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現代教育学科の新着情報一覧

現代教育学科の新着情報一覧

2017.09.09

イギリス短期語学留学プログラム2017 現地レポート vol.1

夏季(イギリス)と春季(カナダ)それぞれの休暇中に、英語の実用能力のさらなる上達をめざす短期語学留学プログラム。2017年9月2日(土)~22日(金)の日程で、畿央生11名がイギリスに留学中です。現地からのレポート、第2弾です!   こんにちは!現代教育学科2回生の金岡実里です。今回は、出発からホームステイ先のカンタベリーに到着するまでの様子を紹介していきたいと思います。     出発当日は8:45に関西国際空港に集合し、搭乗手続きを済ませて10:45に日本を出発しました。私は海外に行くのが初めてだったので手続きなどに不安もありましたが、スムーズに行うことができました。 飛行機の中では、隣に座った友達と話をしたり、映画を見たり、睡眠をとるなど各々自由な時間を過ごしました。飛行機の中で、客室乗務員の方に英語で話す機会がありました。少し緊張しましたが簡単な英語ではあったので、なんとかやりとりすることができました。 乗り継ぎではフィンランドにあるヘルシンキ空港に立ち寄りました。ロンドンには現地時間の18:30ごろ、日本時間では深夜の2:30ごろ到着しました。計15時間ほどかかりましたが、飛行機の中で睡眠を取っていたので思ったより疲れはありませんでした。 その日の夜はホテルに移動し、先生と友達とスペイン料理専門店でタコスを食べました。おいしかったし、とてもお腹いっぱいになりました。   次の日は朝から現地に住んでいる田代さんのオリエンテーションを受け、大英博物館でグループごとに1つの国を調べ、プレゼンテーションを行いました。     現地のスタッフの方に尋ねたり、説明文を読んで調べましたが、英語を聞き取ったり読み取るのが難しく少し苦労しました。でも、スタッフの方は優しく丁寧に説明してくださいました。自分たちで調べたので、より理解を深められたと思います。   大英博物館にはロンドン滞在の時にまたゆっくり見学したいと思います。午後からはカンタベリーに移動し、ホームステイ先の方と対面しました。これからの2週間の語学学校、ホームステイ先での生活を楽しみたいと思います。   現代教育学科 2回生 金岡 実里   ●過去のイギリス短期語学留学の記事はコチラから!

2017.09.06

TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.46~ピクニックで深まる交流!

こんにちは!健康支援学生チームTASK※、理学療法学科2回生の礒兼実沙です。   ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。 学科の枠を超えて協力しあいながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。   8月28日(月)TASKメンバーの交流を深めることを目的に、畿央大学近くの高塚地区公園で、ピクニックを行いました! サンドウィッチや唐揚げをみんなで楽しくいただきました。     そのあとに、レクリエーションを行いメンバー同士の仲を深めました。チームに分かれて人間知恵の輪や木とリスゲームをして勝敗を競い合ったり、敵の的を水てっぽうで狙ったりとたくさん体を動かしました。ついつい熱くなってしまいますね(笑)   そして、今年は流しそうめんができなかったので、わんこそば風に口の中に流し込むことに!それはそれで楽しかったですね!     メンバー同士の仲を深めるいい機会となりました。   また、この日は3回生から2回生へ世代交代する日でもありました!2回生が中心となってこれからの活動を進めていきたいと思います。よろしくお願いします!   ▼TASKの「T」!   TASK新代表 理学療法学科2回 礒兼実沙   ●TASK関連の情報はTASK(健康支援学生チーム)活動レポートで、詳しくご覧になれます。

