地域・一般の方へ一覧
2021.10.05
10/23(土)・24(日)畿央祭「オンラインウェルカムキャンパス」を開催します。
例年たくさんの地域の方々にご参加いただいている畿央大学の畿央祭(学園祭)ですが、昨年度はコロナ禍により開催を見合わせました。 2021年度については、近隣府県における緊急事態宣言も解除され、全国における新規の感染者数も落ち着きが見られることを受け、学生のみを入場可として(時間ごとに入場者数を制限)、限定した内容で開催することといたしました。ご理解の程、お願い申し上げます。そこで、地域の皆様にも楽しんでいただけるよう、畿央祭の取り組みをオンラインでも配信させていただくことといたしました。 特に地域の皆様向けに開催させていただいている【ウェルカムキャンパス】については、オンライン会議システムZOOMを使用したリアルタイムで開催する企画や、子供向けの内容を中心としたオンデマンドでの動画配信など、ご自宅で参加いただける企画を準備しています。 ▼画像クリックでPDFが開きます。 当日の企画への参加・申込み、オンデマンド配信の動画を視聴いただく際は、下記リンクあるいはQRコードから畿央祭特設ホームページへ、ぜひアクセスをお願いします。ニューノーマル時代における学園祭のあり方として、学生たちが企画·検討した畿央祭ウェルカムキャンパスをぜひお楽しみください! ▶▶オンライン企画ページ | 畿央祭 ▼畿央祭特設ホームページQRコード(クリックでもアクセスできます)
2021.08.18
広陵町の新型コロナウイルスワクチン集団接種に協力しました。
令和3(2021)年8月16日(月)・17日(火)の2日間にわたって、本学が包括連携協定を結んでいる広陵町のワクチン集団接種会場を学内に設け、受付や誘導を本学の教職員が担当しました。 この取り組みは、若い世代への集団接種を本学でおこなうことでさらなる接種を推進したい広陵町に本学が連携・協力したものです。開学以来、地元広陵町と本学は医療・デザイン・教育を中心とした幅広い分野で連携協力しています。 当日の様子はNHK NEWS WEBでも紹介されています。
2021.08.16
令和3年度教職員のための夏の公開講座をオンライン開催しました。
オンラインで学ぶ「運動器検診と子どもの体力について」 2021年(令和3年)8月12日(木)、令和3年度「教職員のための夏の公開講座」を開催しました。この講座は奈良県教育研究所の依頼に基づき、夏休みの間に現場の先生方に知識を深め、また得意分野はさらに伸ばしていただくことを目的に受講していただく講座です。 例年は対面での開催で実施しており、昨年度はコロナウイルス感染症拡大の影響により中止となりましたが、今年はZoomアプリを用いてオンラインでの講座として実施いたしました。今回は畿央大学理学療法学科 福本貴彦准教授による「運動器検診と子どもの体力について」と題した講座を実施しました。 ▼オンライン講座の様子 講義では、近年の子どもの運動能力の推移を資料としてご覧いただきながら、子どもにとってどれくらいの頻度での運動が(各発達の段階において)適切なのか、また運動習慣を身につけることで脳の運動機能をつかさどる部分がどのように発達するのかなどの内容を解説しました。 講義終了後は、Zoomアプリのブレイクアウトルームという機能を使用し、2グループに分かれて意見交換をしていただきました。短時間ではありましたが、各学校現場での子どもの様子など、異なる地域の現場での情報等も共有していただくことができ、「他の参加者の方の現場の声を聞くことができた貴重な時間でした」とのお声もいただきました。 最後の質疑応答の時間になると、「しゃがみ込みが出来ない児童に対して、何か効果的な運動等はありますか?」等、現場の教員ならではの質問も多くあり、その一つ一つに対して福本准教授が回答しました。 ▼質疑応答の様子 講座終了後のアンケートでは、 「わかりやすくご講演いただき、大変勉強になりました。他の受講生のお話も聞けて良かったです。」 「小学校の段階で運動が好きな子供を増やす取り組みをすることが大事だということと、たくさんの運動をさせたり、たくさんの経験をさせたりすることが子ども達の“やってみよう”という意欲を高めることにつながると感じました。」等、たくさんの感想を頂戴いたしました。 コロナウイルス感染症拡大の終息が未だ見えない中、直接参加型での講座の実施ではありませんでしたが、このようなオンライン形式での情報発信も有効だということを実感することができました。今回ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました。今後も社会情勢に寄り添いながら、受講者の皆さまにご満足いただけるような公開講座を開催してまいります。 【教職員のための夏の公開講座 開催レポート】 2019年度 2018年度 2016年度 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度
