現代教育学科の新着情報一覧
2015.12.03
畿央大学大学院教育学研究科開設フォーラムを開催しました。
開設記念フォーラムは約100名の参加者を得て、盛大に開かれました!!テーマ「学級をめぐる教育臨床知の創造 ~「個」と「集団」をキーワードに、「自立」と「協働」に向けて~」 2016(平成27)年11月21日(土)の午後、約100名の参加をいただき、熱気あふれる中、畿央大学大学院教育学研究科 開設記念フォーラムが開かれました。 本学大学院教育学研究科は、① いじめや不登校の問題② 特別支援教育の充実③ ICTを活用した教育方法・技術の開発・応用の三つの課題を中心に、教育研究に取り組んでおり、これらの最先端の研究成果を報告するとともに、「個」と「集団」をキーワードとして整理し、学級をめぐる教育臨床知を高めていくフォーラムとなりました。 最初に、白石研究科長から、本学の目指す「臨床知」についての基調報告があり、教育現場の実践研究と大学の理論研究の融合を目指す本学の理念と、今回のテーマである「個」と「集団」の相補性の意義について述べられました。 続いて、取り組んでいる3つの分野の課題について報告が行われました。「いじめ・不登校問題の分野」からは、本学大学院の細越寛樹先生と大阪府立岬高等学校の濵﨑年久校長先生が、個と集団の多様性やそれをとらえる力量の向上、規律性と親和性のバランスなどについて報告がありました。 「特別支援教育の分野」からは、本学大学院の渡邉健治先生と香芝市立下田小学校の芳倉優富子先生から、集団の中での個別化や個別的なアプローチの大切さや、個が学んだ力を活躍させて自信や達成感を味わわせる集団の場についての報告がありました。 「ICTの分野」からは、本学大学院の西端律子先生と大和高田市立陵西小学校の木村優希先生から、ICTを活用した個や集団へのアプローチの最先端の取組や成果とともに、タブレット端末を使い、学級外へと広がった協働学習の実践や今後の課題についての報告がありました。 3つの報告後、交流会として、それぞれの報告者への質疑応答とともに、集団のもつ力の大きさやそれを引き出すポイント、各分野での今後の研究・実践の展望について交流しました。 3つの異なる分野での、まさに協働となったフォーラムでしたが、① 個を取り巻く集団の多様性、② 個と集団の理解を深めていくことの重要性、③ プラスにもマイナスにも働く集団のもつ力の大きさと可能性などを確認し、それぞれの分野での今後の深化を期待して、フォーラムが終了しました。 さらに、その後の懇親会にも、多くの参加をいただき、至る所で話の花がどんどんと咲き、ここでもまた、協働の場となりました。 最後になりましたが、登壇いただいた方をはじめ、参加していただきました皆様、ありがとうございました。本学大学院は、益々の発展を目指して頑張って参ります。ご支援のほど、よろしくお願い致します。なお、本フォーラムの様子は、翌日に奈良新聞にも大きく取り上げていただきました。 報告 教育学研究科主任 教授 島 恒生 【関連リンク】 大学院教育学研究科 働きながら通える「畿央大学大学院」のヒミツって?(YouTube)
2015.11.28
就活レポート~就職活動の現場から~No.324
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第324弾! 現代教育学科4回生 石井 亜里沙さん 学習塾講師 内定 【この企業に決めた理由】 一番は会社説明会で会長のお話を聞いて、根拠は無いけどこんな人の下で働きたい、と思えたからです。また、人事部長など、会社の中でも偉いほうの人たちがいまだに授業をしているなど上層部が現場を知っているので、悩んでいることも相談しやすく、研修も充実していたので、自分でも成長できるかな、と思いました。 【就職活動を振り返って】 面接で自分の言葉を話すのに苦労しました。最初の面接ではノートに書いたことを思い出そうと必死で頭真っ白になり、言った内容も碌に覚えておらず、不採用通知第一号となり、大分へこんだことも覚えています。ノートの書いたことを丸々思い出そうとするのではなく、キーワードで思い出すようにして、後は雑談するかのように普通に話せるようになるまで時間がかかりました。 また、自分が極度の方向音痴であるということと、緊張で汗だくだったのでそれを落ち着かせるのに十分な時間が必要だったので、面接や説明会では集合時間よりも20~30分早く行くようにしていました。そのおかげか心に少しだけ余裕を持って挑めたと思います。 【就職活動でPRしたポイント】 業界が教育だったので、個別指導塾でのアルバイトについてアピールすることが多かったです。そこで出会った生徒たちとのエピソードや自分で考えてした行動などを伝え、自分は生徒に近い存在になりたいとアピールしました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 三回生の間に受けたキャリアガイダンスの知識は、面接や説明会の場でとても役立ちました。ちょっとしたマナーなのに、有名な大学の学生さんが知らないようなことが多かったです。また、就活直前に履歴書の添削をたくさんしてもらい、たくさん愚痴も聞いてもらい、迷惑をかけまくりました。それでも暖かく見守って下ったので、感謝してもしきれないです。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 何をしたらいいかなんてほとんどわからないと思うし、周囲の話を聞いて焦ることもあると思います。しかし、焦っても空回りしてしまうので、そんなときは誰かに話を聞いてもらってください。一人で就活やってると、心が折れそうになりますから、周囲の助けを借りることも大切だと思いました。
2015.11.27
動画【1分でわかる畿央大学】在学生・卒業生100人に聞きました!畿央大学のどこが好き? 100人全員の「好きなところ」を一挙公開しています!!
