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看護医療学科の新着情報一覧

看護医療学科の新着情報一覧

2018.10.30

就活レポート~就職活動の現場から~No.483(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第483弾! 看護医療学科8期生(19卒) K.Y さん 病院(看護師) 勤務   【その病院に決めた理由】 私は子どもが好きなので小児科で働きたいと思っていました。しかし、小児科は人気が高く、希望しても配属される確率があまり高くないことを就職活動を通して知りました。そのため、小児の専門病院であるこの病院を志望しました。また、専門病院だからこその知識や技術が身につけられると思ったことや、病院見学の際の院内やスタッフの雰囲気が良かったという点も志望した理由です。   【就職活動を振り返って】 私は3月半ば頃から就職活動を始めました。友人もその頃から始めていたので、焦りはあまりなかったのですが、いざインターンシップに参加してみようと思うと募集が終了している病院がいくつもあり、「もう少し早くから就活を始めていたら」と思うことがたくさんありました。ですから、3回生は実習で忙しいと思いますが、なるべく早くから就職活動を始めることをオススメします。また、私は病院探しを小児専門病院で絞っていましたが、いざ病院を探すとなると数はそれほど多くありません。総合病院を始め、もっと多くの病院見学やインターンシップに参加していれば、少し考え方も変わったのかなと思います。そこで、自分の行きたい病院はもちろん、いろいろな病院の見学会やインターンシップに参加してみるのもいいかもしれません。   【就職活動でPRしたポイント】 この病院で働きたいという熱意。それと、自分自身。就職活動用に綺麗な言葉を並べても、深掘りされてしまうとボロが出ます。自分自身をしっかりと分析して、それをありのままに伝えればいいと思います。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 履歴書、エントリーシートや小論文の添削、面接練習を何度もして頂き、本当に助かりました。何度も時間を作っていただき、「何度も鬱陶しいだろうな〜」と思うこともありましたが、嫌な顔せず親身になって相談に乗ってくれました。私1人のために2時間近く時間を割いてくださったこともあり、内定をいただけたのも担当してくださった竹本さんのおかげだと思っています。きっと力になってくれるので、就職活動に行き詰まったり、悩んだりしたらキャリアセンターの人に相談してみてください。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 4回生になると授業数は減りますが、いざ就職活動をしようとすると、卒業研究、離島へき地実習やインターン実習など、何かと忙しいです。実習が終わり、一息つきたい気持ちもあると思いますが、計画的に周りに流されず、自分のペースで就職活動を進めていってください。    

2018.10.29

就活レポート~就職活動の現場から~No.482(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第482弾! 看護医療学科8期生(19卒) Y.Y さん 病院(看護師)  勤務   【その病院に決めた理由】 私は鳥取県出身で、地元の人の役に立つために看護師になろうと考えていました。就職活動をしているうちに、地域の中核病院として高度な医療を実践している病院であること、また新人教育の手厚さや、地域に存在する医療機関としての役割が充実しているという部分に魅力を感じたためです。   【就職活動を振り返って】 奈良県で一人暮らしをしながら、地元で就職活動をしなければならないということで、病院説明会に合わせて帰省したり、地元の友人に資料を送ってもらったりしました。また、私の出身地は関西圏の就職試験の日程より2~3か月ほど遅く、面接が8月にあったので、他の人が決まっていく中多少の焦りはありましたが、落ち着いてやるべきことを考えて就職活動をすることができました。   【就職活動でPRしたポイント】 面接では、志望動機で地元の医療に貢献したいという気持ちをアピールしつつ、自分の意見がしっかりしているということと、周りの人の意見もしっかり聞くことができるという部分を伝えられるようにしました。また笑顔とはっきりした口調で話すことも意識しました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 面接練習では、私の不十分である点をしっかり指摘していただき、それを修正することができました。また、応募書類等の作成では、細かい部分の書き方なども指導していただいて、全体的にスムーズに就職活動を進めることができました。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 関西以外での病院を志望する場合、どうしても他の人と情報を共有できないという部分があるので、就職活動を早めに行って、その病院の情報を早めに収集しておくことをおすすめします。面接では文章をまるごと覚えて面接に臨むと、緊張して結局忘れてしまったりするので、話す内容だけ決めておいて、細かい部分は自分の言葉で話していく方がよいと思います。    

