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現代教育学科の新着情報一覧

現代教育学科の新着情報一覧

2018.05.16

第27回クリーン&歴史ウォークが行なわれました。

2018年4月15日(日)、畿央大学が後援しているイベント「第27回クリーン&歴史ウォーク」が実施されました。クリーン&歴史ウォークは「地域の活性化に貢献するには自らが地域をよく知ることから」という趣旨のもと、年に2回開催されています。今回の行き先はエコール・マミ~勘平山1・2号古墳~上牧久渡古墳群で約6Kmの道程です。あいにくの悪天候でしたが、約40名の方にご参加いただきました。   畿央大学からは、教職員2名、学生ボランティア8名(畿央パフォーマンスチームKiPT、学生ボランティア)が参加し、イベントの運営及びクイズ大会の実施等、幅広くお手伝いをさせていただきました。   主催者から本イベントの趣旨説明があり、実行委員長の深田將揮先生(現代教育学科 本学ボランティアセンター長)からの開会の挨拶に引き続き、ウォーキング開始前に松本大輔先生(理学療法学科)の指導の下、足元が悪い中でかつ寒い環境でのウォーキングということもあり、入念に腕や太もも、ふくらはぎのストレッチを行ないました。     エコール・マミから20分程歩き、まずは最初の目的地である勘平山1・2号古墳に到着しました。勘平山古墳は5世紀後半頃の2つの円墳が連なるの古墳で、鉄刀や須恵器などが発掘された古墳とのことです。激しい雨の中ですが、参加された皆さんは広陵町文化財ガイドの方の話を真剣な表情で聞き入っておられました。     次に上牧久渡古墳群に向かいました。雨足が強くなったこともあり、急遽、地域の方のご厚意で上牧久渡古墳群近隣の松里園公民館を利用させて頂くこととなり、そこで上牧町教育委員会 文化財専門員の方から上牧久渡古墳群について解説いただきました。その後、畿央パフォーマンスチームKiPTによるクイズ大会がおこなわれ、古墳にまつわる問題、地域に関する問題、畿央大学に関する問題などが〇×形式で出題されました。正解者には、景品準備されていることもあり、時より歓声があがる等、参加者の方々には楽しい時間をお過ごし頂いたかと思います。     クイズ終了後、雨足が少し落ち着いたので、上牧久渡古墳群を眺めながら古墳についての解説をいただき、帰路につきました。   12時頃にエコール・マミに到着し、怪我人もなく、無事クリーン&歴史ウォークを終了することができました。参加者の皆さんは「天候に恵まれなかったのは残念だが、色々学べて楽しかった!」と笑顔で話してくれました。   あいにくの悪天候で清掃活動はできませんでしたが、学生ボランティアは参加者との交流を通じて、多くのことを学べたようです。畿央大学は地域に開かれた大学として、これからも地元のイベントに協力していきます。今年の秋頃には第28回目のクリーン&歴史ウォークが開催されます。ご参加をお待ちしています。     【クリーン&歴史ウォーク】 主催:クリーン&歴史ウォーク実行委員会 後援:広陵町教育委員会、香芝市教育委員会、上牧町教育委員会、独立行政法人都市再生機構西日本支社、 畿央大学 協力:広陵古文化会、畿央大学学生 協賛:(株)関西都市居住サービス エコール・マミ営業所   ●過去の「クリーン&歴史ウォーク」の記事はこちら

2018.05.15

総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業~障害のある児童生徒を対象としたプログラミング教育実証事業~を実施しました。

