2013年の看護医療学科の新着情報一覧
2013.03.01
「第10回産学連携のための経営者セミナー」で畿央大学坂田進教授が講演しました。
経営者向けに「今からでも遅くない!メタボ対策」について講演 2013(平成25)年2月28日、奈良県大学連合(畿央大学はじめ奈良に事務所を置く4年制13大学)主催による「第10回産学連携のための経営者セミナー」が幹事校奈良教育大学101教室において開催され、畿央大学健康科学部看護医療学科教授坂田進先生が講演されました。 同連合の賛助会員である奈良県商工会議所連合会、奈良県経営者協会、奈良経済同友会など経済6団体、奈良労働局、奈良県などから約40名の方々が受講されました。 全2講座で、1つめの奈良県立大学伊藤忠通学長による「産学連携と地(知)の拠点としての大学」に続いて、坂田先生は「今からでも遅くない!メタボ対策」と題して奈良の経済を担うみなさんに特に体には留意してほしいという思いを込めてわかりやすく講義されました。 “メタボリックシンドローム”、“生活習慣病”、“動脈硬化”などの言葉は聞きなれていますが、「聞き流して」しまっている傾向にあり、ふだんの生活の中で簡単にできる対策をお話いただきました。受講して頂いた方々に、ぜひ実践して頂きたいものです。
2013.02.26
SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第10回目授業
真美ヶ丘第二小学校科学クラブ向け「多機能ロゴ・ロボット」最終授業で発表会! 2013(平成25)年2月25日、真美ケ丘第二小学校科学クラブ(4~6年生児童26人)で*SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第10回目の最終授業を行いました。(畿央大学指導教員:現代教育学科 奥田俊詞先生、情報センター長 福森貢先生、協力:教育学部学生) *SPP選定事業:独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」を毎年募集しており、これに畿央大学が応募・選定された事業です。 科学クラブ部員26人が8チームに分かれてそれぞれ機能の異なるロボット(①ベルトコンベア、②グランドローバー、③ヒューマノイド、④ロボットアーム、⑤スコーピオン、⑥サウンドロボット、⑦トライボット、⑧インテリジェントカー)の組み立てとプログラムダウンロード、動作確認は前回2月18日の第9回目授業で終わり、最終回のこの日はいよいよチームごとの発表会です。自分たちが組み立てたロボットの名前と動き、特徴、苦労した点、センサーの働きなどを他のチームのみんなを前に発表し、実際に動かせて見てもらいました。ほとんど同じようなパーツを使っていながらセンサーひとつでまるで違った動きをするのがわかります。今度はあんなロボットを作りたい、もっと複雑なセンサーで再挑戦したい、など科学に対する子どもたちの夢が膨らんでいるようです。SPP最後の授業には校長先生が来てくださって、目を輝かせ真剣に取り組んでいる科学クラブ部員にエールを送ってくださいました。 昨年5月から始まったSPP選定事業もようやく終了したことに指導教員・協力学生も安堵の気持ちを隠せませんでした。クラブ顧問の丸谷先生、北川先生のご指導のすばらしさのおかげです。本当にありがとうございました。しんどかったけど、また来年もやりたい、と思うのは子どもたちばかりではないようです。TAとして協力してくれた教育学部現代教育学科の学生たちの多くは小学校教諭として子どもたちの教育に携わっていきますので、近い未来の教師像を味わっているようでした。 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html 2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012spp.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/01/spp8.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第9回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/02/post-628.html
2013.02.21
「香芝市マミつどいの広場」に育児支援活動の一端として参加しました!
○校外教育活動を活用した授業展開について 小児看護の対象は、子どもと家族(同胞を含む)です。看護医療学科の学生はみな3回生後期からの病院における「母子看護学実習」で、子どもの最善の利益を守る小児看護について考え実践します。そのための準備として、2回生前期は「小児看護学対象論」で健康な子どもについて学び、2回生後期は「小児看護学援助論Ⅰ」で健康障害のある子どもについて学びます。3回生前期では「小児看護学援助論Ⅱ」の学内演習を通して健康障害のある子どもの看護に必要な援助技術を学びます。 しかし、私が小児看護学の講義で学生さんに伝えたいのは、テキストに書かれている専門知識だけではありません。対象である子どもに興味・関心を持ち、実際に子どもに触れ合う必要性です。子どもにはテキストや授業では理解しきれない特徴が多々あります。 そのため私は、学生に少しでも子どもに興味・関心を持ってもらうチャッカマンのような授業を意識して心がけています。日頃、子どもに触れ合う機会が少ない学生が多い時代です。私がチャッカマンをただ振りかざしても学生の導火線へは思うように引火しません。学生が「子どもって○○なんだ!」って分かるまで火をつける関わりは、至難の業です。 そこで、香芝市が育児支援事業の一環で取り組んでいる「香芝市マミつどいの広場」に学生を参加させて頂き、広場を利用する母子と関わらせてもらうことを考えました。