理学療法学科の新着情報一覧
2024.09.17
卒業生メッセージ ~理学療法士として活躍する先輩~【独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター】
社会に出て様々な分野で活躍している卒業生をご紹介! 独立行政法人地域医療機能推進機構 星ヶ丘医療センター 勤務 理学療法学科16期生(2022年卒) E.Aさん 現在の仕事内容と、その会社を希望した理由 現在は、総合病院に理学療法士として勤務しており、回復期病棟の患者様のリハビリテーションを担当しています。私が、就職を希望した理由としては、学部生の頃から青年海外協力隊に興味を持ち参加したいと考えていたことが影響しています。病院見学に行かせて頂いた際に、星ヶ丘医療センターに勤務されているセラピストで青年海外協力隊に参加された先生が在籍しており、病院としても参加への抵抗は少なく推奨していただける環境であると伺ったため、当院への就職を決めました。 仕事でのやりがい 当院では、脳卒中や整形外科疾患に留まらず、脊髄損傷患者様も多く入院されており、さまざまな分野のリハビリテーションを経験することが可能です。また、病院内に急性期、回復期病棟があるため長期的に評価・治療することが可能です。私は現在、畿央大学健康科学研究科に進学し研究活動も行なっているため、当院の特徴を活用した縦断研究や脊髄疾患を対象とした研究などを行なっていきたいと考えています。 在学中に印象に残っている経験、出来事 意欲の高い人達が大勢いる環境で大学4年間を過ごすことが出来たことが、非常に有意義な時間で、今でも生かされていると感じています。多くの同級生が、国家試験や単位取得試験への学習意欲が高く、その環境の中にいたからこそ自分自身のモチベーションも高く維持されていたと思います。学部生時代の学習への意欲を維持し続けて、より一層スキルを上げられるように今後も精進していきたいです。 在学生へのメッセージ 私は現在、総合病院に勤務しており様々な疾患を対象としたリハビリテーションプログラムを立案しています。正直、学部生時代に学んだことと実際でのギャップを感じる場面があります。そんな中でも、基盤にあるのは学部生時代に学んだ基礎知識です。個性豊かな先生方から学んだことが臨床現場で直接的に役立っていると実感しています。学校での講義は、対患者様ではないためイマイチ身が入らない場面もあるかと思いますが、将来の自分の糧になると信じて学びを進めていって欲しいと思います。 多くの患者様からたくさん感謝をして頂けるため、やり甲斐を感じやすい職業だと感じています。ぜひ臨床現場において、誰かの役に立てるように多くの知識を身につけて下さい!!
2024.09.17
理学療法学科 海外インターンシップ 2024 in 台湾 vol.4 〜現地レポート①:輔仁大学・国立台湾大学を訪問!
理学療法学科では、4年ぶり5回目となる「海外インターンシップ」を行いました。3回生12名、教員4名で令和6年9月5日(木)〜10日(火)までの6日間の日程で台湾を訪れます。現地では、国立台湾大学 と中国医薬大学の理学療法学科との交流や英語での講義・プレゼンテーション・レクリエーションなどを行いました! 台湾での現地レポートとして、輔仁大学と国立台湾大学を訪問した様子について紹介します! ▶ 海外インターンシップ 出発に向けての取組はこちら 9月5日(木):輔仁大学 訪問 台湾の桃園国際空港に到着後、バスで台北市内に移動する途中、輔仁大学を訪問しました。 ▼ 輔仁大学で! はじめに、Sam先生から輔仁大学附属病院のスポーツメディカルについて講義を受けました。台湾に到着して初めての英語での講義だったので、講義内容を理解することに必死でした。 ▼ Sam先生の講義と集合写真!! その後、大学の隣にあるスポーツメディカルセンターを見学しました。スポーツメディカルセンターには、医師の診察室の隣に理学療法士が評価を行う部屋が配置されており、情報共有がすぐにできたり、患者さんのプライバシーがしっかり守られるように工夫されていました。さらにスポーツメディカルセンター内には、評価やトレーニングするためのさまざまな機器があり、実際に体験もさせてもらいました。 ▼ スポーツメディカルセンターにて機器を体験!! ▼ Sam先生と福本先生 9月6日(金):国立台湾大学 訪問 海外インターンシップの2日目は、朝から国立台湾大学(NTU)を訪問しました。まず、NTUの先生から大学について説明してもらい、その後、学生からAPTSA(アジア理学療法学生会)のプレゼンを聞きました。 