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看護医療学科の新着情報一覧

看護医療学科の新着情報一覧

2012.08.09

就活レポート~就職活動の現場から~№131

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第131弾! 看護医療学科2期生(13卒) 片桐千晴さん 奈良県立医科大学附属病院 勤務   【志望理由】 私は患者さんの想いに寄り添った個々のニーズに応じた看護ができる看護師を目指しています。実習の際に看護師の方が、患者さんの少しの反応にも気づき看護する姿を見て私の目指す看護師像だと感じました。またチームワーク、職場の雰囲気の良さからこのチームの中で自分の理想の看護師像を実現させたいと思ったからです。 【就職活動を振り返って】 実習が終わってすぐに就職試験だったこと、就職活動を始めるのが遅かったことから、履歴書の提出や面接試験への焦りがありました。面接試験への不安が大きかった私は1期生の希望の病院へ就職した先輩から面接についてのアドバイスや応援の言葉をもらうことで自信につながり、試験に臨むことができました。就職活動をする際、早めから自分の行きたいと思う病院を見つけること、先生や先輩に頼ってみることで余裕をもって試験の準備ができ、自信につながるのではないかと思います。 【就職活動でPRしたポイント】 ・その病院で働きたいと思う意思と理由 ・自分の看護観とその病院との関連付け ・実習でのその病院のイメージ、印象 【キャリアセンターと就職サポートについて】 クラス担当の谷口さんには本当に親身になって就職へのサポートをしてもらいました。履歴書の添削ではどのように直せば良いか、どのように書けば志望の意思や自分のアピールができるかなど細かく丁寧に教えてもらいました。面接では「とにかく笑顔で元気良くいけば大丈夫」と言ってもらったことが印象に残っています。丁寧なアドバイスをしてもらったことも、自分の自信へとつながりました。キャリアセンターの方には本当に色々親身に対応してもらい感謝しています。 【後輩へのメッセージ・アドバイス】 早い時期から病院説明会に参加したり、たくさんの病院の特徴などを知ることが大切だと思います。そしてたくさんの病院の中から自分が行きたいと思える病院を見つけ、早くから就職試験に向けて準備しておくことで、実習と重なったときに余裕をもって就職活動に取り組めると思います。病院を見つけるヒントに実習があるかもしれません。自分の行きたい病院を見つけるためには看護観をしっかり持つことが大切だと思います。これから実習や就職活動、国家試験など色々大変ですが、息抜きの時間も作りながら有意義で悔いのない学生生活を送ってください!!