2017.09.02

Microsoft Windows Insider MVP 新谷氏を講師に迎えた特別授業!~教育学部西端ゼミ

「何事も経験。経験しないとわからない」ことを学びました。   教育学部・西端ゼミでは、毎年いろいろ方がゲストとして来られます。今回は、IT業界に長年おられる、新谷剛史さん(株式会社セカンドファクトリー・ブエナピンタ株式会社)に来ていただき、農業・飲食業とITの関わりについてお話しいただきました。 なお、新谷さんは、西端先生と同じ、SurfaceのMicrosoftのMVPだったとのことで、ゼミ生全員で、Surfaceでお出迎えです!     そもそも最初は、飲食店でオーダーをとるシステムを作られた、とのことですが、「実際に使ってみないと、使い勝手ってわからないよね?」ということで、湘南の海の家で店を始められたそうです。その後、「夏だけじゃわからないよね?」ということで、いろいろなお店で検証を始められたとのこと。言うのは簡単ですが、さまざまな準備を考えると本当に大変なことなんだろうなぁと思いました。   また、農業とITのかかわりについても、まずは農家さんから、じっくりゆっくりお話を伺いながら、困っていることを引き出された、とのことでした。後継者問題、災害、コスト、そして、「ちょっと形が悪かったり、ちょっと大きさが足りなかったりするけれども、味はおいしい野菜や果物は市場に出せない」という話から、これらを加工する施設と、実際に食材として提供するレストランを、徳島県鳴門市に作られたそうです。え?東京の会社でしたよね?と思ったのですが、離れた土地に一から開業されるのはとても大変だったのではないでしょうか。   鳴門市のレストランも、Pepperが待っている順番を受け付けたり、会員登録したり、スマートフォンでオーダーを取ったり、とIT化されているそうです。また、リアルタイムで売り上げ、湿度、気温などのデータもシステムに入るので、お客様の予測、それによる料理の仕込みの検討などもされているとのことでした。わたしたちも飲食店でアルバイトをしているので、こういうシステムがあると、無駄な材料や残飯がなくなるのになぁと思いました。       新谷さんのお話を聞いて、 ・問題がどこにあるのか把握すること ・問題は目に見えているものだけではなく、裏側に潜んでいる問題に気づくこと ・どんなことでも自分で経験してみること が大切だと学ばせていただきました。   問題にぶつかるとご自身でいろいろ試してみて、とにかく何事も経験!経験しないとわからない!という姿勢がすごいなと思い、私も、「わからないなー」で止まらず、たくさん経験していきたいと思いました。 鳴門のレストランもゼミのみんなと行ってみたいです! 新谷さん、ありがとうございました!  教育学部3回生 茨木麻衣・岩瀬綾夏   【関連記事】 ・マイクロソフト コーポレーションのステファン・ショストローム氏が本学に来校 ・教育学部 西端律子教授が「Microsoft MVP for Surface」を受賞 ・Surfaceクリエイティブワークショップ参加レポート! ・日本マイクロソフト社の「エバンジェリスト」によるドローン体験と特別講義! ・マイクロソフト「MVPグローバルサミット2015」参加レポート~大学院教育学研究科

