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現代教育学科の新着情報一覧

現代教育学科の新着情報一覧

2025.09.07

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.3 ~ 授業の様子とカンタベリー散策

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第三弾をご紹介します。   こんにちは。現代教育学科の阿野 彩です。イギリス生活5日目!! 授業が始まってから3日が経ちました。英語を学ぶ授業にも慣れてきて、先生やホストファミリーと英語で話すのもとても楽しく感じています。 現在8時57分、気温は16℃です。雨は降っていないので、スカートでも快適に過ごすことができます。しかし、半袖で過ごすとなると少し厳しいかもしれません。今日は朝2コマ、昼から1コマ受けたあと、カンタベリーを散策します!!   授業の様子をご紹介 今回の授業ではreading、listening、動詞、形容詞、名詞の勉強をしました。Readingの練習で長文を読む時に分からない単語があると、その英単語の意味を英語で説明してくれます。それがとても新鮮で、分からなかったはずの単語の意味がわかるようになった時、とても楽しいです!!!   また、午後からの授業では、より少人数になり、私のクラスではひたすらクラスメイトと先生とコミュニケーションをとります。間違っていても英語で喋ることで、より英語を学べると感じます。少人数なので分からないところも質問しやすく(質問する際も英語)、午前の授業より英語を話す機会が増えました。 カンタベリーの街を散策しました! 放課後は学校の近くを散策しました。スーパーはもちろん雑貨屋や服屋、カフェ、メキシコ料理屋など色々なものがあります。今日は街を歩き回って色々なものを見たあと、スーパーでお土産を買いました。美味しそうなものが沢山あるので全制覇したいと思います🍴         今回の留学では英語力の向上に加え、現地の人々との交流を通じて異文化理解や自立心が育まれたと感じています。新しい環境で挑戦する大切さを学び、視野が広がる貴重な経験となりました。残り1週間も頑張ります💪     現代教育学科 1回生 阿野 彩 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました!   ▼▼ 以前に実施した短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート  

2025.09.05

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.2 ~ 日本を離れての生活に慣れてきました!~

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。現地からのレポート第二弾をご紹介します。 こんにちは。現代教育学科の西澤史桜です。最高気温17℃のとっても寒いイギリスから現地リポートをお届けします。   数日前から語学学校に通い始め、英語に囲まれた生活やカンタベリーの街の様子に少しずつ慣れてきました。語学学校の先生方や他の留学生たちとも授業以外でのコミュニケーションが取れるようになり、楽しいスクールライフを送っています。 カンタベリー大聖堂へ行きました! 先日、カンタベリー大聖堂で行われているミサの見学をさせていただきました。お祈りなどの文化があまりない環境で育ってきた私にとって、ミサでの光景はとても新鮮で、心が浄化されたように感じました。カンタベリー大聖堂の中は神聖な空気が漂い、内装も見ごたえと迫力を併せ持ったものでした。滞在中時間に余裕ができれば、もう一度行きたいと思っています。     ホストマザーの美味しいご飯をご紹介! ここからは私のホームステイについてご紹介します。私がお世話になっているお家には、ホストファミリーと2匹の猫がいます。私の滞在中の一日は、ホストマザーが種類豊富に用意してくれる贅沢な朝ごはんを食べて始まり、ホストマザーが手作りしてくれるおいしい夜ご飯を食べて終わります。みなさんにも食べてほしいくらいおいしいごはんなので、写真だけでも共有させていただきます。       初めてのヨーロッパへの語学留学で、わからないことや、難しいと感じることが多い中、私を温かく迎え入れてくれるホストファミリーは宝物のような存在です。     まだまだ始まったばかりの語学留学ですが、これから得られる経験や知識を大切に、一日一日を楽しく過ごしていきたいです。   現代教育学科 2回生 西澤 史桜 関連記事 ▼▼ 今年度のイギリス短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります   ▼▼ 以前に実施した短期留学レポートはこちらから ▼▼ イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート

2025.09.05

今年度3回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!