2012.08.09

就活レポート~就職活動の現場から~№132

就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第132弾! 看護医療学科2期生(13卒) 信濃亮佑さん 大阪医科大学附属病院 勤務   【その病院に決めた理由】 大学病院には様々な診療科があり、研修等で他部署と協働することで必要な看護技術を身につけることができると考えたからです。また救急医療に興味があり、多様な知識や技術を身につけ、患者様の急病や急変時に素早く対応できる看護師を目指しています。専門・認定看護師といったスペシャリストになることを目標としているため、看護ケアの質と幅を広げるには自分の適した環境でると考えました。病院インターンシップに参加し、実際に病棟のスタッフの方が患者様と関わっている場面を見学することができ、常に笑顔で優しい表情で接しておられました。看護部が目指す看護として「患者様と心で触れ合い、笑顔で向き合う」ということを目の当たりにすることができたと同時に私の看護観として患者様だけでなく、医療者にも信頼されることが看護にとって大切であると考えているため、自分自身が目指している看護を実践できるように努力していきたいと感じました。 【就職活動を振り返って】 私が就職したい病院を見つけることができたのは、実習先の病院だけでなく、病院合同説明会や病院見学、インターンシップに積極的に参加し、それぞれの病院の特徴などを知ることができたからです。実習と就職活動が重なってしまったため、実習中に必要書類を集めたり、履歴書を書くことに苦労しましたが採用面接日までの計画を立てることによって、効率よく余裕を持って面接に挑むことができました。面接練習では緊張して伝えたいことを全て伝えることができなかったが、練習したことによって本番では練習時の反省をいかして、あまり緊張せずに想いを伝えることができました。 【就職活動でPRしたポイント】 病院合同説明会や病院見学、インターンシップに参加し積極的に元気良く質問などをすることによって、病院の方々の印象に残るようにアピールしました。採用面接試験だけでなく、病院の事を知ろうとする態度が重要であり、PRにもつかなり採用面接試験を受ける前から好印象を持って頂きました。面接本番では私が今まで活動してきたこと(部活動、アルバイト、ボランティアなど)を通して何を学んだのか、またそれをどのようにこれから医療職としていかしていくのかということを伝えました。特に部活動では「先輩に対しても意見や考えを伝えていきたい」ということを伝えると、面接官から「それは看護師にとっても大切なことですね。その気持ちを大切にしてください」という言葉をいただきました。自分自身が活動してきたことを振り返り、医療職としてどのようにいかしていくのかという想いを伝えることが大切であると感じました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 私は実習中に履歴書を書き始めたので、書くのに時間がかかり添削をしていただくこともなかなかできませんでした。そこで実習中であることを考慮してくださり、担当の谷口さんにメールで添削していただいたり、西畑さんに見ていただきました。何度も書き直し、添削していただくことで自分でも納得のいく履歴書を書くことができました。面接練習では、マナー(お辞儀、歩き方、ドアの締め方など)を谷口さんが実演して指導してくださり、話す内容についてはホワイトボードを使い、ミニ講義も行っていただき親身になって教えて下さいました。そのため自信を持って面接本番に挑むことができました。内定報告をしたときの谷口さんの握手、西畑さんの「良かったね、おめでとう」がとても嬉しかったです。谷口さん、西畑さん、キャリアセンターの方々、ありがとうございました! 【将来の夢、目標】 救急医療について十分な知識や技術を身につけ専門・認定看護師になること。また患者様だけでなく、医療者にも信頼される看護師になることが目標です。 【後輩へのメッセージ】 就職活動に悔いが残らないように、積極的に病院合同説明会や病院見学など参加してください。また実習で学んだことや感じたこと(看護観)は病院選びの際に参考になることもあるので、辛いこともあると思いますが五感を使ってたくさん学んでください。そして実習や病院見学などを通して目標や理想とする看護師や看護観を考えていくことが大切です。勉強だけでなく、学生生活でしかできないことを大切にし、夢や目標に向かって頑張っていきましょう!

2012.08.01

8月19日(日) 助産学専攻科説明会を開催します

畿央大学では、高度な専門的知識を有し、保健医療の向上に寄与することのできる資質の高い助産師を育成するため、2012年4月、「助産学専攻科(1年制)」を開設しました。 今回の説明会では、助産学専攻科 宮田英子教授による専攻科の紹介や、施設紹介、個別相談等を実施します。事前予約は不要です。 みなさまのご来場を心よりお待ちしております。   日 時 2012年8月19日(日) 13:30~15:00(13:00~受付開始) 会 場 畿央大学(奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2)最寄駅:近鉄大阪線「五位堂駅」 アクセスはこちら プログラム(予定) 13:30~14:10助産学専攻科教授によるガイダンス(教育課程の特徴、年間スケジュール、入試など)14:20~15:00施設紹介・個別相談※内容・時間は変更する場合があります。 その他 事前予約不要・入退場自由です。来場された方には2013年度専攻科入試募集要項・願書を配布します。また会場では昨年度入試問題を閲覧していただけます。

2012.07.19

2012年8月19日(日)助産学専攻科説明会のご案内。

8月19日(日) 助産学専攻科説明会を開催します 畿央大学では、高度な専門的知識を有し、保健医療の向上に寄与することのできる資質の高い助産師を育成するため、2012年4月、「助産学専攻科(1年制)」を開設しました。 今回の説明会では、助産学専攻科 宮田英子教授による専攻科の紹介や、施設紹介、個別相談等を実施します。事前予約は不要です。 みなさまのご来場を心よりお待ちしております。 助産学専攻科のご案内はこちら   日時 2012年8月19日(日) 13:30~15:00(13:00~受付開始) 会場 畿央大学(奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2) 最寄駅:近鉄大阪線「五位堂駅」 プログラム (予定) 13:30~14:10 助産学専攻科教授によるガイダンス (教育課程の特徴、年間スケジュール、入試など) 14:20~15:00 施設紹介・個別相談 ※内容・時間は変更する場合があります。 その他 事前予約不要・入退場自由です。 来場された方には2013年度専攻科入試募集要項・願書を配布します。 また会場では昨年度入試問題を閲覧していただけます。

2012.07.09

災害に強い大和の町づくりネットワーク活動 研修会を開催!