2018.10.23

畿央祭教員企画「第12回奈良県認知症ケア専門士会研修会」~看護医療学科

平成30年10月20日(土) 畿央祭の教員企画において、第12回奈良県認知症ケア専門士会研修会(会長:本学山崎教授)で「スウェーデンの認知症ケア-その人らしい生き方を支える-」が行われ、老年看護学領域の教員の山崎教授、南部准教授、松原臨床教授、島岡がスタッフとして参加しました。この企画は、KAGUYAプロジェクトの2018年シニアキャンパスの企画として共同で開催されたものです。 講師はスウェーデンのシルヴィア看護師(スウェーデン国王女認知症専門看護師)の長谷川佑子先生でした。長谷川先生は、スウェーデン在住の日本人で、兵庫県立看護大学をご卒業後、看護師として勤務され、現在はアカデミスカ病院の老年疾患科で看護師として働いておられます。   ▲講師の長谷川先生   “シルビィア”はスウェーデン王国の女王の名前で、「認知症を患っても、質の高い生活を送れるためのケアを」という目的のもと認知症の専門的知識を学べる学校を設立し、その学校を卒業された看護師に与えられる称号がシルヴィア看護師です。 シルヴィア看護師はスウェーデンや他国でも認知症ケア、医療についてのそれぞれの職場で実践、知識の普及を行っています。     長谷川先生は、「スウェーデンでは認知症の方が救急で受診された場合、すぐに病棟に搬入されますが、まずは1杯のコーヒーとサンドイッチを提供し、落ち着いて頂くことから始めます。認知症ケアで大切なことは、認知症を患っている方が安心することです。」と説明していました。「安心と信頼から認知症の方へのケアは始まる。ケアの目的は、その人らしい、質の高い生活を送っていただくこと」という言葉に、普段から老年看護学実習で学生達に話している内容ですが、改めて認知症看護の奥深さを感じました。 また、スウェーデンの施設で最初にモーニングケアをした時の失敗談や、日本人が施設見学に来ると行いがちな車椅子移送の話を交えながら、その方がどうすれば気持ちよく目覚めることができるのか、どのようにすればその方が持てる力を維持し続けることができるのか、考えながらケアすることの難しさを語ってくださいました。 ただ車椅子を押すことは簡単ですが、その方がどれだけ時間がかかっても自分の力で目的の場所まで行くことが大事。急がせないでひたすら待つ、待ちながらその人の持っている能力を活かすこと。そのためには、その人の能力や生活習慣をしっかり知ることが大事と話してくださいました。 この講義は老年看護学援助論Ⅰの授業の1コマとして、看護医療学科の2回生も聴講しました。このような実践の話を聴くことが刺激になり、学生のうちからグローバルな視点で高齢者看護や認知症看護を学び、今後、実習や医療の現場で認知症看護を行う際に活かしてくれたらと切に願います。 今回は研修会で参加された48名や学生の他にも、大学教員や3回生の看護学生、他学科の学生、一般の方の参加もあり、約140名が聴講していました。終了後のアンケートには満足度の高い評価を頂きました。     第2部はワールドカフェを行い、認知症ケアについて“とこぎり”(奈良の方言でしっかりという意味)話し合いました。     途中に長谷川先生も参加してくださり、スウェーデンと日本の認知症ケアの違いなど意見交換しており、大変盛大に終了いたしました。     皆さん、もっともっと長谷川先生のお話が聴きたかったようで、研修会終了後も先生に質問待ちの順番ができていました。     長谷川先生、ありがとうございました。また日本に来られた際はまたお話を聴きたいと思います。   看護医療学科 助手 島岡昌代   【関連記事】 日本老年看護学会 2018年度 生涯学習支援研修会参加レポート~看護医療学科教員 川上村健康力向上プロジェクト「認知症教室」を開催!~看護医療学科 川上村民生児童委員会の方を対象とした「認知症を正しく理解する講習会」を開催!~看護医療学科   ●奈良県認知症ケア専門士会に関する記事はコチラ!