  教育学部西端研究室において、総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業~障害のある児童生徒を対象としたプログラミング教育実証事業~(平成29年度)を実施しました。 本事業は、奈良県立奈良養護学校を実証校とし、フジテレビキッズ等と連携し、3つのフェーズで構成されます。 1.特別支援教育に適したプログラミング教育を行うメンターの効果的育成の実証 ・eラーニング教材を開発し、場所を問わず研修が受けられる環境を整備 ・プログラミング教育と特別支援教育の専門家の指導で、児童生徒の障害の特性にあった指導法を効果的に身に付ける ・事業終了後もメンターが情報交換や活動報告ができる情報交流の場(SNS)を構築 2.肢体不自由と知的障害の重複障害の児童生徒のプログラミング講座運営の実証 ・重複障害の児童生徒が、体を動かす自立活動でプログラミングを学ぶ講座を開発 ・プログラミング講座や成果をネットに公開し、全国に情報発信をするだけでなく、本事業の参加者全体の満足度や本事業へのロイヤリティの向上を図る 3.教育クラウド・プラットフォームやインターネットサービス等の活用 ・物理的移動の難しい肢体不自由児や病弱の子どもたちやその家庭に、オンラインのプログラミング講座を提供 ・特別支援教育の専門家によるメンター育成講座をオンラインで提供   取り組みの詳細は総務省ホームページで紹介されていますので、ご参照ください。本事業を通じ、障害の有無に関らず、プログラミング教育を学ぶ機会が増えていくことを期待しております。   ▶総務省ホームページ「環境・身体・コミュニケーションと融合するプログラミング」   【関連記事】 総務省「若年層に対するプログラミング教育の普及推進」事業に本学が採択されました。

2018.05.10

同窓会レポート~現代教育学科島ゼミ

2018年4月29日(日)スイスホテル南海大阪にて、教育学部現代教育学科の島ゼミ同窓会を行いました!当日は卒業生・現役生あわせて約50名が集まり、久しぶりの大学時代の友人や先生方との再会に盛り上がりました。     中には、卒業ぶりに会うことができた友人もいました。近状報告をしたり、たわいもない話をしたりして、学生時代に戻ったようにワイワイ楽しい時間を過ごすことができました。新しい家族が増えたことや仕事の話など、話題が絶えませんでした。 大学卒業後はそれぞれの道に進み、遠く離れた場所にいる人もいます。普段はなかなか会えないけれど、卒業しても、このように集まれる場があることは、幸せなことだなぁと感じました。みんなで集まった時間はあっという間に過ぎてしまいましたが、とてもホッとできる、居心地のいい時間でした。     恩師の島先生にも会うことができて、また明日から頑張るためのエネルギーをたくさんいただきました。同窓会を通して、改めて、周りにいる人たちの大切さや温かさを改めて感じることができました。このつながりが、これからもずっと続いていき、また、広がっていけばいいなぁと考えています。参加して下さった皆さん、ありがとうございました。 教育学部2期生 關苗貴(旧姓:髙橋)   ●畿桜会(畿央大学・畿央大学大学院・畿央大学短期大学部・桜井女子短期大学同窓会)は、一定人数以上の同窓会開催を支援しています。詳細は大学ホームページ「同窓会開催の補助」をご覧下さい。

2018.04.26

岡山の山田養蜂場へ研修旅行!~教職クラブODEN

2018年3月19日(月)と20日(火)の2日間にわたり、教職クラブODEN(部員42名)は社会見学の引率練習や教職に関わる地理、歴史を学ぶため、山陰方面の岡山県鏡野町にある山田養蜂場に行ってまいりました。   山田養蜂場はイチゴハウスやブルーベリーハウスなどがあり、いちご狩りやブルーベリー狩りを5月頃に体験できるそうです。他にも40群ほどの巣箱でミツバチの様子を見ることができるミツバチ観察や、ヤギやウサギなどの小動物にエサをあげることができる動物ふれあいコーナーもあります。     今回私たちは、ミツバチのミツロウを使ってキャンドル作り体験を実際にさせていただきました。     初めての体験だったので、部員はとてもワクワクしながら貴重な体験をさせていただきました。     このように実際に自分の目で見て、触ったり、においを嗅いだり、感じたりする直接体験は、教育の現場においてとても大切なことだと思いました。子どもが直接体験して驚いたこと、感動したこと、頑張ったこと、怖かったことなどいろんな”感じたこと”を受け止めることが、教師や保育者が大切にしなければならないことなのだと、実際に自分たちがやってみて思うことができました。また、こうして自分たちが子どもの視点にたってやってみたことで、子どもの気持ちになって寄り添うことの大切さを感じる体験にもなりました。     今回42名という大人数での参加となり、どのようにしたら団体でまとまって行動できるのか、他の方々に迷惑のかからないように行動できるのか、ということを配慮しながら行動しました。これは、将来教師や保育者になる私たちにとって、その立場を考えながら行動することができたとても貴重な体験だったと思います。     また、4月19日(木)から活動が始まります。今年度もたくさん学び合い、向上していきたいと思っています!どうかご指導宜しくお願い致します!                            現代教育学科3回生 市川奈々 【関連記事】 教職クラブODEN同窓会レポート!

