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看護医療学科の新着情報一覧

看護医療学科の新着情報一覧

2025.07.30

パパのためのベビークラスを開催します~畿央大学看護実践研究センター

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2025.07.30

後期からの臨地実習に向けて!~看護医療学科「老年看護援助論Ⅱ」

看護医療学科の「老年看護援助論Ⅱ」(3年次前期必修科目)では、高齢者看護に必要とされる生活機能の視点を重視したアセスメントや看護技術、紙面上の事例による看護過程の展開を通して、高齢者の日常生活の維持に必要な看護技術を演習形式で学びます。 今回は、紙面上の事例を用いて看護過程の展開をし、対象者の強みに着目した目標を一人ひとりが考え、看護計画を立案・実践していきます。模擬患者になる学生は、「高齢者疑似体験」の装具を装着し、加齢に伴う身体的・精神的変化を体験する貴重な機会ともなりました。     今回は、右上下肢麻痺の高齢者を対象に車いすへの移乗や口腔体操、アクテビティケアを実施する計画が多く立案されました。たとえば、臥床している対象を端座位にする場面(ベッドで横になっている状態から椅子の端に腰掛け、足を床につけた姿勢にする場面)では、頭の中で描いたイメージと実際の動作が一致せず、考えれば考えるほど迷いが生じている様子が見られました。車いす移乗も、これまで学んできた看護技術が上手く活かせず、戸惑う場面が多く見受けられました。     きっと右上下肢に麻痺のある患者さんをイメージすることが難しかったのもあると思いますが、患者さんの強みを活かすためにどのように見守るべきか、どこまで援助したら良いのかの戸惑いもあったのかと思います。患者さんの病態や現在の状況を把握し、どこまで介入すべきか、どのような環境を整えるべきかを考えていけるといいなと思います。今回の演習では、「基本の大切さ」を実感する機会になったのではないかと思います。みなさんが患者さんのために、一生懸命悩み、考え、行動する姿はとても頼もしく、心から応援したくなる時間でした。       後期からは、いよいよ臨地実習が始まります。対象者を包括的に理解し、適切な看護を実践するための基本的知識をつけていく努力が必要になります。きっと、多くの悩みや困難に直面することもあると思いますが、実習先には皆さんを待っている患者さんや指導者の方々、そして教員がいます。これまで培ってきた知識と技術を十分に発揮できるよう、一緒に頑張っていきましょう。     看護医療学科 助教 伊藤 千春 関連記事 先輩から後輩へ、看護のバトンをつなぐ!~精神看護学研究室の卒業生と4回生が授業に参加! 学生企画【セクソロジープロジェクト】高校生とともに性について考える~YMCAインターナショナルハイスクール性教育プロジェクト実施報告 看取りを体験したご遺族の語り ~ 看護医療学科「終末期ケア論」 公衆衛生看護学管理論 奈良県統括保健師講義~ 看護医療学科 国保中央病院 緩和ケア病棟「飛鳥」の見学に行きました。~ 看護医療学科「終末期ケア論」 「フィールドワーク:自分たちにできること、共生社会の在り方を考えよう」~ 看護医療学科「認知症ケア論」  

2025.07.23

先輩から後輩へ、看護のバトンをつなぐ!~精神看護学研究室の卒業生と4回生が授業に参加!

