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看護医療学科の新着情報一覧

看護医療学科の新着情報一覧

2018.05.16

平成30年度離島・へき地医療体験実習(野迫川村)レポートvol.1~看護医療学科

離島へき地医療体験実習は看護医療学科4回生の必須科目です。今年は、宇陀市大宇陀、川上村、五條市大塔、野迫川村、山添村の5地域で91人が平成30年5月15日(火)~5月17日(木)の3日間にわたり実習をさせて頂いています。   初日(5月15日) 奈良県内でも28度を超える気温があちらこちらで記録された昨日、野迫川村チーム18名はJR五條駅に集合、宿泊施設であるホテル野迫川のお迎えのバスで一路、野迫川村へ向かいました。まずは役場です。立て看板に「畿央大学」が! いつも温かく学生たちを迎えてくださる役場職員の皆様に感謝します。     野迫川村についてのオリエンテーションは、角谷喜一郎村長の「ようこそ野迫川村へ」で始まりました。毎年、ご多忙の中、予定を調整して私たちの到着を待ってくださいます。野迫川村は、村人口408人、日本一人口が少ない村で、高齢化率45%です。現在、保育園児が5人、小学生が6人、中学生が7人と、子どもの数も減っていますが、教育には変わらず力を入れておられ、「学校がなくなれば村もなくなる」というお言葉がとても印象的でした。     実習受け入れの段取りをしてくださっている住民課の吉井課長様より野迫川村の紹介を受けました。     保健師さんからは、速報データを使って住民の皆さんの健康課題が説明されました。二人の保健師さんが乳幼児から高齢者まですべて住民の保健事業を担当されています。     野迫川村ご出身の鎌塚警部補が、学生のリクエストに応え、休みを返上してオリエンテーションへ来てくださいました。この春、野迫川村に配属になり、43年ぶりに村に戻って来られたそうです。「自然が良い、と人は訪ねて来るけれどその良さが村の者にはわからないんだよ。人より獣の方が多い村、奈良県のチベット」と学生の笑いを誘いましたが、「村の絆が防犯に重要な役割を果たしている」というお話から、故郷を誇りに思っていらっしゃることを感じました。     平成28年4月に開署された奈良県広域消防組合野迫川村分署を全員で訪ねました。今年は救急救命士さんも配置されたとのことで、へき地における緊急搬送についての説明はもちろん、日ごろの「予防」(救急要請をするタイミングの周知など)活動についてお話を伺いました。「AEDの使い方はわかるかな?」まさかのシーン・・ 急性期担当の加藤先生の目が少し吊り上がりました(笑)。昨年導入されたドクターヘリの活躍についての説明でヘリナースへのあこがれが強くなった学生もいたようです。     野迫川村の観光スポット鶴姫公園,四方遮るものがなく、幸せの鐘「天空の響き」は、全ての神様に聞こえるとか?願いを込めて鐘を鳴らしました。     緑!緑!緑!白い風車が映えます。可住地面積が2.1%の野迫川村のこの景色でイメージできるでしょうか。残念ながら鳴門大橋は確認できませんでしたが、360度パノラマビューの美しさは間違えなく五つ星です。天体観測でも有名な場所です。     しかし、熊野古道にバスを止めて・・・学生の視線の先は↓      2011年の大規模土砂災害(表層崩壊)の爪痕、山肌が広くむき出しになっており、その大きさに言葉を失いました。 発災直後からボランティアに通った北股地区はオレンジの部分(堰堤)のすぐ下。     写真は世界遺産熊野古道小辺路。一時,立ち入れなくなった箇所もありましたが、安全確認が進められ、現在では国内外から多くの方々が訪ねて来られます。この時期の野迫川村としてはとても暖かい日でしたが、森の中は冷やっとしました。歴史や自然を学びつつ、とても気持ちの良い森林浴でした。     さて、明日の準備です!イキイキ100歳体操の復習もしっかりと。     続報もお楽しみに。   看護医療学科教授 堀内美由紀   【関連記事】 学生広報スタッフblog vol.225~看護医療学科「離島・へき地医療体験実習」レポート! 平成29年度離島・へき地医療体験実習 宇陀市大宇陀地区実習レポートvol.3~看護医療学科 平成29年度離島・へき地医療体験実習~宇陀市大宇陀地区レポートvol.2 平成29年度離島・へき地医療体験実習~宇陀市大宇陀地区実習レポートvol.1

