2021年の看護医療学科の新着情報一覧
2021.06.01
産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
令和3年5月12日(水)の「助産診断技術学Ⅰ(妊娠期診断とケア)」の授業の中で、産婦人科医師である健康科学部長の植田政嗣先生に超音波検査について教えていただきました。 まず、講義で超音波診断法のビデオを見て、仕組みや方法について学びました。 演習では植田先生が超音波診断装置を用いて、装置の使い方やプローブの持ち方、児頭大横径(BPD)、腹囲(AC)、大腿骨長(FL)の測定方法、推定児体重(EFW)、妊娠週数の出し方を教えてくださりました。 その後、実際に学生が一人ずつ超音波診断を行いました。講義前は画像を見てもどこの部位か分からないだろうなと思っていましたが、植田先生の指導を受けて、どこの部位か理解できるようになり嬉しかったです。他の学生が実施している間も、実施している姿をみんなで応援したり、うまくいくとみんなで喜んだり、楽しく和やかに演習を実施することができました。 妊婦さんの立場に立つと、赤ちゃんの存在や成長を超音波の画像を通して感じることができ、大きな喜びを感じる場面だと思うので、一緒に喜びあうことが助産師の役割の一つだと考えました。 コロナ禍だとオンライン授業が多いですが、今回のように感染対策を十分に行いながら、直接演習することができる機会を大切にし、学びを深めていきたいと思います。 助産学専攻科 川﨑祐衣 山下華奈 【関連記事】 熟練助産師に学ぶ!母子のための骨盤ケア!~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」 産婦人科医に学ぶ!超音波診断法の理論と実際~助産学専攻科
2021.05.31
第3回卒後教育研修会「コロナ禍の看護の現状~やさしさをチカラに変える 現場の声から~」を開催しました。
2021年5月23日(日)14時より看護実践研究センター第3回卒後教育研修会「コロナ禍の看護の現状~やさしさをチカラに変える 現場の声から~」を開催しました。 卒後教育研修会は看護医療学科の卒業生に対するリカレント教育として畿桜会総会と同日に開催していますが、昨年度は感染拡大予防の観点により中止となり、今年度は畿桜会総会もWeb総会ということで、本研修会もZoomを使ったオンラインでの開催となりました。 今回は新型コロナウイルス感染症専用病棟で勤務する看護医療学科7期生の乾文乃さんを講師としてお招きし、新型コロナウイルス感染症患者さんのケアに携わっている現状について話していただきました。新型コロナウイルス感染症拡大の第1・2波と第3・4波の違いについて、乾さんの主観であると断ったうえで、重症化スピードの速さ、重症化患者の年齢層のピークが高齢層から壮年期へと移行していること、女性よりも男性の重症化が多いことが説明されました。 また、呼吸状態が急速に重症化するために、日中、夜間を問わずに気管挿管が行われ、その都度、看護師の勤務調整が求められること、感染症ということで看護補助者やリハビリ介入などの他職種の支援を受けにくく、そのため看護師の業務が膨大になっていること、そして、感染予防のために看護師自身の行動を制限せざるを得ず、家族と会うことも躊躇しているという厳しく過酷な状況に看護師が置かれていることが語られました。 一方で、そのような過酷な状況にあっても、患者さんとその家族へのケアに注力していることも語られました。感染予防のために家族は面会を制限されますが、なかには家族が濃厚接触者として自宅待機をせざるをえない場合もあるそうです。だからこそ、家族の気持ちを思い、患者さんの身だしなみを整え、患者さんの身体を傷つけないように細心の注意を払っているとのことでした。そして、家族への病状説明が長くなされていない場合には医師に病状説明を働きかけ、残念にも患者さんがお亡くなりになった場合は、感染予防に気をつけて可能な範囲で家族と最期のお別れができるように配慮しているということでした。 新型コロナウィルス感染症患者さんに対する看護のリアルな話は、参加者の胸に刺さるものでした。と同時に卒業生の活躍を頼もしく感じました。 