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現代教育学科の新着情報一覧

現代教育学科の新着情報一覧

2016.09.20

「広陵かぐや姫まつり」に協力・出展しました。

巣山古墳から図書館までの広い竹取公園の一角の広場に多くのテントが設けられ、平成28年9月17日(土)、18日(日)の両日にわたり、2016広陵かぐや姫まつりが開催されました。小雨予報に反して太陽も顔を出し、とても暑くなりました。汗が滴る中、多くの広陵町住民の方々でたいへん賑わっていました。     広陵町と包括連携協定を結ぶ畿央大学からは、17日(土)には健康科学部人間環境デザイン学科村田浩子准教授と学生27名による『靴下ファッションショー』と教育学部現代教育学科永渕泰一郎先生と学生8名による『子ども知育ブース~積木あそび~』、18(日)には同学科村田先生と学生18名による『靴下ぬいぐるみ作り』が出展されました。   山村吉由広陵町長・実行委員長らの挨拶のあと、広陵町靴下組合主催、広陵町商工会・畿央大学共催による第3回靴下デザインコンテスト授賞式が行われました。この靴下デザインコンテストは今年で第3回、昨年の400点以上を上回る1765点の応募が北海道から沖縄まで全国から寄せられ、厳正なる審査の結果、16作品が決定しました。(第1回(2014年)は631点、第2回(2015年)は1351点の応募) その16作品に畿央大学人間環境デザイン学科1回生中山恵梨さんと加藤信喜先生が選ばれ、本日表彰されました。       続いて村田浩子先生のゼミ生で結成されたファッションショーチーム27名によるオリジナル衣装と受賞デザイン靴下を身にまとい賑やかなショーが展開されました。「靴下生産量日本一の街~広陵町」らしく盛況を呈しました。       ユニークな受賞デザイン16個をもとに編みあげられた靴下はブースに展示されるとともに各30足(500円)が販売されました。     広陵町靴下組合の展示ブース隣では、畿央大学現代教育学科永渕先生と学生による『子ども知育ブース~積木あそび~』では母親らが見守るなかたくさんの白木の積木を使って就学前児童たちが自由に組立てていました。永渕先生も学生も子どもたちの笑顔を見てとても楽しそうでした。         翌日の「靴下ぬいぐるみブース」も山村広陵町長にもお越しいただくなど、活況のうちに終了しました。   ▼ブースにお越しいただいた山村町長、松井教育長とともに記念撮影     畿央大学では包括連携協定締結先である自治体を中心に地域密着を図り、社会貢献を果たすためさまざまな事業・イベントに参加しています。これからもみなさまのご支援、ご協力をお願いいたします。

