SNS
資料
請求
問合せ

看護医療学科の新着情報一覧

看護医療学科の新着情報一覧

2019.03.04

冬のスポーツ実習2019(in 白馬村)レポート vol.4

2019年2月19日(火)~22日(金)まで、長野県北安曇郡白馬村の白馬五竜スキー場にて、「スポーツ実習B・Ⅱ」が開講されていました。受講する1回生116名、助力(2・3回生)24名、教員12名あわせて152名が参加しました。実習4日目の様子を学生目線でお届けします!!   4日目:2/22(金)     実習最終日がやってきました! この日は実習中で一番天気が良く、きれいな景色を見納めることができました。 インストラクターの方に丁寧に教えてもらったおかげで、私たちはリフトの乗り降りも緊張していた初日とは比べ物にならないぐらい上手にできるようになり、スキーやスノーボードを滑れるようになりました!     白馬五竜スキー場での最後のお昼ご飯を食べ、レンタルしていたスキーやスノーボードの板や小物を返し、宿に戻り帰りの準備をしました。 この4日間、お世話になったご主人や女将さんに全員でお礼の気持ちを伝え、バスに乗り込みました。ご主人や女将さんは、バスが出てもずっと私たちに手を振ってくれていました。旅館でのご飯は本当においしくて全員残さず食べていました。本当にありがとうございました!   次の目的地に向かっている途中できれいな景色を見ました。     バスに乗っていた人みんながこの景色を携帯に収めました。大学の近くでは見ることができない景色に私たちは見とれていました。   スイス村に到着! お土産を買ったり食べ物を食べたりしました。 私たちはいちごのソフトクリームを食べました!おいしかったです。     このスイス村の次の休憩場所はもう長野県ではないので、私たちは最後に長野のおいしい空気を吸いこんで帰りました。     スポーツ実習では学部関係なくたくさんの友達ができます。そして実習を通してとても仲良しになれます。サークル以外でこんなに他学部と触れ合う機会は少ないと思います。 また、こんなにも学べて楽しかったのはインストラクターのみなさん、旅館のご主人や女将さん、スキー場の方々、バスガイドさんや運転手さん、助力の先輩方、先生方のおかげです。     とても貴重な経験ができました。4日間ありがとうございました!!   現代教育学科1回生 谷田沙有加、谷口由唯、谷野仁美 健康栄養学科1回生 三角遥菜   【関連記事】 冬のスポーツ実習2019(in 白馬村)レポート vol.3 冬のスポーツ実習2019(in 白馬村)レポート vol.2 冬のスポーツ実習2019(in 白馬村)レポート vol.1

2019.02.26

第17回畿央大学公開講座「認知症の正しい理解」を開催しました。

畿央大学が開催している公開講座も、今回で17回目を数えることとなりました。平成31(2019)年2月21日(木)、超高齢化社会を迎えている日本において耳にすることも多くなった「認知症」をテーマにした公開講座を開催し、約140名の受講生をお迎えしました。     認知症の正しい理解-認知症かなと思ったときの対応- 【講師】看護医療学科教授 山崎尚美   昨今、認知症の人はMIC(認知症予備軍)の人を含めると800万人時代とも言われており、家族だけでなく地域社会で認知症の方がいる場合、どのように接することが望ましいのかということを参加者の皆さまと一緒に考えました。     本講座では、認知症に関するミニ講義から始まり、模擬患者による演習、また簡単なもの忘れのチェックを実施しました。特に模擬患者による演習は、スーパーマーケットを舞台に、店員がどのように認知症の方に接するのか、家族がどのように認知症の家族に接するのかということを実際に見ていただくことで、参加者からは納得や共感の反応があり、時折笑いも起こっていました。   ▼模擬患者による演習の様子     実施後のアンケートでは、「認知症への理解・対応がよく分かりました。」「ロールプレイでの熱演がより真剣に考えるきっかけとなりました。」「認知症サポーターのリングがあることを初めて知り、自分自身は何ができるか考えてみたい。」などの感想があり、参加者自身の理解や意識が深まっただけでなく、地域社会でどのように認知症の方々を支えていくのかを考えるよい機会となったようです。   多くの方々にご参加いただき、非常に活気ある講座となりました。本学では、今後も受講者の皆さまにご満足いただけるような公開講座を開催してまいります。   第16回畿央大学公開講座を開催しました。  第15回畿央大学公開講座B・C(2日目)を開催しました。 第15回畿央大学公開講座 講座Aを開催しました。 第14回畿央大学公開講座を行いました。 第13回畿央大学公開講座を開催しました。 第12回畿央大学公開講座「健康長寿のための食と運動」を開催しました。

