理学療法学科の新着情報一覧
2015.06.10
第50回日本理学療法学術大会で卒業生・大学院生・教員あわせて30演題を発表!~ニューロリハビリテーション研究センター
2015(平成27)年6月5日~7日にかけて、東京都の東京国際フォーラムにて第50回日本理学療法学術大会が開催され、森岡教授を中心とした畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター(以下、研究センター)の多くのメンバーが参加・発表を行いました。 本学会は、日本理学療法士協会が主催する理学療法に関する最も大きな学術大会です。今年は第50回の記念大会として様々な企画が行われました。特に国際講演、国際シンポジウム、英語での演題発表といった英語でのセッションが設けられたことが、本大会の特徴のひとつでした。 研究センターからは学部卒業生、大学院生・修了生そして教員まで、非常に多くの者が演題発表を行い、私も含めて関連演題も合わせると30演題にも及ぶ発表を行いました。なかでも、大住(研究センター特任助教)、植田(博士課程修了生)、高村(修士課程2年)の3名は英語で演題発表を行いました。質疑応答も英語で活発に行われました。 本大会のもうひとつの特徴として、様々なテーマでシンポジウムが開催されたことでした。「これからの理学療法研究 ―世界への発信―」と題されたシンポジウムにおいては、森岡教授が「神経科学理学療法研究の立場から」というテーマでシンポジストを務められました。講演では、研究センターのメンバーの国際雑誌に掲載された多くの研究成果を交えて講演をされました。 1日目の夜に研究センターの懇親を深める目的で懇親会を約30名で行いました。懇親会には、研究センターの客員教授である国立障害者リハビリテーションセンターの河島則天氏、客員研究員である京都橘大学の兒玉隆之氏、脳血管研究所美原記念病院の菊池豊氏もご参加いただきました。今後の研究活動に繋がる様々なご意見を頂くことができ、貴重な機会となりました。リハビリテーションに関連する研究のフロントランナーである先生方とお話しする機会が得られる本学大学院の環境の良さを、改めて実感することができ、今後の研究活動への意欲をより一層高めることができました。 この様な貴重な経験ができたのは、畿央大学の研究活動に対する手厚い支援があってのものです。この様な環境で学ばせて頂いていることに深く感謝致します。 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターは、高次脳機能学部門・社会神経科学部門・身体運動制御学部門・発達神経科学部門の4部門で構成され、設置目的は、①『我が国のリハビリテーション関係諸氏に対して、ニューロリハビリテーションに関連する情報を提供しその発展に寄与する。』②『近隣の地域住民に対して脳の健康やニューロリハビリテーションに関連する情報を提供し、健康維持に寄与する。』であります。今後も、社会に貢献できる研究成果を出せるよう研究センター一同、更なる研究活動に励んで参りたいと思います。 畿央大学大学院健康科学研究科 修士課程2年 片山 脩 【関連サイト】 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 畿央大学大学院健康科学研究科
2015.06.09
WCPT Congress 2015で、本学理学療法学科教員が日本人初受賞!
2015年5月1日~4日の3日間にわたり、世界各国の106組織、35万人以上の理学療法士が参加するWCPT(世界理学療法連盟/World Confederation for Physical Therapy) の国際学会であるWCPT Congress2015がシンガポールで開催されました。理学療法では世界最大規模となるこの学会で、本学理学療法学科 瓜谷大輔助教が優れたポスター発表をした若手研究者に贈られる“Early Career Researcher Award”を受賞しました。日本人としての受賞は初めての快挙です。 受賞の声 2015年5月1日~4日にシンガポールで開催されたWorld Confederation for Physical Therapy (WCPT) Congress 2015でEarly Career Researcher Awardを受賞しました。この賞は博士の学位取得後5年以内の者を対象に授与される賞で、今回1700近いポスター演題の中から、日本人初受賞という栄誉をいただきました。 