次に、私たち畿央大学の学生が「畿央大学」「日本の理学療法」「日本の観光」の3つのテーマで発表! 春からスライド作成や英語の練習を頑張ってきたので、自信を持って発表できました!! ▼ NTUでプレゼン! それから、台湾でも人気のYOASOBIの「アイドル」に合わせてダンスパフォーマンスも披露! ▼ ダンスパフォーマンス!! 2日目午前の最後には、「台大医学人物博物館」で台湾大学や台湾の医療についての歴史を学びました。台大医学人物博物館は日本の東京駅をつくった辰野金吾の影響を受けた近藤十郎が設計しており、芸術性のある建物でした。ナイチンゲールの説明を聞いたり、寄生虫の研究では模型を見たりするなど充実した時間となりました。 午後は、瓜谷先生から「足部機能障害に関する理学療法」についてのレクチャーを受けました。台湾大学の学生とペアを組んで実技も行い、普段とは違う雰囲気の中で貴重な体験ができました。 ▼ 瓜谷先生のレクチャー その後、NTUの各専門分野の研究室を訪問し、それぞれの研究や機器について説明を受けました。ウィメンズヘルスやニューロリハビリテーションなど、専門的な内容が多く少し難しかったですが、興味深かったです。 ▼ 各研究室の見学 この1日のプログラムを通して、NTUの学生ともたくさん交流できました。お互いの学生生活について話したり、一緒に写真を撮ったりして、どんどん仲良くなれて本当に楽しい時間を過ごせました。 理学療法学科3回生 東田 幹未 福岡 陽南 関連記事 ▼ 理学療法学科 海外インターンシップ 2024▼ 理学療法学科 海外インターンシップ2024~タイの理学療法士が来校! 理学療法学科 海外インターンシップ2024 vol.2~フランスの理学療法士と交流! 理学療法学科 海外インターンシップ 2024 vol.3 ~林先生の中国語講座、マリアンヌ先生のプレゼンレクチャー!~ ▼ 理学療法学科 関連記事 ▼ 4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 海外のスポーツチームでトレーナーをする卒業生が大学に帰ってきてくれました~理学療法学科 その人らしさに寄り添う理学療法~理学療法学科 第11回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」
2024.09.17
理学療法学科 海外インターンシップ2024 in 台湾 vol.5 ~現地レポート②:PTクリニック・中国医薬大学訪問、台北・台中観光!
理学療法学科では、4年ぶり5回目となる「海外インターンシップ」を行いました。3回生12名、教員4名で令和6年9月5日(木)〜10日(火)までの6日間の日程で台湾を訪れます。 今回はPTクリニックおよび中国医薬大学への訪問と、台湾滞在中の観光の様子を紹介します。 ▶ 海外インターンシップ 出発に向けての取組・現地レポート①はこちら 9月9日(月):人一物理治療院(PTクリニック) 海外インターンシップ5日目の午前中は、台中市内にあるPTクリニックを訪問しました! このクリニックでは、親指を使った治療が有名で、私達も実際にレクチャーしていただきました。筋肉の触診は重要なスキルだと感じさせられる場面でもありました。また、こちらの院長(理学療法士)が、実際に松本先生の肩関節を治療される様子を学生一同で見学させて頂きました! 9月9日(月):中国医薬大学 午後には、同じ台中市にある中国医薬大学(CMU)を訪問しました。ここでは、附属病院の見学と、CMUの学生と交流を行いました。 附属病院の見学では、ゲーム感覚でできるように工夫されたリハビリ道具や、小児リハビリ室、脳画像撮影室、運動療法室などを見学させていただきました。大学で実際に使用したことのあるCPX(心肺運動負荷試験)の測定機器もあり、説明もしていただきました。大学で身につけた知識が、実際に台湾の病院で活用されていることを体感しました! CMUでは、瓜谷先生の「足部機能障害に関する理学療法」のレクチャーのもと、CMUの学生と英語でコミュニケーションを取りながら、足部の測定を一緒に行いました。 なかなか思うように意思疎通ができず、苦戦する場面もありましたが、諦めずにコミュニケーションをとり続けることで、仲を深めることが出来ました! CMU訪問後の夕食は、CMUの学生と火鍋を食べました!!英語での会話にも慣れてきて、お互いの大学や国のことを話したり、写真を取り合ったりと、とても楽しい時間を過ごすことが出来ました! 台湾観光 次は台北での観光について紹介します!