講演に続いて、林田准教授(看護医療学科/看護実践研究センター)とのディスカッションにより、講演内容をさらに深めていきました。そして、参加者の方々からもチャット機能を使用して、リアルタイムで質問や感想が寄せられ、コロナ禍の看護について共有し、これからの看護に求められているものを一緒に考え、中身の濃い研修会となりました。 今回は初めてのオンライン開催ということで、不行き届きな点もあったかと思いますが、参加者の皆様からは「看護の力をフル稼働しながら頑張っていることを共有できたことは、大変よかった」「煩雑な業務の中でもお一人おひとりと大切に向き合っている様子が伝わり、大変感動した」など概ね良い評価をいただきました。 来年の今頃は新型コロナウィルス感染症も収束して対面での研修会が開催でき、皆様と膝突き合わせてディスカッションができることを期待しております。本研修会は畿桜会総会と同日の午後に開催しますので、どうぞ、来年の予定に入れておいてください。 最後になりますが、貴重なお話をしてくださいました乾さんに感謝申し上げます。 看護実践研究センター 卒後教育部門 山本 林田 【関連記事】 「畿央大学看護実践研究センター開設記念シンポジウム」を開催しました。 第2回看護医療学科卒後教育研修会を開催しました。 看護医療学科開設10年記念講演会・第1回卒後教育研修会を開催しました。
2021.05.07
看取りを体験した遺族に対する看護の課題~看護医療学科「終末期ケア論」
令和3年4月30日(金)看護医療学科3回生の履修科目である「終末期ケア論」では、ご両親を看取った経験を持つ遺族として足立朋子先生をお迎えし、ご講義いただきました。 講義の前半は足立先生が、ボランティアで活動されている人形を使った「腹話術」を見せていただきました。 男の子の人形は「かんちゃん」です。「かんちゃん」が出題するクイズに学生たちも挑戦しました。 また講義の最後には、女の子の人形「いとちゃん」による素敵な歌声を聞かせてくれました。 このようなレクリエーションに加え、ご自身のお母さまを看取った経験から、看護師などの医療従事者に対する思いや寄り添うことの大切さについてご講義いただきました。 ご自身が教師であったという経験から、人と関わる際には、観察をしてアセスメントする重要性は理解していたものの、看護師や医療従事者の方々の観察力や何気ない声掛け、気配りは本当に有難かったと話されていました。また、お母さまが残されていたメモから、お母さまが生きる上で大切にされていたことについて教えていただきました。 新型コロナウイルス感染症の影響で、学生たちの学習にも大きな影響を及ぼしています。このような状況下でも足立先生のお母さまが残されたメモにあるように、「逆境に立ち向かい」「明るく前向きに」一日一日を大切に過ごしてほしいと思います。 看護医療学科 准教授 對中百合 講師 大友絵利香 【関連記事】 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート~看護医療学科 国保中央病院「緩和ケアホーム飛鳥」での見学実習!~看護医療学科「終末期ケア論」 「エンゼルメイク」を学ぶ!~看護医療学科「終末期ケア論」
2021.04.23
看護実践研究センター第5回研修会「コロナ禍における認知症ケア」を開催しました。
畿央大学には4つの付置研究機関があり「看護実践研究センター」は2019年4月に開設されました。センターは認知症ケア部門、地域包括ケア部門、助産学部門、卒後教育部門、国際交流部門の5部門により構成され、保健、医療または看護を専門とする職業人および研究者に対して、最新の看護実践に関する情報を提供し、看護実践研究を推進しております。 今回、畿央大学看護実践研究センター認知症部門では2021年4月18日(日)に、第5回研修会「コロナ禍における認知症ケア」を開催しました。当初は開催地と遠隔参加を合わせたハイブリッド形式として計画されていましたが 感染拡大が急増の社会状況からリモートのみでのオンライン開催に変更になりましたが、43名の参加がありました。 受講者は筑波市、岐阜県、関西圏はもとより、広島県、熊本県、遠くは海外(台北市)からの参加がありました。