2016.09.20

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.8

9月3日に始まったイギリスの短期語学留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していた学生たちも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。 学生からのリポート、第8弾です!   私は人前に出て自分の意見を発表したりするのが苦手でした。「少しでもそんな自分を変えたい!」「海外での生活を経験してみたい!」という思いから、短期語学留学への申込みを決意しました。 海外での生活は予想以上に大変で、学校でも家でも英会話なので自分の伝えたいことはなかなか伝わらないし、相手の伝えようとしていることはなかなか理解できないし…という毎日でした。それでもなんとかして伝えてコミュニケーションをとらないといけないのがとても大変でしたが、いい経験になったと思います。 海外の人たちはみんなとても優しくて、私が何か言おうとしたら必死に理解しようとしてくれるし、私が理解できていない時は、なんとかして分かり易く説明してくれました。その様子を見て私も一生懸命伝えようと努力することが出来ました。 学校に通い始めた初日はホームステイ先の人から聞いた情報だけを頼りに1人でバスに乗って学校に行くのも不安でした。帰りもバスを間違ったり、道が分からなかったりパニックだらけでしたが、周りの人にたくさん聞いてなんとかホームステイ先に帰ることが出来ました。今までの自分は1人で何かすることをいつもためらっていて挑戦することも怖かったのですが、今回の経験を通して「1人でも必死になれば出来るんだ!」と実感することが出来ました。 学校の授業は簡単でしたが、何を言っているのか聞き取れないし、自分の考えを伝えられずに苦労しました。他国の人たちは文法的に少し間違いがあっても堂々と発言していて、私たちに足りないのはこの力なのだと実感しました。私は文法を正しく使わないといけないとか、どの単語を使ったらいいのかなど、発言する前に色々考えてしまって結局話が進まないことがたくさんありました。間違いを意識しすぎることよりも、積極的に発言していくことが大事なのだと学びました。 2週間にわたり語学研修をして、最初よりもだいぶ聞き取れるようになったし、下手な英語だけれど少しずつ自分の意見を伝えることが出来るようになりました。     ホームステイ先には2歳の女の子と5歳の男の子がいて、とても可愛かったです。ホームステイ初日は日本のお菓子や折り紙、甚平を持ってきていたのでそれを渡しました。甚平を着せたり、折り紙を折ったりするととても喜んでくれて良かったです。たくさん遊んで体力的には結構しんどかったですが、簡単な英語を喋ってくれるのでいいリスニングの練習になったし、私も楽しかったです。ごはんも毎日美味しいし、色々質問してくれたり、とても素敵なホームステイ先でした。何よりも1番驚いたのはお父さんがとても頻繁に家事を手伝っていたことです。何かのデータで外国の男性は日本人の男性よりも家事を手伝うと書いていたので知ってはいましたが、実際に見てみるとこんなにも積極的に手伝うのかと驚きました。とても素敵な文化だなと思いました。   最初は本当に帰りたくて仕方がなかったけれど、2週間終えてみて、一番に感じることは「とても楽しかったし、これからの自分にとっていい経験になった」ということです。大変な思いや辛い思いもしましたが、本当に来てよかったと思っています。   現代教育学科1回生 上村樹奈   【関連記事】 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.7 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.6 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.5 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.4 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.3 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.2 イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.1

2016.09.20

イギリス短期語学留学プログラム現地リポート vol.9

9月3日(土)から9月23日(金)にかけて、9名の畿央生がイギリスのカンタベリーでの短期語学留学プログラムに参加しています。留学も折り返し点を過ぎました。当初は違い環境での生活や英語に苦労していた学生たちも少しづつ慣れ、イギリス生活を楽しむことができるようになっています。 学生からのレポート、第9弾です!     まず初めに私がこの留学に参加しようと思った理由は、海外の慣習や文化を感じることで多くのことに寛容になれると思ったからです。はじめは不安がありましたが、ホストファミリーはとても親切で海外での生活に馴染めるよう気を遣っていただいたおかげで上手く馴染めることができました。   イギリス(海外)に滞在することで様々な違いや日本との違いを感じています。それは食生活、学校生活、建造物など様々な面にわたります。   食生活に関して言えば、主食が全く違うものなので、とても驚かされました。食事の場面でのマナーでは(ホームステイ先にイタリアの方も住んでいるのですが)テーブルからものを落としたとき、イタリアでは拾ってはいけないと聞いて食事マナーでも大きく違うのだと驚きました。   学校生活では、授業の形式の違いが大きく心に残りました。参加したコンコードインターナショナルでの授業はディスカッション形式であり、生徒が積極的に授業に参加できる形式となっていました。まず生徒に題材に興味を持たせるために、まずその話題について考えさせて授業に入りやすくしているのがとても興味深かったです。例を挙げれば、今世界で問題となっていることを授業で取り上げる場合には、まず生徒に今自分の国で多くの話題を呼んでいる問題を5つ挙げさせ、そのあと2人ペアでその話題について話し合わせた後、本格的な授業に入っていきました。 アクティブラーニングについて何度か調べる機会がありましたが、まさにアクティブラーニングが取り入れられている状況でした。言語の違いこそありますが授業形式に関しては日本で取り入れるべきことが多くありました。今回感じられたことを教師になった時に生かしていこうと考えています。 海外の人は個人を大切にしている、とも感じました。誰かが発言しようとした際には相手の話を聞く姿勢を取り、自分が発言する際には自分が言いたいことが伝わるまで諦めない姿勢が見られました。   日本に帰っても他の国の人から学んだ姿勢を実践し続けたいです。特に他人の意見に耳を傾けることは大切にしていきたいと思います。「しゃべっているときに相槌を打ってあげるだけで相手が意見を言いやすくなる」ことを発言する側として経験したので、今度はそれを話を聞く側として実行していきたいと思います。   英会話のスキルを身につけると多くの人とコミュニケーションが取れるとわかったので、今後も力を入れていきたいと考えています。学習の方法も、今までとは違う形にも目を向けたいと思います。   現代教育学科1回生 西倉慧

