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看護医療学科の新着情報一覧

看護医療学科の新着情報一覧

2024.02.26

「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~助産学専攻科

NCPR講習会は「すべての分娩に新生児蘇生法を習得した医療スタッフが新生児の担当者として立ち会うことができる体制」の確立を目的として実施されています。出生時、約15%の新生児は何らかの蘇生処置が必要な状況で生まれてきます。そうした新生児仮死に対する蘇生法を習熟することにより、児の予後を改善させることができます。   助産学専攻科は国家試験と卒業研究発表会を終え、令和6年2月13日(火)に「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました。このAコースでは、気管挿管や薬物投与も含めた高度な新生児蘇生法の習得を目指します。外部講師として、淀川キリスト教病院の周産期母子医療センター長の豊奈々絵先生と小児科医長の村山歩先生をお招きしました。       講義を受けた後、実習室でベビー人形を用いながら新生児蘇生に用いられる流量膨張式バッグの使い方や人工呼吸の手技、気管挿管の実践を1人ずつ行いました。人工呼吸の練習では、投与する酸素が漏れないようにマスクを密着させることが難しかったです。気管挿管では、挿管時のポイントを教えてもらいながら実施したことで、食道と間違えずにスムーズに挿管できるようになりました。しかし、練習とはいえ実際の現場では一刻を争う状況であることを想像すると、緊張を感じることもありました。       午後からは、事例をもとにした演習を行いました。事例では、NCPRのアルゴリズムに沿って、30秒ごとに新生児がどういう状況なのかを講師の先生から伝えられましたが、今行っている処置をそのまま続けるのか、新たに別の処置が必要なのか瞬時に判断するのが難しかったです。しかし、回数を重ねるごとに、徐々に落ち着いて判断できるようになり、お互いに気づいた点を指摘しあってスムーズに実施できるようになりました。     前期の授業でも新生児蘇生法は学習していましたが、その時点では臨床の現場をイメージすることがあまりできていませんでした。しかし、今回の講習を通して、スピード感や蘇生の優先順位などがより明確に考えられるようになりました。いつどのようなことが起こるかわからない臨床の現場では、落ち着いて対応できるように今回の学びを活かしていきたいです。     助産学専攻科12期生 小西 美幸、竹田 亜未、丸谷 麻友   【関連記事】 第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助技術」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科

2024.02.26

第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科

2023年1月17日(水)に「助産学専攻科第12期生事例研究発表会」を開催し、学生9名が発表しました。その様子を紹介します。       私たちは、7月から病院や保健センター、助産院にて助産学実習を行いました。助産学実習では、1人の対象者を妊娠期から産後1か月健診まで継続して受け持たせていただく「継続実習」があります。ほとんどの学生が妊娠期から産褥期まで実習させていただきました。   事例研究発表会では、継続実習でのそれぞれが実施した助産ケアについて論文や文献を用いて振り返りました。 前期から文献検索を行い研究発表に向けて準備してきました。実施した助産ケアについての先行研究をもとに考察することは難しかったですが、教員に助言をいただいたり、学生同士で意見を出し合ったりして当日を迎えることができました。     学生は、それぞれ最後に自身の「目指す助産師像」について発表しました。     当日は学生や本学教員の他、助産学実習で指導していただいた臨床教授の皆様や、助産学専攻科の次年度入学予定者、畿央大学の関係者の方々にも参加していただきました。多くの方に参加していただきありがとうございました。それぞれが一生懸命発表し自身の学びや思いが伝わるよう練習を重ねた結果、無事発表を終えることができました。     発表会を通して、臨床教授や教員から講評をいただくことで、自身の行った助産ケアを振り返り、より深く理解することができました。 「働いてからは、業務で忙しいと思うけれど、寄り添うべき時に寄り添える助産師になってほしい」「今の時代、お産だけでなく女性の人生にかかわることが求められる」などといった今後の私たちへの温かいアドバイスをいただきました。     最後に、実習で学生の受け持ちをご承諾していただきました妊産褥婦の皆様、ご家族の皆様、実習を受け入れてくれてくださった病院施設、保健センター、助産院の皆様、温かく熱心にご指導いただきました臨床教授・講師の皆様、教員の皆様に心より御礼申し上げます。       助産学専攻科12期生 岡田 七彩、欅谷 明、松浦 美夢     【関連記事】 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助技術」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 2022年度 新生児蘇生法(NCPR)Aコース講習会を受講しました!~助産学専攻科 第11期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科 外部講師に学ぶマタニティヨガとベビーマッサージ!~助産学専攻科 災害時の行動をロールプレイで学ぶ「地域母子保健論」~助産学専攻科