2021.08.11
4回生から3回生へ、ホスピスケアについて学びの伝達~看護医療学科「終末期ケア論」
「終末期ケア論」は、看護医療学科3回生前期の必修科目として開講しています。この授業では、がんで大切な家族を失った遺族の体験を聴く、がん終末期の対象の療養場所やそれぞれの場でのサポートを考えるなど、看護実践の場で終末期ケアを行う医療人として学びを深めることを目指した授業構成をしています。 その一つに、病院インターンシップ実習をホスピス・緩和ケア病棟で経験した4回生から、3回生に学びの紹介を行うという授業があります。 今回は、授業の様子を4年生の学生がレポートします。 4回生は、6月に2週間の病院インターンシップ実習を経験しています。今回は、COVID-19の影響を受けて、国保中央病院飛鳥で実習予定であった3名は、オンライン中心の実習となりましたが、終末期がんの患者さんとその家族、または遺族のケアについて事例を用いた場面設定を行い、ロールプレイやディスカッションを通して多くの学びを得ました。 ■国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥実習生から3回生へ 国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥でリモート実習をさせていただいたグループでは、「死のシミュレーション体験」を実施しました。「死のシミュレーション体験」とは、自分の大切なものを事前に14個抽出しておきます。今回は、喉にしこりがあることに気づいた時から受診、治療を行い、死を迎えるまでのストーリーを聴き、大切な局面で大切なものを一つずつ手放しながら、自身の最期を迎える疑似体験をしました。 ▲大切なものを一つずつ悩みながら手放す様子 「死のシミュレーション体験」は、私たちが実習中に、国保中央病院緩和ケアホーム飛鳥の立ち上げ時から、数年間ホスピスで勤務をされた山崎優美代看護師(現:医療法人拓誠会 辻村病院医療介護統括室)からの講義を受けた際に経験させてもらったものです。 自分たちが、この経験で終末期患者さんのつらさに少しは近づくことができたと実感したため、この授業で3回生に紹介しました。3回生が少しでもリアルに体験してくれるよう、ストーリーも自分たちで工夫をして創り上げました。 実施後のグループ討議では、それぞれの3回生の学生がそれぞれの価値観に基づいて、喪失するものを選んだことを話し合ってくれました。このことから、患者さんにもそれぞれの価値観があるということが学べたと思います。また、たくさんの喪失体験をされる終末期の患者さんの大切なものを1つでも多く守ることができるように関わることも看護師としての重要な役割です。 短い時間ではありましたが、3回生の学生の心に何か一つでも学びや気づきがあり、それらを後期から始まる領域別実習に活かしてほしいと思います。また、看護の道をめざす人にとって、少しでも「看護師の在り方」「生と死」について考えるきっかけになれば嬉しいです。 ▲死のシミュレーション体験後に自分たちの思いを語り合う3回生 看護医療学科4回生 小柳明梨・山内蒼生・李美憂 ■市立東大阪医療センター緩和ケア病棟実習生から3回生へ 市立東大阪医療センターの緩和ケアで実習させて頂いたグループでは、一般病棟とは少し違った緩和ケア病棟の構造や特徴、実際に働く師長さんや、リーダー看護師の役割、コロナ禍の緩和ケア病棟、実習を受けての自分たちの看護観などについてお話させて頂きました。 常に患者さんの目標や思いを第1に考えている緩和ケア病棟で、人に寄り添うということの本質を学ばせて頂きました。またコロナウィルスによって患者さんは面会の制限や、季節のイベントの中止などの影響を受けています。このような状況の中で緩和ケア病棟の看護師さんは患者さんへの温かみのある関わりを常に考えられていました。