看護医療学科の新着情報一覧
2017.12.07
平成29年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科
2017年12月2日(土)午後よりP301講義室において、看護医療学科「臨地実習指導者研修会」を行ないました。 この研修会は、看護医療学科の臨地実習指導者および本学教員が学生の看護実践能力の向上に向けて協働し、効果的な実習指導を行うことを目的として、また日頃の学生指導を振り返るとともに相互の交流と親睦を深める機会として年1回開催しており、今回で7回目となります。 当日は12月らしい寒さに包まれつつも陽ざしの穏やかな晴天に恵まれ、各施設から47名もの臨地実習指導者の方々にご参加いただき、本学教員を含めると70名を超え、盛会となりました。 <第1部 講演> 「発達障害の特性とその多様性について 多様性を持ったヒト(学生)を理解する」 畿央大学教育学部現代教育学科 准教授 大久保賢一 第1部は、本学の教育学部現代教育学科の大久保賢一准教授にご講演をいただきました。大久保先生によると「『発達障害の特性』は誰もが皆、多かれ少なかれ持っているもの」とのことで、誰もが持っている多様な人の特性について理解を深めることで、看護や実習に活かすことを趣旨として講演がされました。 講演は、発達障害の定義や法的な位置づけから障害学生の実態、発達障害の特性とそれに伴って経験している困難、発達障害における支援の難しさ、そして支援の方法へと、私たち参加者の頭の整理を促しながら、より具体的、実践的な内容へと講義を進めてくださいました。また、1つ1つ具体例を示して説明してくださいましたので、関わりの難しい学生の状況と照らし合わせながら、理解を深め、彼ら・彼女らが抱えている困難を再認識することができました。 そして、支援に関する基本的な考え方として「スキルトレーニング」「ツールの使用」「環境設定」の3点を挙げ、それぞれについて具体例を挙げて説明してくださいました。テンポ良くわかりやすい先生のお話に引き込まれ、あっという間に1時間が過ぎてしまいました。 特に印象的なものは「発達障害はスペクトラム(連続体)。この特性は誰もが持っているもので、この特性を一定以上持っていて、適応の障害を抱えている場合に発達障害と診断される」「発達障害そのものは基本的には治らない。それは良い・悪いで判断されるものではなく、その人の特性であり文脈によって長所にも短所にもなる」というお話でした。発達障害を抱える人を新たな視点で理解することができました。 最後に先生は、発達障害学生にとっての実習は「学生として失敗が許容されている中で、体験的に手ごたえを獲得していく機会」と捉え、大きな意義があるという言葉で結んでくださいました。この言葉をいただき、「発達障害(と思われる)学生の実習は大変」とだけで捉えるのではなく、彼ら・彼女らにとっての実習の意義を再考し、その特性に応じた支援をする必要があるのだと再認識させて頂きました。大久保先生のご講義にはその支援へのヒントもたくさんちりばめられていて、さっそく明日からの実習に活かすことができそうです。 <第2部 ワールドカフェ> 第2部では、食堂に場所を移し、ワールド・カフェが開かれました。ワールド・カフェは、会議室で日々繰り返される機能的な会議よりも、カフェで行うようなオープンで自由な会話を通してこそ、活き活きとした意見の交換や新たな発想の誕生が期待できる、という考え方に基づいた話し合いの手法です。本研修会では昨年度にこれを取り入れたところ、好評を博したため、今回もこの方式を採用することにしました。 まず、実習指導者、本学教員をシャッフルし11のグループに分け、最初は自己紹介の後、1部の講演での気づきや理解したことを意見交換しました。その後、グループに1名だけを残し、他のグループに行って、お茶を飲みながら別メンバーと話すというラウンドを2回行った後、最初のグループに戻ってきて、他グループでの意見交換をもとにまとめる、という流れでした。 第2ラウンド以降は、1部の講演に基づいて、発達障害を抱える人の支援に関する3つの基本的な考え方である「気づき(理解)を促す工夫」、「ツールの活用」、「環境設定」のテーマをグループごとに設定し、意見交換を行いました。和気あいあいとした意見交換でしたが、指導者の皆様が「できない学生には一緒に介入する」、「まず、患者の安全を確保した上でやらせてみて、うまくいかなかった理由を一緒に振り返る」など、学生の状況に応じて寄り添い、成功体験ができるように工夫をしてくださっていることをお聞きし、実習に携わる一教員として本当にありがたく思いました。 本来、ワールド・カフェでは、その内容を発表することはないそうなのですが、いくつかのグループに発表してもらうことにしました。その内容は、気づき(理解)を促す工夫として「学生の不安や悩みに気づく指導者の姿勢が重要」「笑顔で学生に接する」、ツールの活用では「人材がツール、モデルとなる人が人材として人を育てていく」、環境設定としては「相手を理解するためには上司からの発信が重要」など、いずれも素晴らしい発表内容でした。 