現代教育学科の新着情報一覧
2018.12.25
就活レポート~就職活動の現場から~No.523(養護教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第523弾! 現代教育学科10期生(19卒) A.Oさん 兵庫県・養護教諭 勤務 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 中学生の時、「トライやる・ウィーク(職業体験)」で小学校に行きました。もともと子どもが大好きだったのですが、この体験を通して子どもたちが楽しそうに過ごす背景には教師という存在がいることに気づきました。「私も大好きな子どもを笑顔にしたい」その思いが強くなり、教職を目指しました。勉強をしていく中で、子どもたちが笑顔で過ごすためには、健康で毎日学校に来ることができるように支えることが大切であると気づき、養護教諭を目指しました。 【学校インターンシップ・教育実習を経験して】 ボランティアや養護実習を通して、自分の中で一番大きな収穫となったのは「何としてでも養護教諭になりたい」という気持ちを強く持つことができたことです。実習に行き、自分が思い描いていた養護教諭の姿と違う現実もたくさん見ました。子どもたちと保健室で関わるだけでなく、普段の様子を職員室で他の教員と共有したり、健康診断などの子どもの情報を記録したりと、こなさなければいけない仕事がたくさんありました。しかし、その中でも子どもと関わる楽しさを感じることができ、自分の大きな支えとなりました。 【畿央大学での大学生活について】 3回生になって本格的に教採に向けての勉強を開始し、毎日学校に来ることを目標として頑張りました。下宿先やアルバイト先が大学から近いこともあり、毎日23時まで大学で勉強しました。アルバイトの休憩時間に大学に来て勉強したこともありました。ひとりだと毎日この生活を続けることはとても大変だったと思いますが、同じ目標に向かって頑張っている友達と一緒に勉強することで、自分にとって励みにも刺激にもなりました。試験が終わった今でも、そして、これからもずっと一緒に頑張っていける素敵な友達に出会えました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 対策講座では、各教科や教職・専門科目だけでなく、面接の講座もあり、教採・公務員対策室の先生方にはとても支えていただきました。また、教育学部の先生方にもお忙しい中、実技や模擬授業の指導を行っていただき、自分たちでは学習できないようなところまでサポートしていただきました。問題集を自分ひとりで解くことももちろん大切ですが、対策講座に参加し、他の友達や先生方と分からないところを話し合いながら解決していくことができたことが、自分にとって非常に良かったと思います。 【理想の教師像】 私が理想とする養護教諭は、子どもたちだけでなく、一緒に働く教師や保護者、地域の方々からも慕われる養護教諭です。そのためには、一つ一つの機会を大切にし、信頼を得ることが大切だと思います。簡単にできることではありませんが、これから経験を重ねていく中で、どんどん新しい知識を身につけて、誰からも頼られる存在になりたいです。 【後輩へのメッセージ】 今、周りにいる人を大切にしてください。講座や面接練習で支えてくださる先生方や一緒に助け合いながら勉強していく友達。そして家族。この1年間教採と向き合ってきて、自分はこんなにたくさんの人に支えられているんだなと気づきました。こんなに勉強しているのに...と悩むこともあると思います。でもいつか、自分はこんなに勉強したんだ!と自信に変わる日が来るので、くじけずに頑張りましょう!自分の好きなことをたくさん勉強できると考えると案外楽しいですよ(^^)
2018.12.21
就活レポート~就職活動の現場から~No.522(公立幼保)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第522弾! 現代教育学科10期生(19卒) M.A さん 岸和田市・公立保育園 勤務 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 中学生の時の職場体験がきっかけです。2日間という短い期間でしたが、子どもたちと楽しく遊んで、最後の日に「ありがとう」と笑顔で言ってくれたのがとても嬉しかったのを覚えています。そして、大学生活での実習において子どもの成長を間近で見ることができ、子どもたちとかかわる仕事がしたいと強く思ったからです。 【学校インターンシップ・教育実習を経験して】 3回生後期から、週に1回公立の幼稚園でボランティアをさせていただいています。実習とはまた違う現場の先生の保育を見たり、運動会の手伝いをしたりと良い経験をさせていただいた中で、改めて自分自身の子どもへの関わり方を見つめ直すことができました。また、自分がなりたい理想の保育士像のイメージを明確に持つことができました。 【畿央大学での大学生活について】 大学生活では、チアリーディング部での活動が印象に残っています。