2017.08.31

2017年度 大学院教育学研究科フォーラムのご案内

日本におけるインクルーシブ教育の最前線と研究の課題   本学大学院教育学研究科は、創立当初から、各種の障害や健康問題などの困難を抱える児童・生徒の諸課題について、実践的で高度な知識・技能を備えた教育を行うとともに、これらの諸課題を一層深く研究することをめざして、特別支援教育研究のプロジェクトを推進してきました。 2006年、国連で採択され、2014年に日本も批准を行った「障害者権利条約」の第24条には、教育についての障害者の権利を明確に認め、障害者を包含するあらゆる段階の教育制度及び生涯学習を確保することが謳われています。これは、これまで世界各地でさまざまに実践されてきたインクルーシブ教育の流れが国際的なひとつの大きな本流として立ち現れてきたことを意味します。インクルーシブ教育は、障害者を排除せずに、障害のあるものもないものも共に学び、共に生きることを理念としたものです。他方、日本においては、文部科学省は2006年の学校教育法の一部改正において、特殊教育から特別支援教育へとシフトしました。このシフトは、対象の児童・生徒を拡大したことにとどまらず、これまでの障害児者の教育概念を大きく変えるものでした。同時に、旧来の研究が改めて問い直される契機になりました。特別支援教育とインクルーシブ教育は概念として同じではありません。けれども、特別支援教育とは、 special support education の英語訳ではなく、 special needs education の意味であるとすれば、特別支援教育とインクルーシブ教育との距離は、それほど遠くはないでしょう。とすれば、両者は理論的、実践的に、どこで、どのように切り結ぶことが可能なのでしょうか。本フォーラムの目的は、現在の日本の法や制度の状況、世界の流れと日本の現状、本学での研究の到達点と課題、特別支援教育と地域との関係の(再)構築などの論点をめぐって、本分野の最前線で活躍されている方々をお招きし、インクルーシブ教育の振り返りと今後の課題に向けて自由に論じ合っていただくことにあります。本研究科の特別支援教育研究の飛躍と発展は、そこから始まると願っています。    畿央大学大学院教育学研究科長 前平 泰志   日時 平成29年11月18日(土)13:30~ 【13:00受付開始】 会場 畿央大学 冬木記念ホール 対象 教員、教育関係者 プログラム ◆司会  明官 茂 国立特別支援教育総合研究所研修事業部長兼上席総括研究員      島 恒生 畿央大学教授   13:30~14:30【基調講演】 日本における特別支援教育の現状と展望  ―特別支援教育の現状、次期学習指導要領、教員の専門性向上など―    講師:山下 直也 文部科学省初等中等教育局特別支援教育課課長補佐   14:40~16:30【フォーラム】 ◆提案 日本におけるインクルーシブ教育の最前線  渡邉 健治 畿央大学教授     畿央大学におけるインクルーシブ教育研究の到達点と課題  大久保 賢一 畿央大学准教授     特別支援教育の地域支援研究の現状と課題  相澤 雅文 京都教育大学教授 ◆指定討論    中井 和代 奈良県立教育研究所特別支援教育部長          井坂 行男 大阪教育大学教授 ◆コメンテータ  宮崎 英憲 東洋大学名誉教授 その他 16:45~18:30 情報交換会 事前申込み制 (会費500円当日徴収 先着100名)      ▲クリックでチラシPDFにリンクします。 申込み方法 下記①~⑤を明記のうえ、FAX、E-mailでお申し込みください。 申込み用紙はコチラからダウンロードできます。 ①名前(ふりがな)、②所属(学校名)、③連絡先住所・電話番号・メールアドレス、④情報交換会への参加有無  ■宛 先 〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 畿央大学大学院教育学研究科 フォーラム係(畿央大学総務部)FAX : 0745-54-1600   E-mail:uketsuke@kio.ac.jp  ■締め切り   平成29年11月13日(月) ■問い合せ先  畿央大学総務部 TEL:0745-54-1602

2017.08.24

学生広報スタッフblog vol.227~第43回全国英語教育学会 島根研究大会に参加!