この研修会は奈良県認知症ケア専門士会との共催で実現したもので、認知症ケア専門士の認定単位(2単位)としても認定された研修会でした。 冒頭、看護実施研究センター長(奈良県専門士会 会長)の山崎尚美教授から、Covid-19にて1年前に緊急事態宣言が発出されたとき、誰がその1年先が今も同じ(昨年以上の)状況になっていると予測しただろうかと問いかけられました。そして、現状の中、たいへんだ、できないと言っているばかりでは、現状に打ち勝って世を変えていけないと、高齢者ケアの実情とこれから進むべき方向性を伝えられ、今回の研修の趣旨を説明いただきました。 続いて、講師の岡山県倉敷市の片山内科クリニックの院長、片山貞夫氏の紹介がありました。 コロナの蔓延防止のため私たちの身の回りでは “あれダメこれダメ” “こうしてくださいああしてください”ということが毎日のように報道され日常生活でも少なからず、ストレスに感じるような状況でもありますが、片山先生は、このようなコロナ禍の中でも、「いつもと変わりがないことが大事だ」と首尾一貫してご講演いただきました。 決して、コロナの対策をせずに過ごすという意味ではなく、「認知症ケアに大事なものは。コロナであってもなくても変わりないということ」です。 例えば、BBQがダメということではなく、そのBBQの取り組み方に問題があるわけで、顔や距離が近過ぎていないか、料理遊具の使いまわしをしていないかなど新型コロナウイルス感染症の蔓延につながることがないかを見極めて対策すること。そして、ケアをする側が当事者にさせるという意識にならずに、一緒にすること。あなたも私も一緒というその感覚を忘れてはならないと伝えていただきました。 コロナ禍においても、疎外感を感じさせるようなことは、認知症ケアにはふさわしくありません。 また、新たに時代は、認知症に関わる地域の話に、遠隔地から参加できる状況をつくりだし、新たな人の輪を広げることもできるということも話しておられました。 そして、少し難しい内容となりますが、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症などに関連するアミロイドβやタウ蛋白質の蓄積を、点滴で治療できる時代がすぐそこに来ていることも話してくださいました。片山先生の知見によると「アップルタグ®」といった物忘れで探し物をしている方のために、タグをつけて音で場所を知らせる用具の発売(日本では4月30日予定)や、7月7日には、エーザイとバイオジェン社の合同開発として、認知症の治療薬が承認される見込みもある、といった認知症になったとしても安心して生活できるような、心がホッとするようなお話もありました。 講演の後は、いくつかのブレイクアウトルームにて、少人数に分かれて感想や日ごろの思いを話し合い交流しました。今日の研修会に参加して、コロナ禍をすすんできたが日々の気づかずにしているケアへの振り返りがいかに重要かが良くわかったと、仕事への思いを新たにしました。 看護医療学科 准教授 上仲久 ●日本県認知症ケア専門士会公式HPはコチラから! ●日本県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ●奈良県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ▶認知症ケアサークル「畿央大学Orange Project®」に関連するブログ記事 KIO Smile Blog 【関連記事】 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート~看護医療学科 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート~看護医療学科 2019年度 奈良県認知症ケア専門士会総会&第13回研修会を開催しました!~看護医療学科 第1回国際交流企画 韓国・大邱市からの訪問団を迎えました~看護実践研究センター 畿央祭教員企画「第12回奈良県認知症ケア専門士会研修会」~看護医療学科
2021.04.15
認知症ケアサークル「畿央大学OrangeProject®」、2021年度第1回ミーティングを開催!
