2025年の看護医療学科の新着情報一覧
2025.03.09
卒業前看護技術トレーニングを開催しました ~ 看護実践研究センター臨床看護研究部門
看護実践研究センターの事業の一つにリカレント教育の場として卒業生への支援があります。今回はその一環として、2025年2月26日~27日(木)に卒業していく4年生を対象に、卒業前の看護技術トレーニングの機会を設けました。 取り上げた看護技術は、「採血」「皮下注射・筋肉注射」「輸液・輸液ポンプ」「吸引(気管内・口腔・鼻腔)」「膀胱留置カテーテル」「心電図」です。 「心電図」を除き、いずれも学内演習では経験済みであり、臨床現場では日常的に実施する看護技術ですが、侵襲が大きいために臨地実習では見学にとどまるものです。今回は看護医療学科が管理するシミュレータやモデル人形を駆使してのトレーニングとなりました。 参加学生は3日間で13名と多くはありませんが、人数が少ない分、教員が付きっきりで指導ができ、学生は丁寧に技術のトレーニングに取り組むことができました。 学生は最初、久しぶりの技術に戸惑い、処置台に準備した物品を前に考え込む様子や、清潔操作では不潔側の手で清潔物品に触れたり、滅菌手袋をはめたまま頭が真っ白になる様子がありました。また、必要な物品が足りずにシミュレータを設置したベッドサイドから慌てて物品を取りに戻るなどの様子もありました。 しかし、さすがの4年生。少し勘を取り戻すと、これまでの学内演習や国家試験勉強で培った知識と関連づけながら、トレーニングを進めていきました。 学生からの感想(一部) 「入職してからの研修のシミュレーションになり不安が軽減された」 「先生が細かい手技までみてくれて良かった」 「忘れていたことも多かったので、卒業前に確認できてよかった」 「採血が一番不安だったので、できて本当に良かった」 「春から働く自信につながった」 指導に協力してくれた教員からの意見 「学生の不安解消に役立つ、来年度も実施したい」 「自分たちには当たり前の清潔操作が最初はこんなに難しいものだったのか振り返ることができ、これからの教育でも意識していきたい」 安心して働き続けるために… 新人看護師の離職理由の1つに卒業時に修得した看護実践能力と現場で求められる能力とのギャップが指摘されています。このギャップを少しでも解消し、安心して働けるための取り組みに発展していけばと考えています。 また、現在、看護教育においてシミュレーション教育は、重要な教育方略として期待されています。今回の看護技術トレーニングでもシミュレーション教育に手応えを得たことから、今後、さらにシミュレータやモデル人形を活用していく場を設けていきたいと思います。 協力いただいた看護医療学科の教員の皆様に感謝申し上げます。 卒業していく学生が、自分の目指す看護師に一歩ずつ近づいていけることを願っています。 看護実践研究センター長 臨床看護研究部門 看護医療学科 教授 山本 裕子 関連記事 看護医療学科 2・3回生 計43名がイベントボランティアとして活躍! ~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門 第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 障がい児かかわり方セミナー活動報告~看護実践研究センター地域包括ケア部門事業:安心感の輪子育てプロジェクト 令和6年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 ボランティア活動報告!~子育て応援ボランティアサークルSmile 認知症予防講座を開催しました。~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センターシンポジウム 行政・関係機関・大学連携による中小企業の健康づくり推進―広陵町における中小企業健康経営推進の取り組み―開催報告 「前向き子育てプログラム トリプルP」真美ケ丘西小学校PTA教育講演会活動報告 ~ 看護実践研究センター 安心感の輪子育てプロジェクト
2025.03.09
看護医療学科 2・3回生 計43名がイベントボランティアとして活躍! ~ 看護実践研究センター 認知症ケア部門
令和7年2月23日(日)に「認知症の人と家族とともに」をテーマに、認知症医療・ケアの世界では著名な松本一生先生の講演会と当事者・支援者を交えたシンポジウムを開催し、看護医療学科から43名の学生がお手伝いを兼ねて参加してくれました。先日のイベントレポートに続き、今回は運営に関わった学生からの感想をまとめましたので紹介させていただきます。 この講演会の企画段階から大学で開催する意義として、学生の力を借り、笑顔で参加者をお迎えしたい、学生にホストとしての立ち振る舞いも学んでほしい、貴重な講演を聴講してほしいと考え、実習と重ならない2回生を中心にボランティアを募集しました。 幸い、企画担当者が2回生とは「地域包括ケア実習」で接点があったこと、余裕がある時期に直接顔をみて声をかけたことが功を奏し、また、3回生のゼミ生も含めほとんどの学生が即答で気持ちよく参加してくれる運びとなりました。 当日は200名近い来場者をお迎えした大きなホールでの開催でしたので、学生の協力無くしては円滑で安全な運営を成し遂げることはできなかったし、参加者の満足も得られなかったと確信しています。寒い時期にもかかわらず誰1人欠席することはなく、笑顔で最後まで役割を果たしてくれたことに心から感謝申し上げます。 以下、今回の活動に対する学生の感想をお届けします。 ボランティア参加学生からの感想 ボランティアサポートA 誘導・見守り班 リーダー 2回生 池田さん 私は以前から人と関わるボランティア活動に興味があり、今回は認知症に関わるものであったため、今後の看護実習に役立つと思い参加しました。