2024.02.01

看護学生と企画した「性教育セミナー」を高校で実施!~看護医療学科「母性看護実習」

看護医療学科3回生が学ぶ「母性看護学実習」では、今年度初めての試みで高校での性教育セミナーを実施する機会をいただきました。看護医療学科の岡が当日の様子をレポートさせていただきます。     高校の控え室で最後の打ち合わせ…一緒に参加した担当教員の方がドキドキしています。   奈良県立桜井高等学校の2年生のみなさんに拍手でお迎えいただいて入場し、セミナーが始まりました。まずは自己紹介を兼ね、大学での看護の講義や演習など学修の様子を動画で紹介しました。     寸劇、パワーポイントを使っての説明など、大学生たちはみんなで真剣に、高校生のみなさんに伝えたいことを考えてくれました。例えば、ネットで知り合った人に初めて出会う場面…いきなり手を握られたら、みなさんはどのように感じるか、大切にしたい友達との関係、相手を傷つけずに断るにはどうすればいいのか…。人と人との距離は、それぞれ感じ方があるので、お互いを大切にするにはどうすればいいのか…などを考えるきっかけにしてもらいました。自分のからだを大切にすると同時に、相手のからだも大切にすること…その上で性的なつながりなどを考えていくきっかけにしていただきたいと願って、みんな一生懸命伝える努力をしてくれたと思います。         最後にグループに分かれての体験。男の子、女の子、性別に関わらず誰もが身を守るために大切なこと。 望まない妊娠、性感染症を防ぐために、人を大切にするための実技体験にしてくれました。 恥ずかしいかもしれないけれど「女の子もちゃんと知っていないとダメンズの餌食になっちゃうよ!」という大学生からのメッセージもありました。     続いて、奈良県立西和清陵高等学校の1年生のみなさんの前でもお話しさせていただきました。残念ながら、日程調整上で学生さんたちの参加はかなわなかったので、パワーポイントなど学生さんの作ったものを一部使わせていただきました。     出会い系サイトで出会って、初めて出会った場面の寸劇は、高校の先生が担当くださり、生徒さんたちからの笑いも…。迫真の演技?でした。相手役の先生の戸惑いがリアルでした(笑) 自分が不快に感じることは不快だと伝えることって大切ですよね。相手を不快にさせない断り方も考えるきっかけにできていればいいのですが。       中絶手術が行われていない、昔の様子などもお話ししました。 最後に体験会…抽選で決まった人たちが前に出て体験してくださいました。ちょっと抵抗はあると思うのですが自分のからだと相手のからだを大切に守るために、必要な守りだと思います。完璧なまでにキレイにつけてくれた生徒さんもいました。大切なことですね。           生徒さんの感想の一部です。感想を聞かせてくださってありがとうございました。   「初めて知ったことがいっぱいありました」 「学校ではこういったものに触れにくいので抵抗はありますが真剣に向き合いたいと思います」 「恥ずかしい内容もオープンに聞くことができてとても役に立ったと思った」 「これからの自分たちに大きく関わっていく問題だと思う」 「自分の身を守るために必要なことやお互い知っておいた方が良いことが沢山あるんだと思った」 「年齢的には近いけれど高校と大学では全然違うんだろうなと思いました」 「恥ずかしさがあったが大切でいい機会だった」 「実際に今学んでいる学生さんから直接話を聞けて身近な感じがありわかりやすかった」 「いのちの重みが伝わりました。もっと責任を持ちたいと思います」 「年齢が近い人たちなので親近感があった」 「年齢の近い人に教えてもらえてうれしかった」 「大学の看護の人たちを見てもっと看護師になりたいと思った」 「間違いを犯さないためのいい勉強になった」 「性病は怖いと思った」 「一般的に行われる性教育より、少しプラスの内容が学べた」 「自分の知らない言葉が色々出てきたけど、大切なことを何度も繰り返して話してくれたので、よくわかった」 「将来の自分と相手のための勉強になった」 「とても恥ずかしかったけど、大事な事だったので我慢して聞くことができました」 「避妊薬の値段など知りたかった」 「怖いと思う人はいると思うけど色々な事例をあげるのもいいと思った。危機感持てる」 「人間というか生物に改めて興味が出た。また、義務教育までの浅はかな知識で性について知るよりもこういう講演をしていただけてとても有意義な時間だと思った」 最後になりますが、母性看護学領域では、大学生が中心になり、高校生に向けて少しでもお伝えできるよう、春からはプロジェクトチーム(Sexology Project)を立ち上げる予定です。私たち年配者には思い浮かばないような若い発想で、少し年下の生徒さんたちをサポートできるのは、大学生さんたちの強みだと思います。 興味のある方は畿央大学健康科学部看護医療学科 岡までどうぞよろしくお願いします。     看護医療学科 教授 岡いくよ 看護医療学科 助教 堀井有紗     【関連記事】 堺市総合防災センターで体験学習をしました~看護医療学科「災害看護II」 ハンセン病療養所を訪問、当事者家族の声を聴き「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 「地域包括ケア実習」が新しく始まりました!~看護医療学科 外部講師による講義「筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の看護について」~看護医療学科「慢性期看護学援助論Ⅰ」 2023年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催! 令和5年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催!~看護医療学科 奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」参加レポート!~看護医療学科 JICAでの保健・医療活動の実際を通しての学び②学外演習編〜看護医療学科「国際看護学Ⅱ」 JICAでの保健・医療活動の実際を通しての学び①外部講師による講義編〜看護医療学科「国際看護学Ⅱ」 「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ~看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 手術を受けた患者をイメージした「患者モデルの作成」と術後看護演習~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」 4回生から3回生へ学びの伝達「緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッションー」~看護医療学科「終末期ケア論」 「臨死期の看護を学ぶ」エンゼルメイクの演習を実施! ~看護医療学科「終末期ケア論」 外部講師による講義「国外における国際看護と国際看護活動に必要な能力について」~看護医療学科「国際看護学Ⅰ」 2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.1~看護医療学科

