2011年の看護医療学科の新着情報一覧
2011.05.16
離島・へき地医療体験実習 -看護医療学科-
看護医療学科4回生は、三重県鳥羽市にある離島「神島」と「菅島」で2泊3日の『離島・へき地医療体験実習』を行いました。 この実習では、島の住民の方を対象に骨密度と動脈硬化を測定しました。まず宿泊研修1日目は夕食会を通して、島民と親睦関係を深め、2日目のオンライン座談会ではテレビ会議のシステムを使って、大学と2つの離島をオンラインで接続し、島での生活の様子を聞き、リアルタイムに双方で情報共有することができました。その他、島の散策、島人との関わりをとおして都市部と離島での医療の違いを学ぶことができました。 どちらの島にも診療所が一つしかなく、医師も一人しかいないため、診察からレントゲンの撮影、現像までを全て医師がひとりで行っておられました。また患者さん同士も待合室で互いの体調を気遣ったり、看護師が診療所に来た患者に対して、「○○おばあちゃん」と家族のような声かけを行っていました。都市部では事務的に感じられる病院でのやり取りが、離島では家庭的で温かい雰囲気なのが印象的でした。 (さらに…)
2011.04.11
新入生宿泊研修 -看護医療学科-
看護医療学科は、4月6、7日に(和歌山県)高野山の宿坊・普賢院で、新入生宿泊研修を行いました。新入生83名、2回生8名、教員14名が参加し、広い大広間も熱気で一杯になりました。 最初は緊張していた1回生ですが、ゲームで2回生がリードしてくれたことですぐに打ちとけ、目的の一つである親睦をしっかり深めることができました。『いのちとこころ』をテーマにしたディスカッションや発表においても、東日本大震災に関する意見や自分の体験など、心に迫る内容が多くみられました。また先輩として参加した2回生の体験談発表やディスカッションへの支援なども素晴らしく、この1年間の成長に目を見張るものを感じました。 (さらに…)
2011.04.06
看護医療学科入学定員および教育課程の変更のお知らせと助産学専攻科の設置について
(1)入学定員(3年次編入学定員含む)の変更について 畿央大学健康科学部看護医療学科において、2012年度入学生より、入学定員(3年次編入学定員含む)が下記のとおり変更になる予定です。2011年度中に文部科学省に申請を行い、承認を受ける予定です。詳細は本年9月に発行する予定の「2012年度学生募集要項」でご確認ください。 【変更前】 入学定員 80人 【変更後】 入学定員 90人 3年次編入学定員 2012年度より募集を行いません (2)教育課程の変更について―保健師教育課程「選択制」導入― 2012年度入学生から、保健師国家試験受験資格の取得については「選択制」を導入します。2011年度に文部科学省に申請し承認を受ける予定です。これにより、これまでは卒業する学生全員が卒業時に「保健師国家試験受験資格」を取得することができましたが、2012年度入学生からは、この資格の取得を希望する学生のうち、所定の単位を修得した者だけが、卒業時に「保健師国家試験受験資格」を取得できることになります。 (3)助産学専攻科の設置について(設置構想中) 畿央大学では、高度な専門的知識を有し、保健医療の向上に寄与することのできる資質の高い助産師を育成するため、2012年4月に、4年制大学を出た看護師を対象とした助産学専攻科の設置を構想中です。2011年度に文部科学省に申請し承認を受ける予定です。 →助産学専攻科入試情報(予定)
2011.03.17
平成22年度卒業証書・学位記授与式を行いました。
畿央大学ならびに畿央大学大学院の2010(平成22)年度卒業証書・学位記授与式が3月15日開催され、健康科学部194名、教育学部146名、大学院健康科学研究科22名の合計362名が、学び舎を巣立ちました。今年の卒業式は例年より約1週間早く行われ、一足早く訪れた春の暖かい陽気の中、キャンパスは、振袖はかまやスーツ姿の卒業生たち、保護者の方々で華やぎました。 式典は10時に始まり、学部学科ごとおよび健康科学研究科の卒業生の名前が読み上げられ、それぞれの代表者に卒業証書・学位記が手渡されました。その後、学長表彰が行われました。特に優秀な成績を修めた学生が各学科1名選ばれ表彰状と記念品が手渡されました。続いて、理学療法士協会や栄養士協会など各種団体からの表彰状が手渡されました。 冬木智子学長は式辞で、「これまで両親や家族、恩師からの愛と慈しみを受けて育ってきたことの恩をかえす人生を歩んでほしい」と述べ、「報恩」いう言葉を贈られました。 その後、健康科学部看護医療学科村前莉沙さんが在学生を代表して送辞を、卒業生を代表して教育学部現代教育学科の影林龍哉さんが答辞を述べました。影林さんは、「人は「さようなら」を繰り返して成長してゆくのだと、私は思います。新しい環境、新しい出会い、新しい自分を手に入れる合言葉。そして、今までの経験、思い出を忘れないようにするおまじない。それが「さようなら」という言葉なのです。」と門出の想いを語りました。 卒業式後に行われたエントランスホール前での記念撮影では、ふりそそぐ春の日差しのもとで笑顔がはじけていました。 また、午後4時半より会場をスイスホテル南海大阪に移して『卒業記念パーティー』が開かれました。卒業式では振り袖に袴を着ていた女子学生たちも、今度は色鮮やかなドレスに着替えて再登場しました。パーティーでは、卒業生の実行委員会によるクイズで盛り上がり、その後、会場のあちらこちらに恩師を囲む輪が生まれ、和やかな歓談と写真撮影などの光景が絶えず、名残りのつきないものとなりました。 卒業証書・学位記授与 学長賞授与 学長式辞 送 辞 答 辞 卒業記念パーティー
2011.03.02
在宅看護論実習 <看護医療学科>
看護医療学科3年生は専門分野の領域実習を終え、統合分野の在宅看護論実習を実施しています。学生は実習を一つ終えるごとに大きく成長しています。 この実習では訪問看護ステーションの看護師に同行し、在宅療養者宅を訪問させて頂きます。学生は実習を一つ終えるごとに確実に大きく成長し、その変化には目を見張ります。 電動自転車にまたがり、さっそうと訪問に同行する姿は頼もしい限りです。 学生はこれまで学んできた知識・経験を統合させ、在宅療養者の個別性に配慮したケア計画を立案し、指導者さんにしっかりと説明しています。病院とはまた異なった視点で、対象のQOLを高めるための看護を一生懸命学んでいます。