主にボランティアに参加している方のサポートとしてお昼ご飯の指示やポットのお湯、飲み物、お菓子を補給しました。参加者の方と接することは少なかったのですが、最後に出口のところで挨拶すると「ありがとう」や「また来るね」と言っていただき、とても温かい気持ちになりました。 このように学生が関わるボランティア活動は参加者が気楽に参加することもできると感じました。参加者の中にはご家族に認知症である方もおり、1人ではどのような対応が正解なのかを心配している方もいました。そのような方に寄り添うことができるよう認知症についての正しい知識を身につけたいと感じました。 戸外誘導・会場設営班 リーダー 2回生 鯉谷さん・上野さん ボランティアに参加した動機は、最初は友人に誘われたのがきっかけでしたが、私の祖母が認知症の兆しがあるため、今回の講演で認知症の家族がどのような関わりをしたら良いのかを理解したいと思ったからです。役割としては、駐車場からホールまでの誘導を行いました。今回の仕事は誘導が主だったので、ホールまでの道に迷う方や様々な質問があった中で臨機応変に対応することが必要であったので、他のボランティアの人と連携が必要であると分かりました。普段関わることの少ない学生とも交流できる良い機会だったと思います。 場外準備・司会・アクティビティ担当班 リーダー 2回生 石川さん 今回のボランティアは、実習記録の受け取り時に先生に誘われたこと、前回学祭で参加した認知症マフづくりなどの講演会のボランティアが楽しかったこと、それらが動機となり参加しました。 私のグループは会場へ案内するための看板設置、司会、ショートアクティビティを担当しました。看護学を学ぶ上でも日常生活を送る上でも、認知症の方とは必ず接し、認知症は自分の家族や自分自身も罹患する可能性があるとても身近な疾患なため、専門家の講演や会場の参加者と専門家のディスカッションを聞くことはとてもためになり、地域で認知症の方の役に立つための、ちょっとした自信に繋がったと思います。 ボランティアサポートD・受付・誘導・会場見守り リーダー 2回生 角野さん このボランティア活動に参加したきっかけは、自分の中でそろそろボランティア活動に参加してみたいなと思っていた時、室谷先生からの誘いがありました。また周りの友達も参加に前向きだったため、自分も参加してみようと思いました。初めてのボランティアだったため、動きがわからないこともありましたが、普段から仲の良い友達が同じボランティアグループだったため、なんとか協力することができました。一日通してとても楽しかったので、またこのような機会があれば是非参加したいと思います。 戸外誘導・会場見守り班・アンケートサポート班 リーダー 2回生 中西さん 先生に今回のイベントを紹介いただいたこと、また医師の方から認知症や認知症のケアについてお話しいただける機会であることを知り、興味があったため参加しようと思いました。私は今回、グループ内で役割分担し、講演会に来た方の誘導や会場の見回りを行いました。実際に参加して、活気がありとても楽しかったと同時に、協力することの大切さを改めて感じることができ参加して良かったと思いました。また自身が知らなかった認知症についての情報を得ることができたため、今後の学びに活かしていこうと思いました。 ボランティアに参加することで、協力することの大切さを改めて感じることや仲間との絆が深まる良い機会となったため、また機会があれば参加したいと思いました。 講師対応・学生総括班 リーダー 3回生 堀さん ボランティアや講演会への参加動機は、ゼミの先生に認知症に関する講演があるため勉強にもなるよとお話をいただいたことです。 当日私が担当したことは、講師控え室の準備・片付け、講師対応、講師の誘導でした。講師対応をすることで皆様とお話することができました。自身が研究テーマに「若年性認知症」を取り上げていたことと関連し、聞きたいことなどを(控え室での待ち時間に)お話させていただく良い機会になり大変勉強になりました。また、ボランティアをしながら講師による貴重な講演を聞くことができてとても良い学びになりました。卒業研究のテーマに参考にもなったため今後の研究に活かしていきたいと思いました。 学生たちがこのボランティアをきっかけに、他者への思いやりや社会参加する楽しさを知ったこと、仲間とつながったこと、認知症の理解が深まったこと、色々な出会いや知識を糧にできること… 本当に素晴らしいことです。 素敵な学生と出会い、ともに過ごせた時間、一緒に活動できたことは、教員にとっても財産です。こんな思いを大学内外の多くの人に届けたい、学生の成長も応援したい、私自身もこれからも頑張ろう!と思えた一日でした。 また、次にどこかの活動でご一緒しましょう。どうもありがとうございました。 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護医療学科 准教授 室谷 牧子 関連記事 第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門 障がい児かかわり方セミナー活動報告~看護実践研究センター地域包括ケア部門事業:安心感の輪子育てプロジェクト 令和6年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 ボランティア活動報告!~子育て応援ボランティアサークルSmile 認知症予防講座を開催しました。~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センターシンポジウム 行政・関係機関・大学連携による中小企業の健康づくり推進―広陵町における中小企業健康経営推進の取り組み―開催報告 「前向き子育てプログラム トリプルP」真美ケ丘西小学校PTA教育講演会活動報告 ~ 看護実践研究センター 安心感の輪子育てプロジェクト
2025.03.05