2016.09.14

公立幼稚園教諭・保育士採用試験速報~2017年3月卒業生

公立幼稚園教諭・保育士の採用試験、ピークに! 公立の幼稚園教諭、保育士の採用試験がピークをむかえています。教採・公務員対策室では全員の夢がかなうよう、最後まで全力で応援していきます。   公立幼稚園教諭、保育士採用試験 自治体別合格者数(2016年9月10日現在判明分抜粋) 都府県市町村1次受験者1次合格者 奈良県 橿原市 10 7 生駒市 4 3 大阪府 松原市 7 6 羽曳野市 2 2 八尾市 3 2 京都府 京田辺市 13 9 兵庫県 神戸市 6 5 姫路市 4 2 加古川市 2 1   注1)過年度卒業生を含みません(2017年3月卒業見込みの人数です)。 注2)2016年9月10日現在の判明者(抜粋)です。今後変動する場合があります。

2016.08.31

小学生向け「ひらめき☆ときめきサイエンス2016~大学の研究室へようこそ~」を実施しました。

小学校5・6年生29名が、大学で「運動中のからだのしくみ」を学びました。     2016年8月27日(土)、小学生の夏休み最後の土曜日、午前10時から『ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~』に、奈良県をはじめ遠くは京都・大阪・和歌山からも元気な小学校5・6年生29名の参加がありました(奈良新聞8月29日(月)付2面にも掲載されました)。   畿央大学では文部科学省の外郭団体である独立行政法人日本学術振興会の助成を受け、平成21年から毎年連続実施している小学校高学年向けイベントです。大学は教育研究機関として、国の科学研究費を使っていろいろな社会に役立つ研究を行っており、その成果を子どもたちにも知ってもらい、未来の科学者を育てていくのがこのイベントの狙いです。   この日のプログラムは「運動中のからだのしくみを発見しよう~健康をたもつ運動と栄養の科学~」と題して、健康科学部健康栄養学科 永澤健准教授が実施責任者、同学科小西佳奈助手と北野文理助手、および理学療法学科松本大輔助教が実施分担者、健康栄養学科10名と理学療法学科8名の学生チームで実施しました。     事務局より簡単な事務連絡を行った後、日本学術振興会の定藤規弘先生(写真右上/医歯薬学専門調査班専門研究員)からこの事業の目的と科研費についてわかりやすく説明いただきました。引き続き、永澤先生から当プログラム概要とスタッフの紹介を行いました。そのあと生理機能実習室に移動し、講義と実験が行われました。 胸の上から聴診器をあてて心臓のドクドク音を聞いてポンプの働きによって血液が全身に送られる様子を観察。運動をすると筋肉はたくさんの酸素を必要とするので拍動が増えます。筋肉の反応時間を知る=脳が筋肉へ指令を出すメカニズムを理解するために落ちる棒をつかむ時間を測定、また自分の腕や背中の体脂肪の厚さを測りました。超音波を使って筋肉や脂肪を観察するのも普段できない珍しい実験です。いろんな機器を使用して自分のからだの仕組みを知ってもらいました。     学食棟に移動して運動効果アップの食事を学びました。主菜、副菜、デザートをバランスよく食べることで筋肉をつけ骨を太くし健康な体を作ります。たくさんのフードモデルが並ぶ食育SATシステムを使って毎日自分が食べている食事がどのくらいのカロリー、栄養素なのか瞬時に計算します。     食事タイムには、「まごはやさしいわ」(豆、ごま、発酵食品、野菜、魚、しいたけ、いも、わかめ)という中身の食材ゴロ合わせで、1つひとつのメニューに込められている意味を噛み締めながら、特別に発注した栄養バランス弁当を食べていただきました。 お腹が空いているとスポーツや勉強にも集中できません。筋肉をつけるには、肉や魚、大豆などのたんぱく質をしっかり摂取することが大切です。スポーツと食事についてのスポーツ栄養クイズにもチャレンジ!     昼食後は生理機能実習室に戻って、光を使って体内の酸素量を測る実験です。座っているときと運動したときの酸素飽和度と心臓の拍動数を比べてみました。赤い光をあてて自分の血管を見て、ヒトの血管を全部つなげると10万km(地球2周半)にもなることを学びました。     最後の授業は、運動療法実習室に移動して理学療法学科松本大輔先生による体力アップのための健康体操。運動でも勉強でも大事なのは、背筋を伸ばした姿勢、規則正しい生活、十分な睡眠、適度な運動です。血圧の測定方法を学びながら血圧の変化を測定し、さらにストレスの測定を行いました。参加者からは「ストレスってはかれるんだー」という声があがりました。 そして保護者の方々も一緒になって、ゲーム感覚で出来るおすすめの健康体操を全員で行いました。     朝から約7時間も勉強しました。すべてのプログラムが終了し、受講生一人ひとりに畿央大学の冬木正彦学長から修了証書(未来博士号)が授与されました。後ろで見守っていた保護者の方々からは笑みと大きな拍手が響き渡りました。     畿央大学が毎年「ひらめき☆ときめきサイエンス~ようこそ大学の研究室へ~」を開催するのは、子どもたちとその保護者の方々に喜んでいただいているからです。   今回の参加者(児童・保護者の方)からの感想は、「いろいろな実験ができて楽しかった」「畿央大学のイベントにまた参加したい」「大学生のお兄さん・お姉さんと楽しく過ごすことができ、記念写真も撮りました」「違った小学校の方とお友たちになれて良かった」「夏休みの終わりに貴重な体験ができた」「先生方や学生さんの説明はとてもわかりやすかった」と有意義な一日を過ごすことができたと評価をいただいています。   理科や科学に興味を持った子どもが増えてくれることを願っています。「未来博士号」をもらった元気な子どもたち、また畿央大学に来てくださいね。