2018.05.15

平成30年度第2回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」を開催!~看護医療学科

畿央大学と御所市高齢者対策課地域包括支援センター、住民が共同して運営している「金曜日カフェ〜つどい〜」で2018年5月11日(金)「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」(認知症カフェ)が開催されました。   「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かち合いin御所」では、午前中は認知症についての話で「認知症サポーター養成講座」としています。午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の人とその家族、介護をされている方、介護経験者、専門家などによる認知症についての思いを語り合う場を設けています。   御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と共同で行っており、この日の午前中のサポーター養成講義には、地域のボランティアの方3名と畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員3名、畿央大学健康科学部看護医療学科の学生5名、御所市地域包括支援センター職員4名、地域の方8名、合計23名の参加がありました。   <午前の部> 午前の部では大学教員による認知症に関する講義を60分間行い、その中で認知症のセルフチェックや誤嚥にナラん!体操を行いました。     山崎講師による講演『認知症について』 講師から住民の方々に認知症と物忘れの違いや認知症の種類・症状についての講義がありました。その中で、「自分の身近な人が物忘れではなく、認知症であるような発言がみられた場合、どのような対応をするとよいか?」について住民の方に質問していました。「自尊感情を傷つけない」声のかけ方が大切だということを聞き、「そうなのね。気を付けないと」とつぶやかれている方もいました。その後、簡単な認知症の気づきチェックリストを使い、住民の方にセルフチェックをしていただきました。その際に、畿央大学の学生も一緒にセルフチェックを行い、少しお話させていただきました。結果から住民同士で話されている様子や、「気を付けやなあかんな」というような発言もみられ、セルフチェックをすることで自身の認知機能について数字として知り、予防行動につながるのではないかと感じました。     『誤嚥にナラん体操』 認知症になると、噛む回数が減り誤嚥しやすくなることから、元気なときから予防することを目的に「誤嚥にナラん体操」が行われました。畿央大学の理学療法学科の教員が制作し、学生が実際に実施している動画(YouTubeにアップされている)をもとに、住民の方に、立つまたは座って、一緒に体操をしてもらいました。体操の内容自体は難しいものではないため、カウントに合わせて皆さん上手にされていました。簡単でしたが全身を使うことができるので、誤嚥予防だけでなく、転倒予防にもつながります。5分でできる簡単な体操なので、皆さんもぜひ行ってみてください!                               看護医療学科4回生                 井上美香 蔵本凜 島野綾子 野並あこ 前田理佳子     午前中の「認知症についての話」の時間では、畿央大学の学生5名が一緒に認知機能セルフチェックや体操をしたことで、参加された方も話がはずんでいろいろな話をされていました。     <午後の部> 午後は、「認知症の人の介護について語る会」で、認知症を介護されている方4名、地域のケアマネージャー4名、御所市地域包括支援センター3名、畿央大学教員3名、地域のボランティア3名の合計17名の参加がありました。 現在家族を介護されている方から、それぞれ介護の現状や困っていることなどの話をされ、それについて専門職のケアマネや地域包括、教員などが一緒に解決の方法を話し合いました。デイサービスなどの施設やかかりつけ医でも意見が違うことがあり、どうしたらいいのか悩むことも多いようです。家族の方は「その方法もありますね」と、表情が柔らかくなって帰られました。認知症の方の背景や現在の状態も多様で、どのかかわり方が良いのかすぐには答えの出にくいこともあるため、専門職の多様なアドバイスは参考になると思います。また、話を聞いてもらう事も安心につながります。     次回は11月9日(金)と少し先になりますが、気軽にカフェに立ち寄ってください。                              看護医療学科准教授 南部登志江   【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2018.04.23