先日、3年次配当の「精神看護学援助論Ⅱ」の授業で、発表会が開催されました。 この授業では、紙面上の事例を用いて、学生一人ひとりが患者さんの状況を深く理解し、その方に合った看護計画を立てる演習をしています。今回は、3回生の看護計画発表会に、心強い先輩たちが駆けつけてくれました。参加してくれたのは、本学の精神看護学研究室を卒業し、現在、臨床の第一線で看護師として活躍している卒業生3名と、実習を終えた4回生5名です。 臨床のリアルな視点が、学びを深める 発表会では、3回生が自身の立てた看護計画を堂々と発表。ゼミの先輩たちは、その後輩たちの発表に真剣な眼差しで耳を傾け、温かい拍手を送っていました。発表後には、卒業生や4回生から、後輩たちのために心のこもったフィードバックが送られました。 「信頼関係がともかく大切」 という、精神看護学の根本を改めて問うこと。 「この患者さんと家族の置かれている状況から考えるに、看護師はそばにいることが大切」 という、具体的な看護の方法。 そして、これから本格的な実習に臨む3年生に向けた、精神看護学実習への具体的なアドバイスや心構え。 教科書だけでは得られない、臨床現場の「リアル」な視点からのアドバイスは、3回生にとって何よりの学びとなったようです。       初対面の緊張も、笑顔の交流会で和やかに 発表会の後には、学年を超えた交流の時間が設けられました。 初対面ということもあり、最初は緊張した面持ちだった学生たちも、会話が弾むにつれてすぐに打ち解け、会場は和やかで楽しそうな雰囲気に包まれました。   参加した学生たちの声 【3回生より】 「実際に臨床で働いている看護師さんの視点からのコメントは、一つひとつが具体的で、本当に勉強になりました。実習に向けての不安が少し軽くなり、モチベーションが上がりました!」   【4回生・卒業生より】 「後輩たちが真剣に課題に取り組んでいる姿を見て、とても驚きましたし、私たち自身も初心を思い出す良い機会になりました。自分たちの経験が少しでも後輩の役に立てたなら嬉しいです。」   教員より:卒業生が紡ぐ教育 先輩から後輩へと、知識や経験、そして看護への想いが受け継がれていく光景は、教員にとっても大変喜ばしいものです。特に、研究室(ゼミ)の卒業生が立派な看護師となり、後輩指導のためにこうして帰ってきてくれるのは、感慨深いものがありました。このような縦のつながりを通じて、学生たちが刺激を受け、学びを深め、実習への意気込みを高めてくれることを心から期待しています。   そして、卒業後や進級後もこうして母校や後輩のために駆けつけ、後輩の育成に力を貸してくれる卒業生・上級生の存在は、大学にとって何よりの財産です。大学の教育は、教員だけでなく、素晴らしい同窓生たちによっても作られるべきだと、改めて実感した一日でした。   それぞれにこれからたくさんの試練が待っています。3回生は多くの実習、4回生は卒業研究や国家試験、卒業生は現場に適応することや後輩指導の大変さなどが待っています。多くの試練に投げ出さず、果敢に取り組む一所懸命な若手を、これからも応援し、見守っていきます。頑張れ!     精神看護学研究室 准教授 紅林 佑介 関連記事 学生企画【セクソロジープロジェクト】高校生とともに性について考える —— YMCAインターナショナルハイスクール性教育プロジェクト実施報告 看取りを体験したご遺族の語り ~ 看護医療学科 「終末期ケア論」 公衆衛生看護学管理論 奈良県統括保健師講義~ 看護医療学科 国保中央病院 緩和ケア病棟「飛鳥」の見学に行きました。~ 看護医療学科「終末期ケア論」 「フィールドワーク:自分たちにできること、共生社会の在り方を考えよう」~ 看護医療学科「認知症ケア論」 「精神看護学援助論Ⅱ」の授業でロールプレイングを行いました。~ 看護医療学科  

2025.07.23

看護医療学科 紅林准教授、国際学術誌『SAGE Open Nursing』の編集査読委員に就任

看護医療学科 准教授/健康科学研究科 准教授 紅林 佑介 ■ 学術誌『SAGE Open Nursing』について 『SAGE Open Nursing』は2015年に創刊された学術誌です。学術誌の影響度を示す指標の一つにおいて、同誌は看護学の分野で上位25%以内に入る「Q1」というカテゴリーに分類されており、国際的に認知されているトップジャーナルの一つです。   ■ 論文の品質を支える「査読」とは? 学術論文が学術誌に掲載される前には、「査読(さどく)」と呼ばれる、その分野の専門家により審査されます。これは、研究の質と科学的な信頼性を担保するための重要なプロセスです。 ■「編集査読委員」の役割 編集査読委員は、世界中から投稿される論文に対し、専門的な知見からその価値を評価し、掲載の可否を判断するなど、査読プロセス全体に責任を持つ役割を担います。 編集査読委員への就任は、その研究分野における専門性が評価されたものであり、この活動を通じて、同学問分野の発展への貢献が期待されます。   https://journals.sagepub.com/home/SON