対象となった演題は「RELATIONSHIP BETWEEN TOE GRIP STRENGTH AND OSTEOARTHRITIS OF THE KNEE IN JAPANESE WOMEN: A MULTICENTRE STUDY」というタイトルで、足趾握力と変形性膝関節症との関係性について調査した研究で、健常高齢者に対して変形性膝関節症患者では足趾握力が弱いことを報告した発表です。 WCPTは4年に一度開催される世界最大の理学療法学会で、今回は世界114か国から3538名が参加して開催されました。中でも日本からは参加国中最多の434名が参加しました。 ポスターセッションでは欧米諸国をはじめ、韓国やナイジェリアなど様々な国の方々に質問をいただいたり、研究についてのサジェスチョンをいただいたりして、非常に有意義なディスカッションを行うことができました。 受賞者は初日のopening ceremonyで発表され、最終日のclosing ceremonyで表彰されました。 今回の経験を活かして、今後も引き続き学会発表や論文を通して畿央大学の研究成果を世界に発信していきたいと思います。 理学療法学科 助教 瓜谷 大輔
2015.06.01
平成27年度 運動器リハビリテーションセミナー「エビデンス編」を開催しました。
平成27年度運動器リハビリテーションセミナーがスタート! 5月の締めとなる最後の日曜日である5月31日に、平成27年度運動器リハビリテーションセミナーが開催されました。 本セミナーはもともと卒業生に対するリカレント教育の意味を含んだセミナーでしたが、第1回目となる「エビデンス編」では外部からの聴講者が80%を占め、臨床で活躍している先生方も多数申し込んでくださいました。ありがとうございました。 今回のエビデンス編では、 ① 「骨量減少とその予防」 担当:理学療法学科教授 峯松 亮 ② 「運動と免疫機能」 担当:理学療法学科教授 今北 英高 ③「 メカニカルストレスが関節に与える影響について」 担当:理学療法学科助教 瓜谷 大輔 ④「難解なバイオメカニクスの知識を臨床応用する」 担当:理学療法学科准教授 福本 貴彦 という4つのタイトルで構成し、それぞれの内容に存分の文献的考察を加えて各教員がお伝えしました。基本的な知識から今までに公表されている研究論文をまとめる中で、理学療法士・作業療法士としての免疫機能の考え方について少しでも役に立てればという意味も込めてお話させていただきました。終了後に参加者の方から色々とお話をいただき、特に、最近では癌リハなどにも免疫機能が関連していることを聞きまして、次回には少しでもそのような内容が取り入れられたら…考えております。 このようなセミナーの場では、参加された先生方から直接お声を聴かせていただくと、私たちも大変うれしく思います。何かありましたら、お気軽にお声をかけていただくなり、メール等で連絡いただければ幸いです。また、今後、私たちの研究活動などにも参加や見学も大歓迎です。少しでもこの機会を次につなげていただけると光栄に思います。 アンケートでは満足いただけたセミナーだったと聞きまして内心ホッとしておりますが、さらに参加していただいている先生方に、少しでも最新情報をお届けできるよう、私たちも努力していきます。 第2回目 上肢・体幹編(8月2日) 第3回目 下肢編(11月8日) 第4回目 臨床研究編(2月7日) ⇒詳細はオフィシャルサイトをご覧下さい。 役に立つ情報をわかり易くまとめあげてお待ちしております。ふるってご参加くださいませ。 ご参加いただいた先生方、誠にありがとうございました。 理学療法学科 教授 今北 英高
2015.05.13
斑鳩町連携「中学生のための体力向上特別授業」を行いました。
斑鳩南中学校、斑鳩中学校の1年生全員に特別授業を実施 畿央大学は斑鳩町と2013(平成25)年11月に包括連携協定を締結し、主に住民の健康増進に関する取組みを行なってきました。斑鳩町の中学校生徒の体力が劣ってきているということで、今年27年度連携事業として『畿央大学大学院准教授による中学生のための体力向上特別授業』を実施することになりました。 2015(平成27)年5月8日8時55分、学年合同体育の時間を設定、斑鳩南中学校講堂に1年生100数名に集まってもらい大学の先生(畿央大学理学療法学科 福本貴彦准教授、兼大学院准教授)から直接授業を受けました。主なテーマは「足指握力」・「準備運動」・「頭を鍛える」大切さについて学んでいただきました。ほとんどの生徒は何らかの部活動をしており、スポーツクラブに所属する生徒にとっては大いにプラスになる講義になったと思います。 次に福本先生に斑鳩中学校に移動して頂いて、その武道場にて同じく1年生の約130名に対し、午前10時55分から講義を行いました。斑鳩中学校もクラブ活動が盛んで、生徒たちは熱心に受講していました。 この斑鳩町と畿央大学との連携事業では、今後体力測定時に足指の握力を実際に測定したり、参観日などに保護者も参加しての体験指導を行う予定です。みんなで体力向上に向けた取組みを行なっていくことで、より機能的・効果的な運動について理解を深め、そして何より運動習慣の大切さを知ってもらうことをめざします。