最後に、本学看護医療学科長の河野由美教授による講評があり、楽しい時間はあっという間に過ぎていきました。実施後のアンケートにも、発達障害のことが良く理解でき、学生指導だけでなく新人の指導でも活用できる、他施設の実情も知ることができ、本当によかったなどのお声を多数頂戴しました。 今後も臨床側、大学側が「同じ思い」で進みつつ、学生に還元できるよう努力を重ねていきたいと思います。 看護医療学科 教授 山本裕子・准教授 文鐘聲 【関連記事】 平成28年度「臨地実習指導者研修会」を開催!~看護医療学科 平成27年度 臨地実習指導者研修会を開催しました~看護医療学科 平成26年度 臨地実習指導者研修会を開催しました。(看護医療学科)
2017.12.04
広報「こうりょう」でKAGUYAプロジェクト特集の連載開始!
既にご覧になった方もいらっしゃると思いますが、広報「こうりょう」平成29年12月1日号より、KAGUYAプロジェクト※の特集記事の連載が始まりました。 ※広陵町×畿央大学KAGUYAプロジェクトは、地元広陵町と畿央大学が連携して地域住民の健康を支援しながら「元気のヒケツ」を探る地域密着型研究プロジェクトです。詳細はホームページをご覧ください。 ▼画像をクリックすれば拡大できます 研究代表者の文准教授も協力して、よりよい健康づくり・まちづくりにつなげる本プロジェクトの目的や意義が住民の皆様にわかりやすく伝わるようマンガ形式になっています。 第2回からは、平成27年度、28年度に実施したベースライン調査の集計結果を、一部ではありますが、ご報告していきます。他の研究メンバーも順次登場します。 今後もどうぞご期待ください! ●広陵町×畿央大学「KAGUYAプロジェクト」ホームページ KAGUYAプロジェクトに関する記事はコチラから!
2017.11.28
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.51~11月勉強会は高齢者体験!
こんにちは!健康支援学生チームTASK※看護医療学科2回生の増田朱莉です。2017年11月16日(木)に、勉強会として高齢者体験を行いました! ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 今回は大学にある高齢者スーツを着用して、高齢者の日常を体験しました。内容としては、折り紙で鶴を折ったり、椅子に座っている状態から立ち上がってみたり、階段の昇り降りを体験しました。 鶴を折るのに時間がかかったり、うまく折れなかったりしたことから、指先を自由に動かせないということが分かりました。また視野が狭く、耳も聞こえにくいため、私たちが普通に過ごしている生活の中にも、高齢者にとって危険なことがあると分かりました。高齢者体験をしてみて、以前より高齢者の気持ちが分かったので、これから高齢者のために私たちができることはないか考えていきたいと思いました。 ▲TASKの「T]! 看護医療学科2回生 増田 朱莉 ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。
2017.11.22
平成29年度在外研究~フィンランドからの現地レポート
本学には教育研究水準の向上および国際交流の進展に資するため、学術の研究・調査等のため外国に在外研究員を派遣する制度があります。平成29年6月1日から平成29年11月30日までの期間、フィンランドのUniversity of Helsinki(ヘルシンキ大学)で看護医療学科の乾富士男准教授が、閉じこもり症候群及びその関連疾患(症状)を明らかにするために、双生児研究法による国際比較により研究を進めています。フィンランドから現地レポートが届きましたので、ご紹介します。 私は6月よりヘルシンキ大学社会科学部社会学科に招へい研究者として滞在しております。 ▼ヘルシンキ大学HPより 社会学と健康科学とどういう関係があるのかと思われる方もあるかもしれませんが、ヨーロッパの大学では医療や健康に関するテーマは社会学の主要テーマの一つです。ヘルシンキ大学はヨーロッパでも最古の大学の一つで、設立は1640年です。現在の場所に移転したのは1828年頃だそうです。街の中心にメインキャンパスがあります。街のシンボルともいえるヘルシンキ大聖堂とその前の元老院広場を取り囲む主要な建物の一つが、ヘルシンキ大学の本館です。その周辺に各学部の建物が点在しています。このことは、大学は街の主要な機能の一つであることを具体的に表していると思います。 私は社会科学部の中でも新しい建物にデスクを提供してもらっています。写真のように窓が大きく角部屋なので非常に明るいです。 こちらでは、学科のセミナー(教員と博士課程の学生対象、こちらのセミナーはディスカッションが中心)に参加しています。