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現代教育学科の新着情報一覧

現代教育学科の新着情報一覧

2017.09.19

イギリス短期語学留学プログラム2017 現地レポート vol.5

夏季(イギリス)と春季(カナダ)それぞれの休暇中に、英語の実用能力のさらなる上達をめざす短期語学留学プログラム。2017年9月2日(土)~22日(金)の日程で、畿央生11名がイギリスに留学中です。現地からのレポート、第6弾です!     現代教育学科1回生の安川周良です。短期語学留学プログラムでイギリスのカンタベリーに来ています。まだここに来て間もないですがここでの生活について紹介していきます。 学校に関して話します。まず、「聞こえる言葉が英語だけ」という環境で勉強はなかなか出来ないことなので、とても貴重な体験だと感じています。しかし、英語の苦手な僕は問題を理解するだけで精一杯で、まだ手を挙げて発言する段階にはいません。残りの期間でせめて自分の意見を述べたうえでクラスメートと議論できるようにしたいです。クラスメートは優しく僕がポカーンとしていると何か教えてくれたり、グループワークでは日本人の僕が一人ぼっちにならないように気遣ってくれて、とても感謝しています。先生も優しくて僕だけ取り残されないようにゆっくり説明してくれます。授業内容ではアメリカ英語とイギリス英語の違いに驚くこともありますが、発音や他の単語の意味など知らなかったこともたくさん学べ、有意義に過ごせています。   この前の土曜日には、ブライトンという町に友達と行きました。     ブライトンは「海辺のロンドン」といわれるだけあって自分が撮ってもポストカードとして売れると思うくらいきれいな景色が続いていました。そこでは、新鮮なオイスターを食べたり、ショッピングを楽しんだり、遊園地でアトラクションに乗ったりしました。カンタベリーにはないイギリスの良さがあり、とても充実した一日を過ごすことが出来たと思い、大満足です!!!     あと1週間しかないので、1日1日を無駄なく後悔なく過ごすために、外国の友達に積極的に話したり、ホストマザーに色々質問していきたいです!   現代教育学科1回生 安川周良   【関連記事】 ●過去のイギリス短期語学留学の記事はコチラから!

2017.09.15

「東アジア・サマースクール2017」で留学生と交流を深めました!