畿央大学とならコープ 真美ケ丘店との連携事業「こども寺子屋」は、「子どもの居場所づくり」と「保護者の負担軽減」を目的とした取り組みの一環として企画されました。近隣の皆さんにご好評いただき、定期的に開催しています。今回が今年度3回目、通算12回目の開催となります。 平和学習を実施しました 今回は、今年が「被爆、戦後80年」という節目の年でもあるため、いつもとは少し違い、初めの30分間「平和学習」の時間を設けました。     ならコープ くらし・環境政策担当の上田さんより、ならコープが取り組んでいるさまざまな平和活動についての説明があり、「平和とは何か?」というテーマについてお話を聞きました。 「子どもたちに平和な未来を残したい」 「核兵器のない世界の実現」 「平和とは戦争がないだけの状態ではなく、人が人らしく尊重され、よりよく生きること」 小学生には難しい内容もありましたが、平和について考える良い機会となりました。     「平和学習」の後は、いつも通り夏休みの宿題のサポートとレクリエーションを行いました。レクリエーションでは、「各テーブルで遊びましょう」という学生からの提案で、テーブルごとにお絵かきしたりトランプをしたりして楽しみました。 参加した学生の感想 ● 今回は平和学習が冒頭にあって、小学生の児童には少し難しい部分があったかもと感じました。   小学生でも平和や戦争について分かりやすく学ぶことが出来るように、工夫をする必要があると感じました。(例えば、絵本や紙芝居などを用いるなど)難しいですが、私自身も考えたいと思いました。私自身も平和学習に関しては興味・関心があったので、今回寺子屋に参加させて頂いてとても勉強になりました。大学生も平和学習に参加して、子ども目線になって、どのように伝えたらいいのか、事前に考えるのも方法の1つかなと感じました。   後半の学習においては、夏休みの宿題を進める児童が多かったので、いつものようにあまり活発に関わることが出来なかったなと感じました。児童が気軽に質問しやすいように、学生も声掛けを行う必要があると思いました。   グループで固まって学習支援をするのではなく、学生も周りを見て色んな児童に関わりにいく必要があるなと感じました。   現代教育学科 4回生 西浦 萌     ● 久しぶりに小学生と会話やレクリエーションをして今の子供たちの生活や頑張っていることを知ることが出来たことに加え、子供たちの元気な笑顔にたくさんパワーをもらうことができました。   現代教育学科 2回生 木下 心愛     ● 初めての参加で緊張してしまい、来てくれた子を不安にさせてしまいました。ですが勉強や遊びを一緒にする中で笑顔が増え、最後は楽しそうに帰ってくれました。私自身もとても楽しく、まず自分が前向きに楽しむ姿勢が大切だと気づきました。   健康栄養学科 2回生 津田 悠妃 小学生の保護者の声 ● 「学校でも広島のことを勉強したけど、今回寺子屋で写真を見て、より平和の大切さと戦争の悲惨さを知った。」と話してくれました。学校では写真はあまりなく、本や話で学んだそうです。   ● 子どもがとても勉強になったし楽しかったと帰りの車の中でずっと話していました。     今後の実施予定について 第13回 2025年10月17日(金)16:30~18:00 第14回 2025年11月21日(金)16:30~18:00 第15回 2025年12月19日(金)16:30~18:00 第16回 2026年  2月20日(金)16:30~18:00 関連記事 広陵町「いのちを守るまちづくり」イベントに畿央大学の教員・学生が参加! 【畿央大学×家族亭】香芝サービスエリア「新メニュー開発コンテスト」を開催!~健康栄養学科 今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました! 第19回「ならいちばのキッチン料理教室」を開催!~ 健康栄養学科      

2025.09.01

イギリス短期語学留学2025 現地レポートvol.1 ~ イギリスでの生活が始まります

学科を問わず参加できる畿央大学の短期語学留学プログラム。今年度は12名の学生が2025年8月30日(土)~9月14日(日)までイギリスのカンタベリーで過ごします。英語学習やイギリスの文化に触れることができるだけでなく、課外アクティビティを自分で計画して、イギリスでの生活を満喫します。今回は現地からのレポート第一弾をご紹介します。   こんにちは。看護医療学科の杼森 由です。イギリスでの生活がやっと始まります。関空からイスタンブール、ロンドンまで飛行機で約14時間、とっても長いフライトでは夕食を1回と朝食を2回もいただいておなかがいっぱいでした。       その後はバスでカンタベリーまで向かい、コンコルド インターナショナル- Concorde Internationalに暖かく迎えていただきました。近くのスーパーで昼食を買い、中庭で優雅なランチタイムを過ごしました。     その後、ホストファミリーが迎えに来てくれました。初めにハウスルールを聞いて楽しく会話しながら家まで向かいました。相手の意思を確実に聞き取り正しく返すことは難しいですが、ある程度の意思を汲み取り自分なりに伝えようとすると、耳を傾けてくれる人が多いです。もっとスムーズに会話を弾ませることができるよう、努力しようと思いました。     看護医療学科 1回生 杼森 由 関連記事 イギリス短期語学留学2024 現地レポート カナダ短期語学留学2025 現地レポート