令和6年度在外研究報告会を開催しました。
畿央大学では、教育研究水準の向上、国際交流の進展、若手研究者の育成等を目的とした在外研究員制度があります。 コロナ禍もあってしばらく途絶えていましたが5年ぶりにこの制度を利用し、理学療法学科 松本大輔 准教授がフランスのトゥールーズ大学病院にて、令和5年4月~令和6年3月末まで研究活動を行われました。2月27日(木)に在外研究報告会を実施し、約30名の教職員が参加しました。 冒頭、学術振興委員長の東教授からご挨拶として松本准教授の紹介と在外研究の制度についてご説明いただきました。 健康科学部 理学療法学科 准教授 松本 大輔 在外研究期間:令和5年4月1日~令和6年3月31日 研究実施場所;トゥールーズ大学病院、老年科、加齢研究所(Institute of Aging, Gérontôpole, Toulouse University Hospital) 研究課題名 「機能的能力低下における内在的能力と環境要因との関連および相互作用」 松本准教授からは研究の背景や目的の説明があり、渡航先のトゥールーズ大学・指導教員等の紹介がありました。 松本准教授は介護予防や健康増進に関する研究をされています。トゥールーズ大学病院では、老化と加齢関連疾患への生物学的研究に焦点を当てたINSPIRE(INStitute for Prevention healthy agIng and medicine Rejuvenative)という研究プロジェクトに関わられており、多くのセミナー・共同研究・国際学会・研究者交流などに参加され、充実した研究活動が行われていたことをご報告いただきました。 令和5年度 在外研究員レポートvol.1~なぜフランストゥールーズへ? 令和5年度 在外研究員レポートvol.2~フランストゥールーズでの研究生活を紹介! 質疑応答のあと、健康科学研究科長の植田教授から講評をいただきました。 フランスでの研究成果が、今後の本学での教育・研究活動に還元されることを期待しています。 関連記事 朝日新聞社Webメディア「SDGs ACTION!」で松本准教授が「フレイル」を解説! 令和5年度 在外研究員 研究計画説明会を開催しました。 平成29年度在外研究報告会を開催しました。 平成29年度 在外研究説明会を開催しました。 平成28年度 在外研究説明会を開催しました。 畿央大学開学10周年記念プロジェクト研究中間報告会及び在外研究報告会を開催しました。
2025.02.28
第3回「認知症の人と家族の思いに耳を傾ける」 松本一生先生講演会「認知症の人と家族とともに」を開催しました。 ~ 畿央大学看護実践研究センター認知症ケア部門
当日は、大変冷たい朝で雪の心配もありましたが、幸い日中は晴れ間がのぞき、お出かけには大きな支障がなく、総勢172名(一般市民約48%、大学生約25%、関係機関専門職等約23%、その他約3.6%)が参加し大盛況でした。 今回参加された方(畿央大学学生を除く)の事後アンケートから把握した参加動機は、『家族が認知症や物忘れがある、家族のために(23%)、講師やテーマに関心(23%)、職場での対応、仕事に役立てたい(21.5%)、認知症に関心がある、知りたい(17.5%)、自分のために(9.5%)、その他(5.5%)』でした。 同じく年代は、『20代(6.8%)、30代(2.7%)、40代(16.2%)、50代(25.7%)、60代(32.4%)、70代(10.8%)、80代(5.4%)』でした。 講師の松本先生は、認知症という病気や本人の症状、薬の使い方、家族の健康の概要、社会的孤立予防について、ご自身の診療で把握された9,000名を超す患者様のデータ分析から根拠あるお話しを展開してくださいました。ご自身も、義母や妻を10数年介護した経験があり、時折例示された仕事と介護の両立の大変さや介護家族が抱える様々な苦悩のお話しには説得力があり、同じ立場の方々への共感とユーモアを交えながら、独特の優しい語り口調で参加者へエールをお届けくださいました。 シンポジウムでは、奈良県若年性認知症サポートセンターでピアサポート活動をされている当事者の平井さん、同相談員の菅さんにご登壇頂きました。 平井さんは認知症の診断を受け約7年、自ら56才で退職したものの、「何か自分にできることはないか」、と奈良県若年性認知症サポートセンター(きずなや)に自ら赴き、活動を始められ、現在は奈良県内をはじめ、全国的な支援活動・啓発活動に参加されています。自分なりの生活スタイルを大切に、運動や社会参加を心がけ、色々な人と出会い、人の話を聞く大切さを語られました。会場参加者から「家族(男性)が認知症で外出しない」という相談があり、平井さんから「特に、男性は目的のない、自分が納得しない外出や交流は苦手だから、何か役割があること、本人が行きたいと思うタイミングを大切に」という助言がありました。また、「認知症と言っても、人それぞれ、症状の進行も人それぞれ、その人に合わせて、タイミングをみながら、色々な状況から類推することが大切」というお話しがありました。 菅さんは、奈良県若年性認知症サポートセンターと支援コーディネーターの役割を説明されました。65才未満の発症の認知症もあり、高齢者とは異なる本人の受け止め、就労や社会参加、経済的な課題、家族の様々な課題にワンストップで対応されているとのことでした。多様で困難な課題に、菅さん自身が人として向き合い、制度に当てはめる支援ではなく、本人に向き合い、自身が出来ることを心を込めて支援されているお話しがとても印象的でした。 この度の企画は、松本先生、平井さん、菅さんのおかげで大変意義深い講演会・シンポジウムとなりました。参加者の皆さまからも、多くのご質問やご意見をいただき、皆さまと考える時間をもつことができて充実した時間となりました。