2015.11.26
就活レポート~就職活動の現場から~No.322
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第322弾! 現代教育学科4回生 畑中 優作さん 奈良県・中学校英語教諭 合格 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 私が教師を目指そうと思ったのは高校生の時と、カナダに留学していた時です。1つ目は、高校3年生の受験のときに英語が全くわからなかった私に熱心に指導していただいた英語の先生の熱意から、私もこんな先生になって英語が苦手は人と一緒に勉強したいと思うようになったことです。2つ目はカナダ留学時代に尊敬していた先生から「あなたは先生に向いている」と言われたことです。それまでは、なんとなく先生になりたいと思っていましたが、この言葉をきっかけに「絶対に先生になる」という気持ちが芽生えました。 【学校インターンシップ・教育実習を体験して】 私は日本の教育実習で中学生に、カナダでのTeaching practicumで世界の人々にそれぞれ1ヶ月英語を教えさせていただきました。また、インターンシップやボランティアで4校の学校を見学させていただきました。実習では教師という仕事のやりがいや大変さを身をもって経験しました。ボランティアでさまざまな子どもたちと関わり、多様性について考えることができました。さまざまな経験をしたことで自分なりの教師像を考えることができました。 【畿央大学での大学生活について】 畿央大学では畿央祭実行委員、学習キャンプスタッフ、ビーチラグビー部など多くのことに挑戦しました。多くのことに挑戦することによって多くのつながりができ、とても幸せな大学生活を送ることができました。畿央大学に来て本当に良かったと思っています。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 一言で言うと、とにかく「手厚い」。試験対策のための対策講座はもちろん、面接対策講座や学部の先生による面接指導など多くの支援を受けることができました。畿央大学の教員採用試験対策があったからこそ今の結果があると思っています。ありがとうございました。 【理想の先生像】 理想の先生像は「粋(いき)な先生」です。「粋」という漢字は米が九十と書きます。この漢字のように100%を出して満足してしまうのではなく、常に90%でいることで余裕を持てる先生でありたい。残りの10%を追い続けられるような先生でありたいです。 【後輩へのメッセージ】 英語の先生になるので僕の好きなメッセージを送ります。 Where there is a will, there is a way. 『意志あるところに道は開ける』 やるか、やらんかは自分次第!! 意志を持って進めば結果は後からついてくる!! みなさんがんばりましょう。
2015.11.24
11月11~13日の3日間、中学生の職業体験を行いました!~現代教育学科
こんにちは!現代教育学科の西端ゼミ8期生の大島と森下です。 11月11日からの3日間、職業体験で中学生のM君がやってきたのでご紹介いたします! お昼前にラボで西端ゼミの3回生、4回生とお互いの学校生活について情報交換をしました。具体的には、中学校と大学の勉強の違いや学校生活の過ごし方です。M君は緊張しながらも、修学旅行のことや勉強の仕方などを教えてくれました。こちらからは、大学ではどのような研究が行われているかを話しました。 お昼は学食でカツカレーを頼んでいました。2日間ともカレーを頼んで、みんなと話しながら食べていました。 M君は他大学の学食でもよく食べているそうですが、畿央の学食は美味しいみたいです。 まだ食べたことがない人は是非食べに来てみてください! お昼を食べてからは授業に参加しました。M君は西端先生と一緒にプリントを配布したり、発表したりしていました。ICTを活用し中学校の課題をどう解決できるかについて、グループワークの中で学生と頻繁に意見を交換する姿が見られました。 2日目はゼミに参加しました。この日は、西端ゼミの卒業生で今、フィットネスインストラクターの5期生の喜多さんが来てくださいました。普段行っているレッスンを体験させていただき、テンポのいい曲に合わせて体を動かしてさわやかな汗を流しました。普段とは違う人たちと活動できて楽しかったです。ただ数日間筋肉痛が治らなかったので、筋肉痛の治し方も教えてほしかったです(笑) M君の2日間の畿央大学での職場体験が終了し、3日目は小学校の公開授業に行き、現場の先生方と一緒に研究討議をしたそうです。こうして無事、3日間の職業体験を終えることができました。お互いによい学びの機会になったと思います。M君にまたお会いできる日を楽しみにしています! 現代教育学科3回生 大島幹也 森下靖子