台北市にあるtaipei-101では魯肉飯、餃子、紅豆湯圓を食べたり、お土産を買ったりしました。日本では味わうことのない香辛料で、慣れるのには時間がかかりそうです…。 また、九份にも行きました!九份は「千と千尋の神隠し」に登場する湯屋に似ていると日本人には有名な観光スポットです。建物は奥まったところにあり、たどり着くまでに時間がかかりましたが、ジブリのような世界観があってとてもきれいでした! 最後に台中での観光の様子です。台中市に移動した1日目の夜は、先生方おすすめの海鮮料理屋さんで夕食を食べました!少し辛かったですが、台湾料理を堪能することができました! 海外インターンシップでは、台湾の大学や病院の見学、観光ともに全力で学び、楽しむことができ、とてもいい経験が出来ました! 理学療法学科3回生 井谷 友香梨 別所 杏美 関連記事 ▼ 理学療法学科 海外インターンシップ 2024▼ 理学療法学科 海外インターンシップ2024~タイの理学療法士が来校! 理学療法学科 海外インターンシップ2024 vol.2~フランスの理学療法士と交流! 理学療法学科 海外インターンシップ 2024 vol.3 ~林先生の中国語講座、マリアンヌ先生のプレゼンレクチャー!~ 理学療法学科 海外インターンシップ 2024 in 台湾 vol.4 〜現地レポート①:輔仁大学・国立台湾大学を訪問! ▼ 理学療法学科 関連記事 ▼ 4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 海外のスポーツチームでトレーナーをする卒業生が大学に帰ってきてくれました~理学療法学科 その人らしさに寄り添う理学療法~理学療法学科 第11回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」
2024.09.08
理学療法学科 海外インターンシップ 2024 vol.3 ~林先生の中国語講座、マリアンヌ先生のプレゼンレクチャー!~
理学療法学科では今年度で5回目となる「海外インターンシップ」を行います!3回生12名、教員4名で令和6年9月5日(木)~10日(火)の6日間の日程で台湾を訪れます。現地では国立台湾大学と中国医薬大学の理学療法学科との交流や、英語での講義、プレゼンテーションなどが予定されています。 「海外インターンシップ」の事前学習では英語力を向上させるだけでなく、海外の文化や理学療法の現状を学ぶため、海外からゲストをお招きし、学生交流やレクチャーを受ける機会を作っています。 7月4日(木)に中国出身で畿央大学卒業生の林先生に中国語講座をしていただきました。中国語ではアクセントが大切であり、多少発音が違っても通じることに驚きました。私たちの中国語の名前や簡単な日常会話のフレーズを教えていただき、何度も丁寧に確認してくださいました。 ▼ まずはアクセントの確認をしてから、自己紹介の練習へ。 ▼ 講義終了後の林先生との集合写真 また、7月11日(木)、8月27日(火)には、オーストラリア出身のマリアンヌ先生にお越しいただき、私たちが台湾で行う英語プレゼンテーションのレクチャーをしていただきました。 より良いプレゼンテーションにするための姿勢や表情、発音について情熱をもって教えていただきました。何度も練習し、台湾でのプレゼンテーションで練習の成果を発揮できるように頑張りたいと思います!! ▼ マリアンヌ先生と集合写真 林先生、マリアンヌ先生、お忙しいところ私たちのためにお時間を頂きましてありがとうございました。いよいよ出発となりますが、学習したことを活かして、台湾の理学療法を学び、学生交流もできるよう頑張ります! 理学療法学科 3回生 藤本 夕英 森口 愛南 関連記事 ▼ 理学療法学科 海外インターンシップ2024 ▼ 理学療法学科 海外インターンシップ2024~タイの理学療法士が来校! 理学療法学科 海外インターンシップ2024 vol.2~フランスの理学療法士と交流! ▼ 理学療法学科 関連記事 ▼ 4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 海外のスポーツチームでトレーナーをする卒業生が大学に帰ってきてくれました~理学療法学科 その人らしさに寄り添う理学療法~理学療法学科 第11回「やさしさをチカラに変える次世代リーダー育成セミナー」 【学生×実習先インタビュー】実習での症例を基にした卒業研究が国際誌に!vol.2~岩佐さん×赤口さん 【学生×実習先インタビュー】実習での症例を基にした卒業研究が国際誌に!vol.1~淡路さん×渕上さん
2024.09.02