2019.02.25

「第1回高齢者と子どもの世代間交流研修会」が開催されました~看護医療学科

2019年2月20日(水)13:00~15:00 L201教室で、「第1回高齢者と子どもの世代間交流研修会」を開催しました。畿央大学の南部登志江教員のほか、あかつき保育園より斎藤三枝先生、阿倍野保育園より政氏知美先生、大阪自彊館 メゾンリベルテ べラミより青山典弘先生を講師にお招きし、世代間交流の実際についてお話しいただきました。   まず老年看護学科、南部登志江教員が世代間交流の歩みや効果、課題、今後の発展について講演を行いました。アンケートやインタビュー、実際の観察などから世代間交流行うことで、子どもでは、「高齢者を大切にする」「人のことを思いやる」などの効果があり、高齢者にとっては「昔のことや家族のことを回想する」「精神的刺激になる」などの効果がみられることがわかりました。 相互作用として子どもは自分たちの歌や演技で高齢者が涙を流したり笑顔になったりして喜んでくれていることからの有用感、高齢者もおじいちゃん、おばあちゃん気質を発揮する、交流後の活発な態度などの効果があることがわかりました。 しかし、世代間交流を行ううえでの課題として、担当職員の負担や職員間の理解・協力などがあることがあげられ、それに対する方策について提案しました。     次に、斉藤三枝先生より、園児と高齢者の世代間交流の実際についてお話しいただきました。 特別養護老人ホームとの交流では、入居者には元気が出てよい刺激になり、園児にはいたわりの気持ちが感じられました。実際に行っている交流として、農園で一緒に野菜を収穫したり、園でのよみきかせや、茶の湯体験をしたり、地域に出向いての秋まつりやクリスマス会などさまざまな取り組みについてご紹介いただきました。しかし関わってくださる地域の方の高齢化が今後の課題であるといわれていました。     政氏知美先生より、園児と高齢者の交流している実際の様子を動画でみせていただきました。阿倍野保育園は、保育園と高齢者デイサービスが同じ敷地内にあり、毎日何らかの交流をしており、2世帯、3世帯同居のような関係が築かれています。年長クラスの幼児が担当日を決めて高齢者が玄関に到着すると、荷物を持ちエレベーターまで話をしながら歩く、運動会や発表会で練習した成果を見てもらう、創作などを持ってみてもらいに行くなど、定期的・不定期的での自然な交流をしています。今後の課題として、子どもたちの年齢に応じた「ねらい」と「方法」を考えた続きのあるかかわりを持つことをあげられていました。     青山典弘先生からは、施設の1部屋を地域に開放したことから、地域とのかかわりが広がったことや、地域の人や子どもたちにボランティアとしてかかわってもらう事など、幼児のみでなく、小・中・高校生や地域の人との活動について話をされました。福祉教育やふれあい喫茶、町ライブラリーの開催、また講師の先生に来ていただき講演会を設けたり、地域での行事に参加したりするなど多様な活動をされていました。さらに活動内容がネットですぐに検索でき、だれでも興味をもつことや参加ができるような工夫をされていました。     参加者は9名と少なかったのですが、「興味が持てた」「自分の施設でも行っていきたい」などの前向きな意見が寄せられていました。 世代間交流は、ただ高齢者と子どもが交流すれば効果があるというものではなく、内容や方法、プログラムの工夫などをし、打ち合わせや振り返りをすることで、多くの影響がみられることを改めて学ぶことができました。   科学研究助成 基盤研究C 課題番号16K04236 「高齢者と子どもの世代間交流に携わる施設職員への支援プログラムの開発」 代表 看護医療学科准教授 南部登志江