社会学にはいろいろな専門分野があるので、内容も多岐にわたっていて大変に興味深いです。 ディスカッションすることで多面的に物事を検討でき、研究にも磨きがかかるものだと改めて感じます。ちなみに、外国人が参加していてもいなくても、使用言語は英語だそうです。 社会科学には社会心理、社会政策、人口統計、社会学、など多岐にわたる分野があります。このセミナーでは健康に関するテーマという点では共通していますが、それぞれ異なったバックグラウンドを持つ専門家が議論するので大変に興味深いです。日本では、健康に関するテーマはどちらかというと医学系が中心ですが、ヨーロッパでは社会科学系での健康の研究も盛んです。今回の滞在を通して、社会科学系の知識を増やす必要性を実感できたことは一つの収穫です。 フィンランドはIT大国で、いろいろな活動がオンラインでできます。携帯電話の通信料も安いですし、WiFiもいたるところでアクセスできます。大学も例外ではなく、ほぼすべての手続き、連絡などがオンライン化されています。学生の試験もオンラインです。好きな時に受けられるようです。 ▼社会学部の建物 さて、生活していて少し感じたことも書いてみたいと思います。6月に来た時に驚いたのは、鳥(ホオジロガン、カナダガン、そして白鳥など)の行動です。 公園などにたくさんいるのですが、人が近づいても逃げません。道の真ん中を我が物顔で群れをなして歩いています。自転車が来ても、犬が来ても逃げません。人が避けて歩かなければいけません。これらの鳥は完全に野生です。誰も餌をあげませんし、鳥も餌をねだりません。この鳥たちは、私と同じように夏の間だけここに滞在しているわけですが、なぜか人を怖がりません。自分たちが危害を加えられないことを知っているのだと思います。ちなみに同じ種類の鳥を他の国でも見ましたが、人が近づくと飛び去りました。写真は白鳥の子どもですが、すぐ近くまで近寄っても逃げません。近くにいる親鳥も知らん顔をしています。このような鳥たちがいることが、この街の様子をよく表していると思います。この街の人たちは、多様性に対して非常に寛容で、他人にあまり干渉しません。それでいて、とても親切です。成熟した大人の都市だと感じています。 最後にここで行っている研究の話をしたいと思います。こちらでは、滞在期間も短いので、既存のデータの解析を中心に、新しいプロジェクトのアイデアを具体化する作業をしています。双生児研究に関して、フィンランドは世界の最先端を行く国の一つです。なので、こちらの研究者とのディスカッションは示唆に富んでいて大変有益です。 最新の研究成果を少し紹介します。日本の双生児の方たちに協力いただいて集めているデータを解析し、性格(自己効力感)と身体症状(疲労感)との遺伝相関を明らかにしました。また、うつ症状も加えて解析したところ、異なる2つの遺伝要因がそれぞれの形質に影響を与えていることが分かりました。このことは、私の主要な研究テーマである、「病は気から」のメカニズムの解明のための一つの手がかりだと考えています。この結果は、11月にマドリッドで行われた国際双生児研究学会で発表し、現在論文にまとめているところです。今後は、このような日本での研究成果をフィンランドなどの他国と比較することにより、病気や症状に関係する遺伝の影響だけでなく環境の影響を明確に解明していければと考えています。 ▼学会でのハンガリーのチームと大阪大学のチームの記念写真(一番左が乾准教授) 最後の写真は、10月末頃のヘルシンキの様子です。少し前までこの芝生の広場はホオジロガンであふれていましたが、どこかに旅立ってしまいました。今はすっかり雪に覆われています(ちなみにこの時期の雪は“普通ではない”そうです。念のため)。私もそろそろと帰国の準備を始めなければいけない時期のようです。 看護医療学科 准教授 乾富士男 【関連記事】 平成29年度 在外研究説明会を開催しました。 平成29年度在外研究~メルボルンからの現地レポート
2017.11.14
第4回「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催~看護医療学科
畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、11月10日(金)に平成29年度第4回「Kioオレンヂカフェ 分かちあい in 御所」(認知症カフェ)が開催されました。 「Kioオレンヂカフェ 分かち合い in 御所」では毎回、午前が「認知症サポーター養成講座」として認知症の講演、午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の方とそのご家族、介護をされている方や介護経験者、専門家などによる話し合いの場を設けます。この日は畿央大学看護医療学科の老年看護学教員3名と御所市職員2名、市民ボランティア2名で行いました。参加者は午前8名、午後10名でした。 