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看護医療学科の新着情報一覧

看護医療学科の新着情報一覧

2017.08.16

就活レポート ~就職活動の現場から~ No.421(病院)

 就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第421弾! 看護医療学科7期生(18卒) M.I さん 国立循環器病研究センター 勤務   【その病院に決めた理由】 半年間の実習を経て循環器について興味を持ち、心電図モニターでの観察・全身状態の細かい観察をして患者さんが急変しても迅速に対応ができるような看護師になりたいと思うようになりました。この病院は循環器病の専門病院であり、新人研修や一人ひとりの看護師が目標に沿ってステップアップできる教育体制が充実していることから高度な技術を身に付けることが可能であることに魅力を感じました。また、専門・認定看護師以外にCVENという国立循環器病研究センター独自の循環器の専門看護師への道もあり、私は将来的に循環器のスペシャリストを目指したいと考えているためこの病院を志望しました。   【就職活動を振り返って】 私は、実習に行きながら自分はどの領域に興味を持っているのか、理想の看護師像などを考えていました。実習が終わってからすぐに病院合同説明会に行き色々な病院の情報を集め、そこで興味を持った病院のインターンシップに参加しました。そうすることで自分が将来どのような看護師になりたいのか、どのような看護をしたいのかを明確にし、この病院ではそれが可能であるのかを考え、就職先を選ぶことができました。   【就職活動でPRしたポイント】 循環器に興味を持った理由や実習で学んだことを面接官の目を見てはきはきと答えるように心がけました。質問に対してどう答えたら良いのか分からないこともありましたが自分の考えを述べたり、自分の長所や意欲が伝わるようしっかりとアピールをしました。また、将来的に専門・認定看護師、CVENなどの循環器のスペシャリストを目指したいということもアピールしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 担当の西畑さんに、履歴書の書き方や添削、面接練習をして頂きました。入退室の動作、表現の仕方や伝え方など細かい部分まで見て、丁寧に指導して頂きました。私はとても緊張するタイプなので面接が不安だったのですが、西畑さんはいつも笑顔で私の良いところを見つけて励ましてくださいました。丁寧な指導のおかげで採用試験までに改善すべき点も見つかり、しっかりと対策をすることができたので本番も思っていたほど緊張せずに挑むことができました。本当にありがとうございました。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 4回生は、授業は少ないですが実習や模試、国家試験の勉強、卒業研究があり忙しくなるので早い時期から積極的に病院の見学会・インターンシップに参加して就職活動をすることをお勧めします。周りの友達が5月6月で内定が決まってきて焦ったりするかもしれませんが自分に合った病院を探し、しっかりと準備をして採用試験に挑んでください。頑張ってください。

2017.08.15

就活レポート ~就職活動の現場から~ No.419(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第419弾! 看護医療学科7期生(18卒) M.T さん 香芝生喜病院 勤務   【その病院施設に決めた理由】 私が就職する病院は設立して間もないということもあり、病院の歴史や患者さんにとってより良い環境作りに参加できるという点に魅力を感じました。また、病院見学会の際の看護部長や師長の言葉や看護観に共感し、自分自身のしたい看護を実践できるのではないかと考えたからです。   【就職活動を振り返って】 3月末に実習が全て終わり、なかなか気持ちを切り替えることが出来ず、就職活動を本格的に開始したのは4月中頃でした。周りの友だちが行きたい病院を決めていく中、私はなかなか行きたい病院が決まりませんでした。いろんな病院や雰囲気を知るために、合同病院説明会や病院見学会に参加し、そこで働いている看護師の話を直接聞いたり、病院の雰囲気を感じたりすることで、納得して病院を選ぶことが出来ました。   【就職活動でPRしたポイント】 自分の強みは状況を把握して、行動に移せるという点をPRしました。高校時代の部活動での話や、アルバイトでの話など具体的なエピソードで話しました。また、この強みを看護師として働く際にどのように活かしていきたいのかを話しました   【キャリアセンターと就職サポートについて】 履歴書や面接など、就職活動について何も分からず、不安でいっぱいでした。キャリアセンターの担当の方が履歴書添削をする時間や面接の練習の時間を作ってくださいました。時間をかけて私の伝えたいことを聞いてくれ、それを限られた文字数にまとめる工夫や面接練習でいい所や改善するべき点を丁寧に優しく教えてくれました。そのおかげで、自信をもって、本番に挑むことができました。       【後輩へのアドバイス・メッセージ】 周りは気にせず、焦らず自分のペースで就職活動を進めることが大切だと思います!分からないことや不安なことは、キャリアセンターの方を始め、看護医療学科の先生に相談すれば、優しく丁寧に対応してくれます!実習、授業、就職活動などいろいろ大変だと思いますが、学生生活を楽しみながら頑張ってください!!応援してます!      