2025.08.26

卒業生メッセージ~教師として活躍する先輩~【三重県公立小学校】

社会に出て様々な分野で活躍している卒業生をご紹介! 三重県公立小学校(小学校教諭) 勤務 教育学部現代教育学科 14期生 (2023年卒) H・Kさん     現在の仕事内容と、その職種を希望した理由 現在、1年生の担任をしています。毎日の授業はもちろん、生活指導や児童との関わり、授業準備、保護者の方への連絡などを行っています。1年生の授業では、これからの学習の全ての基礎となる内容ばかりであるため、一つ一つ丁寧な指導ができるよう心がけています。また、担任業務だけではなく学校運営に関わる仕事も担当しています。今年度は「安全担当」として防災訓練や交通安全教室などの企画・運営を行っているほか、「PTA担当」として保護者の方々と会議を行ったりしています。 小学校の先生を希望した理由は、子どもの成長を家族以外で一番近くから見守ることができることに魅力を感じたからです。実際、現場に立ってみて、子どもたちの成長する場面を見ることができたときはとてもうれしく、「先生になってよかった!」と心から実感できます。   仕事でのやりがい   子どもたちの成長を実感できたときや、子どもや保護者の方から「先生でよかった」と言っていただけたときにとてもやりがいを感じます。 毎日たくさんの授業を考えるのは、たしかに大変ですが、自分の学級の児童たちにどのように教えたら「わかった」「できた」となるのかと工夫を重ねて行った授業で、子どもたちがいきいきと嬉しそうに学習している姿を見せてくれると、「頑張ってよかった」と心から感じます。それと同時に、ずっと同じ子どもをみるわけではありませんので、その時その時の子どもたち一人ひとりにあった指導をこれからも考え続けていきたいと思っています。 また、子どもたちが手紙を書いてくれたり、保護者の方から連絡帳や電話で「先生のおかげでうちの子が成長できました。」と言ってくださったりすると、やりがいというより、今まで子どもたちに向き合ってきたことが報われたような気がしてうれしいです。   在学中に印象に残っている経験、出来事 在学中は、教職クラブとマミポコキッズの活動に参加していました。 教職クラブでは、先輩や同期、後輩の模擬授業やオリジナル授業を見て、いいところをたくさん吸収することができました。3回生の時には代表も務めました。もともと人前にでて話すことがあまり得意ではなかったのですが、クラブの温かい雰囲気の中で話せる経験をつんだことで、今では子どもたちの前や、会議などでもあまり緊張せずに話せています。また、今でも教職クラブの卒業生、在校生で集まって交流する機会があり、在学中だけではなく、卒業後、社会人になってからも繋がり続けられています。こうした面からも、教職クラブで活動していて本当によかったと感じています。 マミポコキッズでは、小学生を大学に招き、みんなで一緒に交流する活動を行っていました。子どもたちが楽しんでできるような遊びを考えたり、遊びに使う道具を作ったりしたことは、とても良い経験になりました。今でもその経験を思い出しながら、担任しているクラスの子どもたちと一緒にマミポコキッズでやった遊びを楽しむこともあります。   在学生へのメッセージ 大学で学んだことが現場でそのまま通用するかはわかりませんが、大学で学んだことや自分が研究したことは、今でも教員としての自分の軸となっています。また、大学でできたつながりは一生ものであるため、そのつながりを大切にしながら頑張ってください。一緒に頑張りましょう。        