現代教育学科3回生、学生広報スタッフの下坊です。 平成29年8月19日(土)、20日(日)に島根大学で開催された「第43回全国英語教育学会島根研究大会」に、教育学部現代教育学科の学生7名(小学校、中学校、高等学校の英語教育に興味を持つ学生)と教育学部の深田先生とで参加してきました。 今回の学会では様々な教室に分かれて、各大学の教員、大学院生の方々が英語における各能力の指導や来年度から実施される小学校での英語科の授業についての研究など、英語教育にかかわる様々な分野の研究を発表されていました。学会に参加されている人の多くは小中高の先生方や英語教育を研究されている大学の先生方々でしたが、中には私たちのような学生も何人か見られました。     この2日間は、私にとって本当に有意義な時間になりました。私自身が英語科教諭を、めざしてもう3回生も半分を過ぎましたが、自分の学んできたことが本当に身についているのか、理解できているのかということを確認することはあまりできていなかったように感じていました。しかし、今回の学会参加を通して、今まで学んできたことを発表されている研究結果の内容や知識と結びつけることができたことから、自分の大きな成長を感じることができました。それと同時に、これから必要とされている英語教育や各技能の指導について、もっと貪欲に知識を吸収して考えていかなければいけないと強く実感しました。   2日間で14個の発表を聞きましたが、中でも印象に残った発表が2つあります。1つは支援を必要とする児童、生徒への英語科での指導についての発表です。これは私たちが教師になった時に必ず直面する課題であり、聴覚障害、視覚障害を持った児童、生徒が英語に苦手意識を持つことなく学習できる工夫は必要不可欠です。教師に必要な児童、生徒をしっかり「見る」ということの大切さと英語を学習するためにどのような支援を考えなければいけないのかということを学んだ発表でした。 もう1つの発表は、まさに私が今1番直面している指導法についての発表でした。この発表は私が今まで学んできたことを凝縮したかのような内容で、自分が学習してきた知識でその先の知識や考えを理解できるということに対して本当に感動しました。   2日間を終えて、改めてこれからの英語教育で教員に求められている能力や指導についての課題を様々な視点で知ることができたと思います。この経験を通して、普段の講義を受ける時も常にこれからの英語教育とその知識をどのように結びつけていけるのか、ということを考えながら学んでいこうと思います。そして、学会で感じることのできた理解できることへの感動は、私にとって本当に忘れがたい経験となりました。私も生徒に同じような感動を与えられるような教師をめざして、もっとたくさんの知識と技術を身につけていきたいと思います。   ▼学会終了後に寄った宍道湖前での一枚     ▼松江城前で一枚     教育学部 現代教育学科3回生 下坊 美月 ●その他の広報スタッフblogはこちらから!

2017.08.22

書評~教育学部西端律子教授執筆「誰でも使える教材ボックス」

教育学部現代教育学科の西端律子教授が第5章を執筆された「誰でも使える教材ボックス 教材共有ネットワークを活かした発達支援」が学苑社より発刊されました。西端教授は6年にわたって奈良県立奈良養護学校の先生方と連携してシステム開発、教材開発などICTと教育をコラボしたさまざまな取り組みを進めています。今回、教育学部の大久保賢一准教授より書評が届きましたのでご紹介します。 →奈良県立奈良養護学校との取り組みはこちらから   ▼西端教授   本書においては、奈良県立奈良養護学校の先生方が中心となって執筆・編集された教材集が紹介されています。教材集は、主に肢体不自由、あるいは重度重複障害のある児童生徒を対象とすることを前提に編集されていますが、知的障害特別支援学校においても児童生徒の状態に応じて十分に応用していただける内容であると思います。   「感覚と運動の高次化理論」に基づき、「第1層:初期感覚の世界」、「第2層:知覚の世界」、「第3層:象徴化の世界」、「第4層:概念化の世界」ごとに70の教材が紹介されており、アセスメント・チェックリストの結果に基づき選択できるようになっています。さらに教材の一部は、データベース化された連動サイト「教材共有ネットワーク」で検索し、利用することができます。教材の検索は自由に行うことができますが、教材の投稿を行うにあたっては、会員登録が必要になります。なお、本書の著者の一人である本学教育学部の西端律子教授らがシステムを開発するにあたり、主要な役割を果たされています。   本書では奈良養護学校における実践例も豊富に紹介されており、読者は教材の内容だけでなく、その活用のプロセスや児童生徒の実態が描かれたリアルなストーリーを間接的に体験することができます。   著者の一人である東大阪大学の太田和志先生は、誠に遺憾ながら本書の執筆・編集中にご逝去されました。本書は太田先生の遺作となります。本書の執筆に携わられた多くの先生方の真摯な思いの詰まった「誰でも使える教材ボックス」が一人でも多くの先生方や子どもたちの手元に届き、彼らの日々の生活や人生を豊かにする力となることを願っています。   教育学部現代教育学科 准教授 大久保賢一