2名の学生が、来日留学生と共に学びました。 グローバルに活躍する人材を育成することを目的に、奈良県立大学を中心会場として8月17日(木)~8月29日(火)の13日間にわたり「東アジア・サマースクール」が開催されました。本学からは教育学部現代教育学科2回生の福本奈央さんと健康科学部健康栄養学科1回生の安松由華さんが参加しました。   左:安松由華さん 右:福本奈央さん   サマースクールでは、中国、韓国、台湾、ベトナム、アメリカから来日した学生達と奈良県内の学生達が共に学び、グループディスカッションの後に、成果発表を行うなど相互交流を深めました。 参加学生は、「東アジアの人々と交流することはとても刺激的で楽しく、よい経験になった」「コミュニケーション力やディスカッション力を養え、国外にたくさんの友達ができた」と有意義な13日間を過ごし、成長を感じることができたようです。今回の経験を活かして、次世代を担う未来のリーダーとなることを期待しています。   以下、学生のコメントです。   東アジア・サマースクールに参加し、すごく楽しく有意義な時間を過ごせたと思います。有名な講師の方の講義をいくつも受けることができ、視察やホームビジットなど様々な経験をすることができました。プログラムと同時進行で、同じ学びをめざす学生でグループをつくり、10分の成果発表をおこなうことになりました。うまくいくことばかりではなく、時には悩むときもありました。日本だけでなく、中国・韓国・台湾・ベトナムなどの国の人と、考えを共有しなければならなかったので、少し難しい部分はありましたが日本人の私たちが引っ張っていき、積極的に発言しました。何度もグループで集まって練習したため、最初は話すのも苦手だった仲間が、最後にはすごく仲良くなり、別れが悲しいほどでした。発表は成功し、本当に頑張ってよかったと思います。 私がこのスクールで学んだことは、もっと国際理解をすることが必要だし、自分の国についてもっと知ることが必要だということです。また、様々な国の人とディスカッションしたこと、意見をまとめたことは私にとって「自信」へと繋がりました。私にとって予想以上の充実感を得ることができた13日間でした。 教育学部現代教育学科2回生 福本奈央   この13日間の間に様々なプログラムに参加しました。講義を聞き、その日の講義について、中国・韓国・台湾・ベトナム・アメリカの人たちとディスカッションを行ったり、東大寺や橿原考古学研究所に視察に行きました。「東アジアの価値と可能性について」というテーマで様々な分野にわかれて成果発表会に向け、準備を行いました。 ディスカッションの中で外国の方に日本の文化について聞かれ、海外の方と交流する中で自分が日本のことを知らないなと感じることが多く、日本のことに興味をもつことが大切だと感じました。また、成果発表では、同じグループの人と発表に向けて取り組み、ディスカッションをして一つにまとめたことはとても貴重な体験だったと感じています。講義や視察日の後に、参加者と一緒にご飯を食べに行ったり様々な話をして交流を深めることができたこともとても良い経験となりました。 私がこのサマースクールで学んだことは、相手の言葉に耳を傾けしっかり聞くことの大切さと自国の文化を再認識できたことです。このサマースクールで多くの友達ができましたので、機会を作ってみんなに会いに行きたいです。 健康科学部健康栄養学科1回生 安松由華   ▼8/28(月)のフェアウェルパーティには、冬木学長が来てくださいました。   【関連記事】 「東アジア・サマースクール2016」参加レポート!