第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会を開催しました!~健康科学研究科 田平研究室
2024年8月17日(土)と18日(日)の2日間にわたり、「第14回呼吸・循環リハビリテーション研究大会」を滋賀県大津市のピアザ淡海(滋賀県立県民交流センター)で開催しました。この研究大会は、田平教授をはじめ、研究室の在学生と卒業生によって毎年開催されています。今年は、現地参加12名、Web参加3名の計15名が参加しました。 修士課程および博士課程に在籍する大学院生達は、自身の修士論文や博士論文の研究テーマについて発表し、今後の研究の進め方やまとめ方に関する多くの意見交換を行い、指導を受けました。また、卒業生による発表では、現在取り組んでいる活動報告や症例報告など、さまざまなテーマが取り上げられ、活発な議論が展開されました。 COVID-19感染症の流行以降、縮小傾向にあった対面での開催でしたが、対面開催ならではのリアルタイムで熱のこもったディスカッションを通じて、参加者にとって多くの学びを得られる充実した研究大会となりました。 当研究室の活動にご興味のある方は、ぜひご連絡ください。呼吸・循環リハビリテーション分野における日々のClinical Questionを共に解決していきましょう。 研究室スタッフ一同お待ちしております。 健康科学研究科 修士課程 関根 敏生 関連記事 ▶「呼吸・循環リハビリテーション研究大会」についての過去の記事は こちら ▼ 健康科学研究科についての過去の記事 ▼ 4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 【快挙】本学の研究グループがパーキンソン病の姿勢障害の5因子を抽出することができました
2024.08.30
4大学での合同ゼミで学部生・院生・教員が交流しました!~理学療法学科 瓜谷ゼミ
2024年8月24日(土)に大阪市内で、関西医科大学 浅井研究室、甲南女子大学 三栖研究室・久保研究室、大阪行岡医療大学 山野研究室と合同ゼミを行いました。瓜谷研究室からも3・4年の学部ゼミ生と博士課程・修士課程の大学院生が参加しました。 関西医大の浅井先生、甲南女子大の三栖先生は私と同じ神戸大学の卒業で、昨年11月にタイのバンコクで開催されたアジア理学療法学会で再会した際に「それぞれの研究室で交流しましょう!」という話になり、畿央大学出身の山野先生もご一緒する形で今回の企画が実現しました。 ▼ アジア理学療法学術大会についての記事はこちら ▼ 「第16回アジア理学療法連盟学術大会」に教員と大学院生が参加!~健康科学研究科 初めに各研究室の教員から、それぞれが取り組んできた研究についての紹介が行われました。浅井先生からは機器開発研究、三栖先生からは小型モーションセンサーを用いた研究、久保先生からは脳卒中の臨床研究、山野先生からは変形性膝関節症の研究が紹介されました。私もこれまで取り組んできた足部や足趾に関する研究、変形性膝関節症に関する研究についてお話しました。 その後、各研究室のゼミ生が取り組んでいる卒業研究についてのプレゼンテーションが行われました。我々の研究室からも4年生が取り組んでいる2つの卒業研究についての途中経過についてプレゼンを行いました。 その後「理学療法は今後どのように社会に貢献できるか?」をテーマに、他大学のゼミ生同士でグループワークを行いました。グループワークでは終始和気あいあいとした雰囲気でディスカッションが進められ、各研究室のメンバー同士の交流も深まりました。 最後に学生達のまとめたアイデアを発表してもらいました。それぞれのグループが学生ならではの新鮮で面白いアイデアを発表してくれました。普段なかなか交流することのない他大学の教員や学生の方々と親睦を深めることができた、非常に有意義で楽しい機会になりました。 今回ご参加いただいた関西医科大学 浅井先生、甲南女子大学 三栖先生、久保先生、大阪行岡医療大学 山野先生、並びに各研究室の学生の皆さん、ありがとうございました。今後も引き続き交流を続けていきたいと思います。 理学療法学科 准教授 瓜谷 大輔 関連記事 森岡研究室の同門会に院生・修了生49名が参加!~健康科学研究科 第3回日本老年療法学会学術集会で大学院生と修了生(客員研究員)が発表~健康科学研究科 本学にて第33回奈良県理学療法士学会が開催されました。~健康科学研究科・理学療法学科 Blog 大阪経済大学との合同研究発表会を実施!~地域リハビリテーション研究室 第66回日本老年医学会学術集会で修了生と教員が発表しました!~健康科学研究科 恒例の沖縄ゼミ旅行が復活!~理学療法学科 瓜谷ゼミ OARSI2024(世界関節症会議学術大会)で教員が研究成果を発表しました~理学療法学科