2015.05.01
国際交流レポート~理学療法学科の学生が「JAPAN STUDY TOUR」に参加!(第2弾)
運営スタッフとして参加した学生からの報告!! 初めまして。理学療法学科3回生の山崎久未華です。 3月27日(金)~29日(日)に京都大学で行われたJapan Study Tour(JST)の報告会が4月26日に行われました。私はその運営スタッフとして関わることで、貴重な経験をすることができました。 この度、「JSTで得たもの」「スタッフとしての思い」について書かせていただきたいと思います。 そもそもJapan Study Tourとはどんな企画か。 以前の記事で、本学から参加した2回生の松塚さんも書いてくれていたのですが、海外の理学療法士を目指す学生を日本に招待して、日本と海外の学生が一緒に理学療法について学ぼうという企画です。具体的には世界的にも有名な先生をお呼びしてのレクチャー、ディスカッション、 病院・施設見学、観光を通して、海外のPT学生と交流を深めることを目的としたものです。【JSTホームページより詳細はこちら!(外部リンク)】 日本理学療法学生協会の国際部主催のもとで行い、スタッフは学校を問わず、全国の理学療法学科の学生に募集を呼びかけ、約10大学から約30人が集まりました。畿央大学からも4人が参加しています。 この企画自体はJPTSAとしても初めての試みであり、つまり、”まっさらの企画”でした。 ■スタッフ会議の様子 私は、約1年前、この企画の存在を知ったとき、「これだ!」と思い、飛びつきました。幼いころから海外に興味・憧れがあり、しかし海外に行く勇気がなかった私にとって、日本で海外の人と触れ合うことができる企画なんて絶好のチャンスだと思ったのです。しかもそれが自分の目指している職業(理学療法士)を目指す学生同士が集まる企画だというのだから尚更のこと。そういう気持ちから張り切って始めました。 私が主に担当した仕事は、各国の学生に発表してもらうプレゼンテーション班の代表とポロシャツのロゴのデザインです。 その仕事を通してどう感じたか、私自身の感想を正直に言うと、大変でした、でも人生で一番充実していた1年だったと思います!辛かった時期がなかったとは言えません。すごく忙しくてJSTのことを考えなかった日はないくらい、常に頭のどこかにJSTがありました。うまく進められず焦ったり、学校との両立に悩んだり、体調も崩しやすくなったり、取り返しのつかない失敗をしたり、いろいろありました。でももしタイムスリップしてこの1年をやり直せたとしても、私は絶対JSTスタッフをやります。それくらいJSTにベタ惚れでしたし、その思いは今でも変わりません。 ■JSTスタッフ、フランス人参加者と共に そんなJSTのロゴを作らせてもらったこと、そのロゴをたくさんの人に気に入ってもらえたこと、そのポロシャツを喜んで着てくれる人がいたこと、これは本当に幸せなことで、私だけが味わえる醍醐味なのではないかと思います(笑) 少し紹介させていただくと、こちらがそのロゴです。 ▼▼▼ロゴマーク▼▼▼ 実はこのロゴ、白の太い部分だけ見てみると、憧れの職業「PT(理学療法士)」が浮かび上がってくるのがわかりますでしょうか?探してみてください!(笑) そして一番メインの仕事だったプレゼンテーション班についてご紹介します。内容は各国の学生に「自国の理学療法の魅力」について英語で発表してもらうものです。日本の発表は、私と他大学のスタッフの二人で行いました。流れがなかなか決まらなかったり、考えれば考えるほど何が言いたいのかわからなくなったりと、うまくいかないことも多く反省だらけです。でも何とか完成することができ、当日発表したときは本当に気持ちよかったです。 ■各国プレゼンテーション・ディスカッションの様子 ■畿央大学生の参加者、サポートしてくださった松本先生。ありがとうございました! JSTを通して私は本当にたくさんのものを得ることができたと思います。一番やってよかったと思えることは、たくさんの出会いがあったことです。スタッフをはじめ、日本人参加者、海外参加者ともにたくさんの友達ができました。また、たくさんサポートしてくださった先輩方や現役理学療法士の方々、このJSTがなければ出会えなかった人がたくさんいます。これは財産です。本当にJSTに携われてよかったです。 ありがとうございました。 理学療法学科3回生 山崎久未華