小学校の頃からバトンを習っていて、畿央大学のチアリーディング部には中学の先輩が所属していたことから、その姿を見てチアをやってみたいと思い、大学で初めてチアリーディングを始めました。大人数でなかなかうまくいかず、ぶつかり合った時期もありましたが、仲間とともに同じ目標に向かってひとつの作品を作り上げた引退公演での景色は今でも覚えています。この部活に入っていなかったら、他学科の人と友達になることもなかったと思うと、この部活を通して出会えた友達、大学生になっても夢中になることができたチアリーディング部は私にとって一生の宝物となりました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 早い時期から対策講座等が始まり、先生方は学生一人一人に寄り添ってくださったので、最後まで頑張ることができました。悩んだとき何か不安になったときには、対策室に行くと友達もいるし、たくさん励ましていただきました。先生との何気ない会話が、面接や実技試験に実際に役に立ったこともあります。「もっと自信もって!」と何回も言われたその言葉が、私にとって良い刺激になり、それがだんだんと自信へと繋がりました。また、面接練習や模擬保育の練習もたくさん見てくださいました。最初は、友達や先生がたくさんいる前で一人でするのがとても嫌だと思っていましたが、それを重ねることで、本番では落ち着いて焦らずにできる力が身についたのではないかと思います。 【理想の教師像】 私は、どんなことにも子どもたちと一緒に全力で取り組み、子どもたちに近い距離と心で接する保育士になりたいです。実習やボランティア先で、子どもたちと一緒に考えたり、できたりしたことを一緒に喜び合っている先生の姿を見てとてもやりがいを感じました。私もそのように、子どもたちが毎日「今日も楽しかった!」と笑顔で降園できる保育を目指します。 【後輩へのメッセージ】 私自身、正直模試の成績もあまり上がらなくて勉強の仕方がわからなく、友達が熱心に勉強している姿を見て、私にはもう無理なんじゃないかと悩んだ時期もありました。しかし、友達と同じような勉強方法が正解ではなく、自分のペースで自分なりにコツコツと勉強することが、自分にとっていちばん良い勉強方法ではないかと思います。「人は人、自分は自分」という友達の言葉に、よし!頑張ろう!と思えました。だから、ひとりで抱え込まずに友達や先生を頼っていくのも大切だと思います。そして、公立幼保は長期戦なので、気分転換に楽しい予定もうまく入れて、自分のペースで頑張ってください。応援しています!
2018.12.20
2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第5回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10時から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。 好きな遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 【第5回:12/11(火)】 ◯好きな遊び ◯手遊び「トントントンクリスマスバージョン」 ◯絵本「ノンタン!サンタクロースだよ」 ◯クリスマス制作 今回は6組の親子が参加してくださいました。 クリスマス制作ということで壁面や部屋の中、出入口に用意したツリーやリース、色とりどりの雪の結晶にとても喜んでくださいました。 好きな遊びでは、ままごとやボールプールで子ども同士や学生と遊んだり、親同士、時々学生も交えて会話を楽しんだりしました。 絵本の読み聞かせを終えたら、なんと!サンタクロースが出てきて子どもたちはびっくり!始めは緊張していましたが、帰りはハイタッチしたり会話したりとリラックスした様子でサンタクロースに会えてとても嬉しそうでした。クリスマス制作は、ペットボトルのキャップ、ヨーグルト、乳飲料の容器を活用し、まわりにいろいろなシールを貼ったり、中にキラキラしたビーズや鈴を入れたりしてマラカスを作りました。 また今回は作ったマラカスで「ジングルベル」の曲に合わせて学生と親子で一緒に踊りました。 お気に入りのマラカスを周りの子どもやお母さんに見せたり一緒に振ったりして楽しむ姿が見られました。 今回のメッセージカードは「サンタクロース」でした! 親子にとって様々な体験をするだけではなく、楽しい思い出や新たなつながりをもてるような場所を目指し、これからも学生一同より一層努力していきたいと思います。 メリークリスマス!良いお年を! 次の活動は2019年1月15日(火)、今年度最後の活動です! マミポコ親子ひろば代表 現代教育学科3回生福塚祥子 【関連記事】 2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第4回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第3回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第2回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第1回活動報告!