2016.08.29

2016年度 教職員のための夏の公開講座を開催しました。

「教職員のための夏の公開講座」は、奈良県教育研究所および大阪教育センターの依頼に基づいて、夏休みの間に現場の先生方に知識を深め、得意分野はさらに伸ばしていただくことを目的に任意に選択受講していただく講座です。   畿央大学では2016(平成28)年8月25日(木)午前(10時30分~12時)・午後(13時30分~15:00)の2講座を設けました。奈良県・大阪府を中心に総勢80名を超える現職教員の皆様にご参加いただきました。       【午前の部】 『子どもの発達を支え、心をはぐくむ~神経発達症群(発達障害)の理解と子どもへの支援~』 講師:教育学部現代教育学科 小野 尚香教授 内容:2013年のDSM-5(精神疾患の診断・統計マニュアル第5版)から神経発達症群(発達障害)についての解説。「合理的配慮」や「基礎的環境整備」の考え方に留意しながら、ICF(国際生活機能分類)を用いての子どもの特性、行動、関係性、感情面に対する支援方法の紹介。       受講者アンケートでは、「説明の核にある『思い』を感じて良い時間でした」「今回の話をきいて、さらに日本の自分たちが行ってきた支援教育はすばらしいものだと感じました」「私の中で固まっていた専門用語がスッと溶けました。」「今日のテーマでもっと詳しいことを知りたい」など、ご意見をいただきました。     【午後の部】 『子どもと家族を支える~子どもをほめて育てるペアレント・トレーニングの考え方~』 講師:教育学部現代教育学科 古川恵美准教授 内容:医療機関、療育機関、大学、発達障害の家族会やNPO団体など、さまざまな場所・形で行われている「ペアレント・トレーニング」について。子どもの行動観察を基本に、好ましい行動をほめ、適応行動を増やしていくペアレント・トレーニングの基本的な考え方の解説、および模擬セッションでの『ほめるポイント』の検討。       受講者アンケートでは、「教員として2学期から使える内容であったのがうれしい」「保護者との対話について、大変参考になりました」「日々の子供への話や態度をふりかえるよい機会となりました。」「子どもの良いところをどんどん見つけて褒めていきたい」など、ご意見をいただきました。   今回の受講者アンケートを参考にさせていただき、今後とも教員のみなさんのお役に立てる講座設定に努めて参ります。       【過去の講座一覧】 2015年度 2014年度 2013年度 2012年度 2011年度 2010年度 2009年度 2008年度

