2024年の看護医療学科の新着情報一覧
2024.03.26
看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.6~【5日目】トンレサップ湖を遊覧!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。今年度からの復活に向けて、これまではカンボジアへの現地視察の様子をお届けしてきました。3月16日よりカンボジアに出発し、学生レポート第一弾では事前学習プログラム、第二弾では到着日、第三弾では病院研修、第四弾ではプチサストラ大学の学生との交流の様子、第五弾では病院施設の見学の様子を報告しました。今回はトンレサップ湖を訪問したレポートが届きました。 海外インターンシップ5日目は、カンボジアの村落における人々の暮らしや環境を見学するため、これまで滞在していたプノンペン市内から移動し、東南アジア最大の湖、トンレサップ湖に移動しました。 東南アジア最大の湖である、「トンレサップ湖」での暮らしの様子を見て、まず印象的だったのは、「こんな世界が本当にあるんだ」ということです。トンレサップ湖に行くまでは、本当に水上で生活することができるのかと思っていたのですが、ツアーガイドのEKさんから、水上であっても警察署、小学校、薬局などの設備が整っており、私たちと同じように暮らしているという説明を受け驚きました。 そもそも、なぜ水上生活をされているのかというと、水上生活者のほとんどはベトナム系の難民です。カンボジアでは国籍を持たない者は土地を買うことができず、やむを得ず水上生活を送っています。現在は、このような住居がトンレサップ湖に広がり約4,000人のベトナム人が漁業を営みながら生活しています。 私たちが訪れたのは3月のちょうど乾季の時期で、面積約3,000㎢と、日本でいうと鳥取県の面積に匹敵します。反対に、雨季にあたる11月上旬から5月中旬になると、湖の面積は約1万5000㎢になり、日本であらわすと中国地方(約18,000㎢)に近しい面積になります。この数字をみてもわかるように、雨季と乾季で面積が約5倍変わります。その理由は、メコン川が背景としてあります。雨季はメコン川(中国)からトンレサップ湖に流れてきますが、乾季では逆にメコン川に向かって流れることから、雨季と乾季で水の流れが変化します。そのため、雨量の多い時期には岸辺に住宅を移動させ、逆に乾季は水上での生活を送ることが可能となります。 その他EKさんからのお話では、トンレサップ湖に生息している魚は、卵が流されないよう木に産むそうです。そのため、カンボジアでは、木を許可なく伐採してしまうと、食料としている魚の生産量を減少させてしまうことにつながる為、刑務所に送られるようです。恐ろしいですね。 また、 ◎乾季に亡くなった人は土に埋めることが可能であるが、雨季に亡くなった人は、水位の上昇により同様に埋葬できないため板で作成した棺桶に遺体を補完し、乾季が訪れるまで高い木の上に乗せておくそうです。また、水上生活地帯が観光地であることから観光客の目の届かない森林に安置させるようになっているそうです。 ◎カンボジア(クメール人)では、亡くなった人を日本と同様に火葬します。しかし、骨壺に火葬後の骨を入れる前にココナッツジュースで洗うという習慣があります。その理由としては、ココナッツ自体中に種や埃などが入っていないため、体を清めることができるとされており、お骨を洗ったココナッツジュースを飲むことで長生きできると信じられているそうです。 ◎日本ではウナギを良く食べますが、カンボジアではウナギではなくカエルを食べるそうです。ウナギを食べない理由としては、前述した雨季の遺体安置が影響しており、人間の腐敗による液体が水中に流れ込むことによって、汚染物を好むウナギはそれらを食してしまうことからウナギを口にすることを拒むそうです。 というトンレサップ湖での保健医療に関する歴史や文化のお話もお伺いしました。日本とは異なる部分を改めて感じる一日となりました。 360℃湖の世界。今度は雨季にきてみたいです。 看護医療学科 岩﨑 真帆、杉本 萌佳、堀 愛梨 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.1~事前学習プログラムレポート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.2~【1日目】カンボジアに到着! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.4~【3日目】プチサストラ大学を訪問! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.5~【4日目】病院施設を見学! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.7~【6日目】最終日は遺跡巡り! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.8~帰国後「学びの発表会」を実施しました! 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編
2024.03.23