2017.08.15

就活レポート ~就職活動の現場から~ No.420(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第420弾! 看護医療学科7期生(18卒) K.Iさん 大阪市立総合医療センター 勤務   【その病院施設に決めた理由】 一つ目が新人研修だけでなく経年研修等の教育体制が充実している事、二つ目に各診療科で高度で専門的医療を提供されている事、そしてそんな医療を提供する看護師は高度な知識と技術を持ち、学び続ける意欲が高く、そのような環境で周囲と切磋琢磨しながら知識や技術を身に付け、成長していきたいと考えたからです。また、実際にこの病院での実習を通して根拠のある丁寧な指導で多くの学びを得られた事と同時に、地域の人からの大きな信頼を得て、最後の拠り所としての機能を果たしている事にも魅力を感じました。   【就職活動を振り返って】 私は看護師だけでなく保健師課程の授業も受講していたので、周囲の看護師課程だけの学生に比べると授業数も多く、なかなか病院見学に行けなかったりしました。その間に友人は就職先の受験病院を決めてすでに面接練習を始めている学生も多く、焦ったりもしましたが、就職先は今後何年も自分が関わっていく場なので、後悔しないように複数の病院の見学会に参加してから、私が就職した病院の2回目の就職試験を受験することに決めました。     【就職活動でPRしたポイント】 まず自分の性格について明るく誰とでも楽しく会話し、積極的に自分の意見を述べる事が私の強みであることをPRしました。また、大学で他学科とグループワークに取り組む機会が多々あるので、その中でメンバー全員と笑顔で話し意見が言い合える雰囲気を作り、自分の意見を述べつつも中心となって他者の意見を尊重し、まとめるよう努力していることを述べました。さらに、学生自治会では副会長兼企画部で中心的役割を果たし、多くの人と接する機会が増え、協調性や統率力、コミュニケーション能力が磨かれてきたこと等もPRし、今後も看護師同士や多職種、患者様と良好な関係を構築して専門性のある的確な医療を提供したい事、自らの能力向上を目指して努力を続け、より質の高い看護を提供していくことをPRしました。また、面接時には笑顔で元気よく答え、自分の思いや考えが伝わるように心掛けました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 キャリアセンターへは病院から送るように指定されていた志望理由、自己PR、趣味・特技、希望部署を自分なりに文章として書き出してから行きました。応募書類提出期限の1~2週間前に行きました。そこで、文章を整えていただいたり、自分の思いを西畑さんに伝えながら適切な言葉を選択したりしました。また、面接練習や書類の送付方法など丁寧な指導を受けたことに加え、西畑さんから私の強みや良い点、改善点、多くの励ましの言葉をいただき、心強い就職サポートをしていただきました。     【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就職活動は今後自分が何年も働く場所になるので、実際に見学会に行って働く看護師を観察したり質問をし、就職場所を見極めていくことが大切です。また、自分の思いや考えをしっかり言えるようにグループワークや実習のカンファレンスをしっかり行うと良いと思います。面接が苦手な人もいるかと思いますが、特別なことを言うのではなく、自分の思いや考えを伝えるだけなので、笑顔を忘れずに日々頑張って欲しいと思います。     

