2015年の看護医療学科の新着情報一覧
2015.02.20
本学教員が国際学会で示説発表しました~看護医療学科
第18回EAFONS(18th East Asian Forum Of Nursing Scholars)が、平成27年2月5日(木)・6日(金)に、台湾にある国立台湾大学病院の国際会議場(TAIWAN, NTUH International Convention Center)で開催されました。 EAFONSは、日本、台湾、タイ、フィリピン、シンガポール、韓国、香港のアジア7つの国が参加する看護系の博士課程の学生や教員のために毎年開催され、今回で18回目になります。 今回、私は看護医療学科の教員としてだけではなく、本学の健康科学研究科博士後期課程で研究している大学院生として、このEAFONSでの研究発表を薦められ、初めて参加し、研究成果の一部ではありますが、「Autonomic nervus activity before and after lavor(出産前後の自律神経活動)」というテーマで、ポスターによる発表をさせていただきました。 私の発表は1日目(2月5日)の午後で、30分のディスカッションの時間がありました。 看護の研究発表は、看護教育や看護の実践報告が多く、質問紙や面接法などによる結果報告が多く見受けられます。アジア地域において私と同じような研究をされている方はほとんど見受けられませんでした。 興味深く見てくださった方はおられたのですが、やはり同じような研究をしている方に対して意見交換をしている方が多く、質疑応答に備えて準備してはおりましたが、意見や質問を受けることはなく、あっという間に発表時間は終了いたしました。 しかしながら、やはり国際学会での発表は世界への発信の場であり、帰国後、私の発表を他大学で見つけて興味を持って下さったアジア以外の国(ドイツ)の方から何度もメールをいただき、英文発表の凄さを感じています。 本学の大学院である健康科学研究科では、看護を「健康科学」の一つとしてとらえ、看護の対象である「人」をいろいろな角度から理解するために、看護分野の先生だけでなく、健康栄養学分野、リハビリテーション・運動行動学分野や環境デザイン学分野の先生方が、学科を超えて「人」の健康を探求することができるようにサポート体制が整っています。 看護の分野では、まだまだそのような研究は少なく、本学の「健康科学」研究は、今後の看護分野の研究を拡大していくためにより一層重要になると再認識いたしました。 このたびは、海外での学会発表に参加させていただく機会をいただき、ありがとうございました。 看護医療学科 講師 鷲尾 弘枝 【昨年の学会の様子】 East Asian Forum of Nursing Scholars参加レポート~看護医療学科教員
2015.02.17
学生広報スタッフBlog vol.161~合格者向け「プレエントランスセミナー」レポート2
こんにちは! 学生広報スタッフの、きーさんです☆ 立春は過ぎたものの、まだまだ寒さの厳しい日も続いていますね。 きーさんは小児看護学実習を終え、領域別実習もあとは在宅看護学分野を残すのみ! ここまで一度も休まず乗り越えて来られました(ちなみに授業でも無遅刻無欠席の皆勤を続けてます♪)。 保育園実習(小児)では幼児期の子ども達と思いっ切り遊んで楽しんだり、一緒に給食を食べたりと、楽しい時間を過ごせました♪(もちろん、記録はしっかり書かないといけませんが!) さて、今回は前回の続編!2月のプレエントランスセミナーにスタッフとして参加しました☆ 看護医療学科からのスタッフは前回と同じ、きーさんと小堀さん。 前回と違うところは、保護者説明会の会場でインタビューを受けたこと(^^) 社会人の頃は、仕事関係での付き合いが多く、視野が狭くなりがちだったこと。その経験から、医療関係以外の学部もある畿央大学を志望し、入学後も様々な課外活動を通して学科を超えた交友関係を築き、視野を広げる事につながっていった事など、畿央大学を志望して入学に至る経緯や入学してからの事を話させて頂きました☆ 他のプログラムはほぼ前回と同じで、今回は15名の合格者の皆さんに畿央大学看護医療学科を知ってもらうお手伝いをしました。 ▲在学生インタビュー ▲伊藤学科長のウォームアップ授業 ▲言語によるコミュニケーション ▲非言語によるコミュニケーション ▲懇親会♪こちらは優勝チーム ▲第2位のチーム☆ 実習体験を話させて頂く機会も前回に続いて与えて頂きました。 きーさんは小児看護学実習(病棟実習)での子どもとの関わりを、小堀さんは老年看護学実習での、うまく言葉で意思疎通が出来ない方との関わりをそれぞれお話しました。 これから看護を学ぼうとする合格者の皆さんに、少しでも響くものがあれば幸いです! そして、何より今回も、学科スタッフとオープンキャンパススタッフが協力してこのセミナーの運営協力をし、活動を通して交友関係が広がりました。 保護者説明会で話させて頂いたとおり、課外活動って本当にいいもんですね! ▲誘導スタッフ集合~♪
2015.02.10
看護医療学科の学生が日本公衆衛生看護学会で発表しました!