2018.04.16

平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.5~現代教育学科

教育学部の新入生宿泊研修は、毎年恒例で和歌山県の白浜で行われます。2018年4月5日(木)、朝8時30分に第2キャンパスに集合後、6台のバスで向かいます。新入生、教職員、上回生スタッフを含む総勢240名に近い大移動です。 途中、とれとれ市場での昼食を済ませ、雄大な自然を感じることのできる千畳敷や三段壁を見学した後、3時半ごろに宿泊するホテルシーモアに到着、本格的に研修が始まります。     【1日目】 午後4時30分、安井学科長の開講宣言の後、まず学生たちは、これから4年間の大学生活と、その後の自分に思いを馳せて「夢をチカラに」の作文を行います。入学までの生活とこれからの生活の違いに戸惑いながらも、決意や覚悟の書かれた文章が出来上がりました。すべての文章は、担任が読んだうえでコメントを書き、学長先生も目を通されます。     夕陽が美しい時間に休憩を取ったのち、全員で夕食。その後は、「なりきり自己紹介」というアイスブレイクを兼ねたグループでの活動が行われました。乗り物や文房具など、人間以外の何かに自分を見立てて、自分の性格に重ね合わせながら、自己紹介を行います。何になりきっているのか当てるゲームをしながら、お互いの個性が理解できるという仕組みです。ここで作られたグループは、そのまま翌日の造形活動でも使われます。     終了後、22時以後は各部屋での休息となります。翌日の活動に備えて体力の回復が必要ですが、一方で、新しくできた友人たちと話をして時間が過ぎた人たちも多いことでしょう。   【2日目】  4月6日(金)、この日はあいにくの空模様。午前から降雨の確率が非常に高い予報となりました。教育学部の宿泊研修では、毎年造形活動が行われます。晴れれば白浜の美しい砂浜での造形活動、天気に恵まれなければ体育館での段ボールを使っての造形活動です。ここ3年間、お天気に恵まれない年が続いていたので、「今年こそは」という思いもあったのですが、本年も体育館での活動になりました。何よりも安全を最優先とした選択を毎年おこなっています。     バイキングの朝食後、バスで白浜町の体育館へ移動。いよいよ宿泊研修の最後で最大の研修の始まりです。「クミ・クミックス」という段ボールの造形活動。西尾先生の指導で段ボールをカットする用具の使い方や、どの方向に使えば強度が確保されるのか、どのようにすればどんな形ができるのか、基本的なことを学んだあと、9人あるいは10人のグループで一つの作品を作り上げていきます。そのため、お互いのコミュニケーションが重要な活動になります。またグループのなかで、自分がどのような役割を果たすのかを考える必要もあります。この活動は前期の授業である「ベーシックセミナー」での活動にそのままつながります。     2時間ほどかけて試行錯誤を繰り返しながら、各グループでそれぞれユニークな作品が作られていきます。高さをめざして作るグループや、複雑な造形を目指すグループ、かわいらしいアイディアのグループなど、それぞれ個性に富み、その個性が形になっていくプロセスは見ているだけでもワクワクします。総勢23のグループが、どれも楽しい工夫のされた作品を作ってくれました。     活動終了後は、きれいに体育館を掃除した後、ホテルに戻り昼食をとり、そのまま閉校式へと続きます。     2日間の充実した活動に疲れも見られますが、やり切った満足感も見られます。雨の降り始めた白浜を後にして、再び6台のバスで大学への帰路につきます。忘れがたい大学生活のスタートになったことを教員一同期待しています。   現代教育学科准教授 竹下幸男   【関連記事】 平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.4~人間環境デザイン学科 平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.3~健康栄養学科 平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.2~理学療法学科 平成30年度 新入生宿泊研修レポートvol.1~看護医療学科