2017.08.09

就活レポート ~就職活動の現場から~ No.417(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第416弾! 看護医療学科7期生(18卒) I.Mさん 大阪市立大学医学部附属病院 勤務   【その病院に決めた理由】 3次救急を受け入れている大学病院であり、最新の医療を学びづける環境が整っているということに魅力を感じました。また、将来は認定看護師の資格を取得したいと考えているため、キャリアアップに必要な支援・教育体制が整っていました。また、自分の求める看護と看護理念が一致していてここでなら看護師として成長していけると思い、決定しました。   【就職活動を振り返って】 4回生になる前からいくつか自分の就職したい病院を選択していたため、比較的スムーズに説明会や見学会に参加することができました。しかし、自分が予想していたより試験日が早かったため準備が忙しかったです。   【就職活動でPRしたポイント】 人生初めての面接で本番も緊張はありました。またグループ面接であったため当日は他の受験者がスラスラと受け答えしていることでより焦ってしまい、質問されたことに対して返答がつまってしまうこともありました。しかし、笑顔と面接官の目を見て答えることを忘れずこの病院で働きたい、頑張りたいという熱意を伝える姿勢で受け答えするようにしました。見学会ではたくさん質問し、私のことを覚えていただけるようにしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 面接練習で私は自分にとってマイナスとなる質問に対してそのまま返答してしまう傾向があったため、必ず終わりはプラスになるように返答するということを教えていただきました。そのおかげで就職活動を通し、自分の日々の思考を前向きにしていこうとする習慣がついてきたように思います。履歴書・小論文の添削・面接練習と丁寧に指導して下さった岡田さんに感謝しています。   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 4回生は、授業は少ないですが実習や研究などで意外と忙しいです。3回生の領域実習が終了してから自分の行きたい病院を探し始めるといわず、2回生や実習中から意識して考えておくことで4回生になってから気持ち的にも少し余裕をもって活動できると思います。 自分の仕事に対する思いを大切に、目指す看護が実践できる病院をじっくり選ぶことが納得のいく就職活動につながると思います。  

2017.08.09

就活レポート ~就職活動の現場から~ No.418(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第418弾! 看護医療学科7期生(18卒) N.Mさん 大阪市立総合医療センター 勤務   【その病院に決めた理由】 ライフステージが変化しても続けられるような配慮がなされており、看護師として生涯働き続けたいと考えている自身にとって魅力に感じたため志望しました。また、キャリア開発ラダーなどの主体的に取り組むことができる教育制度や、認定看護師育成支援制度など、支援を受けながらキャリアアップを図ることができる点も、志望した理由の一つです。   【就職活動を振り返って】 緩和ケアに興味があり、緩和ケアで有名なある病院に就職したいと以前から考えていて、説明会もその病院のみ参加していました。しかし、先生から「他の病院の見学会にも行ってみては?」とアドバイスを頂き他の病院説明会に行くと、私の求めている条件に合っており、内定を頂いた病院の採用試験を受けることにしました。候補を一つに絞るのではなく、複数の病院説明会に行って比較し、より自分に合った、自分のやりたいことができる病院を選ぶことが大切だと考えました。   【就職活動でPRしたポイント】 相手の目を見て、はきはきと答えることを意識して面接に臨みました。面接試験だと構えてしまうのではなく、人対人のコミュニケーションであることには変わりないので、質問の意図を正確に捉え、その意図に沿った答えを返すように意識しました。また、実習での場面を話す際は、その場面のみを答えるのではなく、そこから得た学びを伝えることに重点を置きました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 何から始めればいいのか分からない状態でしたが、担当の岡田さんが一から丁寧に指導して下さり、内定を頂くことができました。また、就職活動は自身にとって初めての経験であり、様々な不安が付きまといましたが、そのような不安も聴いて下さったので、気持ちの面でも助けられました。私は事前準備を確実にしていないと不安になる性格であったため、試験日を5月ではなく6月にし、なるべく余裕を持って自分が納得できるまで面接の練習に取り組みました。その結果、待ち時間はとても緊張しましたが、話し始めれば緊張はなくなり、リラックスして臨むことができました。これも、担当の岡田さんが何回も面接練習に付き合って下さり、自分で納得できるまで練習できたからだと考えます。   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 病院選びはとにかく早めに始めた方がいいです。4回前期は、離島・へき地実習や卒業研究、インターン実習など何かと忙しいので、早めに情報収集を行い、春休みから(在宅の実習もありますが…)説明会やインターンに参加した方がいいと思います。インターンは締め切られるのも早いので、気になる病院は必ずチェックしておいた方が良いです。  