2018.10.23

認知症啓発の列島リレー「RUN伴」に参加・協力!~看護医療学科

看護医療学科4回生の山崎ゼミ、南部ゼミの学生です。 平成30年10月21日(日)畿央祭2日目、教員4名、学生8名でRUN伴(RUN TOMORROW)という認知症啓発イベントに参加しました。今回は、KAGUYAプロジェクトのシニアキャンパスの2日目のイベントとして開催され、広陵町介護福祉課の職員の方と町内の高齢者ケア施設(おきなの杜、大和園、エリシオン)の職員・利用者・ご家族の方ととともに参加しました。 RUN伴は、認知症の啓発および当事者や家族、地域住民、医療関係者が交流の機会を持ち認知症の啓発と認知症ケアの質の向上が図られることを目的としています。 「RUN伴」は、すべてのまちで認知症になっても安心して暮らせるようになることをめざし、認知症の人とともにタスキをつなぐ列島リレーです。   7月に北海道をスタートし、11月頃には沖縄、海外(台湾)にまで認知症の人とともにタスキをつなぎます。 この日、広陵町においても認知症の方やその家族、サポーター、医療従事者、一般の方が襷をつないでゴールを目指しました。   ▲広陵チーム参加者の皆さん   私たち学生は、ランナーの方々のサポートとして自転車で並走を行ったり、ランナーの方をお迎えしたりしました。   ▲3回生と4回生のつながりもできました。   畿央大学のサンクンガーデンでは、広陵町のキャラクターである「かぐやちゃん」がおきなの杜からのランナーの方をお迎えしました。かぐやちゃんと握手したり、写真を一緒に撮ったりと、子どもから大人まで大人気でした。おきなの杜からの襷をエリシオンにつなげ、次のランナーの方が畿央大学を出発しました。   ▲写真左:サンクンガーデンでタスキに名前を記入するランナー  写真右:かぐやちゃんとゼミ生   畿央大学では、出発式典が行われ広陵町長の山村町長、実行委員長の山崎教授のご挨拶があり、冬木正彦学長も応援に駆けつけてくださいました。     今回で3回目となる「RUN伴」には、サポーターの参加者も多く盛り上がりました。ランナーの方も頑張って走っておられ、楽しそうな様子でした。学生は襷をつなぐ役割を担い、自転車で頑張って坂道を走りました。   ▲写真左:タスキをつなぐゼミ学生  写真右:畿央大学ランナー総務部の松田さんと当事者の方   今回のイベントを通して、地域や大学、支援者の方々が協力して、当事者やその家族をサポートすることで、認知症の方のもてる力を発揮する場にすることができ、地域連携を強めることにもつながると考えました。   ▲高齢者ケア施設のスタッフにタスキを手渡すゼミ生   今回の学びから、今後、認知症の方と関わる際には、認知症の方に優しい看護を実践したいです。 「認知症にやさしい町 広陵町、認知症に強い大学 畿央大学」を目指してこれからも認知症に関心をもって看護したいと思いました。   ▲チーム畿央のメンバー   看護医療学科4回生 南部ゼミ:岸奈生、蔵本凛、石井純奈   【関連記事】 認知症の方々とタスキをつなぐ「RUN伴」に参加・協力!~看護医療学科 「RUN TOMO‐RROW 2016 in 広陵町」に学生ボランティアとして参加!~看護医療学科

2018.10.18

平成30年度卒業研究発表会を開催!~看護医療学科 山崎・林田・對中・大友・文ゼミ

  平成30年10月6日(土)9:30~16:00、看護医療学科4回生91名が各教員のゼミに所属し、4月から半年間かけて取り組んできた「卒業研究」(看護医療学科4年次科目)の発表会が開催されました。 3回生も年明けから卒業研究への取り組みが開始となるため、実習の合間ながらも4回生の発表を聞きに来ていました。午前の部のブロック1では学生31名、教員7名の参加がありました。4回生、3回生、教員が聴講し、発表や質疑応答にやや緊張しながらも、一生懸命、自身の成果を発表していました。 以下に、一部ではありますが2018年の卒業研究発表会を報告します。   【山崎ゼミ】 ▲発表を終えて安堵しているゼミ生   ≪卒業研究を終えた4回生の声≫ 4回生の4月から、就職活動や実習、国家試験勉強と並行しながら作成した卒業研究の発表が無事終わり、今は達成感に満ち溢れています。