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健康科学専攻(修士課程)の新着情報一覧

健康科学専攻(修士課程)の新着情報一覧

2011.02.25

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(実践編)を開講しました。

2011(平成23)年2月19日(土)、20日(日)の2日間にわたり、「平成23年度畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー -実践編-」が開講されました。今年度から始まりました畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーも「基礎編」、「応用編」、「臨床編」に続き、今回の「実践編」で今年度のシリーズとしては最終のセミナーとなりました。 脳の機能解剖にはじまり、脳のシステム機能、脳損傷後の病態とリハビリテーションへの応用を講義形式で情報提供を行い、それらを踏まえ今回は、各種脳機能イメージング機器、研究についての情報提供と、実際に機能的近赤外分光法(fNIRS)装置を使用して、実際の測定方法から実験課題設定など脳機能イメージング研究を自己体験し、さらに理解を深めていただくことを目的といたしました。   今回も全国から約40名の方々に参加していただき、4グループに分かれ、2日間にわたりfNIRS装置を使用し、様々な実験課題を体験していただきました。実践編では、本学所有のfNIRS装置2台に加え、(株)島津製作所のご協力により、さらに2台を追加いたしました。そして計4台のfNIRS装置をフル稼働させ、参加者の方々が検者、被験者ともに経験し、測定から脳機能画像のマッピング、さらに測定結果からの考察まで実施し、最後に各グループによるプレゼンテーションまで行いました。グループごとに実験課題や測定部位、実験プロトコールなど一連の実験過程について様々な意見交換があり、非常に活発な2日間となりました。       今年度の畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーは終了となりますが、今年度の状況を踏まえ、すでに次年度のセミナーに向けて準備を始めています。次年度のセミナーにつきましては、畿央大学ホームページなどに掲載予定ですので、ご覧ください。   最後に、今回の実践編を開催するにあたり、ご協力いただきました(株)島津製作所の皆様、そして畿央大学大学院健康科学研究科の皆様へ、この場をかりて感謝申し上げます。  

2010.12.21

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(臨床編)を開講しました。

2010(平成22)年12月18日、19日の2日間にわたって、脳損傷後の病態ごとの神経機構からリハビリテ−ションの臨床へどのようにして応用していくかを考察する目的で「畿央大学ニューロリハビリテ−ションセミナー臨床編」が開催されました。今回の臨床編は、基礎編(7月開催)、応用編(9月開催)に続いて開催された今年度のニューロリハビリテ−ションセミナーの第3弾です。全国から理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に約170名の方が受講され、2日間で8講座の盛り沢山の講義を熱心に聴講されました。   今回の臨床編は、過去の基礎編や応用編の内容にもとづき、さらに臨床的な知識や理論に関する講座の構成となりました。それぞれの講座では、参加者のみなさまの臨床に役立つような情報、臨床疑問の解決に役立つような情報が満載の白熱した講義が行われました。ニューロリハビリテーションセミナー臨床編の講義テーマおよび講師陣等は、以下のとおりでした。   12月18日(土) 1. 損傷脳の再組織化と機能回復の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 藤田 浩之2. 失認の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 谷口 博3. 失調症の神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 冷水 誠4. Parkinson病の神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 岡田 洋平 12月19日(日) 5. 失行の神経機構   畿央大学大学院健康科学研究科 信迫 悟志6. 痛みの神経機構   畿央大学健康科学部理学療法学科 前岡 浩7. 神経科学に基づくリハビリテーション   畿央大学健康科学部理学療法学科 松尾 篤8. 神経科学を用いたclinical reasoning   畿央大学健康科学部理学療法学科 森岡 周   今回の臨床編をもって、本セミナーでの講義形式での一応の情報提供を終え、次回は実践編(平成23年2月19日,20日開催)が予定されております。この実践編では、本学所有の装置や機器を使用して、参加者の方々と一緒にニューロリハビリテ−ションに関する実験課題を実施し、自己の体験を通してさらにサイエンスに基づくリハビリテ−ションの理解を深めることを目的としております。また、すでに次年度のニューロリハビリテ−ションセミナーの企画も準備中です。畿央大学には最高のチームワークがあります。一人一人の力は小さくても、それらを結集したとき、非常に大きな力が生まれます。このセミナーを通じて、多くの方々と出会い、議論し互いに研鑽していく関係を構築し、さらに大きなチームとしてリハビリテ−ションの発展に寄与できればと考えております。