2018.12.18
理学療法学科×現代教育学科の教員特別対談!~現代教育学科「発達障害教育特論」
森岡 周 先生 × 大久保 賢一 先生 ―1コマだけの特別な対談― 今年も教育学部の授業【発達障害教育特論】で、教育学部の大久保先生と理学療法学科・ニューロリハビリテーション研究センターの森岡先生との対談がありました。その模様をお届けします。 過去のテーマは、脳トレの効果やいじめなどがありました。そのテーマについて森岡先生の脳科学的な視点と大久保先生の心理学・教育的な視点から論争を繰り広げてきました。 今回のテーマは3つありましたが、その中でも私が興味深かったテーマは、 「『物事の現象を見る』『現象学的に物事を見る』とは、具体的にどういう意味か?」でした。 うん??? なんだ?!!? 聞いたことのない難しい単語がたくさん並びましたが、聞いていくと納得! 学びになることがたくさんありました。 そもそもこのテーマになっている言葉は森岡先生の著書の中に書かれています。この本を読んだ大久保先生の疑問から出てきたテーマでした。 「物事の現象を見る」とは、知識によってレッテルを張って判断することです。例えば、こだわりのあるAさんだと、周りの人が【こだわりがあるから自閉症】というようにレッテルを張って、そのレッテルがバイアス(偏見)になって、判断してしまうことです。 一方、「現象学的に物事を見る」とは、ある知識にとらわれず、そのこと(人やモノ、行動)の特性や本質を細かく、素朴に見ていくことです。 例えば、こだわりのあるAさんの場合だと、自閉症についての知識にとらわれずに、こだわりを細かく見ていき、こだわりの強さや原因などAさんの行動をありのままに見ていくことです。 レッテルやバイアスにとらわれずに「物事の現象を見ること」によって、Aさんの本質、行動の原因、適切な関わり、必要な支援の仕方などを知ることができます。 この対談を受けて… バイアスにとらわれずに判断することは、教育的な関わりでも、日常的に人と関わるときでも大事にしたいことだと思いました。また、知識があればあるほどバイアスにとらわれてしまうので、知識をうまく活用しつつ、物事の本質をとらえられるようにしていきたいと思いました。 現代教育学科3回生 熊谷 綾乃・吉村 茜 【関連記事】 「発達障害教育特論」で理学療法学科と現代教育学科の教員が特別対談!~現代教育学科(2016年) 脳科学×特別支援教育で教員特別対談!~現代教育学科「発達障害教育特論」(2017年)
2018.12.14
教員採用試験・公立幼保採用試験に合格した4回生が発表してくれました!