2016.08.15

「学びを結ぶワークショップⅣ」を開催しました。

畿央大学現代教育研究所では、教育現場における教育力向上の一助となることをねらいに2013(平成25)年度から夏に毎年ワークショップを開催して参りました。4回目となる今年は2016年8月9日(火)に「学びを結ぶワークショップⅣ」として、多様な子どもたちに十分な学びを確保していく支援、指導の在り方を参加者の皆様と共に考える場として、3つのワークショップを行い、71名のご参加をいただきました。   保育、教育に携わる方々71人がそれぞれ希望に応じて選ばれたワークショップに参加されました。どのワークショップも、皆様の積極的な参加のおかげで充実した時間を過ごすことができました。     ワークショップ1: ポジティブな行動支援で発達障害のある子供とその家族を支える           - 家族の多様性に応えるための科学的実践-   Joseph Lucyshyn 博士(カナダ ブリティッシュコロンビア大学 教育学部 准教授)    大久保 賢一(教育学部 准教授) カナダから、「ポジティブな行動支援(PBS)」について国際的に第1線で活躍されている「ジョー先生」をお招きして、同時通訳によるお話、演習が行われました。ポジティブな行動支援とは、問題行動のある人に対して効果的な環境をつくって問題解決を促す家族を中心とした支援です。はじめに、ポジティブな行動支援の意義や効果、手順について映像を交えながらプレゼンテーションがなされました。そして、「ショウタ君」の問題行動を例に、グループごとでどのような「問題行動」が起こったのか、問題校の起こった「直前のきっかけ」は何なのか、問題行動はそんな「セッティング事象」がある時が起こりやすいのか、考えていきました。幼稚園・保育所から福祉関係、保護者の方など幅広い立場からの参加がありました。       ワークショップ2: 運動学習と学習意欲からアプローチする楽しい体育の授業づくり  辰巳 智則(教育学部 准教授) 体育科では、文化的に価値ある運動を学ぶこと自体に価値が置かれています。そのためには、内発的な学習意欲を高め、楽しんで取り組める設定が必要となります。参加者は、何を行うかわかる「知識・理解」どうやって投げたらよいか工夫する「思考・判断」の段階を経て、できた、うまくいった「運動技能」の段階に到達することを輪投げ課題に取り組みながら実感しました。最後の輪投げでは、指示されたコーンに確実に投げ入れる参加者も現れ、大いに盛り上がりました。       ワークショップ3: 見て、ふれて、考える、インクルーシブ教育の視点からの図工の授業 西尾 正寛(教育学部 教授) 題材「クミ クミックス」をインクルーシブ教育の発想から見直すと、どの場面でどのような支援が必要なのか、段ボールを組み合わせたりつないだりする活動を通して体験的に学びました。多様なニーズに応じて一人一人の特徴にそった支援の在り方を、まずは材料を集める段階から考えてみました。今まで違う環境に戸惑わないよう、事前に知らせておく、フリップに書いて活動が視覚的にわかるようにする、教師と同じ側に座らせて手元を見せるなど具体的な手立てを参加者とともに考えていきました。最後はつくった作品を互いに鑑賞し、それぞれの発想の豊かさに賞賛の声があがりました。       昼食交流会は、教育学部長 前平泰志教授の「大学教員と参加いただく皆様との結び目がますます強く太くなってきました」とのご挨拶から始まりました。当日参加者を含め50名あまりの方々の参加で大盛況でした。      午前中のワークショップの成果を話し合われたり、講師の先生方に積極的に質問したりするなど、活発な交流が行われました。   ワークショップ終了後のアンケート(参加者の皆様の声)を抜粋して紹介させていただきます。 ・今日の学びはまさに「何を学ぶか」「どうやって学ぶか」「どうしていくか」のアクティブラーニングであったと感じた。 ・お昼ご飯を食べながら交流できたことがとてもよかった。交流できたため、午後からの活動がよりしやすくなり、気持ちよく活動できた。 ・PBSは初めて聞きましたが、とても分かりやすく教えていただきました。今後家族一丸となって、出来て当たり前ではなく、ほめて日々を過ごしていきたいです。 ・具体的に作業をしながら、普段の授業の様子を思い浮かべながらてきてよかったです。ホワイトボードでの考える機会もよかったです。 ・ワークショップ形式だったので、とても楽しく、また少人数のグループだったので話もしやすく参加できた。具体的な支援を考えることができた。子どもへの声かけも参考になった。   「次期指導要領改訂のまとめ」にも盛り込まれている「何ができるようになるか」「アクティブラーニング」「多様性の尊重」等を参加者の皆様が感じ取ってくださったのであれば、大変うれしく思います。これからも、教育の動向を受けつつ、大学と教育現場を結び、教員と教員、教員と子ども、子どもと子どもの「学びを結ぶ」発信を続けていきたいと思います。ワークショップを終えられ、帰路につかれる参加者の皆様の充実した笑顔が、この一日の成果を物語っているように感じられました。   畿央大学現代教育研究所では、今後もワークショップを継続していきます。現職教員の皆様の充実した研修の場を提供できるよう努力いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。  