がんから学ぶ「生」と「死」~看護医療学科「終末期ケア論」レポート

平成30年4月20日(金)、看護医療学科3年次配当「終末期ケア論」で外部講師をお招きしました。この授業は選択必修科目のひとつで、誰にでも訪れる「死」について考え、終末期の対象が抱く多くの苦悩を理解し、適切な症状マネジメントができる看護師をめざして、今年度も90名が受講しています。     第2回の授業となった4月20日(金)には、自らもがんと診断され苦しい治療を乗り越えて現在は奥様と二人、大宇陀グループホームラガールで静かに余生を過ごされている上西昭様に講義をしていただきました。     上西様は、教育者として長年活躍され、社会福祉などにも幅広く従事された経験をお持ちです。また、僧侶として、多くの命と向き合われただけでなく、死を前にして誰しもが抱く心の苦悩をケアされていました。そのようなご経験から、ご自身の病気や苦痛の体験さえも非常に達観された考えで受け止めておられます。   講義の中では、自身が幼少のころ、戦争を経験されたことから得た教訓や、病気で腕を切断した画家の友人から「これだけの腕が残って喜ばなければ・・」という言葉を聞いたときの気持ちを学生に伝えてくださいました。そのことに対して多くの学生が「失ったものを悲しむのではなく、今あるものに感謝し喜ぶことが大切だと考えて、自分たちも過ごしていきたい」と共感していました。 そして、ご自身が体調不良を自覚して複数の医療機関を受診した結果、肺がんと診断されたときの経験をもとに「がんは高齢者のみならず、若年の人も罹患する病気なので、体調不良がなくとも健康診断を受けて早期発見に努めてほしい」という啓発の言葉もいただきました。 肺がん治療中に同じように励ましあって治療を受けていた患者さんが亡くなられた経験の中で「私よりもはるかに若い方が先に逝かれた。年齢が若い方ががんの進行は早いので、若い方も十分に自身の健康を気遣ってほしい。」という気持ちを伝えてくださいました。     加えて、自身が経験した疾病体験や患者体験から 「苦しい人には、上下関係のない人としての向き合いや寄り添いが一番の支えになる。心から耳を傾ける。他事に関心を向けず、手を握らんばかりに気持ちを聴くことが大切です。また≪寄り添い≫とは、患者と同じ方向を向いて歩んでいくことです。」 と、看護を志す学生が忘れてはならないケアの礎となる言葉をいただきました。   最後に、ご自身が保護司として寄り添った身寄りのない方が、ご遺体を献体にささげられたときに「まだ、温かい今にも息を吹き返しそうな遺体を抱えて献体のお手伝いをしたことがきっかけで、自らも夫婦で献体する意思決定をしました」と話されました。この授業では、脳死判定や意思決定についても大きなテーマとしており、学生自身も命や死を深く考えるきっかけとなりました。     体調が万全ではない中、早朝より1時間以上かけて大学に出向いてくださった上西様でしたが、約45分間の講義のあとも学生が看護師として持ち続けるべき志をご自分の言葉で丁寧に伝えられました。 学生からは「今日のお話を聴いて、寄り添いや今あるものを喜ぶことの大切さを学びました。後期からの臨床実習を前に、いまは毎日大変ですが患者さんに寄り添い、心で仕事ができる看護師になれるよう頑張ります」とお礼の気持ちを述べました。     これから、高齢化がますます進み、多死社会を迎えるという背景のなかで看護師になる学生には、「人間の死に接近できる死生観」を養ってほしいと考えています。「その人らしく生を全うする過程を承認し支えられる看護師、終末期の患者さんから頼りにされる看護師」となってくれる人財が畿央大学の出身者から多く生まれることを願って、今後も創意工夫を凝らした授業を展開していきたいと考えています。 私たちも上西様から教えられた「仕事は心でするものです」という言葉を胸に、学生と寄り添っていきたいと思いました。     上西様、ほんとうにありがとうございました。また、ご多忙な中、授業に来てくださった学科主任の山崎先生にお礼申します。                         看護医療学科教員 對中百合、大友絵利香   【関連記事】 「第1回大韓老人療養病院協会主催研修」が開催されました~看護医療学科 ダイバーシケアに関するセミナー「異文化の理解と異文化におけるコミュニケーションのあり方」を開催! 認知症高齢者の緩和ケアをテーマに「第1回 認知症高齢者の終末期ケア研修会」を開催しました。 