教員採用試験、公立幼保採用試験に合格した4回生が、それぞれの進路を目指す後輩たちへ話をしてくれました。 12月3日(月)には、公立幼保採用試験に合格した4回生が自身の体験を話してくれました。勉強のことはもちろん、面接の自己紹介で取り入れた工夫の実演や、模擬集団面接の様子を実際に見せてくれました。 同じ日には、栄養教諭採用試験に合格した4回生が、栄養教諭を目指す3回生に話をしてくれました。専門試験の勉強の方法や、ボランティアをどうしていたのか等、先輩の話を聴いて、3回生も来年夏の採用試験に向けて気合いが入ったようでした。 そして、12月6日(木)と13日(木)には、教員採用試験に合格した4回生による「教採受験者から学ぶ会」を実施しました。6日は小学校教諭3名、養護教諭1名、特別支援学校教諭1名の計5名、13日は小学校教諭4名と養護教諭1名の計5名が、自身の取り組みについて、それぞれの熱い思いを込めて後輩たちに話してくれました。 どうやって併願先を決めたのか、面接や実技の対策はどのようにしていたのか、ボランティアやアルバイトは4回生になってもずっと継続していたのか等、3回生にとって大いに参考になったようです。終了後も、4回生の面接ノートを見せてもらったり、個別に先輩たちに質問したり、と大いに盛り上がっていました。 話をしてくれた4回生のみなさん、卒論や国試の勉強等でそれぞれ忙しいところ、本当にどうもありがとうございました!後輩たちの前で堂々と自信を持って話している姿から、採用試験を通してみなさんが大きく成長したことを感じました。4月からの先生としての活躍を楽しみにしています! 教採・公務員対策室一同
2018.12.12
2018年度「マミポコ・キッズ」後期第2回活動報告!
こんにちは、マミポコ・キッズです! 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。今回は、2018年後期の第2回の活動の様子を振り返ってご紹介します! 後期第2回活動日:11月25日(日) 第2回では、地域の方をお招きして、伝承遊びを教えていただきました。「けん玉」、「紙飛行機」、「お手玉」、「あやとり」、「折り紙」、「とんとん相撲」の6つのブースをグループごとにまわって遊びました。 今回は「折り紙」のブースでとんとん相撲に使うお相撲さんを作り、そのまま連続して「とんとん相撲」のブースで遊ぶというチャレンジをしました。自分で折ったお相撲さんを使ってとんとん相撲をしたので、お相撲さんを工夫して折りなおしている子もいるなど、地域の方に勝つための作戦を考え、勝負をしている子も見ることができるゲームとなりました。「けん玉」では、今回初めて本物のけん玉を使いました。経験したことのない子が多かったですが、地域の方のお手本を見て、積極的にチャレンジしている姿が多くみられました。 ▲写真左:「とんとん相撲」地域の方と勝負しよう! 写真右:「けん玉」上手にけん玉をすることはできたかな? ▲写真左:「お手玉」地域の方にたくさん教えてもらおう! 写真右:「あやとり」いろんな技ができるようになったかな? ▲「紙飛行機」的にめがけて紙飛行機を飛ばそう! 最後のゲームの「じゃんけん列車」では、地域の方も参加して一緒に遊びました。じゃんけんに負けたら、負けた子だけがじゃんけんで勝った列車の1番後ろにつながるという、新しいルールを取り入れてゲームを行いました。はじめに真ん中にいた子がじゃんけんをすることができたり、じゃんけんができなくても、後ろから先頭の子を応援したり、一緒に喜んだりしている姿が見られる、楽しいゲームとなりました。 ▲「じゃんけん列車」みんなでつながろう! マミポコ・キッズでは毎回当日スタッフの方のご協力のもと活動を行っています。これからも、たくさんの当日スタッフの方の参加をお待ちしております。今後とも、マミポコ・キッズをよろしくお願い致します。 次回の活動は、12月16日(日)です。たくさんのご参加お待ちしております!! 現代教育学科2回生 奥田奈緒 中木屋佑香 1回生 竹上はるか 【関連記事・リンク】 マミポコ・キッズ 2018年度「マミポコ・キッズ」後期第1回活動報告! 2018年度「マミポコ・キッズ」前期第3・4・5回活動報告! 2018年度「マミポコ・キッズ」前期第1・2回活動報告!