2025.07.22

学生企画【セクソロジープロジェクト】高校生とともに性について考える~YMCAインターナショナルハイスクール性教育プロジェクト実施報告

2025年7月15日(火)、看護医療学科の学生5名が、YMCAインターナショナルスクールで性教育の参加型ワークショップを実施しました。今回の活動では、性感染症・性的同意・妊娠・避妊など多様なテーマに触れ、感染症体験ゲーム、劇、ロールプレイ、○×クイズ、コンドームの実演などを通じて、高校生とともに多角的に考える時間を共有しました。 参加学生たちの声とともに当日の様子をご紹介します。 アイスブレーク ~ 感染症はこうして拡がる! 授業冒頭、3人にしか“感染”していない状態から始まる水の交換ゲーム。みんなは水ですが3人だけアルカリイオン水です。     じゃんけんをして負けた人のコップに全部水を入れ、混ざったところでお互い半分ずつに水を戻すということを4回繰り返しました。みなさん積極的に交換してくれていて、私たち学生にも声をかけて交換してくれました。     交換後に試薬を一滴垂らすと変色する人、しない人ができ、感染が広がっている状況がわかります。結果を見た時には、「おおーっ!」と歓声が上がり、盛り上がってくれていました。また、「感染してる。Oh my god!」と知らぬ間に感染していることを体験してくれているような声も見られていました。     驚きの声が教室に響き、性感染症が“気づかぬうちに拡がる現実を体感。盛り上がりながら深く考える導入ができたことに手ごたえを感じました。梅毒について知っている生徒は多かったですが、今回なぜ若者の世代で増加傾向にあるのかについても学んでもらうことができたと思います。   ○×クイズ 次に、○×クイズでは、5秒と少ないシンキングタイムでも、近くの友達と話して、考えを共有しているようで、とても積極的に参加してくれていました。   また、クイズの最後には、「性感染症になる原因について何が考えられるか?」というテーマで、ディスカッションしてもらいました。この時には、「避妊以外思いつかない。」や「関係を持つ相手のことを知ることが大事だと思う。」などの意見が出ていました。学生が話しかけても、快く意見を共有してくれていて、とても盛んな意見交換ができていました。   パーソナルスペースを体験! 次に、この距離、近すぎる?「友達との距離感」をテーマに、パーソナルスペースを体験するロールプレイです。     まずは担任の先生にもご登場いただきながら距離のとり方の寸劇で皆さんに考えてもらいました。自分の心地よさと他人の感じ方の違いに気づくディスカッション。   「私は触られるのは嫌っ!」「仲の良い友達だと近くても僕は気にならないけど、相手がどのように思っているのか本当はわからない。」「自分だったら仲良い子とボディタッチは全然いけるけど、あんま話したことのない子からボディタッチされたら嫌かな」「相手に聞いてみるのが一番。でも、聞くのって案外難しい」と様々な意見が出ていました。     距離感について、自分の価値観を振り返ってもらえたと思いますが、さらに相手の感覚は自分とは違う場合があることや人との距離感にも思いやりが必要であることが伝わっていたらいいと思いました。   妊娠について考える 次の話題は妊娠。「妊娠した彼女からすぐに逃げる彼氏」のロールプレイング。太郎くんと花子さんのLINEのやり取りから考えました。     LINEのやり取りについて考えてもらう時間を設けた際、「彼氏最低!」「彼氏ダメでしょ!」と、彼氏を非難する意見がたくさん出ていました。その上で、「私だったらすぐに親を巻き込む!」と誰かに相談するようにする意見も出ていました。ただ、人によって「すぐに親に相談できる人とできない人がいるよね。」という話題にもなり、彼氏をただ非難するのではなく、その場でどうすればよかったのかと考えてくれていました。   