2019年の人間環境デザイン学科の新着情報一覧
2019.06.13
G20大阪サミット シンボルデザインコンペの思い出~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
人間環境デザイン学科の加藤です。 構想や提案をしたけれども最終的には日の目をみずに終わったデザインのことを「インポッシブル・デザイン」と勝手に呼んでいます。人間環境デザイン学科の2・3回生が合同で学内外の課題解決に挑むプロジェクトゼミでは、毎年「インテリアプランコンテスト」にゼミ生一丸となって挑戦しています。第1次審査までは通過する学生もいますが、最終審査で入賞するまでには至っておりません。その他にも数々のコンペに挑んでいますが、ほとんど負けているのが実情です。建築家・安藤忠雄氏に「連戦連敗」という著書がありますが、氏ですら負け続けているわけです。 大阪でのG20サミット開催が連日メディアを賑わせていますが、このシンボルマークデザインも1年ほど前にコンペが開催され、最優秀作が選ばれて採用されました。実は、我々も果敢に挑戦していたのです。 採用されたロゴはこちら 当時の4回生山根寿奈さんと2人でG20サミット シンボルデザインに没頭していました。我々は、大阪で開かれるので太陽の塔の顔をイメージしてG20の文字が顔になるようにデザインしました。二人で「これはいける!」とほくそ笑んでいたのですが・・・ 開催を目前にした今になって悔しさが蘇ってきました。あまりに残念なので、インポッシブル・デザインとしてご紹介させていただきました。 人間環境デザイン学科准教授 加藤信喜 【関連記事】 学生が店舗デザインを担当した「izhaori」が令和元年5月1日にOPEN!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ
2019.05.08
学生が店舗デザインを担当した「izhaori」が令和元年5月1日にOPEN!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
人間環境デザイン学科の加藤です。私が設計を担当したころげ荘(2013年8月20日)でのゼミの夏合宿から6年近く経ちました。ころげ荘の施主から久しぶりに連絡があり、「奈良で期間限定ショップを出店するので学生さんと一緒にお店づくりを手伝ってもらえないか」というお話でした。オーナーさんは1年前に「izhaori」(古い着物をリフォームし、現代的な服にして販売)という新ブランドを立ち上げネット販売してきましたが、今回は商品を手に取ってもらえるブティックを2年限定でつくるという内容です。ゼミ生にとってはまたとないチャンスなので二つ返事で受諾し、すぐにプロジェクトは始まりました。 場所は奈良ホテルの南、福智院町にある5坪ほどの小さな敷地です。 早速、現場に行って採寸(2/13)をして、施主の要望を聞き、基本設計、模型(S=1/30)制作にとりかかりました。 ▼学生が制作した模型 ▼店内スケッチ(2回生 勝屋翔太) オーナーさんに研究室まで来ていただき(3/8)、施工していただく工務店さんにも同席してもらい学生と共にプレゼンをしました。幸いにもほぼ計画案は受け入れていただき、次は施工へと進んでいきます。 4月初旬に工事着工。4/17にはゼミ生5名と店舗の壁に珪藻土を塗りました(施工)。この道50年のベテラン左官職人さんに丁寧に指導していただき、1日ですべての壁を塗ることができました。金ゴテを片手に最初はぎごちなかったのですが、後半は慣れてきて職人さんからもお褒めの言葉をいただきました。 ▼初めての左官工事に悪戦苦闘しましたが、丁寧な指導のおかげですべての壁を塗り終えました。 壁に奈良出身の偉大なグラフィックデザイナー田中一光のオマージュとして鹿の絵をスタンプで描きました。 「izhaori」のハンコを別注してつくり、その小さいハンコを根気よく押し続けた力作です。 ▼制作~完成(ゼミ生 田中沙紀) ▼お昼にはオーナーさん手づくりのお弁当を店内でご馳走になりました。 