2018.12.11
就活レポート~就職活動の現場から~No.518(養護教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第518弾! 現代教育学科10期生(19卒)S.K さん 滋賀県・養護教諭 勤務 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私は、子どもが大好きであることから将来は子どもと関わることのできる学校という場で働きたいという憧れがありました。そんな中、具体的に将来の職業を考えている際に、全ての子どもたちにとって学校生活が楽しく充実したものになるための基礎である心と身体を支えていくことのできる養護教諭が自分のしたいことであると考え、目指すようになりました。 【学校インターンシップ・教育実習を経験して】 私は、養護実習やボランティアを通してたくさんの子どもたちや先生方と関わらせていただきました。保健室や特別支援学級、一人親の子どもたちとの関わりを通して、子どもたちが発するサインには一人ひとりの特性や背景、発達段階など様々なものがあることを学びました。これらの経験は子どもたちの様子を実際に教育現場で見ることができただけでなく、先生方の一人ひとりへの対応も学ばせていただける貴重な体験で、これから活かしていきたいと思います。 【畿央大学での大学生活について】 私は、養護教諭としてさまざまな特性を持つ子どもたちと関わる上で特別支援教育や心理の勉強も大切であると考え、特別支援学校教諭を目指す人たちとともに特別支援教育の勉強や、認定心理士の資格を取得するための勉強にも取り組んできました。その中で、小学校教諭や特別支援学校教諭を目指す人たちとの交流や勉強は違った視点で理解を深める機会となりました。この経験はきっと現場に出た時に役に立つと思うので良い機会になりました。また、畿央大学には23時まで開いている自習室があります。私は下宿で家が近かったことや学校の方が勉強がはかどるということもあり、自習室を使うことが多かったです。勉強しているみんなを見て刺激をもらえる場所です。みなさんも是非利用してほしいです。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 教員採用試験対策ではたくさんの先生方が親身になってサポートしてくださいました。本当に感謝でいっぱいです。筆記の対策講座では分かりやすくまとめられたプリントを配布してくださり、勉強をどう進めていけばいいか迷っていた私にとってとてもありがたかったです。また、分からない問題も個別に先生方が優しく丁寧に対応してくださり、苦手な分野にも取り組むことができました。面接対策でも手厚くサポートしてくださり、一人ひとりの癖や話す内容など細かなところまで教えてくださいました。特に、私は面接が苦手で最初は全然話すことができず悔しい思いをしていましたが、回数を重ねるごとにだんだんと話せるようになりました。私と同じように苦手だと感じるみなさんには是非自分からどんどん対策講座に出てほしいと思います。 【理想の教師像】 私は、一人ひとりと向き合い、寄り添うことのできる養護教諭になりたいと思います。そのために、全児童生徒と関わる機会を大切にし、困ったときやしんどいときにはいつでも話しかけてもらいやすい養護教諭でいたいと思います。また、担任の先生などとも情報を共有しながら子どもたちの心身の健康を支えていける存在になりたいです。 【後輩へのメッセージ】 たくさんのことに挑戦して、自分の強みを見つけてほしいと思います。面接ではこの強みを生かして自分をアピールできると思います。また、グループで勉強できる機会を作ることをおすすめします。私の場合、とくに保健指導や救急処置は何人かで集まって実践して練習していました。そうすることで、刺激し合うだけでなく何気ない話をすることで落ち着ける時間にもなっていました。教員採用試験の勉強をしていく中でしんどいことが出てくるかもしれません。そのときは周りにいる友達や先生に助けを求めながら、将来教師になった自分を思いながら無理をせず頑張ってほしいと思います。
2018.12.11
就活レポート~就職活動の現場から~No.519(小学校教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第519弾! 現代教育学科10期生(19卒) Y.M さん 大阪府・小学校教諭 勤務 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 小学校3年生のときの担任の先生との出会いがきっかけです。クラスみんなで取り組めるような遊びや団結して協力できる工夫をたくさんしてくださった先生のおかげで、学校に行くのが大好きになりました。「学校に行くのが楽しい!」と思えるような学級をつくりたいと思い、教師を目指しました。また、たくさんの子どもたちや人たちと出会える教師という仕事に魅力を感じています。 【学校インターンシップ・教育実習を経験して】 4年間で小学校や野外活動、障害者支援など様々なボランティア活動に参加してきました。小学校でのボランティアでは、様々な学年の子どもたちと関わるという経験だけでなく、現場の先生方から日々の授業や学校生活の様子、児童とのかかわりを学べたことは大きな学びになりました。