〈午前〉 島岡講師による『認知症の話』 認知症の方の家族の目線で書かれた絵本「ばあばはだいじょうぶ」を紹介し、作者や講演者の体験談を交えながら認知症の症状・関わり方・家族への支援などについて話をさせて頂きました。会場には、認知症の方と家族の会の方も2名来られていて、飛び入りでご自身の介護体験談も話してくださいました。参加者の中には熱心にメモを取りながら聴かれている方もいて、「体験を交えての話がよかった」「なごやかで楽しかった」と喜んでおられました。 ブレイクタイムで『おでんゲーム』 『おでんゲーム』はチーム対抗で色画用紙に9つのマス目を書き、マスの中におでんの具を記入していきます。次に、参加者の方達にどんな具を書いたのかチームで1つずつ答えてもらい、ビンゴゲームのように縦・横・斜めの列が早く揃ったチームの勝ちというアクティビティケアです。 おでんの話をすることで季節を感じ、具を想起しグループメンバーとコミュニケーションを取り、その具をどこに配置するかを判断し、書くなどの認知機能を活用する目的で行います。この日も、「大根美味しいよね」「こんにゃく!」「私はじゃがいもが好きや」など楽しい声が飛び交っていました。中には「ねぎ」や「にんじん」など変わり種もあり、それぞれのご家庭によって具材も様々でおもしろかったです。 <午後> 介護者との体験談を交えて 午後は認知症の方とそのご家族、介護経験のある方などを交えて日々の思いを共有しました。認知症カフェにご興味のある方は、是非一度認知症カフェに遊びに来てください。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」は奇数月の第2金曜日10時~14時(一部変更があります)に開催されます。 【今後の予定】大学ホームページからご覧いただけます。 平成30年1月12日(金)・2月9日(金) 看護医療学科 助手 島岡 昌代 【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む
2017.11.07
就活レポート~就職活動の現場から~No.438(保健師)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第438弾! 看護医療学科7期生(18卒)S.Y さん 東大阪市(保健師) 勤務 【その自治体に決めた理由】 もともと小さい頃から馴染みがあったこともあり、自治体を検討している際に候補として挙げていました。その市が掲げている基本政策を見て、私が保健師として働くうえで力を入れていきたいと考えていたものと同じであったこと、また実際に説明会に参加して、実際に職場の雰囲気や仕事のやりがいなどを保健師の方からお話ししていただき、この市で市民の暮らしやすいまちづくりに尽力したいと思い、志望しました。 【就職活動を振り返って】 私は1月ごろにキャリアセンターに相談に行き、公務員試験の勉強を始めました。自治体によってSPIや専門試験など一次試験が異なるので、早めに確認しておくといいと思います。4回生は授業も実習もあり、思うように勉強ができず春休みにもっとできていればなあと何度も思いました。エントリーシートの添削、面接練習、作文添削など、キャリアセンターに通い、何度も練習して自信をもって試験を受けられるようにしていました。 【就職活動でPRしたポイント】 面接では自分自身のアルバイト経験や高校時代の部活動経験から、積極的にアプローチすることができる点、責任感をもって周囲を見ながら行動することを心掛けている点をアピールしました。グループワークでも、グループの進捗状況をみて積極的に発言することを心掛けました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 エントリーシートの添削から面接練習、グループワークでのアドバイスなどたくさんサポートしていただきました。あがり症の私は面接試験があるたびに面接練習に付き合っていただき、もう何回目???というくらい練習しました。色んな視点から質問してもらったことで、練習では詰まってしまっていたことも、本番では落ち着いて自分自身をアピールできたように思います。「気長に行こうや。」といつも言ってくれたことが、とても心強く、支えになりました。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 4回生は保健師の授業や実習、国試の勉強などでかなり忙しいです。なかなか思うように時間が取れずに焦ることもあると思います。あと、公務員試験は三次試験くらいまであるので、結果が出るまでの期間も長く精神的につらいこともあります。私自身、就活中ずっと内定を決めていく友達をみて焦っていました。でも、キャリアセンターの方や学科の先生に話を聞いてもらうことで気持ちを強く持ちながら頑張りきることができました。自分のペースでやるべきことをこなしていくことが大切だと思います。頑張ってください!