看護医療学科4年生 亀田さとみさんが、平成27年1月10日(土)~11日(日)に 神戸市国際会議場で開催された第3回日本公衆衛生看護学会で、卒業研究の成果を示説(ポスター)発表しました。 テーマは、「わが国における在宅難病療養者に対する災害対策の現状と課題」で、先行研究および自治体の公表資料から難病療養者の災害対策の現状と課題を明らかにし、今後の難病療養者に対する支援や防災対策のあり方について検討しました。 研究を始めた動機は、3年次の在宅看護学実習で訪問看護ステーションの看護師と難病療養者の訪問をした際に、対象者の方と家族は災害に被災されたときにどうなるのだろうと考えたことでした。 このことは、4年次の保健師の実習である地域看護活動論実習の実習施設が難病者支援を行う保健所設置市となったこともあり、実習のテーマにも設定して難病者に対する保健医療福祉の対策の実際を学び、災害時対策について積極的に聞き取りをするなど、学ぼうとする意欲と姿勢が一貫していました。 日本は地震を筆頭に自然災害の多い国であり、平常時から災害発生時の地域住民の生命保護のための対策が重要です。そのため災害対策基本法では、都道府県や市町村の責務が明確化されており、避難する際に支援を必要とする「要援護者」名簿の作成が義務づけられています。一方で難病療養者の実態については,保健所や在宅医療で関わる職種にしか把握されていない状況が考えられ、その状況を示す先行研究も限られていました。 今回の亀田さんの発表の特徴は、文献検討だけでなく、全ての都道府県のホームページに公開されている災害時要援護者ガイドラインの対象者に「難病」と明記されているか、一県ずつ確認してリスト化し、さらに日本地図上に示してその分布がひと目でわかるように可視化したことです。また近い将来に起こると予想されている東海地震被災地域の状況も保健所管轄別に可視化し、都道府県および市町村における難病者の災害対策については地域格差があることが明確になりました。 このことは、日本の災害対策の中でも、支援が必要な「要援護者」に対する対策について、東日本大震災後3年を経た現状を示すもので大変意義のあるものです。阪神・淡路大震災後20年を迎える被災地の神戸で開催されるこの学会で、ぜひ多くの地域保健医療福祉関係者に伝えるべき内容だと思い、発表への後押しをしました。 演題登録のための抄録作成、ポスター作製と国家試験の勉強に追われる中での作業でしたが、ヒントを示すと非常に短時間ですいすいと作っていけるので、指導する私がびっくりした次第です。 発表日が保健師の国家試験模試の翌日ということもあり、発表準備に思うような時間がとれない状況でしたが、当日は落ち着いて発表し、座長からの質問にも適切に答えることができました。多くの学会参加者が立ち止ってポスターを見てくださり、また大学等の研究者からも声をかけられ、用意した配布資料も全てなくなりました。 これから卒業後臨床で看護を実践していくうえで、支援を必要とする人々に対してケアを行う者としてきちんと状況を把握し、何をすべきかという視点を持ち続けていける看護者になってくれるものと多いに期待しています。 研究ゼミ担当教員 看護医療学科准教授 松本 泉美 [本人の感想] 在宅看護実習で生まれた疑問を地域から全国まで視点を広げて調査をすることで、日本の災害対策の現状や各都道府県・市町村での取り組みを学ぶことができました。災害時要援護者については明確に記載されていますが、難病についてはまだ病気や生活の困難さなどに対する認知度も低く支援も難しい状況です。 先行研究論文や難病者が書かれた手記を読んでいく中で、難病療養者の方々が自分の病気について知られたくないという思いがある実態なども見えました。このような方々を支援するためにも私たちは難病療養者の方々だけではなく、一般の方を含めた地域全体への働きかけが必要であることに気づきました。 今回初めて学会発表させていただき、発表を通して伝えたいことを人に伝える難しさを感じました。これから卒業後臨床で看護研究を行うにあたって、とても良い経験をさせていただきました。きっかけを与えてくださった松本先生に感謝いたします。 看護医療学科4回生 亀田 さとみ
2015.02.03
看護医療学科の学生が作った”しもいちーず”が下市町観光展で展示されました!