2016.07.21

2016年度「マミポコ・キッズ」前期活動報告!~現代教育学科

こんにちは、マミポコ・キッズです。 私たちは畿央大学に地域の子どもたちを招待して、様々な遊びを行っています。2016年度前期の活動を振り返ってご紹介します!   最初の活動回では、個性豊かな名札づくりを行った後に、となりのとなりというグループの他の子の名前を覚えることを目的としたゲームをしました。初めてグループとして一緒に遊ぶ子どもたち同士でしたが、緊張もほぐれ、たくさんの笑顔が見られました。     地域の方々に地域あそびを教えていただいた回では、伝統的な遊びである“あやとり”や“とんとんずもう”など6つの遊びを教えていただきました。地域の方々の説明を真剣に聞いてグループごとに楽しく活動することができました。     「島に行こう!」というテーマを基に、グループごとに6つの島でゲームをしました。「フルーツ島」ではストラックアウトに挑戦し、たくさんのフルーツの的を当てることができました。また、グループの友だちを応援する姿も見られました。「うおうお島」では魚釣りに挑戦し、グループのみんなで協力して幻の魚『レインボーフィッシュ』を釣り上げることができました。     最終回では伝説の遊びを知っているという「おかつ先生」を探すため、「れいぴん警部」とその部下と一緒にゲームをして、「おかつ先生」の手がかりを集めました。6つの手がかりが見つかると、ついに「おかつ先生」に出会うことができました。伝説の遊びを教えてもらい、グループの友だちだけでなく、他のグループの友だちとも楽しく遊ぶことができました。 最終回ということで、子どもたちもマミポコ・キッズの雰囲気に慣れて、最初から最後まで、たくさんの笑顔で活動ができました。最後に、グループリーダーと今までの振り返りをしました。最後に、グループリーダーからプレゼントを受け取って子どもたちはとてもキラキラした笑顔をしていました。     保護者の方のアンケートには「参加してよかった」「子どもが毎回楽しみにしていた」「家でも、マミポコの話をしてくれる」といった、嬉しい感想・意見がたくさんありました。保護者の方からのご意見も励みにしながら、よりよいマミポコ・キッズにしていきたいです。   2016年度前期マミポコ・キッズはこれで終了となりますが、活動をより良いものにするために、子どもたちと共にわたしたち大学生も成長していけるようなマミポコ・キッズをつくっていきます。今後ともマミポコ・キッズをよろしくお願いします。   現代教育学科3回生  林 夏穂 2回生 竹田 卓司 2回生 森上 優佳  

