健康栄養学科の新着情報一覧
2010.08.31
畿央大学協力による「第11回えほん展なら」が開催されました。
財団法人奈良県教職員互助組合主催、奈良新聞社企画運営による「えほん展なら」は、今回で11回目を数えます。奈良県北和地域で先行して開催される「絵本ギャラリー」に続いて、中南和地域で開催する奈良県内では最大級の絵本展示イベントとして定着しています。 第11回えほん展ならは、2010(平成22)年8月27日(金)~29日(日)の3日間10時~17時まで、畿央大学食堂棟すべてを使用して、昔懐かしの絵本から話題の新刊本まで約2,000冊の絵本が常時展示されました。初日の27日は主催者である奈良県教職員互助組合和田清鷹常務理事の挨拶、近くの真美ヶ丘第二小学校付属幼稚園児らによる、くす玉割りのオープニングセレモニーの後、待ち望んでいた幼児と保護者らが一斉に入場し、「展示コーナー」「読み聞かせコーナー」「手づくりコーナー」など、猛暑にかかわらず広い各コーナーも満員の盛況でした。 幼稚園児らによるオープニングセレモニー おはなし劇場は満員です 今年は平城遷都1300年祭が奈良市の平城宮跡を主会場に開催されている記念の年であり、本展でも新企画として「1300年後に残したい絵本」を新設展示。(出版社・書店・絵本愛好家による「1300年後に残したい絵本50冊」アンケート結果による絵本コーナー。) 好きな絵本を自由に手にとって 自分だけの1冊の絵本づくり 会場外の入口にも大きな手作り看板がおいでおいでしてます。 畿央大学生ボランティア(受付) (会場内の案内や読み聞かせ) 毎年開催される「えほん展なら」では、連日10数名の畿央大学の学生ボランティアがお手伝いしています。子どもが大好きで将来幼稚園や小学校の先生をめざす教育学部の女子学生が多数参加するのも、このイベントの特徴で畿央大学の学生にとってもいい体験になっています。 (お知らせ)健康栄養学科教授金内雅夫先生の奥様、金内規巳子さんが絵本作家デビューされ、「カブーのちいさなあおいほし」(文:かなうち きみこ 絵:すずき じゅんこ)を出版されました。“第11回えほん展なら”にも展示。シャープの産業医として勤務する傍ら、頑張って働くおとうさんを応援する意味をこめて、親と子のための物語として書かれています。みなさんも一度手にとって読んでみてくださいね。
2010.08.31
第5回パッククッキング講習会(家庭版真空調理)を実施しました。
パッククッキングとは、ポリエチレン袋の中に切り分けた具材と調味料を入れ密封し、これを電気ポットの中のお湯に短時間入れておくだけで調理できるという、誰にでもできる簡単調理方法です。畿央大学では、健康栄養学科教授浅野恭代先生が講師となって毎年夏と冬に行っているもので、今回は平成22年8月28日10時~13時まで、30代から70代の幅広い年齢層の受講生19名が参加して開講しました。 最初にパッククッキングの要領説明 料理が苦手、調理する時間がない、一人暮らしや夫婦だけでは少量調理が面倒、あるいは専門介護員やケアマネージャーとして活躍している方が生活支援される一つの教材としても、とても重宝する調理方法です。今回の献立は、中華がゆ、夏野菜の酢豚、海老チリサラダ、酸辡湯(中華スープ)の4品で、猛暑が続く夏バテ防止メニューです。ご家庭で料理慣れた方々ばかりですので、みなさん手際がよく時間内に完成できました。毎回そのときどきに合ったメニューを紹介していますので、今回で5日目となり手持ちのメニューレシピも豊富になってきています。受講生のみなさんは知らない方同士でもすぐにお友達になられ、和気合いあいと料理とともにお話もはずんでいたようです。 浅野先生が班ごとに指導 学生スタッフも付いて レシピどおりに作ります こんなにおいそうに、できました!