2025.08.20

音楽教育 × 総合芸術 ― 劇団四季ミュージカルで学ぶゼミフィールドワーク ~ 現代教育学科 渡邊ゼミ

みなさん、こんにちは。現代教育学科の渡邊です。私は音楽教育を専門にしており、特にオペラやミュージカルといった「総合芸術」を教材にした授業づくりの研究を行っています。 去る8月7日(木)、第1回目のゼミフィールドワークとして、劇団四季ファミリーミュージカル『王子と少年』(原作:マーク・トウェイン)を、なら100年会館にて観劇してきました。 ミュージカルって、どんな芸術? みなさんはミュージカルを観たことがありますか?ミュージカルは、ヨーロッパの「オペレッタ」をもとに、さまざまな文化的要素を取り入れながらアメリカで発展してきた総合的な舞台芸術です。物語に芝居、歌、ダンスが加わり、それぞれが融合しながら一つの作品をつくりあげています。   もし音楽の授業でミュージカルを扱うとしたら、ただ劇中歌を聴いて感想を書くだけでよいのでしょうか?きっと、それだけでは足りませんよね。   そこで今回はこの観劇を「教材研究ワークショップ」と位置づけ、「ミュージカルという総合芸術を、どう教材化すればよいか?」という問いを持って、ゼミ生一人ひとりが主体的に観劇に取り組みました。   ▼ 上演中の撮影・録音は禁止されているため、開演前の舞台写真を…。   『王子と少年』のあらすじ(劇団四季公式サイトより) たくさんの家来に囲まれてお城で暮らす王子エドワード。
ロンドンのオンボロ横丁に住む、貧しい家の子トム。
全くちがう境遇に生まれながらも、顔がそっくりな二人は、ある日偶然出会って意気投合。
着ている服を取りかえっこして入れかわってみたら――。   貧しい身なりになったエドワード王子は、お城を追い出されてしまいオンボロ横丁へ。
王子の服を着たトムは、家来たちに「本物の王子じゃない」と言っても信じてもらえません。
さらに、エドワードの父である国王が亡くなってしまい、さぁ大変!
王子はすぐにお城にもどって国王を継がなければならないのに、貧しい身なりのエドワードが本物の王子だなんて、誰も信じてくれません。   このままじゃ、王子の格好をしたトムが国王になっちゃう!
入れかわった二人は、もとの自分にもどれるのでしょうか!?   観劇の学びと気づき 本作品の舞台は16世紀のイギリス。絶対王政下の時代で、貴族と庶民の貧富の差が非常に大きく、多くの人が貧困に苦しんでいました。ゼミ生には、事前課題として当時のイギリスの社会や文化について調べてもらいました。その歴史的・文化的背景を踏まえて舞台を見ることで、作品の世界がより深く理解できたようです。 音楽が映し出す階層社会 ●「庶民たちの登場シーンでは、わんぱくで活気のある比較的テンポの速い音楽が流れ、庶民の貧しいながらもたくましく生きている感じが表現されていた。一方、貴族たちが登場すると、音楽は優雅でゆったりとした調子に変化し、気品や落ち着きが際立っていた。音楽という表現媒体を場面や登場人物の身分に合わせて使い分けることで社会的階層の違いを観客に直感的に伝えていたところに感銘を受けた。」 4回生・Aさん   それぞれの登場人物の生き様や当時の社会構造を、テンポの異なる音楽で表現しているという気づきがありますね。音楽科の授業では、このように「音楽から感じ取れることの根拠は音楽のどこにあるのか」ということを考えることが非常に重要になるのです。 表現の構成要素に注目する ● 「(この舞台を授業で扱うとしたら)入れ替わった王子が門番に門を開けるよう命じても信じてもらえず、暴力を受ける場面と、最後に本物の王子とわかったときに従者たちの態度が急変する場面。この2つのシーンの音楽やダンスを『強弱』の観点から比較してみたいと思った。」 4回生・Iさん   同じ登場人物でも、立場が変わることで、表現がどう変わるか。音楽や身体の動きの「強さ」の変化に注目することで、場面の意味や感情の変化をより深く読み取ることができ、「強弱」という概念について学べるのではないかというアイディアでした。 単なる「感想」で終わらせないために ただ「すごかった!」「楽しかった!」という感想にとどまらず、作品の歴史的・文化的背景を知った上で、音楽の「どんなところからどんな感じがするのか」、「それらがどう関わり合っているのか」ということをそれぞれが考え、言葉にすること。これこそが、音楽科の授業ではとても大切な学びとなります。 さらに、ミュージカルのような総合芸術では、音楽だけでなく、ダンスや演技との関係性に注目することで、作品をより深く理解することができます。今回のワークショップは、そのような「鑑賞の視点」を育てる良い機会になったのではないでしょうか。 ゼミ生の感想より ● 劇団四季は二回目だったけれど、終始圧巻でした。少しバレエチックなところもあり、バレエを習っていた身としてはすごくのめりこんで見てしまいました。普段は予告を見たりあらすじを調べたりせずドラマや映画を見るタイプなのですが、今回はあらすじや歴史的背景を調べていたからこそ、どういうことだろうと考えることが少なく、すっと内容が理解できてすごく楽しめました。   同じ人でも衣装や役が違えば、本当に同じ人なのか疑うぐらい変わって、本当にすごいなと思いました。舞台も端から端まで使っていて、どこを見たらいいのか、右も見たいし左も見たいということが多く、目が足りない!!と何度も思いました。またほかの舞台も見てみたいと改めて強く思いました!! 3回生・Iさん 最後に 実は私、渡邊は劇団四季の大ファンで、プライベートでも年に数十回観劇するほど。今回、ゼミ生たちと大好きな劇団四季の舞台を観ることができ、本当に嬉しかったです。あまりに嬉しそうだったせいか、ゼミ生が私の写真を撮ってくれました。     今回が初めての学外フィールドワークでしたが、今後もミュージカル鑑賞や総合芸術に関する学びの場を企画していく予定です。ミュージカルが好きな方、芸術と教育のつながりに興味がある方、ぜひ渡邊ゼミで一緒に学んでみませんか?   現代教育学科 准教授 渡邊 真一郎   関連記事 学習会「図画工作を味わう―今までとこれから―」を開催 ~ 畿央大学 現代教育研究所 学校の先生になりたい高校生のための特別企画「ほら、“先生”ってステキ!」を開催!~畿央大学 現代教育研究所 小さなことからコツコツとーできることから始めるまちおこし~現代教育学科 今年度2回目となる畿央大学×ならコープのコラボ企画「こども寺子屋」を開催しました!              

