張っています^^ この広告協賛は畿央祭のパンフレットに掲載するのでぜひみてください♪
2013.09.03
第5回やまとフォーラムを開催しました。
冬木学園教員と地域で活躍されている多彩な方々を講師に迎え、第5回やまとフォーラムを開催! 学校法人冬木学園(畿央大学)は地域の文化交流の要となり、その発展に貢献することをめざしています。やまとフォーラムでは、畿央大学はじめ冬木学園各校の教員とともに、地域の実社会で活躍されている方たちを講師に招いて教育・文化・健康に関する14の公開講座を開講しています。基調講演を含めてお一人様3講座に参加いただけます。 例年は8月最後の日曜に開催していましたが、畿央大学開学10周年記念事業等と曜日の調整から、今年は2013(平成25)年9月1日(日)に、『第5回やまとフォーラム』を開催しました。 この日は、台風15号の到来で開催が危ぶまれましたが、温帯低気圧に変わり雨模様ながら無事ご来場者をお迎えすることができました。お客様の受付・誘導・各教室で講師紹介などをするのは畿央大生約30名のボランティアで、やまとフォーラム運営にはなくてはならない存在で手作り感いっぱいのイベントになっています。 開会にあたり、冬木学園理事長(畿央大学学長)冬木智子先生からは「畿央大学を開学して記念の10周年の節目を迎えられたことは地域の皆さまのおかげ」との感謝の言葉が語られ、続いて地元広陵町山村吉由町長からはその御祝いと大学のある町として発展している広陵町の様子を紹介するご挨拶がありました。 坂本信幸氏の基調講演には約350名、1限目7講座350名、2限目6講座300名、のべ約1,000名を超える受講者にお越しいただきました。 今年の基調講演は、「古事記」、「日本書紀」、「万葉集」のふるさと、奈良県が推進する『記紀・万葉プロジェクト』に呼応する形で、万葉集の著名な編者であり、また高岡市万葉歴史館館長・奈良女子大学名誉教授坂本信幸氏をお招きして、『葛城の万葉歌と大伯皇女の歌』と題してお話いただきました。 坂本講師の読み上げる万葉歌によって、1300年の時代を遡って昔の大和人がどのような思いで生きていたのか、宮廷の暮らしは華やかだったのか、政変にあけくれるなかでも兄妹や愛しい人を慕う恋の歌によって古代へと引き寄せられてしまいます。この日の講演に合わせて畿央大学近辺の葛城地域で詠まれた万葉の歌を現在の推定地の写真や地図を示して解説していただき、とても親近感のわく、わかりやすい講演でした。私たちは固有名詞として「万葉集」を知っているだけで、その中身に触れる機会は少ないので、とても勉強になったのではないでしょうか。 基調講演に続くⅠ限目(14:40~15:40 )7講座、Ⅱ限目(16:00~17:00)6講座の概要を紹介します。 【No.1】重信茜講師:香芝市役所 高齢福祉課、地域包括支援センター保健師 「ラジオ体操で健康!元気!~たった3分であなたも変われます~」 誰もが知っているラジオ体操。健康維持、介護予防に最適で短時間で簡単にでき、様々な効果があるラジオ体操の魅力について、実技を交えながら紹介していただきました。 【No.2】北田善三講師:畿央大学健康科学部 健康栄養学科教授 「健康長寿をめざして~『養生訓』にみる健康づくりの秘訣~」 生活習慣病が死因の上位を占める現代にも通じる、短命といわれた江戸時代に84歳の長寿を全うした貝原益軒の養生訓の教えを解説していただきました。 【No.3】西本登志講師:奈良県農業センター総括研究員 「美味しい野菜の新品種をつくりたい!~トウガラシ、イチゴ、菜っ葉の新品種の紹介~」 カプシエイト効果のある育成中の新しい「ヒモトウガラシ」、10年もかかったイチゴの新品種「古都華」、大和真菜の新品種「夏なら菜」・「冬なら菜」の特徴と育成の苦労話などをお聞きしました。 【No.4】中山順講師:畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科准教授 「人にやさしい生活環境づくり~みんなに快適で魅力ある生活環境を求めて~」 高齢者も含める皆にわかりやすく、使いやすく、魅力的な生活用品や空間について、ベビーカーやエレベーターなど私達の身の回りのものを例に挙げ、ユニバーサルデザインの視点から考察しました。 