健康栄養学科の新着情報一覧
2024.03.16
衛生対策商品メーカー、株式会社サンロードとの意見交換・交流会!~健康栄養学科 上地ゼミ
マスクやキャップなどの衛生対策商品を製造販売する株式会社サンロード様(奈良県橿原市)から、自社製品について性能・使用感・デザインなど「若い方の意見を聞かせてほしい!」というご依頼があり、2024年3月8日(金)に本学にて健康栄養学科上地ゼミとの意見交換・交流会を行いました。 同社からはデザイン、営業、そして商品企画や企画開発の担当者7名が、本学からは健康栄養学科の学生6名と上地教授、上西助教、杉本助手、矢内助手、山田助手あわせて11名が参加しました。 最初に自己紹介を行い、その後プロジェクターを使って会社のご紹介がありました。異物混入対策に必要な衛生キャップ・帽子、衛生マスク、空調フィルターなどを企画・開発し、製造から販売までを一貫して行っていることや、主要な商品である食品工場などで使用する衛生キャップ・帽子などの機能性、デザイン、かぶり心地や特徴などを詳しく学びました。 最初は少し緊張気味だった学生たちでしたが、このころになるとリラックスした様子で、説明を聞いた後、実際に商品を見て、手に取って観察していると「洗濯は可能ですか?」、「何回程度使用可能ですか?」、「洗濯したり、複数回使用しても機能は下がらないのですか?」など熱心に質問をしていました。 また自分たちでも試着して、着け心地や素材の肌触り、脱着のしやすさや、髪の毛がすべて帽子の中に入っているか、見た目のデザインはどうかなど鏡を見て確認しました。実習などで自分たちが使用しているものとどこが違うのか比べたりしながら、意見を述べていました。 前髪を気にする女子大生が多いにも関わらず、「デザインはどうですか?」の質問に、「デザイン性よりも衛生管理の方が大切なので特に気にならない」としっかりした口調で意見を述べており、健康栄養学科3回生としての意識の高さを感じました。 引き続きフリートークをしながら、株式会社サンロードの皆さまにご準備いただいたケーキと飲み物をいただきました。その間も同社製品のマスクをご紹介いただき、特徴やデザイン、パッケージングなどの意見交換を行いました。「ネット販売だったら、パッケージングはあまり気にしなくて良い」や「マスクから口などが少し透けるのはNG」だったり、「少し透けている方が表情がわかってよい」など様々な意見が出ました。 最後に、学生が1人ずつ感想や衛生管理についての意見を発表しました。以下学生からの感想をいくつかご紹介します。 学校で衛生管理について学んでいるので、飲食店でのアルバイトでも気にするようになり、徹底している。 衛生管理を実践する環境を作ることがとても大切だと学ぶことができた。 機能が違う商品があることを知り、将来社会に出たときに「こんな商品もあるよ」と提案することもできるので、良い勉強になった。 それぞれの製品が、どういう意図で作られているのかを知ることができる良い機会となった。 上地教授からは、「学生達はサンロードの皆さまとの和やかな対話のなかで、思いを共有していく心地よさや、意見をまとめあげていく面白さを存分に味わったと思います。また商品開発に対する熱い思いを目の当たりにしたことで、企業がどのように人々の生活に関わり、役立っていくのか、どのような努力や過程があるのか等々『働くイメージ』を掴むことができたのではないかと思います。学生を育てる立場にある教員にとっても、非常に貴重な経験となりました」と感謝の言葉がありました。 株式会社サンロードの皆さまからも「思っていたよりもたくさん意見を聞くことができ、とても良い交流会となった」と喜んでいただき、本学の学生にとっても商品を知り、作っている人たちと会話しながら、意見を伝え、それが新たな商品につながるかもしれない面白さを体験することができた学び多い時間となりました。このような良い機会をいただいた株式会社サンロードの皆さまに感謝申し上げます。 地域連携センター担当職員 【関連記事】 学生考案のメニューがならコープらくらくお料理パックに新登場!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 楽しく見るだけで食課題解決!