2017.08.08

就活レポート ~就職活動の現場から~ No.416(病院)

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第416弾! 看護医療学科7期生(18卒) H.Sさん 市立池田病院 勤務   【その病院に決めた理由】 主な理由は、インターンで実際に行かせていただき、看護師さんの雰囲気がとても良かったからです。小さい頃から知っている病院で、明るく雰囲気の良い病院と聞いており、実際に病院に行かせていただくと、看護師さんと患者さんも仲良く話す姿がみられ、看護師さんと患者さんの距離が非常に近いなと思い、志望しました。   【就職活動を振り返って】 3月末に実習が終わり、その安堵感からすぐに就職活動に移ることはできませんでしたが、他の人がすでに始めていると聞き、焦りつつ始めることになりました。それでも、様々な病院の見学会やインターンに参加し、実際に自分の目でみることで今回の病院を選ぶことができました。やはり、スタートする時期は大切で早ければ早いほど自分に余裕が持つことができたのではないかと思います。   【PRしたポイント】 人の良いところを素直に見ることができるという長所。がん看護や終末期に興味があり、将来それらの認定の資格を得たいという意欲をPRしました。   【キャリアセンターと就職サポートについて】 履歴書の添削、面接の指導などとても親切に指導してくださいました。 特に面接の指導では、練習でキャリアセンターの方に聞かれた内容が採用試験でも聞かれ、自信と余裕をもって面接をこなすことができました。本当に頼って良かったと感じました。   【後輩へのアドバイス・メッセージ】 自分に合う病院は当たり前ですが、自分の目で見なければわかりません。病院説明会やインターンなど病院内を見ることができる機会はたくさんあるので、積極的に参加してみてください。病院を決める頃にはほとんどの実習が終わっているかと思います。残すは採用試験、卒論、国家試験だけになると思いますが、貴重な学生生活を有意義に送ってくれることを願います。頑張ってください。

2017.08.05

「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催しました。

畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、7月28日(金)に平成29年度第2回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」(認知症カフェ)が開催されました。   こんにちは! 看護医療学科4回生の大森と新郷です! 7/28(金)の認知症カフェ(通称:オレンヂカフェ)には、老年看護学分野の先生3人と私たち学生2人が行き、午前と午後に分かれてプログラムを行いました。   <午前> 松原先生による「糖尿病と認知症の関係性」についての講義 認知症カフェに来られた高齢者の方に、糖尿病のイメージについて質問をしながら、双方向的に楽しく講義をしてくださいました。 私自身も、糖尿病と認知症の関係性については、あまり知らなかったので、とても参考になりました。       御所市地域包括支援センターのセンター長による、認知症の非薬物療法の1つである「回想法」についての説明 昭和の頃の写真や映像などをスライドに示して、質問形式で行ってもらいました。 やはり、昔の写真や映像は鮮明に覚えている方もいて、積極的に答えている方もいらっしゃいました。       <午後> 認知症の家族の会の方と、認知症を家族に持つ奈良県在住の方を交えて、困っていることや、体験を話し合いました。 実際に認知症高齢者を在宅で介護されているご家族の方の、普段の困った体験などを共有し、どうしたら良いのかについて話し合っていました。 それだけではなく、各地のオレンヂカフェを巡って、抱いたイメージを話される方もいて、オレンジカフェの今後の在り方についても、議論がされていました。     ●今回の学び 認知症カフェは、認知症の方を持つ家族の方々が思いや体験を表出される場ではあるものの、認知症を抱えるご本人の方の表情が曇る場面も見受けられたことから、「自分のことを言われているのではないか」とご本人の心理的負担となっている場合も多いのではないかと感じました。話し合いの時間は、別室でゆったりと過ごしていただくなどの工夫をして、ご本人がそのような思いをしないように配慮する必要があると感じました。 今後、看護師として認知症の方に関わる際には、今日の学びを生かし、ご本人の思いにもより一層配慮して関わっていきたいと思います。 看護医療学科4回生 大森あきら 【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む

2017.08.02

学生広報スタッフblog vol.225~JICA関西・WHO神戸センターで学ぶ国際看護!