2010.08.25
小学5・6年生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス」を開講しました。
2010(平成22)年8月21日(土)10時から16時まで、『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』を小学校5~6年生26名(保護者同伴)を対象に、“食べ物の「おいしさ」と「こく」をサイエンスする~調理科学の旅に、いざ出発!~』をテーマにして、開講しました。 この親子体験型講座は、科学研究費補助金を管轄する文部科学省の外郭団体である財団法人日本学術振興会に畿央大学が応募して採択された事業で、今回で2回目となります。 今回の受講生募集にあたっては、定員20名に対して40名以上の応募があり、大阪市、堺市からの参加を含めて合計26名(男子4名、女子22名)の元気な小学生とその保護者の方々の参加となりました。 10時からの開講式、オリエンテーションに続いて、日本学術振興会から見学者として来ていただいた神戸大学大学院理学研究科教授三村徹郎先生による科研費の説明の後、第1限目は本イベントの実施責任者である健康科学部健康栄養学科教授山本隆先生による『食べ物の「おいしさ」と「こく」についての講義を行いました。食べることの目的、「おいしい」ってどういうこと?、「おいしさ」の分類、和食の特徴、日本人による「うま味」の発見、「こく」って何なの?、などについて詳しく学びました。 実施責任者山本隆教授の開講ご挨拶 神戸大三村教授による科研費の説明 おいしさって?うま味を発見したのは日本人!こくってなに?山本隆教授 2限目は、健康栄養学科上地先生、柴田先生、花岡先生による『おいしさとこくをサイエンスする』調理実習。和食はうどん、洋食はカレーシチューを6グループに分かれて作りました。だしを使わないうどん、こんぶとかつおのだしを使ったうどん、ルウを使わず肉を入れないカレーシチュー、ルウを作って肉を入れたカレーシチューなど実験をかねていろいろなケースで「おいしさ」と「こく」の有無について受講生に実際に調理してもらいました。 うどんだしのとり方の実演 各グループには畿央大生がフォローアップ 小学校でも習うのかな?手際がいい! 見ているだけの子は誰もいません! 出来上がった“作品”は、みんなで学食で試食しました。こくのないうどんだし、こくのあるだし、って食べ比べるとよくわかります。やっぱり、こっちの方がおいしいねって親子で実感!市販のカレールウではなく、カレー粉からみんなで作った肉入りカレーは手作り感いっぱいでお味も最高!お代わりをする受講生も続出しました。 3限目は、理学療法学科助教松本大輔先生による『胃腸の機能を整える健康体操』です。いっぱい走ったり、頑張って筋トレをするのではなく、腹筋運動(腹式呼吸、身体のひねり、マッサージなど)を定期的に続けることを提唱しています。運動したり、勉強するとお腹が減っておいしく感じやすくなります。 4限目は、上地先生による『おいしさの測定と食生活』。同じ味でも人それぞれによって感じ方が違います。食べ物の味は五味(うま味、甘味、酸味、塩味、苦味)をベースとして、ここに日本独特の「こく」をプラスすることによって“味”が体系化できます。この味の濃淡を数段階に分け、どの段階で識別できたかをグラフとして表すことによって、その人だけの味のグラフが出来上がります。人は長年の食生活で固有のグラフを持ちますが、感じ方って違って当然なのです。みんななっとく! 最後に、冬木智子学長から全員に修了証書「未来博士号」授与式、そして学長講話がありました。 そして、みんなで記念撮影! 受講後のアンケートでは、「だしの有無でこんなに劇的に味が変わるなんて驚きました。離乳食以降、ちゃんとだしをとっていませんでしたが、再開します。」「講義、調理実習、試食、食後の運動、実験と、次から次へと楽しい講座でした。」「親子で楽しく学習・体験させていただきました。」など好評で、ご家族の夏休みのいい思い出づくりにもなれたようです。