2010.09.21

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(応用編)を開講しました。

2010(平成22)年9月11日(土)、12日(日)、「平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー 応用編」が開講されました。7月24日、25日の基礎編に続くものとして、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心に全国から約200名の方が受講され、脳科学(Brain Science)とそれを基盤にしたリハビリテーション介入であるニューロリハビリテーションへの応用の取組みが期待されています。   ほとんどの受講者は7月の基礎編参加者であるため、前回とは趣きを変えて、冬木記念ホールというすり鉢状の講演会場で講義を聴く形式としました。今回の応用編では、基礎編のような局在機能ではなく、ヒトの行動や思考についての脳機能を神経ネットワークの視点から考えるという高度な講義内容でした。基本的な内容から最新の知見をはじめ臨床的な症例を交えながらわかりやすく説明しました。 時計台の左の冬木ホールが今回の会場 受付風景(東北~九州の全国から約200名) 森岡周教授による開講のご挨拶 講義ホールの大画面を見ながら受講 ニューロリハビリテーションセミナー応用編の講義テーマおよび講師陣等は、以下のとおりでした。   (1日目) 1.感覚情報処理機構  森岡 周 2.上肢運動制御の脳内機構  谷口 博 3.姿勢・歩行制御の脳内機構  冷水 誠   テーブル討議     懇親会     (2日目) 4.運動学習の脳内機構 冷水 誠 5.情動とコミュニケーションの脳内機構 信迫 悟志 6.思考と記憶の脳内機構  前岡 浩 7.運動イメージとミラーニューロンシステム 松尾 篤   質疑応答     このセミナーでは大学の授業と同じ1コマ90分としていますが、講師陣はできるだけ多くの知見の紹介に心掛けており、基礎編(174頁)、応用編(256頁)のテキスト資料編纂には多大な労力をかけています。単なる神経疾患のリハビリ(Neurologic rehabilitation)ではなく、Neurologyはもちろん、Neuroscience的知見の臨床応用をめざす点において重要だからです。したがって、Neuro-rehabilitationの研究を推進するためには、リハビリ医学、理学療法学、作業療法学、言語療法学、神経内科学だけでなく、解剖学、神経生理学、バイオメカニクス、心理学、計算論的神経科学、などの学際的な知恵を結集する必要があるからです。そして、畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー次回12月の「臨床編」は、リハビリの現場で働くみなさま方に一筋の光をご提供できるのではないかと考えています。

2010.07.29

畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー(基礎編)を開催しました。

2010(平成22)年7月24日(土)、25日(日)、「平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナー 基礎編」が開催されました。理学療法士、作業療法士、言語聴覚士を中心として、全国から約200名もの多くの方々に参加していただき、改めて脳科学(Brain Science)とそれを基盤にしたリハビリテーション介入であるニューロリハビリテーション(Neurorehabilitation)への関心の高さを反映していると考えます。   今回は「基礎編」であり、ニューロリハビリテーションの基礎となる脳の構造や機能について、知識を深めることが目的でありました。開催時には、各講座の担当講師によって作成された全180ページにわたる資料を参加者に配布し、それをもとに講座が進められました。1日目は、脳の発生、脳幹、皮質下および辺縁系について、そして2日目は、大脳基底核と小脳、後頭葉・側頭葉、頭頂葉、前頭葉について説明がありました。その後の質疑応答については、今回一般的な形式はとらず、代わりに各開催日の最後にテーブル討議の時間が設けられました。講師および畿央大学大学院生が教室全体を巡回し、討議および質問に答えるという形式を採用し、積極的な討議、質問を頂きました。     1日目の講座終了後は、学生食堂にて懇親会が開催され、約100名の方がセミナーに引き続き参加されました。懇親会においても、和やかな雰囲気の中、活発な意見・情報交換が行われ、参加者間の関係も深めることができました。本年度より、「基礎編」、「応用編」、「臨床編」、「実践編」と複数回にわたってセミナーを開催いたします。その内容は、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しており、セラピストとしての知識・技術の向上を目的とするとともに、セラピスト教育に携わっている教育研究者に対し情報提供することにより、その内容を教育に活用していただくことも目的としております。そしてこれらのセミナーを通じ、多くの方々に参加していただき、脳科学の知識に基づいたニューロリハビリテーションを様々な場所で展開して頂きたいと考えます。そして、一つのチームとして協力して発展していけるように、私どもも日々研鑚し、畿央大学から情報提供を続けていきたいと考えております。  