2024.01.30

就職レポートNo.771(公的病院/看護師)看護医療学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第771弾! 看護医療学科13期生(24卒) H.N さん 公的病院(看護師) 内定         【その病院に決めた理由】 大学に入学する前から「小児の道にすすみたい」と漠然とした思いがあり、実習を経てより自分の思いが強くなりました。当院へは実習で2度行き、看護部の方々にすごく丁寧に指導していただきました。そして、看護師をはじめとしたさまざまな病院スタッフの暖かな雰囲気に惹かれたためこの病院に就職したいと思いました。     【就職活動を振り返って】 キャリアセンターの方にはたくさんお世話になりました。私はできるだけ早めに相談しに行ったので、エントリーシートの添削、面接も自分の納得のいくものになったと思います。実習の合間を縫って就職活動を頑張ることができたのは、キャリアセンターの方のおかげだと思います。きちんと準備ができていたことで、本番では落ち着いて笑顔で自分の思いや考えを話すことができました。     【就職活動でPRしたポイント】 私が受けた病院の履歴書は志望動機と自己PRの欄が大きいものでした。自分の強みから、具体的なエピソードを話しました。私は飲食店で接客のアルバイトをしているので、そこで培った強みをアピールしました。 また、当日には自分の考えを笑顔で明確に話せることをアピールできるように、表情や受け答えに気をつけて挑みました。     【キャリアセンターと就職サポートについて】 初めてキャリアセンターに行った時には、自分の行きたい病院も曖昧で就職活動がどのような順序で進んでいくのかもわからない状態でした。キャリアセンターの方々にはわからないことを丁寧に教えていただき、また、不安な思いも親身に聞いてもらえて心強かったです。面接練習では、本番を想定してさまざまなアドバイスも頂けて、当日も落ち着いて受け答えできました。最後まで真摯に対応してくださり、本当に心強かったです!     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 学年が変わると卒業研究や実習、授業が始まり同時期に就職活動をしなければならないので、できるだけそれより前に就職活動を始めた方がいいと思います。早めにすることで、心にゆとりができ、自信をもって本番に挑めると思います。 また、就職活動は今まで経験したことがなく、不安になったり緊張したりと落ち着かないものだと思います。そんな中でも、キャリアセンターの方は親身になって話を聞いてくれるので、是非相談に行ってみてください。 自分の強みや思いをしっかりと志望する病院に伝わるように頑張ってください!応援しています!              

