現代教育学科の新着情報一覧
2015.12.24
就活レポート~就職活動の現場から~No.335(総合日用品メーカー)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第335弾! 現代教育学科4回生 中山 知美さん 総合日用品メーカー 内定 【この企業に決めた理由】 私は業界や職種を特に絞らず様々な業界を受けていました。そのなかでも、地元奈良から生活に欠かせない日用品を全国や海外へ展開していけることに魅力を感じたからです。また、製品が魅力的で自分もこの製品に携わる仕事がしたいと思ったからです。 【就職活動を振り返って】 業界や職種を絞っていなかったので志望動機を考えるのは毎回苦労しました。しかし、たくさんの会社を訪問し話を聞くなかで、自分のやりたいことは何なのか、何が自分に向いているのかを考える機会が多くあり、次第に就活の方向性が定まっていったように思います。 【就職活動でPRしたポイント】 塾講師のアルバイト・習い事のピアノのことを中心に話しました。自分がどんな思いを持って取り組んできたのか、そこから何を学んだのかを具体的に伝えました。また、入社後は学んだことを仕事にどう生かしていきたいのかを伝えるように心がけました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 履歴書の作成や、面接の練習など就活の最初から最後までとてもお世話になりました。一つ一つ親身に丁寧に対応してくださり、キャリアで添削してもらった履歴書は自信を持って提出することができました。就活が思うように進まず気持ちが落ち込んでいる時でも、キャリアに行って話を聞いてもらううちに、もうちょっと頑張ってみようかな、という気持ちになれました。そんな不思議な力が、キャリアセンターには、辻谷さんには、金澤さんにはあります(笑)。 畿央大学のキャリアセンターの人たちは就活生の最大の味方です。どんな些細なことでも、気になることがあればキャリアセンターの人たちは必ず力になってくれます。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 就活は悩みの連続です。そんな時は、とにかく行動してみて下さい。エントリーをする、説明会に行く、面接を受ける、自己分析をする、キャリアに行く・・・、行動の結果が必ず次につながると思います。時にはがむしゃらに、でも時にはゆっくりと、周りに惑わされず自分のペースで、悔いのない就活をして下さい。
2015.12.19
就活レポート~就職活動の現場から~No.334(小学校教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第334弾! 現代教育学科4回生 林 佑砂依さん 奈良県・小学校教諭 合格 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私が、教師を初めて目指そうと思ったのは小学校6年生の時です。道徳の授業で命の勉強として「電池が切れるまでの仲間たち」という本の中で紹介されている「電池」という詩を題材に授業が行われました。そこで、「病院の中にも学校があるのだ」「病気の子どもに教えている先生がいるのだ」と初めて知りました。そして、私は「病気の子どもの役に立ちたい」と思ったことが教師を目指す最初のきっかけです。それから、なんとなく教育学部がある大学に入学し、大学3回生のときに行った教育実習で指導教諭と出会い、本格的に教師になるとい気持ちを固めました。 【学校インターンシップ・教育実習を体験して】 私は、教育実習で指導教諭の先生と出会ったことで通常学級の中でも特別な支援を必要とする子ども達が生き生きと学校生活を送ることができる、ということを学びました。子どもたちと一緒にみんなで学級を作りたい、という思いをはっきりと抱くことができた瞬間でした。この実習は、私にとって自分がこれからどのような教師として、一人の人として生きていくのか目標を明確にできた時間でした。とても貴重な体験でした。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学では、2回生から養護教諭の免許を取得するために下級生の授業に交じって勉強を頑張りました。授業が多いため試験にも苦労しましたが、小学校の授業だけでは得ることのできなかった経験もしました。大学では、アルバイトを通して学外の人との交流に重きを置き、大学生活を送りました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 対策室は試験対策の場所でもあり、精神面でも支えとなる存在だと思います。やはり、自分の将来を左右するという心持ちで試験に臨むので不安でした。そのため勉強方法に迷った時や勉強の計画について悩んだ時も対策室へ行き、先生方に話を聞いていただきました。話を聞いていただくだけで、なんとなく自分に自信が持て引き続き勉強を頑張れたと思っています。出題傾向などもきちんと分析されており、自分の勉強方針を計画する上でとても助かりました。 【理想の教師像】 ずばり、教育実習で出会った指導教諭の先生です。つまり、子どもたちが「学校が楽しい」「自分にもできることがある」と思える学級を作れる教師です。そして、子どもと一緒に過ごす時間を大切に出来る教師です。 【後輩へのメッセージ】 勉強方法については、①苦手科目を集中的に勉強する②自分にあった方法で勉強する③たくさんの参考書に手を出さない。 面接練習については、①格好をつけようとしない②自分の考えや思いを明確にする③友達の良いところは真似て吸収する 以上のことを大切にして私は、教員採用試験をがんばりました。身体を壊さないように息抜きもしながら最後までがんばってください!