入口ドアとウィンドウガラス部にまだサイン工事が残っていましたので、当日の午前中に学生がカッティングシートを貼ってプロジェクトは完了しました。 元号が令和になった5/1(水)にめでたくオープンの日を迎えました。 オーナー様の寛大な要望になんとかお応えすることができ、学生共どもホッとしているところです。 ▼フラッグは卒業生の山根寿奈さんがデザイン 【加藤ゼミ4回生たちの感想】 模型作りから壁塗りまで一通り経験させていただいた中で、特に壁塗りは職人さんに教えていただきながら塗りあげることができ、とても貴重な経験でした。 太秦柚香里 設計が実現する施工に関わるのは初めてで、施主さんと直接関わることや、生の現場を経験することで、想像との違いに驚かされました。このような機会を下さった方々に感謝し、今後に生かしていきたいと思っています。 青木紗耶 実際の店舗を1から作り上げるということを、学生のうちに経験でき、とても勉強になりました。打ち合わせに参加するだけでなく、実際に現場で作業の手伝いもやらせてもらえたことで、出来上がりの工程を直に感じられて嬉しく思いました。 田中沙紀 ▼「izhaori」(古い着物をリフォームし、現代的な服にして販売) お近くにお越しの際には、ぜひ、お寄りください。 人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜 【関連記事】 「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ 「バーンデザイン」農家小屋アート!第3弾~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 白浜夏合宿リポート~人間環境デザイン学科 加藤ゼミ
2019.04.25
株式会社タナベ新社屋の外構計画「地域に開かれた広場」を提案!~人間環境デザイン学科「ランドスケープ演習」
昨年の6月頃、奈良県田原本町にある株式会社タナベ様から新社屋の外構計画についてご相談を受けました。昨年7月に新社屋の落成式を終えられたのですが、植栽や外構部分が未完成の状態でしたので、地域住民の方々も気軽に利用できる『地域に開かれた広場』をぜひ学生たちにデザインしていただきたいとのことでした。 早速、現地調査を行い周辺環境や近隣住民の様子を把握した上で、講評会に向けてプランを考えはじめました。そして2019年2月4日(月)、社長もお招きし全23点の講評会を行いました。 新社屋の周辺には緑が少なく、周辺住民が集える場所がなかったため、学生たちの提案にはたくさんの木々と気軽に腰かけられる場所、楽しいイベントが行える広場など、様々な提案がありました。 全23点の中から最優秀賞と優秀賞を選んでいただき、選ばれた学生にはバレンタイン限定の歯ブラシやレインボー歯ブラシなどが贈呈されました。また、今回提案させていただいた中から実現するものもあるとのことで、学生たちもとても喜んでいる様子でした。 企業様を相手に発表する機会はあまりないので、とても良い経験をさせていただくことができました。 作品1:“地域の庭先” ・コンセプト 働いている方の温かさとマッチした外構計画を。我が家の庭のようにふらっと立ち寄り、留まる。自然に人が集うみんなの庭先のようなプランに。正面玄関側に3つのゾーンを設置(シンボルツリー・プライベートゾーン・イベント)し、広場の利用者の気分や用途に合わせて使用できるようにしました。また、駐車場側には直線的な敷地に動きをつけるための小径を設置しました。大きな手洗い場などを置くことで歯ブラシ工場でのハミガキ教室など、地域へ開く動きとしてイベントを提案。工場のシンボルカラーである赤は、シンボルツリーのイロハモミジで印象付けを図れるように工夫しました。 ・感想 敷地のスケール感をとらえることがとても難しかったです。自分の提案したいプランをどのサイズで配置するべきなのか現況図や現況写真などをもとに何度も練り直し完成させました。地域に開かれた広場に何が必要であるのかを自分なりに考えプランニングに落とし込み、工場の社員の方に発表できるように取り組みました。