2016.07.19

車いすアクセサリーワークショップを体験!~現代教育学科 西端ゼミ

6月30日(木)の西端ゼミでは、奈良県在住のエンジニア杉本さん(システムデザイン・ラボ代表)に来ていただき、ワイヤーを、ペンチなどで曲げながらアクセサリーを作るワークショップを体験しました。杉本さんは、日ごろ、コンピュータやタブレットを、うまく腕や指をコントロールできない人や子どもでも使えるようにする、入力スイッチなどを開発されておられる方です。   最初に、杉本さんから筋電で操作できる車いすの話を伺いました。人のための技術が大切であることがよくわかりました。 そして、アクセサリー作り!ストラップとイヤリング(ピアス)を選ぶことができます。初めに前で作り方のポイントを説明していただき、その後レジュメを見ながら各自真剣に車椅子アクセサリー作りに励みました!     イヤリングで使用する針金はとても柔らかくて簡単に曲がったり折れたりします。しかし手先で作業を行うのではなく二種類のペンチを使いわけて行い、長さの異なる三本の針金をそれぞれ部分ごとに作ってつなぎ合わせる細かい作業をするので本当に難しいのです!思っている通りに針金が動いてくれず、また何度もやり直してしまうとあとがついてしまうのでできるだけ一発でできないとうまくいきません。試行錯誤しながら、教えていただきながら、なんとか一つ完成させることができました。   車いすのイヤリングはなかなかお店でもないと思います。オリジナルのアクセサリーを作ることができたので、貴重な体験でした。短い時間だったので一つしか作れなかったのでもう片方は自力で頑張って作ろうと思います。     車いすをより身近なものにしようとする発想にとても共感し、多面的な考え方ができるようになりたいと思いました。最後に皆で記念撮影をしました。お忙しい中お越しくださり、貴重な体験をさせていただき本当にありがとうございました!   現代教育学科3回生 小西彩加・西田唯華

2016.07.06

New Education Expo 2016 参加レポート!~現代教育学科 西端ゼミ

6月18日(土)教育機器の展示会である「New Education Expo」に現代教育学科西端ゼミで参加してきました。 たくさんの企業の方々が最新の技術を持ち寄り、ワクワクする展示やセミナーがたくさん行われていました!その中でも、お話を聞かせていただいたり、体験をさせていただいたりした中で特に印象に残ったものをいくつか紹介させていただきます。   まずはデジタル教科書です。     私達が小学生の頃に存在していたような、マーカーを引いたり、文字を書いたりできるだけのものではなく、実際にプロジェクターを使って壁に映した図を動かすことができるものを体験させていただきました。特に、算数の問題では、展開図を簡単に開いたり閉じたり、回転させたり出来るので、仕組みを納得いくまで考えることができました。実際に授業で使用すると、楽しみながら理解が深められるのではないかと思います。   次にNeo Smartpen N2です。     この製品は手書きをデジタル化できるスマートペンで、専用の紙にこのペンで書くと、その書いたものがディスプレイやタブレットの画面等に表示されます。最近ではわかりやすい授業のために、電子黒板やタブレットを導入し、紙だけではなく動画やインタラクティブなコンテンツを取り扱えるデジタル化が進んでいます。その一方でこのようなICT教育への不安の声や、紙のほうが文字や線を書きやすいなどの意見もあります。このペンはデジタルとアナログの長所を融合した商品で、学習者が紙に記入すると同期をしているタブレットに表示されるので、紙をスクリーンに映し出さなくても、すぐに画面で共有・拡大表示が可能です。このペンは書いた順なども保存されるので、学習者がどのように考えているのかを理解しやすいと思いました。   最後に避難用背負子(しょいこ)です。     まず背負子とは、登山などで重い荷物を運ぶ際に使う道具であり、これを応用発展させたものが今回の避難用背負子です。初めにこの背負子を見たときには、重たそうだなと感じましたが実際に背負わせて頂くと身体への負担がほとんど感じられず、歩きやすかったです。そして乗っている人も前向きであるので、恐怖心も少なく安心して乗ることが出来るそうです。小学校現場での災害時に、歩行が困難な児童や特に心理的な不安の大きい児童をこの避難用背負子を使えば従来よりも早く避難することが出来、早く安全を確保できると思いました。   その他にも様々な体験をさせていただいたり、お話を聞かせていただいたりしましたが、どの出展企業の方々も共通して仰っていたのが、「教育をより良いものにするため」ということでした。しかし実際には、全ての教育を受ける子どもたちがその素晴らしい技術を享受しているわけではないことが現実だそうです。   私達教員の卵は、教育をより良いものにするために、今現在、どのような技術が存在していて、その技術がどのように子どもたちにとって良いものであるのかを知り、いずれ教師になったときにはその技術を実際に駆使して子どもたちにとってのより良い教育を行っていかなければならないのだという事を強く感じました。   最後に、参加中は難しい理論はわからないところもありましたが、「すごい!」と「ええ〜!」の連発で、本当に驚きと感動だらけでとても楽しかったです!   教育学部現代教育学科3年生 林里沙香・堀端真子

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