こんにちは!看護医療学科4回生 学生広報スタッフの當摩宥佳です!   看護医療学科4回生の必修科目として「国際看護論」という授業があります。今回は、授業の一環として訪問した「JICA(国際協力機構)関西センター」と「WHO(世界保健機関)神戸センター」での学外学習について書きたいと思います!(^O^)   国際看護論とは、『国際社会の動向や世界の中の日本という立場を理解し、グローバルな視点で活動できる基礎を養うことを目的とする。 政治、経済、文化、など、さまざまな考慮すべき視点について考え、わが国の国際医療協力の概要と実例にも触れながら、異文化を持つ人々や異文化圏に住む人々への看護の在り方に対する理解を深めていく』(シラバスから抜粋)授業です。 日本と諸外国との保健医療の課題を比較し、国際看護(国際交流と国際協力)の意義と必要性を考えることや、看護師の国際間移動など、看護師を取り巻く国際状況、在日外国人の医療問題についても取り上げ、考えていきます。   私達は、7月26日(水)にJICA関西センターとWHO神戸センターを訪れました。まず、私達はJICA関西でJICA専門家※である柴田さんと、WHO神戸センターの職員である野崎さんのお話を聞きました。   ※JICA専門家とは、途上国からの要請や政府間の国際約束に基づいて、政府機関、教育機関などに出向し、政府や関係機関の職員に、技術や知識を伝えたり、制度や組織の改善を提案します。活動分野は教育や保健、医療、農業、環境など多岐にわたり多くの専門家は『技術移転型』の支援を行っています。   ▼JICA関西     まず初めにJICA関西の柴田様からご講義いただきました。柴田様は、JICA専門家としても活動されており、ODA(政府開発援助)の援助の1つである青年海外協力隊としてスリランカにボランティアで派遣されたことや、JICA専門家としての活動や技術協力プロジェクトの実際についてお話し頂きました。   ▼講義して下さったJICA関西センターの柴田様     講義の中では、途上国で亡くなった6か月の女の子の事例をだしていただき、その事例について、なぜそうなってしまったのかという「原因」と、どうすれば防げたのかとい「解決策」をグループで話し合いました。   ▼参加メンバーでのグループワーク     事例の原因と解決策を考え、それを言葉にするだけならそれほど大変ではありません。しかし、自分たちが住んでいない、行ったこともない国での問題は、実際に現地に行って住民の生活や価値観を知ったうえで、その国その地域に合った解決策を考えることが重要だと考えました。   ただ現地に行き援助を行うということは、簡単なことではありません。日本から物資を送るだけではなく、現地で住民と触れ合い知り合いながら、技術提供や教育・必要なシステム作りなど、援助を行うといった活動がとても重要であると感じました。   ▼WHO神戸センターの野崎様     次にJICA関西に隣接するWHO神戸センターの野崎様に、WHO組織や取り組みについてご講義いただきました。世界全体の「健康」を考えるにあたり、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジという考え方が重要だということ。ユニバーサル・ヘルス・カバレッジとは「全ての人が適切な質の保健医療サービスを適切な費用で受けられる」といった考え方です。WHO神戸センターはこのユニバーサル・ヘルス・カバレッジを目標にしていると分かりました。    また、これからの世界は、感染症との闘いや高齢化の進展により、医療費の高騰や保健医療人材の不足が考えられます。これから求められるイノベーションの答えは、千差万別であり、その答えを探すために、WHO神戸センターでは、様々な国のモデルを参考に研究を行っていることが分かりました。   ▼その後、WHO神戸センターの内部を、野崎様に案内していただきました!     とても貴重な機会で、みんなも興味津々で見ていました。この学外学習を通し、実際に途上国に行き援助を行った方や、世界を見ている方々のお話を聞いたことで、自分の中での国際協力や海外支援といったことへの考え方が変わったような気がします。 日本にいながら、他の国で必要な援助を考えるのではなく、自ら現地に行き、実際の生活やそこに住む人々を知り、日本とは全く違う生活・価値観の中で私達は現地の人々へどんなことが出来るかを考えることが非常に需要なのだと学ぶことが出来ました。今回の学びを活かし、私も貢献できることは無いか考えながら生活をしていかなければいけないと感じました。   一緒に参加した他のメンバーにも意見を聞いたので紹介します♪   『講義を聞いて、ボランティアで日本の母子健康手帳の制度を他国に持ち込んで知識や技術を広めていることを学びました。そして、その際には、他国の言葉、文化などを知ったうえで、取り組んでいく必要があると考えました』   『今回講義を聴講させていただき、実行すること・実現させることの難しさを感じました。途上国で起こる問題について、自分が変えたい・力になりたいと思い一歩踏み出すことは容易ではなく、実現させるために試行錯誤の連続で、何十年もそのことについ考える必要があると学びました。国際協力を行うためには、文化や環境の違いなどその場に行かなければ知ることのできない現状を調査しながら、実現に向けて現地の方々と共に学び、成長していくことが大切なのではないかと感じました』   【参加メンバーでの集合写真】   今回、ご講義いただきました柴田様、野崎様、本当にありがとうございました。また、このような貴重な場を設けてくださった堀内先生、ありがとうございました!                       看護医療学科4回生 當摩 宥佳 【関連記事】 指定難病の一つ「多発性硬化症」を学ぶ~看護医療学科「成人看護学対象論」 第32回奈良県母性衛生学会学術講演会 参加レポート!~看護医療学科 廣金・藤澤ゼミ