2015.11.20
就活レポート~就職活動の現場から~No.320
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第320弾! 現代教育学科4回生 坂本 俊貴さん ユニフォームレンタル会社 内定 【その企業に決めた理由】 私自身、多くの方との出会いが何よりもの成長だと感じているので、営業を通して幅広い業界の方にお会いすることのできる、人との繋がりを大切にしている部分に魅力を感じました。 また、個で解決できない問題は、チームで取り組むといったチーム意識を重視した環境が自分に合っていると思ったからです。 【就職活動を振り返って】 就職活動は、一日に2,3社の説明会に行くこともあり、朝から夕方まで忙しい日もありました。あたりまえのことではありますが、体調管理に気をつけることが必要だと思います。履歴書の作成や筆記試験の勉強などで睡眠時間が少なくなるので、何でも早いうちから手をつけて余裕を持って行動していくことで、いい就職活動ができると思います。 【就職活動でPRしたポイント】 面接は、話の内容なども大切ですが、私は、第一印象が大切だと思っていたので、身だしなみはしっかりと整え、挨拶は笑顔でハキハキと答える事を心掛けました。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 私は、面接が苦手だったので何度も練習させていただきました。キャリアセンターでの面接練習があったため、本番では落ち着いて話すことができました。面接は慣れだと思うので、苦手だと思う人はキャリアセンターで何度も面接練習を行い、自信をつけてください。 また、キャリアセンターは、どんな些細なことでも親身になって聞いてくださるので、不安なことがあれば、すぐに相談してみて下さい。 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 周りが決まりだしてくると焦る気持ちもありますが、本当にどの企業で働きたいかをしっかり考え、落ち着いて自分のペースで頑張ってください。
2015.11.17
就活レポート~就職活動の現場から~No.318
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第318弾! 現代教育学科4回生 久保 佑唯奈さん 大阪市・小学校教諭 合格 【教師を目指そうとおもったきっかけ】 私は、高校生の時、物理化学を選択する理系クラスに在籍していました。そのころから何か資格を持って仕事をしたいと考えており、高校2年生までは、歯科技工師という、教師とは全く違う進路を考えていました。しかし、理系だけでなく、他の仕事にも目を向けた時に、小学校教師という職業に惹きつけられました。なぜなら、まず、子どもが好き、そして、運動も音楽も芸術も好きだということが、私に向いているのではないかと思えたからです。小学校は、中学校や高校と違い、1人の担任がほとんど全ての教科を教えます。たくさんのことが好きな私なら体育も音楽も図工もそのほかの教科も楽しく教えることができるのではないかと思ったのです。また、周りの友達が「あなたの性格なら向いている。」と言ってくれたことも教師を目指す後押しになったと思います。 【学校インターンシップ・教育実習を体験して】 私は全部で4校の小学校でボランティアや実習を経験しました。そこで感じたのは、教師という仕事の魅力と大変さです。自分が小学生の頃に見ていた視点とは違う視点で見ることができて、思っていた何倍もの仕事が教師にはあるのだと感じました。しかし、子どもが元気に学び、遊んでいる姿を見ると、ここで働きたいと思います。また、こんなことをしたい、あんなこともしたいと思い、わくわくします。実際に現場で過ごす時間は学びの連続です。先生方の臨機応変な対応を実際に見ることができますし、先生がどんな意図で授業をしているのかを聞くこともできます。本当に体験していてよかったなと思います。 【畿央大学での大学生活について】 大学の友達や教員の方々には本当に支えてもらいました。みんなで集まって勉強をしたり、お昼ご飯を食べながら勉強の話をして、3回生の頃とは変わったな~なんて話したり、面接練習をみんなでして、だんだんみんなが上手に話すようになるのを感じたり、周りがどんどん知識や技術を身につけていくのに焦ったり、いつもより帰る時間が遅くなったり、みんなで大学隣のショッピングセンターに夜ご飯を買いに行ったり…。そのときは本当に大変だったけど、終わってからは少し寂しい気持ちになるくらい、濃い時間を過ごしたと思います。