2025.08.18

公立学校教員採用試験(1次試験)速報〜2026年3月卒業予定者

2026年度公立学校教員採用試験の1次試験結果が発表され、昨年同様、今年も多くの学生が1次試験を突破しました。 教員採用試験は終盤に差し掛かってきましたが、教採・公務員対策室では、1人でも多くの学生が所期の目標を達成できるよう、学生が実際に受験する自治体に対応した2次試験対策を実施しているところです。 一人ひとりの夢がかなうように、大学一丸となって最後まで応援していきます。ゴールは近い。頑張れ、畿央生! 教採・公務員対策室 ▶2025年3月卒業生の実績(小学校教諭81.4%、公立幼・保100%、養護教諭40.9%)     公立学校教員採用試験 都道府県・市別の合格者数 公立小学校教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数  1次合格者数 1次合格率 奈良県 18 17 94.4% 大阪府 23 22 95.7% 大阪市 18 18 100% 堺市 2 2 100% 豊能地区 1 1 100% 京都府 1 1 100% 京都市 2 1 50.0% 兵庫県 2 2 100% 和歌山県 2 2 100% 滋賀県 1 1 100% 高知県 32 30 93.8% 香川県 1 1 100% 鳥取県 13 13 100% 島根県 1 1 100% 茨城県 3 3 100% 千葉県 7 6 85.7% 東京都 2 2 100% 神奈川県 1 1 100% 横浜市 1 1 100% 川崎市 5 5 100% 静岡県 3 3 100% 北九州市 1 1 100% 沖縄県 1 1 100%   公立中学・高校(英語)教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 3 2 66.7% 大阪市 1 1 100% 高知県 3 2 66.7% 名古屋市 1 1 100%   公立学校養護教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数  1次合格者数 1次合格率 奈良県 5 5 100% 大阪府 11 8 72.7% 大阪市 6 3 50.0% 兵庫県 1 1 100% 滋賀県 3 2 66.7% 愛媛県 3 2 66.7% 高知県 6 2 33.3% 鳥取県 12 3 25.0% 島根県 10 6 60.0% 岡山市 1 1 100% 北海道 6 6 100% 茨城県 10 1 10.0% 千葉県 4 2 50.0% 東京都 6 1 16.7% 静岡市 3 1 33.3% 鹿児島県 1 1 100%     特別支援学校教諭ー現代教育学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 奈良県 2 2 100% 大阪府 1 1 100% 兵庫県 2 2 100% 滋賀県 1 1 100% 鳥取県 3 3 100% 茨城県 2 2 100% 愛知県 1 1 100% 北九州市 2 2 100% 大分県 1 1 100%     栄養教諭ー健康栄養学科 都道府県・市 受験者数 1次合格者数 1次合格率 大阪府 1 1 100% 大阪市 2 1 50.0% 鳥取県 1 1 100%   注1. 過年度卒業生を含みません(すべて2026年3月卒業見込者)。 注2. 2025年8月15日現在の判明者数です。今後変動する場合があります。 注3. 一部試験での1次試験免除者を含みます。

2025.08.13

ひらめき☆ときめきサイエンス「昔の絵本で調べよう 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション」を実施しました。