2015.04.20
「広陵町介護予防リーダー養成講座」第2回フォローアップ研修を開催しました。
広陵町地域包括支援センターのプログラムを支える新リーダーが実働しています! 2015(平成27)年1月~3月にかけて「広陵町介護予防リーダー養成講座」が畿央大学において開講され、第1期生37名のリーダーたちが巣立ちました。その後も月1回はフォローアップ研修を実施することにしており、4月20日第2回研修会が広陵町さわやかホール4F中会議室で開催されました。 同養成講座を開設する構想があった当初から介護予防リーダー(KEEP)を養成した後は、すぐに現場で実践していただくことを想定しており、前回第1回フォローアップ研修では来月5月から始まる「ミニ運動教室」のカリキュラムを受講生同士で話し合っています。そして今回は、5月に6回設定された「ミニ運動教室」でどのような運動をするかについて6~7名に分かれた6つの班から発表がありました。リーダーとしての自覚と自主性を重んじ、腕・首・足・誤嚥体操などの組み合わせは彼ら任せとしています。各自が人の前に立って自分の言葉で話し運動を指導する、まさにリーダーに成長してくれることを願ってのことです。畿央大学(理学療法学科准教授高取克彦、助教松本大輔)と広陵町地域包括支援センター(宮副綾保健師)は、まさに元気な高齢者が虚弱高齢者を支えるサポートをしているにすぎません。 「ミニ運動教室」は今後毎月各班のメンバーが担当しますが、5月27日(水)は「広陵町チャレンジデー」が町をあげて開催されることから高取先生はじめとするKEEP((Koryo Elderly Encouragement Project)=直訳すると広陵高齢者元気プロジェクト)のほとんどの方が参加予定です。 ※チャレンジデーとは、「スポーツ・フォー・エブリワン」を推進する笹川スポーツ財団(所在地:東京都港区赤坂 理事長:小野清子 以下:SSF)が主催する、毎年 5 月の最終水曜日に世界中で実施される住民総参加型スポーツイベントです。住民が日常的に運動・スポーツを楽しむきっかけづくりを目的に開催されます。人口規模がほぼ同じ自治体同士が15 分間以上継続して運動やスポーツを行った住民の参加率を競い合います。敗れた自治体は、相手の旗を庁舎に掲揚し健闘を称えます。この対戦をきっかけに自治体間で継続的な交流が生まれています。広陵町は長野県東御市(とおみし)と対戦します。 この日は奈良県健康福祉部地域福祉推進員森本氏もオブザーバーとして参加していただいており、奈良県はじめ全国各地でこのような取組みは行なわれているが、養成講座が終了した後もなおフォローアップ研修が継続して実施されているのは珍しく、またその参加者のみなさんの意欲も素晴らしいと講評していただきました。 【関連記事】 「広陵町介護予防リーダー養成講座」修了式を行いました。
2015.04.15
大学院生がCognitive Neuroscience Societyでポスター発表!~健康科学研究科
2015年3月28日(土)~3月31日(火)に,アメリカのSan Franciscoで開催されたCognitive Neuroscience Societyに参加させて頂きました.現在,畿央大学大学院の博士課程1年の今井亮太さんと修士課程修了生の私が演題発表を行ってきました.本学会は,世界各国から認知神経科学の研究者が参加し,約1000の演題発表が行われました.会場では朝食や間食にパンやコーヒーなどが準備されており,それを食べながら発表や質問をする姿がみられ,とてもフランクなコミュニュケーションが様々な場所で行われていました.私自身初めての国際学会に参加させて頂くこともり,この様なざっくばらんに話し合える環境に大変親近感を抱くことができました. さて,ポスター発表では近年話題の社会神経科学研究に関連する発表が多く,改めて注目されている分野であることを知り,とても有意義な時間を過ごすことができました.私自身の発表では,英語であったため意見交換などは大変苦労しましたが,初めて出会った海外の研究者の方々と自分の研究に関する話し合いができたことは大変嬉しく,楽しい経験でした. また,今回共に参加した今井亮太さんが英語で円滑に意見交換している姿や彼の頭の回転の速さを見て,多くの刺激を頂き,今後いっそう切磋琢磨し自身の研究・臨床はもちろん,人として自分自身を磨いていきたいと感じました. 