2017.11.06
平成29年度の科研費採択件数、私立大学で全国8位に(学生数5,000人未満)
学生数5,000人未満の私立大学で採択件数が全国8位(関西1位)にランクイン 文部科学省から科学研究費助成事業(通称「科研費」)の配分結果が公表されました。本学における平成29年度科研費は、新規応募件数49件に対し、新規採択件数20件(新規採択率40.8%)という結果でした。現在継続中の研究課題とあわせて、平成29年度は本学から49件の研究課題が採択されています。在籍者数1)5,000人未満の私立大学2)では全国8位(5,000人以上の大学を含めると全国56位)、関西私立大学で1位(平成28年度に引き続き2年連続)に位置しています。 1) 大学の在籍者数は私立大学協会「大学ポートレート」各大学 学生情報>在籍者数2017年より抜粋 2) 医歯薬学部附属病院をもつ大学を除く 【科研費について】科学研究費助成事業は、人文・社会科学から自然科学まで全ての分野にわたり、あらゆる「学術研究」を格段に発展させる独創的・先駆的な研究に対する助成を行うものです。科研費は国の最大の研究支援であり、大学の研究力を表す指標の一つと言えます。 また、新規応募件数40件以上の大学で、新規採択率40.8%は全国6位、私立大学では全国1位でした。科研費採択結果は本学の研究力の高さを客観的に示しており、高い研究力に裏付けられた質の高い教育が提供されている証明の一つと言えます。 全国私立大学 科研費採択件数ランキング ※医歯薬学部附属病院のある大学を除く 全国56位/在籍者数5,000人未満の私立大学で全国8位 ※黄色マーカーは在籍者数5,000人未満の大学 応募件数40件以上での科研費新規採択率 ※新規採択件数÷新規応募件数 全国6位/私立大学では全国1位 科研費関連の過去記事およびランキング記事 平成29年度科研費交付内定、採択率は50%に 科研費採択件数、学生数5,000人以下の私立大学で関西1位に(平成28年度) 就職率関西4位~AERAムック「就職力で選ぶ大学2018」
2017.10.25
畿央祭・ウェルカムキャンパス企画 がんカフェ「きらめき」を開催!~看護医療学科
平成29年10月21日(土)畿央祭初日に、畿央祭・ウェルカムキャンパスの看護医療学科企画として、がんカフェ「きらめき」を開催しました。 台風21号の影響による悪天候の中、地域の皆様・保護者の皆様を中心として、また本学の卒業生を含め26名の方々にご参加いただきました。当日は、済生会中和病院がん相談支援センター・地域連携室 がん看護専門看護師 小林さゆり氏をお招きし、「化学療法の副作用と上手に付き合うコツ~快適な日常生活を過ごすために~」というテーマで、ご講演いただきました。 講演では、がん治療と副作用、具体的な対処方法と治療開始時からの緩和ケアの必要性について、わかりやすくご説明いただきました。小林氏は「インターネットが普及した現代だからこそ、正しい情報を得ることで、がん治療を乗り越える力になる」と話され、参加された方々も大きくうなずいておられました。また、奈良県がんピア・サポーターとのフリートーク、乳がん自己検診モデルやがんカルタ、現在開発中の乳がん術後オリジナル入浴着の展示を行いました。 ▼人間環境デザイン学科とのコラボで制作している乳がん患者のための入浴着 奈良県がんピア・サポーターとは、奈良県がんピア・サポーター養成研修を修了された方々です。当日は、奈良県がん診療連携拠点病院等で開催されている「がんサロン」で、ファシリテーターとして活動されている、がん経験者3名にお越しいただきました。がん治療を経験した当事者として、現在がん治療中の方や、これからがん治療に臨む方と熱心に語り合っておられました。 【参加された方々の感想】 「“がんは1回かかると治らない”とかすごくつらいイメージがあったけど、今日の講演を聞いて、もし自分ががんになったときも頑張れそうな気がしました。すごくわかりやすくてよかったです」 「同級生や友人ががんで亡くなったり、手術を受けたりという話をよく聞くようになりました。自分にとっては“関係ない”と思っていたがんや治療について、今回お話しを聞かせていただいたことにより、身近なこととして感じられました。