認知症があってもなくても、本人の尊厳を保持し、誰もが同じように望む生活を地域の中で過ごすことができたら、そのような共生社会をみんなで構築することができたらと心から願っています。当日は多くの学生にも参加して頂き、学生ボランティアの姿にもエールを頂けました。若い世代とともにこれからも1人1人が出来ることに取り組み、より良い社会となるよう頑張って行きたい、頑張れる、そのように感じることができました。 ご参加頂きました皆さま、ご協力頂きました皆様には心から感謝を申し上げます。どうもありがとうございました。 参加者のアンケートより感想の一部を紹介 【講演会について】 精神科の先生が実体験されての話を笑いも交えて講演いただき、疾患に対しての特徴なども質疑応答時に話されとても勉強になりました(50代 ケアマネジャー) 体験談、話し方、穏やかで心癒やされる思い、心に届くものがおおかった。認知症の予防として、人との関わりを大切に日常生活を過ごしていきたい(60代 市民) とてもわかりやすい話で帰宅して家族にも聞かせたい(80代 家族に認知症) これから起こることに予想を持ち、その対応について慌てないよう参考にしたい。数年で変化が起こる症状の起き方など参考になった。粗食、運動、地域の活動に参加するなど、自分の支援になりました(70代 介護職) 【シンポジウムについて】 認知症と診断されても、こんなにしっかりされていることを知ってびっくりしました(20代 大学生) 当事者の人やサポートセンターの方の話や会場の話も力強かったです(60代 認知症サポーター) 型にはめず、その人に合わせる、待つ姿勢も大事。なるほど納得です。きっと私たちが、焦ってなんとかしなきゃいけないと思い込んでしまっていたのかな。登壇された皆さんの笑顔が素敵でした(40代 医療職) 本人のことばと支援者の苦悩が伝わりました。支援者が人として関わりたいの気持ちよくわかります。支援者も自分らしく関わりたいです(60代 役所職員) 【その他】 また、このような機会をお願いします。参加者同士ももっと話せる機会があれば良いのかも知れないです。学生さんの考えも聞きたいです(50代 介護関係) 認知症のテーマはみんな知りたいと思います。運営の先生が笑顔で気配りされ、学生さんに優しく話していて素敵な大学に思いました。ありがとうございます(60代 市民) アットホームな雰囲気でとても良かったです(40代 大学職員) 学生による創意工夫、スケジューリングが大変よく、飽きることなく聴講できました(40代 地域包括支援センター) 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護医療学科 准教授 室谷 牧子 関連記事 大阪市介護相談研修 第2回ステップアップ講座研修会講師活動報告 ~ 看護実践研究センター 障がい児かかわり方セミナー活動報告~看護実践研究センター地域包括ケア部門事業:安心感の輪子育てプロジェクト 令和6年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 ボランティア活動報告!~子育て応援ボランティアサークルSmile 認知症予防講座を開催しました。~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センターシンポジウム 行政・関係機関・大学連携による中小企業の健康づくり推進―広陵町における中小企業健康経営推進の取り組み―開催報告 「前向き子育てプログラム トリプルP」真美ケ丘西小学校PTA教育講演会活動報告 ~ 看護実践研究センター 安心感の輪子育てプロジェクト 畿央祭ウェルカムキャンパス「スマイル交流サロン」活動レポート~ 看護実践研究センター 畿央祭にて ”がんカフェ「きらめき」” を開催しました!~ 看護実践研究センター
2025.02.26
大阪市介護相談研修 第2回ステップアップ講座研修会講師活動報告 ~ 看護医療学科~
大阪市社会福祉協議会主催の大阪市介護相談研修 第2回ステップアップ講座で講師依頼を受け「介護予防について」研修を行いましたのでご報告させていただきます。 研修会には、民生児童委員や地域の見守り活動を実施されている方等29名が対面とオンラインでご参加くださいました。研修会では、介護予防の基本概念を理解し、日々の地域活動にどう活かせるかを考えていただき、高齢者が自立した生活を送るための支援方法を学び、大阪市の介護保険料や地域資源について理解する内容で講義させていただきました。 参加者からの質問は、「健康寿命の延長法を知りたい」「介護予防の最前線を教えて欲しい」など積極的でした。 受講後の感想では 「介護予防に社会参加が有効であることを改めて重要であると感じた」 「介護予防の4つの柱、身体機能の維持・向上、栄養管理、社会参加の促進、認知症予防ついて大切さと予防に向けてわかりやすく参考になった」 「地域の高齢者をこれからも見守りながら社会参加を促していきたい」 というお声をいただきました。 今後も地域から講師依頼を受けた際には、積極的に出向き地域の健康づくり活動を応援していきたいと考えています。 畿央大学 看護医療学科 准教授 田中 陽子 関連記事 障がい児かかわり方セミナー活動報告~看護実践研究センター地域包括ケア部門事業:安心感の輪子育てプロジェクト 令和6年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 ボランティア活動報告!~子育て応援ボランティアサークルSmile 認知症予防講座を開催しました。~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センターシンポジウム 行政・関係機関・大学連携による中小企業の健康づくり推進―広陵町における中小企業健康経営推進の取り組み―開催報告 「前向き子育てプログラム トリプルP」真美ケ丘西小学校PTA教育講演会活動報告 ~ 看護実践研究センター 安心感の輪子育てプロジェクト 畿央祭ウェルカムキャンパス「スマイル交流サロン」活動レポート~ 看護実践研究センター 畿央祭にて ”がんカフェ「きらめき」” を開催しました!~ 看護実践研究センター