2017.08.18

畿央大学現代教育研究所主催「学びを結ぶワークショップⅤ」を開催しました。

畿央大学現代教育研究所では、教育現場における教育力向上の一助となることをねらいに2013(平成25)年から毎年ワークショップを開催して参りました。5回目となる今年は2017年8月9日(水)、新しく学校で行われる内容を2つといつの時代にも大切にしないといけない内容を1つ用意し、「学びを結ぶワークショップⅤ」として行いました。     ワークショップ1及び2は、午前と午後にそれぞれ1回ずつ、ワークショップ3は午後のみの開催となりました。先生方の日頃の課題に沿って選択いただいた結果、実人数で77名の参加をいただきました。当日の様子を紹介します。     ワークショップ1【聴き上手になろう!話を引き出すコミュニケーションの基本】 細越寛樹(教育学部 准教授)     基本的な会話の原則や技法について、相手の話を「聴く」ためには、言語的なやりとり以前に、まず非言語的な要素が重要であることが説明されました。会話する際の着席する配置について検討する「座り方」のワークが行われ、受講者の皆さんは、座る位置によって話しやすさや圧迫感が変化することを体験されていました。また、ラポールの形成に関連して「ぶつかる」と「受け止める」の違い、そしてそこから形成される関係性の違いについて実践的な例をまじえながら解説が行われました。   後半部分は「会話の積み重ね」や「話す内容の順番」に焦点を当て、「オープンな質問」、「共感的な反応、ラポール形成」、「臨床的、探索的な質問」、「意思決定支援」の段階があることが解説されました。最後に認知行動モデルに基づいた「こころの仕組み図」について解説が行われ、受講生の皆さんは、「行動」、「考え」、「感情」、「からだ」ごとに情報をマッピングして整理することの有効性について学ばれていました。     ワークショップ2【始まる!小学校でのプログラミング教育~Scratch体験~】 竹中章勝(現代教育研究所客員研究員)、西端律子(教育学部 教授)     現代教育研究所客員研究員の竹中章勝氏によるプログラミング教育に関する内容や動向に関する概説が行われ、知識を覚え込むのではなく、論理的に問題解決を進めるための「プログラミング的思考」の習得の重要性について説明がなされました。 次に「Scratch」というプログラミング環境で、受講生の皆さんが実際にコマンドを入力し試行錯誤しながらオブジェクトを動かす演習を行いました。演習を進めながら、児童生徒に仮説検証に基づく問題解決を促すためのポイントについても解説がなされました。 最後に、プログラミング教育におけるカリキュラムマネジメントの重要性、そしてファシリテーターとしての教師の役割の重要性についてディスカッションをまじえながらまとめられました。     ワークショップ3【みんなでつくろう!「特別の教科 道徳」】 島恒生(教育学部 教授)     2018年度から道徳が「特別の教科」として位置づけられることになります。そこで求められる「考え、議論する道徳」のあり方は、「主体的・対話的で深い学び」を目指す次期学習指導要領を先取りしたものといえます。ワークショップ3では、「ブランコ乗りとピエロ」(小学校高学年)と「スイッチ」(中学校)を教材の例にとって、子どもたちを主体的・対話的で深い学びへと導く問いの立て方や授業の進め方について参加者とともに考えました。今回のグループワークと講義を通じ、子どもたちが自ら進んで話し合い、考え合いたくなるような問いを投げかけつつ教材レベルや読解レベルを超えて道徳的価値レベルの深い学びにまで子どもたちをいざない、子どもたち自身の経験や心の中に「すでにある・育ちつつある」道徳的価値に気づかせるための環境づくりの大切さや難しさについて実感しました。     つづいて開催された昼食交流会は、教育学部学部長 前平泰志教授の研究所の紹介とこれまでの経緯を含めた挨拶で始まりました。参加者同士で話したり、講師に質問されるなど、午前中のワークショップの成果を深められている様子が見られました。       ここで、参加者にお書きいただいたアンケートの内容を抜粋して紹介させていただきます。   【ワークショップ1について】 ・臨床心理の視点から教育へのアプローチをしてくれたおかげで、ふだん考えることのない事を学ぶことができました。 ・知っていて実践していることもあったが、聞かされた質問の使い方はとても参考になりました。自分のやり方に取り込んでいきたいと思います。 ・今まで、コミュニケーションや心理的な内容を詳しく授業等で聞いたことがなく(ラポール等初めて聞きました)自分の経験や自分に置きかえて生徒の気持ちを考え接するばかりだったので、本当にこれで良いのか不安でした。基本やテクニックを教えていただき安心できた部分があり、今後に活かそうと思えました。   【ワークショップ2について】 ・「プロミング的思考のできる教育」という辺りがよく理解できた。 ・プログラミングをどう活用したらよいのか、他の先生の意見などを聞けてよかった。 ・たいへん、興味深く、有益でした。苦手な分野で心配していましたが、サポートも丁寧で助かりました。   【ワークショップ3について】 ・グループで中心発問を先生方といろいろ話し合う時間が、様々な見方があってとても勉強になりました。 ・道徳の評価についての話が聞けて良かった。もっと詳しく知りたいです。 ・とても実践的で現場で生かせるものでした。中心発問の深さ、難しさにいつも悩まされています。参考にしたいです。   次回以降に希望する内容として、特別支援学級の児童の保護者との教育相談、「新指導要領における各教科等の教科の見方・考え方、情報モラル等、教育の現代的、今日的な課題」に関わるものが多く、参加の先生方の教育への意識の高さと熱意の強さが伝わってくるものでした。   幼児教育、初等中等教育、高等教育が今後の10年、20年を見据えた改善を具体化する今後を見据え、畿央大学現代教育研究所では、現職の先生方を対象とするワークショップを継続して実施いたします。不易の面と現代的な面との双方から教育課題の研究に取り組み、その成果をもとに充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。