つまり、授業に校外教育活動を取り入れることで学生の導火線に自然引火する方法です。学生はつどいの広場で実際に五感を通して子どもの特徴を知ることになります。学生自身が体得した子どもの特徴だからこそ、自分が講義で得た情報と結びつけたり、大人の自分とは違う子どもの物の見方や行動が、各機能の未熟性つまり発達過程にあるということが分かったりします。「そういうことか!」と既習の知識と結びついたとき、学ぶ楽しさを知ることでき、理解を深めることができるというわけです。 つどいの広場を利用する母子からも「畿央大学のお兄ちゃんやお姉ちゃんに遊んでもらって助かる」と喜んでいただいています。最近では口コミで利用される母子の数が増え、育児支援活動の一端を担えるようにもなってきています。学生からも「母子が関わる場面を実際に見ていたら、子どもにとっての母親、母親にとっての子どもの存在がとても大きいということが分かった」「母親から育児についていろいろな話を聞かせてもらって育児をする母親の大変さや気持ちが知れて良かった」など、学生の広場への参加が地域貢献につながり、学生にとっても母子の理解を深めるよい学びの場になり、相互によい時間となっています。 今年で、つどいの広場に参加した学生が病院での「母子看護学実習」に臨むのは3度目となりました。学生は皆、子どもに対して優しいまなざしと態度で接し、子どもにとっての最善の利益を考えた関わりができています。とても嬉しく感じています。子どもたちの笑顔が学生や母親を幸せな気持ちにし、学生の笑顔が子どもたちや母親を笑顔にしてくれています。子どもたちと学生両方の笑顔が見られる私はとても幸せです。これからも小児看護学が楽しく学べるように子どもの力を借りながら頑張っていきたいと思います。 子どもが大好きな小児看護学准教授 弓場紀子 ○「つどいの広場に参加して」 (学生の声) 私たち看護医療学科の学生は、小児看護学の授業時間に7~8名ずつ子育て支援サークル「マミつどいの広場」に参加しています。「マミつどいの広場」とは、主に0~3歳の幼稚園や保育園に通うまでの子どもと親が自由に参加できる広場です。お母さんだけでなく、お父さんやおばあさんなども子どもたちと一緒に参加しています。たくさんのおもちゃや絵本などが置いてあり、子どもたちが親子や同年代のお友達と一緒に遊んだり、運営スタッフの方と一緒に歌・手遊び・体操などをしたりしています。 私は、夏休みから週に1度ボランティアとして、子どもたちと一緒におもちゃで遊んだり絵本を読んだりして楽しく参加させていただいています。広場では授業で習った子どもの発達の「個人差」というものを目の当たりにできます。同じ1歳でも立つことができる子とできない子がいますし、子どもは好奇心が強いといいますがその程度も性格などによって異なります。小児を看護する際に、年齢だけを見ていてはその子に合った看護はできませんし、発達だけを見ていても看護はできないと学ぶことができました。 また、お母さんやお父さんと話をさせていただくと、子どもの怪我や発達の程度などで多くの不安を持っておられることを知りました。私はまだその悩みを解消できる返事はできませんが、病院に行くほどの悩みではないが悩んでいる方が多いということを知りました。 このように、私たちは「マミつどいの広場」に参加させていただくことによって、小児看護では不可欠ですが座学では足りない、子どもとの接し方を学ぶことができています。 看護医療学科学生 中川香里
2013.02.19
SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第9回目授業
真美ヶ丘第二小学校科学クラブ児童26人向け「多機能ロゴ・ロボット」完成!! 2013(平成25)年2月18日、真美ケ丘第二小学校科学クラブ(4~6年生児童26人)で*SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第9回目授業を行いました。(畿央大学指導教員:現代教育学科奥田俊詞先生、看護医療学科福森貢先生、協力:学部生) *SPP選定事業:独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」を毎年募集しており、これに畿央大学が応募・選定された事業です。 昨年5月から始まった「ロボットを作ろう!」のSPP授業は実質今回で終了します。8チームそれぞれの課題は違った動きをするロボットたち(①ベルトコンベア、②グランドローバー、③ヒューマノイド、④ロボットアーム、⑤スコーピオン、⑥サウンドロボット、⑦トライポット、⑧インテリジェントカー)で、ロボットアームやセンサーを取り付け、組立が完了したロボットにプログラムをダウンロードすることにより“たましい”が入り、思ったとおりの動きをします。やっとの思いで組み立てたロボットを実際に動かすと、子どもたちは目を輝かせながら「やったぞー!」の歓声をあげていました。 このロボットは壁などの障害物を感知するとバックしてまた動き出すプログラムをインプットしています。まるで「お掃除ロボット」みたいだと子どもたちは手をかざしたり自分の顔を近づけたりして動かしていました。今日は3年生の児童が科学クラブ見学に訪れました。4年生になったらクラブ活動ができるのでいろんなクラブを回っているのです。この3年生の中から新しい科学クラブ員がきっと来てくれるでしょう。 ロボットの組み立てと動作確認は今回の9回目授業で終わり、次回最終回は8チームそれぞれの発表会です。組立で苦労した点、自分たちのロボットがどのような動きをするのか、どういうセンサーが組み込まれているのか、そしてそれはどのような役に立てそうなのか、子どもたちなりに考えてもらいます。 最終回をお楽しみに!! 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html 2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012spp.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2013/01/spp8.html