2017.07.25

「災害に強い大和の町づくりネットワーク」平成29年度第1回研修会を開催!~看護医療学科教員

平成29年7月22日(土)の午後、本学L202講義室に災害に強い町づくりネットワークの今年度第1回研修会を開催しました。テーマは「どうやって積み重ねる?発災時に求められる看護師の知識と技術の学び」です。     災害に強い大和の町づくりネットワーク【奈良県下の防災・減災・災害対策強化に関する経験や学び(知識や技術)の共有を目的としております】は、立ち上げから5年が経過し、今年度は、これまでの活動の中で得られた経験や知見を体系的に整理し、臨床に役立てるものとして返していきたいと考えています。     奈良県下の臨床や教育機関、行政におられる看護職28名が集い、発災後概ね24時間の病院勤務看護師に求められるコンピテンシー(役割を遂行するための能力)を養うためにはどのような学びが必要か、欲しいと思う教材は?について意見交換をしました。   今後30年以内に震度6以上の地震が起こる可能性が14%(昨年の熊本地震に関係した断層が16%でした)と報告されている断層が奈良県にはあります(その端は広陵町にも近いところです)。そうした危機的な状況にあることを受け、県内医療機関の多くで、耐震・免振工事や対応の見直しを急いでいますが、その中でも重要なのは人材育成です。   阪神淡路大震災発生以降、災害看護学は確実に歩み進めてきましたが、非日常的な災害時の看護は学びの積み重ねが難しく、その一方、あちこちで次から次に多くの大規模災害が発生し、検証が追い付いていない帰来もあります。ワークショップ前半の第1部では、「所属機関が大きな被害を受けている状況を想定した対応はこれまでもシミュレーションしたことがあるのでイメージしやすいが、所属機関に被害は無く、すぐ近くで多くの傷病者が発生している。つまり、すぐにも大勢の傷病者が一気に運ばれてくる対応はイメージが難しい」などの言葉が聞かれました。また第2部では、「コンピテンシーを養うべく学びのコンテンツは抽出できても、どのような教材が適しているか具体的にすることは難しい」という意見がありました。それでも、他施設での取り組みについて情報を得て発展させることで教材案が出された項目もあり、有意義な時間でした。       うだるような外の暑さにも負けない参加者の熱いディスカッションが、これからの奈良県下医療機関の看護師に対する災害看護教育に活かせるように、ネットワークのコアメンバーで形にしていきたいと考えています。     ご参加いただきました各施設の皆様、サポーターとしてご参加くださった防災士会・広陵町の東様、看護4回生富本くん、ありがとうございました。   なお本研修会は、学術研究助成基金助成金「災害初動における臨床看護師のコンピテンシー開発およびオンライン学修支援環境の構築」(課題番号17K12198)を受けて開催しました。今後は、先行研究や災害看護の事例などからコンピテンシーの妥当性を検証して、eラーニングを活用した効率的で効果的な学び方についても検討して参ります。         看護医療学科教授 堀内美由紀  教育学習基盤センター助教授 宮崎誠 【関連記事】 地域の防災イベントに教員・学生がボランティア参加!~看護医療学科 NHKが看護医療学科堀内先生を取材!~阪神淡路大震災から21年。災害看護~ 災害に強い地域づくりへの大学の貢献を考える-DMAT訓練を通して- 災害に強い大和の町づくりネットワーク 平成25年度第1回研修会を開催! 災害に強い大和の町づくりネットワーク活動 研修会を開催!