2018.04.23

救急看護の基本、心肺蘇生法を学ぶ!~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」

看護医療学科3年次配当の専門科目である「急性期看護学援助論Ⅱ」では、手術療法を受ける対象への援助に加え、生命危機に瀕した対象への救急看護についても演習を含めた授業を行っています。今回は、救急看護の基本である心肺蘇生法について学生が懸命に取り組む様子を報告します。     この演習では、BLS(Basic Life Support)と呼ばれる一次救命処置の手順をアルゴリズムに沿って、正確に質の高い技術として獲得できることを目的としています。学生は2年次の急性期看護学援助論Ⅰで学んだ知識を整理して臨みました。   この日のシナリオは、路上で倒れている人を発見―呼吸なし―アルゴリズムに沿った蘇生法の開始―AEDによるショックを実施―蘇生に成功するという流れでした。 倒れている人を発見する場面では、リアリティに溢れるアクションで救急現場の緊迫感を演出していた学生が多くみられ、続く意識の確認では、モデル人形を大きく揺さぶって声をかけるなど、演習への意気込みが感じられました。     続いて、「救急車を呼んでください。AEDを持って来て。」と応援者に要請し、呼吸停止を確認、胸骨圧迫と人工呼吸を行いました。しかし、胸骨圧迫は正しく行うことがなかなか難しく、圧迫する深さや速さ・圧迫部位が微妙にずれるなど苦戦しました。おりしもこの日は、最高気温が25度を超える暑い日となり、みんな汗だくで息をあがらせながらの取り組みでした。 人工呼吸では、モデル人形の胸郭が膨らむことで息を吹き込むことができているかどうか確認するのですが、気道確保がうまくできなかったり吹き込みが弱かったりと思うように胸郭が上がらずに再三練習する様子が見られました。     授業が進むにつれて、胸骨圧迫のリズムや深さが安定し アンパンマンマーチのリズムに合わせて軽快に体を動かし、蘇生の技術を習得していました。   AEDを使った除細動では、すでに学習している致死性不整脈について頭に置いたうえで、AEDの音声に従って心電図解析を待ってショックボタンを押しました。実際に傷病者に遭遇したときに、傍に駆け寄って蘇生を開始することは、少しばかり勇気が必要かもしれません。しかし、医療者を志す学生の皆さんには 「自分をPUSH、胸骨をPUSH、AEDのボタンをPUSH」して、命の架け橋をつないでほしいと考えます。 これから4か月間は、後期からの臨地実習に向けて手術を受ける対象への援助を中心とした演習が続きます。課題も多く大変な時期ですが、自分に負けず丁寧に学びを深めてほしいと教員一同願っています。   看護医療学科教員 林田麗、加藤由加、菊谷美代子、大友絵利香   【関連記事】 がんから学ぶ「生」と「死」~看護医療学科「終末期ケア論」レポート 第5回BLS(一次救命処置)ブロバイダーコースを開催!~防災救命サークルWiL 救急蘇生法の演習を行いました!~看護医療学科「急性期看護学援助論Ⅱ」