始めの頃は、書き方や進め方がわからず、頭を悩ませる日々が続きました。しかし、ゼミ担当教員の指導や、同じゼミの学生の協力もあり、ゼミの団結力が深まったとともに、意欲的に取り組むことができ、卒業論文の作成も比較的早い段階で終わらせることができました。 また、ゼミ生の共通のテーマであった「認知症」に関したボランティアにも多々参加したことで、認知症に対する理解が深まり、卒業論文の質を高めることができました。 発表会では、認知症に関する内容に加え、タッチングや動物介在活動といった発表があり、今後就職したうえでも活用できそうな知識が得られ、興味深い発表会でした。   山崎ゼミ:島野綾子・前田理佳子・野並あこ・井上美香    【林田ゼミ・對中ゼミ・大友ゼミ】 私たちのセクションでは、「周手術期看護」や「救急看護」「がん看護」「終末期ケア」をテーマとした研究についての発表が行われました。   ▲発表を聴くゼミ生たち   発表会には、実習中で大変な時期の3回生の皆さんもたくさん来てくれたので、いつも以上に緊張しましたが、4月から懸命に取り組んできた研究成果を伝えることができるように、皆懸命に取り組みました。   ▲司会・進行も緊張しましたがうまくできました   私たちのゼミで発表したテーマは、3回生で経験した実習中に向き合った事例やこれからの学習で関心を持っていることについてでした。林田ゼミでは、周手術期実習で受け持った患者さんとの関わりから、ストーマ(人工肛門)を造設し、そのことを受容しながら自身や周囲のエンパワーメントを活用してストーマケアを修得し生活を構築していく過程の問題などについて、丁寧に分析した結果を発表しています。また、對中ゼミでは研究の過程で文献を読み込みながら、3年次に受けた「終末期ケア論」で関心を持った「グリーフケア(遺族の悲嘆に対するケア)」などをテーマに取り組んだ成果を発表しました。そして、大友ゼミでは「がん告知」を受けた患者が経験する心理過程とその局面での看護の役割をテーマにした研究内容が発表されました。   ▲7分間の発表に半年間の成果を込めています   どのゼミの発表も、これからのわが国の看護実践の現場で「看護師がどのような実践技術や患者・家族に向き合う態度で臨むべきか」という深い問題に取り組んでいました。 この発表で学んだことは、来年以降自分たちが、看護師として臨床に出たときに役立てることができると感じています。 私たちは、これから今回の発表を力に看護師としての道を歩むべくその前にある「国家試験」という関門を突破するための研鑽を積んでいきます。 次年度に看護研究に取り組む3回生の皆さんは、現在実習で大変な毎日でしょう。その大変な経験の中で、自分が遭遇した疑問や見出した課題をテーマにして卒業研修に取り組んでいただきたいと思っています。   林田ゼミ:湯屋巴苗・辻千紘・徳尾野楓・吉森由稀 對中ゼミ:益田怜佳・島田美佳・新田彩華・種山美里 大友ゼミ:馬野裕菜・岡本愛梨・福田帆乃香 【文ゼミ】 4月の上旬から動き出した、卒業研究論文が先日全て終了し、やっと終わったという気持ちと同時に国家試験が近づいて来たという気持ちもあり切り替える時期がやってきました。卒業研究論文を始めた当時は緒言から考察まで何を書けば良いのか分からずすごく焦っていたのを覚えています。 特に考察は、結果から何が考えられるのか、自己の勝手な考えになっていないか、何度も考え直して確認をしていました。また、先生の指導により引用論文のクリティーク評価を行いその上で自己の論文に活用したりしました。それは非常に自分たちの役に立ったと実感していてとても感謝しています。 自分たちのゼミの研究発表だけでなく、他ゼミの発表も聴くことで自分たちが知らなかったことを知ることができたり、他の興味深い研究内容を見つけることもでき、非常に有効的な時間となりました。卒業研究論文が終わり一息つくのではなく、これからは国家試験に集中して皆で頑張っていきたいと思います! 文ゼミ:中場小夜・西山真以・本田佳緒里・坂本幸太   【関連記事】 平成29年度卒業研究発表会を開催!~看護医療学科 緩和ケア病棟を見学実習!~看護医療学科「終末期ケア論」 「エンゼルメイク」の演習を実施!~看護医療学科「終末期ケア論」