2017.09.14

イギリス短期語学留学プログラム2017 現地レポート vol.3

夏季(イギリス)と春季(カナダ)それぞれの休暇中に、英語の実用能力のさらなる上達をめざす短期語学留学プログラム。2017年9月2日(土)~22日(金)の日程で、畿央生11名がイギリスに留学中です。現地からのレポート、第4弾です!   イギリスに来てあっという間に10日が過ぎ、ホームステイが始まってから一週間が経ちました。私のホストファミリーはホストマザーだけで、二人で生活をしています。最初はイギリスと日本の生活スタイルはかなり異なるので戸惑うことも少なくはありませんでしたが、慣れてしまうとイギリスでの生活のほうが健康的だと私は感じます。朝ご飯は毎日フルーツを出してくれ、コーヒーと一緒にヨーグルトとパンを食べます。夜は、ホストマザーと夕食を食べ、食後にデザートとコーヒーを楽しみ、一緒にテレビを見て、毎日だいたい10時頃には寝ます。朝は7時頃に起きて、学校に行くという生活をしています。   ▼今日の朝ごはん     私のホストマザーは私より家を先に出るのでその前に毎日必ず“Have a good day!”とハグをしてくれます。学校は家から歩いて20分ぐらいのところにあり、道はすごく簡単なので方向音痴の私でも余裕です。私のホストマザーのご飯はとても美味しくて、毎日楽しみにしています。いつもご飯を食べながら今日の出来事や自分の家族のこと、日本での生活についてなどたくさんのことを話します。ホストマザーは私に理解しやすいようにゆっくり話してくれ、私のカタコトの英語もすごく理解してくれます。学校の授業が難しかったり、お昼ご飯に食べたご飯が美味しくなくても、ホストマザーに話しながら美味しい夕食を食べると全部笑い話になって、気持ちが軽くなります。私にとってホストマザーはイギリスでの生活においてとても大きな存在で、すごく心の支えになっています。ほんの一週間しかまだ過ごしていませんが、日本とは全く異なる国で生活するのは想像上に大変で労力を使います。日本で生活をするだけでは何も困らなくても、イギリスではお店で何か探すにも注文するにも全て英語です。授業中、先生の話を聞くにも外国人の友達と話すにもよく集中して聞かないと理解することができません。そんな時、家に帰ると何も変わらずご飯を作ってくれて、話を聞いて励ましてくれる存在がいることは、とても心強いことです。だから私はホストマザーにとても感謝しています。   ▼クラスの友達と先生   私が外国の方々と授業を受けて感じることは、「みんな自分の意見をすごく持っている」ということです。一つの質問に対して、自分が同意するかしないかだけでなく、なぜそう思うのかという理由や、そこからの自分なりの考えや意見をしっかりと持っています。それに「日本ではどうなの?」と自国のことについて聞かれることが多いです。普段からもっとしっかり自分の意見を持ったり、自分の国について考えたりしないといけないと感じました。 授業は、ゲームをしながらの文法、イディオムの学習、社会問題や世界の有名人についてのトピックを読み、それについてディスカッションするといったようなものです。どれも決して簡単なものではありませんが、すごく勉強になります。ここでの授業では自分の意見を発言をする機会がたくさんあります。日本人は間違った発言をすることを恥ずかしいことだと思いがちですが、他国の人は何も気にせず、平気で間違います。それを誰も恥ずかしいと思っていないからです。間違えるのを怖がって何も発言しないでいると学ぶ機会を逃していると思うようになりました。そこから私も積極的に発言するようになり、すごく有意義な時間を過ごせています。このようなことも実際に留学したから学んだことで、人から同じようなことは聞いていたけれど、実際に自分が感じるのと人から聞くのとでは本当に全く違います。もし、留学を迷っている人がいたら、不安や心配事は一旦置いといてぜひ行ってほしいと思います。   ▼休日、ブライトンにて     いざ、行ってみると、案外なんとかなるものです。正直楽しいことばかりではないですが、英語だけでなく、言い表せないほど多くのことを学び感じることができ、必ず成長することができると思います。ホームステイ生活はあと一週間。悔いの無いように過ごそうと思います!   現代教育学科 2回生 日比野里紗   【関連記事】 ●過去のイギリス短期語学留学の記事はコチラから!

2017.09.09

イギリス短期語学留学プログラム2017 現地レポート vol.1

夏季(イギリス)と春季(カナダ)それぞれの休暇中に、英語の実用能力のさらなる上達をめざす短期語学留学プログラム。2017年9月2日(土)~22日(金)の日程で、畿央生11名がイギリスに留学中です。現地からのレポート、第2弾です!   こんにちは!現代教育学科2回生の金岡実里です。今回は、出発からホームステイ先のカンタベリーに到着するまでの様子を紹介していきたいと思います。     出発当日は8:45に関西国際空港に集合し、搭乗手続きを済ませて10:45に日本を出発しました。私は海外に行くのが初めてだったので手続きなどに不安もありましたが、スムーズに行うことができました。 飛行機の中では、隣に座った友達と話をしたり、映画を見たり、睡眠をとるなど各々自由な時間を過ごしました。飛行機の中で、客室乗務員の方に英語で話す機会がありました。少し緊張しましたが簡単な英語ではあったので、なんとかやりとりすることができました。 乗り継ぎではフィンランドにあるヘルシンキ空港に立ち寄りました。ロンドンには現地時間の18:30ごろ、日本時間では深夜の2:30ごろ到着しました。計15時間ほどかかりましたが、飛行機の中で睡眠を取っていたので思ったより疲れはありませんでした。 その日の夜はホテルに移動し、先生と友達とスペイン料理専門店でタコスを食べました。おいしかったし、とてもお腹いっぱいになりました。   次の日は朝から現地に住んでいる田代さんのオリエンテーションを受け、大英博物館でグループごとに1つの国を調べ、プレゼンテーションを行いました。     現地のスタッフの方に尋ねたり、説明文を読んで調べましたが、英語を聞き取ったり読み取るのが難しく少し苦労しました。でも、スタッフの方は優しく丁寧に説明してくださいました。自分たちで調べたので、より理解を深められたと思います。   大英博物館にはロンドン滞在の時にまたゆっくり見学したいと思います。午後からはカンタベリーに移動し、ホームステイ先の方と対面しました。これからの2週間の語学学校、ホームステイ先での生活を楽しみたいと思います。   現代教育学科 2回生 金岡 実里   ●過去のイギリス短期語学留学の記事はコチラから!