看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.5~【4日目】病院施設を見学!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。今年度からの復活に向けて、これまではカンボジアへの現地視察の様子をお届けしてきました。3月16日よりカンボジアに出発し、学生レポート第一弾では事前学習プログラム、第二弾では到着日、第三弾では病院研修、第四弾ではプチサストラ大学の学生との交流の様子を報告しました。今回は現地の病院施設を見学し、カンボジアならではの特徴を学んだ様子についてレポートが届きました。 海外インターンシップ4日目を終えました!本日は、午前はサンライズジャパンホスピタルの2日前には見ることができなかった外来、院内薬局、リハビリテーション室を見学させていただきました。 外来では他院からのフォローアップが多いため、初診の問診時間を長く取って適切な治療を行えるようにしていました。院内薬局では機械や、主に見る場所を変えることでミスを防ぐ薬剤監査が行われていることを知りました。リハビリテーション室では、電気刺激で随意運動を補助する器具や、認識能力を向上させられる器具を実際に体験させていただきました。この見学でカンボジアの方の家族を思いやる心や、向上心の高さ、新しいものを受け入れる柔軟さについて学ぶことができました。 午後からは国立小児病院、国立コサマック病院の見学をさせていただきました。 国立小児病院では、雨季になると感染症が増え、満床を超えることで簡易ベッドを使うなど、カンボジア医療の実際について知ることができました。 国立コサマック病院では、昔はお坊さんのための病院であったため、横に寺院があり、その中まで見学することができ、日本にはない光景に驚きました。 明日はシェムリアップに移動してトレンサップ湖に行き、カンボジアの歴史や生活について学ぶ予定です。体調管理をしっかりとして楽しみたいです! 看護医療学科3回生 伊藤 ひかる 2回生 村上 弥咲、森 理保菜 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.1~事前学習プログラムレポート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.2~【1日目】カンボジアに到着! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.4~【3日目】プチサストラ大学を訪問! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.6~【5日目】トンレサップ湖を遊覧! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.7~【6日目】最終日は遺跡巡り! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.8~帰国後「学びの発表会」を実施しました! 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編
2024.03.22
看護師・保健師・助産師、4年連続100%!~2024年3月卒業生
2024年2月に実施された看護師、保健師、助産師の国家試験の合格発表が3月22日(金)に行われました。13回目の卒業生となる健康科学部看護医療学科では、看護師国家試験に94名、保健師国家試験に11名が挑戦し、全員が合格しました。また、12回目の修了生となる助産学専攻科でも9名が助産師国家試験を受験し、12年連続となる全員合格を達成しています。 畿央大学としては、看護職3資格で4年連続全員合格という快挙です。これからもすべての学生の夢をかなえ、看護師、保健師、助産師として医療現場に送り出せるようサポートしていきます。 看護師・保健師・助産師国家試験合格率 5年間推移 2024年卒 2023年卒 2022年卒 2021年卒 2020年卒 看護師 100% (94/94) 100% (90/90) 100% (85/85) 100% (95/95) 98.9% (87/88) 保健師 100% (11/11) 100% (9/9) 100% (12/12) 100% (15/15) 92.3% (12/13) 助産師 100% (9/9) 100% (10/10) 100% (10/10) 100% (10/10) 100% (10/10) 例年通りのがんばりで、看護医療学科も専攻科も卒業生・修了生全員が現役合格を達成することができました。特に学部生は入学直後からコロナ禍での学生生活を強いられる難しい環境でしたが、努力を惜しまず学修に励んでくれたことに敬意を表します。これからも国家試験の合格を確実にできるよう、さらなる支援の充実をはかりたいと思います。 看護医療学科 学科長 河野由美 ▶看護医療学科ホームページ ▶オープンキャンパス特設サイト
2024.03.21
看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.4~【3日目】プチサストラ大学を訪問!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。今年度からの復活に向けて、これまではカンボジアへの現地視察の様子をお届けしてきました。3月16日よりカンボジアに出発し、学生レポート第一弾では事前学習プログラム、第二弾では到着日、第三弾では病院研修の様子を報告しました。今回はプチサストラ大学を訪問し、学生と交流した様子についてレポートが届きました。 本日はプチサストラ大学(University of Puthisastra/以下、UP)の看護学生と交流しました。午前は両大学の教員紹介後、UP学生にキャンパスツアーをしていただきました!図書館の中のeラーニングルームにビーズクッションがあり、学生がリラックスしながら勉強をしていたこと等が自由な校風で印象的でした。 その後、お互いのプレゼンテーションを通して、両国の大学や看護の特徴について学ぶことができました。また、お互いの第二言語である英語でグループディスカッションを行い、意思疎通をすることが難しく感じました。