植栽を一本一本調べながら配置し実際どのような空間になるのかをイメージしながらの作業は難しくもありましたが大きな学びになりました。空間を使用する対象者は誰で、伝えたい提案をどう上手く表現するのかを常に考え制作した経験を今後にも生かしていきたいと思います。 人間環境デザイン学科4回生 矢野眞子 作品2:“楽しく、キレイ” ・コンセプト 地域に開かれた企業事業地という要望で、周辺住民に気軽に入って楽しんでもらえるようなプランにしました。入っていいことが分かりやすいよう敷地外からでも目につく場所に休憩所を設け、里道と敷地の境には小さなトンネルを設置しました。舗装の色などに気を使い全体的に明るいイメージにすることで清潔感も意識しました。また、「キレイ」に関してはプランニングの面だけでなく、歯ブラシ工場ということでみんなの歯をきれいに保つために情報を発信するプログラムを考えました。イベントを定期的に開催していくとのことで、その時に工場の製品以外でもタナベがおススメするオーラルケア商品を紹介・販売してもらうこと、お悩み相談コーナーを設けることを提案しました。 ・感想 プランニングをするにあたって、「企業の要望に応えるためにはどうすればいいのか」にかなり悩みました。また、駐車場などの使いやすさも考えながらゾーニングをうまくつなぐのが難しかったです。1つの正解がないので完成させるのに時間がかかりましたが、自分のやりたいことを大切にして課題を進めました。 植栽の種類を決める時は、自分のイメージする見た目と場所ごとの条件に合う樹木を探すのが大変でした。いろいろ検討して最終的には納得のいくプランができました。樹木について少し知識がついたように思います。また、この課題でプランニングをする上でアクティビティを考えることが大事だと気づくことができました。 人間環境デザイン学科4回生 外尾華奈子 【関連記事】 「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 「広陵町箸尾縁台プロジェクト」レポート!~人間環境デザイン学科陳プロジェクトゼミ 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ 今井町“みんなでつくろう!”床几プロジェクト~人間環境デザイン学科 竹取公園ツリーハウスが完成!~人間環境デザイン学科プロジェクトゼミ 広陵町にまちづくり提案!~人間環境デザイン学科「ランドスケープ演習」
2019.04.10
2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.2~人間環境デザイン学科
人間環境デザイン学科では、2019年4月4日(木)・5日(金)と2日間にわたり、1泊2日の新入生宿泊研修を行いました。研修には、新入生67名、学科在学生4名、教員4名、キャリアセンター職員1名が参加しました。 人間環境デザイン学科では、建築やインテリア、アパレルについて学ぶ学生が多くいます。 今回の研修では、常に自然と向き合っている設計・制作を行う上で、平成に多く発生した自然災害に対し、私たちが考えなければならない事をテーマにしました。 ~1日目:4月4日(木)~ 1日目に訪れた兵庫県の神戸市にある「人と防災未来センター」では、阪神淡路大震災の経験と教訓を後世に伝えるとともに、これからの防災、減災をテーマとした展示を行っています。 ▲当時の資料なども多く保存されていました。また水圧歩行体験もさせていただきました。 ▲防災マップで自宅付近を確認…その後は、震災を実際に経験した方のお話を聞きました。大切なのは日ごろの「挨拶」と「整理整頓」。近所付き合いの大切さに気が付かされました。 昼食後は、『舞子海上プロムナード』に向かいました。 ▲明石海峡大橋:海面からの高さ約47m、陸地から明石海峡へ約150m突出した延長約317mの回遊式遊歩道を歩きました。 宿泊施設に到着し、夕食の前に研修を開始しました。 《研修内容》 南海トラフ地震が発生したと想定。大学体育館に200人が避難している。 そこで起こりうる課題を明らかにし、それらを解決するデザインを提案する。 ▲班に分かれ、課題を出し合っていきます。プライバシーの確保やトイレ問題などさまざまな課題があげられました。 ▲発表:寝袋付きリュックの提案や学科ごとの役割を設ける提案など様々な提案がありました。 発表後は夕食です。 入学式から2日しか経っていませんが、とても和気あいあいと楽しくいただきました。 夕食後、学生達は部屋に戻り、「夢をチカラに」をテーマにした作文を書いて、1日目の研修は終了しました。 ~2日目:4月5日(金)~ 2日目は、『ヨドコウ迎賓館』に行きました。 1918年にアメリカが生んだ近代建築の巨匠フランク・ロイド・ライト設計による国指定重要文化財の建築物です。 幾何学的な彫刻を施した大谷石や、複雑な木組み装飾、植物の葉をモチーフとした飾り銅版など、自然と融和するライトの建築思想を感じられます。建物は緑に囲まれた小高い丘の上に建ち、屋上のバルコニーからは六甲の山並み、市街地や大阪湾を眺望することができます。 ▲最後は全員で記念撮影 宿泊研修で気が付いたこと・学んだことを忘れずに、大学生活を有意義に過ごしてほしいと思います。 これからの4年間がとても楽しみです! みんなそれぞれの夢に向かって頑張りましょう!! 人間環境デザイン学科 助手 中井千織 【関連記事】 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.1-2~看護医療学科2日目 2019年度 新入生宿泊研修レポートvol.1~看護医療学科1日目
2019.04.02
平成31年度入学式を行いました。
2019(平成31)年4月2日(火)、畿央大学健康科学部334名、教育学部203名、健康科学研究科28名(修士課程23名、博士後期課程5名)、教育学研究科修士課程2名、助産学専攻科10名、臨床細胞学別科3名、あわせて580名の新しい畿央生が誕生しました。学部は午前10時、大学院・専攻科・別科は午後3時から入学式を行いました。 冬木記念ホールで開催された学部の入学式では、学科長が新入生を一人ひとり呼名し、冬木正彦学長による入学許可をいただきました。 学長式辞では「建学の精神『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』を実践し、充実した大学生活を送ってほしい」と述べられました。 続いてご来賓の山村吉由広陵町長、香芝市の吉田弘明市長、岡﨑亜矢子後援会長よりエールをいただきました。 新入生代表の理学療法学科1回生の大澤一輝さんから宣誓、在学生代表の長あかりさんから歓迎の言葉があり、閉式となりました。 閉式後には、学部長・学科長・1回生の担任の教員紹介、畿央パフォーマンスチーム「KiPT」とアカペラ部「ADVANCE#」による学歌披露・歓迎LIVEパフォーマンスで新入生を歓迎しました。 午後3時からは大学院健康科学研究科・教育学研究科・助産学専攻科および臨床細胞学別科の入学式が行なわれました。入学生全員の名前が読み上げられ、入学を許可された後、それぞれの研究科長・専攻科長・別科長から祝辞をいただき、より高度な学びと研究活動に向けての決意を固める日となりました。 公式Facebookページでは入学式のフォトレポートをご覧になれます。
2019.03.20
平成30年度 卒業パーティーレポートvol.2~人間環境デザイン学科編
平成30年度卒業証書・学位記・修了証書授与式が3月15日(金)、冬木記念ホールにて挙行され、566名の卒業生が巣立ちました。今年度から卒業パーティーは学科・専攻科にわかれて開催することになりました。 第2弾は「人間環境デザイン学科」です! 人間環境デザイン学科13期生の田中創です。 2019年3月15日(金)、River Suite OSAKA にて卒業パーティーが開催されました!人間環境デザイン学科では、3回生の卒業パーティー実行委員6名と共に、4年間お世話になった先生方へたくさんの感謝を込めて卒業パーティーを"謝恩会"として行いました! 会場では、友達と写真を撮る人、先生と思い出話を語り合う人、ひたすらお酒を飲む人など…それぞれの楽しい時間を過ごしました。 