2019.02.21

冬のスポーツ実習2019(in 白馬村)レポート vol.2

2019年2月19日(火)~22日(金)まで、長野県北安曇郡白馬村の白馬五竜スキー場にて、「スポーツ実習B・Ⅱ」が開講されています。受講する1回生116名、助力(2・3回生)24名、教員12名あわせて152名が参加しています。 実習2日目の様子を学生目線でお届けします!!     2日目:2/20(水) 初日は大雨でしたが、僕らの強い思いがゲレンデの神様に届いて、快晴となりました☼ さぁ畿央大学がゲレンデへの駆け出します!     周りを見渡せば雪に縁のない田舎者の僕達が初めて見る大雪原でした! 初めてスキーブーツを履いたり、ボードに触れてみたり、初めての体験ばっかりでした。 担当インストラクターのいなぞうさんに、転倒の仕方を基礎の基礎からご指導いただきました! 午前中は慣れずにいた動作も、午後になれば段違いにレベルアップしました!フリー滑走でもスノボの経験のある友達に教えてもらったりして、スキルも上がりましたが友情がまた一段と深まりました。     僕達はとてつもない恩人方にささえられ、無事に2日目を生き延びることができました。 明日も楽しみながら成長して、4年後にはインカレに出場できるぐらいまで頑張りたいと思います(笑)     人間環境デザイン学科1回生 正楽仁哉、森田舜   【関連記事】 冬のスポーツ実習2019(in 白馬村)レポート vol.1