グループディスカッションでは、看護師をめざしたきっかけや、畿央大学とUP大学の看護についての学習内容の違いや共通点について話し合いました。このディスカッションを通してUP学生とかなり仲を深めることができました! また今回訪問した様子はプチサストラ大学のFacebookでもご紹介いただいています! 昼食は、大学の食堂でUP学生と交流しながらいただきました。 午後からは、カンボジアのAEONモールにあるサンライズメディカルセンター(SMC)で研修をさせていただきました。サンライズジャパンホスピタルで勤務されている畿央大学理学療法学科2期生の上野 友也さんに、SMCの説明を受けました。SMCは、サンライズジャパンホスピタルで問題となっていた、重症化してから来院する患者を少なくするため、重症化する前に受診できるように一般外来だけでなく健診やワクチン接種できる設備を整えた医療施設です。また、よりカンボジアの人々の生活に身近になるようにAEONモールの中に作られました。この施設では、SMCが、地域の人に求められていることを実現するために、まだ何も置かれていない部屋が用意されています。現在その部屋を何の部屋にするか検討しているところだそうです。 ところで今日誕生日の人がいたので、サプライズでケーキを渡しました!だんだん学生間の絆も深まってきたと思います。 最後に、UPの学生との交流やSMCの見学を経て、カンボジアと日本の違いや共通点を改めて知ることができました。明日も体調管理に気をつけて学修したいと思います。 看護医療学科2回生 宮本 浩実、西田 一葉、橋本 心春、巽 由妃 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.1~事前学習プログラムレポート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.2~【1日目】カンボジアに到着! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.5~【4日目】病院施設を見学! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.6~【5日目】トンレサップ湖を遊覧! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.7~【6日目】最終日は遺跡巡り! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.8~帰国後「学びの発表会」を実施しました! 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編
2024.03.19
看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。今年度からの復活に向けて、これまではカンボジアへの現地視察の様子をお届けしてきました。3月16日よりカンボジアに出発し、学生レポート第一弾では事前学習プログラムの様子を、第二弾では到着した日の様子をお届けしました。今回は病院での研修についてレポートしてもらいます。 海外インターンシップ2日目を終えました!本日は、サンライズジャパンホスピタルで研修をさせていただきました。「日本の医療を丸ごと輸出」して現地のスタッフとともに世界標準の医療を提供することを目的に設立された同病院には、理学療法学科2期生の上野さんが勤務されています。 午前は、オリエンテーションとして、サンライズジャパンホスピタルの医療事務の方にお話を伺いました。その中で、「DXプロジェクト」という、VRを活用して一次救命処置を行うという病院が行っているプロジェクトが印象的でした。 その後、実際にサンライズジャパンホスピタルへ行き、院内を案内していただきました。病院設立時、インフラが整備されていなかったことにより、近くの川が氾濫する恐れがあったため、地上階(日本でいう1階)には医療器具を置かないような設計になっていました。また、検査エリアは医療者の動線が短くなる設計であり、診察エリアは患者の動線が短くなる設計になっていました。このことから、カンボジアの文化と日本の病院の特徴をすり合わせた設計になっていることがわかりました。 午後からは、ICU・IPD・産婦人科を、看護師の方に説明していただきながら見学しました。カルテの記入について、サンライズジャパンホスピタルでは電子カルテを使用しているが、他病院では紙カルテを使用していると教えていただきました。カンボジアは多国籍の医療者が働いているため、ひとつの言語に絞ることが困難であるということが理由でした。日本の病院は大多数が日本人医療者であり、このような言語の問題が生じることは少ないため、カンボジアの特徴であると学びました。 見学後、学生間で学びを共有し、看護師の方とカンファレンスを行いました。 日本と異なる医療環境を見学することができ、充実した1日を過ごすことができました。夜ごはんには病院の方おすすめのお店に行かせていただきました! 明日は現地の大学生との交流があります。楽しみです! 看護医療学科2回生 梅原 麻綺、吉田 真里那、久保 楓花 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.1~事前学習プログラムレポート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.4~【3日目】プチサストラ大学を訪問! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.5~【4日目】病院施設を見学! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.6~【5日目】トンレサップ湖を遊覧! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.7~【6日目】最終日は遺跡巡り! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.8~帰国後「学びの発表会」を実施しました! 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編
