人間環境デザイン学科の新着情報一覧
2010.04.15
産学連携で(株)墨運堂の「ゆび筆」開発に協力しました。
2010(平成22)年4月13日、(株)墨運堂(松井専務、植野部長)がゆび筆の商品化にこぎつけたということで報告に来られました。㈱墨運堂は、奈良市六条に本社をおき、創業1805(文化2)年という200年以上にわたる墨の老舗。数年前に手に障がいをお持ちの方たちにも自由に文字や絵が画けないかと“ゆび筆”の開発に取り掛かられました。初めはゴム製指サック状の先に穂先を取り付けた簡単なものを作りましたが締め付けの強弱の問題があり、次にプラスチック製でスリット入りのゴム輪固定のものを開発。しかし、やはり指への締め付けがしっくりこず柔軟性を持つようプラスチック成分の配合をいろいろ考えられ、この度商品化にこぎつけられました。その試作段階で本学の健康科学部人間環境デザイン学科の中山順准教授と理学療法学科の岡田洋平助教が開発協力しました。 墨運堂(左から松井専務、植野部長) 完成品を手に(左から岡田先生、中山先生) 墨運堂松井専務は、試作品を作るごとに全国の障がい者養護施設や幼稚園、保育所を回られ、使い心地を試していただき改良し続けました。今まで字が書けない、絵も描けないとあきらめていた方々からゆび筆を使って人生が変わったという沢山の手紙をいただいたことが、私のゆび筆開発の原動力になったと語っておられました。本学に来られたこの日には、今までに届いた手紙や書かれた作品の数々をファイリングした冊子を見せていただき、出会いと感動、松井さんの執念ともいえるゆび筆開発の情熱を感じたひとときでした。 ゆび筆「Pop Corn:ポップコーン」 指にしっかり馴染む大中小の3タイプ 商品化にあたっては、ポップ(アートな)一番目立ちやすい黄色にし、コーン(弾けるとうもろこし)をイメージしてPop Cornポップコーンという商品名に。従来の筆とは違った新しい感覚で自由な発想と場面に使え、夢が広がるネーミングで登場しました。このポップコーンは障がい者向けのみならず健常者にも、これまでの書く概念を変える新しい感覚の筆記具、脳と指が見事に一体感を持つ筆記具として、産経・朝日・読売・奈良の各新聞紙面やテレビ東京「WBSワールドビジネスサテライト」のトレンドたまごでも取り上げられている、まさにトレンドな筆記具です。詳しくは、同社ホームページで↓畿央大学はこれからも産学連携に積極的に取り組みます。ご要望がございましたら企画部までご連絡ください。 墨運堂ホームページ ゆび筆ホームページ
2010.02.22
「2009年度人間環境デザイン学科卒業研究・作品展」を開催しました。
2010年2月20日(土)21日(日)の2日間にわたり、興福寺、猿沢池近くの「奈良市立ならまちセンター」で、人間環境デザイン学科卒研発表作品展を行いました。同センターは旧奈良市役所跡地に図書館、市民ホール、企画ギャラリーとして建てられた立派な施設です。昨年度までは学内で行っていた「人間環境デザイン学科卒業研究・作品展」を、さらに多くの皆様に見ていただこうと、今年は外部施設での開催となりました。 奈良市の中心街にある「ならまちセンター」 受付のようす 三井田学科長を囲んで 1階入口のすぐ右に受付、その奥には19作品、3階には25作品、全44作品を配置。うち共同制作5作品があり、4回生50名の作品が無数の天井からのライトに映えていました。 制作に半年から1年ほどを費やした力作が揃いました。全員が今春卒業、4月からの就職先を決め、晴れやかな気持ちで来場者をお迎えしました。以下、ほんの一部をご紹介します。
2010.02.05
キャンベラ奈良公園彫刻コンクールで、加藤信喜准教授の応募作品が最優秀賞を受賞。
奈良市の姉妹都市オーストラリア・キャンベラ市の公園に加藤先生の作品が設置されます! 奈良市の姉妹都市であるキャンベラ市が平城遷都1300年祭を記念して実施した「キャンベラ奈良公園彫刻コンクール」で、本学人間環境デザイン学科加藤准教授の作品『徳 TOKU』が最優秀作品に選ばれ、平成22年1月28日(金)奈良市庁舎において報道各社を前に記者会見が開かれました。 『徳 TOKU』は、法隆寺の五重塔をヒントに、その横には金堂を表わす石をあしらい、キャンベラ市を五重塔、奈良市を金堂に見立て、両市の長年にわたる友好関係を象徴したデザインです。「徳」は聖徳太子の名前の一文字であるとともに、畿央大学の建学の精神「徳、知、美」の一つでもあり、奥深い意味が込められています。 