大学生食提案プロジェクト~健康栄養学科「公衆栄養学実習」 ヘルスチーム菜良 学食コラボメニュー“ボロネーゼ風トマトパスタ”12/7.15限定発売します!! 令和5年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催! 夏のオープンキャンパスで「一食の栄養量を調べよう!」企画に協力!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 令和5年度近畿農政局食育ネットワーク交流会で親子向け食育活動!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
2024.03.14
就職レポートNo.778(委託給食会社/管理栄養士)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第778弾! 健康栄養学科18期生(24卒) T.M さん 委託給食会社(管理栄養士) 内定 【その企業に決めた理由】 内定先の「人に喜んでもらえてこそ会社は発展する」という企業理念に感銘を受けたからです。ただ美味しい食事を提供するのではなく、心まで満たすことのできる仕事がしたいと思いました。また説明会に参加した際、実際に働かれている方が自分の仕事に誇りをもって働いているということをとても楽しそうに話してくださった姿が印象的で、私もそのように働きたいと思い進路を決定しました。 【就職活動を振り返って】 自分の気持ちを言葉にすることが難しく苦労しました。面接では用意していない質問が来た時、言いたいことを簡潔にまとめて話すことがなかなかうまくできませんでした。その度に自分の語彙力の無さを痛感しました。しかし、何度も練習を重ねることで自分の気持ちをより一層理解できるようになり、用意していない質問が来てもその場で答えられるようになりました。そこで就職活動は慣れることが圧倒的に大切なのだと感じました。 また、面接や説明会の予定を組みすぎてしまい自分のメンタルが持たなくなった時はとても辛かったです。早く就職活動を終わりたい一心で焦って予定を組みすぎてしまい、結果的にキャパオーバーになってしまいました。その時に、自分のキャパを超えない程度に予定を立て、休むときはしっかり休み、自分の心をいたわることも大切だと学びました。 【就職活動でPRしたポイント】 ガクチカでは、アルバイトでの経験を話しました。お客様のニーズに合わせて自ら行動していることや、新しい取り組みを主導した経験を話し、積極性があることをアピールしました。 最も大切にしていたことは面接官の目を見て笑顔で話すことです。特に対面での面接ではとても緊張しましたが、楽しく話しに来たくらいのリラックス感をもって臨みました。その甲斐もあり、選考を進めるうえで何度かお会いしている人事の方には笑顔で明るいといった印象で覚えていただいていました。明るいイメージは必ず好印象に思っていただけるので、とびきりのスマイルで面接に挑むことも大切なのではないかと思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 面接練習を何度もしてくださり大変お世話になりました。就職活動は他の方の意見を聞いたり相談に乗ってもらうことで様々なアイデアを得ることが出来たり、支えにもなります。もちろん家族や友達、先輩に頼るのも良いと思いますし、せっかくならキャリアセンターも大いに活用してみてください。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 私は就職活動を始める時期があまり早くなく、サークルやボランティア経験もなかったため不安でいっぱいでした。しかし、結果はなんとか自分が働きたいと思う仕事に就くことができました。そのため、今不安な方も絶対に大丈夫です!一人で抱え込まずに周りの友達やキャリアセンターに相談して、焦らずゆっくり自分のペースで走り続けてみてください。就職活動は決して辛い事だけでなく、新しい出会いや楽しいこともたくさんあります。今しかできない就職活動をせっかくなら目一杯楽しんでください!ファイトです!!