看護医療学科4回生の地域看護活動論実習でお世話になっている奈良県吉野郡下市町の保健師さんから、「実習中に学生さんが作った“しもいちーず”が,大和八木駅に隣接する施設に展示されます!」と電話をいただきました。 “しもいちーず”は、『下市』と『地図』をもじり、実習学生4名でが命名したマップです。 実習させていただく地域や住民の方々の生活を知るために行った地区踏査から実習中2週間の間に4人で回った集落、訪問した施設などから得た情報を書き込んでいます。 この模造紙2枚分の手づくりマップは、「なかなかの出来栄え」と実習指導者さんや下市町地域づくり推進課の職員の方にお褒めの言葉を頂き、要望があったので、学生たちの承諾を得て贈呈しました。 そして今回、1月28日(水)から2月2日(月)まで、かしはらナビプラザ2階イベントスペースで開催しているDEEP YOSHINO下市~下市町観光展~ に展示されました。 実習最終日、保健師さんと地域づくり推進課にお披露目に行って記念写真。「このマップを頂いたりできないですよね?」「何かお役に立つことがあるなら喜んで!」という風に贈呈が決まりました。 この地図作成への取り組みは保健師さんの提案で始めたものでしたが、時間を見つけては地域に出かけるうちに、「下市町への親しみ感が増し、もっと知りたいと思うようになりました。また保健事業に参加される住民の方々の生活もイメージしやすくなって、そうした事が功を奏し、会話も弾んで、さらに下市町への理解が深まったと思います。」と学生たちは振り返りました。 ご指導頂いた保健師さんをはじめ下市町職員の皆様、唐突な学生の声かけや訪問に応じてくださいました住民の皆様、各施設の方々に深く感謝致します。ありがとうございました。 看護医療学科准教授 堀内 美由紀
2015.02.02
「奈良県認知症ケア専門士会」第1回研修会が開催されました。
「関西で初の専門士会」 -平成26年度 奈良県認知症ケア専門士会 第1回研修会- 2015年2月1日(日)畿央大学にて、平成26年度「奈良県認知症ケア専門士会」第1回研修会が開催されました。 関西で初めて設立・開催されたこともあり、参加者は奈良県を始め、大阪府、京都府、三重県等から90人の参加がありました。会長は畿央大学看護医療学科の山崎尚美教授で、8名の理事と畿央大学から老年看護学の教員4名が運営スタッフとして参加しました。 認知症ケア専門士とは、認知症ケアにおいて5年間以上の専門的な技術・知識を持った専門士で、試験に合格し、さらに研修を積むことが課せられています。参加者は専門士でない方も多く、今回の研修会で興味を持ち、今後に認知症ケア専門士を受験したいという方も何人かおられました。 第1回研修会は、奈良県における認知症ケア専門士の数を増やすことやネットワーク作り、認知症ケア専門士の資質向上を目的に開催されました。 第1部は13:00~14:40で、京都で認知症カフェを開催しているNPO法人オレンジコモンズ理事の高木はるみ氏による、『認知症利用者を在宅で支える・多職種協働で認知症ケア専門士が果たす役割と実践』のテーマでの講演でした。興味がある方が多く、会場からも活発な意見や質問が出されました。 第2部は、2つの教室に分かれて専門士カフェが開催され、88名の参加がありました。 World Café方式で、それぞれのテーブルでテーマを決めて話し合いをしました。短い時間ではありましたがさまざまなテーマでの話し合いがなされ、参加者の意見で模造紙が埋め尽くされました。 テーマには、認知症ケアにおける悩みや課題なども出ていました。老年看護学の実習施設からの参加もあり、参加者の交流の場にもなったようです。 終了後のアンケート結果でも、おおむね「満足」という回答を頂き、今後の活動が期待されます。
2015.02.02
広陵町連携「介護予防リーダー養成講座」を開催しました。
畿央大学の講義・実習室を使って、介護予防リーダー養成を地域コミュニティーに拡大! 畿央大学は広陵町(福祉課地域包括支援センター)と連携して、『介護予防リーダー養成講座』を開講することになり、2015(平成27)年1月29日(木)、畿央大学P棟運動機能実習室において第1回目講座を開催しました。この講座は2月から3月にかけて原則週2回火曜日・木曜日行い、最終回3月5日(木)には認定試験および修了式が行なわれることになっています。 定員10名のところ昨年12月26日(金)の説明会には3倍の30名以上の応募があり、第1回目の講座には30歳代から最高齢77歳まで37名の方々が受講されました。 広陵町では転倒・骨折予防や認知症予防を目的として一般高齢者向けの運動教室を町内5箇所で開設していますが、年々参加者が増加してきており広陵町民の予防意識の高さが感じられます。国は団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて「元気な高齢者が虚弱高齢者を支える仕組みづくり」を重要課題としており、健康づくり・介護予防の担い手の育成が急速に高まっています。