これから領域別実習に臨まれる3回生の皆さんに、私たちが感じた診療の補助や療養の世話だけではない、患者さんに寄り添うという看護師の大切な役割を少しでも伝えることが出来ていれば嬉しいです。私たちも、3回生の皆さんの前でお話することで、これまでの学びをより深めることが出来ました。今後も自身の看護観について深く考えていきたいと思います。 ▲ディスカッションする3回生の学生に質問を投げかける様子 看護医療学科4回生 井藤舞咲・田渕結夏・外園舞 【関連記事】 逝去時の看護を学ぶ-エンゼルケア演習 ~看護医療学科「終末期ケア論」 看取りを体験した遺族に対する看護の課題~看護医療学科「終末期ケア論」
2021.08.10
小学生向けに「ストロートンボ」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期第3回活動
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たち「マミポコ・キッズ」は、畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行ってきました。しかし、現在は新型コロナウイルスの影響により、対面での活動が難しい状況にあります。そこで、前回に引き続き子どもたちが何か楽しめることを遠隔で提供できないかと考え、子どもたちが1人あるいはお家の方と楽しめる遊び第3弾の動画配信を企画・制作しました。 今回の動画では、ストローを使った「ストロートンボ」を紹介しています。ストローや牛乳パックなど、家にあるもので簡単に作ることができます。飛ばし方のコツも詳しく説明しているので、ぜひ動画をご覧になってください! <準備・撮影の様子> ※感染対策を徹底したうえで、練習や準備作業をしています。 どんな動画に仕上がっているか、ぜひご覧ください! 次の配信に向けて楽しい動画を企画中ですので、お楽しみに! 子どもたちのたくさんの笑顔があふれる活動をめざして頑張ります! 今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。 現代教育学科3回生 御崎夢乃(ゆめ) 森美月 (みー) 【関連記事】 小学生向けに「でんでらりゅうば」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期 第2回活動 小学生向けに「切り絵で遊ぼう」動画を公開!~2021年度「マミポコ・キッズ」前期 第1回活動
2021.08.03
日本初、乳がん術後女性のQOL向上を支援する「使い捨て入浴着」を開発
日本初、乳がん術後女性のQOL向上を支援する「使い捨て入浴着」を開発 ―奈良県でのアンケート調査に基づき健康改善への活用に期待― 畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科村田浩子教授、小松智菜美助手、看護医療学科中西恵理講師、理学療法学科福森貢教授、村田ゼミの学生らの研究グループは、乳がん術後女性が着用することにより、手術痕を気にすることなく入浴できる使い捨てタイプの入浴着を開発しました。 近年、日本女性の11人に1人が乳がんに罹患し、女性が家庭や社会で活躍する30歳代後半から急激に増加するがんといわれています。しかし、早期発見であれば約90%の人が治癒しています。このことから、乳がん治癒後の健康改善、QOL向上を支援することを目的に、日常の楽しみの一つである入浴に着目し、温浴施設等で着用できる入浴着を制作しました。 本研究は、奈良県福祉医療部疾病対策課、文化・教育・くらし創造部消費・生活安全課の協力を得て、奈良県内の乳がん術後女性および入浴施設へのアンケート調査等(注)により試作・着用テストを繰り返して行い、着脱がしやすく、お湯切れの良いデザインを実現しました。 (注)本研究に協力いただいた機関等については以下の通りです。 ・奈良県 福祉医療部 医療政策局 疾病対策課 ・奈良県 文化・教育・くらし創造部 消費・生活安全課 ・奈良県がん拠点3病院に通院する乳がん患者の方 45名(奈良県総合医療センター・市立奈良病院・近畿大学奈良病院) ・奈良県内入浴施設 110施設 1.研究の内容 2016年に行った乳がん術後女性への予備調査では、回答者の約半数の人が「温泉に行きたくてもいけない経験をした」と答え、市販されている入浴着についても半数の人が「知らない」と答えていました。