このモニュメント制作後の実物は、スチール製五重塔の高さは約8メートルの迫力あるもので日本で制作、オーストラリア・キャンベラ市まで海上輸送、同市公園に設置し、今年9月に除幕式があり加藤先生も招待される予定です。 ≪最優秀受賞コメント≫ 個性豊かな作品の中から私の作品「徳」TOKUを選んでいただき、大変光栄に思っております。6年前に亡くなった父の里は奈良でした。その父がまるで奈良に私を呼び寄せたかのように、2年前畿央大学に就任しました。畿央大学・建学の精神は「徳」「知」「美」の3つ。その中の「徳」をコンセプトにしてデザインを完成しました。このモニュメント「徳」がキャンベラと奈良のかけ橋となってくれることを切に願っております。記念すべき平城遷都1300年祭の2010年にモニュメント「徳」を建てることができるとは夢にも考えていませんでした。今その幸運を心より噛みしめております。遠くオーストラリア・キャンベラの地で奈良の優雅さを形にすることにより、キャンベラと奈良両都市の永遠なる友好関係を築けるのではないかと信じております。最後に、法隆寺を建立した聖徳太子は十七条の憲法をつくりましたが、その第一条を記します。 「和を以って貴しと為す。」 2010年1月26日(火) 畿央大学健康科学部 人間環境デザイン学科 加藤信喜 1月29日奈良市庁舎でのインタビューの模様は、下記奈良新聞社記事をご覧ください。 http://www.nara-np.co.jp/20100131170033.html
2010.01.09
2011年2月19日(土)・20日(日)2010年度畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科卒業研究・作品展のご案内
奈良市のならまちセンターにて、人間環境デザイン学科の卒業研究・作品展を行います。学外で行う初めての試みです。無料ですので、ぜひぜひご覧ください!! 会場 奈良市立ならまちセンター 企画展示ギャラリー及び会議室2・3アクセスはこちら 主催 畿央大学健康科学部人間環境デザイン学科 会期 2010年2月20日(土)9:00~19:0021日(日)9:00~16:00
2009.10.06
雑誌・新聞で畿央大学が「就職に強い大学」にランクイン!
2009年3月に卒業した3期生の実績をもとに、「就職に強い大学」として本学がランクインしました! ★朝日新聞出版「AERA」9月21日号 特集記事「不況でも就職に強い大学①」において、 ⇒畿央大学が関西で3位(全国で43位)にランクイン! ★読売新聞 7月9日 特集記事「大学の実力調査 西日本編」において、 ⇒畿央大学が関西で4位にランクイン! 新設大学ながら昨年に引き続き評価されました。 ▼昨年の記事 https://www.kio.ac.jp/information/2008/09/post-59.html キャリアセンターの取り組みを二つ紹介します。 ① 「キャリアプレス」という就職情報誌を隔週水曜日に発行しています。 今回は「号外」としてこのトピックスを取り上げました。 食堂やインフォメーションセンターなど学内に設置していますので、どうぞご覧下さい! ② 内定した4回生の皆さんに就活体験を振り返って頂く「就活レポート」を配信中です。 学生の生の声をぜひご覧ください! 「畿央=就職に強い」が伝統になるよう、今後も頑張っていきます!
2009.04.20
ベストショットコンテスト! ~デザイン学科の新入生宿泊研修 その2~
人間環境デザイン宿泊研修の続報です。 宿泊研修の見学先で、新入生が撮影したベストショット写真を出し合い、学生全員で優秀作品を選びました。今回は、上位7名を紹介します。 ▼輝く第1位は、武智千佳さんです。 明治村にある、聖ザビエル教会内の祭壇の写真です。結婚式にもよく使われる厳粛な雰囲気の建築ですが、、イメージが美しく表現できていますね! みなさん、明治村が印象に残ったようで、明治村を題材にした写真が多くみられました。 (さらに…)
2009.04.16
建築物見学三昧! ~デザイン学科の新入生宿泊研修 その1~
~人間環境デザイン宿泊研修レポート その1~ 人間環境デザイン学科では、明治村、鳥羽海の博物館、伊勢神宮とおかげ横丁、と盛りだくさんの「古の文化」を感じる宿泊研修となりました。 かなり濃密な2日間でしたが、「建築に興味を持った」「友達ができて楽しかった」との感想を聞くことができました。 (さらに…)
2009.04.01
3期生が卒業!気になる畿央生の就職率は?