2024.03.17
看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.2~【1日目】カンボジアに到着!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。今年度からの復活に向けて、これまではカンボジアへの現地視察の様子をお届けしてきました。事前学習プログラムの様子をレポートした第一弾に続き、今回はついに日本を飛び立ちカンボジアに到着した様子をお届けします。 今日、3月16日(土)から海外インターンシップが始まりました。早朝から飛行機を乗り継いでの長旅となりましたが無事カンボジアに着きました。日本とは異なり35℃と蒸し暑い気候です。 現地のホテル到着後、サンライズジャパンホスピタルの方々と夕食を一緒に食べ交流を深めました。私達を快く受け入れて下さり事前学習では学ぶことのできなかった現地で働く方々の声を聴くことができ、より一層カンボジアの医療に関心を持つことができました。 明日以降は実際の病院の見学が始まります。寒暖差がありますが、体調管理を万全に臨んでいきたいです。 看護医療学科 川西 聖弥、久田 伸幸、浅井 妃音、河野 実夢 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.2~【1日目】カンボジアに到着! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.4~【3日目】プチサストラ大学を訪問! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.5~【4日目】病院施設を見学! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.6~【5日目】トンレサップ湖を遊覧! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.7~【6日目】最終日は遺跡巡り! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.8~帰国後「学びの発表会」を実施しました! 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編
2024.03.15
令和5年度卒業証書・学位記授与式レポート~看護医療学科
令和5年度の卒業証書・学位記授与式が3月14日(木)に行われました。 大学全体の式典は冬木記念ホールで開催され、その後、P201教室にて看護医療学科の卒業証書授与式が開催されました。会場となった教室は、学科内教員の協力を得て、看護医療学科らしいレイアウトを施し教員からのメッセージボードを用意して卒業生を迎えました。 思い起こせば、今年度学位記授与式を迎えた学生たちは、2020年4月、新型コロナウイルス感染症が蔓延し始めた時期に入学しました。新入生オリエンテーション期間中に第1回目の緊急事態宣言が発出されオンデマンド型の授業から始まった学年でした。そのため友人との交流も少なくならざるを得ず、1年生の時は混乱する社会情勢の中での大学生活そのものへの不安も大きかったことと思います。 このような状況の中、学生たちは、演習をはじめとした大学での対面授業が制限付きながらも始まったことで、学友や教員たちとの距離を縮めていきました。 1年後期の基礎実習や3年次の各領域実習では、患者さんとお話しすることや直接触れる看護行為も制限されることが多い中、病院のご協力と教員の工夫により、Onlineでの実習で学びを深めることを併用しながら、患者さんに必要な看護を計画し実践していきました。 また看護師以外の保健師や養護教諭をめざす学生は、2023年5月より感染症分類が変更となったことで、地域や学校での実習をコロナ禍前と同様に行うことができました。 そして、卒業生を祝うかのように前日までの寒さから一転して晴天で春の到来を感じられる温かさのなか、94名が卒業証書・学位記の授与を受けました。 植田学部長の祝辞では、今後医療現場ではより一層看護職の役割の重要性が増すことから、卒業生には精一杯頑張ってほしいこと、そして河野学科長の祝辞では、患者さんを思いやる心の重要性について話され、今後それぞれの分野での活動への期待を含め、エールを頂きました。 学生一人ひとりに卒業証書・学位記が授与されるときの晴れやかな姿は、大変なことも多々あったことを乗り越えたことの自信を感じているようでもありました。 これから、それぞれ採用された病院や地域、学校での看護を担い、さらに助産師としての資格取得を目指して学びを深めていく卒業生の皆さんには、大学で学んだことを活かし、また共に学んだ学友とのつながりを活かして飛翔されることを期待しています。 担任団を代表して 看護医療学科 教授 松本 泉美 【関連記事】 卒業&看護師・保健師・助産師100%へのお祝いメッセージ!~看護医療学科教員 看護師・保健師・助産師、3年連続100%!~2023年3月卒業生 令和4年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を行いました。
2024.03.12
看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.1~事前学習プログラムレポート!