2024.08.22
10/19(土)第17回理学療法特別講演会「キャリア開拓とマネージメント事始め」を開催します。
キャリア開拓やマネージメントについて悩んだことはありませんか?社会人経験を積むことで、理学療法士に限らず、多くの人がこのような問題に直面すると思います。本講演会では、現在の理学療法士の状況を整理し、今後の予測を共有し、今後私たちが何をすべきか、どのようにマネージメントを進めていくべきかを、大学・病院・訪問看護分野で経験・実績豊富な3名の先生方に学びます。卒業生の方はもちろん、卒業生以外の方もぜひご参加ください!なお、終了後は畿央祭(学園祭)もお楽しみいただけます。 ※キッズスペース等の設置は予定しておりませんが、お子さま連れでも大歓迎です。ぜひご家族でご参加ください。 開催日 2024年10月19日(土) 9:30~11:00 テーマ 「キャリア開拓とマネージメント事始め」 対面×Zoomのハイブリッド開催 講師 畿央大学 健康科学部 理学療法学科長 庄本 康治先生 平成記念病院 リハビリテーション科 徳田 光紀先生(理学療法学科1期生) える訪問看護ステーション 伊藤 潤平先生(理学療法学科6期生) 内容 60分:庄本学科長による講義 30分:講師3名によるディスカッション(参加者からいただいたテーマで) 会場 畿央大学(P201教室)×Zoomによるライブ配信 ※ご来場の際は、公共交通機関をご利用ください。 本学へのアクセス 対象 畿央大学卒業生・在学生、教員、一般の方 参加費 無料 申込方法 事前予約制です。申込フォームに必要事項を入力してお申し込みください。 申込フォーム 主催 畿桜会(畿央大学同窓会) 問合せ先 畿央大学 健康科学部 理学療法学科 助教 瀧口 述弘(理学療法学科5期生) 電話:0745-54-1601 E-mail:n.takiguchi@kio.ac.jp 過去の理学療法特別講演会レポート 【開学20周年】12/3(日)理学療法学科記念講演「PTの歩き方~PTが輝けるNew Spotを見つける旅」 第15回理学療法特別講演会「脳卒中急性期のリハビリテーション」 第14回理学療法特別講演会「2020東京五輪の活動報告」
2024.08.20
小脳への経頭蓋直流電気刺激が脊髄運動ニューロンおよび前庭脊髄路の興奮性に及ぼす影響~ニューロリハビリテーション研究センター
経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は、脳の神経活動を変調させる手法でありリハビリテーションに用いられています。小脳に対するtDCSは小脳皮質の興奮性を変調させることは分かっていますが、小脳と機能的結合を有する脊髄運動ニューロンや前庭脊髄路の興奮性にどのように影響するかは明らかになっていません。畿央大学大学院 修士課程の佐藤 悠樹 氏(畿央大学理学療法学科14期生)と森岡周 教授らは、健常者を対象に小脳へのtDCSが脊髄運動ニューロンと前庭脊髄路の興奮性に与える影響を検証しました。この研究成果は、Experimental Brain Research誌(Effects of cerebellar transcranial direct current stimulation on the excitability of spinal motor neurons and vestibulospinal tract in healthy individuals)に掲載されています。 研究概要 経頭蓋直流電気刺激(tDCS)は脳の興奮性を変調させることができる非侵襲的な脳刺激法の一つであり、リハビリテーションに有効であると考えられています。近年、運動学習や姿勢制御において重要な脳の部位である小脳に対するtDCSの研究が多く実施されています。小脳に対するtDCSは小脳皮質の活動を変調させることができると報告されている一方で、小脳と機能的な連結を有する脊髄運動ニューロンや前庭脊髄路などの興奮性に与える影響は明らかになっておりませんでした。そこで畿央大学大学院 修士課程の佐藤 悠樹 さん、森岡 周 教授らの研究グループは、H反射と直流前庭電気刺激(GVS)などの神経生理学的手法を用いて、小脳へのtDCSが脊髄運動ニューロンと前庭脊髄路の興奮性に与える影響を検証しました。 