2010.04.24

2010(平成22)年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーを開講。

畿央大学理学療法学科講師陣による 専門的かつ先進的なニューロリハビリテーションセミナー! 畿央大学では、全国の理学療法士、作業療法士、言語聴覚士等の病院施設関係者および大学院生等の方々に向けてリハビリテーション分野で脚光を浴びつつある 脳神経科学に焦点をあて、「基礎編」「応用編」「臨床編」「実践編」の4つの講座を下記要領にて開講いたします。いずれの講座も土曜日、日曜日の2日間連 続して受講していただくことにより、プログラム内容の充実を図っています。 基礎編 定員に達しましたので、締め切りました。 平成22年7月24日(土)、25日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 応用編 定員に達しましたので、締め切りました。 平成22年9月11日(土)、12日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 臨床編 定員に達しましたので、締め切りました。 平成22年12月18日(土)、19日(日)定員150名/受講費10,000円 詳細 実践編 定員に達しましたので、締め切りました。 平成23年2月19日(土)、20日(日)定員 30名/受講費20,000円 詳細 ※いずれの講座も開講週の月曜日を申し込み締切日とします。(ex.基礎編の締切日は7月19日(月))※先着順で受け付け、定員超過等で受講できない方には別途ご連絡します。受講費は当日いただきます。※いずれの講座も初日土曜日カリキュラム終了後、参加者の情報交換と親睦をかねて、畿央大学学生食堂にて懇親会を開催します。懇親会の参加もお申し込み下さい。懇親会費用(実費)は2,000円とし、当日受講費と一緒にいただきます。 会場 畿央大学〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2最寄駅「近鉄五位堂駅」 アクセスはこちら 講師 畿央大学 教授 森岡 周准教授 松尾 篤助教 冷水 誠助教 前岡 浩 ほか 基礎編、応用編、臨床編、実践編は定員に達しましたので、締め切りました。お申込みありがとうございました。   平成22年度 畿央大学ニューロリハビリテーションセミナーの開講にあたって 脳の科学(Brain Science)の進歩が叫ばれて数年が経過しました。そして、その科学を応用したリハビリテーションの導入が議論されはじめています。こうした世界的な 流れを「神経科学を基盤としたリハビリテーション介入(Neuroscience based Rehabilitation)」と呼び、それを略したものがニューロリハビリテーション(Neurorehabilitation)です。ニューロリハ ビリテーションの展開は端緒についたばかりであることから、全国各地のリハビリテーションに関連する大学や養成校において、授業としてはほとんど取り入れ られていないのが現状です。 しかしながら、その可能性は大変魅力的なものであり、近い将来、ニューロリハビリテーションに基づいた介入の必要性が叫ばれるようになるでしょう。畿央大学ではこれらのニーズに応えるべく、本年度よりニューロリハビリテーションセミナーを複数回にわたって開催します。これはすでにセラピストとして実践している方々の技術・知識の向上を目的としたブラッシュアップセミナーの要素が大きいですが、セラピスト教育に携わっている教育研究者に対して情報提供することで、その内容を教育に活用していただく目的も有しています。学会や各種講習会などで断片的に広められているニューロリハビリテーションに関して、今回、基礎から実践まで系統的に学べるプログラムを構成しました。そのプログラムは、骨・筋の構造や機能を学ぶように脳の構造や機能を学ぶ「基礎編」、人間の動きを学ぶように情報処理に代表される脳のシステム機能を学ぶ「応用編」、目に見える神経障害の病態を学ぶようにその病態を引き起こす目に見えない脳内機構、そして機能回復に伴う神経可塑的機構について学び、リハビリテーション介入を考える「臨床編」、さらには実際に先端の機器・装置を使用することで脳機能イメージング研究を体験し、臨床における運動、作業、言語課題を創造する「実践編」の四つで構成しています。実践編においては、将来的には研究サポートも提供したいと考えています。ニューロリハビリテーションに関する基礎から実践までの幅広い知識の涵養を目的として、それらの内容について精通した畿央大学の教育研究者が情報提供したいと考えています。皆様の受講を心よりお待ち申し上げております。   畿央大学 健康科学部理学療法学科畿央大学大学院健康科学研究科主任教授 森岡 周   基礎編 日 時 平成22年7月24日(土)、25日(日) 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションの基礎となる 1.脳の発生、構造、発達 2.ニューロン、グリア、シナプス、ミエリンの構造と機能 3.脳幹、大脳基底核、小脳、大脳辺縁系、大脳皮質  (後頭葉、側頭葉、頭頂葉、前頭葉)の構造と機能 について学ぶ。   