2015.12.18
TASK(健康支援学生チーム)活動レポートvol.18~11月勉強会(子どもとのかかわり方と発達)
こんにちは! TASK(健康支援チーム)、健康科学部理学療法学科2回生の原田梨紗子です! ※TASKはThink,Action,Support for Health by Kio Universityの略称です。学科の枠を超えて協力し合いながら、地域住民の方々や畿央生の健康支援を目的として活動しています。 毎月勉強会を実施していますが、今回11月の勉強会は現代教育学科の学生主催で行いました。 テーマは 小学校・幼稚園の子どもとのかかわり方と発達 でした! はじめに、みんなでくじを引いて席替え、班決め! 小学校のときの席替えのドキドキ感を思い出せましたか? 班に分かれたあとは、ピアジェによる子どもの認知発達段階について勉強し、発達の中から、「イヤイヤ期」「命名期」「独り言期」について学びました。子どもがそれぞれの発達段階にあるときの声のかけ方なども学びました! 子どもたちの発達には周りの接し方も大きく関わるんだな、と思いました。 次にアニミズムの例題、「雲はなぜ動くのか?」「卵は塩水の中でなぜ浮くのか?」をみんなで考えてもらいました。 「旅行したいから」「仲間とくっつきたいから」「逃げ出したいから」「ダンスをしているから」など可愛い答えが出ました! 三つ山問題もみんなで考えてもらいました。 年齢による変化を学びました。 その次は、前操作期の直観的思考期における、語彙数や仲間関係の変化や心の理論について考えました。 就学時の語彙数は使える言葉の数は2500語であるのに対し、意味が理解できる言葉の数は6000~8000語もあることがわかり、びっくりしました! これはクイズ形式でみんなに答えてもらいました。 みんな手を挙げてくれてうれしかったです! 心の理論については「サリーアン課題」を用いて考えました。 心の理論はちょっと難しかったですね。 そのあとに児童期(具体的操作期)における、認知の発達、社会性の発達、身体の発達を分かりやすく説明してもらいました。 また、算数科と理科の小学校学習指導要領と、今奈良県の一部で使用されている国語の教科書をみんなで見ました。 小学校の先生ってこんな風に教えてくれてたんだ、こんなに考えてあったんだ、と驚きでした! 最後にみんなで宇陀市連携事業として現代教育学科が中心となって作成された「宇陀うきうきダンス」をみんなで踊りました! 思っていたよりも難しくてハードでしたが、楽しそうに踊ってくれて嬉しかったです! 童心にかえって踊ることができたでしょうか? うきうきダンスの活動はこちらをご覧ください! また、うきうきダンスの動画はこちらをご覧ください! みんなでわいわい踊ったあとはみんなで恒例のT~!! 今回の勉強会では、子どもと接するには童心にかえることが一番であることを学びました。 いつか子どもと接する機会があれば、この勉強会で学んだことを思い出しながら、童心にかえって子どもと一緒に楽しみたいと思います! 理学療法学科2回生 原田梨紗子
2015.12.18
「教採受験者から学ぶ会」を実施しました!