2024.03.12
健康科学研究所プロジェクト研究成果報告会を開催しました。
2024年3月7日(木)、健康科学研究所プロジェクト研究成果報告会を実施しました。 健康科学研究所は2007年に開設し、心身の健康に関する特色ある研究プロジェクトを策定し、意欲ある研究者が結集してその解明にあたっています。 開学10周年記念プロジェクト研究として「心豊かな生活をおくるための健康科学」「質の高い健康寿命をめざす健康科学」の2つの研究領域において3年にわたる事業を展開し、多くの成果を挙げてきました。平成27年度には10周年記念プロジェクト研究をさらに掘り下げた、第2期プロジェクト研究「質の高い長寿をめざす健康科学」(H27-H29)、平成30年度には第3期プロジェクト研究「健康長寿延伸に向けての基盤研究」(H30-R2)に取り組みました。 これらの成果を更に深化させることを目的とし、若手研究者、女性研究者を積極的に登用するとして「健康長寿に向けての総合的研究」をテーマに立ち上げられたのが、第4期プロジェクト研究です。 冒頭に今年度末でご退職される健康科学研究所所長の山本 隆教授からご挨拶がありました。 本年度が第4期プロジェクト研究の最終年度であり、畿央大学開学20周年記念でもありましたので、特別講演として、元健康科学部長および健康科学研究科長である金子 章道栄誉教授をお迎えして「大学と私 -半世紀を超えた私の大学生活を振り返って-」をテーマに講演会が行われました。ご自身の生い立ちから、網膜神経細胞から記録されていたさまざまな光応答がそれぞれどういった神経細胞起源のものであるのか、これまでの研究活動の軌跡をお話いただきました。 また、畿央大学の建学の精神「徳をのばす、知をみがく、美をつくる」の「美をつくる」について自身の見解を述べられ、大学の役割とは「人の幸せを創る」ことで創造したものを次世代へ継承することが大切であると、研究者である先生方にエールを送られました。 その後、各研究代表者より約40分間にわたり、これまでの研究成果を発表され、約80名の教職員に参加いただきました。 第4期プロジェクト研究テーマ 「健康長寿に向けての総合的研究」 【研究期間】令和3年度~令和5年度 研究領域1 「おいしい食べ物の開発に向けての基礎的および実践的研究」 研究代表者 健康栄養学科 准教授 岩田 惠美子 研究分担者 健康栄養学科 教授 山本 隆 健康栄養学科 教授 上地 加容子 健康栄養学科 准教授 米田 武志 健康栄養学科 准教授 熊本 登司子 健康栄養学科 講師 野原 潤子 研究領域2 「適切な運動の方法を解明する生理学的研究」 研究代表者 健康栄養学科 教授 永澤 健 研究分担者 理学療法学科 教授 田平 一行 理学療法学科 准教授 福本 貴彦 理学療法学科 准教授 松本 大輔 研究領域3 「身体活動量低下による腸内細菌叢の変化が高齢者疾患に及ぼす影響について」 研究代表者 健康栄養学科 准教授 村木 悦子 研究分担者 健康栄養学科 准教授 中谷 友美 健康栄養学科 助教 柴田 満 現代教育学科 講師 藤井 克哉 健康栄養学科 教授 根津 智子 健康栄養学科 教授 前原 佳代子 3つのプロジェクト研究グループが着実に積み上げてきた研究成果が発表され、発表後には活発な質疑応答や意見交換が行われ、本学の先生方の研究への熱意が感じとられました。 最後に、健康科学研究科長・健康科学部長の植田 政嗣教授より講評をいただきました。 なお、研究の成果の詳細については、『ニュースレター』でも公表させていただきます。 【関連記事】 健康科学研究所プロジェクト研究中間報告会を開催しました。 2018年度 「健康科学研究所プロジェクト研究成果報告会」を開催しました。 2015年度「畿央大学開学10周年記念プロジェクト研究成果報告会」を開催しました。
2024.03.01
3/21(木)山本 隆教授 最終講義「半世紀以上に及ぶ研究生活を振り返って-味覚とおいしさの研究-」を開催します。
健康科学研究所所長、健康科学部健康栄養学科教授、大学院健康科学研究科教授の山本 隆先生は、これまで16年間にわたり学部生、大学院生のご指導、後継の研究者育成にご尽力いただきましたが、2024年3月にご退任されます。 NHK「チコちゃんに𠮟られる!」に何度もご出演されたことで、ご存じの方も多いと思います。最終講義は「半世紀以上に及ぶ研究生活を振り返って-味覚とおいしさの研究-」と題して、3月21日(木)16:00~17:00にP301講義室で開催いたします。卒業生や在学生、教職員の皆様の多数のご出席をお待ちしております。 テーマ 半世紀以上に及ぶ研究生活を振り返って-味覚とおいしさの研究- 日 時 3月21日(木)16:00~17:00 ※事前予約は不要です 場 所 畿央大学P301講義室 健康栄養学科有志一同
2024.01.29
プレティーチャーズガイダンスを実施しました。
学校や園で先生として4月から新たにスタートする4回生を対象に、プレティーチャーズガイダンスを実施しました。 プレティーチャーズガイダンスは、年度当初に必要な業務や準備、社会人としての心構えなどについて、教育学部と教採・公務員対策室の教員が講義を行い、不安なくスタートできるようにするものです。 今年度は、1月15日(月)、18日(木)、22日(月)、26日(金)の4日間にわたって、合計6講座を実施しました。 学校教員志望者は、板書のポイントや教室掲示物の作成方法、また、幼保志望者は、保育者としての心構えやクラス通信の書き方などを学びました。 4回生の後期になると履修する授業も限られており、採用試験に向けて一緒に頑張ってきた友人と教室で講座を受けるのは久しぶりで、懐かしむようにお互いを励まし合う姿もありました。 4回生のみなさん、大学生活の残りわずかの時間も、一日一日を大切に過ごしてください。みなさんが4月から先生として活躍されることを期待しています!