プログラム 7/24(土)7/25(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (4)皮質下および辺縁系の構造と機能 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5)後頭葉・側頭葉の構造と機能 13:00~14:30 (1)脳の発生とその構造 13:00~14:30 (6)頭頂葉の構造と機能 14:40~16:10 (2)脳幹と大脳基底核の構造と機能 14:40~16:10 (7)前頭葉の構造と機能 16:20~17:50 (3)小脳の構造と機能 16:10~16:30 質疑応答 18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40 閉会式     応用編 日 時 平成22年9月11日(土)、12日(日) 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションを応用するための 1.脳内における感覚情報処理機構(統合機構や身体図式の形成も含む) 2.上肢および下肢の運動を実現する脳内機構 3.運動および行為の学習をもたらす脳内機構およびその手続き 4.人間が持つ情動/感情とコミュニケーションの脳内機構 5.高次機能である思考と記憶(ワーキングメモリ機能を含む)の脳内機構 6.運動イメージとミラーニューロンシステムに関する神経ネットワーク について学ぶ。   プログラム 9/11(土)9/12(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (4)運動学習の脳内機構 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5)情動とコミュニケーションの脳内機構 13:00~14:30 (1)感覚情報処理機構 13:00~14:30 (6)思考と記憶の脳内機構 14:40~16:10 (2)上肢運動制御の脳内機構 14:40~16:10 (7)運動イメージとミラーニューロンシステム 16:20~17:50 (3)姿勢・歩行制御の脳内機構 16:10~16:30 質疑応答 18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40 閉会式     臨床編 日 時 平成22年12月18日(土)、19日(日) 定 員 150名 受 講 費 10,000円 内 容 ニューロリハビリテーションを臨床導入するための根拠となる 1.脳損傷後の神経可塑的変化機構 2.高次脳機能障害(特に半側空間無視、失行症)の脳内機構と治療介入 3.失調症・Parkinoson病の脳内機構と治療介入 4.運動器疾患・痛みの脳内機構と治療介入 5.機能回復(特に姿勢・歩行の回復、上肢による行為の回復)および学習プロセスに基づいた治療介入 6.神経科学に基づいたリハビリテーション治療の最新トピックス 7.神経科学を用いたclinical reasoning(動作からの脳内機構の読み解き) について学ぶ。   プログラム 12/18(土)12/19(日) 12:00~ 受付 9:00~10:30 (4)運動器疾患・痛みの脳内機構 12:50~13:00 開会式 10:40~12:10 (5)機能回復の脳内機構 13:00~14:30 (1)損傷脳の再組織化 13:00~14:30 (6)神経科学に基づくリハビリテーション 14:40~16:10 (2)高次脳機能障害の脳内機構 14:40~16:10 (7)神経科学を用いたclinical reasoning 16:20~17:50 (3)失調症・Parkinoson病の脳内機構 16:10~16:30 質疑応答 18:00~18:30 テーブル討議 16:30~16:40 閉会式     実践編 日 時 平成23年2月19日(土)、20日(日) 定 員 30名 受 講 費 20,000円 内 容 ニューロリハビリテーション研究の読解、実践、応用のための 1.各種脳機能イメージング研究(PET、fMRI、NIRS、MEGなど)の概要 2.脳機能イメージング研究の手続き 3.脳機能イメージング研究(NIRS、EEG)の実際 4.脳機能イメージング研究に基づく臨床・課題の創造 について本学が所有する装置や機器を実際に使用し、自己の体験を通じて学ぶ(体験学習)。   プログラム 2/19(土)2/20(日) 12:00~ 受付 9:00~11:00 脳機能イメージング研究の実験(2) 12:50~13:00 開会式 11:00~13:00 脳機能イメージング研究の解析(1) 13:00~14:30 脳機能イメージング研究の概説 14:00~15:00 脳機能イメージング研究の解析(2) 15:00~16:10 脳機能イメージング研究の読解 15:00~16:10 脳機能イメージング研究の説明 16:20~17:50 脳機能イメージング研究の実験(1) 16:10~16:30 質疑応答     16:30~16:40 閉会式

2010.02.01

神経リハビリテーション研究会を開催!!(森岡研究室)