2018.10.17

就活レポート~就職活動の現場から~No.480(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第480弾! 看護医療学科8期生(19卒) K.N さん 病院(看護師) 勤務   【その病院に決めた理由】 大阪府内で、小児科の中でも特に子どもに触れることが多い場所で働きたいと思ったため。また、実習で指導者の方もとても丁寧に教えてくれたこともあって選びました。   【就職活動を振り返って】 3回生の実習に行くまでは正直どんな病院・どんな分野の科で働きたいというのは全くありませんでした。でも実習に行ってみて、自分の苦手なこと・看護師としてしたいことが見えてきました。そこで私は子どもと触れ合うことが多かった小児実習で、子どもがもともと好きということもあって、これをきっかけにこの病院に決めました。 就職活動で苦労したことはエントリーシートの記述、特に自己PRでした。そこで実習で体験したことや、アルバイト・高校での部活動について詳しく書くようにしました。その他にも大学での授業で頻繁にグループディスカッションの機会があると思うので、その中で学んだことも書きました。(みんなの意見をまとめる役割といった自分の役割など)。 就職活動で絶対にした方が良いことは、自分が気になる病院があればとにかく説明を聞きに行ったりパンフレットの調達することです。小児科の病院はかなり絞られていましたが、一般の病院ではとにかく数が多いので、実習でお世話になった病院や病院合同説明会(マイナビ登録すると定期的にメールでお知らせが来ます。こまめに確認することをお勧めします)が定期的に開催されるので、そこで色々聞いてみる感じです。そこで気になった病院があれば、実際にインターンに応募するといった形が多いと思います。 3回生では実習も長期間に渡るために、病院の情報を確認するのは難しいと思います。でも早ければ3月に就職試験があるので、めぼしい病院は早めに就職試験日等を確認することを強くお勧めします!!   【就職活動でPRしたポイント】 私は過去体が弱かったということもあり、自分の過去のことを絡めて看護師になりたい!という思いをぶつけました。そしてなぜこの病院を選んだのかという志望動機は何を聞かれても受け答えできるようにしておくことが必要だと思います。(実習・子どものころにお世話になったとか。) また、実習を経験することで自分の悪い点・よい点など病棟指導者の方から教えられます。そこで学んだことや気づいたことを志望動機やエントリーシートの内容につなげていくことができればよいと思います。 面接では、よくありがちですが「笑顔」をPRしました。終始笑顔で質問に対して受け答えすることを意識しました。でも自分の長所というからには、どんな変わった質問にも受け答えできるようにして(私の場合、「笑顔が長所」と面接官にアピールしたところ、その長所を今までどのように使ってきたか・実習ではどのように使ってきたか・・・・など、とにかく一つのことに対してどんどん派生して聞かれました。)この病院で働くことになっても病気で苦しむ子どもや家族の力になりたい・・と訴えました。 また、なぜ小児科に行きたいか(実習で印象に残っている経験や、アルバイトで子どもと触れ合う機会が多かったこともあって好きになったなど)をぶつけました。実習やアルバイト・ボランティア活動を通して学んだことも受け答えの幅が広がりました。また、男子ならではの看護の場での活躍方法も伝えるようにしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 就職活動においてキャリアセンターはとても心強い存在でした。不安や悩みに対しても、的確にアドバイスしてくれ、不安なく就職活動に望むことができます。特にエントリーシートに記述する内容では、時間をしっかり取ってくださり、一対一で一つ一つ丁寧に添削・考察してくれます。面接の練習も、過去の傾向に沿って徹底的にしてくれます。私も何度も面接練習に付き合ってもらい、感謝しかありません。おかげで自信を持って面接に挑むことができました。また、先輩方の就職データも豊富にありそれを基に的確な助言・情報も収集できるので、就活中のキャリアセンターは無くてはならない存在です。後輩のみなさんも、ぜひキャリアセンターを利用してください!     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 とにかく早めに動くことをおすすめします。(私は4月くらいから本格的に始めました)保健師課程をとっている方は特に!保健師課程は課題がたくさん出ますし、ほかにも論文、国試の勉強もあるので後になるほど大変なことになります。就職試験はとにかく落ち着いて・・・というのは無理かもしれませんが、病院の情報を把握したうえで、事前に考えていた自分の看護観や、子どもに対する強い思い・長所等をしっかりと伝えることできれば面接官もわかってくれると思います。就職試験頑張ってください!!      