2024.01.29

プレティーチャーズガイダンスを実施しました。

学校や園で先生として4月から新たにスタートする4回生を対象に、プレティーチャーズガイダンスを実施しました。 プレティーチャーズガイダンスは、年度当初に必要な業務や準備、社会人としての心構えなどについて、教育学部と教採・公務員対策室の教員が講義を行い、不安なくスタートできるようにするものです。         今年度は、1月15日(月)、18日(木)、22日(月)、26日(金)の4日間にわたって、合計6講座を実施しました。 学校教員志望者は、板書のポイントや教室掲示物の作成方法、また、幼保志望者は、保育者としての心構えやクラス通信の書き方などを学びました。 4回生の後期になると履修する授業も限られており、採用試験に向けて一緒に頑張ってきた友人と教室で講座を受けるのは久しぶりで、懐かしむようにお互いを励まし合う姿もありました。         4回生のみなさん、大学生活の残りわずかの時間も、一日一日を大切に過ごしてください。みなさんが4月から先生として活躍されることを期待しています!

2024.01.18

就職レポートNo.766(公的病院/看護師)看護医療学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第766弾! 看護医療学科13期生 O.M さん 公的病院(看護師) 内定         【その病院に決めた理由】 私のなりたい看護師像として、幅広い分野の疾患に対応できるジェネラリストになりたいと考えていました。内定をいただいた病院は多くの診療科をもち、高度医療から専門的なリハビリテーションまで幅広い医療を提供していることから複数分野の看護を学ぶことができる点に魅力を感じました。 また、入職後3か月と6か月にフォローアップ研修があり、確実に技術を習得できる教育制度や院内外での研修も充実していることから学び続ける環境が整えられており、このような環境下で頑張りたいと考え、この病院に就職を決めました。     【就職活動を振り返って】 就職活動を始めるにあたって第一志望の病院をどこにするのかとても悩みました。その際には複数の病院が参加している合同説明会に積極的に参加し、自分がどんな看護をしたいのかをよく考えて候補をあげていきました。そして周りの人や先生と相談しながら病院を決めました。 また、面接練習や書類作成を通して自分の長所や短所などが何なのかを考えることが求められるので自己分析をしっかりとすることが重要だと感じました。     【就職活動でPRしたポイント】 アピールするポイントを新人研修制度や病院制度だけでなく、入職後5年目以降に利用できる制度などを伝えることで、この病院で長く勤務する気持ちがあることを伝えるようにしました。 また、面接の際には面接官全員の顔を見ながら笑顔で話すことを心がけました。そして、話すときには身振り手振りを加えることで自分の熱意を伝えることができたとともに緊張を和らげることもできました。     【キャリアセンターと就職サポートについて】 書類づくりでは自分の思いを言語化することが非常に難しく、大学生活を通して力を注いだことが特になかったため、何度も悩みながら作成しました。そして思うように書類作成が進んでいなかったところをキャリアセンターの方が気にかけてくださり、繰り返し添削してもらいながら書類を完成させることが出来ました。 また、面接練習では本番前日まで熱心に何度も練習していただきました。そして面接練習のときに上手く答えられずに自信をなくしていたときにも励ましてくださったおかげで、自信をもって本番に臨むことができました。さらに、練習の際に本番を想定した練習をしたことで、本番のときに類似した内容の質問が来たときには自信をもって答えることができました。 私の就職に対して真摯に向き合ってくださり、親身に寄り添っていただいて温かく支えてくださった先生方に本当に感謝しています。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私は就職活動を始めるタイミングが遅かったので試験を既を実施されていた病院もいくつかありました。そのため、就職活動は早めに始めてください!早めに行動して悪いことはありません。 また、面接のときはすごく緊張しましたが自分の緊張をほぐす方法を見つけておくことで少し和らげることができると思います。そして、本番に予想外の質問がされたときでも自分がなりたい看護師像など伝えたいことが何なのかをしっかりと考えておくことで対応することができると思います。 最後に書類を作成していくうちに自分の強みが何なのか分からずに自信をなくしてしまうこともあると思います。そのときには何とかなるはず!という楽観的になることも必要だと思います。そして、辛い気持ちを一人で抱えないよう誰かの力を借りましょう。自分を追い詰めすぎない程度に頑張ってください。意外と何とかなります!              