しかし、その養成と養成後に実際の地域活動につなげるのは容易ではありません。 今回の取組みは、大学のキャンパスを利用して理学療法士である大学教員が中心となり既存の運動教室への「サポーター」だけに留まらず、自主的な活動を行える地域支援の「リーダー」を養成することをめざしています。市町村単独で行う一般的な養成スタイルではなく、シルバー大学のスタイルを導入し、大学教員が中心となって養成を行うこと、また養成後に活躍していただく実際の現場へ実習にいくカリキュラムを取り入れた実習型の養成がこの講座の大きな特徴であり、全国的に見ても数少ない取組みです。 第1回目のテーマは、「介護予防、転倒予防とは」、まずは現状を知るということで、全国の死亡原因日本全国民の平均寿命と健康寿命の乖離の程度、および私たちの広陵町民のそれを比較、高齢者の死亡原因と要介護状態となる原因、転倒予防の大切さ、誤嚥になるのを予防する体操(「誤嚥にナラん!体操」)の内容、65歳以上の要介護別認定者数の推移、などについて学びました。 今後のスケジュールは以下の通りです。 回実施日主な内容 第1回 1月29日(木) 開講式、介護予防、転倒予防とは) 第2回 2月3日(火) 運動器の仕組みと加齢による影響 第3回 2月5日(木) 認知症、高齢者のうつについて 第4回 2月10日(火) ストレッチングの理論と実際 第5回 2月12日(木) 筋力増強、持久力向上の理論と実際 第6回 2月17日(火) バランス運動の理論と実際 第7回 2月19日(木) ロコモティブシンドロームとその予防法 第8回 2月24日(火) 体力測定実習と結果の解釈 第9回 2月25日(水) 介護予防教室サポート実習(学外実習) 第10回 3月3日(火) 運動指導方法論、リスク管理について 第11回 3月5日(木) 認定試験、修了式 ※修了後は、「広陵町介護予防リーダー」、「誤嚥にナラん!体操指導員」に認定されます。 ※畿央大学教員:理学療法学科高取克彦准教授、松本大輔助教、看護医療学科乾富士男准教授
2015.01.29
2/21(土)『認知症高齢者の終末期ケア』研修会を行います。
2月21日(土)畿央大学L棟において「認知症高齢者の終末期ケア」に関する研修会(文部科学省科研費助成基盤研究C:25593457 代表:畿央大学看護医療学科 山崎尚美教授)が開催されます。 認知症の人をケアする看護職・介護職が対象ですが、学生の皆さんも興味・関心がありましたら参加可能です。 ▲クリックで拡大します。(申込み用紙もコチラから出力できます) 主な研修内容は、下記の通りです。 ①認知症高齢者の終末期ケアに関する講義(講師;看護医療学科山崎尚美教授) ②グループホームの看取りの実践報告(宮城県・愛知県・奈良県・大阪府から4人が報告予定) ③看取り時の課題に関するグループワーク 無料ですので、是非ご参加ください。
2015.01.29
認知症カフェ『ひまわりCAFE』に協力しています!
オレンジカフェは、認知症の人を支える事業として広陵町が行う事業の一つです。 認知症に関心のある皆さんが気軽に集える場所であり、認知症の方やその家族が居場所を増やすためのくつろぎ空間として、カフェで楽しく過ごしながらレクリエーションやコミュニケーションを通じて情報交換ができるようにと提案されました。 また、介護をしているご家族や関係者の方の日々の負担を軽減できるように認知症に関する勉強会や専門職による個別相談会などのプログラムを実施いたします。 日頃の感じたことや疑問に思ったこと、辛かったこと嬉しかったこと、様々な思いを共有できる場として活用していただけます。 今回は、有料老人ホーム エリシオン真美ケ丘『ひまわりCAFE』として、 2015年1月~3月の火曜日に合計5回開催されます。 ▲クリックで拡大します。 畿央大学看護医療学科の山崎尚美教授も講師として参加されます。 (2月3日⇔3月3日講座をチェンジし、山崎先生は2/3(火)に介護講座を行います) 皆様のご参加をお待ちしています。
2015.01.28
2/1(日)奈良県認知症ケア専門士会研修会のご案内
2月1日(日)13時から、畿央大学L棟において、奈良県認知症ケア専門士会の第一回研修会が開催されます。 テーマは、認知症カフェに関する内容で、講師として高木はるみさんをお招きします。 ▲クリックで拡大します。 2014年9月21日に奈良県認知症ケア専門士会(会長:看護医療学科山崎尚美教授) が設立され、認知症ケア専門士の情報共有や認知症ケアの資質向上のため、この研修会が企画されました。 皆様のご参加をお待ちしています。 ▼申込み・問合せ等はこちら▼ 社会福祉法人 太樹会 和里(にこり)内 奈良県認知症ケア専門士会事務局 〒635-0075 奈良県大和高田市野口325番3 TEL:0745-52-0125 FAX:0745-53-0635
2015.01.26
畿央大学の「?」が「!」になる1分間ムービーをアップしました。