2019.02.19

大学業界初の「親子インタビュー動画」を同時リリースしました。

2019.02.19

韓国の認知症安心センター・認知症カフェ視察と講演レポート~看護医療学科教員

大邱保健大学病院、イソン病院・仁川市西部認知症安心センター・認知症カフェ視察と 看護医療学科教員 大邱保健大学での招聘講演!   2019年2月11日(月)~13日(水)に韓国の東大邱、大邱、仁川市内の認知症安心センター・認知症カフェを訪問しました。   日本は65歳以上の高齢者が全人口に占める割合である高齢化率が1970年に7%、1994年に14%、2007年に21%を超える超高齢社会となっています。韓国は2012年には12.0%から18年には14.3%へ上昇しています。7%から14%となる倍化年数は、日本24年、韓国18年ですが、14%から21%となる年数は、日本は12年ででしたが、韓国は高齢化への速度が速く8年と推定されています。そのため現在の韓国では、日本をはじめとする多くの国の施策を参考にしながら高齢者医療・福祉に対する様々な施策が創設、実施されています。   ▲イソン病院の玄関に到着   2月12日(火) に訪問したイソン療養病院(蔚山市)は回復期リハビリテーションを中心とした423床の病院で、回復期リハビリテーション病棟と療養病院には珍しくホスピス病棟や集中ケアユニットのある病院です。初めにソンドクヒョン病院長から韓国の医療の現状やイソン病院の概要についての説明を受けました。通訳は、病棟で勤務する国際交流チームの日本の准看護師の高橋さんでした。病院内はイ・ジョンファ経営院長や看護部長が案内してくださいました。病棟は床暖房(Ondolu)があり、広い窓、ヨーロッパ調の豪華な椅子などの設備が特徴的でした。また、高齢者にとって「食べる」ことを助けるために毎日、歯科診療を行っており食事への援助を重要視していること、4無(臭いのない、転倒予防、褥瘡予防、身体高速予防)・2脱(脱おむつや脱ベッド)という高齢者の尊厳のある生活を重視した理念を掲げていました。また、理念を具現化するために職員の福利・厚生へも力をいれていると説明されていました。 今後は高齢化や認知症支援に向けた支援(コミュニティーケア)を展開していくとのことでした。   ▲イソン病院(蔚山市)での院内説明   午後は大邱保健大学で、山崎教授が「日本の認知症施策について -奈良県北葛城郡広陵町の紹介-」というテーマで講演されました。日本における認知症の変遷や認知症ケアの現状と課題、地域コミュニティにおける認知症ケアのあり方、奈良県における認知症施策の事例紹介、特に畿央大学との共同・連携などについて講義されました。金大学総長や李教授、看護学部や福祉学部の教員、事務長が参加されており、日本の訪問看護システムや技能実習生の教育についての質問が多数ありました。さらに日韓での共同研究の提案をし、ミイン・金大学総長をはじめとする李教授らが共同研究に参画することを確認しました。   ▲大邱保健大学での講演     その後、大邱医療大学病院を見学しました。ミユング院長はじめ、整形の医師は昨年、山崎教授のコーディネートで日本の病院や施設の視察に来られていたので、再会されて話がはずんでいました。病院では、リハビリの病棟が理学療法や作業療法など病棟がいくつかに分かれていました。現在は入院や外来を対象にしているとのことでしたが、日本で訪問リハビリのことを聞き、今後は病院でも行っていきたいとのことでした。   ▲大邱保健大学病院での挨拶   3日目の2月13日(水)は、仁川市西区認知症安心センター及び認知症カフェの訪問をしました。 認知症安心センターは、相談、検査、家族支援、認知症啓発などを行っており、公立であるため利用料は無料で、食費のみの負担で毎日利用できるとのことでした。デイサービス施設の1階には認知症カフェがあり、65歳以上は無料で利用できるとのことで、何人かの利用がありました。運営は精神科の看護師が中心となり、25人前後のボランティアによってされています。韓国は、教育面でも国民生活でもボランティアをすることが推奨されており、就職や進学などのポイントとなるので、皆熱心なのだということでした。   ▲大邱保健大学病院および認知症カフェ   韓国は、高齢者を敬う儒教の思想がありますが、急激な高齢化で高齢者や認知症対策が急務に行われている現状が今回の訪問で理解できました。日本で暮らす韓国の人や日本を訪問する韓国の人は多くなると考えられるので、韓国の医療や福祉の実際、さらに文化や生活の実際を知ることは必要であると考えます。   看護医療学科准教授 南部登志江   【関連記事】 「第5回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」を開催しました~看護医療学科 「第2回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」開催~看護医療学科 「第1回大韓老人療養病院協会主催研修」が開催されました~看護医療学科