2018.04.03

平成30年度入学式を行いました。

新たに586名が畿央生に!     2018(平成30)年4月3日(火)、畿央大学健康科学部333名、教育学部222名、健康科学研究科19名(修士課程10名、博士後期課程9名)、教育学研究科修士課程4名、助産学専攻科8名あわせて586名の新しい畿央生が誕生しました。学部は午前10時、大学院と助産学専攻科は午後3時から入学式を行いました。   桜も残る穏やかな天気に恵まれながら、新入生と保護者の笑顔でキャンパスは華やぎました。       冬木記念ホールで開催された健康科学部・教育学部の入学式では、学科長から新入生が一人ひとり呼名され、冬木正彦学長による入学許可をいただきました。     学長式辞では冬木学長が「建学の精神である『徳をのばす、知をみがく、美をつくる』を実践し、自ら学ぶ態度を身につけてほしい」と述べられました。 続いてご来賓の山村吉由広陵町長、香芝市の吉田弘明市長、前垣昇司後援会長からも新入生へのエールの言葉をいただきました。     新入生代表の現代教育学科1回生の竹上はるかさんから宣誓、在学生代表の大津留黎さんから歓迎の言葉があり、閉式となりました。       閉式後には教員の紹介、畿友会およびアカペラ部有志による学歌披露、畿央大学パフォーマンスチームKiPT、アカペラ部ADVANCE#、チアリーディング部TINKERSのコラボレーションによる「ウェルカムショー」で入学生を歓迎しました。     午後3時からは大学院健康科学研究科・教育学研究科および助産学専攻科の入学式が行なわれました。大学院および専攻科の入学生、全員の名前が読み上げられ入学を許可された後、それぞれの研究科長、専攻科長から祝辞をいただきました。より高度な学びと研究活動に向けての決意を固める、緊張した中にも和やかな入学式となりました。     新入生の皆さん、入学おめでとうございます!     ●入学式の様子は、大学公式facebookページでもご覧になれます。

2018.03.30

平成29年度 畿央大学栄誉教授・名誉教授称号授与式を行いました。

平成29年3月29日(木)13時より、本学冬木記念ホールにおいて、本学で初めてとなる栄誉教授・名誉教授称号授与式が執り行われました。     名誉教授の称号は、教育上または学術上の功績があり、かつ本学に対して功労があった方に授与されるもので、今年度は5名の方に授与されました。また、金子章道先生には、その多大なる貢献と卓越した業績により、栄誉教授の称号が併せて授与されました。     続いて冬木学長から、5人の先生方に対して、本学に対する多大な貢献への感謝とお祝いの言葉が贈られました。     平成29年度 栄誉教授 称号授与者 金子 章道 (健康科学研究科長・健康科学部長としての貢献による)   平成29年度 名誉教授 称号授与者 浅野 恭代(健康科学部 健康栄養学科 教授としての貢献による) 岩城 啓子(健康科学部 健康栄養学科 教授としての貢献による) 岡崎 眞(健康科学部 健康栄養学科 教授としての貢献による) 三好 環(教育学部 現代教育学科 教授としての貢献による) 金子 章道(健康科学研究科長・健康科学部長としての貢献による)     本学の発展に多大なる貢献をいただき、感謝申し上げます。先生方をお手本としながら、建学の精神「徳をのばす」「知をみがく」「美をつくる」の実現に向けて、教職員一同、教育・研究・社会貢献に邁進してまいります。