2010.06.18
2010年8月28日(土) 第5回畿央大学「パッククッキング講習会」開催のご案内
『パッククッキング』をご存じですか。これは、火を使わない真空調理の家庭版で、材料をポリエチレン袋に密封して電気ポットで調理する方法です。焦がすことなく、煮くずれもしにくく、一人分のお粥やおかずを同時に作ることができます。また、介護をしながら、掃除をしながら、他の作業をしながら調理ができます。とても安全・便利な少量調理法です。 このパッククッキング講習会は、回を重ねるごとに受講希望者数も増え、メニューも充実してきました。年齢層も30歳代から80歳代と幅広く、近年男性の参加が目立って増えています。料理が苦手、調理する時間がないと思われている方、また、一人暮らしやご夫婦のみで生活されておられて、少量調理が難しいと思っておられる皆様、日頃どのようにされておられますか。簡便な調理方法があれば、作ってみたいと思われませんか。 また、専門介護員やケアマネージャーとしてご活躍されておられる皆様、生活支援の中で困っておられることはありませんか。以前に行った調査に於いて、調理がひとりでできない方、火が使えない方の食事作りが大変であるという意見が多くありました。特に独居の方では、少量調理をすることが難しいようです。ぜひ、ご参加ください。 前回のパッククッキングの様子 日時 2010(平成22)年8月28日(土) 10:00~13:00 (受付9:30~) 会場 畿央大学 C棟1階 調理実習室 講師 畿央大学健康科学部 健康栄養学科教授 浅野恭代 受講対象 高齢者で調理されている方、介護されている方、ヘルパーの資格をお持ちの方など 参加費 材料費として300円 持ち物 エプロン、三角巾 定員 40名(定員に達し次第締め切ります)定員を超えた場合受講できない旨、申し込まれた方に電話またはE-mailで連絡します。 実習献立 中華がゆ、夏野菜の酢豚、海老チリサラダなど(メニューは多少異なることがあります) <申込方法> お名前(フリガナ) ご住所(郵便番号から) 連絡先(電話番号、携帯電話番号等) 年齢 パッククッキング希望 を明記の上、8月23日(月)までに、E-mail・FAXまたはハガキのいずれかにて下記へお申し込みください。 【 申し込み・問い合わせ先 】 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2畿央大学 企画部 パッククッキング係 宛TEL 0745-54-1601FAX 0745-54-1600E-mail: ※受付手続き完了後、受講いただく方には「受講証」を発行しますので、当日ご持参ください。定員を超えてのお申し込みとなった場合は、ご連絡します。
2010.06.15
2010年8月21日(土)小学校5・6年生向け夏休み企画「ひらめき☆ときめきサイエンス」開催(参加費無料)のご案内。
定員に達しましたので、募集を締め切りました。 2010(平成22)年8月21日(土)に、小学校5年生・6年生を対象に、 ~ようこそ大学の研究室へ~ ひらめき☆ときめきサイエンス食べ物の「おいしさ」と「こく」をサイエンスする~調理科学の旅に、いざ出発~ と題して、実験や調理実習をまじえながら大学の先生たちの講義を体験していただく夏休みに贈るイベントです。修了後には「未来博士号」賞状の授与式と記念撮影をします。きっといい思い出になりますよ。 いっしょに考えるテーマ 食事は私たち人間が健康ですこやかに育ち生きていくための栄養の源であり、おいしく食べることが何よりです。そこで、「おいしさとは?こくとは?おいしさはどうやって測ることができるの?」をテーマに、子どもたちに「食のたのしさ」を学習・体験していただきます。 参加募集定員 小学校5~6年生 20名(原則、保護者同伴) お申込み方法 定員に達しましたので、募集を締め切りました。詳しくは、右のチラシをご覧ください。 学校の先生や地公体職員などで見学を希望される方はメール等にその旨お書きのうえお申し込みください。 クリックで大きくなります 昨年の「ひらめき☆ときめきサイエンス」の様子 ※本イベントは、独立行政法人日本学術振興会(文部科学省所管)の選定・助成によるものです。