実行委員会の3回生達に余興として、様々な景品を用意したじゃんけん大会が開かれて、会場は大いに盛り上がりました。 盛り上がったところで、4回生から先生方に花束を贈呈し、感謝の気持ちを伝えました。 その後、人間環境デザイン学科長の三井田先生から、学生に贈る言葉をいただき、刺激を受け、これからさらに頑張っていこうと改めて意識を高められ、無事閉会しました。 人間環境デザイン学科では、先生も含めての2次会も行いました。 2次会ではさらに盛り上がり、先生方とも今まで以上にフランクにお話しすることができました! 大学生活の思い出話を語る中で、グッとくるものがたくさんあり、本当に畿央大学の人間環境デザイン学科で4年間過ごせてよかったなと思いました。 私たち人間環境デザイン学科では、他の学科のようにみんなが同じ道を歩むわけではありませんが、それぞれの夢を畿央大学で、素晴らしい先生方のもとで、素晴らしい仲間と共に、叶えられたことを誇りに思います。今後も大学生活で学んだことを活かし、日々勉強を重ねていきたいと思います。 さらに成長した姿でまた、 お世話になった先生方とお会いできることを楽しみにしています。本当にありがとうございました! 人間環境デザイン学科13期生 田中 創 ●大学公式facebookページで卒業式のフォトレポート!(facebookアカウントをお持ちでない方もご覧になれます) ≪他学科の卒業パーティーレポート≫ 平成30年度 卒業パーティーレポートvol.5~健康栄養学科編 平成30年度 卒業パーティーレポートvol.4~看護医療学科編 平成30年度 卒業パーティーレポートvol.3~現代教育学科編 平成30年度 卒業パーティーレポートvol.1~理学療法学科編
2019.03.18
平成30年度卒業証書・学位記・修了証書授与式を行いました。
平成30年度卒業証書・学位記・修了証書授与式が3月15日(金)、冬木記念ホールにて挙行され、健康科学部317名(理学療法学科64名・看護医療学科91名・健康栄養学科98名、人間環境デザイン学科64名)、教育学部215名、助産学専攻科8名、大学院26名(健康科学研究科修士課程16名、博士後期課程4名、教育学研究科修士課程6名)の合計566名を送り出しました。 午前10時に開式し、国歌・学歌の斉唱の後、学部学科ごとの代表者に卒業証書・学位記・修了証書が手渡されました。その後、学長表彰が行われ、特に優秀な成績を修めた学生が各学科から1名選ばれ、表彰状と記念品が手渡されました。 冬木正彦学長による式辞では、「卒業してからも、建学の精神である『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』を実践し、常に仲間との絆や支えてくださる周囲の皆さんへの感謝の気持ちを忘れず、社会で大いに活躍してください。」という言葉が送られました。 続いて山村吉由広陵町長、岡崎亜矢子後援会長、唄大輔畿桜会長よりご祝辞をいただきました。 その後、学生自治会である畿友会長の大津留黎さんが在学生を代表して送辞を、卒業生を代表して現代教育学科の松岡紗夜さんが答辞を述べました。 卒業生の皆さん、おめでとうございます。 大学公式facebookページに式典のフォトレポートを掲載しておりますので、合わせてご覧ください。 (facebookアカウントをお持ちでない方もご覧になれます)
2019.03.14
人間環境デザイン学科「2018年度卒業研究・作品展」を開催しました。
2019年3月9日(土)、3月10日(日)の2日間にわたり、人間環境デザイン学科2018年度卒業生の「卒業研究・作品展」が大和高田さざんかホールにて開催されました。 建築・インテリア系、アパレル系の作品と論文のパネル展示、合計58点が展示されました。 この学外展示に先立ち、2月には学内で卒業研究講評会を行い、教員の選考により、学長賞1名と優秀賞2名を決定しました。 ▲1日目講評会の様子 一人ひとり、作品・研究に込めた思いやコンセプトを説明しました。 ▲2日目選抜講評会の様子 1日目の講評会で、教員の選考により選ばれた14名が、再度プレゼンテーションをしました。 