2025.02.25
就職レポートNo.829(大学病院/看護師)看護医療学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第829弾! 看護医療学科4回生 髙辻 萌衣さん 大学病院(看護師) 内定 あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 友人の母親にかけられた言葉がきっかけです。小学生の頃、日ごろからとても良くしてもらっていた友人の母親が大病を患いました。友人の母が退院し少し落ち着いたころお会いした時、「入院生活や手術はすごく不安だったけど、看護師さんの励ましのおかげで頑張れた」と、入院生活について話してくださいました。私は病院に行くことが少なかったため、看護師の仕事についてあまり知りませんでしたが、この会話の中で「看護師って人を元気づけることもできるんだ」と知り、看護師という職業に一気に興味を惹かれて目指すようになりました。 畿央大学に入学を決めたきっかけは、オープンキャンパスに参加したことです。就職率の良さや担任制、就職にあたってのサポートなどが充実しているという点も魅力的でしたし、何よりオープンキャンパススタッフの先輩方や職員の方が優しくしてくださり、とても雰囲気の良い大学だと感じ入学を決めました。 また、養護教諭の免許も取得したいと考えていたため、看護師と養護教諭のダブルライセンス取得を叶えることができるといった点も決め手でした。 畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? 学生生活で力を入れて取り組んでいたことは、看護学科での勉強と養護教諭課程の勉強の両立です。看護の講義や課題にプラスαで養護教諭課程の講義や課題があったため、それをこなすことが大変でした。家では集中できずゆっくりしてしまうタイプのため、空きコマの時間を利用したり友達と学校に残ったりして有効的に時間を使えるように工夫し、どちらの勉強も疎かにならないようにしていました。課題のほかにも6限目に講義があったり、テスト期間も勉強する量が多かったり大変な思いもありましたが、友人と励まし合いながら頑張った日々は良い思い出です。 その中でも印象に残っていることは、実習です。病院実習の指導者の方々や患者さん、教育実習で指導してくださった先生方や生徒たち、様々な方との出会いを通じてたくさんの学びを得ることができ、私自身がとても成長できたのではないかと感じています。看護師と養護教諭ではもちろん共通する視点もありますが、異なった視点で対象に関わることも多いためそこを切り替えて考えることが大変でした。しかし、それ以上に患者さんや生徒の笑顔をみることができたり、「ありがとう」と言ってもらえたりすることにやりがいを感じました。自分が頑張って勉強してきたことが誰かの役に立つということがとても嬉しかったです。 就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 日常生活で人が目の前で倒れた場面に2度居合せた経験から、特に3次救急における看護について深く学びたいと考えていました。そのため、3次救急や高度な医療を提供されており患者が抱える健康問題へ多様な看護が提供できることや研修制度が充実していること、さらに実習でもお世話になり丁寧な指導をいただいたことから自分自身が成長することができる場所だと感じたため就職先に決めました。 就職活動を振り返っていかがでしたか? 3次救急について学びたいと考え、病院探しをしていて「マイナビ看護学生」というアプリを利用して合同説明会への参加や資料請求をしていました。しかし、3次救急を提供している病院は複数あるため「3次救急を提供している」以外の特徴で何を基準にして病院を絞ればいいのか分からず、第1希望の就職先を決めることが大変でした。そのため、分からなかったり悩んだりしたときは誰かに相談することを心がけていました。実際に、担任やゼミ担当の先生に相談をしてアドバイスをもらったおかげで自分に合った就職先を見つけることができました。小論文対策などもゼミ担当の先生に相談していました。キャリアセンターの方にはエントリーシートや面接対策などのサポートをしていただきました。エントリーシートは書ける文字数が少なかったため、自身の伝えたいことを短い文章にまとめることが大変でしたが、何度もメールのやり取りで添削をしていただきました。面接対策でもアドバイスをいただいたり、就職試験本番前の最後の練習では激励の言葉をいただいたりしてそのおかげで安心したことを覚えています。就職試験にあたって、様々な対策を行ったおかげで当日落ち着いて受験することができたと思います。 就職活動で役立ったツールを教えてください。 メモ帳です。病院見学に行くときには、その病院のことを調べて質問したいことを書いたり実際に見学に行って見たり聞いたりしたことをメモにとって病院選びの参考にしていました。病院見学にあたってどのような視点で病院をみるのか、どのような質問をするとよいのかをインターネットで調べて参考にしていました。自分で事前にその病院のどういったところをよく知りたいのかを整理しておくことで、より有意義な病院見学になると思います。また、面接の際にはどのようなことを聞かれても良いように、面接で聞かれそうなことを考え自分が面接で話せるエピソードをメモに書きだして整理していました。面接に行く前も家で見返すことで、自分のこころを落ち着かせていました。 後輩のみなさんへメッセージをお願いします! 就職活動では自分はどんな看護をしたいのか考えたり病院を探したり、自己分析、面接練習や小論文試験があるところでは小論文対策などと思っているよりやることが盛りだくさんです。