12月14日(月)3限、15日(火)3限に「教採(教員採用試験)受験者から学ぶ会」を実施しました。これは、今年度の教員採用試験に合格した4回生が自分自身の勉強方法や取り組み、受験スケジュールや実際に受験して感じたこと等を後輩に向けて発表してくれるというものです。 両日とも、小学校合格者4名、養護合格者1名、合計5名ずつ4回生が話をしてくれました。どんな参考書・問題集を使っていたのか、1日どのくらい勉強していたのか、苦手な部分はどうやって克服したのか、友達と一緒にどのように勉強していたのか…それぞれ、自身の工夫や苦労を話してくれました。みな堂々と自信を持って発表していて、教員採用試験を経験したこの1年間で大きく成長したんだなと感じました。 何人かは、実際に自分が使っていた「面接ノート」を見せてくれました。今は筆記試験の勉強に取り組んでいる3回生にとって、4回生から始まる面接対策については「自分ができるのかどうか」不安もあると思います。ですが、先輩の話から、最初は全く話すことができなくても何度も数を重ねることが大切だと感じてもらえたのではないでしょうか。 4回生の多くが「勉強するのがしんどくなってつらいときもあったけれど、周りに同じ目標を持って勉強している友達がいるから自分も最後まで頑張れました」「教員採用試験に向けて一緒に勉強や面接練習をする中で、同じ仲間として仲良くなった友達がたくさんいます」ということを話してくれました。「みんなで頑張る」というのが畿央生の強みなのでしょう。 3回生の多くは12月12日(土)に大阪府教員チャレンジテストを受けたばかりです。チャレンジテストを終えて気が緩みがちなときですが、先輩たちの話を聴いて採用試験に向けて意識が高まったことと思います。3回生のみなさん、先輩の話を参考にして自分に合った勉強方法を見つけて計画的に進めていってください! そして発表してくれた4回生のみなさん、卒論で忙しい中、本当にありがとうございました!
2015.12.18
就活レポート~就職活動の現場から~No.333(養護教諭)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第333弾! 現代教育学科4回生 西川 真琳さん 奈良県・養護教諭 合格 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 高校の部活動中に友人が熱中症になり倒れてしまったことがありました。その際、養護教諭が駆けつけ、迅速に対応してくださる姿を見て、「かっこいい」と感じたことがきっかけです。それまで保健室にはあまり行かない子どもでしたが、子どもたちの安心・安全を支える養護教諭という仕事に魅力を感じました。 【学校インターンシップ・教育実習を体験して】 小学校・中学校・高等学校での保健室ボランティアや学習サポーター、教育実習を体験しました。現場をたくさん見させていただくことで、教科書通りの指導や対応ではできないこともあり子どもたちの背景を把握した上で一人ひとりに合わせた対応を行うことが大切であると学ぶことができました。 【畿央大学での大学生活について】 規模が小さいからこそ「みんなで頑張る」ことができました。教員採用試験に向けては、個人での勉強に加えて、みんなで問題を出し合ったり、1つのテーマについて話し合ったりすることで学びを深め合うことができました。試験に向けてはしんどいこともありましたが、今ではみんなで支え合い頑張ったあの時間が懐かしく、寂しく思います。 試験を含めた大学生活を通して、かけがえのない仲間を手に入れることができたことは、畿央大学で得た大きな宝物です。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 全ての先生が、親身になって支えてくださいました。小さなことでも何かあればいつでも相談に乗って背中を押してくださったので、最後まで頑張り抜くことができました。筆記から面接・討論など全ての対策講座が充実しており、対策講座を受講することで苦手な分野を克服できました。 【理想の先生像】 子どもたち一人ひとりに合わせた対応を行うことができる養護教諭が理想です。そのためにも、他の先生方と連携し、子どもたちの情報をたくさん得たり、観察から子どもたちの小さな変化に気づいたりできるようにしたいです。また、自分自身が心も身体も健康でいられるよう努めたいです。 【後輩へのメッセージ】 教員採用試験は正直しんどいこともたくさんあります。成績が思うように伸びなかったり、本当に教師に向いているのかなと悩んだり…。でも、夢に向かって頑張っているのは、自分一人ではありません。しんどいときこそ周りのみんなと支え合って、しょうもない話をして笑い合って頑張るためのパワーをためてください。一歩ずつ一歩ずつ、夢に向かって頑張ってください!でも、無理だけはし過ぎずに。
2015.12.17