教員の方々も顔を見ては応援していただいたり、対策講座をひらいていただいたり、質問攻めに答えていただいたり、手のかかる学生だったと思います。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 本当に親身に考えてくれます。個人の性格まで考えて試験対策や志望場所を相談していただけます。わからないことがあれば、自分で調べるのはもちろんなのですが、それでもわからなかったら、ためらわずに相談することをお勧めします。今、何を頑張っているのか、どんな目標をたてているのか、何が苦手で困っているのか、模試はどうだったのか、少しの時間だけでも教採・公務員対策室の方々に話しに行くことで、気分転換にもなるし、こちらのことを知ってもらうことで、直前の対策もしっかり支えていただけると思います。私はたくさん話を聞いてもらいました。 【理想の先生像】 まず、私が描く理想の学級像は、子どもが毎日笑顔で過ごす学級です。いつでも楽しく子どもたちが過ごすことができればいいなと思っています。だから、自分自身も毎日楽しく過ごすことができる先生がいいなと思っています。簡単なように聞こえるかもしれないですけど、クラスをもって毎日過ごしていると、トラブルは必ずといっていいほど起こります。時間に追われて余裕がなくなる時もあります。その中でも、心に少し余裕をもって、小さなことに楽しみや幸せを感じていたいです。子どもたちのためにも。もちろんそのために、ルールをしっかり定着させる、たくさんほめる、とかあるのですが。 【後輩へメッセージ】 将来の選択にも、教採の対策の仕方にも、先生像にも、一人ひとり違いはあると思うし、それでいいと思います。私は1人で勉強できないタイプなので、みんなで勉強していたけど、1人の方が集中できる人もいると思います。だから、私の話は全て取捨選択して頭のすみにおいているだけでいいと思います。ただ、後悔しないようにだけ頑張ってください。それが難しいんですけどね…。教採は今まであんまり話してなかった人と仲良くなったり、楽しい面もあります!ガス欠、燃え尽き症候群にならないようにずっと8割で頑張ってください!
2015.11.16
2015年度「マミポコ親子ひろば」7月・10月活動報告!
今回は、普段の活動に加えて行った7月・10月の特別活動を紹介します。 近隣の未就園児の親子を対象に、毎週火曜日の午前10:00~、大学の和室を親・子・大学生のコミュニケーションの場として提供している「マミポコ親子ひろば」。普段は自由遊び、手遊び、絵本の読み聞かせ、体操遊びなどをして元気いっぱい活動しています。 今回は、普段の活動に加えて行った7月「七夕祭り」・10月「ハロウィン」の特別活動を紹介します。 【7月特別活動:七夕祭り】 普段の活動に加えて七夕の製作活動を行いました。短冊に願いを書いたり絵を描いたり、手作りの彦星さま織姫さまにシールを貼ったりして、一人一本ずつの笹に思い思いの飾りつけをしました。 一人ひとりの思いが詰まった、世界にひとつだけの笹が出来上がりました。一生懸命シールを貼ったりクレヨンで絵を描いたりしている姿はとても可愛らしかったです。 【10月特別活動:ハロウィン】 普段の活動に加えてハロウィンの製作活動を行いました。おばけの顔や舌がついた大きなマントや、紙コップと画用紙で手作りしたかぼちゃの鞄に子どもたちがシールを張ったり絵を描いたりと思い思いに飾りつけをしました。 一生懸命シールを選んでペタペタと貼り付けたり絵を描いたりしてオリジナルのおばけのマントとかぼちゃおばけの鞄が出来上がりました。 子どもたちはとても喜んでいて早速自分たちで作ったものを身に着けて楽しんでくれました。 おばけになりきってポーズを決めている姿はとても可愛らしかったです(笑) 「マミポコ親子ひろば」は子どもたちの成長を身近に感じることができ、笑顔いっぱいの場所となっています。 次は12月にクリスマス製作などを企画しています。もっともっと子どもたちが喜んでくれるような活動を考えていきたいと思います。これからも学生スタッフ一丸となって、親子ひろばがより良いものになるよう頑張っていきたいです。 マミポコ親子ひろば 現代教育学科3回生 新 奈瑠美
2015.11.12
就活レポート~就職活動の現場から~No.316