「男の自分から見ても妊娠させたのは自分ってわかってるのにほんまに俺?って言うのは違うなって思った」自分が太郎くんの立場だったらどうする?と問いかけると、「花子さんと一緒に病院行ってあげる」「一緒に病院行って、親とかにも一緒に話をする」と、友達同士で話したり、学生に意見をくれたりしました。想像しにくいから分からない、恥ずかしいから考えたくない、という子は1人もおらず、一生懸命考えて、話して、想像してくれました。   女の子側に立った時には、身体を大切にしたいから親に相談する、相手の親も交えて話し合いたいといった意見が聞かれました。また、男の子側に立った時には、女の子が別の男性と関係を持っているかもしれないから「俺じゃない!」と言ったのではないか、自分の子という確証が欲しいとの意見がありました。「病院に行くにしてもお金が必要。お金は誰が出すのか。」と妊娠することでカップルの間に発生する様々な問題についても気づいて貰うことができました。物事を多角的に見る視点があって素敵だなと思いました。また、「知らん人と性行為するのは、性感染症に感染するリスクがあると思う」などそれぞれ、考えたことを素直に私に伝えてくれて、共感できる部分もあったり、そんな風に考えることもできると自分の学びにも繋げることができました。   避妊の必要性について 最後にコンドームを配った時も、女子生徒の子が「これって女子も着けれるようにならないといけないんですか?」と聞いてくれた子がいました。コンドームを見るのが初めてという子も中にはいたと思うのですが、その時は「女の子も正しい着け方を知っておくことで、自分の身を守ることにも繋がるよ」と伝えると、友達と一緒に袋を開けて実際に触ってみたりしてくれました。     コンドームの実演も、率先して模型を使って試す様子も見られ、避妊の必要性を感じてくれたのかなと思っています。         また、岡先生の解説時も、真剣に聞いてくれている様子があり、とても嬉しく感じました。準備段階ではどんな生徒さんがいるのか、どんな様子で聞いてくれるのか楽しみな反面少し心配もしていました。でも、実際には男女問わずみんなが前を向いて話を聞き、質問しても恥ずかしがらずにきちんと答えてくれて、コミュニケーションをとりながら性について話せたことが、とても楽しかったです。   意見を聞いて回った際も、恥ずかしがらずに考えて沢山意見を出してくれました。アットホームな空気感で、みんなで一緒に性について考えることができたと思うので、とても良い機会だったと思います。私も今回参加させていただけて、性について考えることはもちろん、高校生に伝えるにはどう工夫する必要があるかなど、様々な視点で考えることができたので、とても良い勉強になりました。   授業が終わった後に、女の子の2人組が「いつもの授業よりは面白かった」と話しているのが聞こえて、それが個人的にとても嬉しかったです。少しでも興味をもって今後の人生に役に立ってくれたらいいなと思いました。今回は小さい教室で少人数であり、高校生もフレンドリーであったため、交流しながら性について学んでもらえたのが自分もみんなも楽しめた理由なんじゃないかなと思いました。   看護を学ぶ私たちにとっても、「伝えるとは何か」を深く考える貴重な機会となりました。 今後も学生による性教育プロジェクトを継続し、対話と実践を通じて大学生が中学生や高校生に伝え世代をつなぎ、育む活動として続けていけたらいいなと思いました。 関連記事 看取りを体験したご遺族の語り ~ 看護医療学科 「終末期ケア論」 公衆衛生看護学管理論 奈良県統括保健師講義~ 看護医療学科 国保中央病院 緩和ケア病棟「飛鳥」の見学に行きました。~ 看護医療学科「終末期ケア論」 「フィールドワーク:自分たちにできること、共生社会の在り方を考えよう」~ 看護医療学科「認知症ケア論」 「精神看護学援助論Ⅱ」の授業でロールプレイングを行いました。~ 看護医療学科    