「ひらめき☆ときめきサイエンス」とは… 独立行政法人日本学術振興会の採択を受けて実施されるイベントで、最先端の研究成果を未来を担う小学生と中学生、高校生に楽しく伝えることで科学(学術)の面白さを知ってもらう取り組みです。 2025年8月9日(土)小学5年生から中学生、高校生対象の体験講座『昔の絵本で調べよう 男の子・女の子のくらし・遊び・ファッション』(日本学術振興会「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ」採択事業/課題番号25HT0140))を開催しました。申込者は12名と昨年よりも増え、またジェンダーに関心のある高校生の申し込みが目立ちました。   ▼▼ 昨年度実施した”ひらめき☆ときめきサイエンス”の様子はこちら ▼▼ ひらめき☆ときめきサイエンス「戦時期の絵本をみんなで分析!―歴史とジェンダー(男の子らしさ、女の子らしさ)」を実施しました。      当日は小学生3名と中学生4名そして高校生3名が大阪市、奈良県内(奈良市、大和郡山市、河合町、広陵町)から参加し、講師の現代教育学科森岡 伸枝 准教授、森岡ゼミ生を中心とした大学生9名と共に戦時期の絵本を読み解き、ジェンダーは変わることを学びました。なお、この日は保護者7名、本学教員や自治体、メディアの方などにもお越しいただき、様々な方々が児童生徒の様子をご覧くださいました。     授業「博士(研究者)って何?」では、森岡先生がクイズをしながら進めました。森岡先生は、小さいころから戦争体験者の声を聞くことが多かったこと、また大学生の時に小学校の男女別学の実態を調べることでジェンダーの実情に興味を持ったことから、科研費の研究テーマに繋がったことを説明しました。そして今も日本はジェンダーの問題が残っていること、ジェンダーは歴史的につくられるということを強調し、歴史の視点でジェンダーについて学び続けることの大切さを伝えました。 参加者は全員が博士に会ったことがないと言い、博士の世界を知ろうと耳を傾けてくれました。また、授業内で森岡先生がクイズを出すたびに、活発に手を上げる児童生徒の姿がみられました。     そして、授業の後半では、全員で戦時期のすごろくを見て、読み解くヒントをもとに全員で分析する練習をしました。そこで児童生徒が発見したのは、当時の生活の中に障害を持った兵隊さんがいたという男性の姿、ランドセルの色が今のように男女別の色分けが無いこと、母親が子どもを見守っていること等で、児童生徒は戦時期という時代とジェンダーの視点を身につけたようでした。     実習体験では、実物の古書を分析するためのマナーの指導を受け、研究者になりきって絵本の分析を行いました。参加者は、手袋を身に着けて絵本をそっと箱から取り出し、用意された「博士発見シート」を元に、絵本の秘密を読み解いていきました。その際、発見をチェキで写して、自分の分析を実証するという研究手法も疑似体験してもらいました。チェキの撮影は学生スタッフが手厚くサポートしました。       その後、分析結果を小中校のグループごとに集まり、「畿央毎日新聞」を作成し、発表し、保護者も交えて意見交換を行いました。「満州国の国旗がある」「男の子と女の子の遊びが違う」「兵隊が『かっこいい』と描かれている」など戦争の姿、そしてその時のジェンダーについてたくさんの発見がありました。児童生徒の活発な意見交換に、教育学部の森岡ゼミのスタッフがうまく対応していることも印象的でした。         講義の後の昼食タイムでは森岡ゼミスタッフと児童生徒が仲良くなり、どんな新聞を作るのかを話し合っていました。また、実習の間にはお楽しみのクッキータイムがあり、クッキーを食べながら、自己紹介や好きなこと得意なことなど森岡ゼミとみんなが笑いながら楽しく過ごしました。     「未来博士号」の修了証書授与式では、一人ずつ名前を呼ばれ、畿央大学学長冬木正彦先生から修了証書を受け取りました。また、学長先生より「今回の学びや体験をさらに高めて欲しい」とあたたかいお言葉をいただきました。     参加された児童生徒の感想 研究者にとてもなりたいと思った。授業がとても分かりやすかったし、とても楽しかった。 戦争について絞った授業を聞いたことがなかったので、戦争のことがよく分かった。 古い絵本に触れて、チェキで撮影できて楽しかった。大学生との交流も楽しかった。 ジェンダーについて、学んだことがなかったので、このイベントで初めて知ることが出来た。 SDGsの一貫としてジェンダーは学んでいたが、ジェンダーについて知らなかったことが多かった。 今回も楽しく学べた。また来年も来たい(去年から二度目の参加者) ジェンダーの関連図書をたくさん初めて見て、その内容に驚いた(保護者)。 去年と内容が変わっていて、来てよかった。またお願いします(二回目参加の保護者) 募集人数を絞っての開催でしたので、参加した児童・生徒のみなさんが仲良くなって一体となって活動できたことがとても良かったと感じました。森岡先生からは、「これからもいろいろなイベントや資料館に出かけて学び続けて下さい。また疑問に思ったことにはすぐに答えを出さずに調べて考え続けてください。私も一緒に考え続けていきます」と参加した皆さんに呼びかけていました。参加者からは、ぜひ研究者になりたいといった声が多く聞かれ、このイベントの目的は達成できたようです。   畿央大学では、これからも本学教員の特色ある研究成果や取り組みを地域貢献の一つとして様々な年代の方にご参加いただけるイベントを開催していきたいと考えます。冬木学長はこのイベントも大切にしておられ、準備の段階から実施に至るまでご参加下さり、参加した児童生徒はもとより学生スタッフ達も緊張しながらも喜んでおりました。今後はさらにたくさんの方がご参加いただければと願っています。 関連記事 2024年「戦時期の絵本をみんなで分析!―歴史とジェンダー(男の子らしさ、女の子らしさ)」 【森岡准教授が読売新聞に】8/17(土)夏の無料体験講座「ひらめき☆ときめきサイエンス」 2020年「身体と脳との不思議な関係~身体運動の脳科学~」 2019年「運動と脳との不思議な関係~運動の脳科学~」 2018年「運動中のからだのしくみ」 2017年「運動中の体の不思議を探る~健康をつくる運動と栄養のサイエンス入門~」 2016年「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」 2015年「運動するとからだの中はどうなる?~健康をつくる運動と食事のサイエンス~」 2014年「運動中のからだの不思議を科学する~健康を支える運動と食事を学ぼう~」 2013年「世界から注目される『日本料理』のおいしさをサイエンスするーおだしの文化の調理科学実験ー」 2012年「お母さんの手作り料理の味は一生忘れないってホント?調理科学の不思議体験」 2011年「食から環境を考える」 2010年「食べ物の『おいしさ』と『こく』をサイエンスする」 2009年「食育をサイエンスする」  