2024.01.09

就職レポートNo.758(公的病院/看護師)看護医療学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第758弾! 看護医療学科13期生(24卒) K.R さん 公的病院(看護師) 内定         【その病院に決めた理由】 元々、急性期看護に携わりたいという思いがあり、三次救急も担うこの病院では、二次救急ではみられない重症患者などさまざまな救急医療が経験できると考えました。また、病院インターンシップに参加し、職場環境や、働いている看護師が患者さんを尊重した看護を行っているところを実際に見て、私がしたい看護と近かったため志望しました。     【就職活動を振り返って】 提出書類や面接では、長所や強みを、自身の経験を通して話さなければいけないのですが、そのために臨地実習での出来事や自身の学生生活での経験を振り返ることが大変でした。また、その経験を具体的かつ簡潔に相手に伝えることが難しく、キャリアセンターの先生に助けていただきながら試行錯誤して取り組んだことが印象に残っています。 はじめは、面接での立ち居振る舞いもわからず、面接練習でも緊張してしまい、うまく伝えられないこともありました。しかし、キャリアセンターの先生に何度も面接練習をしていただき、面接当日は特に緊張することもなく、リラックスして取り組むことができ、自身の魅力を最大限に伝えられたと思います。     【就職活動でPRしたポイント】 アルバイトの経験を通して、何事も責任感を持って取り組む姿勢についてPRしました。そして、この長所を活かして、看護師として患者さんとどのように関わっていきたいかについて伝えました。 面接では、明るい印象をもってもらえるよう、面接官の目を見て、笑顔で話すことを心掛けました。自分の魅力や経験に自信をもって話すことで、意識しすぎず、自然にはきはきと話すことができ、面接官に思いを伝えることができたと思います。     【キャリアセンターと就職サポートについて】 提出書類の書き方や面接における立ち居振る舞いを教えてくださり、提出書類の添削、面接練習、面接時の服装や不安なところについての相談にものっていただきました。特に、私の志望病院は提出書類が多く、時間に余裕がなかったのですが、忙しい中でも短時間で添削していただき、本当にありがたかったです。書類作成に行き詰っている時には、エピソードの整理や、文章の表現の方法について相談にのっていただきました。面接練習では、自身の話し方から改善方法を提案してもらったり、想定できる質問を教えてもらったり、十分に準備をして自信をもって本番に臨むことができました。お忙しい中、たくさんの助言をいただき感謝しています。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 長かった臨地実習が終わり、すぐに就職活動に気持ちを切り替えることは難しいかもしれませんが、1~2月から就職説明会や病院インターンシップがはじまるので、ある程度自分の働きたい職場環境や、なりたい看護師像について整理しておいた方が良いと思います。私の志望する病院は実習病院ではないので、実際に数か所の病院インターンシップに行きました。同じような規模の病院でも、患者の年齢層や病棟の雰囲気、働く看護師の患者さんへの対応は病院によって異なります。実際に行って見てみないとわからないこともあるので、病院インターンシップや病院説明会に参加することをおすすめします。就職活動は大変だと思いますが、後悔しないように頑張ってください。応援しています。              

2023.12.28

2/10(土)講演会「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」を開催します~看護実践研究センター

  畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門では、「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」をテーマに講演会を開催いたします。渡米30年、米国で活動するDPN(Doctor of Nursing Practice 高度実践看護師)であり、米国上級ホリスティックナースの資格を有する安井豊子先生をお招きし、アメリカでの看護実践を聴講するとともに、日本の現場で活動する看護師の実践報告から、私たちの看護・ケアのあり方はもちろん、自らをケアすることの大切さを考える機会をもちませんか?超高齢化社会の中でこれからの生活を前向きに捉えるきっかけとなれば幸いです。どうぞお気軽にご参加下さい。 実施要項 受講対象 看護職・介護職・教職員・学生ほか 開催日 2024(令和6)年2月10日(土)14:00~16:30 会 場 畿央大学P棟3階 P301講義室 定 員 50名(先着順) 参加費 無料 申込締切 2024(令和6)年2月2日(金) 申込方法 申込フォームより必要箇所を入力し、お申込みください(申込先着順となります) 申込ページ ※当日、会場でアロマを焚く時間を予定しています。香りや刺激が苦手な方は、あらかじめ下記連絡先にお問い合わせください。   ▼クリックすると、チラシPDFが開きます。   お問い合わせ 畿央大学看護医療学科 室谷(むろや) Tel:0745-54-1601(代表) 内線:5129 Fax:0745-54-1600 E-mail:m.muroya@kio.ac.jp