看護医療学科2年次配当「海外インターンシップ」は、海外の異なる文化や歴史、その中で築かれてきた保健・医療・福祉制度を学んで日本の制度や保障との比較をすること、グローバル化に対応できる看護職者としてのコミュニケーションスキルを身に付けることを目的としています。今年度からの復活に向けて、これまではカンボジアへの現地視察の様子をお届けしてきました。今回からは、海外インターンシップに向けた様子をお伝えします。 今年度の海外インターンシップは3/16~22まで2回生から4回生までの23名がカンボジアに出発します。今回は出発前事前学習の様子をお伝えします。 これまでの事前学習では、日本の看護についてや、大学の紹介についてプレゼン資料の作成を行ってきました。 今回3/12(火)は現地説明会として北原グループの西尾 匡紀さんとZoomで繋ぎ、カンボジアの医療体制の様子などをお聞きしました。 西尾さんの勤める北原グループは、東京都を中心に病院を持つだけでなく、医療の国際展開を進めており、2008年からカンボジア事業を進めている医療法人になります。 西尾さんからは、カンボジアの医療体制の実情などを写真や他国との比較を交えて詳しく説明いただきました。 カンボジアの歴史の背景や、以前と比べて死亡原因の順番に変化があること、救急車の管制センターが無いこと、陸続きが故に国外で医療を受ける人が一定数いることなど、日本の医療体制とは異なる部分を説明いただきました。 また家族を大事にする姿勢が強いようで、入院者のベッドの隣に家族用のベッドを置いているのはカンボジアならではの様子ではないでしょうか。 説明後は質疑応答の時間を設けていただき学生からの質問にもそれぞれお答えいただきました。初めて海外へ行く学生も多いため、最後には暑さや食生活の対策など現地での過ごし方についても紹介いただきました。 西尾さん貴重な時間をいただきありがとうございました。 講演後はグループ分かれ、「気候・文化・歴史・言語」、「保健・医療・福祉」、「看護基礎教育」をそれぞれ分かれて調べ、発表しました。 西尾さんの講演でも同様に触れていただいた内容もありましたが、調べていくことでより日本と異なる部分を感じたのではないでしょうか。現地に行く前に興味が湧くことが多くあったのではないでしょうか。 次回は、実際にカンボジアでのインターンシップの様子をレポートしたいと思います。お楽しみに! 看護医療学科 准教授 酒井 啓子 祐實 泰子 對中 百合 関連記事 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.2~【1日目】カンボジアに到着! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.3~【2日目】病院での研修がスタート! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.4~【3日目】プチサストラ大学を訪問! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.5~【4日目】病院施設を見学! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.6~【5日目】トンレサップ湖を遊覧! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.7~【6日目】最終日は遺跡巡り! 看護医療学科 海外インターンシップ2023 vol.8~帰国後「学びの発表会」を実施しました! 海外インターンシップメンバーで、畿央祭に参加!~ 看護医療学科 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.1~カンボジアで働く卒業生と情報交換! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.2~カンボジア視察初日レポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.3~カンボジア視察2日目のレポート! 看護医療学科「海外インターンシップ」再開への道 vol.4~カンボジア視察/シェムリアップ編