入浴施設でも入浴着が認知されてなく、奈良県内の施設ではほとんど知られていませんでした。 再度、2020年に実施したアンケート調査でも、入浴着の認知度は術後女性・施設とも低く、「知らない」「あまり知らない」と回答した女性が57%、施設で88%にも及んでいました。調査から、奈良県における入浴着の認知度は低く、入浴施設での運用状況も徹底されていないことが明らかになり、行政等からの入浴着の着用についての周知が求められていました。 また術後女性そして施設等へのアンケート調査より、必要とされる入浴着のタイプや入浴着に必要な機能・素材等の課題が認められました。 2.研究成果 研究は、調査結果をもとに株式会社GSIクレオスの支援を受けて、日本初となる「使い捨て入浴着」を制作しました。 入浴着のデザインの特長は、肌に近い色の生地を使用することで着用していることが目立たず、胸の上部の切り替え部分にギャザーを入れることにより左右の胸のバランスをカバーしました。 生地の外側にはっ水性、内側に吸水性の性能を持つ素材を使用し、湯につかっても浮き上がらず、湯船から出た時にも湯切れを良くしました。生地の内層部に伸縮性のあるポリウレタンを使用し、背中をV字型に大きく開けるデザインにすることで身体を洗い易くしました。結果、首、裾部分のどちらからでも、着用時の動作や脱着がしやすくなりました。 入浴着が、公衆浴場、旅館・ホテルの浴場、サウナなどで活用できるよう奈良県は、本年3月、県内すべての施設に「入浴着を着用した入浴に理解を求める」ポスターを制作・配布し、県民への周知と理解を求めました。 3. 研究の発表 研究の成果を2021年6月19日に開催される日本繊維製品消費科学会2021年次大会(オンライン開催)で発表しました。 4.今後の展開(予定) 今後は入浴施設での運用を試みるとともに、持ち込みタイプの「マイ入浴着」についても、素材開発を進めていきます。 ※本研究は文部科学省令和元年度科学研究補助金の助成を受けて実施しています。 問い合わせ先 健康科学部 人間環境デザイン学科 教授 村田 浩子 E-mail:h.murata@kio.ac.jp
2021.07.30
令和5年4月「畿央大学付属広陵こども園」を開設予定です。
※外観イメージは変更となる可能性があります 畿央大学は「広陵町と学校法人冬木学園における公私連携幼保連携型認定こども園設置及び運営に関する協定」を締結し、行政と協力しながら、本学の持つ教育および研究の知見やノウハウを生かし、2023年4月に「畿央大学付属広陵こども園」の開設をめざしています。 大学が運営する公私連携幼保連携型認定こども園は奈良県では初となります。 こども園ホームページへ 広陵町は子育て世代の流入により子どもの数が増加傾向にあるものの幼稚園は定員割れになっていることから、保護者の勤務状況にかかわらず利用できる認定こども園の設立を進めており、本学にとってはキャンパスに近い地の利も生かした幼児教育の重要な学びの場となります。地元広陵町で、建学の精神である「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」を具現化した特色ある園づくりを進めてまいります。 【関連資料】 三者協議会設置規定 令和4年度 第2回三者協議会議事録 令和4年度 第2回三者協議会関連資料 令和4年度 第1回三者協議会議事録 令和3年度 第2回三者協議会議事録 令和3年度 第1回三者協議会議事録 令和3年度 第1回三者協議会資料
2021.06.18
畿央大学×本家菊屋【大学ロゴ焼印もなか】が完成!
畿央大学のオリジナル手土産として、奈良県大和郡山市にある老舗和菓子「本家菊屋」様の協力により、大学ロゴを押印した【畿央大学オリジナルこし餡もなか】が商品化されました。 本家菊屋のもなかは、外側の生地と国産小豆のこし餡の食感が絶妙なバランスです。その逸品もなかに、Kioロゴの焼印を丁寧に押してもらっています。奈良らしい正倉院紋様のパッケージ入りで、奈良県で400年以上愛され続けている老舗御菓子司のもなかは、受け取られた方にもきっと喜んでいただけることと思います。 5個入り箱 1,150円 (税込) 商品は上記5個入りの箱以外に、箱のないバラ売り、追加料金での化粧箱入り等もあり、畿央大学の教職員・大学関係者のみ購入可能です(もなか25個分以上で5日前までに要注文)。 本家菊屋は、大学となりのエコール・マミ(北館)に店舗があります。 学生で購入を希望される方は、店頭での受発注(代金前払い)となります。ぜひ、ご利用ください。