Orange Project®とは、熊本県(熊本大学・熊本保健大学・崇城大学)と奈良県(畿央大学)を中心に活動している認知症啓発のための学生ボランティア団体で、“認知症になっても安心してくらせるまちづくりに貢献する”をコンセプトに、認知症啓発運動を行っている学生を中心とした団体です。2020年には、ロゴやマークが商標登録されました。 畿央大学の卒業生たちは2019年から、在学中に熊本大学・熊本保健大学・崇城大学と共に、Orange Project®(認知症支援プロジェクト)に参画し、認知症になってもやさしい町づくりなどに、学生主体に取り組み始めました。そして「認知症にやさしい広陵町、認知症に強い畿央大学」となることを目的に2019年9月にサークルとして発足しています。 今回は、今年初めての学生サークル「OrangeProject®」の活動報告をします。 2021年4月13日(火)の正午からオンラインミーティングを開催しました。介護家族経験者の正楽さん、若年性認知症当事者の平井さん、広陵町待機包括支援センターの松川保健師さんが参加してくださり、1、2、3年の学生メンバー12人と共に意見交換を行いました。なんと、この日は新1回生1名がさっそく入部してくれて、1人が見学に来てくれました! 本日の議題は、学生が企画している大学内での「認知症カフェ」の内容(コロナ対策なども含む)と、実施場所の検討でした。 5月に予定していた「認知症カフェ」は、本学の大学の食堂を会場とし、対象はご家族に設定した上で、カフェの内容を考えていました。しかし現状から考えると、食堂は飲食を共にする場であり、かつ昼休みの時間帯は学生の数も多く感染のリスクが増加することから、現実的ではないとの指摘もあり、しばらくは保留することになりました。 意見交換の中で、松川さんからは「広陵町立図書館での認知症啓発の取り組み」を教えてもらい、動画や絵本など、それぞれの対象の年齢に合わせたツールなども活用しているとのことでした。これら動画や絵本などのツールを活用し、「認知症カフェ」で話す内容について、ご家族に対し、どのように学生はサポートできるのか、ご家族同士の繋がりを深めるには、など具体的に考えていこうと思いました。また、今後は一昨年に本学でも講演してくださった若年性認知症当事者の丹野智文さん(仙台市在住)や広島県で高次脳機能障害の竹内裕さんからもオンラインで意見をいただけることになりました。 また、多世代プロジェクトの紙芝居作成の進捗報告や新入生の挨拶(紹介)も行いました。紙芝居は、台本を作成してイラストの色塗りの途中であり、4月中に完成をめざしています。紙芝居が完成したら、広陵町の図書館やキッズサポーター養成に向けて、活動できるように準備を進めていきます。 新型コロナウイルス感染症の感染が拡大している状況ですが、今回のミーティングを通して、他府県の方とオンラインでつながったり、今まではできなかったことができるようになったことも多くありました。いま自分たちのできる認知症ケアの啓発活動を考えることが必要だということを改めて学ぶことができました。 コロナ禍でもできる活動を探しながら活動していく予定です。 OrangeProject®に興味がある方はぜひご参加ください! 看護医療学科3回生 白川桃子 【関連記事】 2020年度Orange Project記念式典参加レポート! 「畿央大学Orange Project®」2020年活動レポート! 多世代まちづくりプロジェクト2020コンペティションで「参加者賞」を受賞 ▶オレンジプロジェクトに関連するブログ記事 KIO Smile Blog
2021.04.09
2021年度 新入生学科別研修会レポート~看護医療学科