2017.09.06

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.46~ピクニックで深まる交流!

こんにちは!健康支援学生チームTASK※、理学療法学科2回生の礒兼実沙です。   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。 学科の枠を超えて協力しあいながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   8月28日(月)TASKメンバーの交流を深めることを目的に、畿央大学近くの高塚地区公園で、ピクニックを行いました! サンドウィッチや唐揚げをみんなで楽しくいただきました。     そのあとに、レクリエーションを行いメンバー同士の仲を深めました。チームに分かれて人間知恵の輪や木とリスゲームをして勝敗を競い合ったり、敵の的を水てっぽうで狙ったりとたくさん体を動かしました。ついつい熱くなってしまいますね(笑)   そして、今年は流しそうめんができなかったので、わんこそば風に口の中に流し込むことに!それはそれで楽しかったですね!     メンバー同士の仲を深めるいい機会となりました。   また、この日は3回生から2回生へ世代交代する日でもありました!2回生が中心となってこれからの活動を進めていきたいと思います。よろしくお願いします!   ▼TASKの「T」!   TASK新代表 理学療法学科2回 礒兼実沙   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2017.09.02

Microsoft Windows Insider MVP 新谷氏を講師に迎えた特別授業!~教育学部西端ゼミ

「何事も経験。経験しないとわからない」ことを学びました。   教育学部・西端ゼミでは、毎年いろいろ方がゲストとして来られます。今回は、IT業界に長年おられる、新谷剛史さん(株式会社セカンドファクトリー・ブエナピンタ株式会社)に来ていただき、農業・飲食業とITの関わりについてお話しいただきました。 なお、新谷さんは、西端先生と同じ、SurfaceのMicrosoftのMVPだったとのことで、ゼミ生全員で、Surfaceでお出迎えです!     そもそも最初は、飲食店でオーダーをとるシステムを作られた、とのことですが、「実際に使ってみないと、使い勝手ってわからないよね?」ということで、湘南の海の家で店を始められたそうです。その後、「夏だけじゃわからないよね?」ということで、いろいろなお店で検証を始められたとのこと。言うのは簡単ですが、さまざまな準備を考えると本当に大変なことなんだろうなぁと思いました。   また、農業とITのかかわりについても、まずは農家さんから、じっくりゆっくりお話を伺いながら、困っていることを引き出された、とのことでした。後継者問題、災害、コスト、そして、「ちょっと形が悪かったり、ちょっと大きさが足りなかったりするけれども、味はおいしい野菜や果物は市場に出せない」という話から、これらを加工する施設と、実際に食材として提供するレストランを、徳島県鳴門市に作られたそうです。え?東京の会社でしたよね?と思ったのですが、離れた土地に一から開業されるのはとても大変だったのではないでしょうか。   鳴門市のレストランも、Pepperが待っている順番を受け付けたり、会員登録したり、スマートフォンでオーダーを取ったり、とIT化されているそうです。また、リアルタイムで売り上げ、湿度、気温などのデータもシステムに入るので、お客様の予測、それによる料理の仕込みの検討などもされているとのことでした。わたしたちも飲食店でアルバイトをしているので、こういうシステムがあると、無駄な材料や残飯がなくなるのになぁと思いました。       新谷さんのお話を聞いて、 ・問題がどこにあるのか把握すること ・問題は目に見えているものだけではなく、裏側に潜んでいる問題に気づくこと ・どんなことでも自分で経験してみること が大切だと学ばせていただきました。   問題にぶつかるとご自身でいろいろ試してみて、とにかく何事も経験!経験しないとわからない!という姿勢がすごいなと思い、私も、「わからないなー」で止まらず、たくさん経験していきたいと思いました。 鳴門のレストランもゼミのみんなと行ってみたいです! 新谷さん、ありがとうございました!  教育学部3回生 茨木麻衣・岩瀬綾夏   【関連記事】 ・マイクロソフト コーポレーションのステファン・ショストローム氏が本学に来校 ・教育学部 西端律子教授が「Microsoft MVP for Surface」を受賞 ・Surfaceクリエイティブワークショップ参加レポート! ・日本マイクロソフト社の「エバンジェリスト」によるドローン体験と特別講義! ・マイクロソフト「MVPグローバルサミット2015」参加レポート~大学院教育学研究科