災害に強い町づくりに向けて、災害医療研修会を開催! 昨年は,3月の東日本大震災のみならず,奈良県でも9月の台風12号により甚大な被害を被りました。最近の異常気象で自然災害も頻発していますが,各地被災地では,つらい経験を糧に,より災害に強い町を!という動きが活発です。看護医療学科の堀内は,昨年12月,日本災害看護学会のメンバーとして被災地である奈良県十津川村,野迫川村などの実態調査へ入ったことをきっかけに,本学近隣医療機関や教育機関とのネットワーク構築に着手しました。 2012(H24)年6月9日(土),ネットワーク活動として初めて実施した災害医療研修会には,国内外の緊急災害医療援助で活躍されているNPO法人TMATを講師陣として迎え,4つの医療機関と5つの教育機関から23名が集いました。また、看護医療学科4回生の「災害看護論」履修学生37名も参加。県立三室病院や大和高田市立病院という実習でもお世話になっている施設からは管理職の方々のご出席があり,学生たちは少し緊張したと思いますが,朝8時30分のスタートから,ランチは非常食を食べながらのランチョンセッション,ほとんど休憩なく18時半までというハードスケジュールにもかかわらず,最後まで集中力を切らすことなく積極的に参加しており,まさに領域実習をすべてこなした4回生の姿でした。 災害医療概論の講義,トリアージや巡回診療の演習,避難所の看護についてのグループワーク,衛星電話を使った通信の体験,災害訓練に臨場感を加える特殊メイクの講習など,内容は盛りだくさんで充実した時間を過ごしました。 伊藤学科長も大活躍,配給されたおにぎりをもったいなくて捨てられない避難所の高齢者を演じてくださいました。 模擬患者役は,本学のボランティア学生の他,広陵町の住民の方や他校の学生さんが協力してくださいました。研修受講者とボランティアさんなど,総勢100名近い人たちが集まっての研修となりました。研修後のアンケートでは,災害医療や防災の基本事項を整理するという点では高い評価を得た一方,病院防災の具体的な進め方に案がほしいという要望がありました。災害に強い大和の町づくりネットワークでは,こうした声を一個人や一組織の意見としてではなく,地域の意見として取り上げます。そして,私たちの地域に合った災害の備えを検討したり,それに向けた取り組みとしての研修会を開催したり,身近で実践的な活動の拠点となることをめざします。将来的には行政,看護協会,医師会などとの協働も実現させ、他学科の学生も参加できるようにしたいと考えています。 看護医療学科 堀内美由紀 【参加学生のコメント:看護医療学科4回生 辻田 有里香】 演習では,より一層リアリティを出すために,本当の傷や出血しているように特殊メイクを施している模擬患者さんに対してトリアージを行いました。こうした訓練は,実際に災害が起こった時,冷静に対処できるようになるために大切だと思いました。また,自分自身が訓練で経験を積むことと同時に訓練で得た知識を他の人へ伝えていくことで、実際に災害が起こった時に混乱なく互いに協力し合い、より良い看護につなぐことができると思いました。 【参加学生のコメント:看護医療学科4回生 上國料 一康】 災害看護論の授業でTMATの方々に来ていただき、講義を受けた。 特に印象に残った内容が、模擬患者をトリアージしたことだ。トリアージとは、災害医療において、最善の救命効果を得るために、多数の傷病者を重症度と緊急性によって分別し、治療の優先度を決定することだ。5人の模擬患者さんの中から緊急度・優先度の高い方3人を選ぶという内容であった。模擬患者さんは、やぶれた服を着ていたり、体に怪我のペイントをしていたりした。それにより、災害現場という非現実的な環境を現実的なものとして考えながら演習に臨むことができた。また、模擬患者さんの呼吸が激しかったり、「私を先に助けてください」と叫んでいる患者さんがいたりと、より現実的な環境になるようにさまざまな工夫がされていた。 今回の講義では、災害現場における緊迫した空気や、混乱した状況など、座学では学びにくい部分を学ぶことができた。また、災害現場で活躍する看護師に憧れを抱き、将来自分もそのような看護師になりたいと考えるようになった。

2012.05.23

看護医療学科4回生、就職活動開始!!!