2018.10.02

畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.15(自由時間編3)

畿央大学の短期語学留学プログラムは、毎年夏休み期間中に行われます。英語学習はもちろんのこと、英国文化に触れることができ、博物館見学や美術館での美術鑑賞、サッカー観戦、コンサートなど課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫することもできます。 【畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018概要】 場  所:イギリスのカンタベリー(ロンドンの南、車で2時間程の場所にあります) 研修場所:コンコルドインターナショナルスクール 期  間:2018年9月1日から20日間 内  容:2週間英語学習(ホームステイ滞在)、その後5日間のロンドン文化体験(観光等) では、夏期短期語学留学の日々の様子を参加学生にリポートしていただきます。     こんにちは、看護医療学科1回生の今上実玖です。イギリスでの自由時間の過ごし方についてリポートさせていただきます。   イギリスで過ごして約2週間が経ち、帰国予定日まで後わずかとなりました。ホストファミリーの方とお別れした後は、ロンドン市内で自由行動なので友人と計画を立ててさまざまなところに訪れることができました。   こちらはビートルズで有名なアビー・ロードです。人気の観光スポットなので常にたくさんの観光客の方が、車が通らなくなるタイミングを待っているというような状況でした。うまく真正面から撮影するためには、安全地帯まで行かなければならず、観光客どうしの譲り合いや交通量が多いこともあって、良い写真を撮影するのはなかなか難しかったです。ですが、それも良い思い出となりました。   ▲アビー・ロード (Abbey Road)にて   こちらはクイーンズ劇場というところです。こちらの劇場で、レ・ミゼラブルのミュージカルを鑑賞しました。初めてのミュージカルでしたが、迫力がすごくて終始鳥肌が立っていました。日本のミュージカルよりかなり安いお値段で鑑賞できて、本当にこの値段で鑑賞して良いのだろうかと考えさせられるほど素晴らしかったです。イギリスに来た際はぜひミュージカルを鑑賞してみてください。映画で観るより、やはり生で観ることで登場人物それぞれの感情が物凄く伝わってきて、英語が聞き取れなくても非常に楽しむことができました。 また、さまざまなミュージカルに挑戦してみようと思いました。   ▲劇場街ピカデリーサーカスの中心部にある1907年オープンの劇場、『レ・ミゼラブル』を上演中   ▲座席から見た舞台   こちらはシャーロック・ホームズで有名なベイカーストリートで撮影した写真です。 時間の関係でシャーロック・ホームズ博物館の中に入ることはできなかったのですが、博物館に入る際はツアーのようなスタイルで説明を受けながら楽しむことができるみたいなので、次イギリスに訪れた際には行ってみようと思います。 ベイカーストリートはしんみりとしていて人通りも少なく、少し怖い雰囲気の街というのを想像していましたが、全くそんなことはなくて、さまざまな飲食店が立ち並ぶ繁華街でした。教科書や映画でよく見ていたこの街に来ることができて良かったです。   ▲シャーロック・ホームズ博物館   ▲ベイカーストリートにて   ▲シャーロック・ホームズの銅像   こちらは英国王室御用達ブランドの紅茶・ジャム・マーマレードなどが売られているフォートナムメイソンというショップです。イギリスといえば紅茶なので、家族や友人のお土産を買うために訪れました。紅茶だけでも数え切れない程の種類があったので真剣に選びながら周ると3時間ぐらいはかかるだろうと思いました。本当にオシャレで、店の中に居るだけでわくわくしました。迷いましたが、シンプルなロイヤルブレンドティーやクラシックティーなどいくつかの味がセットになって売られているものを購入しました。     ▲イギリス・ロンドンを拠点とするフォートナム&メイソン (Fortnum & Mason) にて   こちらは夕食に日本食の店へ行ったときのものです。初めはイギリスで日本食に挑戦することに抵抗がありましたが、あまりに美味しそうだったので購入してみることにしました。一口食べてみると、本当に日本のものと変わりがなくてお箸がとまらなかったです。アボカドのお寿司は初めてでしたが、かなり美味しくて日本でも普及したら良いのになと思いました。お値段は日本とほぼ同じでした。   ▲サーモンとアボカドのお寿司   こちらは映画『ハリーポッター』で9と4分の3番線のホームに行くために主人公ハリーが壁に入っていくシーンで有名なキングスクロス駅の中にある9と4分の3番線です。このように、荷物を積んだかごが半分だけ壁に埋まっていました。こちらは常に、撮影のために行列ができていました。私も30分程並んで撮影してもらうことができました。その時はスタッフの方が3名いらっしゃって、好きな色のマフラーを首に巻いてくださり魔法の杖を持つと専用のカメラをスタンバイして、おすすめのポーズを教えてくださるのでそれに従い写真を撮っていただきました。 各自のスマートフォンでの撮影は行っておらず、並んでいる他の観光客の方に皆さん頼んで撮ってもらっていました。人気の撮影スポットということもあり、スタッフの方がとても元気で気分を上げてくれるような掛け声をしてくださるので、まるでテーマパークに来たかのように楽しみながら撮影できました。   ▲9と4分の3番線にて   こちらは、命綱をつけて3時間かけて各自でゴールを目指すというサバイバルゲームが行える‘Go Ape!‘というところです。こちらの写真はゴールをし終えて賞状をいただいた時に撮影したものです。こちらは、この日目指していた目的地とは異なるところに行ってしまったため急遽予定を変更して訪れたところなのですが、スタッフの方もたいへん優しく日本人相手でも理解するまで丁寧に説明してくださいました。アスレチックはすべて体全体を使って進んで行くので、腕の力がかなり必要なところやバランスを保っていないと危険なところなどが多く、終始ドキドキしながら友人と協力してゴールを目指しました。 女子にはかなりきついコースであるように感じましたが、無事ゴールできて良かったです。終わったときはヘトヘトでした。常に命綱を装着して進んで行くくらい高いところで、下を見ると本当に怖くてずっと叫んでいました。ターザンのときは友人と何度もカウントダウンしてはやめてという繰り返しでした。途中で諦めそうになりましたが、落ち着いて進んで行くことができました。ロープはとても頑丈で何種類ものロープでつながれているので安心です。イギリスに来てこのような体験をするとは思ってもいなかったですが、日本でもなかなかできるようなことでもないので挑戦してみて良かったです。 インターネットやガイドブックでもあまり紹介されてない場所で、知る人ぞ知るというような観光スポットなのでぜひ訪れてみることをおすすめします。達成感が本当にすごかったです。   ▲Go Apeイメージキャラクターの猿の彫刻と共に   こちらは夜景を見に行ったときの写真です。日中の街並みも素晴らしいロンドンですが、やはり夜景もまた雰囲気ががらりと変わって美しかったです。 日本とは違うイギリスの歴史的な建築物をずっと目にしていた留学生活でしたが、毎日が新鮮で飽きなかったです。将来イギリスに来たときに「ここはこうだったね」というように友人と語り合えたら良いなと思います。   ▲イギリスのロンドン市内を流れるテムズ川に架かる跳開橋   ▲ピカデリーサーカスにて   何年後になるかはわかりませんが、またイギリスに訪れる日を楽しみにしています。次に海外へ行くときには今より成長した自分であることを目標に、この留学生活で学んだ自分で乗り越えることや友人と協力することや時には人に頼ることや挑戦してみることや勇気を持って話しかけることの大切さなどをこれからの生活に活かしていこうと思います。これからどんなにつらいことがあっても、この留学のことを思い出して自信に変えていきたいです。この短期語学留学に参加できて本当に本当に良かったです。 ありがとうございました。   看護医療学科1回生 今上実玖   【関連記事】 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.14(自由時間編2) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.13(自由時間編1) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.12 (WEEK2編4) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.11 (WEEK2編3) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.10 (WEEK2編2) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.9 (WEEK2編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.8 (WEEK1編4) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.7 (WEEK1編3) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.6 (WEEK1編2) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.5(Week1編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.4 (ホームステイ編2) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.3 (ホームステイ編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.2 (現地オリエンテーション編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.1 (イギリス出発編) 畿央大学夏期短期語学留学プログラム2018 現地リポートvol.0(事前オリエンテーション編)