2019.02.12

平成30年度 第4回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」を開催!~看護医療学科

畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同で運営している「金曜日カフェ〜つどい〜」で「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が2019年2月8日(金)開催されました。「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は、御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して行っているものです。   午前中は認知症についての話で、認知症サポーター養成講座です。午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の人とその家族、介護をされている方、介護経験者による認知症についての思いを語り合う場を設けています。 この日の午前中のサポーター養成講義には、地域の方8名、地域のボランティアの方2名、畿央大学老年看護学教員5名、御所市地域包括支援センター職員2名、愛知県立看護大学の老年看護学教員4名の合計21名が参加して行われました。愛知県立大学の教員の方は、認知症カフェについての研修や講演会をしており、御所カフェを見学に来られました。   <午前の部> 午前の部では畿央大学の島岡講師による認知症に関する講義です。テーマは「山地部における認知症カフェ取り組みの紹介」で、奈良県のT地域で行っているカフェの紹介や課題を話されました。T地域での認知症カフェは、島岡科研による研究の一環で老年看護学教員の実家を提供してもらい開催されており、2018年度は4回開催されました。 T地域ではカフェを行うことで、①認知症に対して関心を持つ人が増えた②地域の人たちで声を掛けあう機会が増えた③地域のサービスを知るきっかけとなった、そして何より④笑顔が増えたなどの効果があったということでした。地域の方からは、今後も続けてほしいとの要望が多いそうです。しかし、資金や人材の確保、地域の人が主体的に取り組む方策などの今後の課題もあるということでした。     2部では、松原講師によるフラダンスを行いました。まずラジオ体操をして体の緊張をほぐした後、フラダンスを踊りました。衣装である広がったスカートやレイ、髪飾りなどをつけると皆さんがかわいく華やかになりました。お互い「似合うね」「かわいいね」と笑顔が溢れました。DVDのゆっくりした歌とリズムに合わせて踊ると、最初は緊張していた方も笑顔になって踊っていました。「楽しいね」「暑いくらいやね」などの言葉が聞かれ、脳活となったようです。     <午後の部> 午後の部は、「認知症の人の介護について語る会」として認知症の人とその家族、介護をされている人、地域の人、ケマネージャーや介護福祉士、地域包括支援員、畿央大学老年看護学教員など合計13人が集まって話をしました。 今日は若年性認知症のご主人と介護されている奥さんの参加があり、現在の症状や生活、困っていることなどそれぞれの思いについて話をされました。それについて専門職のケアマネや地域包括、介護経験者、教員などが一緒に解決の方法を話し合いました。奥さんは「そのような相談場所もあるんですね」「自分のかかわり方も影響していたことがわかりました」と言われ、お二人とも表情が柔らかくなって帰られました。認知症の方の背景や現在の状態も多様で、どのかかわり方が良いのかすぐには答えの出にくいこともあるため、専門職の多様なアドバイスは参考になると思います。また、じっくりと話を聞いてもらう事も安心につながります。     2018年度の「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」は今回で終わりです。   2019年度 第1回目は4月12日(金)です。詳しい日程は大学のホームページに掲載予定です。ご都合のつく日がありましたら、皆様ご参加ください。                           看護医療学科准教授 南部登志江   【関連記事】 平成30年度第4回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 平成30年度第3回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 平成30年度第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 平成30年度第2回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」を開催!~看護医療学科 平成30年度第1回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあい in 御所」を開催!~看護医療学科

2019.01.21

広陵町と連携して認知症サポーター養成講座を開催!~看護医療学科「老年看護学援助論Ⅰ」

2019年1月17日(木)、看護医療学科2回生の「老年看護学援助論Ⅰ」では、認知症サポーター養成講座とシミュレーション学習を行いました。   認知症サポーター養成講座では、広陵町介護福祉課の今西係長をお招きし、「広陵町介護福祉課地域包括支援センターの役割」についてお話しいただきました。全国的に高齢化が話題になっていますが、広陵町も2023年には後期高齢者(75歳以上)が前期高齢者(65~74歳)の数を上回ると推計されているそうです。また、高齢者人口の増加とともに、認知症有病者の割合も増加し、2012年に認知症有病者は約7人に1人(有病率約15%)だったのが、2025年には約5人に1人(有病率約20.6%)になると推計され、要介護認定者も要介護4、要介護5の重度認定者が増加する見込みだという広陵町の現状を説明して下さいました。この現状を踏まえ、誰もが健やかに暮らせる地域づくりのために広陵町が行っている地域包括ケアシステムの深化推進に向けての取り組みや、地域包括支援センターの役割を教えて頂きました。     シミュレーション学習では、模擬患者(Simulated Patient:SP)の濱口さんをお招きし、老年看護学の教員とで結成した劇団Kioで、「徘徊・拒否(帰宅)のある高齢者への対応」についてロールプレイを行いました。ロールプレイとは、現実に起こる場面を想定して、複数の人がそれぞれ役を演じ、疑似体験を通じて、ある事柄が実際に起こったときに適切に対応できるようにする学習方法の一つです。この日は、認知症の高齢者が買い物に出ようとして徘徊し、警察に保護されて迎えに来た嫁とのやり取りの場面を行いました。     嫁の対応の違いによって、認知症の高齢者がどのような反応をするのか違いを観てもらい、その時の認知症の人の思いや、なぜそのような行動をとったのか、認知症の人の支援の在り方などを考えてもらいました。認知症の高齢者役を演じてくださった濱口さんの熱演に引き込まれ、皆さん真剣な表情でロールプレイを観て、自分達の捉えた考えを発表してくれました。     この経験が認知症高齢者の理解につながり、今後臨地実習や実際の生活の中でも認知症高齢者と接する際の対応に良い効果が出る事でしょう。 ご協力いただいた広陵町介護福祉課の今西係長、SPの濱口さん、本当にありがとうございました。   看護医療学科助手 島岡昌代   【関連記事】 「第2回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」開催~看護医療学科 教員による研究授業レポート~看護医療学科「地域看護学概論」 川上村健康力向上プロジェクト「認知症教室」を開催!~看護医療学科 エコール・マミの職員を対象に「認知症サポーター養成講座」を開催!~看護医療学科