野外活動のボランティアでは、子どもたちと関わる中で「ほめる」ことが得意になった場でもあります。座学だけでは得られない、体験してはじめて気付くことや様々な立場の人と関わってはじめて感じるものがたくさんありました。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学はとても温かい学校です。恵まれた環境の中で自分の夢に大きく近づくことができました。特に、地域の子どもたちと関わる「マミポコ・キッズ」での活動には力をいれて取り組んできました。運営スタッフや代表としての経験も経て、周りのひとと協働する楽しさや大切さにも気付きました。同じ目標を目指す友達やいつも親身になって話を聞いてくださる先生方とも出会い、畿央大学に来てよかったと思いました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 「頑張っているのは自分だけじゃない」と思える心強さがあります。3回生の頃から対策講座が始まり、4回生では対策講座の科目も増え、自治体別の対策や面接・模擬授業、実技対策など教採を全力でサポートしてもらえます。それでも、教採が近づくと自然と不安な気持ちも大きくなりました。そんなとき、周りにはやさしく声をかけて下さる先生方や一緒に頑張り合える友達がいました。教採の前日まで、面接や模擬授業の練習を見てくださり今までの努力を認めて応援してくださったおかげで、本番も落ち着いて自分の持っている力を出し切ることができました。 【理想の教師像】 ひとりひとりの個性を伸ばせる教師になりたいです。教師のひとことや子どもと向き合う姿勢ひとつで子どもたちは影響を受け大きく成長します。学級の中で、子どもたちが輝ける場をつくることで個性が伸ばせるのではないかと考えます。子どもたちが毎日楽しく学校に来れるような、保護者の方が安心して学校に行かせられるような温かい学級をつくりたいです。 【後輩へのメッセージ】 教採の期間は、自分の夢に一生懸命になれる貴重な時間です。そんな自分ととことん向き合ってください。苦手なことや嫌いなことは後回しにしがちです。ひとりだと誘惑に負けてしまいそうなときは、友達と目標を決めて勉強することで「わたしもがんばろう!」と思えることができました。今まで苦手だった数学が教採本番では全問正解できました。これは、自分の自信にも繋がっています。一緒に頑張れる友達、悩みや不安に寄り添い勇気づけてくれる先生、応援してくれる家族、思いっきり笑ってリフレッシュする時間、わたしにとってどれも大切でした。「先生になるぞ!」という熱い思いがあれば大丈夫。頑張ってよかったと思えるように、これからの学校生活を過ごしてください。応援しています!
2018.12.10
2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第4回活動報告!
近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。 好きな遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 【第4回:11/27(火)】 ○好きな遊び ○手遊び「トントントンひげじいさん」 ○絵本「おっととっと」「たたんぱたたんぱ」 ○ふれあい・うた遊び「あおむしのさんぽ」「スイスイスイーツ」 この日は6組の親子が参加してくださいました。 好きな遊びでは、ボールプールと滑り台を合わせた遊具が大人気で親子や周りの子どもたちと一緒に遊ぶ姿が見られました。 ふれあい遊びでは、スイーツの名前に合わせた体の動きを歌にあわせて親子と学生一緒に楽しみ、お母さんに抱きしめられたり、くすぐりあいをしたりして嬉しそうにしていました。 今回のメッセージカードは「柿」でした! 色紙でつくったヘタの部分が可愛いと好評で、喜んでいただき嬉しかったです。 また、積極的に遊びに参加する子や子どもたち同士でお互い名前を呼びあったり、遊びに誘ったりする姿もみられ、学生と親子の距離が縮まり全員で遊びを楽しむ時間が増えてきました。 親子が様々な遊びを体験しながら、ほっと一息をつけるような場所を目指し、これからも学生一同より一層努力していきたいと思います。 次の活動は12月11日(火)クリスマス制作です! マミポコ親子ひろば代表 現代教育学科3回生 福塚祥子 【関連記事】 2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第3回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第2回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」後期第1回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」第3・4回活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」第2回の活動報告! 2018年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!