2018.03.27

国立青少年教育振興機構からボランティア表彰!~教育学部2018年3月卒業生

平成30年3月18日(日)に国立曽爾青少年自然の家において、平成29年度国立青少年教育振興機構ボランティア表彰の表彰式をしていただきました。     高校2年生のときに国立曽爾青少年自然の家の主催事業である「ジャパン・マレーシア交流プロジェクト」に参加したことがきっかけで、大学1回生の頃から独立行政法人国立青少年教育振興機構の法人ボランティアとして、主に奈良県曽爾村にある国立曽爾青少年自然の家の主催事業をお手伝いするといったようなボランティア活動を行ってきました。   私の大学4年間の思い出が詰まっている場所で、今まで共に多くの活動をしてきた仲間と一緒に、お世話になった職員の方々に見守られながら表彰をしていただくというのは、とても嬉しく言葉にならないほどの喜びがありました。このように表彰していただいたのは決して私が優れていたというわけではありません。   個性豊かで「もっとみんなと活動したい」と思える仲間がいてくれたこと、どんな時も見守ってくださり、アドバイスや励ましの言葉をくださった職員さんの存在があってこそ4年間続けることが出来、今回のボランティア表彰にもつながったのだと思います。喜びと同時に感謝の気持ちでいっぱいです。     毎年、8月には小学5年生から中学3年生までの子どもを対象とした約1週間の長期キャンプに参加したり、年に3回同じ子ども達が集まって1泊2日や2泊3日のキャンプを行ったり、自分たちでキャンプを企画したり、秋や冬には家族対象の主催事業に参加したり…と多種多様な主催事業に携わらせていただきました。 どの事業に参加しても「もっとこうすればよかった」「あの時の行動は正しかったのか?」など必ずと言っていいほど反省が生まれました。しかし、このボランティアを始める前は、人見知りで、人前で話すことや自分の意見を相手に伝えることが苦手だった私もボランティアに参加するたびに、積極的に様々な人と関わることができるようになりました。   この4年間で、子ども達の前でゲームを進めるといった経験や、ボランティアで企画を進めることで、チームで1つのものを作り上げる難しさと楽しさを経験することができました。このボランティアでの経験は本当に貴重で、今後仕事においてきっと役立つのではないかと思います。     私は、国立曽爾青少年自然の家で法人ボランティアとして活動させていただき、大学生活やアルバイトだけでは経験できない多くのことを学ばせていただきました。ぜひ、より多くの畿央生にもこのボランティアを知ってもらい、興味を持ってほしいと思います。   平成30年5月19日(土)~20日(日)に国立曽爾青少年自然の家で「ボランティア養成研修」が開催されます。この養成研修に参加してボランティア登録をすると、主に国立曽爾青少年自然の家の主催事業に参加することが出来ます。少しでも興味を持った方はぜひ参加してください!   現代教育学科4回生(2018年3月卒業)山口真希