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第316弾! 現代教育学科4回生 足立 祐紀さん 滋賀県・小学校教諭 合格 【教師を目指そうと思ったきっかけ】 友達を大切にすること、学校が楽しい場所であることを教えてくれた小学校1.2年生の時の担任の先生への憧れが教師を目指そうと思ったきっかけです。先生が大好きで、学校が大好きで、ずっと教師になりたいと思っていました。 大学入学後は、地域の小学生と遊ぶ活動のボランティアや、学校インターンシップ、不登校児童生徒支援のボランティアなどに積極的に参加しました。そこで、たくさんの子どもたちと出会い、多くの経験を重ねることでより一層、「教師になりたい!」という思いが強くなりました。 【学校インターンシップ・教育実習を体験して】 学校インターンシップは、自らの課題に気づき、多くの学びがある経験となりました。様々な特徴のある子どもたちに出会い、一人一人のよさを見つけながらよりよい関わり方を考えたり、どのような声かけをしたら学習が楽しく意欲的にできるか先生方に相談したりしながら、日々試行錯誤を重ねながら学ぶことができました。 教育実習では、2年生を担当させていただきました。学校インターンシップでの経験を生かし、「子どもたちの名前と特徴はすぐに覚える。」「先生方の指導に感謝し、多くの学びからスキルアップをする。」ことを目標に臨みました。授業をすること、わかりやすく楽しい授業を展開する指導案づくりの難しさを実感し、教師は責任がある職業であると再認識しました。教育実習最終日に子どもたちから「先生、だいすき。」「私たちの先生になって。」と笑顔で言われた時にはとてもうれしく、絶対教師になると強く思えた瞬間でした。 【畿央大学での大学生活について】 規模が小さいからこそ、たくさんの友達ができました。そして、友達一人一人の意識が高く、勉強も部活動・サークル活動もボランティアも「共に本気になれる仲間」ができたと思います。みんなが様々な分野でがんばっている話を聞いたり姿を見たり、一緒に挑戦していると勇気がもらえ、「まだまだ頑張らないと!」と思うことができます。悩んだとき、困ったときは相談に乗ってくれたり、気晴らしに食事など付き合ってくれたりしてくれます。畿央大学の大学生活で、家族のような存在で大切な仲間たちに出会うことができたと思います。 【畿央大学の教員採用試験対策について】 「畿央だからこそ合格できた!」といっても過言ではないくらい試験対策は充実していました。 筆記の対策講座は、わかりやすい解説付きのワークシートを使い、反復で解くことにより知識を定着させ、自主学習で復習することでその知識を確かなものにしてきました。苦手な科目や疑問も教採・公務員対策室に行けば、いつでも丁寧にわかりやすく解説してくださり、とことん学生に付き合ってくださいました。 面接、模擬授業の対策講座は、教採・公務員対策室の先生方をはじめ、教育学部の先生方にもご指導いただきました。先生方の専門的な視点や経験談を聞くことで、面接では自分の軸を定め、熱意、夢や希望について自信を持って話すことができるようになりました。模擬授業では教師になってからもわかりやすく楽しい授業を展開できるようなスキルを磨くことができました。 また、対策講座だけではなく精神面からのサポートも影響が大きいです。辛い時期は優しく励まし、少し気を抜きそうなときは喝を入れてくださいました。優しさと厳しさは学生に対する先生方の愛情があるからこそだと思います。タフな教員採用試験を乗り切れたのは精神面のサポートのおかげです。 【理想の先生像】 私が教員を目指したきっかけとなった小学校1.2年生の時の担任の先生のように、人を思いやる大切さを伝えていけるような教員になることが理想です。そのためには、「子どもを信じ、子どもから信じられる教員」であることが必要だと思います。子どもたちの可能性を信じて、愛情をもって接し、小さな変化に気付くことができる教員になり「思いやりの心」を伝えたいです。 また、「元気のよい挨拶ができる子どもたち」を育てたいです。人と人とのコミュニケーションの第一歩は挨拶だと思います。剣道で培った礼儀正しさを生かし、元気よく「おはようございます。」「いただきます。」と言えるような子どもたちを育て、「元気のよい挨拶でいっぱいの学級」を作っていきたいです。 【後輩へのメッセージ】 勉強はやってもやっても決して終わるものではありません。終わりがないからこそ辛く、苦しい思いもします。でもそんな時、ふと周りを見てみると、共に「教員になる!」という目標を持ってがんばる仲間がいるはずです。そんな仲間と励まし合い、高め合いながら教員採用試験に立ち向かっていけば、試験が終わったころには「みんなと本気になれて案外楽しい期間だったかな。」と思えるかもしれません。私はそう思えた一人でした。 教員採用試験は、「先生になる切符」と「高い志を持った最高の仲間」を手に入れるチャンスです。手を抜いて後悔するより、本気になって笑顔になれる方がきっと得られるものが多いはずです。 みなさんと同業者になって語り合えるときを楽しみにしています!