2019.01.17

就活レポート~就職活動の現場から~No.529(保健師)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第529弾! 看護医療学科8期生(19卒) A.O さん 生駒市(保健師)勤務      【その自治体に決めた理由】 自分の生まれ育った大好きな市で、住民の方々にとって楽しく住みやすいまちになるように、保健師の専門性を活かして健康面でサポートしたいと考えたため志望しました。また、その市の取り組みと自分が特に力を入れていきたいと考えていることが同じであったことも、志望した理由の1つです。     【就職活動を振り返って】 2月にキャリアセンターに行き、公務員試験の対策講座や模試を受けながら勉強を始めました。4回生になると授業や実習などでなかなか勉強ができなかったため、時間のある春休みからしっかり取り組んでおけばよかったと思いました。エントリーシートや面接内容では、特に、その自治体の取り組みを調べたり健康課題を考えたりして、ここで働きたい理由やどんな活動をしたいかについて力を入れて考えました。また、説明会に参加し、実際に職場の雰囲気を見て職員の方から話を聞くことで、自治体それぞれの特徴や良さなどが感じられると思うので、実習等で忙しいかもしれませんが、色々な説明会に参加されることをおすすめします。      【就職活動でPRしたポイント】 保健師は、地域住民の心身の健康を支えるために、同じ職場の人や関係機関・職種、住民の方々などと関わっていく職業だと思います。多くの方と長く関わるには、周囲の人と良い関係を築くことが大切だと考えたため、アルバイトの経験から自分が接する人に安心感を持ってもらえるよう、常に心掛けている点をアピールしました。また、地元が好きで、だからこそより良くしていきたいという思いや、入庁後はどのような活動をしていきたいかについて、現在その自治体が取り組んでいることを踏まえて、実習や卒業研究での学び・経験を織り交ぜながら具体的に伝えました。     【教採・公務員対策室と就職サポートについて】 エントリーシートでは、自分が伝えたいことを文章にすることが苦手なので、教採・公務員対策室の方に何度も添削していただき、時間をかけて作成しました。面接練習では、自分を上手くアピールできるような言い回しや、返答に困ったときの対応、話し方や挨拶まで細かく指導していただきました。面接試験があるたびに練習していただき、最初は練習のときでさえ緊張しすぎて頭が真っ白になり、言葉が出なくなることがありましたが、練習を重ねていくうちに少しずつ慣れ、本番では緊張しながらも落ち着いて自分らしく話すことができました。就職活動における教採・公務員対策室の存在はとても心強く、不安だらけの私にとても丁寧にサポートをしていただき、心から感謝しています。        【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動をしていると、なかなか上手くいかないこともあるかもしれません。私も、別の自治体を受験して最終試験まで残ったのに、最後の最後に落ちてしまった経験があります。そのときはとても悔しかったし、自信をなくしていました。それでも、絶対に行政保健師になるんだという思いは変わらず、正直、すぐに気持ちを切り替えられたわけではありませんでしたが、今自分がやるべきことは何かを考えて少しずつ取り組みました。立ち止まったときは周りの人にも頼ったり、体調に気を付けて息抜きもしたりしながら、自分の力を信じて頑張ってください!皆さんが笑顔で春を迎えられるよう応援しています!    

2019.01.15

養護教諭の採用試験で、看護医療学科からも現役合格!

1 41 42 43 44 45 92