2018.03.19

小学校一日見学に134名が参加!~現代教育学科

平成30年2月27日(火)に、現代教育学科134名が大阪教育大学附属天王寺小学校を訪問しました。本学は平成22年度より大阪教育大学並びに大阪教育大学附属天王寺小学校のご厚意で「小学校一日見学」をさせていただいており、学生にとっては学外で学校現場の様子を学ぶ貴重な機会となっています。     午前の授業参観と午後の講話が主なプログラムです。1時間目の参観時、学生たちはとても緊張した面持ちでしたが、次第に子どもたちとも打ち解け、4時間目の参観時には生き生きとした表情もうかがえました。 給食後の昼休みは、運動場や教室で子どもたちとの距離を縮める絶好の機会です。授業では見られない姿と出会いながら過ごすことができました。 午後は山手副校長先生の講話の前に、今年度から附属天王寺小学校に赴任された畿央大学の先輩から少しだけ話を聞かせていただきました。学生たちには具体的な将来像として映ったのではないかと思います。山手副校長先生の講話では「よい先生像」をキーワードに、経験者ならではのお話をいただき、学生にとっても実感的に理解を深めることができました。   最後に、一日を振り返りレポートにまとめました。言葉でまとめることは簡単なことではありませんが、今日の出来事を言葉で表し、いっそう教職への思いを強くしたことでしょう。   ▼一日の様子をフォトレポート   見学を終えた学生の感想の一部を紹介します。   ●2時間目の算数の時間では驚きの連続でした。先生はどの問題でも決して答えを言わず、子ども自身が「わかる」体験ができるよう手助けをしていらっしゃったからです。誰か一人でもわからないと感じた子がいれば、わかった子が先生役となり、全員の前に立ちわかるまで教えていて、すごく斬新でした。でも同時にすごく楽しそうだと思いました。理由は子どもたちが主体的に「わかる」と感じ、わかったことを他者に発信していたからです。先生が答えを教えることは、一番簡単で一番つまらないものだと私は思います。ですが、この1日で見た授業はそんな授業とはかけ離れたもので、全てが児童中心の活き活きしたものでした。子どもが主体的に「わかる」「できる」体験をさせてあげることが、授業を活気づけるものなのだと思いました。   ●私は本日の小学校一日見学を振り返って、全体的にON・OFFの切り替えがすごいなと思いました。そして、挙手をしている児童がどの授業においてもほぼ8割を超えていて、児童の授業に対する意識の高さと、授業中に「楽しい!」と聞こえてきそうなほどの笑顔の絶えない教室は、見ていた自分もとても楽しくなるほどいい空間でした。その教室の雰囲気、空間を作っていたのは、担任の先生であり、全授業において手を挙げている児童をまんべんなく当てるということがすごいなと思いました。そして、授業への問いかけを怠ることなく行い、その答えに対して、さらに問いをぶつけたり、隣の人と話し合わせたり、前に一人で出てきて急に発表させたり、実演させたり、まさに主体的で対話的で深い学びの実現がなされている授業が間近で行われていて大変感心しました。   ●印象に残ったことは、先生と児童の対話によって授業が進められていたことです。先生の発問に必ず手を挙げ、児童が答えていました。児童が出した意見に周りの児童が否定していても先生は肯定し、授業が進んでいました。また、ただ意見を言うだけではなく、なぜそう思うのかを聞いている場面が多くありました。5年2組では3、4人のグループが作られており、机を合わせて向かい合って授業を受けていました。対話をして意見を考えているように思いました。   ●子どもらしい部分をたくさん見ることができました。休み時間に運動場に行き、元気に走り回る姿、自分の得意なことを見せに来てくれる姿など、楽しそうな子どもたちの姿を見ることができました。このような子どもたちの姿を見る機会が今は少ないので、今後はいきいき活動やスクールサポーターなどに積極的にチャレンジし、子どもたちがどのような様子で学校生活を送っているのかをもっと見たいと思いました。   ●児童の様子は本当に一人ひとり様々で特にそれがよく分かったのは2限の社会の授業であった。10分ほど自分で考え、ノートにまとめるという活動を行う時間があった。もちろん、板書もなにもないため、自己流の書き方でノートをまとめる。文をひたすら書く児童や、表で分類して書く児童、絵をかく児童や色分けする児童、他にも話しかけるような言葉でノートを書く児童がいた。どれも間違いではないと思った。むしろこれだけの書き方がよくできるものだと感心した。しかし児童にとってはあたり前のことで、特にすごいことをしたわけではないだろう。こうした可能性をたくさん秘めているのだなと実感した。   ●見学の最後に、一人ずつ挨拶をさせていただく場面があり、その時に本日のことを思い返してみると、「すごく楽しかったな」「子どもたちは元気だな、かわいいな」「ああ、私はやっぱり子どもが大好きだな」「やっぱり先生になりたい!」と強い気持ちがこみ上げてきて、少し涙が出そうなほどでした。実際に不安なことが多すぎて、自分は本当に先生になれるのか、なりたいのかと迷っていた気持ちが全て吹き飛んで、不安はもちろんありますが、先生になるという迷いは無くなりました。そういう気持ちにさせてくれる子どもってやっぱりすごいなぁ、何か不思議な力があるんだろうなぁと先生として働く時のワクワクがすごく大きくなりました。   ●先輩(畿央大学出身の先生)からのアドバイスと山手副校長先生のお話を聴いて、大学生活をどう過ごしたか、どう考えて行動したかは、実際に教師になった時に生きてくるんだと思いました。話し上手で、字が綺麗で、子どものことをよく考えられて・・・と全部もち供えることに越したことはないと思います。けれども一日で力がつくことは一つもありません。今のうちから意識して力をつけていこうとするだけでも全く変わってくると思います。残りの3年の大学生活を誰よりも充実させて力をつけるんだという気持ちをもって過ごしたいと思います。   ●1日を振り返って、児童たちは一つひとつの取り組みがとても熱心だと感じた。先生が言ったことに対して反応して騒がしくなってしまうのも頭の中でいろいろなことを考えていて、それが口に出てしまうからなのかなと思った。どの教科の授業でも常に誰かの手が挙がっていて先生が発言の時間を締め切ると「えーっ」という声が挙がって、授業に対して前向きに取り組んでいるのがとても伝わってきた。社会の授業が終わった時に児童が先生の周りに集まり授業中に発言できなかったこと、新しく見つけたことを話している姿はとても印象的だった。また児童は私達が思っているよりもずっといろんなものを見ていると思った。   ●3、4時間目は図工で、ファイバークラフト紙を使った授業であった。カッターナイフやはさみなどを使うので注意をしていたが、誤った使い方をしている児童は見受けられなかった。児童は試行錯誤しながらも楽しそうに製作にあたっていた。先生は児童の意志を尊重するために具体的な指導は行わず、困っている児童に時折助言を行っていた。片付けの際も班で協力しながら分担して行っていた。先生のお話を伺うと、1年の初めにその年の方向性を決め、最初の頃は片付けも十分にできなかったが徐々にできるようになったと仰っていた。   ●学習や日々の生活の中で「めあて」や「目標」を定めることが児童の理解や気づきを深めるのだと気付き、目標設定の重要さを認識した。また、1〜6年生と幅広い年齢の児童がいる中で「これだけは譲れない」というものを自分で設定すると、ぶれずに児童と向き合えるとも先生はおっしゃっていた。     本学の「小学校一日見学」にご理解ご協力をいただいた大阪教育大学附属天王寺小学校並びに大阪教育大学に深く感謝申し上げます。   現代教育学科教授 西尾 正寛   【関連記事】 1回生218名が大阪教育大学附属池田小学校を見学!~現代教育学科 小学校1日見学を実施しました!~現代教育学科