2015.11.10
就活レポート~就職活動の現場から~No.315
就職活動を終了したばかりの学生のリアルな声を紹介する「就活レポート」、第315弾! 現代教育学科4回生 吉川 はるかさん 金融機関 内定 【その企業に決めた理由】 生活に身近なサービスを通した貢献性の高い事業内容に魅力を感じました。窓口業務を選んだのは、お客さんと一番近い距離感でいられるから。客層を選ばない施設なので、人との関わりの中での発見・学べる機会が多いと考えています。また、主観ですが選考に公平性を感じられたこと、学生に対して誠実な接し方だと感じたことなど、選考段階での企業の印象がよかったことも就職の決め手になりました。 【就職活動を振り返って】 降り返って特に苦労したなと感じるのは、自分をどうアピールするかという点です。書類選考では限られた枠の中で、面接では何の事情も知らない初対面の大人に自身の内面を知ってもらわなければなりませんでした。「状況がイメージできない」と面接中に厳しく言われて固まってしまい、アピールって難しいな・・・と帰りの電車で肩を落とすこともありました。 そこから学んだことは、準備の大切さ。いかに企業への理解が深められているか、自分の気持ちやこれまでの経験が整理できているかで面接への臨み方に差がつきます。私自身の上記のような失敗も防げたかもしれません(笑)あの時以来、自分の考えたことに対して、それは何故か、どういう経緯でそう思ったのか、今後どうあるべきか、などひとつのことを深く追求して話の筋が通せるようにすることを心がけました。また準備というのは頭の中だけでなく、体調管理や持ち物、交通アクセスの確認なども前日までに済ませるとなお良いです。面接会場を間違えて慌てた経験も今では懐かしく感じます。 【就職活動でPRしたポイント】 内定先の面接では、相手の立場を考えお客様目線のサービスができるということを訴えました。サンドイッチカフェでの接客販売経験をもとに、窓口でどのようなことに力を入れたいのか、自分ならどのような対応を取ることができるか、入社後のビジョンなどを特に強く伝えました。また、分からないことは分からない、自分はそう思わない、など思いを正直に話すように心がけました。もちろんそれをフォローする言葉は必要ですが!背伸びをせず嘘のない自分でいることも、自分に合った就職先を見つける手立てになるのではないかなと思います。 【キャリアセンターと就職サポートについて】 畿央大学のキャリアセンターは本当に親切でスピーディに対応してくれます。就職サポート力はこの大学の強みのひとつだと言っても言い過ぎではないと思います。アポイントなしに突然伺っても快く対応していただきました。どんな些細なことでも一緒に考えてくださいました。就職活動を意識し始めてからおよそ一年間のあいだ、数え切れないほど支えてくれたキャリアセンターの方々に感謝を伝えたいです。これから就職活動をされる方は、何から手をつけていいのか分からない、ガイダンスを聞いてもピンとこない等あるかと思います。困ったときはひとりで悩まずにキャリアセンターをのぞいてみてください。きっと力になってくださいます! 【後輩へのアドバイス・メッセージ】 情けない話ですが私は就職活動中、肌荒れで皮膚科に通ったり、高熱で選考をキャンセルしたりと体調管理がうまくできずにいました。もっと体力があればな…と嘆くことも多かったです。心も身体もつらい状況は正直やってられないです(笑)私からは、とにかく元気に外を歩けるよう、生き生きと面接に臨めるよう、体調に気をつけてがんばっていってほしいということを伝えたいです。