2018.04.18

平成30年度第1回「Kioオレンヂ喫茶(カフェ)分かちあい in 御所」を開催!~看護医療学科

畿央大学と御所市高齢対策課地域包括支援センター、住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で2018年4月13日(金)「Kioオレンヂ喫茶(カフェ) 分かち合いin 御所」(認知症カフェ)が開催されました。   午前は認知症についての話で認知症サポーター養成講座としています。午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の人とその家族、介護をされている方、介護経験者による認知症についての思いを語り合う場を設けています。   御所市認知症啓発事業として、畿央大学健康科学部看護医療学科老年看護学教員と共同で行っており、この日は地域のボランティアの方3名と畿央大学看護医療学科老年看護学教員5名、畿央大学看護医療学科の学生4名、御所市地域包括支援センター職員4名、地域の方15名の参加がありました。   <午前の部> 午前の部では、大学教員による認知症に関する講義を60分間行ったあと、お茶を飲みながら日々の生活など学生や住民同士で自由に話し合いました。 また、住民同士の会話が落ち着いたころには、住民の方々と一緒に、認知症予防及び糖尿病予防のためにフラダンスを踊りました。   松原講師による「糖尿病と認知症について」 最初に、講師から住民の方々へ「糖尿病がどんな病気か」「身のまわりに糖尿病の人がいるか」といった質問をしていました。「合併症がある」「神経障害」といったワードが住民の方々から出たことから、みなさんが日頃から糖尿病について身近に感じていらっしゃる様子がうかがえました。     講義のあとは、畿央大学の学生も交えて、住民同士でお茶を飲みながらゆっくりとお話しする機会が設けられました。自身の健康状態や世間話をすることによって、他者との関わりがもてる場となっており、楽しそうな様子で会話が弾んでいました。     松原講師による「フラダンス」 松原講師の指導のもと、松原講師が準備したスカートや髪飾り、レイなどを身につけ、男性参加者も一緒になり教員・学生を含めた参加者全員で、フラダンスを踊りました。手と足を同時に動かすフラダンスは、ゆっくり説明を受けながらであれば簡単そうに見えましたが、曲に合わせて踊ると手と足の動きがわからなくなり、思っていたよりも難しかったです。 しかし、踊りがわからなくても、とにかく笑顔で踊るようにという説明を受け、必死になりながらも、みなさんニコニコしながら身体を動かしていました。フラダンスが身体を動かすいい機会となり、糖尿病予防や認知症予防につながったように思います。     看護医療学科 4回生 井上美香 島野綾子 野並あこ 前田理佳子   <午後の部> 午後の部では、認知症の人の介護をされている方、介護経験者やケアマネジャー、地域の民生委員、地域包括支援センター職員、大学教員の14名が認知症介護について語り合いました。介護をされている方が日頃の援助について相談されると、具体的な援助のアドバイスや視点を変えた考え方・方法など様々な意見が出てきてとても参考になりました。また、他の介護をされている方の話も聞かせていただき、介護でご苦労をされながらも、近隣の方にも支援を仰ぐなど工夫されている様子がうかがえました。相談者の方は、話し終わられた後「来てよかったです。ありがとうございました。」と笑顔で帰られました。 このように、認知症の人の介護をされている方は一人で悩まず、同じように介護をする方や専門職の方に話をすることで解決の糸口が見つかることもよくあります。もし介護で悩んでおられたら、お近くの認知症カフェを訪ねてみてください。 看護医療学科 助手 島岡昌代       【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2018.04.17

第5回BLS(一次救命処置)ブロバイダーコースを開催!~防災救命サークルWiL

看護医療学科4回生の谷田有加です。 平成30年4月15日(日)、小児外科の医師である小角卓也先生の指導のもと、看護医療学科の藤澤弘枝先生の見守る中、防災救命サークル「WiL」として第5回目のBLS(一次救命処置)プロバイダーコースを開催しました。   ▲ペアで技術の振り返りをしている様子。みんな意見を出し合ってすごく良い感じ!   このコースは、世界中の医療従事者や社会、病院で使われているアメリカ心臓協会(AHA)のガイドラインのもと、一次救命処置の技術を習得し、国際免許を取得することができるものです。今回は看護医療学科4回生1名、2回生2名が参加してくれました!みなさん、真剣に講義を受けてくださり、一生懸命、技術を習得してくれました!!   ▲試験前に復習タイム!頑張れ~   そして見事全員合格!BLSプロバイダーの資格を取得しました!おめでとうございます! 少しずつではありますが、正確なBLSを身に着た学生が増えており、とても嬉しく感じております。今後も、この活動を頑張っていこうと思っています。     防災救命サークル「WiL」という名前の由来は、BLSの国際免許を発行しているアメリカ心臓協会が2015年にテーマとして掲げた「Life is Why」の頭文字を逆さまに読み取ったものです。    「自分は何のために生きているのか?自分は何故助けるのか?」   その答えは人それぞれですが、私たちはその疑問から発展して、「大切な人を守る実践教育」をモットーにして活動しています。現在は看護医療学科・健康栄養学科・現代教育学科の学生29人が在籍しています(他の学科も募集しています!)。サークルとして設立したばかりなので、現在のメインの活動は日曜日(不定期)に開催するBLSプロバイダーコースと毎週木曜日の自由な勉強会ですが、一緒にサークルをつくっていきましょう!! 最後まで読んでいただきありがとうございました!!WiLはツイッターで最新の情報を投稿していますので、ぜひチェックしてください!  防災救命サークルWiL 部長 看護医療学科4回生 高田咲貴 谷田有加 【関連記事】 第2回BLS(一次救命処置)プロバイダーコースを開催!~看護医療学科 BLS(一次救命処置)ブロバイダーコースを開催!~看護医療学科 新生児蘇生法(NCPR)の結果発表!~看護医療学科 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」講習会を開催!~助産学専攻科 新生児蘇生法(NCPR)講習会を開催!~看護医療学科