2021.05.20
健康栄養学科の学生が考案した「大和丸なすピザ」を6月5日(土)・6日(日)に販売します。
大和郡山産野菜使用「大和丸なすピザ」を ヘルスチーム菜良と岩田研究室、野原研究室が開発 イオン大和郡山店「大和郡山フェア」で試食販売! 大和郡山市、石窯焼きピッツェリア サンプーペー、イオン大和郡山店と奈良県内の管理栄養士養成課程(畿央大学・近畿大学・帝塚山大学・奈良女子大学)の学生で構成された食育ボランティアサークル「ヘルスチーム菜良(なら)」は、大和の伝統野菜「大和丸なす」をはじめとした大和郡山産野菜を使用したピザを各大学が共同開発し、「4大学対抗ピザバトル」と銘打ち、イオン大和郡山店「大和郡山フェア」期間中の6月5日(土)・6日(日)に販売いたします。 また、ピザバトルの対象とはなりませんが「大和丸なす」をテーマに卒業研究に取組んでいる健康栄養学科の岩田恵美子研究室、野原潤子研究室のゼミ生10名が新規開発した1種類も加えた、合計5種類のピザを食べることができます。 日 時 2021年6月5日(土)・6日(日) イオン「大和郡山フェア」 場 所 イオン大和郡山店(大和郡山市下三橋町741) 大和郡山市で古くから栽培されている大和の伝統野菜「大和丸なす」は、東京、大阪、京都の料亭などでも用いられる高級食材として好評を得ていますが、地元奈良では販売機会が少なく、知名度アップが課題となっています。また、大和郡山市では地産地消促進計画に基づき、地産地消の推進を目指して取り組んでいます。これに加え、昨年度からのコロナ禍で県外料亭等での消費が減り、地元での消費が緊急の課題となっています。 本企画は、2017年度から、(株)イオンのイオン大和郡山店で実施される大和郡山フェアにおいて、「大和丸なす」のPRと大和郡山市産野菜の摂取量増加をめざして、継続的に大和の伝統野菜「大和丸なす」をはじめとした大和郡山市産野菜を使用したピザの開発に取り組んでおります。昨年度は商品開発に取り組んでいた中、コロナ禍の為、大和郡山フェアは中止となりました。ピザの商品開発も中断され、幻となりかけていましたが、関係者とweb等での打合せを重ね、満を持して2年がかりで各大学の商品が完成いたしました。 「4大学対抗ピザバトル」では、①大和野菜の良さを活かす ②アイディア、斬新さ③彩り、見た目 ④ネーミング ⑤作成した販促物 の5点について審査員が5~1段階評価をし、優勝ピザを決定いたします。 畿央大学からは、以下の2種類のピザを商品開発いたしました。「大和丸なす」を初めて食べる学生も多く、その大きさと美味しさに驚いていました。この美味しさを最大限に生かすため、「甘み」と「辛み」の異なったアプローチの個性的なピザを完成させました。チーズや野菜との相性も良く自信の2品です。「大和丸なす」をはじめ、大和郡山市産野菜の魅力が詰まった個性的な5種類のピザ、ぜひ一度食べ比べてお好みのピザを見つけてください。 ・畿央大学ヘルスチーム菜良:「パインと彩野菜のポテトソースピッツァ」 ポイント:マッシュしたじゃがいもが入ったホワイトソースベースに生パインの甘みと野菜の彩があざやかです。 ・健康栄養学科 岩田恵美子研究室、野原潤子研究室:「ゴロゴロ野菜の韓国風ピリ辛チキンピッツァ」 (*ピザバトル対象外) ポイント:韓国料理のヤンニョムチキンをモチーフに、コチュジャンソースがきいた少しピリ辛味ですが、大和郡山野菜もゴロゴロ入って、大人から子供まで食べられる辛さと美味しさに仕上がっています。 【問い合わせ先】 畿央大学 健康科学部 健康栄養学科 講師 野原潤子 Tel: 0745-54-1601 Fax: 0745-54-1603 E-mail: j.nohara@kio.ac.jp →イオンモール大和郡山
2021.04.23
看護実践研究センター第5回研修会「コロナ禍における認知症ケア」を開催しました。