2024.02.28
ベビーマッサージとマタニティヨガの講義を受講しました!~助産学専攻科
2024年2月19日(月)、奈良佐保短期大学 生活未来科 生活福祉コース 特任教授 森田 婦美子先生によるベビーマッサージとマタニティヨガの講義を受けました。 ベビーマッサージ ベビーマッサージは、お母さんが赤ちゃんの肌に直接触れることで母子の絆を深め、下垂体後葉から分泌するオキシトシン(幸せホルモン)が赤ちゃんの前頭葉の発達を促進させることを目的としています。 ベビーマッサージは、発達の三原則(上から下、中心から末梢、粗大運動から微細運動)に沿って、赤ちゃんに話しかけながら行うことで、赤ちゃんの発達や愛着形成につながります。「特に1歳までにたくさん触れる」ことを意識してもらう関わりが重要であると学びました。 マタニティヨガ マタニティヨガは、妊娠中でも行うことができる妊婦さんのための身体と心をケアするヨガです。通常のヨガとは異なり、うつ伏せの姿勢や、お腹を圧迫するような強度の高いポーズを避けるなど妊娠中の身体を考えた負担の少ない動きを行います。妊婦さんが赤ちゃんと向き合う時間を作ったり、自分の身体のことを知る機会にもなります。 マタニティヨガを体験し、呼吸を意識しながら身体を動かすことで、リラックスしながら過ごすことができました。また、骨盤を整えたり、短息呼吸を行うなど、妊娠中からお産に向けた身体作りが重要であると改めて学ぶことができました。 今回、森田先生の講義・体験を受けて、実施するメリットを学びながら楽しい時間を過ごすことができました。今後は、一つ一つのケアの根拠や効果を理解したうえで説明し、お母さんが楽しく育児に取り組めるように関わっていきたいです。 助産学専攻科12期生 足立 百合菜、市本 有砂、森口 茉倫 【関連記事】 「NCPR(新生児蘇生法)Aコース」を受講しました!~助産学専攻科 第12期生事例研究発表会を開催しました~助産学専攻科| 新たな産育コミュニティをめざして「マタニティクラス」を開催しました!〜看護実践研究センター 熟練助産師から学ぶ分娩介助の応用「会陰保護技術と肩甲難産の分娩介助技術」~助産学専攻科 産婦人科医に学ぶ!会陰縫合理論と縫合技術~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅱ」 児童養護施設「飛鳥学院」を見学!~助産学専攻科「ヒューマンヘルス」 産婦人科医に学ぶ超音波診断法~助産学専攻科「助産診断技術学Ⅰ」
2024.02.28
看護実践研究センター認知症ケア部門主催「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」講演会を開催しました。
看護実践研究センター認知症ケア部門では、認知症を持つ人とその家族の生活の安定が図られる地域における支援体制の確立、さらに認知症を持つ人自ら認知症に向き合い共存していく生活への支援を追及すべく「認知症の早期発見から早期対応への支援プロセスの構築」を目的に地域住民や介護職、医療職、福祉職と連携活動を進めています。 令和6年2月10日(土)に「高齢者看護・ケアに活かすホリスティック・ナーシング」の講演会を開催しました。 ホリスティック・ナーシングとは、全人的に人をとらえた癒しを目的とするすべての看護行為を指す(米国ホリスティックナース協会)とされます。 当日は、米国上級ホリスティックナースの安井 豊子先生のご講演、訪問看護師・臨床アロマセラピストの宮田 彩さん、看護師の白井 かおりさん・古賀 香織さんの実践報告をしていただきました。医療・福祉関係者(看護師・保健師・助産師・介護福祉士・介護支援専門員など)・教育関係者(大学教員・専門学校教員など)だけでなく、アロマセラピストの方・一般の方、そして大学生の方など職種も年齢も幅広く、ほぼ申し込み定員に達する47人の方にご参加いただきました。 