2017.08.31

2017年度 大学院教育学研究科フォーラムのご案内

日本におけるインクルーシブ教育の最前線と研究の課題   本学大学院教育学研究科は、創立当初から、各種の障害や健康問題などの困難を抱える児童・生徒の諸課題について、実践的で高度な知識・技能を備えた教育を行うとともに、これらの諸課題を一層深く研究することをめざして、特別支援教育研究のプロジェクトを推進してきました。 2006年、国連で採択され、2014年に日本も批准を行った「障害者権利条約」の第24条には、教育についての障害者の権利を明確に認め、障害者を包含するあらゆる段階の教育制度及び生涯学習を確保することが謳われています。これは、これまで世界各地でさまざまに実践されてきたインクルーシブ教育の流れが国際的なひとつの大きな本流として立ち現れてきたことを意味します。インクルーシブ教育は、障害者を排除せずに、障害のあるものもないものも共に学び、共に生きることを理念としたものです。他方、日本においては、文部科学省は2006年の学校教育法の一部改正において、特殊教育から特別支援教育へとシフトしました。このシフトは、対象の児童・生徒を拡大したことにとどまらず、これまでの障害児者の教育概念を大きく変えるものでした。同時に、旧来の研究が改めて問い直される契機になりました。特別支援教育とインクルーシブ教育は概念として同じではありません。けれども、特別支援教育とは、 special support education の英語訳ではなく、 special needs education の意味であるとすれば、特別支援教育とインクルーシブ教育との距離は、それほど遠くはないでしょう。とすれば、両者は理論的、実践的に、どこで、どのように切り結ぶことが可能なのでしょうか。本フォーラムの目的は、現在の日本の法や制度の状況、世界の流れと日本の現状、本学での研究の到達点と課題、特別支援教育と地域との関係の(再)構築などの論点をめぐって、本分野の最前線で活躍されている方々をお招きし、インクルーシブ教育の振り返りと今後の課題に向けて自由に論じ合っていただくことにあります。本研究科の特別支援教育研究の飛躍と発展は、そこから始まると願っています。    畿央大学大学院教育学研究科長 前平 泰志   日時 平成29年11月18日(土)13:30~ 【13:00受付開始】 会場 畿央大学 冬木記念ホール 対象 教員、教育関係者 プログラム ◆司会  明官 茂 国立特別支援教育総合研究所研修事業部長兼上席総括研究員      島 恒生 畿央大学教授   13:30~14:30【基調講演】 日本における特別支援教育の現状と展望  ―特別支援教育の現状、次期学習指導要領、教員の専門性向上など―    講師:山下 直也 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課課長補佐   14:40~16:30【フォーラム】 ◆提案 日本におけるインクルーシブ教育の最前線  渡邉 健治 畿央大学教授     畿央大学におけるインクルーシブ教育研究の到達点と課題  大久保 賢一 畿央大学准教授     特別支援教育の地域支援研究の現状と課題  相澤 雅文 京都教育大学教授 ◆指定討論    中井 和代 奈良県立教育研究所特別支援教育部長          井坂 行男 大阪教育大学教授 ◆コメンテータ  宮崎 英憲 東洋大学名誉教授 その他 16:45~18:30 情報交換会 事前申込み制 (会費500円当日徴収 先着100名)      ▲クリックでチラシPDFにリンクします。 申込み方法 下記①~⑤を明記のうえ、FAX、E-mailでお申し込みください。 申込み用紙はコチラからダウンロードできます。 ①名前(ふりがな)、②所属(学校名)、③連絡先住所・電話番号・メールアドレス、④情報交換会への参加有無  ■宛 先 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学大学院教育学研究科 フォーラム係(畿央大学総務部)FAX : 0745-54-1600   E-mail:uketsuke@kio.ac.jp  ■締め切り   平成29年11月13日(月) ■問い合せ先  畿央大学総務部 TEL:0745-54-1602