2017.07.25

ベテラン助産師による分娩介助の特別講演!~助産学専攻科

熟練助産師江口先生から分娩介助の応用 「側方介助法及び肩甲難産時の介助など」を学んで 2017年7月20日(木)特別講演で、谷口病院の病棟師長であり、分娩介助件数3,000件近くの経験をされている江口美智子先生から「側方介助と肩甲難産時の分娩介助」を教わりました。助産学専攻科3期生の先輩の山本果歩さんと谷口病院で勤務されている助産師の木内さんが、聴講と学生指導のために参加してくださいました。     江口先生の分娩介助は、左手で児頭の娩出を1~2ミリずつ骨盤誘導線に沿ってコントロールして、会陰裂傷しない母児にとって安全な分娩介助の技でした。左手と右手の力を巧みに交互に使い分け、ベビー人形が、まるで本当の胎児のお産のように見えました。   ▼講師でお招きした江口美智子先生   今までの分娩のとき、左手は児頭に添えているだけでしたが、今回の講義を通して左手での児頭の支えと分娩介助の姿勢の大切さを学びました。左手は児頭が飛び出すのを防ぎ、産婦の娩出力との調和をとりながら、陰唇が裂傷しないよう少しずつ娩出させることが重要であると学びました。そして、児頭が恥骨より上にならないように左手でしっかり支えることは想像よりも困難で、腰への負担がかかることを実感しました。     また、助産師は自分の体を守るためにも、腰を下げる体勢が重要であり、陣痛時には会陰から常に目を離さないことが大切であることも同時に学びました。 パニックに陥った産婦での分娩では、産婦の呼吸が乱れ娩出力が強くなり児が飛び出してくることがあるため、どのような時でも助産師が呼吸法を積極的に促し、調節していくことが重要であり、分娩介助の練習をする際には、実際の産婦をイメージし実施していくことが大切であると気づくことができました。     全体を通して、江口先生の手技に驚かされるばかりでしたが、実際にやってみることで、児と産婦の安全のために一つ一つに根拠があり、今後その技術をしっかりと身につけ、どのような状況にも対応できる精神力を養っていきたいと思いました。   ▼最後は全員で集合写真     この度は、有意義な講義が実現できたことに、江口先生はじめ学生指導を行っていただいた方々に感謝いたします。皆様、本当にありがとうございました。   助産学専攻科学生  青山加奈、川北明日香、川渕ひかり、塩原紗也夏、高脇優衣 【関連記事】 助産学専攻科【専攻科】 ベビーマッサージとマタニティヨガの特別講演!~助産学専攻科 日本母性看護学会学術集会 参加レポート!~助産学専攻科 児童養護施設を見学!~助産学専攻科「乳幼児の成長・発達」

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