2010.05.08
管理栄養士国家試験結果~2010年3月卒業生
第24回管理栄養士国家試験の合格発表が5月7日に行われ、健康科学部健康栄養学科卒業生(2010年3月卒)は65名が受験し60名が合格しました。本学の合格率は92.3%で、全国平均は78.7%(管理栄養士養成課程新卒者のみ)でした。 今回受験した4期生は、建学の精神である「知をみがく」を大いに実践し、合格率だけで言えば近畿地区国公私立大学全体で24大学中6番目となる良い結果を出してくれました。学生諸君の血の滲むような努力の結果であり、私達教職員も大変喜んでいます。残念ながら不合格となった学生についてはフォローを続けていくと同時に、来年度は一層の対策強化をはかっていきます。すでに4回生を中心に先輩に続けと、卒業研究と並行して国家試験の準備に入りました。学生のがんばりに応え、来年こそ全員合格を目指して、全面的なバックアップ体制をとって臨みたいと考えています。 健康栄養学科 学科長 北田善三
2010.04.14
「歴史」と「食」について学ぶ!~健康栄養学科新入生宿泊研修~
平成22年度 『健康栄養学科 新入生宿泊研修』 全国から入学した志を同じくする学友と仲間作りをしよう! さらに奈良の歴史や文化を学ぼう!という目的で、4月5~6日にかけて奈良まちで新入生の宿泊研修を行いました。 (1) 『班新聞を用いた自己紹介』 研修前に自分たちで作成した班新聞を用いて自己紹介をしました。これから4年間一緒に学ぶ同級生や先生方に自分を知ってもらう良いきっかけになりました。 (2) 『興福寺拝観と奈良散策』 まず、興福寺で講話聴講し、国宝館を見学しました。平城遷都とともに藤原不比等によって創建された興福寺は、今年で創建1300年を迎えます。興福寺国宝館は、新しくリニューアルされ、照明や展示台などなどが新しくなりました。 その後、グループに分かれて、興味のある施設を見学したり、奈良を散策しました。散策先では、携帯電話を使って写真撮影をしました。 (さらに…)
2010.04.06
橿原神宮“春の神武祭”で『やまと恋うた弁当』を販売しました。
2010(平成22)年4月3日、橿原神宮一の鳥居前駐車場大型テントを会場とする飛鳥食市で、畿央大学(健康栄養学科と人間環境デザイン学科)の学生たちが橿原商工会議所とのコラボで創作した古代弁当『やまと恋うた弁当』を、昨年11月近鉄百貨店橿原うまいもん市での販売デビューに続き、2度目の販売が行われました。 神武祭は毎年4月3日に開催されますが、特に今年は「橿原神宮御鎮座120年記念大祭」および平城遷都1300年祭と重なり「飛鳥・藤原みやび祭」として、橿原神宮周辺一帯が巨大なお祭り広場となりました。 橿原神宮一の鳥居前の仮設ドームテント 畿央大学・橿原商工会議所販売コーナー 健康栄養浅野恭代教授と橿原市長森下豊氏 『やまと恋うた弁当』制作にあたった学生たちは全員が卒業・就職して来られないため、指導教員の浅野先生が販売を担当してくださいました。製造業者割烹ふたかみに無理していただき、弁当は800円(つみれ汁付きで1,000円)の特別価格としたところ、10時に開店し11時過ぎに完売しました。完売した直後に森下橿原市長がブースを来訪され、一緒に喜んでいただきました。 神宮の森にはこの食市ブースはじめふれあい朝市、パトカー・救急車・消防車など働く車が勢ぞろい、輪投げ・メンコなど子ども遊び体験コーナー、十津川から温泉をタンク車で運んできた足湯コーナー、タコス・串カツ・お好み焼き・各種洋食屋などのキッチンカー、特設ライブステージなど一大アミューズメントスペースと化し、1日数万人の来場者が楽しみました。 ちなみに、冬木学園の関西中央高校のバトン部も、毎年この神武祭の参道パレードに参加しています。
2010.04.05
山本隆先生が関西テレビ「アンカー」に登場!