2013.01.29
SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第8回目授業
真美ケ丘第2小学校科学クラブ児童26人向け「多機能ロゴ・ロボット」完成間近! 2013(平成25)年1月28日、真美ケ丘第2小学校科学クラブ(4~6年生児童26名)で*SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」の第8回目授業を行いました。(畿央大学指導教員:現代教育学科奥田俊詞先生、看護医療学科福森貢先生、協力:学部生) *SPP選定事業:独立行政法人科学技術振興機構(JST)では小学生から高校生の科学分野人材育成のための制度として「サイエンスパートナーシッププロジェクト(SPP)」を毎年募集しており、これに畿央大学が応募・選定された事業です。 8グループに分かれた科学クラブメンバーは、2012(平成24)年5月14日の第1回目授業から6月18日の第4回までの間に廊下を走行する比較的単純なロボットを作りました。 11月に入ってからはいろんなセンサーを付けた様々なタイプのロボット(①ベルトコンベア、②グランドローバー、③ヒューマノイド、④ロボットアーム、⑤スコーピオン、⑥サウンドポット、⑦トライポット、⑧インテリジェントカー)の組み立てに挑戦しています。 たとえば、①ベルトコンベアロボットは、ベルトコンベアで運んできたロゴブロックの色識別によって区分け作業を行う複雑な命令をインプットします。⑤スコーピオンロボットは、まるでスコーピオン(さそり)のように近づいてきたものに針攻撃をします。8班がこれら①~⑧の別々の課題に取り組んでいます。 年間10回のロボット組立授業をこなしますが、学校行事や夏・冬休みなどで2か月近く開くときもあり、また小学校での1回の授業時間は45分と短く思うように進行しないのが難点です。しかし子どもたちが真剣に取り組む様子をみていると科学の授業ってこんなに興味深いのかとあらためて感心させられます。次回は最後の組み立てとプログラミング完成の予定。その成果が楽しみです。 【関連記事】 真美ケ丘第2小学校科学クラブ向け「レゴ・ロボット」製作活動! https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/2-5.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第3回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/05/spp3.html SPP選定事業「マミポコ・子どもサイエンス ロボットを作ろう!」第4回目授業 https://www.kio.ac.jp/information/2012/06/spp4.html 2012年度SPP選定事業『マミポコ・子どもサイエンス「ロボットを作ろう!」』(香芝市内小学生向け)を開講しました。 https://www.kio.ac.jp/information/2012/08/2012spp.html
2013.01.23
看護医療学科3年次 実習レポート!
看護医療学科では3年次生の8月末から2月初旬までの間、「母子看護学」「老年看護学」「成人急性期看護学」「成人慢性期看護学」「精神看護学」と専門分野ごとに学外での実習を行います。 病院での実習中は緊張の連続。「毎日、5時起きでした」という学生や「忙しい看護師さんに声をかけるタイミングが最初はわからなかった…」という苦労も。もちろん実習は苦労だけでなく、学生の成長にも大いにつながっています。 「認知症の患者さんを受け持って、コミュニケーションをはかることに苦労しました。でも、看護師さんの接し方をみせてもらってどのように接すればいいのかわかりました。」 「患者さんが自宅でどのような生活をしているかわからないと、退院後の生活についてアドバイスができないことがわかりました。患者さんの生活を考えながら作ったパンフレットは、とても喜んでもらえました。」 という言葉からも学生の成長の様子が伝わってきます。 実習最終日には、受け持たせて頂いた患者さんと学生が握手をしながら涙ぐんでいることもあります。 涙あり、笑顔ありの実習が終わって実習最終日はケーキを囲んで打ち上げです。 2月に専門領域の実習が終わった後は、「在宅看護論実習」「離島・へき地医療実習」「地域看護学実習」などなど、臨地実習はまだまだ続きます。 実習中は私達教員も早起きしなくてはなりません。でも、一つの実習を終えるたびに成長していく学生さんの姿を見るのはうれしいものです。実習施設で「畿央の学生さんはいい看護師さんになるよ」と教員に声をかけてくださる患者様やご家族、病院職員の方もおられます。 学生さん、残りの実習がんばってくださいね! 看護医療学科 寺田美和子・石田めぐみ 以下は学生の感想です。 「各論の実習へ行くごとに勉強できる内容が異なるので、多くのことを学ぶことができました。また、自分の弱みや新たな課題を見つけ出すことができ、いい経験だったと思います。将来看護師として働く時の目標にもなりました。」 「実習で患者さんと関わる中で、自分のちょっとした言動・行動を振り返ることで、患者さんが表出した思いに気づくことができるようになりました。それぞれの実習は短い期間でしたが、看護援助を考える上では患者さんとの信頼関係の構築が必要であることを実感しました。」 「4クール目の実習が終わって、グループのメンバーと協力し合うことで、乗り越えることが出来ました!残りの実習も頑張ります!」