安井先生のご講演では、米国での活動や事例報告を交え、ホリスティック・ナーシングについて、とても分かりやすく説明していただきました。印象的だったのは、ホリスティック・ナーシングが患者・家族さんだけのものでなく、一緒に働く同僚や仲間をケアすることができるという事でした。また、呼吸一つでも意識する大切さ、誰かのために意識をして行うケアの大切さを学びました。講演会では、安井先生が大事にされているチベットベルの素敵な音色に合わせて、深呼吸を3回行う機会がありました。1回目は自分のため、2回目は大切な人のため、3回目は世界中のどこかで災害や戦争などで被害に遭われた方のためなどを想い、目を閉じ深呼吸を行いました。この時会場は、とても穏やかな空気に包まれ自分自身が癒されていることを実感しました。 宮田さんの実践報告では、訪問看護での終末期ケアとして、患者さんの症状や現状に合わせた精油の選択や施術の調整などを行い、苦痛症状の軽減をする時間をつくるためにアロマセラピーを取り入れていることを発表していただきました。限られた時間の中で、少しでも良い状態になるため、患者さんの価値観をとても大切に看護を行っている姿勢が伝わってきました。 白井さん・古賀さんの実践報告では、「時々入院ほぼ在宅」の現実をめざす中で、在宅復帰が難しくなった長期療養者さんへの生活という日常のような環境を整え、希望に寄り添う看護の発表がありました。患者さんという人でなく、私たちと同じ人生を歩んでいる生活者であることを意識し、日々看護を行っていることが伝わってきました。 どちらの実践報告も一人ひとりの想いに添った看護ケアを行っているのがとても伝わり、看護の素晴らしさを実感することができました。 最後の時間は、グループごとでディスカッションを行いました。ファシリテーターを任された学生さんたちが緊張した表情が印象的でしたが、参加者の方々の活発な意見交換の中で、真剣なまなざしや笑顔に変わっていくのがわかりました。また、意見をまとめ発表もしっかりと行う姿をみて、改めて学生さんたちの力を感じることができ、とても充実した時間となりました。色々と協力していただき本当にありがとうございました。 参加された方々からは、以下の感想が寄せられました(原文)。 ホリスティックケアやアロマテラピーなどの新しい取り組みは、現状はボランティア的な位置付けで、人手不足で忙しい医療、介護現場に置いては、したくてもできない、受けたくても対応できる人もシステムも整っていない状況と思います。でも実際には非常に大切なケアであり、これを何とか医療行政に組み込んで、費用も人もかけられる仕組みを作り上げることが、今後の医療にとって急務であると感じました。 先生のベルは良かったです。みんなであの場で繋がりを感じました。自分ごとだけではなく、世界のことにも思いを馳せる広い心をもつことができました。 また、畿央大学の先生や学生さんたちが優しく和やかで、居心地よかったです。お忙しい中、アロマやメッセージなどの気配りがあり癒されました。 ラベンダーのアロマが炊かれており心地よかったです。ありがとうございました。 ご参加いただいた皆様ありがとうございました。 看護実践研究センター 認知症ケア部門 看護医療学科 助教 伊藤千春 【関連記事】 畿央大学 看護実践研究センター 看護実践研究センター第9回研修会「地域共生社会の実現に向けて~様々な在留資格による外国人介護職受け入れの現状と課題~」を開催しました。|KIO Smile Blog 新たな産育コミュニティをめざして「マタニティクラス」を開催しました!〜看護実践研究センター 2023畿央祭・ウェルカムキャンパスで、がんカフェ「きらめき」開学20周年記念拡大版を開催!~看護医療学科 看護実践研究センター「親子のつどいサロン秋祭り」を開催しました 看護実践研究センター第8回研修会「医療的ケア児と家族が安心して暮らせる地域づくり」を開催しました。