看護医療学科の4回生の就職活動がいよいよスタートします。臨地実習後休むことなく4月30日から就職対策講座が実施されました。 講座の内容は・・・ ①履歴書の書き方 ②ビジネスマナー ③グループ面接指導 ④論作文対策 などが実施され、間近に迎える就職活動に備えるべく、密度の濃い内容となりました。        ■ビジネス文書の書き方を講義する岡田講師■お辞儀の練習をする学生 ■グループでの模擬面接            ■自己PRの書き方を講義する西口講師   履歴書の書き方や自己紹介書の書き方、ビジネスマナーの講座では実際の病院・施設見学を想定して電話対応や予約の取り方等を学びました。 グループ面接指導は皆いつになく緊張した面持ちで臨んでいました。   参加した学生は 「履歴書の書き方の授業では知らないことばかり。間違ったものを書かなくて済むので良かった。」 「グループ面接指導は他の学生の面接を見て学ぶことが多かったので参考になった。」 など、満足いく講座となったようです。   今後とも引き続き、キャリアセンターの履歴書添削や面接指導など個別のサポートを受けながら、病院や施設での内定を目指していきます。   次回の就職レポートでは看護医療学科の「病院合同説明会」の様子をお届けします!

2012.05.23

離島・へき地医療体験実習<看護医療学科>

看護医療学科のカリキュラムでは、4回生のはじめに3泊4日の『離島・へき地医療体験実習』があります。 4月に実習を体験した学生の声を紹介します!   私は離島・へき地医療体験実習で、三重県鳥羽市にある”神島”に行ってきました! 今回の実習では、島民の健康について考えることができ、島民の顔が見える医療を理解することができたと思います。 まず、島民の健康状態を知るために健康診査を行いました。島民の食事内容の傾向や、骨の健康状態を把握することができました。 また島民のみなさんと交流するために夕食会を行い、島のことをたくさん教えていただくことができました!とても楽しかったです(^^) この島には診療所が一つだけで、医師も一人しかおらず、緊急時対応が大変という難点もありますが、医師が島民それぞれの背景を理解しやすく、島民のみなさんも医師を信頼しておられるようでした。医師からも、島民のために・・・という思いが伝わってきました! 今まで実習でいくつもの病院に行きましたが、そこでは気付くことのできなかったことに島では気付くことができたと思います! 楽しく学べた実習でした! 今度機会があればぜひまた行きたいです(^^) 島民のみなさんや診療所の方々、先生方ありがとうございました!! 健康科学部看護医療学科4回生 西川郁

2012.05.07

学生広報スタッフblog vol.16 ~看護医療学科新入生の日常

皆さん、はじめまして、こんにちは! 看護医療学科1回生の「きーさん」こと喜島です。学生広報スタッフになりました! 健康科学部看護医療学科は今年度から定員が増え、学年全体で99名となっています(うち、男子は8名!)。 入学してから1か月。学校生活にも慣れてきたところですが、そんなピチピチの1回生の、日常の様子を少しつづってみたいと思います。 ▼4月3日             入学式。みんな、まだまだ緊張してますね~ ▼4月5日~6日 入学早々に高野山で宿泊研修! これでみんな、かなり打ち解けたように思います。 早朝4時頃まで夜なべ談義!! 作文には悪戦苦闘しましたが、いろんな同級生と仲良くなれました。 ▼4月9日 仲良くなった数人で、最寄駅で待ち合わせて一緒に通学するようになりました。 駅から徒歩約15分!ちょっと遠いのですが、友達といろいろお話できる時間でもあるんです。なので、そんなに苦にはなりません。通学路の桜も満開! ▼4月12日 クラブ見学。この日は数人で硬式テニス部へ。(通常は必ずウェア着用なのですが・・)勢いで私服のまま練習に参加させてもらいました! 見学していた同級生が応援してくれました★ (さらに…)