特に限られた時間のご講演で『化学療法の副作用』という点に絞られていたため、大変わかりやすく、これから先の心構えを持つことができました。ありがとうございました」 「正しい情報を理解することで安心を得る、とても良かったです。ありがとうございました!」 今回のがんカフェには、看護医療学科4回生2名と3回生1名がスタッフとして参加しました。 【参加した看護医療学科3回生 高丸華穂さんの感想】 がんカフェにお手伝いとして参加させて頂きました。ピアサポートの方に気軽に相談することができ、またがん看護専門看護師の方のわかりやすい抗がん剤治療についての講義を聴くことで、普段言えないようながんについての悩みを表出し、不安が軽減されたという意見を多く聴くことができました。また、乳がんの自己検診体験を通して、乳がんの早期発見に対する意識向上にもつながり、とても良い機会であったと思います。今後このような機会があれば、また参加させて頂きたいと思います。 2人に1人ががんにかかる時代となり、がんと共に生きる方々も年々増加しています。 しかしながら、がんと診断されたときの衝撃があまりに大きく、その辛さを誰にも打ち明けられないという方々も多く見受けられます。インターネットによって、情報が一瞬で手に入る時代だからこそ、情報量の多さに更に不安が大きくなるという悪循環に陥らないためにも、正しい情報を上手に活用することが重要なのだと痛感しました。 初めての試みでしたが、がん治療中の方も来場していただき、また一般の方にもこのがんカフェ「きらめき」開催を通して、「がん」について身近に感じていただき、正しい情報を得ることの大切さを実感していただけたのではないかと思います。 今後も、がんを治療しながら“生きること”について理解を深める機会を提供できれば…と考えております。 ご参加いただいた皆様方、がんカフェの開催にご協力いただいた奈良県がんピア・サポーターの皆様、誠にありがとうございました。 看護医療学科 特任助教 中西 恵理 【関連記事】 乳がん患者のための「入浴着」開発が話題に!~看護医療学科×人間環境デザイン学科
2017.10.23
奈良県認知症ケア専門士会第10回研修会が開催されました。
10月14日(日)畿央大学で、奈良県認知症ケア専門士会 第10回研修会が行われ、17名の参加者がありました。(今回はワークショップ形式のため少人数で行いました。) 開会にさきがけて、奈良県認知症ケア専門士会会長の山崎教授(本学看護医療学科教員)が挨拶をされました。 今回のテーマは松岡千代先生(佛教大学保健医療技術学部 看護学科 老年看護学教授)による『多職種連携に必要なコミュニケーションスキルを磨こう~TRUE COLORS 入門講座~』です。 松岡先生はご自身の多職種連携の難しさ、自分とはちがう価値観を持った方々との連携の難しさを経験され、そのとき『TRUE COLORS』 を知りました。『TRUE COLORS』の勉強をされ『TRUE COLORS 認定ファシリテーター』の資格をお持ちです。 『TRUE COLORS』について TRUE COLORS(TC)は、アメリカの心理学者カーシー博士による気質と行動パターン研究をもとに発展させた、体験型プログラムです。 人間関係やチームワークの向上、ストレス軽減、自己開発へと、幅広く活かすことができます。 TCプログラムでは、人間の持つ気質を「オレンジ」「ブルー」「ゴールド」「グリーン」の4つのカラーで表現。それぞれのカラーが自分の中でどう機能しているか...ワークを体験しながら、見て、聞いて、感じて、学んでいきます。そのため、難しい専門用語を勉強しなくても理解でき、職場や家庭生活、援助や教育の現場など、さまざまな場面に活用できます。意外と多くの人が、自分と異なる気質の相手を理解できずに苦労していたり、そもそも自分本来の持ち味に気づかず、周囲に合わせて無理していたりします。 TCを学ぶと、身近な関係も、仕事の上でも、ストレスが減ってお互いの「違い」が活かせるようになります。 TCプログラムの3つの柱は • 自分を知る • 相手を知る • 違いを受け入れる TRUE COLORS ジャパンホームページより セミナーではまず自分のカラーを知り、同じカラーでグループをつくりました。そしてそれぞれのカラーの特徴を他のグループに紹介する準備を行いました。