2017.08.03

気仙沼でのボランティアレポートvol.5~現代教育学科古川ゼミ

教育学部の古川恵美准教授は東日本大震災以降、継続して宮城県の気仙沼で活動されています。 「気仙沼で学生がボランティアできる活動がある」と古川先生から聞いて、古川ゼミ4回生の竹内さやか、児玉歩美、宮尾春花、辻本真理奈の4人で、6月8日(木)~10日(土)まで3日間、ボランティアで気仙沼を訪問しました。多くのことを学ぶ機会をいただいたので報告させていただきます。     1日目、仙台駅から高速バスを利用して気仙沼駅へ到着したとき、新しく綺麗な駅や街の様子を見て「ああ、復興は進んでいるんだ」と感じました。しかし電車の線路が震災によって被害を受けたため、現在は仮復旧として列車の代わりにBRT(Bus Rapid Transitの略語)というバスが運行していることを聞き、震災による被害の大きさや、復興には長い時間がかかるんだと感じました。   また、タクシーの運転手さんに大川付近を案内して頂いたのですが、この辺りは建物がほとんどなく、かさ上げ工事が行われている様子に唖然としました。このとき、まだ復興途中であることや今もなお仮設住宅で暮らしている人がいること、津波の被害を受けた学校の生徒は仮設校舎で学校生活を送っていることを、決して忘れてはならないと強く思いました。   気仙沼でよく目にするのが『東日本大震災,津波浸水深ここまで』という目印です。「こんなところまで津波が来たんだ。」と声に出してはいるものの、建物の二階を飲み込むような津波の恐ろしさに、実感が伴いませんでした。   被災された方々が「津波を見て、何が起きているのか、実際に起こっていることなのか分からなかった。」とお話をされていましたが、まさに“ありえない光景”であったことを想像させられました。また、地震や津波の恐怖は、実際に被災された方々にしか分からないものだと思いました。   「何か起きたときのための備えをしておくことが大切だ」   これは、きっと誰もが聞いたことがある言葉ですが、分かってはいても「自分には関係ないだろう。」という気持ちからか、日頃から備えが出来ていない人もいると思います。気仙沼向洋高等学校の先生方から多くのことを教わりました。誰もが日頃から、少し気を付けておけば出来る「携帯電話を充電しておく」「ガソリンが1/4を切る前に給油をしておく」など、私にとって、普段の生活を見直す良い機会でした。   最終日に訪れたリアス・アーク美術館では、東日本大震災に関する展示が行われています。気仙沼向洋高等学校の畠山先生が、一枚一枚の写真について当時を振り返りながら、そのときの状況や思いをお話ししてくださいました。実際に見た津波の恐ろしさ、高校の屋上で死を覚悟したこと、ぐちゃぐちゃになった建物や車、臭い等、写真を見るだけでは想像できないことや思いを知ることができました。     自然を甘く見ないこと、少しの油断が生死を分けること等を、実際に被災地を訪れることで以前より強く思うようになりました。また、被災地の学校にスクールカウンセラーが派遣されていること、養護教諭の加配措置がなされていることから、子どもの心身の健康を支えることの重要性を身に沁みて感じました。災害発生時の子どもの心のケア、子どもや教職員の心身の安全の確保、養護教諭とスクールカウンセラーの連携など、時間が足らず、学べなかったこともたくさんあります。今回の3日間のボランティアで終えるのではなく、また気仙沼を訪れて学びたいと思います。   現代教育学科4回生 竹内さやか、児玉歩美、宮尾春花、辻本真理奈 【関連記事】 気仙沼でのボランティアレポートvol.1 気仙沼でのボランティアレポートvol.2 気仙沼でのボランティアレポートvol.3 気仙沼でのボランティアレポートvol.4