畿央大学には4つの付置研究機関があり「看護実践研究センター」は2019年4月に開設されました。センターは認知症ケア部門、地域包括ケア部門、助産学部門、卒後教育部門、国際交流部門の5部門により構成され、保健、医療または看護を専門とする職業人および研究者に対して、最新の看護実践に関する情報を提供し、看護実践研究を推進しております。 今回、畿央大学看護実践研究センター認知症部門では2021年4月18日(日)に、第5回研修会「コロナ禍における認知症ケア」を開催しました。当初は開催地と遠隔参加を合わせたハイブリッド形式として計画されていましたが 感染拡大が急増の社会状況からリモートのみでのオンライン開催に変更になりましたが、43名の参加がありました。 受講者は筑波市、岐阜県、関西圏はもとより、広島県、熊本県、遠くは海外(台北市)からの参加がありました。この研修会は奈良県認知症ケア専門士会との共催で実現したもので、認知症ケア専門士の認定単位(2単位)としても認定された研修会でした。 冒頭、看護実施研究センター長(奈良県専門士会 会長)の山崎尚美教授から、Covid-19にて1年前に緊急事態宣言が発出されたとき、誰がその1年先が今も同じ(昨年以上の)状況になっていると予測しただろうかと問いかけられました。そして、現状の中、たいへんだ、できないと言っているばかりでは、現状に打ち勝って世を変えていけないと、高齢者ケアの実情とこれから進むべき方向性を伝えられ、今回の研修の趣旨を説明いただきました。 続いて、講師の岡山県倉敷市の片山内科クリニックの院長、片山貞夫氏の紹介がありました。 コロナの蔓延防止のため私たちの身の回りでは “あれダメこれダメ” “こうしてくださいああしてください”ということが毎日のように報道され日常生活でも少なからず、ストレスに感じるような状況でもありますが、片山先生は、このようなコロナ禍の中でも、「いつもと変わりがないことが大事だ」と首尾一貫してご講演いただきました。 決して、コロナの対策をせずに過ごすという意味ではなく、「認知症ケアに大事なものは。コロナであってもなくても変わりないということ」です。 例えば、BBQがダメということではなく、そのBBQの取り組み方に問題があるわけで、顔や距離が近過ぎていないか、料理遊具の使いまわしをしていないかなど新型コロナウイルス感染症の蔓延につながることがないかを見極めて対策すること。そして、ケアをする側が当事者にさせるという意識にならずに、一緒にすること。あなたも私も一緒というその感覚を忘れてはならないと伝えていただきました。 コロナ禍においても、疎外感を感じさせるようなことは、認知症ケアにはふさわしくありません。 また、新たに時代は、認知症に関わる地域の話に、遠隔地から参加できる状況をつくりだし、新たな人の輪を広げることもできるということも話しておられました。 そして、少し難しい内容となりますが、アルツハイマー型認知症やレビー小体型認知症などに関連するアミロイドβやタウ蛋白質の蓄積を、点滴で治療できる時代がすぐそこに来ていることも話してくださいました。片山先生の知見によると「アップルタグ®」といった物忘れで探し物をしている方のために、タグをつけて音で場所を知らせる用具の発売(日本では4月30日予定)や、7月7日には、エーザイとバイオジェン社の合同開発として、認知症の治療薬が承認される見込みもある、といった認知症になったとしても安心して生活できるような、心がホッとするようなお話もありました。 講演の後は、いくつかのブレイクアウトルームにて、少人数に分かれて感想や日ごろの思いを話し合い交流しました。今日の研修会に参加して、コロナ禍をすすんできたが日々の気づかずにしているケアへの振り返りがいかに重要かが良くわかったと、仕事への思いを新たにしました。 看護医療学科 准教授 上仲久 ●日本県認知症ケア専門士会公式HPはコチラから! ●日本県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ●奈良県認知症ケア専門士会公式Facebookはコチラから! ▶認知症ケアサークル「畿央大学Orange Project®」に関連するブログ記事 KIO Smile Blog 【関連記事】 第15回 奈良県認知症ケア専門士会オンラインセミナー「〜コロナ時代におけるこれからの看取り〜」参加者レポート~看護医療学科 奈良県認知症ケア専門士会第14回研修会 講演会&VR認知症体験レポート~看護医療学科 2019年度 奈良県認知症ケア専門士会総会&第13回研修会を開催しました!~看護医療学科 第1回国際交流企画 韓国・大邱市からの訪問団を迎えました~看護実践研究センター 畿央祭教員企画「第12回奈良県認知症ケア専門士会研修会」~看護医療学科