畿央大学では入学後の不安を払拭し、担任や同級生との絆を深めるため、「新入生宿泊研修」を学科ごとに入学式直後に行っています。今年度は2020年度に引き続き十分な感染対策を講じたうえでその代わりとなる「新入生学科別研修会」を学内で開催しました。今回は看護医療学科の様子をお届けします! 看護医療学科では2021年4月8日(木)に新入生研修会を開催しました。 これまでは、高野山で宿泊研修を行ってきましたが、コロナ禍の新しい様式として、学内で心のこもった新入生のおもてなしを兼ねた研修となりました。少し緊張の面持ちが残る新入生100名は、上回生に迎えられてそれぞれのクラスで着席しました。 研修会は2回生12名・3回生2名の有志が「支援学生」として参加し、各グループの進行は2回生が担ってくれました。 新型コロナウイルス感染症の影響で十分に学校生活を満喫できなかったであろう2回生は、自分たちの分まで新入生を楽しませるために教室内も華やかに飾ってくれていて、教員も心が温まりました。彼らの成長は、本当に頼もしい限りです。 いよいよ、新入生はこれから4年間をともにするクラスメートに自己紹介を済ませ、3つのグループに別れて対抗ゲームなどを楽しみました。入学から日が浅く新入生同士のコミュニケーションも十分でないことを心配しましたが、どのグループも鮮やかなチームワークで次々と課題をクリアしていきます。 このセッションで、少し硬かった新入生の表情はやわらぎました。緊張が取れたところで、新入生100名が一同に集まり、支援学生たちの語りを聴きました。実習中に患者さんとどのように関わったのかという支援学生の経験を、新入生は関心をもって聞き入っていました。また、ご遺体をテーマにした映像を鑑賞し、「いのちが無くなっても人間として大切にされることは重要」という気づきを得たようです。 語りを聴いた新入生は、支援学生からの質問にもしっかりと答えており、この研修では、新入生と上級生のつながりも強くなったことが感じられました。短い昼休みには、感染対策を意識した「黙食」の時間を過ごしました。 午後のセッションでは、午前中の学びを各グループでディスカッションしましたが、「いのちとこころ」をテーマに、それぞれが自分の考えを言葉にして伝えあう姿、メンバーが語る言葉に耳を傾ける姿が印象的でした。ディスカッションした内容は、スライドにまとめ上げ、各グループが熱のこもった発表を行いました。 100名の新入生は、この日の研修から「患者さんに寄り添うこと」「看護の対象を理解すること」について深く考えることができていたようです。 発表会後には、学部長の植田先生より「コミュニケーションを円滑にするためには、豊かな教養が必要です」とお言葉をいただき、新入生たちはこれからの学びに向けて、気持ちを新たにしました。 発表会の後は、3回生の支援学生より新入生研修一日を通しての取り組む様子をもとにそれぞれのチームに賞が与えられました。先輩たちの心温まる気遣いに、新入生は癒されている印象でした。 忙しい中、入念に準備をしてこの研修会を盛り上げてくれた支援学生の皆さんに、担任団一同は心から感謝しています。 新1回生として入学してきた100名には、人の痛みに心を傾け、耳を澄ますことができる看護師へと成長してくれることを担任団一同、願っています。 看護医療学科 講師 大友絵利香
2021.04.05
令和3年度入学式を行いました。
2021(令和3)年4月2日(金)、畿央大学健康科学部331名、教育学部193名、健康科学研究科35名(修士課程27名、博士後期課程8名)、教育学研究科修士課程4名、助産学専攻科10名、臨床細胞学別科7名、あわせて580名の新しい畿央生が誕生しました。学部は午前10時、大学院・専攻科・別科は午後3時からと2部にわけて入学式を行いました。 昨年度は新型コロナウイルス感染拡大予防のため一同に会しての式典形式を見合わせ、学科にわかれての開催となりました。今年度については冬木記念ホールで式典を開催し、その様子を中継して各会場から視聴・参加しました。 学部の入学式では、冬木正彦学長が学科ごとに新入生への入学許可を行いました。 つづく学長式辞では、”建学の精神である「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」を大切にしながら充実した4年間を過ごしてほしい”と力強いメッセージがありました。 