2010年1月23・24日に、平成21年度神経リハビリテーション研究会(森岡研究室)を開催しました。 第1日目は大学を離れ、奈良県桜井市三輪にある「大正楼」で開催しました。今回は、博士・修士課程の在籍者だけでなく、学外から研究に興味のある方々も参加され、活気ある研究会になりました。 第1日目は、D1の信迫さんと谷口さんが座長を務め、M2の4名の研究発表が行われました。 第2日目は大学に戻り、D1の藤田さんとM1柴田さんが座長を務め、M2の2名が研究発表、M1の10名が研究紹介を行いました。 M2の方々の研究発表は、2年間の集大成であり、熱のこもった重みのある発表でした。どの研究発表もみなさんの苦悩を垣間見ることができ、緊張感の漂う中で活発なディスカッョンが行われていました。河村(章)さんは、英語でのプレゼンテーションに挑まれ、つくづく、先輩方の研究内容に感心させられると共に、良い刺激をもうらことができました。また、プレゼンテーションでは、スライドの構成やデザイン、そして話し方など、これからの自分のプレゼンテーションに参考になる技術を見つけることができました。 M1も研究内容について、プレゼンテーションをさせていただきました。D1、M2の方々からも、たくさんの指摘・アドバイスいただくことができ、自分達の研究をより深めていくきっかけになりました。研究は、難しくも楽しいものであり、こうして多くの研究を志す人達と交流できる良い機会でした。 森岡研究室では、理学療法士・作業療法士・言語聴覚士が在籍し、様々な視点から研究に励んでいます。研究分野も自閉症スペクトラムを始めとした小児分野、姿勢制御や高次脳機能障害、運動イメージ研究、脳イメージング研究など多岐にわたり、自分のテーマ以外についても多くのことを学ぶ機会があります。 普段は、遠方に居住している人が多いため、インターネット上のテレビ会議システムでディスカッションしていますが、今回のように直に顔を合わせて研究に「共同注意」することの重要性を実感しました。やはり、お互いの研究への思いを体感し合うことが、より有意義なディスカッションをしていくために必要です。 ワンランク成長した自分を思い浮かべると、次回の研究会が楽しみです。 (M1 佐藤)

2009.11.26

2010年1月23日(土)畿央大学 理学療法特別講演会のご案内。

スポーツ界で活躍されている小柳磨毅先生をお招きし、膝関節障害についてお話していただきます。この特別講演会は、畿央大学卒業生に向けてリカレント教育 (卒業後も幅広い知識を養う)を兼ねて行います。ご講演内容はスポーツ障害だけでなく、慢性的な膝の痛み(変形性膝関節症など)についてもお話し頂く予定 ですので、本学関係者だけでなく広く一般皆さま方のご参加をお待ちしております。 日時 2010年1月23日(土)13:30受付14:00~16:00 会場 畿央大学 冬木記念ホール  →交通アクセスはこちらをご覧ください。近鉄大阪線「五位堂」駅下車※公共交通機関をご利用ください。 講師 小柳 磨毅(こやなぎ まき)氏(大阪電気通信大学医療福祉工学部理学療法学科 教授) テーマ 膝関節の理学療法 講師略歴および講演内容 小柳磨毅先生の専門は、スポーツ障害のリハビリテーションで、特に高校野球の甲子園大会では、舞台裏で故障選手の対処やリハビリテーションを行い、今まで数多くの選手の治療に関わっておられます。高野連による選手の肩・ひじの障害予防を啓蒙するビデオ「PITCH SMART II~投手のための肩・ひじの障害予防法~」の内容検討に参加するなど、予防面でも深く関わっておられます。また、『スポーツ傷害の理学療法』三輪書店、『整形外科疾患の理学療法 ここがポイント!』金原出版、『アスレティック・リハビリテーション』嵯峨野書院、『実践PTノート 運動器傷害の理学療法』三輪書店など著書も多数あります。先生には膝関節の解剖・運動学といった基本的なことから、外科手術だけでなく変形性膝関節症など臨床でよく見られる膝関節障害についてもお話しして頂く予定です。 受講料 1,000円(当日受付でお支払いください。) 申込 参加を希望される一般の方は2010年1月18日(月)(必着)にて、下記1~6の内容をE-mail、はがき、FAXのいずれかでお申し込みください。受講証の発行は致しません。当日、直接受付にお越しください。 1.氏名 2.氏名ふりがな 3.住所(郵便番号から) 4.電話番号 5.メールアドレス(お持ちの方) 6.所属先(団体名、学校名、企業名等) 宛先 : 〒635-0832  奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2畿央大学 企画部 理学療法特別講演会係E-mail : FAX : 0745-54-1600 お問い合せ先 TEL:0745-54-1601(担当:水野、増田) ※本学卒業生の方々には、別途ご案内していますので、上記方法でのお申し込みは不要です。