それに対策をしているとだんだん不安になることもありますし、当日は緊張もあって精神的にも大変なことが多いです。 私自身もそうでしたし、就職活動を始めるにあたっても何からすればいいのかわからないという状態で、振り返ると悩むことが多かったと思います。そのような状態でも、乗り越えることができたのは1人じゃなかったからです。分からないことや悩んだ時にはよく人に相談していました。些細なことでも相談にのり、支えてくださったキャリアセンターの方や先生方、友人達のおかげです。 なので皆さんも、迷ったり悩んだりしんどくなった時には周囲の人に頼ってみてください。きっと力になってくださいます。皆さんは1人ではありません。 私も皆さんの就職活動が上手くいくことを心から応援しています。そして、私の就職レポートが悩んでいる方の力に少しでもなれば幸いです。
2025.02.22
障がい児かかわり方セミナー活動報告~看護実践研究センター地域包括ケア部門事業:安心感の輪子育てプロジェクト
看護実践研究センター地域包括ケア部門では、母子分野における事業活動として、「安心感の輪 子育てプロジェクト」を展開しています。これに関連し、2月1日(土)に畿央大学で障がい児サポーター育成研修会「障がい児かかわり方セミナー」を開催しました。今年度は9月17日開催時に3名、今回9名、両日で計学生12名が参加しました。参加者には子育て応援ボランティアサークル「Smile」のメンバーや、保健師課程の学生、また将来的に子ども病院等への就職を目指している学生が含まれました。 セミナーでは、まずアメリカのグレン・クーパー、ケント・ホフマン、ボブ・マービン、バート・パウエルによって開発されたCircle of Security「安心感の輪子育てのプログラム」を一部紹介し、愛着についての理解を深めました。その後、障がい児の特徴や愛着形成支援のポイント、家族アセスメントの重要性について、教員の研究成果(科研費若手21K17446)をもとに詳しく学びました。また、演習として、プレイセラピー技法を取り入れた遊びのロールプレイを実施しました。参加者は、子ども役と支援者役に分かれ、実際に遊びながら声かけや関わり方を体験しました。 参加者からは以下のような感想が寄せられました。 「実際に遊び、声をかけてもらうことで、寄り添ってもらっていることを実感できた」 「子どもの感情を言葉にして伝えるためには、子どもの様子を丁寧に観察することが重要だと感じた」 「子どもと関わる機会が少なかったが、もっと楽しんで関わりたいという気持ちが強くなった」 今後も、在宅で障がい児をケアする支援者向けに愛着形成支援プログラムを開発し、小児在宅ケアにおける家族支援の円滑化と、実践能力向上を目指していきます。 *科研費基盤研究C24K14212 の助成を受けたものです。 畿央大学 看護実践研究センター 看護医療学科 准教授 田中 陽子 関連記事 令和6年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 ボランティア活動報告!~子育て応援ボランティアサークルSmile 認知症予防講座を開催しました。~ 看護実践研究センター認知症ケア部門 看護実践研究センターシンポジウム 行政・関係機関・大学連携による中小企業の健康づくり推進―広陵町における中小企業健康経営推進の取り組み―開催報告 「前向き子育てプログラム トリプルP」真美ケ丘西小学校PTA教育講演会活動報告 ~ 看護実践研究センター 安心感の輪子育てプロジェクト 畿央祭ウェルカムキャンパス「スマイル交流サロン」活動レポート~ 看護実践研究センター 畿央祭にて ”がんカフェ「きらめき」” を開催しました!~ 看護実践研究センター
2025.02.04
就職レポートNo.824(公的病院/看護師)看護医療学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第824弾! 看護医療学科4回生 横山 琴音さん 公的病院(看護師) 内定 あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 高校生の進路を決める時期にコロナ禍となり、看護師などの医療従事者が最前で活躍する姿に感銘を受けました。また将来のためにも資格は取得したいと考えるようになったことが看護師を志すきっかけとなりました。入学後には看護学実習で受け持ちさせていただいた患者さんとの関わりや、看護実践を通してやりがいを感じたことで看護師を志す気持ちがよりいっそう強くなりました。 畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? 学生生活はたくさんの課題や勉強などで大変なことも多々ありましたが、大学で出会えた友達と助け合うことで乗り越えていくことができたと感じています。空きコマや休日にはたくさん話したり出かけたり、楽しく学生生活を送ることができました! また私は海外の文化などに興味があり、大学の長期休みを活用して自身で計画を立て、1ヶ月間のカナダ留学を経験することができました。この経験は、他国の文化や価値観にも触れることができる良い機会となりました。就職先の面接でもこの経験を踏まえて、私自身について伝えることができました。 就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 災害・国際看護に興味があり、この分野に携わることのできる病院を中心に説明会やインターンシップに参加しました。その際に、就職先の病院の雰囲気が良かったこと、実家から通いやすいという点が決めての1つになりました。また、実習を通してPNS(パートナーシップ・ナーシング・システム)の看護体制に魅力を感じ、就職先の病院も同じ体制であったためこの病院で働きたいと考えるようになりました。 