【NO.5】上山好庸講師:あすか劇団「時空」主宰、写真家JPS会員 「先ず思うこと、すべてはここから始まる~手作り舞台はこうして出来上がる~」 15年前に立ちあげた手づくり劇団「時空」は毎年千人以上の観客の前で幻想的な明日香の魅力を大掛かりな舞台装置を用いて演じています。その足跡をたどりながら地域の活性化、地域づくりのあり方を語っていただきました。 【No.6】堀江尚子講師:畿央大学健康科学部 看護医療学科准教授 「孤独死のことについて考えます~それは人ごとではありません~」 孤独死の背景として家族構成や地域社会の変化があり、いまや放置できない社会問題となっている現状を考察し、全国における取り組み事例などを紹介しつつ、みんなが希望を持てる社会づくりについて考えました。 【No.7】石井正信講師:田原本町観光協会事務局長、元奈良県公民教育研究会副会長 「日本人の美しい心が日本を救う~国中と邪馬台国?~」 畿央大学は『太陽の道』の線上にあり、まさに大和の真秀ろばです。この地は大和心と日本文化(稲作文化)の発祥地です。古事記から大和心を紐解きわかりやすく説明していただきました。 【No.8】片上裕之講師:片上醤油 代表者 「醤油 再発見 ~醤油の歴史や種類などをわかりやすく解説~」 毎日使っていて、あまりに身近な醤油ですが、これまでの発展、歴史を振り返り、理解を深めるとともに、現在の醤油の種類やその特徴、使い方などをわかりやすく解説。受講生の皆さんに黒豆の醤を試食していただきました。 【No.9】大城愛子講師:畿央大学教育学部 現代教育学科講師 「スウェーデンの子育て支援と保育 ~仕事と子育ての両立を支えるシステムとは~」 北欧スウェーデンでは女性の就労率の高さと共に高い出生率を維持しており、子どもは社会のものであり“社会的子育て親”の考え方で保育費も安価、小学校から大学まで学費は無料です。日本との制度の違いは根本的に物の考え方の相違があることを学びました。 【No.10】田尾秀寛講師:東寺真言宗権少僧正、四国八十八ケ所霊場会、四国別格霊場会、西国三十三ケ所霊場会の公認先達 「お遍路の社会学」 四国霊場開創1200年を来年に控え、お四国には年間50万人の方がお参りに訪れています。本四架橋後バス遍路が盛んになり世界遺産登録に向けて活動している様子など、お遍路さんについてさまざまな観点からわかりやすい言葉で教えていただきました。 【No.11】近藤芳嗣講師:県民招待作家、奈良市天理市芸術協会員、水門会員、近藤豆腐店代表取締役 「入江泰吉先生に学んだ事 ~表現芸術としての写真~」 大和路は歴史とそこに生きた人々のドラマ。…と自らの作家活動の原点を入江泰吉先生は記述しています。情緒性、空気感、滅びへの愛着などが作品を通じて感じる事が出来ます。今回やまとフォーラムちらし(表面)には入江先生の“二上山暮色”を拝借し、入江ワールドの一端にも触れています。 【No.12】峯松亮講師:畿央大学健康科学部 理学療法学科教授 「筋トレ?いいえ、骨トレ! ~転ばぬ先の骨トレーニング~」 骨折は寝たきりの原因となります。健康のために体を鍛えるように、骨も鍛えることができます。骨粗鬆症と運動を中心にその予防法を概説。運動と栄養のバランスをとって転ばぬ先の骨トレへの挑戦を推奨していただきました。 【No.13】米田安佐子講師:香芝市保健センター 保健師 「あなたにも忍び寄る・・・がん! ~私は大丈夫 そんなあなたが心配です~」 日本では1981年から、がんが死亡原因の第1位を占めており、現在では3人に1人ががんで死亡すると言われています。がんのことをクイズ形式で紹介しながら、がん予防についてみんなで考えてみました。 地域のみなさまに支えていただき、今年でこの「やまとフォーラム」は5回目を、また畿央大学も開学10周年を迎えることができました。心から感謝申し上げますとともに、今後ともご支援、ご協力のほどお願い申し上げます。
2013.08.28
2013ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~を開催しました。