就活レポート~就職活動の現場から~No.332(幼稚園教諭・保育士)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第332弾! 現代教育学科4回生 林 花帆さん 京田辺市・公立幼稚園教諭・保育士 合格 【教員・保育士を目指そうと思ったきっかけ】 小学校6年生の時、近所の幼い子どもたちと放課後によく遊んでいました。子どもたちがとても可愛く、慕ってくれることが嬉しくて、「こんな風に毎日子どもたちとかかわる仕事ができたら良いのになぁ。」と思ったことがきっかけでした。 【インターンシップ・教育実習を体験して】 保育の楽しさ、大変さなど、たくさんのことを知ることができました。実際の保育現場を目の当たりにして、「自分に保育者は向いていないかもしれない。」と、考えさせられることも多くありました。しかし、その思い以上に「やっぱり子どもが大好き!」と思えたのも実習やインターシップでの経験でした。この経験があったから、保育者になりたいという気持ちが一層強くなったと思います。 【畿央大学での大学生活について】 私は、サークルや部活動に参加していない分、ボランティア活動に精力的に取り組もうと決めていました。畿央大学にはたくさんのボランティア要請があります。その種類も多種多様で、自分に合ったボランティア活動に参加し、学びを広げることができました。また、学生は明るく友達思いの人達ばかりで、周りの仲間のおかげで、とても充実した日々を過ごすことができました。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 畿央大学は、試験対策が本当に充実しています。教養試験対策、面接練習、実技練習等、学部内の先生だけではなく、外部からの先生による授業、指導が行われています。何より、先生方が大変親身で、私も励ましやアドバイスをしていただきました。制度が整っていることはもちろんですが、先生方の熱意が強いことや学生との距離が近いことが、大きな魅力だと思います。 【なりたい先生像】 子どもたちにとっての第2のお母さんになりたいです。子どもたちに安心感を与えられる存在になれるように頑張ります!思いやりの気持ちを常に忘れず、保育者となっても精進していきたいです。 【後輩へのメッセージ】 採用試験に向けて勉強しているときや採用試験を受けている期間は、何度も挫けそうになりました。でも、そんな時は同じように頑張っている仲間を見て、負けてはいられないと思いました。先生方にも、何度も励ましていただきました。私は周りの人達の支えなしでは合格を勝ち取れませんでした。将来のことはこれからの人生を大きく左右するので、たくさん悩むかもしれません。でも、そんな時こそ、周りの人達を頼ることが大切だと思います。計画的にコツコツと!自分の夢の実現に、頑張ってください!
2015.12.15
現代教育学科『情報と社会』~学生による授業レポート
今回は、現代教育学科の専門基礎科目として、現代のような知識基盤社会で自ら情報を発信し、その一員として責任のある行動がとれるようにすることを目的として開講されている「情報と社会」について学生さんより授業レポートが届きましたので紹介いたします。 11月4日(水)4限目「情報と社会」の講義に、日本マイクロソフトでご活躍されている戸倉彩さんにお越しいただきました。戸倉さんは日本マイクロソフトのエバンジェリストとして、各地で最新の技術と活用方法をわかりやすく伝えておられます。 講義は、まず戸倉さんの自己紹介に始まり、その後マイクロソフトの規模や歴史、社風などの説明をしてくださいました。マイクロソフトには技術を新しく生み出す人やまたそれを世間に広めていく人などがいて、私たちの未来をよりよくしてくれる企業であると知りました。またマイクロソフトの思い描く未来を映像にしたものも見せていただき、マイクロソフトが今どんなことを目指しているのかを知りました。 次に、学生がMicrosoft Azure(マイクロソフトが提供しているクラウドサービス)を体験しました。初めてAzureに触れましたが、様々なサービスが受けられることを知り、今後も利用していきたいと思いました。 戸倉さん、貴重な講義をありがとうございました。今回教えていただいたクラウドサービスを十分に活用していけるよう学生生活を送っていきたいと思いました。 現代教育学科3回生 木村祥悟 山本聖奈
2015.12.11
就活レポート~就職活動の現場から~No.329(小中いきいき連携)※小学校教諭または中学校教諭のいずれかで採用