本学会に参加し,研究発表,意見交換を行えたことは,私にとって大変貴重な経験となりました.本学会を通して,たくさんのことを学ぶことができましたが,何よりも,同じ分野を研究されている海外の方々と,未来志向的に話をすることを楽しいと感じることができたことが一番の収穫でした.今後,この「楽しい」という思いだけで留めるのではなく,柔軟な視点で社会的に意味のある研究を行い,形にして,常に挑戦していきたいと思いました. 最後になりましたが,この様な貴重な経験ができたのは,畿央大学の研究活動に対する手厚い支援と,森岡周教授をはじめとする多くの方々のご指導やご協力があってのものです. この様な環境で学ばせて頂いたことに深く感謝致します.ありがとうございました. 畿央大学大学院健康科学研究科 修了生 大門恭平
2015.04.14
平成27年度 新入生宿泊研修レポートvol.3~理学療法学科
2015年4月6日(月)、7日(火)、大阪リバーサイドホテルにて理学療法学科の平成27年度新入生宿泊研修が開催され、新入生77名、4回生6名、卒業生(5期生)5名、教職員5名が参加しました。 【1日目】 全員遅刻なく会場に集合し、昼食を食べた後にクラス会を実施しました。クラス会では理学療法士への夢や希望、大学でやりたいことについて「夢をチカラに」の作文を作成し、その後、交流を深めるため自己紹介を実施しました。自己紹介では必ず「実は…」の文章を入れるというルールを決めたため、それぞれの特技や経験したことなども聞くことができ、なかなか良い雰囲気になったかと思います。 その後、4回生6名から、大学での学習や部活、サークル、ボランティア活動、アルバイトなどの大学生活を中心に発表していただきました。そして、発表後、「4年間の学生生活を有意義なものにするために必要と考えること」というテーマでグループワークを行い、「建学の精神(徳をのばす・知をみがく・美をつくる)」と関連づけながらグループごとに発表を実施しました。 【2日目】 2日目は、実際に理学療法士として勤務して5年となる5期生の先輩から、これまでの理学療法士としての多くの経験について、具体例を提示しながら発表していただきました。そして、理学療法士にとっての「建学の精神」の重要性についてお話をいただきました。 その後、「理学療法士にとっての『建学の精神』の重要性と、『建学の精神』を発展させるために、どのように学生生活を送ることが必要であるかを考える」という、1日目よりもさらに議論を深めるためにテーマを変更し、グループワークを実施しました。各グループの発表では、1日目よりも発表内容もより深く考察されており、それぞれが真剣に「建学の精神」の重要性と理学療法士になるという目標を達成するためにどう行動するかについて考えた内容が反映されていたと思います。 今回の宿泊研修では、ルールを守って行動し、将来の姿について考える時間が持てたと考えます。今後もクラスの良い雰囲気を継続させ、目標に向かって行動に移してもらいたいと思います。 理学療法学科 助教 前岡浩
2015.04.13
ニューロリハビリテーション研究合宿が開催されました。
平成27年4月11日(土)~12日(日)と信貴山観光ホテルにて,ニューロリハビリテーション研究センターの研究合宿が開催されました.研究センター教員と大学院博士課程のメンバーに,客員教授・客員研究員が加わり,それぞれ本年度の研究計画発表が行われました. 今回は,当研究センター客員教授であり,国立障害者リハビリテーションセンター研究所神経筋機能研究室室長である河島則天先生や,当研究センター客員研究員であり,京都橘大学健康科学部准教授である兒玉隆之先生に加わって頂いたことで,新たな視点での意見も頂き,非常に活発な意見交換が行われました. とりわけ河島則天先生からは,心理物理学的測定法の実際,研究目的の明確化,中核となるパラメータ設定の重要性など厳密な手続きに基づいた研究に関する指摘をたくさん頂きました. また脳波研究のスペシャリストである兒玉隆之先生からは,「Microstate Segmentation・LORETA」というタイトルで,脳波解析手法に関するレクチャーをして頂きました.大学院生にとっては,脳波を使用した研究が多く,非常に有意義な講義となりました. このように豊富な研究経験を持つメンバーが集まり意見を頂くことで,研究計画発表者にとっては,研究計画が洗練化され,良質な研究に進化していくものと思われます. またこのように内外のメンバーが集まり,屈託なく活発に議論することで,自己の利害にとらわれない,社会的に有意義な研究が創発するものと思われ,非常に有意義な研究合宿となりました. 議論の合間には,皆で信貴山朝護孫子寺や開運橋を散策しました.綺麗な空気と美しい桜景色に,疲れた脳が癒やされるひとときでした. 最後に,このような研究合宿に理解を示して下さり,機会を提供して下さる畿央大学に感謝申し上げます. 畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター 信迫悟志