20歳代の若者はなぜ"からい"ものが苦手? 健康栄養学科山本隆教授が明快に解説! 関西テレビ平日18時から19時までのスーパーニュース「アンカー」では、いろいろなアンケート結果が示す数値の疑問に答えるというコーナーを設けており、今回は「20歳代の若者は30歳代・40歳代に比べて"からい"ものが嫌い、苦手なのはなぜ?」を解き明かすという。そこでコメンテーターとして登場されるのが、味覚に関する研究では随一の健康栄養学科教授山本隆先生。取材は2010(平成22)年3月31日、放映予定日は4月9日です。 傍でお聞きしていて山本先生の解説は明快で、なるほど確かにと、視聴者をうならせるものがあります。 そこで山本先生の許可を得て、以下に要約を掲載します。 「味覚には、五味(辛味・甘味・酸味・塩味・苦味)がありますが、これに『こく』をプラスすると、おいしさが格段に増すことになります。漢字の"からい"には、『辛い(わさびや胡椒・山椒のからさ)』、『鹹い(しょっぱい塩からさ)』の2つがあり、アンケートでお尋ねの"からい"は前者の方だとすれば、現代の若者の幼児期の食生活に原点があると思う。人間の味覚は、およそ10歳小学校4、5年生までに固まると言われていて、家庭で親と一緒に食べるのが普通です。乳幼児期には前者のような刺激物は与えないので、わさびや山椒などは人間の経験としては大人になってから食べるメニューの部類に入ります。健康な食事の摂り方は、好き嫌いせず何でも食べることが大切で、今まで食べたことのないものにチャレンジすることも大事です。"からい"ものも食べなくては楽しさやバリエーションが広がらず偏った食事になりがちです。でも大量に食べる必要はなく、少しでいい。"からい"ものは"痛み"に通じ脳に刺激を与え、やがて快感につながることもあります。食事は家族や仲間みんなで楽しく団欒の中で、おいしく適量(腹八分)に食べるのが健康の源です。」
2010.03.15
畿央大学が共催する「女性のためのがん予防キャンペーン」イベントに参加しました。
2010年3月13日、奈良県新公会堂の能楽ホールにおいて奈良県福祉部健康安全局主催、ヘルスチーム菜良(畿央大学、近畿大学、帝塚山大学、奈良女子大学)共催事業「女性のためのがん予防キャンペーン」が開催されました。 受付の様子 東大寺南大門を左に見ながら進むと、若草山をバックに清閑な奈良県新公会堂があります。 ここで、ロビーブース「ヘルスチーム菜良による健康展示」、第1部ヘルスチーム菜良各大学による学食で提供したいヘルスメニューの発表、第2部アグネス・チャンさんの講演会、第3部楽しく学ぶ女性の健康講座、など多彩な催しが行われました。 講演前後には、参加4大学の各チームがホール外周廊下を使ってパネル展示や体験コーナーの設営によって、「健康と食」について思い思いのPR。本学の学生(健康栄養学科2回生11人、指導教員は浅野恭代教授)たちは、前日に調理実習室で一生懸命作ったデザート「トマトとニンジンのコンポート」を配布し、ガムやレンコンを食べて“かみかみセンサー”で咀嚼回数を計測し、平均回数と比較、よく噛んで食べることが美味しさと健康的な食事摂取の基本であることを訴えました。 「トマトとニンジンのコンポート」を配布 咀嚼回数測定 約400人の聴衆を集めた能楽ホール舞台上での第1部学食ヘルスメニューの発表会では、畿央大学がトップバッター。今年1月28日学生食堂で1日限定デビューを果たした“畿央大ヘルシープレート”のレシピやアンケート結果グラフを披露しました。料理かしば服部料理長から学んだ人件費や複雑な手間の簡略化を通しての商品化の難しさ、そして何より安く美味しく食べてもらうことの大事さを強調しました。 第2部は、香港生まれの歌手、タレント、小説家、大学教授など幅広い肩書きを持つアグネス・チャンさんの講演。1998年初代の日本ユニセフ協会大使として、また2008年(財)日本対がん協会の「ほほえみ大使」に就任し、自らが体験した乳がん発見から摘出手術までの経緯や術後の薬の副作用などを説いて「ピンクリボン運動」や「リレーフォーライフ」を積極的に展開しています。 第3部では、アグネスさんらも加わって奈良県立医大島本郁子教授による、「女性のがん予防健康講座」。日本の女性のがん予防検診受診率の低さからくる死亡率の高さ、20歳~30歳代にかけて発症する頻度の高いウィルス性“子宮頸がん”はワクチン接種で簡単に防ぐことができるという知識の啓蒙が大事と、ほほえみ大使アグネスは訴え続けていました。 後片付けも終って最後に記念撮影。充実した一日でした。