2018.12.10
教職実践演習(中・高)の学外実習で国立民族博物館に行きました!~現代教育学科
平成30年11月15日(木)に教職実践演習(中・高)の学外実習で国立民族博物館に行ってきました。国立民族博物館は大阪万博記念公園内にあり、民族学・文化人類学を中心とした研究・展示を行なっている、博物館をもった研究所で世界各国の民族資料を見ることができます。 ▲民族博物館前での集合写真 今回は、教員(参加した学生は、来年から小学校、中学校、高等学校でそれぞれ教壇に立ちます!)になった際に児童生徒を引率することを想定し、事前に話し合いを設け、どのような校外学習にするのか、どのような流れで進めていくのかなどを考えました。 事前の話し合いでは①校外学習の目標設定②引率を想定した際の注意点③事前・事後の学習について④タイムスケジュールの4点を中心に進めました。話し合いをもとにしおりやワークシートを作成し、実際に自分たちで立てた計画を実行することで、新しく気づくことがたくさんありました。特にタイムスケジュールについては、不測の事態に備えて待機しておくことや、大勢の児童生徒を引き連れて動くことを考え時間に余裕をもつこと、またその動線を考えておくことなど、学ぶことがたくさんありました。 また、事前にその場所を訪れて各公共施設や交通機関との打ち合わせをしておくことも校外学習を進めていく上で重要であることがわかりました。今回私たちは、民族博物館をホームページでしか把握しておらず、実際に行ってみると、館内はとても広く、内容も多かったため予定通りの時間で行動することができませんでした。このような事態が起きてしまったときに臨機応変に対応することも必要であると思いました。 ▲事前に作成したしおり ここからは館内の様子についてご紹介します。 館内はAエリア・Bエリア・Cエリアに別れており、それぞれの国の暮らしや文化、歴史などが記されてあり、それに関連したものか展示されています。 ▲左:民族博物館のパンフレットより 右:Aエリアでの様子 Aエリアでは、アメリカ大陸やオーストラリア大陸のものが展示されていました。特に先住民のアボリジニの生活についての展示は先住民の生き抜く工夫を感じ、とても印象的でした。 Bエリアでは、南アジアや東南アジアの展示や言語、音楽のエリアがありました。そのなかでも言語のエリアでは、たくさんの国の言葉で書かれた『はらぺこあおむし』や『星の王子さま』の絵本が置かれており、似ている言葉や全く違う言葉など比較して楽しむことができました。その他にも、日本の方言を聞き比べることができたり、手話を使ったコミュ二ケーションについても学んだりすることができました。私たちは、音声によるコミュニケーションだけではなく、ジェスチャーやアイコンタクトなどさまざまな形でコミュニケーションをとることができるということを改めて実感しました。 Cエリアでは、朝鮮半島や中国といった近隣の国の展示があり、全体の雰囲気や展示は日本の文化に似ていて、歴史の教科書に載っているような親しみ深いものでした。中でも、モンゴルの遊牧民族が使用しているゲルの様子はとても興味深かったです。実際のゲルが置かれており、中に入ることができました。家具が持ち運び可能になっていたり、細部まで民族模様が施されていたりと、実際に見てみることで気づくことがたくさんあり、これこそが、校外学習の醍醐味だと思いました。 全てのエリアを見終わった後は、全員で集まり、今回の校外学習について振り返りの時間を設けました。展示や校外学習の引率についてそれぞれに感じたことや学んだことを話しました。特に印象に残ったものや展示について、エリアが変わるごとに雰囲気がガラッと変わることなど、様々な視点からの感想を聞き、自分だけでは気づかなかったこともあり、学びを深めることができました。 ▲話し合いの様子 これから各々が進む学校現場で、今回の学外学習で学んだことを生かしていきたいと思います。 今回、国立民族学博物館様の「大学生・教員のためのみんぱく活用」というプログラムを活用させていただき無料で入館、展示場見学させていただきました。この場を借りて御礼申し上げます。ありがとうございました。 現代教育学科 4回生 坂 綾乃