2017.08.24

学生広報スタッフblog vol.227~第43回全国英語教育学会 島根研究大会に参加!

現代教育学科3回生、学生広報スタッフの下坊です。 平成29年8月19日(土)、20日(日)に島根大学で開催された「第43回全国英語教育学会島根研究大会」に、教育学部現代教育学科の学生7名(小学校、中学校、高等学校の英語教育に興味を持つ学生)と教育学部の深田先生とで参加してきました。 今回の学会では様々な教室に分かれて、各大学の教員、大学院生の方々が英語における各能力の指導や来年度から実施される小学校での英語科の授業についての研究など、英語教育にかかわる様々な分野の研究を発表されていました。学会に参加されている人の多くは小中高の先生方や英語教育を研究されている大学の先生方々でしたが、中には私たちのような学生も何人か見られました。     この2日間は、私にとって本当に有意義な時間になりました。私自身が英語科教諭を、めざしてもう3回生も半分を過ぎましたが、自分の学んできたことが本当に身についているのか、理解できているのかということを確認することはあまりできていなかったように感じていました。しかし、今回の学会参加を通して、今まで学んできたことを発表されている研究結果の内容や知識と結びつけることができたことから、自分の大きな成長を感じることができました。それと同時に、これから必要とされている英語教育や各技能の指導について、もっと貪欲に知識を吸収して考えていかなければいけないと強く実感しました。   2日間で14個の発表を聞きましたが、中でも印象に残った発表が2つあります。1つは支援を必要とする児童、生徒への英語科での指導についての発表です。これは私たちが教師になった時に必ず直面する課題であり、聴覚障害、視覚障害を持った児童、生徒が英語に苦手意識を持つことなく学習できる工夫は必要不可欠です。教師に必要な児童、生徒をしっかり「見る」ということの大切さと英語を学習するためにどのような支援を考えなければいけないのかということを学んだ発表でした。 もう1つの発表は、まさに私が今1番直面している指導法についての発表でした。この発表は私が今まで学んできたことを凝縮したかのような内容で、自分が学習してきた知識でその先の知識や考えを理解できるということに対して本当に感動しました。   2日間を終えて、改めてこれからの英語教育で教員に求められている能力や指導についての課題を様々な視点で知ることができたと思います。この経験を通して、普段の講義を受ける時も常にこれからの英語教育とその知識をどのように結びつけていけるのか、ということを考えながら学んでいこうと思います。そして、学会で感じることのできた理解できることへの感動は、私にとって本当に忘れがたい経験となりました。私も生徒に同じような感動を与えられるような教師をめざして、もっとたくさんの知識と技術を身につけていきたいと思います。   ▼学会終了後に寄った宍道湖前での一枚     ▼松江城前で一枚     教育学部 現代教育学科3回生 下坊 美月 ●その他の広報スタッフblogはこちらから!