2015.04.10
平成27年度 畿央大学ニューロリハビリテーションフォーラムのご案内
平成27年7月25日(土)に、第2回畿央大学ニューロリハビリテーションフォーラムの開催を予定しております。 このフォーラムは、これまでのニューロリハビリテーションセミナーの基礎編、応用編、臨床編、研究編(旧・実践編)での情報や知識などの神経科学に基づき、どのように実際の症例の症状を捉え、クリニカルリーズニングしていくか、講師陣と参加者が相互に議論しながら模索していく場としています。 今回のプログラムは畿央大学ニューロリハビリテーション研究センターの高次脳機能学部門、身体運動制御学部門にそれぞれ関連する内容から構成されます。詳細はプログラム表をご参照ください。 平成27年4月20日(月)正午から当ページで参加申し込みを開始いたします。 皆様のご参加をお待ちしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。 ニューロリハビリテーション研究センター センター長 森岡 周 申し込みフォームはこちら 申込方法 当ページにて、平成27年4月20日(月)正午より受付開始 申込には下記13項目の情報が必要です。(※は必須) 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーの受講実績が(どれか一つでも)ある方は、特別受講料2000円になります。 平成27年度受講予定者も割引対象となります。 必ず、申込フォーム最後の備考欄に【受講年度・受講編名】を明記ください。 ①お申込み講座(チェック)※②お名前※③お名前(ふりがな)※ ④年齢 ⑤性別⑥郵便番号※⑦ご住所※⑧電話番号(携帯電話番号)※⑨PCメールアドレス※⑩携帯メールアドレス⑪所属(病院等施設名・学校名・会社名等)※⑫資格(理学療法士等お持ちの方) ⑬備考欄※ 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー受講実績の有無 ⇒無の場合:「ナシ」を明記 ⇒有の場合:「受講年度・編名」を明記 受 講 料 3,000円 (畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー受講実績のある場合2,000円) 受講経験者は、申込フォームの備考欄に【受講年度・編名】を明記ください。 定 員 300名 締 切 定員になり次第締め切り 受講者の選考 原則、先着順 備 考 お申し込みフォームは受付完了画面が表示されてはじめて応募受付となります。確認画面の状態では応募受付とは認識されませんのでご注意くださいますようお願い申し上げます。 受付開始時間を過ぎても申込フォームへのリンクボタンが表示されない場合はページの再読込、またはF5ボタンを押してください。 上記内容でもリンクボタンが表示されない場合は、Ctrl+F5ボタンを押し、キャッシュのクリアをお願い致します。 ※お申込いただきましたPCメールアドレスに自動返信メールを送信いたします。 Microsoft Outlookで受信したメールで文字化けが発生した場合、 Microsoftサポート内の方法1、および2をご確認下さい。 平成27年度 畿央大学ニューロリハビリテーションフォーラム 日時 : 平成27年7月25日(土)12:50~16:10 会場 : 畿央大学 冬木記念ホール 受講料:3000円(ニューロリハビリテーションセミナー受講者は2000円) 12:00~ 受付 12:50~13:00 開会の挨拶 森岡 周 13:00~14:20 ① 高次脳機能学部門:失行に対するニューロリハビリテーション Opening 森岡 周、松尾 篤 症例呈示 信迫 悟志(畿央大学ニューロリハビリテーション研究センター) ディスカッション 全員 Closing 森岡 周、松尾 篤 14:40~16:00 ② 身体運動制御学部門:脳卒中後の歩行障害に対するニューロリハビリテーション Opening 冷水 誠、岡田 洋平 症例呈示 渕上 健(岸和田盈進会 病院) ディスカッション 全員 Closing 冷水 誠、岡田 洋平 16:00~16:10 閉会の挨拶 松尾 篤