2018.09.25

日本老年看護学会 2018年度 生涯学習支援研修会参加レポート~看護医療学科教員

2018年9月22日(土)~9月24日(月)の3日間、三宮コンベンションセンターで日本老年看護学会 2018年度 生涯学習支援研修が行われました。研修会では看護医療学科老年看護学の山崎尚美教授が生涯学習委員として、老年看護学の教員全員が運営協力員として参加しました。     この研修は、9月22日の基礎編と9月23日・24日の認知症看護対応力向上研修となっています。認知症看護対応力向上研修とは、2016年の診療報酬改定によって新設された「認知症ケア加算2」に対応して日本老年看護学会生涯学習委員会が主催する研修事業です。9月22日・23日の2日間、日本老年看護学会生涯学習支援委員会 委員長の北川公子先生(共立大学)もご挨拶に駆けつけて下さり、加算の要件としてのみならず、一人でも多くの方が研修を通して適切な認知症看護を知り実践してほしいという想いを語ってくださいました。     初日の基礎編では 「高齢者の心身の理解と生活機能の維持向上ケア」と題し、老人看護専門看護師の稲野聖子先生や西山みどり先生が高齢者の心身を捉える視点や摂食嚥下・排泄ケアについての援助などをご講演くださいました。     認知症看護対応力向上研修では、山崎教授をはじめ、佛教大学看護学科教授の松岡千代先生、認知症看護認定看護師の阿部慈美先生、岡山県片山内科クリニックの片山禎夫先生、兵庫県立大学看護学部教授の高見美保先生、大阪市立大学大学院看護学研究科教授の白井みどり先生、松江看護キャリアセンターの認知症看護認定看護師・髙原昭先生、大阪府立大学大学院看護学研究科教授の長畑多代先生と、多くの認知症ケアの著名な先生方がご講演くださいました。 内容は、認知症の原因疾患と病態・治療や入院中の認知症患者に対する看護に必要なアセスメントと援助技術、コミュニケーション方法及び療養環境の調整方法、行動・心理症状、せん妄への予防と対処法、認知症に特有な倫理的課題と意思決定支援、家族への支援、地域包括ケアと退院支援、チームアプローチ等多岐にわたり、講義や演習を交えて12時間の研集会でした。参加者は66名で、長時間の研修会にも関わらず皆さん熱心に聴講され、演習では活発な意見交換や、ケースに応じた具体的な対応策を考えておられました。     講義を聴講する中で、認知症の方とのコミュニケーションの取り方では、周りの環境からその方が置かれている状況を理解し、その方の心情を読み説くための想像力が必要であり、偏見を持って接しないことが大事であると改めて感じました、また、認知症の方への身体拘束では、すべての参加者の所属施設が何らかの形で身体拘束を行ったことがあるという現実を知り、医療現場での対応の難しさを感じました。しかし、この研修会に参加した方から認知症看護の認識が変わり、身体拘束をしなくても済む事例が少しでも増えればと思いました。今回の研修会では自分自身も認知症の方やそのご家族に対する接し方で刺激された部分が多々あり、また学生への実習現場の指導に役立てていこうと思います。   看護医療学科 助手 島岡昌代   【関連記事】 平成30年度第3回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 平成30年度第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 川上村健康力向上プロジェクト「認知症教室」を開催!~看護医療学科 「第2回韓国老人福祉(認知症ケア)研修」開催~看護医療学科 日本老年看護学会第23回学術集会に看護医療学科教員・健康科学研究科院生が参加・発表しました! 川上村民生児童委員会の方を対象とした「認知症を正しく理解する講習会」を開催!~看護医療学科

2018.09.21

就活レポート~就職活動の現場から~No.477(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第477弾! 看護医療学科8期生(19卒)Y.Tさん 病院(看護師) 勤務   【その病院に決めた理由】 学生時代に講演会を聞きに行くために東京へ何度か足を運びました。その過程で、東京は様々なことを専門とした人に出会う機会が多く、勉強できる場であると感じました。また、周囲から「東京に行くなら若いうち」という後押しもあり、東京の病院で働くことを決めました。一方で自分が極めたい分野が明確にありませんでした。そのため、インターンシップを通して、カンファレンスやケアを見学し、最新のエビデンスに基づき、先輩から手厚い指導を受け、看護の基礎を学ぶことができると感じた病院にしました。また、大学病院という教育機関で、しっかりとした母体がありながら、病床数が少なく、地域に根づいた病院であったことが大きな決め手でした。   【就職活動を振り返って】 就職活動を振り返ってよかったことは、興味の有る無しに関わらず、人気のある病院の見学やインターンに参加したことです。私のように明確に進みたい科や行きたい病院がない場合は、参加することで、なぜその病院が人気なのか身をもって理解でき、後悔のない就職活動をすることができました。 苦労したことは、面接での受け答えの内容を考えることでした。私は、自分の意見を持ち、伝えることが苦手なので、家族や友人に意見をもらい、伝わる文章にするためにキャリアセンターの方から助言をいただくことで乗り切りました。   【就職活動でPRしたポイント】 人の立場に立って考えることができること。海外インターンシップ、様々な講演会、ボランティアへの参加など、積極的に行動し学んできたということをアピールしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 急なお願いもたくさんしてしまいましたが、とても丁寧に優しく就職のサポートをしてくださいます。面接の練習や履歴書の添削等、的確なアドバイスを頂きました。キャリアセンターの方々の手厚いサポートのおかげで就職活動を乗り切ることができたので感謝しています。       【後輩へのアドバイス・メッセージ】 先生やキャリアセンターの方、友人、家族、看護師さんなどさまざまな方に相談し、1月ごろからインターンや見学会の予約をするなど、早めに動くことが大切だと思います。そして、病院を決める際は周りに流されず、沢山考えてみてください。沢山考えた結果決まった病院なら後悔せずに就職活動を終えることができると思います。また、学生生活はあっという間に過ぎ去るので、挑戦したいことは恐れず挑戦していただけたらと思います。全国にはたくさんの医療系の学生団体があります。そういった団体に所属し、全国の学生と交流することも大きな刺激になると思うのでお勧めです。 就職活動、学生生活は大変なことが多いかと思いますが、素晴らしい学生生活が過ごせるよう応援しています。    