2017.08.22

書評~教育学部西端律子教授執筆「誰でも使える教材ボックス」

教育学部現代教育学科の西端律子教授が第5章を執筆された「誰でも使える教材ボックス 教材共有ネットワークを活かした発達支援」が学苑社より発刊されました。西端教授は6年にわたって奈良県立奈良養護学校の先生方と連携してシステム開発、教材開発などICTと教育をコラボしたさまざまな取り組みを進めています。今回、教育学部の大久保賢一准教授より書評が届きましたのでご紹介します。 →奈良県立奈良養護学校との取り組みはこちらから   ▼西端教授   本書においては、奈良県立奈良養護学校の先生方が中心となって執筆・編集された教材集が紹介されています。教材集は、主に肢体不自由、あるいは重度重複障害のある児童生徒を対象とすることを前提に編集されていますが、知的障害特別支援学校においても児童生徒の状態に応じて十分に応用していただける内容であると思います。   「感覚と運動の高次化理論」に基づき、「第1層:初期感覚の世界」、「第2層:知覚の世界」、「第3層:象徴化の世界」、「第4層:概念化の世界」ごとに70の教材が紹介されており、アセスメント・チェックリストの結果に基づき選択できるようになっています。さらに教材の一部は、データベース化された連動サイト「教材共有ネットワーク」で検索し、利用することができます。教材の検索は自由に行うことができますが、教材の投稿を行うにあたっては、会員登録が必要になります。なお、本書の著者の一人である本学教育学部の西端律子教授らがシステムを開発するにあたり、主要な役割を果たされています。   本書では奈良養護学校における実践例も豊富に紹介されており、読者は教材の内容だけでなく、その活用のプロセスや児童生徒の実態が描かれたリアルなストーリーを間接的に体験することができます。   著者の一人である東大阪大学の太田和志先生は、誠に遺憾ながら本書の執筆・編集中にご逝去されました。本書は太田先生の遺作となります。本書の執筆に携わられた多くの先生方の真摯な思いの詰まった「誰でも使える教材ボックス」が一人でも多くの先生方や子どもたちの手元に届き、彼らの日々の生活や人生を豊かにする力となることを願っています。   教育学部現代教育学科 准教授 大久保賢一