就職活動を振り返っていかがでしたか? 3年生の実習が本格的に始まる前に、興味のある病院のインターンシップや説明会に参加するようにしました。そうすることで、実習先の病院とも比較しながら考えることができたので良かったなと感じています。 就職活動で1番不安なことは面接でしたが、キャリアセンターの方が模擬面接の機会を設けて下さり、的確にアドバイスをいただけたことで自信をもって本番に望むことができました! 就職活動で役立ったツールを教えてください。 学校でお勧めされた「マイナビ看護学生」というアプリを用いて、たくさんある病院の比較検討をしていきました。また卒業生の「求人検索NAVI」では、過去の面接や筆記試験の内容などを知ることができたので、十分に対策をすることができました。 後輩のみなさんへメッセージをお願いします! 実習と一緒に就職活動をしていくのは大変だと思いますが、時にはリフレッシュしながら希望の病院に就職できるよう頑張ってください!キャリアセンターの方や学部の先生方もたくさんサポートして下さるので、困った時は是非相談しに行ってみてください(^^)応援しています! ↑国家試験に向けて皆で勉強頑張っています!
2025.01.23
就職レポートNo.818(大学病院/看護師)看護医療学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第818弾! 看護医療学科4回生 濵口 莉奈さん 大学病院(看護師) 内定 あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 小学生の時に母が入院し、お見舞いに行った際、看護師が患者である母や家族の私たちに笑顔で接してくださることで不安が和らぎ、看護師という仕事に憧れをもち、目指すようになりました。 畿央大学は国家試験の合格率100%であり、また急性期看護学実習で救急看護の実習も行うことができると知り、救急看護の現場で働きたい私には魅力的で、夢に近づけると思い志望しました。 畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? 時には、きついなと感じることもありましたが、先生方の手厚い指導や、担任制であることから相談しやすい環境が整っているので、乗り越えることができました。また、国家試験の勉強をするにあたり、一回生からの授業が全て大切だと改めて実感し、一つひとつの講義を真剣に受け、課題を真面目に取り組み、その時に理解を深めるということを継続して頑張ってきてよかったなと感じています。そして、保健師課程も選択していたため、保健師の実習をしながら看護師の授業やテストの両立を行うことが大変な時もありましたが、看護師を共に目指す親友や保健師選択の親友とも、励まし合いながらここまで乗り越えることができました。 就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 救急看護の現場で働いてみたいという思いで、高度救命救急センターがある病院を選びました。志望した病院は、高度救命救急センターの中にも病床があるため、継続的に患者さんの観察ができることに魅力を感じました。また、大学病院であることから、多くの診療科があり、多種多様な症例に関わることができ、看護師としての専門性を高めることができる環境であると考えました。さらに、高度な医療を提供しており、最先端の医療現場で働くことができることに魅力を感じ、この病院に決めました。 就職活動を振り返っていかがでしたか? 私が志望していた病院は、採用試験の申込期日が早く、それを事前に調べて知っていたので、早い段階から、志望動機などをまとめておき、すぐ作成できるように準備をしていました。また、面接練習は何度もしていただきたかったので、キャリアセンターの方にお願いをし、日程を組んでいただきました。面接練習を数多くしていただいたおかげで、色々な角度からの質問に対する自分なりの答えを考える時間も多くもつことができ、採用試験当日は緊張せずに受ける事ができました。また、冬休みの期間を利用し、志望する病院のインターンシップにも行き、その時に救急看護に興味があることをお話ししたら、学生のうちにBLSプロバイダーの資格を取っておくといいよ、と教えていただき、すぐに講習の手続きをし、資格を取得しました。それも、採用試験の面接時に話が出来たので、強みになったと思います。 就職活動で役立ったツールを教えてください。 アプリのマイナビ看護学生は、気になる病院をお気に入り登録しておくことで、定期的に情報収集することができます。また、気になる病院などを照らし合わせて確認する、“病院比較”といった機能もあるので、おすすめです。他には、病院のホームページを定期的にチェックしていました。最近では、SNSをしている病院も多いので、身近な情報ツールから定期的に情報収集することも大切だと思います。また、就職活動をするにあたり、メモ帳をよく使用していました。病院説明会やインターンシップなどに参加した際に得た情報や感じたことについてすぐにメモし、面接などに活用できるように工夫していました。 後輩のみなさんへメッセージをお願いします! 就職活動に関しては、早めに準備をすることが重要だと思います。病院の情報を定期的に収集し、エントリーシートの記載や面接の練習を早い段階から始めることで、自信を持って本番に挑めると思います。就職活動をする中で、不安なこともたくさんあると思いますが、キャリアセンターの方々や先生方は親身になって話を聞いてくれます。一人で抱え込まず、是非相談してみてください。また、病院説明会やインターンシップには積極的に参加することをおすすめします。実際の病院の雰囲気を知ることができ、自分自身が働いている姿を想像するきっかけにもなります。本番は緊張するとは思いますが、頑張ってください!応援しています!