2025.07.30

学習会「図画工作を味わう―今までとこれから―」を開催 ~ 畿央大学 現代教育研究所

2025年7月20日(日)15時10分から、東京家政大学 岡田 京子先生をお招きしての学習会を開催しました。奈良県を中心に、近畿圏から18名の方にご参加いただきました。 「図画工作を味わう―今までとこれから―」 メディアで学習指導要領次期改訂の報道が見られるようになりました。「資質・能力の三つの柱」と各教科等の「見方・考え方」、「主体的・対話的で深い学び」等の基本的な考え方を重視しつつ、それらの共通理解と各学校の状況の応じた実施の一層の推進を示すように読めます。   そこで、「図工の授業がどう変わるか」を待つ前に「私たちは図画工作科の授業をどう変えたいか」を考える学習会を設定しました。平成29年の改訂を行われ、その後も現場の状況をご覧になってきた岡田京子先生に学び、共に考える時間にしたいと考えました。 学習指導要領改訂時のポイントの復習 初めに司会から、現行の学習指導要領改訂時のポイントの復習をしました。   ●  育成を目指す資質・能力の明確化 ●  個別の感じ方や考え方等に応じて、他の学習や生活の場面でも活用できる知識及び技能。 ●  知識・技能を活用しながら未知の場面でも課題を解決できる思考力、判断力、表現力等。 ●  主体的に学習に取り組む態度、メタ認知等と協働する力、持続可能な社会づくり、感性・人間性等含む学びに向かう力、人間性等 ●  教科の特質に応じた物事を捉える視点や考え方である「見方・考え方」 ●  主体的・対話的で深い学びの実現の向けた授業改善の推進   そして学習指導要領実施後に提示された、 ●  指導と評価の一体化   現在進行している検討事項として、 ●  資質・能力の教育の共有と一層の充実 ●  中核的な概念や方略の明確化 などを提示しました。   その後、参加者の皆さんに4人ごとのグループに分かれていただき協議に進みました。   現在取り組まれている授業の成果と課題を出し合い、今後どのような児童を育てたいと考え、どのように授業を変えていきたいかをホワイトボードに掲示しました。初めて出会った先生のグループもありながら活発な協議が行なわれ、多くの意見が出されました。   報告で出ていた意見をご紹介します。 児童について ●  自分で課題を解決できる。 ●  自分を知り、他者を知り、認め合う。 ●  答えがないチャレンジを楽しめる。 ●  あふれる情報から最適解を見付けることができる。 ●  感動し、自分の素敵を見付けられる。 ●  最後まで活動し、最後を自分で決める。 授業について ●  授業で子供を育てる。 ●  感性を働かせ、自分に表現し、認め合える。 ●  幸せに生きる力を育てる。 ●  選択肢があり、自己決定できる造形遊びを核とする。 ●  学習との素敵な出会いをつくる。 ●  児童の主体性が働く仕組みがある。 岡田京子先生の講話 まず、学校の先生は有能だということ、『話をする』、『話を聞く』、『情報をまとめる』、『相手を思いやる』、『展開を予想する』など様々な行為を必要に応じて行いつつ瞬間に思考し選択し、決定しているのが先生の能力だと指摘されました。   そこで、あるグループで話題になっていた「特別な支援が必要な児童」が主体的に活動できる図画工作科の授業は何かを参加者に問われました。実際に図画工作の時間では「特別な支援が必要な児童」が主体的に活動できることが多くあります。その理由を考えればだれもが主体的に学習できる時間になるでしょうと。     参加者からは「自分が主体だから」「答えに向かう指示が少ないから」などの意見が出ました。   そうした話題を継ぎ、授業改善のポイントになるのは指導が特に難しい児童ではないとのこと。なぜならその児童には先生は指導に注力するので成果は出やすい。指導の必要性は特にないが大きな成果も残さない児童に注目し、授業改善を試みることが授業を充実する方法ではないかと話されました。また、コロナ禍で実体験ができない時期があったことから、その学年よりも前学年の目標を設定した授業が見られることを危惧し、例え前学年的な活動から始めても、学習活動中に学年にふさわしい活動になるよう教師が計画することが必要と話されました。   中央教育審議会で検討が進んでいる事項の資料を紹介され、「決まってはいないが、注目しておくことも必要」と伝えられました。   最後に、学習指導要領が改訂されると新しい考え方や方法が提案され、理解し馴染むのに苦労するように感じるが、新しい考え方や方法はも実は現場の先生方が長く取り組まれてきた指導であることが多く、近い将来の新しい授業像は実は有能な先生方の日常にあることを共通理解し、会を終えました。     畿央大学現代教育研究所 現代教育学科 教授 西尾 正寛      