2017.08.18

畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅤ」を開催しました。

畿央大学現代教育研究所では、教育現場における教育力向上の一助となることをねらいに2013(平成25)年から毎年ワークショップを開催して参りました。5回目となる今年は2017年8月9日(水)、新しく学校で行われる内容を2つといつの時代にも大切にしないといけない内容を1つ用意し、「学びを結ぶワークショップⅤ」として行いました。     ワークショップ1及び2は、午前と午後にそれぞれ1回ずつ、ワークショップ3は午後のみの開催となりました。先生方の日頃の課題に沿って選択いただいた結果、実人数で77名の参加をいただきました。当日の様子を紹介します。     ワークショップ1【聴き上手になろう!話を引き出すコミュニケーションの基本】 細越寛樹(教育学部 准教授)     基本的な会話の原則や技法について、相手の話を「聴く」ためには、言語的なやりとり以前に、まず非言語的な要素が重要であることが説明されました。会話する際の着席する配置について検討する「座り方」のワークが行われ、受講者の皆さんは、座る位置によって話しやすさや圧迫感が変化することを体験されていました。また、ラポールの形成に関連して「ぶつかる」と「受け止める」の違い、そしてそこから形成される関係性の違いについて実践的な例をまじえながら解説が行われました。   後半部分は「会話の積み重ね」や「話す内容の順番」に焦点を当て、「オープンな質問」、「共感的な反応、ラポール形成」、「臨床的、探索的な質問」、「意思決定支援」の段階があることが解説されました。最後に認知行動モデルに基づいた「こころの仕組み図」について解説が行われ、受講生の皆さんは、「行動」、「考え」、「感情」、「からだ」ごとに情報をマッピングして整理することの有効性について学ばれていました。     ワークショップ2【始まる!小学校でのプログラミング教育~Scratch体験~】 竹中章勝(現代教育研究所客員研究員)、西端律子(教育学部 教授)     現代教育研究所客員研究員の竹中章勝氏によるプログラミング教育に関する内容や動向に関する概説が行われ、知識を覚え込むのではなく、論理的に問題解決を進めるための「プログラミング的思考」の習得の重要性について説明がなされました。 次に「Scratch」というプログラミング環境で、受講生の皆さんが実際にコマンドを入力し試行錯誤しながらオブジェクトを動かす演習を行いました。演習を進めながら、児童生徒に仮説検証に基づく問題解決を促すためのポイントについても解説がなされました。 最後に、プログラミング教育におけるカリキュラムマネジメントの重要性、そしてファシリテーターとしての教師の役割の重要性についてディスカッションをまじえながらまとめられました。     ワークショップ3【みんなでつくろう!「特別の教科 道徳」】 島恒生(教育学部 教授)     2018年度から道徳が「特別の教科」として位置づけられることになります。そこで求められる「考え、議論する道徳」のあり方は、「主体的・対話的で深い学び」を目指す次期学習指導要領を先取りしたものといえます。ワークショップ3では、「ブランコ乗りとピエロ」(小学校高学年)と「スイッチ」(中学校)を教材の例にとって、子どもたちを主体的・対話的で深い学びへと導く問いの立て方や授業の進め方について参加者とともに考えました。今回のグループワークと講義を通じ、子どもたちが自ら進んで話し合い、考え合いたくなるような問いを投げかけつつ教材レベルや読解レベルを超えて道徳的価値レベルの深い学びにまで子どもたちをいざない、子どもたち自身の経験や心の中に「すでにある・育ちつつある」道徳的価値に気づかせるための環境づくりの大切さや難しさについて実感しました。     つづいて開催された昼食交流会は、教育学部学部長 前平泰志教授の研究所の紹介とこれまでの経緯を含めた挨拶で始まりました。参加者同士で話したり、講師に質問されるなど、午前中のワークショップの成果を深められている様子が見られました。       ここで、参加者にお書きいただいたアンケートの内容を抜粋して紹介させていただきます。   【ワークショップ1について】 ・臨床心理の視点から教育へのアプローチをしてくれたおかげで、ふだん考えることのない事を学ぶことができました。 ・知っていて実践していることもあったが、聞かされた質問の使い方はとても参考になりました。自分のやり方に取り込んでいきたいと思います。 ・今まで、コミュニケーションや心理的な内容を詳しく授業等で聞いたことがなく(ラポール等初めて聞きました)自分の経験や自分に置きかえて生徒の気持ちを考え接するばかりだったので、本当にこれで良いのか不安でした。基本やテクニックを教えていただき安心できた部分があり、今後に活かそうと思えました。   【ワークショップ2について】 ・「プロミング的思考のできる教育」という辺りがよく理解できた。 ・プログラミングをどう活用したらよいのか、他の先生の意見などを聞けてよかった。 ・たいへん、興味深く、有益でした。苦手な分野で心配していましたが、サポートも丁寧で助かりました。   【ワークショップ3について】 ・グループで中心発問を先生方といろいろ話し合う時間が、様々な見方があってとても勉強になりました。 ・道徳の評価についての話が聞けて良かった。もっと詳しく知りたいです。 ・とても実践的で現場で生かせるものでした。中心発問の深さ、難しさにいつも悩まされています。参考にしたいです。   次回以降に希望する内容として、特別支援学級の児童の保護者との教育相談、「新指導要領における各教科等の教科の見方・考え方、情報モラル等、教育の現代的、今日的な課題」に関わるものが多く、参加の先生方の教育への意識の高さと熱意の強さが伝わってくるものでした。   幼児教育、初等中等教育、高等教育が今後の10年、20年を見据えた改善を具体化する今後を見据え、畿央大学現代教育研究所では、現職の先生方を対象とするワークショップを継続して実施いたします。不易の面と現代的な面との双方から教育課題の研究に取り組み、その成果をもとに充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

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