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第329弾! 現代教育学科4回生 築林 一文さん 大阪府・小中いきいき連携 合格 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私が教師を目指そうと思ったきっかけは、小学生の時にある先生と出会ったことです。私は小学生のときに学校を楽しいと感じることなく、よく学校を休んでいました。しかし、ある担任の先生との出会いで学校が楽しい場所となり、「学校に行きたい。」と思うようになりました。私もその時の自分のような子どもがいたら、学校が楽しい場所であると気付いてもらいたいと思い、教師を志望しました。 【教育実習を体験して】 私は3回生の時に中学校に3週間、4回生の時に小学校に2週間教育実習に行かせていただきました。実習担当の先生だけでなく、学校中の先生方から本当にたくさんのことを教えていただきました。そして何より子どもたちからたくさんのことを教えてもらいました。教員になってからも、子どもたちと一緒に学び続けられる教師でありたいと感じました。 【畿央大学での大学生活について】 大学の4年間では、勉強はもちろん部活や空き時間など大変充実した時間を過ごすことができました。小・中・高と3つの免許をとることもあり、普段の予習やテスト前の勉強は大変な部分もありましたが、部活動もソフトボール部と軟式野球部の両方に所属し、ソフトボール部では副代表を務めさせてもらい、野球部では全国大会に出場することができました。その経験は今の自分の大きな財産になっています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 私は勉強や面接で苦手な部分が多く、先生方にはたいへん心配をおかけしたと思いますが、畿央大学の先生方は本当に親身になってたくさんのサポートをしてくださり、不安を取り除いてくださり、来年から教師として働くことが決まりました。先生方には本当に感謝しています。 【理想の先生像】 私は子どもたちの「なぜ」を大切にできる教師になりたいと考えています。学校の勉強だけでなく、日常の様々な事に対して「なんでやろう」と考える時間を大切にし、「分からない」ことからの学びを形成していけるような教師になりたいです。 【後輩へのメッセージ】 たくさんのことにチャレンジしても、1つのことをやり遂げても、何もしなくても同じ4年間なので、どうせなら中身が濃い時間を過ごした方がいいと思います!
2015.12.11
就活レポート~就職活動の現場から~No.330(医療法人)
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第330弾! 現代教育学科4回生 篠塚 美波さん 医療法人 内定 【その事業所に決めた理由】 教育心理学コースでは、養護教諭を目指した専門知識や教養など幅広く学習し、特に健康教育に興味を持って深く学んでいたところ、学校現場以外で子どもを中心に様々な人の健康に携わりたいと思うようになりました。そして、“歯”は健康に大きく関わっていることを学び、また、“一人一人の主訴を正確に聞き取り、健康と笑顔のために一人一人と真剣に向き合う”という今まで学んできたことを十分に発揮できるところだと思ったからです。 【就職活動を振り返って】 教員になるか、一般就職にするのかは4回生になる直前まで悩んでいたので、周りよりもかなり出遅れた上、教育学部なので周りに就活生は少なく、何をしたら良いのか分からない時期があり苦労しました。教育実習もあったので、本格的に就職活動を始めたのは7月でした。ハローワークを紹介していただき、いろいろな職種を提示していただきました。幸いにも1回目の紹介で内定をいただくことができたので9月には就職活動は終了しましたが、キャリアセンターと、ハローワークの方はとても心強かったなと改めて思います。できるだけ早いうちから具体的にどんな職業に就きたいかを考えておいたらスムーズに就職活動に取り組めると思います。また、就職活動の全体的な流れを知っておくとだいぶ違うと思います。 【就職活動でPRしたポイント】 企業説明会や面接会、そして本番の面接時は、常に笑顔を意識して、しっかり目をみてお話することを心がけました。養護教諭も歯科も健康に携わることなので、養護教諭の知識や観察力を生かした働きかけができるということをアピールしました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 最初のころは、スタートに出遅れているし、やりたいことも何も決まってないし就活をよく分かっていなかったので行きたくなかったのですが、一度行くと本当に丁寧にしっかりと対応してくださいました。そこからは、履歴書の添削、面接練習など、どんな些細なことでも対応していただき、急ぎの時にはメールでのアドバイスなど、とてもお世話になりました。意味のない世間話にも付き合っていただき楽しく就職活動ができました。最後までサポートしていただき、ありがとうございました。 【後輩へのアドバイス】 周りと比べると焦ったり不安になったりすると思いますが、「周りは周り、自分は自分」。そんな時は先生やキャリアセンターの方に相談したら良いと思います。楽しむときは全力で楽しんで、やるときは全力でやって、マイペースに頑張ってください!