それでは、平成30年度の学長賞と優秀賞をご紹介します。 ★学長賞 足立夏希 『奄美の風を届ける 〜 25日間の本場奄美大島紬体験記〜』 ☆優秀賞 門野 菜奈 『川内倫子写真美術館』 ☆優秀賞 辻本 茜 『茜さす 〜幻の日本茜を探し求めて〜』 その他の作品も力作揃いで、とても見応えのある展示会となりました。 初日からたくさんのOB・OGや一般の来場者の方々にお越しいただき、今年も大盛況でした。 また、学生達も自分の作品について熱心に説明していました。 たくさんのご来場ありがとうございました。 【関連記事】 人間環境デザイン学科 作品ギャラリー 人間環境デザイン学科卒業生交流会を開催しました。
2019.03.11
人間環境デザイン学科卒業生交流会を開催しました。
人間環境デザイン学科初の卒業生交流会を開催! 2019年3月9日(土)18時半より本学にて、畿桜会(同窓会)主催で学科初となる「人間環境デザイン学科卒業生交流会」を開催しました。同日に2018年度卒業研究・作品展も開催しており、2007年に卒業した1期生から今年卒業した12期生と退職教職員、現教職員をあわせて60名が集まりました。中には東京や名古屋といった遠方から駆け付けつけてくれたり、卒業ぶりに母校に戻ってきた卒業生もいました。 畿桜会では卒業年度ごとに1名の代表幹事(役員)を選出しており、「同学年だけでなく先輩・後輩とのパイプも太くしていきたい」という思いで、企画から広報、実施までを卒業生が中心になって進めています。 交流会を始める前に、先日逝去された冬木智子名誉学園長を偲んで、参加全員で1分間の黙祷を捧げました。 学科主任の東実千代先生による「おかえりなさい!」という乾杯の発声で交流会がスタート。全卒業生による30秒自己紹介タイムでは、設計、施工管理、ハウスメーカー、インテリア、リフォーム、アパレル、家庭科教諭、広報、作業療法士、公務員など、幅広い分野で卒業生が活躍していることを共有しました。 歓談後には人間環境デザイン学科の2代目のキャリアセンター就職担当(現在は広報センター所属)伊藤氏による「人間環境デザイン学科のこれまでと畿央大学の発展」をテーマにしたプレゼンテーションを開催。非常に盛り上がりました。 また終盤には、2期生の西嶋健太郎さんが飛び入りで「自らの設計した住宅」というテーマで発表をし、恩師や後輩たちにモノづくりにかける熱い思いを届けてくれました。 中締めのあいさつでは学科長である三井田先生が「本当に今日は感動した。まだ終わりたくないけど…次回はもっと大人数で開催しましょう!」と力強いお言葉を頂戴して交流会は終了…となりましたが、交流会は終了時刻をこえても続くほど盛り上がっていました。 終了後に回答いただいたアンケートの結果も確認しながら、今後の卒後教育イベントの展開・発展を検討していく予定です。 なお、今年の5月19日(日)に平成31年度畿桜会(同窓会)総会・懇親会を開催いたします。 また、10月19日・20日の畿央祭(学園祭)では、例年300人以上の卒業生が集まる同窓会サロンを開催いたします。多数のご来場、心よりお待ちしております。 【関連リンク】 平成31年4月20日(土)故 冬木智子名誉学園長の「お別れの会」 平成30年度 理学療法特別講演会を開催しました。 第1回現代教育特別講演会・交流会を開催しました。 第2回健康栄養卒業生交流会を開催しました。 第2回看護医療学科卒後教育研修会を開催しました。
2019.03.06
「ちゃんこ好の里」さんのサイン看板作成!~人間環境デザイン学科加藤ゼミ