2025.07.28

学校の先生になりたい高校生のための特別企画「ほら、“先生”ってステキ!」を開催!~畿央大学現代教育研究所

教員という職業の厳しさに注目が集まる昨今、次世代が目を向けにくい状況となっていることを踏まえ、教職に興味がある高校生にその魅力を伝えることを目的として畿央大学現代教育研究所が開催した特別企画「ほら、”先生”ってステキ!」を担当教員がレポートします。 特別講演会「ほら、“先生”ってステキ!」 【開催日時】2025年7月20日(日)13:10〜14:40 【第1部】 「ほら、“先生”ってステキ!」13:10〜13:50 【講師】岡田京子氏 東京家政大学教授/前文部科学省初等中等教育局教育課程課教科調査官     ●  一人一人の子供を大切にしたい。 ●  自分も自分の人生も大切にしたい。   こうした言葉から始まりました。 図画工作科がご専門の岡田京子先生は、初めに小学校1年生が遠足先で楽しんだローラーすべり台を自分なりに表した絵を通して子供が学ぶ姿を紹介されました。色、高さ、昇る階段、全体の形、滑る仕組みなど一人一人の思いによって表現が違うことを取り上げられました。   それぞれの子供にはそれぞれの感じ方があり、それぞれの思いを読み取ることが教師としての力になり、また、違いがあることを知り、違いを受け入れ、子供に知らせる先生になって欲しいとも話されました。一人一人の子供を大切にしたい先生の姿です。     先生は、受けもつ学年に合った学習の目標と内容を把握します。そして授業を計画し、実施すると、その成果としてどのような力がついたか、自分の授業はどうだったかを振り返り、よりよい指導ができるよう改善しようとします。そうした繰り返しにより、自分が高まります。また、片付け中の版画の用具から生き物の形を見付け表した子供の姿で授業時間以外でも学ぶことを示されました。   いろいろな場で子供の学びに出合うことが先生の楽しみであり、子供に答えを教えるのではなく、子供が自分で学び答えに辿り着けるように支えることが先生の仕事だとのことです。先生は大学で学んだことを基に、学校の先生という集団の中で成長します。教育者である先生は、分からないことを教え合い、一緒に考えることができる、学び合う仲間だとおっしゃいました。自分も自分の人生も大切にする先生の姿です。   続いて、高校生や保護者のみなさんが心配されている先生方が働きやすくなるようにすることについて、文部科学省の資料を基に近い将来の取り組みを紹介され、最後に「先生の仲間としてみなさんをお待ちしています」との言葉で講演を終えられました。   「学校の先生をしている畿央大学卒業生の話を聞こう」 【第2部】ディスカッション「学校の先生をしている畿央大学卒業生の話を聞こう」 14:00〜14:40   初めに、先生になって9年目の金沢 千穂先生のお話です。   先生の仕事として、学校生活で最も長い授業時間を楽しいものと工夫すること、子供のことを理解して正しい方向に導くこと、心がけているとのことでした。先生としての喜びでは、子供が自分の信念を理解し行動できるようになることを挙げられました。言葉がなくとも通じ合えるようになるとおっしゃっていました。苦労していることとしては、専門的な知識が少ないことで専門性を高めて先生としての厚みを身に付けたいと話されました。   子供をよく見るとともに自分は明るく振る舞うことを大事にし、将来の社会に貢献する子供を育てることが自らの社会人としての貢献であるとのお話で終えられました。   次に、先生になって16年目の金石考弘先生です。   フロアのみなさんに「好きな教科はありますか」と呼びかけられ、お話を始められました。全ての教科を教える小学校の先生も、一つの教科を専門的に研究でき、その活動を通して他の地域の先生や校園種の違う先生方と交流するなど素敵な場面に出会え、教科の専門性をもつことが先生としての強みになるとお話され、専門にしている図画工作科の授業で、子供の「うれしそうな姿」「挑戦している姿」「成長している姿」を紹介されました。   子供の「先生のこの教科の授業が好き」、卒業生の「先生のこの授業憶えている」「今も作品を家に置いている」との言葉が喜びと話されました。     最後のプログラムはフロアからの質問に岡田京子先生、金沢千穂先生、金石考弘先生が答えるトークコーナーです。   初めの質問は「どうして小学校の先生になったのですか」それぞれに答えておられましたが、みなさんが先生になりたい強い希望をもっていたわけではなく、様々な思いやつながりの結果先生になっていることが分かりました。   「大学生活をどう過ごせばいいですか」には、学習も大事だが学生時代にしかできない趣味や旅行を楽しむことも大事だとのこと、自分の経験から答えてられました。   保護者の方からの「今以上に学校を楽しく過ごせる場所にできますか」との質問には、子供に関わる人が責任を押し付け合うことなく、分かり合い協力し合う努力をすれば楽しくすることは可能との答えがありました。   10分の休憩を挟んでの90分はあっという間に過ぎました。 最後に主催から「人がいる限り、教育は必要です。そして先生がいなくてはいけません。皆さんのように、将来の自分を先生に夢見ている人たちを私達は待っています。」と伝え、全てのプログラムを終えました。     畿央大学現代教育研究所 現代教育学科 教授 西尾 正寛   【関連リンク】 「ほら、先生ってステキ」未来を育てる学校の先生になろう!~現代教育研究所主催 | 畿央大学

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