2025.07.18

看取りを体験したご遺族の語り ~ 看護医療学科「終末期ケア論」

初夏とは言い難いほどの暑さの中、終末期ケア論の講義のためにSさんは畿央大学に来てくださいました。終末期ケア論の授業の一環として看取りを体験したSさんにご講義いただきました。   Sさんはご主人様を亡くされ、ご自身もがんに罹患されたご経験があり、ご自身が体験された出来事と思いを時には涙ぐまれながら語ってくださいました。     Sさんがご家族の長い闘病生活を支え、いつかは訪れるお別れの時を覚悟しつつ、楽しい家族としての日常生活のお話を交えて日々の思い出をお話ししてくださいました。学生たちはSさんの看取りの体験談を真剣な眼差しで聞き入っていました。   Sさんの語りの後に学生からは「ご家族を亡くしてどのようなかかわりをされるとよかったですか?」と質問がありました。Sさんは「友人から『エンタメとグルメのことは私にお任せください』と言われたことです。今のあなたに必要ですよという気持ちが込められていたと思います。その言葉で前向きになる力をもらいました。」と返答いただきました。大切なご家族を亡くされて悲嘆に暮れているときにご友人のサポートに救われたことを教えていただきました。   他の学生からは「ご家族を亡くされたことはとても辛いことだと思うのですが、それでも学生にお話ししてくださろうと思ったのはなぜですか?」という質問もありました。Sさんは「私のままでいいのかなと思ったのですが、たくさんの方にも自分の気持ちを聞いてもらう不安がありましたが、聞いてもらうことの温かさを感じました。亡くなった主人のことをたくさんの人に聞いてもらえたというのは、なかなかない機会です。幸せの機会。感謝しています。医療従事者が大切。患者を守る最後の人。皆さんには看護師さんになって離職せずに頑張って欲しい」と述べられました。     講義後の学生からは「看護師は患者さんやご家族に一番近い立場なので振る舞いには十分注意する必要がることがわかった」「患者さんやご家族に丁寧な言動をする必要があると学んだ」「家族を亡くされて悲しい思いをしている時、Sさんのように友達など誰かがそばにいることが助けになることを知った」「『大きな悲しみの穴に落ち込まないように』という言葉が印象に残った」「患者さんやご遺族に寄り添い、不安を少しでも軽減できる看護師になりたい」といった感想が聞かれました。     終末期における患者に対し家族は気分が落ち込み深い悲しみを経験します。Sさんの体験を聞かせていただいたことによって、学生たちは看護師として死別による悲嘆に直面している遺族へのケアが必要であることを学ぶことができました。   Sさん、ご講義を本当にありがとうございました。   健康科学部看護医療学科 准教授 對中 百合 助教 福田 都美恵

2025.07.14

「実習前医療接遇マナー講座 <看護医療・理学療法・健康栄養学科合同>を実施しました

2025年7月7日(月)、看護医療学科・理学療法学科の1回生、健康栄養学科の2回生を対象とした「実習前医療接遇マナー講座」が開催されました。これは、来月に初めての学外実習を控えた学生たちが、医療現場における基本的な接遇やマナーを身につけ、患者さんや医療スタッフと円滑な関係を築くための大切な学びの機会です。 講師として、株式会社CAREER LABO代表取締役の小松仁美様をお招きし、第一印象の重要性や適切な言葉づかい、実習中の厳守すべきマナー、報告・連絡・相談の基本など、医療現場で求められる接遇マナーについて、実践や学生によるワークを交えながら丁寧にご指導いただきました。 学生たちは、医療従事者としての自覚を深め、「実りある実習を目指す医療従事者としての心構え」を整える貴重な機会となりました。           今後も、キャリアセンターでは社会人としての基礎力を高めるガイダンスを充実させ、将来の現場で即戦力となる人材の育成に力を入れていきます。

2025.07.12

第7回エコマミ公開講座で看護医療学科山本裕子教授が「口から見直す生活習慣」をテーマに講演!

2025年6月29日(日)、畿央大学近くの商業施設「エコール・マミ」にて、「第7回エコマミ公開講座2025」が開催されました。今回は「健康・長生き」「趣味・生涯学習」をテーマに、畿央大学 健康科学部 看護医療学科の山本裕子教授が「口から見直す生活習慣~誤嚥性肺炎から命を守るために」と題した講演を行いました。事前申込は満員で、当日は43名の方が参加され、関心の高さがうかがえました。 エコマミ公開講座について 畿央大学に隣接する商業施設エコール・マミを運営する(株)関西都市居住サービス(KUL)と香芝市・広陵町が連携して2022年より開催している地域密着型の公開講座です。奈良県内の大学の協力を得ながら、年2回、誰でも無料で参加できる講座として実施されています。 講演内容のご紹介 まず、嚥下(食事を飲み込むこと)のメカニズムを学び、どのような仕組みで誤嚥性肺炎になるのかを全員で共有しました。あわせて口内をきれいに保つことや、唾液の分泌を増やすためのマッサージなどで誤嚥性肺炎が予防できることが紹介されました。     次に誤嚥性肺炎予防のための生活習慣を学びました。正しい口腔ケアの重要性やオーラルフレイル(口腔機能の衰え)の予防法、そしてむせやすくなった時の対処などが紹介されました。     講演では、口腔機能をチェックする方法や改善のための体操など、自宅でも手軽に取り組めるものが多数紹介され、実際に参加者も一緒に体験しました。     ▼ 皆さんも前向きな様子で取り組まれており、ご質問も頂戴しました。     本講演の内容を今後もフレイル予防に役立てていただき、いつまでも元気で楽しく健康な毎日を過ごしていただくための一助となれば幸いです。   畿央大学地域連携センタ-では、本学教員の知識や専門性を皆さんに共有することで地域貢献が出来ればと考えています。年間たくさんの講演が大学内外で行われていますので、興味のある講演がありましたらぜひご参加お待ちしています。   畿央大学 地域連携センタ- 関連記事 ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.3「商品化が決定しました!」~健康栄養学科 ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.2~健康栄養学科 ならコープ「らくらくお料理パック」レシピ開発に挑戦!vol.1~健康栄養学科 大和食材を使用したジェラートを考案し、完成発表会が開催されました! ~ 健康栄養学科 奈良県中央卸売市場で「第18回ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科 野迫川村「郷土料理研究交流実習会」に参加しました!~ 健康栄養学科