その結果、小脳へのtDCSは健常者の座位姿勢において脊髄運動ニューロンや前庭脊髄路の興奮性に影響を与えないことが分かりました。 本研究のポイント H反射やGVSを用いて測定した脊髄運動ニューロンや前庭脊髄路の興奮性は小脳へのtDCS刺激前、刺激中、刺激後で変化はみられませんでした。健常被験者の座位姿勢において、小脳へのtDCSは脊髄運動ニューロンや前庭脊髄路の興奮性には影響を与えない可能性が示唆されました。 研究内容 本研究では脊髄運動ニューロンの興奮性を評価するためにH反射と呼ばれる神経生理学的手法を使用しました。これは感覚神経を電気で刺激することで誘発される筋電位であり脊髄運動ニューロンの興奮性を反映しています。また前庭脊髄路の興奮性を評価するために直流前庭電気刺激(GVS)を用い、H反射を誘発するための電気刺激の直前にGVSを通電することでGVS-H反射を測定しました。これはGVSによって前庭脊髄路の興奮性が一時的に上昇し、H反射の大きさが増大する現象を利用したものであり、GVSによるH反射の変化率が大きいほど前庭脊髄路の興奮性が高いことを示します。今回は運動神経を刺激することで誘発される最大のM波(Mmax)、最大のH反射(Hmax)、GVSで条件付けされたHmax(GVS-Hmax)をそれぞれ、tDCS刺激前、刺激中、刺激後の3地点で測定しました。またHmaxをMmaxで正規化したHmax/Mmaxを脊髄運動ニューロンの興奮性、GVSによるHmaxの変化率(%)を前庭脊髄路の興奮性の指標として用いました。tDCSの電極は小脳虫部に貼付し、偽刺激、陽極刺激、陰極刺激の3条件の刺激を同一被験者に対して最低3日以上の間隔を空けて実施しました。 図1:実験プロトコル tDCSは同一被験者に対して偽刺激、陽極刺激、陰極刺激の3刺激条件を最低3日以上の間隔を空けて実施しました。tDCSの刺激前、刺激中、刺激後の3地点でMmax、Hmax、GVS-Hmaxをそれぞれ測定しました。 図2:H反射の測定方法と代表的な波形 (a) 被験者は股関節90°、膝関節20°、足関節90°でベッド上に座り、右ヒラメ筋からH反射を計測しました。 (b) H反射とGVS-H反射の代表的な波形。H反射を誘発するための脛骨神経刺激の100ms前にGVSを与えることによってH反射の大きさが増大します。 図3:各tDCS刺激条件によるHmax/Mmaxの結果(脊髄運動ニューロンの興奮性の評価) tDCSの刺激条件による主効果、測定タイミングによる主効果、交互作用は有意ではありませんでした。 図4:各tDCS刺激条件によるGVSによるHmaxの変化率の結果(前庭脊髄路の興奮性の評価) tDCSの刺激条件による主効果、測定タイミングによる主効果、交互作用は有意ではありませんでした。 本研究の意義および今後の展開 小脳へのtDCSは健常者の座位姿勢において、H反射やGVSなどの神経生理学的手法で測定される脊髄運動ニューロンや前庭脊髄路の興奮性に影響を与えない可能性が示唆されました。この結果には神経細胞の膜電位を変化させるtDCSの神経学的作用メカニズムが本研究の結果に関連している可能性があり、tDCSによって小脳の活動を変調させても、健常者の座位姿勢における脊髄運動ニューロンや前庭脊髄路の興奮性の調節にはあまり影響を及ぼさない可能性があります。今後は、異なるニューロモデュレーション技術や姿勢条件下で、脊髄運動ニューロンや前庭脊髄路に対する小脳の関与を調べる必要があります。 論文情報 Yuki Sato, Yuta Terasawa, Yohei Okada, Naruhito Hasui, Naomichi Mizuta, Sora Ohnishi, Daiki Fujita, Shu Morioka. Effects of cerebellar transcranial direct current stimulation on the excitability of spinal motor neurons and vestibulospinal tract in healthy individuals. Exp Brain Res (2024). 問い合わせ先 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター センター長 森岡 周(モリオカ シュウ) Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1600 E-mail: s.morioka@kio.ac.jp
2024.08.20
理学療法学科『就職合同説明会』を開催しました!