同じカラーでのグループワークは時間配分の考え方や模造紙の使い方もよく似ており、とてもスムーズにグループワークが行えました。 その後、他のカラーの特徴を聴くと自分が今まで持っていた価値観はすべての人に共通するものではないこと、そのためカラーの違う人と何かをするとギクシャクする場合があることを改めて考えることができました。 しかし、この研修会で学んだことは自分と違うカラーの人は自分が苦手とすることを得意としていている人(秩序を大切にするゴールドの人には、自由な発想ができるオレンジの人がいると視野が広がる)、カラーの違う人とプロジェクトを行うと予想以上の成果があがるだろうということです。 今回の研修会を通して、プライベートでも仕事でも自分とは合わないと思っていた人にどんどん近づいていこうと思うことができました。 研修に参加された方からは、「新たな自分の内面を知ることができた」「楽しくて、4時間があっという間だった」などの感想が聞かれました。 看護医療学科 講師 寺田 美和子 ●日本県認知症ケア専門士会公式HPはコチラから! ●日本県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ●奈良県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! 【関連記事】 ・認知症の方々とタスキをつなぐ「RUN伴」に参加・協力!~看護医療学科 ・第18回日本認知症ケア学会に参加・発表!~看護医療学科教員 ・奈良県認知症ケア専門士会第8回研修会が開催されました。
2017.10.23
第3回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」を開催~看護医療学科
畿央大学と御所市、地域住民が共同して運営している「金曜日カフェ~つどい~」で、10月13日(金)に平成29年度第3回「Kio オレンヂカフェ 分かちあい in 御所」(認知症カフェ)が開催されました。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」では毎回、午前が「認知症サポーター養成講座」として認知症についての講義、午後は「認知症の人の介護について語る会」として認知症の方とそのご家族、介護をされている方や介護経験者、専門家などによる話し合いの場を設けます。 この日は私(畿央大学看護医療学科の老年看護学教員:寺田)と御所市職員と市民ボランティア3名で行いました。参加者は午前10名、午後13名でした。 <午前> 寺田講師による『認知症の話』と参加者全員で『フリートーク』 『認知症の話』では認知症の原因や症状・検査・治療、認知症の方やそのご家族への対応について話した後、DVDを観て認知症の方への実際の対応方法を考えました。 勉強の後は、参加者全員で『フリートーク』を行いました。認知症の方を介護されている方はおられなかったのですが、自分が認知症になったとき、夫が認知症になったとき、自分が病気になったときなど、皆さん心配しながらもその心づもりをされていることがわかりました。 「日頃思っていることを話せてよかった」と感想を頂きました。 <午後> 介護者との体験談を交えて 認知症の方を介護しておられるご家族の方の体験談を話して頂きました。認知症の妻を介護されている男性がご夫婦で来られました。夫が「介護は大変じゃないですよ」と話すと妻が「ほったらかしやからね」と笑いながらおっしゃり、ご夫婦で顔をみあわせて笑っておられた姿が印象的でした。このご夫婦を支えておられるのは娘さんです。また、介護中の方や、かつて介護をしておられた方から「周りに『家族が認知症だ』と言えるようになってから、周囲の助けがあり介護が少し楽になった」というお話しがありました。認知症サポーターが増えると介護している方が相談しやすくなると思いました。 「Kio オレンヂカフェ 分かち合い in 御所」は奇数月の第2金曜日10時~14時(一部変更があります)に開催されます。 【今後の予定】HPからご覧いただけます。 平成29年度 11月10日(金) 平成30年度 1月12日(金)・2月9日(金) 看護医療学科 講師 寺田 美和子 【関連記事】 ・過去の「御所コミュニティカフェの取り組み」記事を読む