2025.07.10

公衆衛生看護学管理論 奈良県統括保健師講義~ 看護医療学科

公衆衛生看護学管理論は、保健師を目指す学生の4年次必須選択科目で、保健師が行う住民の健康レベル・QOL向上のための公衆衛生看護活動の展開における管理・運営に関するシステムや組織体制およびケアシステムの構築および健康危機管理における保健師の役割を理解し、集団や個人に対する支援について考えることができるようになることを目標とした科目です。 現在、行政保健の場(都道府県及び市町村)では、組織を超えた横断的活動を実践し、人材育成の担当としても重要な役割を果たす“統括保健師”の役割が重要視されていることを踏まえ、奈良県福祉保険部医療政策局健康推進課参事である統括保健師田中様を7月4日(金)に講師として招聘し、統括保健師の機能や役割・管理職としての思い、奈良県の保健師人材育成の状況についての講義をして頂きました。またこの講義は、奈良県の人材確保事業の一貫として行われました。     講義は、4年次生だけでなく、3年次および2年次生も受講可能とし、この秋に保健所や市町村の実習に向けて地域診断等の準備を行っている4年次生13名と、保健師科目を選択している3年次生7名、2年次生2名の計22名が聴講しました。 田中統括保健師は、奈良県における保健活動~活動の魅力と課題~と題して、 1.奈良県の概況 2.県内保健師の配置状況 3.健康に関する主な県の施策 4.県保健師の人材育成(キャリアラダー) 5.これからの保健師に求められるもの 6.統括保健師の役割 の構成で、それぞれの現状について、わかりやすいスライドを用いて、学生に語りかけるように説明されました。またスライドで提示された2040年の奈良県の姿としての統計データから、学生に対して健康上および生活上の課題について考える時間が設けられ、学生は、自分が考えたことを発表する体験をしました。講義後の質問タイムでは、学生から、保健師になって良かったと感じた出来事等率直な質問があり、ご自身の経験を踏まえて丁寧に回答されました。     学生がこの講義で理解できたことや学んだこととして、以下のことが受講票に挙げられていました。   看護師は病院の目の前の対象者を短いスパンで援助していくが、保健師は、地域や社会規模で目の前の問題だけでなく、将来を予測して長く活動していくことを学んだ。また保健師は求められる能力が多いからこそ、統括保健師を中心に日々成長していく必要性があると考えた。(2年次生) 統括保健師は、自分の所属部署に課せられた役割だけでなく、様々な活動のマネジメントを行い、リーダーシップを取りながら、より良い保健師活動ができるように人材育成の促進を行っていることが理解できた。(3年次生) 統括保健師は、組織内で横断的に様々な分野に携わり、それぞれの保健師が自身の能力を最大限に活かすことができるように支援していることが理解できた。そうすることで地域の方に対して間接的に貢献することにもつながっていると学んだ。(4年次生)   最初から最後まで温かく柔らかい雰囲気の中で講義をして頂き、学生にとって、保健師とはどういう姿勢で活動することが必要なのかを体感できた時間であったと授業担当教員として感じました。ご多忙な業務の中で、本講義の調整を頂きましたことを深く感謝いたします。   看護医療学科 教授 松本泉美

2025.07.09

「認知症の人の家族支援を考える」 ~看護実践研究センター認知症ケア部門研修会

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