2012.04.18

学生広報スタッフblog vol.14~看護の技術

~看護の技術~ 看護医療学科の清水です。 他学科の方から、看護の技術を知りたいというリクエストを頂いたので、今回は車椅子による移動について説明します。 自力で動くことが難しい患者さんを移乗する時などに用います。 臨床ではよく使われる技術です。 取材に協力してくださったのは畿央大学看護医療学科を今春卒業した1期生の先輩3人です。 着任後、現場ですぐ役立つようにと、入職前に実習室を利用して練習されていました。 ▼左から順にナース役、観察役、患者さん役です。 需要品:車椅子、膝掛け、履物、クッション   ① 車椅子を患者さんが座りやすい角度に置き、ストッパーを掛ける。フットプレートは上げる。         ② ベッドに座る姿勢にする。         ③ 座る姿勢⇒立つ姿勢にする。 ・ナースは腰を下げ、患者さんに両腕をナースの肩に回してもらう。     ④ 立つ姿勢⇒車椅子へ移動する。 ・ナースは患者さんの腰に両腕を回し、脇をしっかり締めて背中で手を組む。 ・患者さんを引き寄せて患者さんと共に立ち上がる。     ・ナースは両腕で患者さんのお腹をしっかり持ち、体を車椅子の方向へ回転する。 ・車椅子の座る部分を確認し、患者さんを座らせる。   ⑤ 座る位置を安定する。 ・座席の前方に座るとずり落ちるので、患者さんの後方に回り、両腕をお腹の前で組んでもらい、ナース側に上に引き上げるように引きよせる。 ・両足をフットプレートに置き、膝掛けをする。   練習終了後、先輩方は笑顔になっていました。 ところで、一般的に看護師というと女性のイメージが強く、男性のイメージはあまり抱いていないかもしれません。 ところが、近年では男性看護師は現場で大変必要とされています。 1948年に制定された「保健婦助産婦看護婦法」では「看護婦」と表記されていましたが、2001年全文改正にともない、「保健師助産師看護師法」に改題、「看護婦」⇒「看護師」となりました。男性看護師の地位が確立されてきたことの証です。 男子高校生の皆さん!この3人の先輩方のように、ぜひ男性も畿央大学にきて、私たちと一緒に看護師の道をめざしましょう! 看護医療学科新3回生 学生広報スタッフ 清水恵里

2012.04.17

新入生宿泊研修 ―看護医療学科―

看護医療学科は、4月5日~4月6日に、世界遺産に登録されている「高野山」にある宿坊・普賢院にて宿泊研修を行いました。高野山はまだ肌寒く、厚着をしてちょうどよいくらいでした。 <1日目> 最初に学科長の伊藤先生が「空気が違うと心も違うのではないか。目で見るのではなく、心で見てほしい。そして看護の一番大きな仕事である『命を生きること』について今回の研修で土台を作ってほしい」と挨拶されました。 クラス会では自己紹介を行った後、2回生の支援学生のリードでゲームなどが行われ、広い広間も参加者の熱気で一杯になりました。目標の親睦も一挙に図れ、クラスの団結も固まったようです。 セッションⅠでは2回生の実習体験の学びを初めとした『いのちと心』について話し合いを行いました。 看護師をめざそうと思った理由の発表では涙ぐむ学生もおり、少しずつ自分たちが命に関わる仕事をめざしていることが実感されたようです。 また2回生の実習体験や学びを聞いて、そのたくましさや成長また苦労に圧倒されたようでした。 <2日目> 朝、宿坊のお勤めがあり、学生や教員数名が参加しました。 セッションⅡは高野山大学 室寺義仁先生・山脇雅先生に講演をしていただきました。 室寺先生 「柔らかな心で人を看る」というテーマで、仏教の立場から話をされました。その中で『いのち』とは、私が今生きている行為、そして生きていこうとする行為の源底にある一番大事なもの。こころは、私の存在にとって、今瞬時の自己存在、そして未来の自己存在へと作り為しているもの。しかし人は「生意気」になったり「独りよがり」なってしまう。それに気づくことが大切である。「腑に落ちる」という言葉や「琴線に触れる」という言葉があるが、体で感じ、琴線に触れたものを自分のものとして大切に育てていってほしい。今の自分の夢を形にするには、いつくしみ、いとおしむ、心を調べ合う柔らかな心が必要なのだと述べられました。       山脇先生 「悲しみながら学ぶ」というテーマで哲学の立場から話をされました。看護という仕事は悲しみの場面に立つことが多い仕事であるが、悲しみにも意義がある。できれば避けたいものであるが、悲しみにより学び・成長するきっかけになることも多い。また正解があることばかりが学習ではない。人生の意味やこころについて学ぶことも大切である。先入観や都合のいいように看ることが多い。大切なことを看ていないこともある。慣れすぎると看えないもので、離れてみると看えることがある。苦しみ・悲しみに遭ったり無くしたりして、初めてその大切さに気づくものである。しかしそのことから多くのことを学び・知ることができる、と述べられました。   学生からもお2人の話に対し、多くの意見がでました。それぞれ自分の中で咀嚼し実感できたようで、自分の意見をしっかり述べていました。   最後に伊藤先生が「この研修でそれぞれの看護師になりたい動機に加え、水と肥やしをもらえた。今後種をまいてしっかり育ててほしい」と挨拶され、2日間の研修は終了しました。

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