2018.04.13

3回生対象「基礎看護技術自己学修会」を開催!~看護医療学科

3回生を対象とした「基礎看護技術自己学修会」を開催! 看護医療学科では、1回生の前期から2回生の前期にかけての1年半で基礎看護学について学び、講義や演習を通して基礎看護技術の修得をめざします。     学生は、その学びを元に3回生後期の各論実習に向けて更に学びを積み重ねていきます。しかし、修得した基礎看護技術を定着させるためには反復練習が必要で、意識して練習する機会を持たなければ、せっかく修得した技術もやがて忘れてしまいます。 そこで、学生が自分の基礎看護技術の修得状況の現状を把握し、各論実習に向けて意欲的に自己学修に取り組むきっかけとなれば…と考え、「基礎看護技術自己学修会」を企画・開催しました。     平成30年4月4日(水)は、「バイタルサインの観察(体温・脈拍・呼吸・血圧)」をテーマに自己学修会を行いました。 参加した24名の学生のほとんどが、約1年ぶりに脈拍や血圧測定を実施するということで、「あれ?忘れてる…?」と苦戦している様子がうかがえましたが、教員からのアドバイスを受けつつ何回も練習し、徐々にスムーズに測定できるようになりました。   【参加した3回生の感想】 約1年ぶりにバイタルサイン測定を行いました。1回目の実施後に振り返りシートをもらい、振り返りをしたところ、ところどころ忘れているところがあるなど、できていなかったことが見えてきて、とても復習になりました。また、先生方にご指摘・アドバイスを受けたことで、復習や新たな学習につながりました。有意義な自己学修会でした。参加してよかったです。 髙橋沙恵   バイタルサイン測定の観察は正直、頭の中では理解しているつもりでいたので自信はあったのですが、実際にバイタルサイン測定の観察を行ってみると、測定の手順や方法が曖昧な状態でした。1年前の授業では理解できていたはずなのですが、実際は忘れていることがたくさんありました。今回の自己学修会に参加したことで、忘れていた内容を振り返ることができ、また、自分に足りない部分を改めて再認識する良い経験になりました。 高松里菜   友人と手順を確認していく中で、1回生で学習したはずの知識や技術が抜け落ちていることを再確認できました。3回生での実習に向けてもう一度復習し、看護技術を身につけようと思いました。今回の学修会に参加して、とてもためになりました。 田中千尋       また、4月10日(水)は、「仰臥位から端座位への体位変換・車椅子への移乗介助」をテーマに自己学修会を行い、20名の学生が参加しました。端座位への体位変換や車椅子への移乗介助は、実際の看護場面においても実施する頻度が高く、患者さんが、安全に安楽に車椅子に移乗するためには、看護者が確実に技術を修得していることが重要です。     【参加した3回生の感想】 自己学修会の内容は1回生の基礎論で学びましたが、ところどころ忘れている部分がありました。今回の学修会では自分の忘れている部分は実際にやってみることで思い出すことができ、臨地実習に向けてよい学びとなりました。また、自己学修会があれば必ず参加したいです。 小池亘一   バイタルサイン測定と体位変換・車椅子移乗の演習に参加しました。看護技術基礎論や基礎看護学実習以来、実施をしていないことばかりでした。初めは的確に実施できるか不安でしたが、グループメンバーと手順を確認しながら実施したことで、これまで習得してきた技術をより確実に実施できるようになったと感じています。 田宮一樹   1回生の時に行った援助の基本をしたのですが、頭の中では何となく分かっていても体が追いついていないことを実感しました。また定期的な復習が援助を実施する上で大切だということを感じ、この自己学習会はとても私自身のこれからの行動を考える機会にもなりました。 野口美波       学年が上がるにつれて学ぶ内容も高度になり、学生生活はますます忙しくなるかと思います。基礎看護技術の練習の必要性はわかっていても、自分だけだとなかなか行動に移せない…という現状もあるかと思います。 しかし、患者さんに適した看護援助を提供するためには、まず、基礎看護技術を修得していることが必要です。今回の学修会をきっかけに、一人でも多くの学生が、より確実に基礎看護技術を修得できるよう自己学修に励むことを願います。   看護医療学科 基礎看護学領域 林 有学・須藤 聖子・小林 智子・中西 恵理   【関連記事】 新生児蘇生法(NCPR)一次コース講習会を開催!~看護医療学科 「母性看護学援助論Ⅰ」教員による授業レポート~看護医療学科 平成29年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科