2025.01.21
就職レポートNo.816(公的病院/看護師)看護医療学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第816弾! 看護医療学科4回生 小笠原 佳子さん 公的病院(看護師) 内定 あなたがその職種を志したきっかけを教えてください。 漠然とですが、誰かの役に立ちたい、人と関わりたい、どこでも働ける安定した職業がいいなと考えていました。あとはドラマにも少し影響され、看護師を志そうと思いました。 畿央大学は少人数制で手厚くサポートしてもらえるところや、国家試験の合格率も高かったことが入学の決め手になったと思います。 畿央大学での学生生活を振り返ってどうでしたか? あっという間の濃い4年間だったなと思います。たくさん思い出はありますが、友達と残って課題の山と戦ったことは、当時しんどかったけれど、今となってはいい思い出です(笑)。 しんどい時もありましたが先生方や周りの友達のおかげで、すごく楽しい学生生活を送れたと思います! オープンキャンパススタッフの活動をしていましたが、就職活動でも役に立ったので、やっておいてよかったです! 就職活動について、その就職先に決めた理由を教えてください。 子どもと関わることが大好きだったので、看護師としても子どもと関わることができるといいなと思っていました。当院には2回実習で行かせていただき、看護師が子どもやご家族に温かく笑顔で接されていたことが印象に残っています。また、看護師同士、経験を問わず積極的にコミュニケーションがとられており、病棟の雰囲気が良かったことも魅力に感じ、この病院に就職したいと思いました。 就職活動を振り返っていかがでしたか? 領域実習が終わり、ほっと安心していたため、就職活動に取り掛かる時期が3月末だったのを覚えています。 取り掛かりが少し遅かったことや、採用書類の志望動機や自己PRを書く欄が多かったこと、自分が思っていた以上に4回生でも授業や実習などの課題があり、並行して進めていかなければいけなかったことが大変でした。大変ではあったものの、志望動機や自己PRなど書類は丁寧に満足がいくように心がけていました。どのように思いを文章化したらよいのか、病院に伝えたいことが多すぎて欄内に収まらない際には、キャリアセンターの方に相談をし、修正をかけていただいたおかげで、満足した書類を作成できました。 面接対策ではグループ面接練習1回、個別での面接練習を2回していただきました。初めはどのように受け答えをしたら良いのかわからなかったけれど、キャリアセンターの方のアドバイスや練習を重ねるうちに自然と会話のように受け答えができるようになったと思います。また、小論文対策でも、どのように対策をしたらよいのか具体的に教えてくださったおかげで、面接・小論文ともに本番もリラックスして挑めたと思います。すごく感謝しています!! 就職活動で役立ったツールを教えてください。 メモ帳です。面接や小論文での重要なポイントをまとめてメモに書いていたことで、本番前にすぐ確認することができました。 後輩のみなさんへメッセージをお願いします! 領域実習が終わりゆっくり休みたいところですが、4回生が始まるとへき地実習や卒業研究、授業など多重課題と並行しながら就職活動をすることになるので、できるだけ余裕を持って就職活動を始めると良いと思います。 就職活動をする中で、どのように病院を選んだらいいのか、面接やエントリーシートの作成、小論文の進め方など不安になることもありますが、キャリアセンターに相談することをおすすめします。私自身、キャリアセンターの方から丁寧に、具体的にわからない部分を教えてもらうことができ、すごく安心しました! 就職活動は一人ではないので、周りの友達と支えながら、たまには息抜きをして取り組むと良いと思います。みなさんが希望する場所で就職できることを祈っています!頑張ってください!!