2018年の夏、人間環境デザイン学科 加藤プロジェクトゼミでは3年目のバーンデザインを行いました。 その時に、ぶどう農園の方から紹介されたお店が、ちゃんこ好の里さんでした。お店のサイン看板を描いてほしいという依頼でしたが、当時バーンデザインが終わったばかりで、すぐに夏休みに入ってしまい対応ができませんでした。 ゼミ生(2回生)数名とお店に打ち合わせに行けたのは、後期授業の始まる直前になっていました。ようやく関屋駅前の現場を視察して、好の里さんの要望をお聞きすることができました。実は、香芝市が相撲発祥の地であるとは、その時まで知りませんでした。大学に帰ってからいろいろと案を練り、下記の4つ(A,B,C,D)のデザイン案を提出しました。香芝市のマスコットキャラクター”カッシー”もデザインに入っています。 ▼提案した4デザイン 提案後、しばらくして好の里さんから返答がきましたが、正直困ってしまいました。「すべてのデザイン案が素晴らしく、A,B,C.Dの要素を全部取り入れてもう一度デザインしてほしい」というものだったからです。 そんなことがあって最終的にデザインが決定したのは2018年の11月末になっていました。しかし、その時はゼミで別のプロジェクトが進行中で、すぐに好の里サイン看板の制作に取りかかることができませんでした。 実際に制作を始めたのは2019年の2月になってからです。ゼミ生たちは春休み中も毎週集まって熱心に制作を続けました。サイン看板の大きさは幅3.6m、高さ1.6mもあるため、4分割してつくりました。 ▼最終決定したデザイン ▼制作の様子 【加藤ゼミ2回生たちの感想】 看板の制作にあたって様々な課題があり簡単ではありませんでしたが、完成した看板はカラフルでインパクトのあるとても良いものになったと思います。この看板によって相撲発祥の地であることと、好の里さんの美味しいちゃんこ鍋を、より多くの人に知ってもらえたら嬉しいです。 奥村綾 「想像していたよりも大きな看板を自分たちで一から作るのはとても大変でしたが、終わった時の達成感はとても大きかったです。みんなで試行錯誤して一つのものを作れて良い経験になりました。好の里さんのお店に飾られたところを見るのがとても楽しみです。 齋宮ひなの 失敗の連続でドキドキしました。原画を転写する時にカーボン紙ではなぜかできませんでした。ペンキを塗る時には表面に定着せず、完成する気がしませんでした。でも、みんなで力を合わせて最終的にはいいものができたと思います。 陣田真衣 2回生だけでのプロジェクトで、途中思うように進まなかったこともありましたが、みんなでデザイン案を考えるところから制作まで出来て、とても良い経験になりました。 谷村菜緒 思いがけず始まった看板づくりでしたが、最終的には彩りも良く、ちゃんこ鍋屋さんの看板として素敵な仕上がりになったかと思います。 亀岡功嗣 あんなデカイ看板作ったのはじめてなんで興奮しました!つくるのしんどかったですけど、いい看板ができて良かったです! 鵜野銀次郎 これから電車から見える位置に取り付けられる予定ということで、楽しみでワクワクしています。 【サイン看板 設置編】 平成31年3月28日(木)、お店にサイン看板を設置することができました。好の里さんからお礼のお言葉を頂きました。 ▼好の里さんからのコメント 大相撲大阪場所が終わり、力士たちはこれから伊勢巡業へ向かわれるのですが、相撲列車として近鉄大阪線「あおぞら号」で移動することになっており、毎年、この列車がお店の前を通るのです。いつも相撲列車にむけて手を振るのですが、今年はそれが3月30日(土)にあたり、看板の設置がなんとか間に合えば・・・と思っていましたが、3月28日(木)に無事に設置することができました。 実際に建ててみると、平面で見ていた時よりリアルで、さらに凄い!!学生の皆さんのパワーが溢れていて、素晴らしい看板です!畿央大学ならびに携わってくださった学生の皆様、本当にありがとうございました。 ●相撲茶屋ちゃんこ好の里 さんの公式Facebookにて【あおぞら号】の通過の様子がご覧いただけます。 人間環境デザイン学科 准教授 加藤信喜 ●過去のバーンデザイン記事 「バーンデザイン」農家小屋アート2018~人間環境デザイン学科加藤ゼミ 「バーンデザイン」農業小屋アート2017~人間環境デザイン学科 「バーンデザイン」関屋農家小屋環境アート2016~人間環境デザイン学科 【関連記事】 大学に隣接する商業施設「エコール・マミ」へのデザイン提案!~人間環境デザイン学科加藤プロジェクトゼミ 畿央祭展示「角々庵」~人間環境デザイン学科 人間環境デザイン学科教員が「百舌鳥・古市古墳群」世界遺産のぼりデザインで入賞!