2023.12.19

堺市総合防災センターで体験学習をしました~看護医療学科「災害看護II」

看護医療学科4年次後期に配当される「災害看護Ⅱ」の授業では、災害の種類と健康被害の特徴、災害サイクルに応じた災害看護活動、他職種との連携体制の構築、災害時に必要な医療と看護技術による災害看護の実践、災害に備えた減災・防災マネジメントなどの体験や演習を通して、災害看護の機能と役割について学びます。12月5日(火)には、学外実習として4回生の2名が担当教員引率のもと、堺市総合防災センターに足を運びました。以下、参加学生からのレポートをお届けします。 日本は、他国に比べ自然災害の数、規模が大きく、過去には阪神淡路大震災・東日本大震災などの大規模自然災害が発生しています。また私たちは被災地を映像で見たことはあるものの、それを経験したことはありません。そのため今回は「災害看護Ⅱ」の授業より、今後自然災害が起こると予測されている南海トラフや上町断層直下型地震の体験と予防策、看護師としてできることについて堺市総合防災センターに行き学修を深めました。   災害体験 地震に遭遇する映像を見ながら震度7の地震の揺れを体験し、また火災の実際の映像を見ました。       次に、火災による煙と停電による暗闇の体験および火事が起こった際の消火体験を行いました。火災時に発生する煙の主成分である一酸化炭素は空気より軽いため上から煙が溜ること、停電による暗闇の中では一切何も見えないことを体験することができました。また消火体験では燃え上がっている炎の中心を狙うのではなく、火元を狙って消火することが良いことを学習することができました。     災害体験を通じて、大規模地震や火災による被害の大きさを体感することができました。地震による被害を最小限にするために保存食の準備や家具の固定など自宅で予防できるものについても理解を深められました。施設や病院等で看護師として働く際には、今回、火災や停電に対する危険性を体験できたことが、避難誘導を円滑に行うことに繋がると思います。 がれき救助体験 次にがれき救助体験をしました。災害発生時に重要となる自助や共助の観点から、被災者を担送する体験をしました。災害時は物品が限られているため、家庭にあるもので安全に運ぶ方法を学習することができました。     瓦礫が乗っている屋根の下に人がおり、安全に屋根を持ち上げるという想定の下ジャッキーを使用しました。災害時、自分の身を守りながら救援者を助けるにはどのような物品が必要で、どのように使えばよいかを体験しました。       がれき救助体験を通じて実際に救助の方法を知ることができました。災害発生時、担送や護送の際の注意点や、クラッシュ症候群予防について考えるきっかけとなりました。また、消防士の観点から災害について考え、病院や避難所で、救助隊との連携がスムーズにするためにはどのような事柄が必要か学ぶことができました。 参加した感想 看護師として自然災害発生時の停電や火災の危険性を理解することができました。 患者を避難誘導する際に独歩・護送・担送の観点から、危険性が高い人から低い人へと順に避難誘導する優先順位を検討できると学びました。今後、看護師として働いていく中で、救援者でもありながら被災者となる可能性が高いため、災害発生時、重要になってくる自助、共助を活用しながら、自身の安全確保を行いつつ、傷病者の手当てや護送、担送を行っていけるようになりたいと思います。     看護医療学科 准教授 酒井 啓子 看護医療学科4回生 荒井 拓真、三島 大空 【関連記事】 ハンセン病療養所を訪問、当事者家族の声を聴き「医療と人権」を学ぶ~看護医療学科「健康学特論」 「地域包括ケア実習」が新しく始まりました!~看護医療学科 外部講師による講義「筋萎縮性側索硬化症(ALS)患者の看護について」~看護医療学科「慢性期看護学援助論Ⅰ」 2023年度 看護医療学科卒業研究発表会を開催! 令和5年度「チーム医療ふれあい実習」実践発表会を開催!~看護医療学科 奈良県看護協会主催「訪問看護インターンシップ」参加レポート!~看護医療学科 JICAでの保健・医療活動の実際を通しての学び②学外演習編〜看護医療学科「国際看護学Ⅱ」 JICAでの保健・医療活動の実際を通しての学び①外部講師による講義編〜看護医療学科「国際看護学Ⅱ」 「薬害の実情」と「患者の人権」を学ぶ~看護医療学科「保健医療福祉システム論Ⅰ」 手術を受けた患者をイメージした「患者モデルの作成」と術後看護演習~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」 4回生から3回生へ学びの伝達「緩和ケア病棟の実際―病院インターンシップ実習を経験した上級生とのディスカッションー」~看護医療学科「終末期ケア論」 「臨死期の看護を学ぶ」エンゼルメイクの演習を実施! ~看護医療学科「終末期ケア論」 外部講師による講義「国外における国際看護と国際看護活動に必要な能力について」~看護医療学科「国際看護学Ⅰ」 2023年度 離島・へき地医療体験実習(川上村)レポート~看護医療学科 外部講師による講義「看取りを体験した遺族に対する看護の課題」~看護医療学科「終末期ケア論」 2023年度新入生研修 学科別レポートvol.1~看護医療学科