新入生代表として健康栄養学科1回生見杉遼さんから入学生宣誓、在学生代表として現代教育学科3回生荒井斗子さんから歓迎のことばがあり、閉式となりました。 閉式後は、学科別に入学生ガイダンスが行われました。各会場でも手指消毒、換気などの感染予防策を徹底したうえで、1回生担任紹介や学生生活に関してのオリエンテーションが行われました。 当日はこれ以上ない晴天に恵まれ、あたたかい一日となりました。卒業式でも好評だったフォトスポットや入学式の看板の前で撮影する初々しい新入生の姿が見られました。 ※写真については撮影直前のみマスクを外し、声を出さないようにして撮影しています。 午後3時からは大学院健康科学研究科、教育学研究科、助産学専攻科および臨床細胞学別科の入学式が冬木記念ホールにて行なわれました。入学を許可された後、学長、それぞれの研究科長・専攻科長・別科長から祝辞をいただきました。 新入生の皆様、入学おめでとうございます!皆様のこれからの学生生活が実りのあるものになるよう教職員一同全力でサポートしていきます。
2021.04.02
4/18(日)看護実践研究センター研修会「コロナ禍における認知症ケア~COVID-19に認知症に人の生活はどう変わったか~」を開催します。
今回のテーマはコロナ禍における認知症ケア 2021年4月18日(日)に畿央大学看護実践研究センター主催、 奈良県認知症ケア専門士会共催での研修会を開催いたします。講師に片山禎夫氏 ( 倉敷市 片山内科クリニック院長)をお招きし、「コロナ禍における認知症ケア~COVID-19に認知症に人の生活はどう変わったか~」をテーマとした講演会を行います。 認知症ケアにおいてコロナ禍で施設や生活の場での活動が制限され、本人や家族の不安は大きいと思います。その中で、大切にしたい本人の思いを尊重したケアのあり方を共に考える機会となればと思いますので、是非ご出席ください。 開催日時 2021年4月18日(日) 13:20~15:30 講演90分・意見交換30分 開催方法 ①オンライン(Zoom)50人 ②畿央大学L101講義室(先着30名) ※視聴用のURLは後日お知らせします。 講 師 片山 禎夫氏 (倉敷市 片山内科クリニック院長) 対 象 認知症ケア専門士 看護職・介護職・教育関係者他 定 員 ①原則Zoom (50人) ②対面 畿央大学 L101講義室 (先着30人) 参 加 費 ①Zoom 無料 ②対面 会員:1,000円 非会員:2,000円 申込方法 【以下のいずれかの方法でお申し込みください。】 畿央大学での対面受講を希望されるかた:FAXでお申込み ①氏名、②職種、③施設名、住所、電話番号をチラシの裏面に明記の上、FAX 0745-54-1600までお送りください。 Zoom受講希望されるかた:専用フォームによるお申し込み 申込フォーム(下記QRコード)からお申込みください(メールアドレス必須)。 開催前に参加用URLを申込メールアドレス宛に送信します。 【QRコード】 ▼セミナーチラシPDF(画像をクリックすると、PDFデータがご覧いただけます。) 問い合わせ先 畿央大学 看護実践研究センター 山崎・上仲 E-mail:n.yamasaki@kio.ac.jp TEL:0745-54-1601 【電話の対応時間 平日(月~金)9:00~17:00】
2021.04.02
5/23(日)第3回卒後研修会「コロナ禍の看護の現状~やさしさをチカラに変える 現場の声から」を開催します。