2018.04.03

平成30年度入学式を行いました。

新たに586名が畿央生に!     2018(平成30)年4月3日(火)、畿央大学健康科学部333名、教育学部222名、健康科学研究科19名(修士課程10名、博士後期課程9名)、教育学研究科修士課程4名、助産学専攻科8名あわせて586名の新しい畿央生が誕生しました。学部は午前10時、大学院と助産学専攻科は午後3時から入学式を行いました。   桜も残る穏やかな天気に恵まれながら、新入生と保護者の笑顔でキャンパスは華やぎました。       冬木記念ホールで開催された健康科学部・教育学部の入学式では、学科長から新入生が一人ひとり呼名され、冬木正彦学長による入学許可をいただきました。     学長式辞では冬木学長が「建学の精神である『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』を実践し、自ら学ぶ態度を身につけてほしい」と述べられました。 続いてご来賓の山村吉由広陵町長、香芝市の吉田弘明市長、前垣昇司後援会長からも新入生へのエールの言葉をいただきました。     新入生代表の現代教育学科1回生の竹上はるかさんから宣誓、在学生代表の大津留黎さんから歓迎の言葉があり、閉式となりました。       閉式後には教員の紹介、畿友会およびアカペラ部有志による学歌披露、畿央大学パフォーマンスチームKiPT、アカペラ部ADVANCE#、チアリーディング部TINKERSのコラボレーションによる「ウェルカムショー」で入学生を歓迎しました。     午後3時からは大学院健康科学研究科・教育学研究科および助産学専攻科の入学式が行なわれました。大学院および専攻科の入学生、全員の名前が読み上げられ入学を許可された後、それぞれの研究科長、専攻科長から祝辞をいただきました。より高度な学びと研究活動に向けての決意を固める、緊張した中にも和やかな入学式となりました。     新入生の皆さん、入学おめでとうございます!     ●入学式の様子は、大学公式facebookページでもご覧になれます。

2018.03.26

同窓会レポート~看護医療学科6期生!

2018年3月10日(土)に心斎橋のレストランにて、看護医療学科6期生の初・同窓会を開催しました! 昨年3月に卒業してから、それぞれにあっという間の1年間でした。 久しぶりに会う友人とは積もる話がありすぎて、会が始まる前から大いに盛り上がっているようでした(笑)     みんなで乾杯した後は、おいしいごはんとお酒も手伝ってさらに話も弾み、席を行ったり来たり(もちろんごはんとお酒の補充も忘れずに。笑)せわしなく楽しみました!(^^)!   思い出話に加え、仕事の話や、助産学専攻科へ進学した子の実習や勉強、国家試験の話など話題は尽きず、2時間では到底足りません(^_^;)笑 お開きになってからも二次会やらなんやらと、最後まで話に花が咲いていました。     この1年間を社会人として頑張ってきた人、さらに勉強に励んだ人、歩んだ道は一人ひとり違いますが、こうして集まって笑って話せるのはとても幸せだなあと思います。 次に集まるときには、もう少し成長した自分を見せられたらいいな…と考えた夜でした!     看護医療学科6期生 亀崎洋海   ※畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2018.03.26

看護師・保健師・助産師(助産学専攻科)国家試験で現役合格100%を達成!~2018年3月卒業生

2018年2月に実施された看護師、保健師、助産師の国家試験の合格発表が3月26日(月)にありました。7回目の卒業生となる健康科学部看護医療学科では、看護師国家試験に93名が、保健師国家試験には19名が挑戦し、見事に全員合格をはたしました。   さらに今年が6回目の卒業生となった助産学専攻科でも卒業生9名が6年連続となる全員合格をはたし、4月から助産師としての一歩を踏み出すことになりました。   この結果、畿央大学としては看護職3資格のすべてで全員合格という、大変嬉しい快挙になりました。   今回の看護師国家試験合格率の全国平均(新卒)は96.3%、保健師は85.6%でしたが、本学の学生はよく頑張って、卒業生全員が合格をはたしてくれました。さらに専攻科の助産師でも、100%の合格という快挙でした。国家試験の合格を確実にしていくためにはしっかりとした準備が必要です。これからも、なお一層の支援強化をはかりたいと思います。 看護医療学科 学科長 河野由美

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