8月3日(土)に理学療法学科4回生を対象に『理学療法士就職合同説明会』を開催し、実習先や卒業生の就職実績のある施設を中心に、38の病院や施設の担当者にお越しいただきました。 説明会は、午前・午後の2部制で実施。全体会で各事業所の概要が説明された後、個別ブースに分かれて事業所ごとにより詳細な説明をしていただき、学生は一日を通して最大8事業所の個別説明を聞きました。 ▼全体会の様子 本学の就職説明会では各事業所で活躍する本学の卒業生も多数お越しいただいています。事業所の紹介や求人情報に加え、施設選びのポイントなど、先輩理学療法士からの様々なお話は、今後の進路を考える貴重な機会になったことでしょう。 また事業所の担当者と近い距離で話せることが本説明会のメリットでもあります。学生は終始熱心な姿勢で説明を聞き、その場で施設見学のアポイントをとったり積極的に質問したりする姿が多くみられました。 ▼個別ブースの様子 終了後には「事業所担当者と近い距離で質問ができて疑問が解消された」「視野が広がった」「施設見学にもっと行ってみようと思った」などの感想が寄せられました。今後は学生個々に病院・施設見学などに参加し、受験先施設を決定していきます。 積極的に活動することで自分自身がここで働きたいと思う就職先を見つけていってもらいたいと思います。 希望進路の実現に向けて頑張って活動していきましょう!
2024.08.19
理学療法学科の就職活動がスタートしています!
理学療法学科は4か月間に渡る臨床実習が終了し、就職活動がスタートしています。本格始動に合わせてキャリアセンターでは様々な就職支援を実施しています! ■8月1日(木)『就職面接マナー講座』 株式会社CAREER LABO小松仁美先生を講師にお招きし『面接マナー講座』を実施しました。学生は全員スーツ着用で参加し、改めて就職活動における身だしなみのチェックを行い、就職試験本番に向けて、面接での基本的なマナーや立ち居振る舞いをレクチャーいただきました。また、質問に対して15~30秒で即答する、即答トレーニングにもチャレンジ。各質問への答え方のポイントなどもアドバイスいただきました。 また同日には希望者を対象に、「就活メイク&パーソナルカラー講座」と「スーツの着こなし講座」も実施しました。それぞれの専門家から“おしゃれと身だしなみの違い”やメイクや着こなしからも相手に与える印象が異なることを、実践を交えながらお話しいただきました。 ■8月7日(水)・9日(金)『グループ面接対策』 『グループ面接対策』では、キャリアセンター職員が面接官となり、4~5名のグループに分かれて模擬面接を行います。学生は就職活動においてよく質問される「自己PR」と「学生時代に頑張ったこと」を準備して臨み、『面接マナー講座』での学びを実践で確認しました。 日ごろあまり経験することのない緊張感のある環境で、それぞれの考えてきたことを自分の言葉で伝えようと一生懸命に努力していました。 学生からは「話したいことを考えていたが緊張すると上手く伝えられなかった」「準備していなかった質問に戸惑った」などの感想があり、実践することで多くの気づきを得られる機会となったのではないでしょうか。 面接官からのアドバイスの後は、入室~退室までの立ち居振る舞いや挨拶などを練習し、第一印象アップについても再度確認しました。 グループ面接対策でみえてきた、それぞれの良かった点、課題点を振り返り、本番に向けてさらにブラシュアップし、自信をもって臨めるよう準備していきたいと思います。 キャリアセンターも皆さんの希望進路実現に向けて、しっかりとサポートしていきます!