3回目のテーマは「コロナ禍の看護の現状」 2019年4月1日に畿央大学「看護実践研究センター」が開設されました。同センター卒後教育部門は、さまざまな現場で活躍する看護医療学科卒業生たちが最先端の知識・技術を習得するための機会を提供すべく活動しています。 その活動の一環である卒後教育研修会ですが、昨年はCOVID-19の影響により残念ながら開催を断念しました。そこで、今年はオンラインで開催する運びとなりました。 今年は「コロナ禍の看護の現状~やさしさをチカラに変える 現場の声から~」をテーマに、看護医療学科卒業生の乾 文乃氏(7期生)をお迎えし、新型コロナウィルス感染症患者様への看護の体験を講演していただいた後、ワークショップを企画しています。withコロナ/afterコロナの看護について、看護医療学科の先輩・後輩・教員の枠を超え、一緒に考えてみませんか。今回はオンライン開催ですので、気軽に参加していただけます。同僚を誘っての参加も歓迎です。多くの皆様のご参加をお待ちしています。 開催日時 2021年5月23日(日) 14:00~15:30 開催方法 オンライン ※視聴用のURLは後日お知らせします。 講 師 乾 文乃氏 (畿央大学 看護医療学科7期生) 林田 麗 (畿央大学 看護医療学科 急性期看護学 准教授) 申込方法 【以下のいずれかの方法でお申し込みください。】 申込フォーム(下記QRコード) からお申込みください(メールアドレス必須)。 開催前に参加用URLを申込メールアドレス宛に送信します。 【QRコード】 ▼セミナーチラシPDF(画像をクリックすると、PDFデータがご覧いただけます。) 問い合わせ先 畿央大学 看護実践研究センター 卒後教育部門 E-mail:nprc@kio.ac.jp TEL:0745-54-1601 【電話の対応時間 平日(月~金)9:00~17:00】
2021.03.31
助産学専攻科9期生、修了&国家試験全員合格レポート!
祝!!助産師国家試験全員合格!! 令和3年3月26日(金)、助産師国家試験の合格発表があり、9期生10名全員が無事に合格いたしました。 これで助産学専攻科では開設以来、9年連続合格率100%を達成し、総勢72名の学生を助産師として輩出したことになります。 今後も助産学専攻科修了生の更なる活躍を期待しております! 2021(令和3)年3月16日(火)、助産学専攻科9期生修了式が執り行われました。修了式を迎えた専攻科学生10名の想いを掲載いたします。 ◆ 伊良原日南乃 この1年本当にしんどいこともたくさんありましたが、9期生の仲間に支えられて乗り越えることができました。 ◆ 岡本悠希 自己理解の意味がはじめは分かりませんでしたが、実習を通して自分をみつめなおすことが出来ました。自己の発展につなげていきたいです。 ◆ 河野美佳 実習で出会った妊産褥婦の方や赤ちゃん、そして様々な経験や学びは一生忘れることがないと思います。 ◆ 末岐茉由 この1年、苦しい思い、辛い思いもたくさんしましたが、そんな中でも頑張り続けることが出来たのは、この9期生10人だったからだと思います。 ◆ 杉野茉由 この1年は今まで味わったことのない感情や経験にたくさん出会いました。その学びが自分自身を大きく成長させてくれました。 ◆ 田中佑歩 この1年間さまざまなことを経験して、「お母さんや子ども・家族のために考えて行動できるようになりたい」としっかり目標を言えるようになりました。 ◆ 西本真央 人生の中で1番長く、苦労し、責任の重さを深く考えた濃い1年間でした。これからは、助産師として社会人として学んだことを活かせるよう頑張っていきたいです。 ◆ 堀辺瑞月 4月からはそれぞれの場所でみんなも助産師として頑張っていると思うと、自分も頑張れる気がします!! ◆ 増田朱莉 楽しいことも辛いこともみんなで共有しながら過ごしてこれたので、今では本当に大切な仲間になりました。 ◆ 渡辺千晴 先生方が時には厳しくそして温かく見守ってご指導して下さり、また学生10人が励まし合い、助け合いながら過ごしてきたから無事に終えることができたと思います。 〈最後の講義:みんなで集合写真!〉 コロナで戸惑いからスタートした1年でした。 社会全体が混乱する中、助産学生生活も制限があったり、急遽予定が変更になったりなど、難しい場面が多くありました。 しかし、そのような中でも9期生10名は周囲への感謝を忘れず、自分自身と向き合いながら自己のめざす助産師像に向かって、一歩一歩、歩んでくれました。きっと素敵な助産師に成長していくことでしょう。 修了おめでとうございます! 助産学専攻科 教員一同