2018.03.19

海外インターンシップ in オーストラリア現地レポートvol.3

平成30年2月24日(土)から3週間、現代教育学科3回生がオーストラリアのブリスベンでの海外インターンシップに参加しています。語学力の向上はもちろん、現地の学校で「アシスタントティーチャー」として参加し、子どもたちとふれあいながら児童英語教育のあり方を考えます。   無事に帰国した参加学生から振り返りレポートが届きました!     ついに3週間のインターンシップも終了しました。長いようで短く、日本に帰る嬉しさと、オーストラリアで出会った人たちとの別れが寂しくもあります。   3週目はBaby Roomで実習させていただきました。私の入ったRoomは1歳に満たない子どもたちばかりでした。オーストラリアの子どもたちはたった6ヶ月からつかまり立ちをはじめ、1歳になる頃にはほとんどの子どもが1人で歩いていました。また、6ヶ月ではもう固形物(バナナなど柔らかいもの)を食べ、10ヶ月では柔らかい人参やビスケット、お肉も食べるそうです。逆に担当だった保育者の国では2歳にならないと立たないそうで、発達に文化の違いがあることにとても驚きました。   3週間という短い間でしたが、沢山の発見と学びがある貴重な時間でした。子どもたちとの別れがとても寂しく感じるほど充実した日々を過ごすことができました。英語があまり話せないのに、親切にたくさんお話をしてくださった先生たちとの別れも辛く「またいつでも帰っておいで」と言って下さいました。今の気持ちを忘れず、今回の経験を今後に活かしていきたいと思います。     そして最終日はブリスベンの街を散策し、スーパーでお土産をたくさん買いました!ブリスベンには公園がたくさんあり、見たことのない植物や鳥もたくさんいてとても豊かです。     ホストファミリーとのお別れはとても辛かったですが、絶対にまた来ようと思います!!英語力を含めて不安なこともありましたが、参加して本当に良かったと思います。出会った方々や関わっていただいた方、参加できたことへの感謝を忘れずに、これからを過ごしていこうと思います。   現代教育学科3回生 伊藤慧   【関連記事】 海外インターンシップ in オーストラリア現地レポートvol.2 海外インターンシップ in オーストラリア現地レポートvol.1

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