2018.09.19

平成30年度第3回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科

2018年9月14日(金)、第3回目となる「Kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 津越」(認知症カフェ)が開催されました。 「kio オレンヂ喫茶(カフェ) in 津越」は、西吉野町津越地区で文部科学省の科学研究費助成(挑戦的萌芽研究16K15979: 代表 島岡昌代)を受けて行っている認知症施策推進事業(新オレンジプラン)に基づく事業で、「たとえ認知症になったとしても安心して暮らし続けることのできる地域づくり」を目標に、五條市地域包括支援センターや高齢者総合福祉施設はるす・西吉野さんの協力を得ながら地域住民の方たちとともに創りあげていく認知症カフェです。     「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)in津越」では、前半は地域の方が認知症についての理解が深まるような取り組みを行い、後半は「認知症について語る会」として認知症についての思いを語り合う場を設けています。今回は「認知症のイメージの変化と関心」をテーマに、参加者全員で話し合いました。今回の参加者は、地域住民の方11名、西吉野在宅介護支援センターの方2名、はるす・西吉野の職員の方が1名で、畿央大学からは看護医療学科老年看護学の教員3名と山崎ゼミ生4名でした。   『認知症の人との関わり方と相談場所』についてのミニレクチャー 講師の山崎尚美教授から地域住民の方々に、認知症の方への対応や、この地域での相談場所についての講義がありました。”認知症ケアはオーダーメイド”というお話があり、地域住民の方々もうなずいている様子が見受けられました。何が問題で、なぜ症状が起こっているのか、状態をよく観察してから関わることが大事だと学び、認知症に対する正しい理解が必要であると痛感しました。     「誤嚥にナラん体操」 講義の後にはリフレッシュです! 畿央大学の理学療法学科の教員が制作し、学生が実際に実施している動画(YouTubeにアップされている)をもとに、「誤嚥にナラん体操」を実施しました。皆さん一生懸命に映像を見ながら実施されていました。     認知症について語る会 今回は認知症に対するイメージや考えについて、以前と比べて変化した点や変化しなかった点、また認知症カフェに参加したことについての感想などを語り合いました。地域住民の方の中には、以前認知症の疑いがあった親の介護を経験された方もおられ、「あの時はイライラして、怒ってしまうことがありました。だけど認知症について学んだことで、あのとき知っていたらもっと優しく接してあげられたのに…と思います。多分知らないままだったらまた同じような場面で同じ行動をとってしまっていたと思います。だからこの機会に学ぶことができて良かったです。」という意見などがありました。参加者の方々は、身近な認知症の方との関わりをきっかけに、認知症の方への対応などへの関心をもつようになり、また認知症カフェに参加することでより関心を高める機会になったと話されていました。このような機会があることで、一人で悩むことなく誰かに相談でき、介護への不安や負担を軽減することに繋がると感じました。     今後も認知症カフェのように地域住民で集まる機会が欲しいと発言される方が多く、西吉野在宅介護支援センターの職員の方が、介護予防事業として地域内で集まり筋力体操やストレッチなどの介護予防活動を行うことができるという紹介もされていました。認知症カフェを通して、地域住民の方々と五條市の職員の方との意見交換が可能になり、いつまでも住み慣れた地域で暮らしていける環境ができると感じました。 本日の体験を今後の高齢者看護や認知症の方への看護を考える上で役立てていきたいと思います。             看護医療学科4回生 井上美香 島野綾子 野並あこ 前田理佳子   【関連記事】 平成30年度第2回「Kio オレンヂ喫茶(カフェ)in 津越」を開催!~看護医療学科 川上村健康力向上プロジェクト「認知症教室」を開催!~看護医療学科 川上村民生児童委員会の方を対象とした「認知症を正しく理解する講習会」を開催!~看護医療学科 平成30年度第2回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」を開催!~看護医療学科 平成30年度第1回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあい in 御所」を開催!~看護医療学科

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