2017.08.02

2017年度「マミポコ親子ひろば」第6回活動報告!

近隣の未就園児の親子を対象に、第2・第4火曜日の午前10:00から畿央大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。   7月25日(火)に今年度6回目のマミポコ親子ひろばを開催し、以下の内容で交流を楽しみました。   〇自由遊び 〇絵本「いいこいいこ」「だるまさんと」 〇ふれあい遊び「ばすごっこ」   今回は2組の親子、どちらも姉弟、姉妹で参加してくださいました。自由遊びでは、おままごとをしたり、柔らかいボールを投げて遊んだりしていました。また、今回は異年齢の関わりもありました。少しずつ活動をしていく中で、お互いに関心を示す行動が増えてきたように思います。     絵本は「いいこいいこ」と「だるまさんと」の2冊を読みました。「いいこいいこ」では、お母さんに頭をなでてもらい、恥ずかしがりながらも嬉しそうにしている子どもたちの姿を見ることができました。また、「だるまさんと」は、だるまさんシリーズを好きな子どもが多く、楽しんでいただけたように思います。   前期は今回の活動でおしまいです。後期にまた参加していただく際、子どもたちの成長を楽しみにしております。ありがとうございました!   後期の1回目の活動は、10月10日(火)に和室で行います。ご参加お待ちしております! なお、今年度は定員にまだ余裕がありますので新規のご参加受付しております。   ●お申し込みはコチラから!   現代教育学科3回生 田地野佳奈 【関連記事】 2017年度「マミポコ親子ひろば」第5回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第4回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第3回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」第2回活動報告! 2017年度「マミポコ親子ひろば」初回の活動報告!

2017.07.25

2017年度 前期キャリアガイダンス(15回)が終了!

7月21日(金)前期最後のキャリアガイダンスは、女子学生限定の「第一印象が良くなるメイクとフェイスケア」講座を実施し、就職活動にふさわしいメイクを学びました。    講師は、メイクアップアーティストの岩崎先生です。代表者2名が就活メイクを体験しました。手順を確認しながらメイクのポイントを説明していただきました。ファンデーションのつけ方、アイシャドー、チーク、リップの色選び、色の入れ方など細かくご指導いただきました。また、美しい肌のためのスキンケアについても詳しく教えていただきました。     就職活動において第一印象はとても重要です。“清潔感がある”“健康的である”“学生らしい”が好印象のポイントです。     プロの先生による就活用のメイクで好感度がグンと良くなるのを感じたようです。今回の講座で「自己流のメイク」「流行のメイク」と「就職活動用メイク」の違いが理解できたと思います。皆さん、メイクを味方につけて第一印象アップを目指してください‼   ※後期も「キャリアガイダンス」を実施します。就職活動本番に向けてより実践的な内容のプログラムを用意していますので、全回必ず出席してください!

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