小学校5・6年の受講生・保護者26組が夏休み最後の楽しい思い出づくりイベントに参加! 2013(平成25)年8月25日(日)、独立行政法人日本学術振興会への応募採択事業「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスする―おだしの文化の調理科学体験―」を実施しました。大阪府はじめ、奈良県内からは御所市、橿原市、葛城市、大和高田市、三郷町、そして畿央大学近隣の広陵町、香芝市、上牧町、三郷町などから、元気な26名の小学校5・6年生に調理科学と運動科学を学ぶため参加していただきました。このイベントは2009(平成21)年から5年連続で実施しており、毎年8月子どもたちの夏休みに親子の楽しい思い出づくりとして好評を博しています。 ▲冬木智子学長(前列中央)を囲んで受講生・保護者、実施教員、協力学生全員で記念撮影 午前10時から開校式(ご挨拶・オリエンテーション)、本事業の説明に続いて、第1限目は畿央大学健康栄養学科山本隆教授による「世界の“うま味”と日本料理のおだしの文化について」の講義がありました。日本料理は“かつお”と“こんぶ”の出汁(だし)がうま味のベースになっていて、1907年東京大学理学部池田菊苗教授が、甘味,酸味,塩味,苦味に次ぐ第五の味と言われるおいしさの素“グルタミン酸ナトリウム”を発見しました。世界の国・地域のうま味のもとはこのグルタミン酸やイノシン酸が含まれていて地域の食材を活かした料理がつくられているのです。 2限目は、健康栄養学科上地加容子准教授による実験「味覚の測定方法」。山本先生から教えていただいた五味について薄い溶液からだんだん濃い溶液を口に含んでみてどの時点で味として感じることができるかを実験してみました。年齢や食生活、家庭環境、体調によっても大きく異なるそうで、これをレーダーチャート化して個人の味覚グラフを作りました。味覚には個人差があって当然だそうです。 3限目は、いよいよお楽しみの、健康栄養学科上地加容子准教授、冨岡華代助手、餅田尚子助手による「調理をサイエンスする」実習です。6つの班に分かれた子どもたちが今日のお昼ごはんになる素麺のトッピング具材の切り分けを行い、健康栄養学科の学部生10名がサポートしました。調理実習室の後ろには保護者のみなさんが見守るなか、家庭でもお母さんの手伝いをよくやっている包丁使いが上手な子どもたちも見受けられました。 そして、調理班ごとに分かれて保護者と一緒に学生食堂でランチタイム! 子どもが作ったものを食べるなんて家庭ではめったにありません。お母さん、お父さん方は大喜びでした!! 食後の4限目は、上地先生による「味覚測定」結果のお話です。2限目に行った味覚測定でのレーダーチャート化された結果についてもう少し踏み込んだ解説です。うま味のもとであるグルタミン酸、イノシン酸、グアニル酸には具体的な食材としてどのようなものがあるのか、料理とだしの関係、西洋料理・中華料理も日本料理と同じように“うま味の相乗効果”によっておいしく食べられることを学びました。 5限目の授業は、理学療法学科松本大輔助教による「胃腸の機能を整える健康体操」です。この授業には理学療法学科の学生8名が子どもたちのサポートをしてくれました。健康でいるためには、胃腸の機能を整えること、それには規則正しい生活、バランスのとれた食事と定期的で適度な運動が必要です。激しい運動をする場合は食後1時間くらいは休憩をとったあとにする、など基本的なことを学びました。また、腹筋運動(複式呼吸、身体のひねり運動)などを毎日続けることが肝心です。 最後は、畿央大学の冬木智子学長先生から全員に「未来博士号」の修了証書授与式と講話があり、そのあと、冬木記念ホール前に集まり小学生・保護者・教職員・学部生スタッフ全員で記念写真を撮りました。 身体にとって栄養と運動は欠かせないものです。畿央大学健康栄養学科と理学療法学科の先生方、協力学生にとってこの「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」は本学にマッチしたプログラムを地域の小学生のみなさまにご提供できるものであり、5年もの間続けてご好評いただいています。参加してくれた小学生たちから、博士が育ってくれることを期待したいと思います。