2009.09.01

2009年10月10日(土)「第3回畿央大学健康科学研究所シンポジウム」のご案内。

平成19年度より開催しておりますシンポジウムのシリーズ企画としまして「第3回畿央大学健康科学研究所シンポジウム」を開催いたします。今年度は「食・脳・健康 ~食べ物の機能、その可能性をさぐる~」をテーマに、第1部ではバイオサイエンス分野から東京大学大学院 森 憲作教授、健康科学関連企業からサントリーウエルネス株式会社 平島隆行常務取締役をお迎えしての特別講演、第2部の学内研究報告会では、本学の4名の教員が研究成果の発表を行います。 日時 平成21年10月10日(土) 【受付】12:30~  【開始】13:00~16:30 場所 畿央大学 冬木記念ホール  →交通アクセスはこちらをご覧ください。近鉄大阪線「五位堂」駅下車  ※公共交通機関をご利用ください。 プログラム/特別講演 「食べ物の香りを知覚する脳神経経路」東京大学大学院医学系研究科・教授  森 憲作氏  「企業における食・健康への取り組み」サントリーウエルネス株式会社健康科学センター所長・常務取締役  平島 隆行氏 プログラム/学内研究報告会 「大豆の新加工利用:健康スイーツの創製」健康科学部健康栄養学科・教授 森 友彦氏 「元気塾ー機能回復に及ぼす食生活の影響ー」健康科学部健康栄養学科・講師  大藪 加代子氏  「骨を脆くする原因とその過程」健康科学部理学療法学科・准教授 峯松 亮氏 「ビフィズス菌の機能性について」健康科学部健康栄養学科・助教 松村 羊子氏 参加対象 一般、外部研究者、畿央大学教員、大学院生、学部生注) 学術シンポジウムのため専門的な内容になります。 参加費 無料 申込期限 平成21年10月8日(必着) 詳細はこちら   <応募方法> お名前(フリガナ) ご住所(郵便番号から) 年齢 所属(会社名・大学名) 連絡先(電話番号、携帯電話番号等) を明記の上、官製ハガキ・E-mail・FAXのいずれかでお申込ください。 受講証の発行はいたしませんので、当日直接受付にお越し下さい。 【 申し込み・問い合わせ先 】 畿央大学 総務部 担当:篠本〒635-0832 奈良県北葛城郡広陵町馬見中4-2-2 TEL 0745-54-1603 / FAX 0745-54-1600E-mail:

2009.06.16

畿央大学の先生方が多く執筆!! 『脳科学と理学療法』が出版されました。

「理学療法MOOK」シリーズの一冊として、このほど『脳科学と理学療法』(三輪書店、税込4,410円)が発刊されました。責任編集者2人のうちの一人が畿央大学健康科学部理学療法学科の森岡周先生で、他に5人の畿央大学の先生方、1人の大学院生が執筆に関わっているので紹介したいと思います。      本書は、脳科学の最新のトピックスと臨床に役に立つ内容を収録しています。序論「脳科学の進歩に期待するもの」によると、理学療法の世界では「できるADL(日常生活活動)」と「しているADL」の差を少なくすることが強調されるようになり、脳の機能を科学的に明らかにしていく必要があること、理学療法士の対象疾患で脳血管障害が最も多いということから脳科学の知見が必要であり、脳の損傷部位とその部位の脳機能が明らかになることで、より科学的な予測に基づく理学療法が可能となるということです。そこで本書が生まれたわけです。   (さらに…)

2009.01.29

熱気あふれる研究発表会!-畿央大学大学院 神経リハビリテーション研究室-

1月24~25日に 大学院 神経リハビリテーション研究室(森岡研究室) 研究発表会を開催しました。 初日は、大学から程良く離れた情緒あふれる「信貴山観光ホテル」で行われました。 当日は粉雪舞う厳しい寒さとなりましたが、会場からは発表者の熱気が伝わってくるようでした。 (さらに…)

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