2009年3月、理学療法学科、健康栄養学科、人間環境デザイン学科の3期生が卒業しました。 景気悪化で夏以降は非常に厳しい状況が続き、3月末時点では就職率は98.9%。 卒業後もサポートを続けてきましたが、4月末で就職率は99.4%になりました! 畿央生と教職員の「諦めない気持ち」が高い就職率につながったのだと思います。 詳しい就職先については、畿央大学HPの「就職実績」に更新しました。興味のある方はご覧ください。 畿央生には、学科毎に「学科就職担当」がいます。キャリアセンターでは内定先や就職先を中心に、企業・病院・施設・園などを年間1000件訪問。リアルな就職最新動向を踏まえて、畿央生の就職を強力バックアップしています。 キャリアセンター一同 現在は、新4回生が就職活動の真っただ中。 昨年の「売り手市場」から一転、新卒採用はより厳しさを増していますが、 弱い自分に負けず、困難から逃げずに行動し続ければ必ず結果はついてくるもの。 健康科学部4期生および教育学部1期生全員が就職できるよう、 キャリアセンターを中心に大学全体で支援していきます!
2008.11.13
「大和高田・橿原・葛城ものづくりメッセ2008」に出展しました。
奈良県中南和地域の産業の活性化を図るため、発展意欲の高い事業者が交流を通じてネットワークを構築し、ものづくり技術の向上を図る機会作りとして、各社の技術・製品を一堂に集め紹介する「大和高田・橿原・葛城ものづくりメッセ2008」の産学官連携コーナーに出展しました。11月9日(日)、10日(月)の両日開催され、来場者は合計5,200人にのぼり大盛況でした。本学では健康科学研究所と地域連携センターが主となって進めている産学官連携の研究成果などをパネルやDVD映像を通して、来場された企業者や一般の方々に紹介しました。 まちづくり 健康科学部人間環境デザイン学科三井田教授らによる研究成果 平成17年より奈良桜井の三輪地区を対象として景観調査を行い、まちの魅力を資源としての活用計画づくりを行ってきました。平成19年からは三輪駅前広場整備のための提案を地域住民、奈良県(建築課)、桜井市、奈良県建築士会らのメンバーとともに実施しています。また、今年香芝市行政の方々に提案した「かつらぎの道/高塚地区公園のユニバーサルデザイン」の2つを紹介しました。 速く走れる靴下 健康科学部理学療法学科福本講師らによる研究成果 広陵町の地場産業である靴下メーカーの大手企業とタイアップして開発・商品化した速く走れる靴下「ダッシュ王」の実験・実測値の結果等をパネル紹介しています。高齢者用には、転倒予防靴下の研究でつま先の上がりやすい(つまずきにくい)靴下を開発中。ねんざ予防靴下の研究では、歩行中の足首が内反(内側にねん挫)しにくい靴下を考案し、特許出願しています。また、子供用として「ダッシュ王」(展示品:滑り止め、五本指、テーピング加工により踏切エネルギーが増加していたため商品化)として発売しています。 ヒッププロテクター 健康科学部人間環境デザイン学科村田准教授らによる研究成果 同種の市販されている製品は下着形式であり身体にフィットする反面、着脱が困難で夜間のトイレが頻繁な高齢者には着用に無理があるため、より装着感のよい外装型(スカート型とスラックス型)を開発し、特許出願している商品を紹介しました。 大豆ケーキ 健康科学部健康栄養学科森教授による研究成果 大豆の成分として、血中コレステロール値を低減させる大豆たんぱく、構造が女性ホルモンのエストロゲンに似ているため女性にやさしいイソフラボンや大豆サポニン、大豆レシチンを含み、なんといっても美肌・ダイエット効果のある食物繊維という点に着目。小麦粉を使わず、上記のような特長のある大豆微粉末を主原料とする「大豆ケーキ」の製法で特許申請中のものを紹介しました。11月9日/10日の両日は、3種類の味の「大豆ケーキ」試食コーナーを設け、どの味がおいしいかをご来場者に投票していただき好評でした。
2008.09.25
桜井市三輪駅前の看板を作りました!!―プロジェクト三井田ゼミ活動報告―
三輪では何年も前から地元の住民によるまちづくり活動が行われており、それに三井田ゼミの学生が参加してきました。 「みんなでつくろう三輪駅前広場」に参加しました。(2007年10月報告)はこちら 「みんなでつくろう三輪駅前広場」に参加しました。(2008年2月報告)はこちら 今回、長年の活動が認められ、その結果として三輪駅前の活性化のための看板がつくられることとなりました。看板のデザインも、三井田ゼミで考えました。 9月20日、三輪駅前の看板作りを行いました。 材料の木材は事前に加工されていましたが、その組み立てと基礎のコンクリートの流し込みを住民の皆さんと学生とで行いました。 みんなで頑張って組み立てています!! ついに完成!!みんなで記念撮影です。お疲れ様でした。