2023.12.16

就職レポートNo.748(伊賀市/保健師)看護医療学科

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第748弾! 看護医療学科13期生(24卒) R.N さん 伊賀市 保健師 勤務         【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください】 畿央大学を選んだ理由は、保健師の資格を4年で取得できる大学であること、自宅からの通学時間が短いことからです。また、看護師国家試験、保健師国家試験共に合格率が例年100%であったため、国家試験の合格と学力の向上を目指して入学しました。     【畿央大学での学生生活を振り返ってみて、印象に残っていることは何ですか】 印象に残っていることは、看護師と保健師の実習です。どちらも大変でしたが、実習で多くの患者・住民の方々に対して援助・支援を行い、座学では学ぶことができない保健師として必要な知識・技術の獲得と、実際を体験することができました。また、離島・へき地実習は、これまでの医療機関で行う看護学実習とは異なった環境下での実習だったので、楽しく思い出に残る実習になりました。     【公務員を目指そうと思ったきっかけは、何だったのでしょうか】 入学前から保健師を目指していたので、保健師として働くことのできる公務員である行政保健師、そして企業内の産業保健師として就職したいと考えていました。行政保健師、産業保健師の両方を受験した結果、行政保健師として働くことになりましたが、妊娠期から高齢者まで幅広い世代の住民に関わることができるところが公務員である行政保健師の良いところです。     【就職試験に向けて取り組んだことを教えてください】 公務員試験の対策としては、教養試験、SCOA、SPIと自治体によって試験形式が異なるため、それぞれ参考書を用いて勉強しました。また、集団討論やグループワークについては、同じ受験内容としている保健師課程や他学部の学生と共に、保健師課程や教採・公務員対策室の先生のもと、練習を行いました。面接練習は、公務員面接の頻出質問やキャリアセンター内にある公務員採用試験受験報告書を基に発言内容をノートにまとめました。また、教採・公務員対策室の先生と面接練習を行いました。         【教採・公務員対策室の就職サポートについて教えてください】 周囲に公務員を目指している学生が少ないため、対策方法や、受験する自治体など分からないこと、迷うことが多かったです。しかし、2回生の頃から、教採・公務員対策室の先生に面談を頼むと丁寧に話を聞き、説明してくださいました。本格的に採用試験が始まってからも頻繁に進捗状況を確認し、その都度助言をいただきました。         【将来の夢・目標をどうぞ】 将来は、保健師として、産まれてくる子どもが健やかに成長できるよう、母親や家族が楽しく育児ができるように、子どもと家族に寄り添った支援をしていきたいです。また、疾病を抱える人が少なくなるよう、住民の疾病の予防のため、保健師としての専門知識・技術を用いて支援できる保健師になりたいです。     【後輩のみなさんへメッセージをお願いします】 公務員の採用試験を受ける学生が周りに少なかったり、内定が遅かったりと不安になることがあるかもしれませんが、公務員採用試験を受ける保健師課程の学生同士で相談したり、助け合ったりすると活力になります。また、保健師課程と教採・公務員対策室の先生が相談・指導してくださるので、諦めずに頑張ってください。

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