2024.01.22
学生考案のメニューがならコープらくらくお料理パックに新登場!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
2024年2月、ならコープ様のご協力のもと、ヘルスチーム菜良※1が考案した、らくらくお料理パック※2のコラボメニュー「畿央大学健康栄養学科監修 春雨の中華炒め」を販売していただくことになりました! ※1 ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 ※2 らくらくお料理パック…コープさんが販売しているミールキットのことです。お肉や野菜などの必要な食材と付属のタレが入っていて、家で煮たり焼いたりするだけで1品が完成する手軽なキットです。 ▲開発代表者の荒井 葉月さん らくらくお料理パックの試作を何度か行っていたなかで、実際にならコープ様で販売していただけることとなりとても嬉しいです。販売することが決まってからは実際にお客様の手に届く状態のもので試作をさせていただき、作り方や味の最終確認を行いました。最終の試作でも「こうした方がもっと美味しくなるのではないか」とメンバーで話し合ったり、先生方からアドバイスをいただくことで簡単で美味しく!を求めて改善しました。販売直前にも関わらず、私たちの提案を快く受け入れてくださったならコープ様には大変感謝しております。 今回のコラボメニューを考案した学生から、「簡単・時短の実現や調味料と食材のバランスなどを考えつつ、彩りよく野菜を摂ることのできるメニューを考案することが大変だった」「春雨をフライパンでゆでることで時短につなげるなど、細かな工夫点を考えることが難しかったがやりがいがあった」などの声を聞くことができました。 2024年2月に2回販売していただく予定ですので、ぜひ多くの方に手にとっていただきたいと思います! ~販売を終えて~ 2024年2月に2回にわたる発売をしていただき、らくらくお料理パック全体の中で46%の売り上げを占めるよい結果となりました。実際に開発した商品が多くのお客様のお手元に届いたこと、大変嬉しく思います。表紙に載せていただいたことや、配送部門の方による組合員さんへのお声がけ、料理の写真がよかったことなど、沢山の方にお力添えいただいた結果でもあると思います。今後もより多くのお客様に知っていただき、長く愛される商品になれば幸いです。 健康栄養学科3回生 見杉 遼、松下 歩未 ●ヘルスチーム菜良の情報はこちらからご覧になれます。
2024.01.17
【好評につき1/22再販】ヘルスチーム菜良学食コラボメニュー 「ボロネーゼ風トマトパスタ」を製作しました!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良
今回、本学学生の野菜不足の解消のためにヘルスチーム菜良※1は、学食を運営している(株)不二家商事様にご協力いただき、2023年12月7日(木)、12月15日(金)に「ボロネーゼ風トマトパスタ」を各日200食限定販売しました。またご好評いただき1月22日(月)に再度販売することになりました! 本学学生は、1日の野菜(緑黄色野菜+その他の野菜)平均摂取量が240.7gと、1日に必要な量である350gに100g以上不足していることから、野菜をしっかり摂ることができるレシピ開発を行いました。みんなの目を引くような料理にしたいと考え、学食に今までなかったパスタで野菜をしっかり摂ることができるようなレシピにしました。ボリュームもあり、価格も安い料理を実現するために、使用する食材や調理法などを考え、何度も試作を行い、(株)不二家商事様にご協力をいただきながら理想のレシピを作ることができました。 ▲企画会議の様子 定価500円のところ、後援会から200円の支援をいただき、学生限定300円で販売したこともあり、1回平均150食以上食べていただきました 。 実際に食べていただいた方から、「おいしく野菜もしっかり食べることができて良かった。」「学食でパスタを食べることができるのは良かった。」などの声をいただきました。 今回の学食コラボに携わったヘルスチーム菜良のメンバーからは、「栄養や価格などを考えながら、自分たちの納得のいくレシピを作ることは大変だったが、美味しかったなどの声を聞いて、レシピ開発をして良かった。」という声を聞くことができました。 また、ご購入者の方からいただいた貴重なアンケート結果は、今後のヘルスチーム菜良の活動に活かしていきたいと考えています。 今回の学食コラボの開催にあたり、ご協力いただいた(株)不二家商事様、本学教職員の皆様、ご支援いただきました後援会様、ご購入いただきアンケート協力をいただいた皆様、ありがとうございました! 健康栄養学科3回生 見杉 遼 ※1ヘルスチーム菜良…管理栄養士養成課程を持つ奈良県内4年制大学(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)で構成されており、食育啓蒙活動に取り組んでいます。 【関連記事】 ヘルスチーム菜良 学食コラボメニュー“ボロネーゼ風トマトパスタ”12/7.15限定発売します!!