2015.12.10
平成28年度 在外研究説明会を開催しました。
本学には教育研究水準の向上および国際交流の進展に資するため、学術の研究・調査等のため外国に在外研究員を派遣する制度があります。平成28年度の在外研究員には教育学部現代教育学科の大城愛子講師が選ばれました。平成28年4月から平成29年3月までの期間、スウェーデンのGöteborg University(イェーテボリ大学)で研究活動にあたられます。これに先立ち、平成27年12月3日(木)に行われた在外研究説明会の様子を紹介します。 研究課題名 スウェーデンにおけるEducare理念に基づく幼児教育・保育の理論と実践に関する研究 (英文)Study on 'Educare model' ECEC theory and practice in Sweden 在外研究機関 Göteborg University, Department of Education, Communication and Learning 受入研究者 Professor Ingrid Pramling Samuelsson これまで、大城先生はスウェーデンにおける幼児教育と保育に関する研究をされてきており、科学研究費助成事業(科研費)では、以下の研究課題が採択され、研究成果をあげられています。 就学前教育・保育施設の設置主体多元化に関する日瑞比較研究(2009年度-2011年度、若手研究(B)) 幼保一元カリキュラムの策定及び実施に関する日瑞比較研究(2012年度-2014年度、若手研究(B)) スウェーデンにおける幼児教育・保育と義務教育の学びの連続性に関する研究(2015年度採択、基盤研究(C)) 説明会では研究計画に基づき大城先生より、福祉国家路線を歩んできたスウェーデンにおいては、乳幼児に対して教育とケアを統合したEducareという理念に基づいて幼児教育と保育を就学前学校(förskola)と呼ばれる施設で一体的に展開されていることが紹介され、Educare理念に基づくスウェーデンの幼児教育・保育の3つの特徴が説明されました。 1.スウェーデンにとって、福祉国家を維持していくためには、子どもの自律的な成長を促すことによる人材育成の観点から 重要であり、就学前学校の普遍性・平等性を保障することが重視されている。 2.低年齢の時期はケアの占める割合が大きいものの、就学前学校は「一生涯にわたる学びのスタート」と考えられており、 1歳児からケアだけでなく、教育的な目的をもって幼児の活動が構成されている。 3.1歳から5歳児を対象とした就学前教育と義務教育以降の学校教育が制度的に統合されていること。つまり、子どもの 年齢に応じて教育とケアの割合を段階的に変化させることにより、子どもの自律的な成長を促していること。 在外研究では先行研究をもとに、学術的な観点からスウェーデンにおけるEducare理念に基づく幼児教育・保育の理論と実践について研究されます。 また、受入研究者である、Professor Ingrid Pramling Samuelsson(イングリッド・プラムリング・サミュエルソン教授)はスウェーデン国内のみならず、OECD、UNESCO関連の調査研究でも実績がある他、OMEP(世界幼児教育・保育機構)の主要なメンバーの一人であり、スウェーデンの幼児教育・保育研究の第一人者で世界的な研究者であることが紹介されました。 最後には、大城先生自身が研究者を目指されたきっかけが、高校生時代におけるスウェーデンでの体験であることが紹介され、在外研究員としてスウェーデンの地で研究できる喜びについて語られ、在外研究員に選定されたことに対する謝意が述べられました。 日本の幼児教育・保育環境は大きな変化が生じており、このような状況の中、世界的な研究者と共に、子どもの自律的成長を促すという観点から教育とケアを保証するEducare理念について研究されることは大変意義深いことであるといえます。1年間、研究に没頭できる環境の中、多くのことを探求し、吸収し、大城先生の更なる飛躍につながることを期待します。 【関連記事】畿央大学開学10周年記念プロジェクト研究中間報告会及び在外研究報告会を開催しました。