2024.01.16
就職レポートNo.763(高齢者施設/管理栄養士)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第763弾! 健康栄養学科18期生(24卒) Y.S さん 高齢者施設(管理栄養士) 内定 【その企業に決めた理由】 私は給食管理業務と臨床栄養業務の両方の知識・スキルを身につけたいと考えていました。当施設には直営厨房があり、給食管理業務と臨床栄養業務の両方を経験することができるため、就職を決めました。また、施設内に保育園が併設されており、0歳から100歳までの世代間交流を行われていること、認知症対策ケアに挑戦していることも決め手の一つとなりました。 【就職活動を振り返って】 福祉業界は管理栄養士の募集が少ないため、福祉の就職活動フェアに参加して管理栄養士の募集がないか聞いて回ったり、インターネットを利用したりして求人を探しました。進路を決定するまでには時間がかかり、大変ではありましたが、就職活動を通して福祉業界では管理栄養士としてできることがたくさんあることや社会人としてのマナーなどを学ぶことができました。 【就職活動でPRしたポイント】 病院の厨房で調理補助のアルバイトをしていたので、なぜそのアルバイトを始めたのか、そこで学んだことなどを中心にアピールしました。また、施設の取り組みの中で管理栄養士として自分にできること、挑戦したいことを伝えました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 エントリーシートの添削や電話のかけ方などでお世話になりました。また、就職活動の状況についても話を聴いていただき、話すことで自分の考えがまとまって、落ち着いて進めていくことができたように感じます。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 不安なこともたくさんあると思いますが、最後まであきらめずに頑張ってください!応援しています!
2024.01.15
就職レポートNo.761(堺市/栄養教諭)健康栄養学科
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就職レポート」、第761弾! 健康栄養学科18期生(24卒) S.K さん 堺市 栄養教諭 勤務 【あなたが畿央大学を選んで入学した理由を教えてください。】 教員と専門スタッフによるダブル担任制や教採対策など、学生一人ひとりに合わせた教育が行われていて、勉強面だけでなく、資格取得や就職のサポートにも力を入れていることから、管理栄養士・栄養教諭を目指す環境が整っている畿央大学を選びました。 【実際に入学して、畿央大学での学生生活はどうでしたか。】 様々な人との関わりがあり、学びの多い、充実した4年間でした。振り返ると数多くの思い出がありますが、同じ夢に向かって共に高め合い、励まし合える仲間や、親切に指導・支援してくださる教採・公務員対策室の方々や先生方に出会い、夢であった栄養教諭への道を切り開くことができたことはいちばんの思い出です。 【進路について、教師を目指そうと思ったきっかけは何だったのでしょうか。】 栄養教諭を志したきっかけは、母の影響と前職での経験です。養護教諭の母を通じて、栄養教諭という職種があることを知り、興味をもちました。また、前職(キッチン職)での経験から、食の大切さや食べることの楽しさを伝える職業に就きたいと考えていました。 大学での授業を通して、幼少期からの食生活が将来の健康に影響することや、子どもたちへの食育が重要であることを知り、次代を担う子どもたちに食に関する正しい知識を身に付けさせたいと考え、栄養教諭を目指す決意をしました。 【教師になるために取り組んできたことについて教えてください(ボランティアなど)。】 教育実習校の小学校でボランティア活動を行っていました。ボランティア活動を通して、子どもたちの実態や給食時間の子どもたちの様子、食に関する課題(好き嫌い、偏食、食事マナーなど)などについて学ぶことができました。学んだことは、面接試験でとても役立ちました。また、どんな栄養教諭になりたいのかが明確になり、「栄養教諭になりたい」という思いが強くなり、教採対策へのやる気やモチベーションに繋がりました。 【教員採用試験対策はどのようにしていましたか。】 筆記試験においては、「①全国の過去問集を繰り返し解き、出題頻度の高い問題や自分の得意・苦手な分野を知ること」、「②参考書は、模試や過去問で頻出度の高い内容や語句にマーカーを引き、参考書に記載されていない内容、新しい情報を書き込んで付箋をつけるなど自分だけの参考書を作って活用すること」で対策していました。 面接試験においては、「①様々な先生に面接練習をしていただき、あらゆる質問・意見を集める」、「②栄養教諭受験者だけでなく、教育学部生の面接練習や模擬授業を見て、良いところや参考になるところを見つけて取り入れ、自分のものにする」、「③面接ノートを作成し、想定質問をまとめ、頂いたアドバイスを書き込むことで、あらゆる質問に柔軟に対応できるようする」ことで対策していました。練習を重ねて面接に慣れることで不安や緊張がなくなり、本番では自分自身の思いをアピールできました。 【これからどんな教師になりたいと考えていますか。】 「子どもたち一人ひとりの声を聞き、食の大切さ、食べることの楽しさを伝える栄養教諭」です。 私は、子どもたちに生涯を通して何事にも挑戦し、豊かな人生を送ってほしいと思っています。その土台となる体を作るために、食への正しい知識を身につけさせるだけでなく、食べることの楽しさを実感したり、得た知識を実際の生活で活かせたりできる実践力を身につけさせたいと考えています。また食生活や置かれている環境は子どもたちによって異なるため、痩身、肥満、偏食などの問題について、子どもたち一人ひとりの声を聞き、気持ちや背景に寄り添いながら食に関する指導を行っていきたいです。 【後輩のみなさんへメッセージをお願いします。】 栄養教諭は、教員採用試験の中で募集人数が少ない校種であり、合格への道は決して簡単なものではありません。私は、支えてくださる先生方のご指導のもと、同じ教員を目指す仲間と共に高め合い、励まし合い、チーム戦として挑むことで合格をいただくことができました。これから勉強していく中で、不安になったり自信をなくしたりすると思いますが、自分のペースを大切に周りの人を頼りながら、栄養教諭に絶対になるという強い気持ちと、努力している自分を信じて頑張ってください。きっとみなさんの“ゆめ”や“よさ”を受け止めてくれる出会いがあるはずです。応援しています。
2024.01.10
楽しく見るだけで食改善!大学生食提案プロジェクト~健康栄養学科「公衆栄養学実習」
「公衆栄養学実習」では、健康栄養学科2~3年次に自分たちの食事記録から若い世代の食課題を分析し、その分析結果をもとに、第4次食育推進計画の重点課題である「新たな日常」やデジタル化に対応した食育の推進の1つとして、課題解決のためのホームページや動画を作り、若い世代の食課題解決の提案をしています。 2023年度のテーマは「見るだけで勝手に食改善」。楽しんで見るだけで、努力せず、いつの間にか、食生活が改善できることを目標に、3回生17グループの個性的なホームページや動画作品をポータルサイト「大学生食提案プロジェクト」でお披露目しています。 「大学生食提案プロジェクト」は、健康栄養学科の学生たちが公衆栄養学実習の授業の一環で「自分たちと同世代の若者の食を改善する」ことをテーマに作ったホームページ・動画のポータルサイトです。 学生たちの力作の数々、ぜひご覧ください! 一部のコンテンツをYouTubeでもご確認いただけますのでぜひご覧ください! 2023年版 見るだけカンタン食改善 *画像・音源等の一部コンテンツについては、教育目的で授業内でのみ使用しております。 健康栄養学科 講師 野原 潤子 【関連記事】 楽しく見るだけで食課題解決!大学生食提案プロジェクト~健康栄養学科「公衆栄養学実習」 ヘルスチーム菜良 学食コラボメニュー“ボロネーゼ風トマトパスタ”12/7.15限定発売します!! 令和5年度 健康栄養学科卒業研究発表会を開催! 夏のオープンキャンパスで「一食の栄養量を調べよう!」企画に協力!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良 令和5年度近畿農政局食育ネットワーク交流会で親子向け食育活動!~健康栄養学科・ヘルスチーム菜良